JP4657370B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、各々の間にインターバルを挟んで複数回のラウンドが実行される弾球遊技機に関するものである。
本明細書中では弾球遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技球としてパチンコ球を用いて説明するが、遊技球としては球状の他の媒体も含む。また、遊技盤に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とする。
最近のパチンコ機やスロットマシンには、液晶ディスプレイなどの図柄表示装置が組み込まれ、遊技の進行状況に応じて画像による様々な演出が行われるようになっている(特許文献1)。例えばパチンコ機では、遊技盤面内の始動入賞口(始動口)にパチンコ球が入ると、乱数を利用した当たり抽選が行われるとともに、図柄表示装置に数字やマークなどの図柄が変動表示され、当たり抽選によって当りが決定されているときには、独特の演出表示が行われた後に図柄の変動表示が停止して、「777」などの当り図柄が停止表示される。
こうして当り図柄が停止表示されると通常モードから当たりモードに移行し、遊技盤面に組み込まれた開閉板(アタッカ)が開放して通常では閉じられた状態の大入賞口が開放される。これにより当たりモードでは、遊技盤面を流下するパチンコ球の大半が入賞しやすい状態となる。アタッカが開放して大入賞口に一定個数の遊技球が入ると、アタッカは一旦閉止する(第1ラウンドの終了)。そして、一旦閉止されたアタッカは、一定時間のインターバルの後に再び開放され第2ラウンドへと移行する。第2ラウンド以降もアタッカは同様に開閉制御され、当たりモードは例えば15ラウンドまで繰り返すことができるのが通常となっている。
特開2003−325830号公報
しかしながら、上記のようなパチンコ機では、当たりモードは単に予め設定された上限の回数までラウンドが繰り返されるだけであるので、1回の当たりモードで獲得できるパチンコ球の個数に予測がついてしまい、当たりモード中の遊技が単調になっていた。
本発明は上記課題を解決するためのもので、当たりモード中の緊張感を高めることができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明の弾球遊技機は、通常モード中に始動入賞口で遊技球が検知されたことを契機に、当たりモードに移行させるか否かを決定する当たり抽選を実行し、この抽選結果を所定時間の変動表示後に停止表示される図柄によって表示するとともに、前記当たりモードは、入賞口が開放されるラウンドが、各々の間に前記入賞口を一定時間閉じられた状態にする第1のインターバルを挟んで複数回実行されるとともに、前記当たりモード中に前記ラウンドが実行される回数が互いに異なるよう複数設定されている弾球遊技機であって、前記当たりモードで予め定められた規定回数の前記ラウンドが終了した後から、次の前記規定回数の前記ラウンドが開始されるまでの時間であり、かつ前記一定時間よりも長い時間前記入賞口を閉じられた状態にする第2のインターバルを実行するインターバル実行手段と、前記変動表示中又は前記当たりモード中に前記始動入賞口で遊技球が検知された場合は前記当たり抽選の権利を持ち越し、前記変動表示の終了後又は前記当たりモードが終了した後に持ち越された前記権利を行使して前記当たり抽選を行わせる抽選権利保留手段と、前記当たりモードが継続するか否かを示唆する継続演出を前記第2のインターバル中に実行するとともに、前記当たりモードが終了した後にも引き続き実行する演出実行手段と、前記当たりモードが終了した後に持ち越された前記権利が行使されて前記当たり抽選に当選した場合には、前記継続演出の終了後に前記当たりモードに移行させる遊技制御手段とを設けたものである。
なお、「演出」は、例えば画像表示装置で表示される画像によって実行してもよいし、画像表示装置以外のデバイスを用いて例えば音声や光などで実行してもよく、その態様は適宜の設定が可能である。そして、「演出実行手段」としては例えば液晶パネル、外周に図柄が配列されたリール、ランプ、スピーカーなどが挙げられる。
なお、前記規定回数には、複数の回数が設定され、前記当たりモード中に実行される前記ラウンドの回数は、前記複数の回数の倍数となるよう設定されていることが好ましい。
また、前記遊技制御手段は、前記通常モード中の前記当たり抽選に用いられる第1の抽選テーブルと、前記第1の抽選テーブルよりも前記当たり抽選に当選する確率の高い第2の抽選テーブルとを備え、前記当たりモードが終了した後から所定回数の前記当たり抽選が実行されるまでの間の前記当たり抽選に前記第2の抽選テーブルを用いることが好ましい。
また、前記演出実行手段は、前記所定回数の直前の前記当たり抽選で当選しなかった場合に、前記継続演出を終了させることが好ましい。
当たりモードで実行するラウンドの回数を最小回数とその倍数から抽選により決定し、最小回数のラウンドが実行されるたびに、各ラウンド間の第1のインターバルよりも時間の長い第2のインターバルを実行するとともに、ラウンド数抽選手段での抽選の結果に応じた演出を第2のインターバル中に実行するので、当たりモードが獲得できる遊技球の個数に予測がつかなくなり、当たりモード中の緊張感を高めることができる。
また、当たりモードが終了したときに始動入賞口への入賞の権利を有する場合、この権利については高確率で当たり抽選を行い、さらに、当たりモードが終了した後に前記第2のインターバルを引き続き実行するとともに、当たりモードが終了した後に実行された前記第2のインターバル中に前記演出を実行するので、当たりモードが終了しても再び当たりモードに移行する確率が高くなるとともに、当たりモードが終了したか否かを察知することができなくなり、当たりモードへの期待感を持続させることができる。また、当たり抽選の当選確率を低確率にする時間帯ができるため、遊技場の利益を増加させることができる。
パチンコ機の外観斜視図である。 パチンコ機の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 遊技の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、パチンコ機にインストールする場合の説明図である。
図1に示すパチンコ機10では、通常モード及び当たりモードの2つの遊技モードが設けられている。当たりモードには、当たり又はハズレを決定する当たり抽選に当選すると移行する。当たりモードでは、通常モードで閉じられた状態となっている大入賞口17が開放される。当たりモードでは、1ラウンドにつき大入賞口17が1回開放される。1ラウンドは大入賞口17にパチンコ球が10個入賞すると終了する。当たりモードでのラウンド数は、5ラウンド(最小回数)又は10ラウンド(倍数)のいずれかから決定される。
次に、パチンコ機10の構成を説明する。パチンコ機10の遊技盤11の遊技盤面11aには図柄表示装置(演出実行手段及び図柄表示手段)12が組み込まれている。また、遊技盤面11aには、始動口13、通常口14、アタッカ15、アウト口16が設けられ、これにより、遊技盤面11aの前方に遊技領域が形成されている。
パチンコ機10の前面には発射ハンドル10aが設けられている。発射ハンドル10aが操作されると、発射制御装置によってパチンコ球が1個ずつ遊技領域に打ち出される。打ち出されたパチンコ球は、始動口13又は通常口14のいずれかに入賞するかアウト口16に入る。始動口13にパチンコ球が入賞すると、賞球が払い出されるとともに当たり抽選が行われ、さらに、図柄の変動表示が開始される。通常口14にパチンコ球が入賞すると賞球の払い出しのみが行われる。アウト口16に入ったパチンコ球はアウト球となり回収される。
アタッカ15の奥には大入賞口17が設けられている。アタッカ15は、大入賞口17を開放する開放位置と大入賞口17を閉じる閉じ位置との間で回動自在に取り付けられている。通常モードでは、アタッカ15は閉じ位置に位置しており、当たりモードに移行するとアタッカ15が1ラウンドにつき1回開放位置に回動する。
図柄表示装置12には液晶パネル18が組み込まれている。液晶パネル18には3個の図柄が並列に並べて表示されている。図柄は、数字の「0」〜「9」を示す10種類の図柄からなり、始動口13にパチンコ球が入賞すると各列の図柄の変動表示が開始される。そして、図柄が停止表示されたときの図柄の組み合わせによって、当たり抽選の結果が当たり又はハズレのいずれであるか表示される。同一の数字が3つ揃った場合は当たりとなり、それ以外の組み合わせはハズレとなる。また、図柄表示装置12からは例えば背景やキャラクターなど図柄以外の画像も表示される。そして、当たりモードで5ラウンドが消化されるごと及び当たりモードが終了したときに、当たりモードが継続するか否かを示唆する継続演出が図柄以外の画像を表示することによって実行される。
図柄表示装置12の上方には保留球表示部19が設けられている。図柄の変動表示中又は当たりモード中にパチンコ球が始動入賞口13に入賞すると、当たり抽選の権利が保留球として持ち越される。保留球は、所定個数(例えば4個)を限度に記憶される。そして、保留球表示部19は4つのランプを備えている。保留球が1個記憶されるとランプが1つ点灯する。持ち越された保留球は、図柄の変動表示後又は当たりモード終了後に消化される。保留球が1個消化されると、保留球表示部19のランプが1つ消灯される。なお、パチンコ機10では、保留球4個を消化する時間は約10秒となるように図柄の変動時間が設定されている。
図2に示すように、パチンコ機10は主制御部30と副制御部31とから構成されている。主制御部30には主制御装置32が設けられている。パチンコ機10は主制御装置32に設けられたCPU(インターバル実行手段、入賞権利持ち越し手段、テーブル選択手段)33によって、その動作が管制される。
主制御装置32には、CPU33の他、メモリ34、当たり決定部(当たり抽選手段)35、停止図柄決定部36、ラウンド数抽選部(ラウンド数抽選手段)37、タイマー38などが設けられている。CPU33は、メモリ34のROM領域に格納されたプログラムにしたがってパチンコ機10の動作を制御する。
当たり決定部35では、始動口13でパチンコ球が検知されたことを契機に当たり抽選が行われる。当たり決定部35は、乱数発生器、乱数サンプリング回路、当たり決定テーブルを備えている。乱数発生器では、所定範囲内の乱数値をインクリメントすることによって乱数値が更新される。そして、後述する始動口センサ41がパチンコ球を検知したときに更新された乱数値を乱数サンプリング回路が抽出し、抽出した乱数値を当たり決定テーブルと照合する。なお、当たり抽選の権利が保留球として持ち越された場合は乱数値のサンプリングのみが行われ、保留球の消化時にサンプリングされた乱数値と当たり決定テーブルとの照合が行われる。
当たり決定テーブルでは乱数発生器で発生する全乱数値に当たり及びハズレの2種類のいずれかが割り当てられている。そして、抽出された乱数値が、当たりが割り当てられた当たり当選乱数又はハズレが割り当てられたハズレ乱数のいずれであるかによって当たり又はハズレのいずれかが決定される。
当たり決定テーブルは、高確率テーブル35aと低確率テーブル35bとからなる。高確率テーブル35aでは低確率テーブル35bよりも当たりの当選確率が高くなるように、当たり当選乱数とハズレ乱数との割合が設定されている。高確率テーブル35aは当たりモード終了後の保留球消化時、及び当たりモード後の保留球消化後に始動口13で1回目の入賞が発生したときに用いられ、それ以外では低確率テーブル35bが用いられる。いずれのテーブルを用いて当たり抽選を行うかはCPU33から当たり決定部35に入力されるテーブル選択信号によって識別される。
なお、例えば乱数発生器で発生する全乱数値を予め2つの数値範囲に区切るとともに、区切った2つの数値範囲に当たり又はハズレを割り当てておき、抽出された乱数値がいずれの数値範囲に属する値であるかによって当たり又はハズレのいずれかを決定するなど、当たり抽選の方法は適宜の方法でよい。また、例えば当たりモードに移行する権利のみが付与される通常当たりと、当たりモードに移行する権利に加えて当たりモードに移行する確率が通常モードよりも高くなる確率変動モードに移行する権利が付与される確変当たりとで当たりを構成し、通常当たり、確変当たり、ハズレをいずれかを当たり抽選で決定するなど、当たり抽選で決定される当たりの態様は適宜に設定してよい。
停止図柄決定部36では、液晶パネル18で停止表示させる図柄の組み合わせ(停止図柄)が決定される。停止図柄決定部36は、乱数発生器、乱数サンプリング回路、停止図柄テーブルを備えており、当たり抽選の後に作動される。停止図柄決定部36での抽選が終了すると、決定された図柄の組み合わせを示す信号がCPU33から後述する図柄表示制御装置45に入力される。
ラウンド数抽選部37は当たり抽選で当たりに当選すると作動される。ラウンド数抽選部37ではラウンド数抽選が行われ、当たりモードでのラウンド数を5ラウンド又は10ラウンドのいずれにするかが決定される。ラウンド数抽選の結果はCPU33にフィードバックされる。CPU33は、入力されたラウンド数をメモリ34のRAM領域に書き込むとともに、当たりモードの実行処理を開始する。
タイマー38は、当たりモードでの各ラウンド終了時及び当たりモード終了時に作動される。CPU33は、5ラウンド終了後及び10ラウンド終了後では「10秒」をタイマー38にセットする。また、CPU33は、1〜5ラウンドの各ラウンド間及び6〜10ラウンドの各ラウンド間では「2秒」をタイマー38にセットする。タイマー38では時間がセットされた時間が減算されていく。そして、CPU33は、タイマー38の時間を監視することによって、5ラウンド終了後及び10ラウンド終了後に「10秒」のインターバル(第2のインターバル)を設け、1〜5ラウンドの各ラウンド間及び6〜10ラウンドの各ラウンド間に「2秒」のインターバル(第1のインターバル)のインターバルを設ける。「2秒」のインターバルではアタッカ15が閉じ位置で保持され、インターバルの終了後に再びアタッカ15が開放位置に回動される。また、「10秒」のインターバルでは、アタッカ15が閉じ位置で保持されるとともに、図柄表示装置12によって継続演出が実行される。そして、当たりモードが継続する場合には再びアタッカ15が開放位置に回動される。
CPU33には、始動口センサ41、大入賞口センサ42、通常口センサ43、払出口センサ44など主制御部30内に設けられた各センサが接続され、パチンコ球の検知信号が各センサから入力される。また、CPU33には、図柄表示制御装置45、ランプ制御装置46、音声制御装置47などの副制御部31の各装置や払出制御装置48、可動部材制御装置49などの主制御部32の各装置が接続されている。さらに、主制御部30内には発射制御装置50が設けられている。
始動口センサ41は始動口13、大入賞口センサ42は大入賞口17、通常口センサ43では通常口14にパチンコ球が入賞したか否かが検出される。払出口センサ44ではパチンコ球が払い出されたか否かが検出される。
図柄表示制御装置45は、液晶パネル18から表示される画像の表示制御を行う。図柄表示制御装置45は、液晶パネル18で表示される図柄ごとに割り当てられた先頭アドレスを監視することにより、どの図柄が液晶パネル18から表示されているかを識別する。これにより、図柄の変動表示及び停止表示が行われる。図柄表示制御装置45にはCPU33から停止図柄の組み合わせが入力される。図柄表示制御装置45は、CPU33から入力された組み合わせを識別して図柄を停止表示させる。
また、図柄表示制御装置45は、演出メモリ45aを備えている。演出メモリ45aには、継続演出を行うための演出画像のグラフィックデータが格納されている。このグラフィックデータは継続演出を10秒間実行するようにデータが作成されている。そして、CPU33から図柄表示制御装置45に「10秒」のインターバルの実行信号が入力されると、図柄表示制御装置45は演出メモリ45aに格納されたグラフィックデータに基づいて継続演出を実行する。
ランプ制御装置46では、例えば当たりモードでランプを点滅させるなど、遊技の状態に応じてパチンコ機10に設けられた各種ランプの点灯制御が行われる。また、保留球表示部19のランプの点灯制御もランプ制御装置46で行われる。ランプ制御装置46は、CPU33からの点灯信号及び消灯信号に基づいて保留球表示部19のランプの点灯制御を行う。
なお、保留球が発生した場合には当たり決定部35で乱数値のサンプリングが行われる。この後、CPU33は、保留球が発生したことを示す抽選フラグをメモリ34のRAM領域に書き込む。抽選フラグには、保留球が発生したときにサンプリングされた乱数値のデータも含まれている。そして、保留球を消化する際に抽選フラグがCPU33によって読み出され、読み出された抽選フラグに示された乱数値がCPU33から当たり決定部35に入力される。当たり決定部35では、入力された乱数値を当たり決定テーブルと照合することによって当たり抽選が行われる。
音声制御装置47はサウンドメモリを備えており、音楽や音声をプログラム化したサウンドプログラムをサウンドメモリから読み出し、サウンドプロセッサを介してスピーカーから音楽や音声などを出力させる。これにより、図柄の変動表示を行っているときや当たりモードへ移行したときなど、遊技の状態に応じて音楽や音声がスピーカーから出力される。
払出制御装置48は、始動口センサ41、大入賞口センサ42、通常口センサ43のいずれかがパチンコ球を検知すると作動される。払出制御装置48はメモリを備えており、このメモリには、パチンコ球1個の入賞に対して払い出すパチンコ球の個数と入賞口の種類とが対応付けされた払い出しテーブルが格納されている。払出制御装置48は、払い出し用のパチンコ球が貯留されている貯留装置を駆動し、入賞口の種類に応じた個数のパチンコ球の払い出しを行わせる。
可動部材制御装置49は、アタッカ15を駆動するソレノイド(図示せず)に接続されている。可動部材制御装置49は当たりモードでソレノイドの駆動を制御し、アタッカ15を開き位置と閉じ位置とで回動させる。可動部材制御装置49には、ラウンド開始信号及びラウンド終了信号がCPU33から入力される。可動部材制御装置49は、ラウンド開始信号に応答して可動扉15を開き位置に回動させ、ラウンド終了信号に応答して可動扉15を閉じ位置に回動させる。
発射制御装置50は発射ハンドル10aに接続されており、発射ハンドル10aで調節されたパチンコ球の打ち出しの強さに応じてパチンコ球を一定時間ごとに発射する。
次に上記のように構成されたパチンコ機10の作用について説明する。図3に示すように、パチンコ機10では、先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技者が発射ハンドル10aを操作するとパチンコ球が遊技領域に打ち出される。
打ち出されたパチンコ球が始動口13に入賞すると、当たり決定部35で当たり抽選が行われる。当たり抽選は低確率テーブル52bを用いて行われる。当たり抽選が終了すると停止図柄の組み合わせが抽選により決定され、図柄の変動表示が開始される。
図柄の変動表示中に始動口13でパチンコ球が検知されると、CPU33は当たり決定部35を作動し、乱数値のサンプリングのみを行わせる。そして、抽選フラグがメモリ31のRAM領域に書き込まれる。また、CPU33は保留球表示部19の点灯信号をランプ制御装置46に入力する。これに応答してランプ制御装置46は保留球表示部19のランプを点灯させる。以降、保留球が4個記憶されるまで上記の処理が行われる。保留球が4個記憶された状態で始動口13にパチンコ球が入賞すると、当たり抽選の権利は持ち越されずにパチンコ球の払い出しのみが行われる。
当たり抽選でハズレだった場合は図柄が停止したときにハズレが表示され、引き続き通常モードでの遊技が行われる。当たり抽選で当たりに当選した場合は図柄が停止したときに同一図柄が揃う。これにより、当たりが表示され、通常モードから当たりモードに移行する。また、当たり抽選で当たりに当選した場合にはラウンド数抽選が行われ、当たりモードでのラウンド数が5ラウンド又は10ラウンドのいずれかに決定される。
当たりモードに移行されると1ラウンド目が開始され、アタッカ15が閉じ位置から開放位置に回動される。大入賞口17にパチンコ球が10個入賞するとCPU30aはアタッカを閉じ位置に回動させるとともに、タイマー38を作動させる。また、当たりモード中に始動口13にパチンコ球が入賞した場合は保留球として記憶される。
このとき、タイマー38に「2秒」がセットされる。タイマー38にセットされた時間が減算されていき、タイマー38の時間が「0」になるとCPU30aは再びアタッカ15を閉じ位置から開放位置に回動させ、2ラウンド目を実行する。以降、CPU30aは5ラウンド目まで上記の処理を繰り返す。
ラウンド数抽選で10ラウンドが選択された場合は、5ラウンド目が終了するとタイマー38に「10秒」がセットされる。これと同時にCPU30aは「10秒」のインターバルの実行信号を図柄表示制御装置45に入力する。図柄表示制御装置45は、演出メモリ45aに格納されたグラフィックデータに基づいて液晶パネル18から継続演出を開始させる。タイマー38にセットされた時間が「0」になると、すなわち、10秒経過するとインターバルと継続演出とが同時に終了する。そして、再び5ラウンドが終了するまで上記の処理が繰り替えして実行される。継続演出では、当たりモードが継続するか否かを示唆する演出が実行されるので、遊技者は当たりモードが継続するか否かを察知することができない。このため、継続演出への遊技者の期待感を高めることができる。
また、ラウンド数抽選で5ラウンドが選択された場合又はラウンド数抽選で10ラウンドが選択された場合のいずれの場合でも当たりモードが終了した後には上記と同様に継続演出が実行される。このとき、CPU33は「10秒」のインターバルの開始とともにメモリ34のRAM領域を参照し、抽選フラグが書き込まれているか否かをチェックする。これにより、保留球の有無が識別される。
保留球が記憶されている場合、CPU30aはランプ制御装置46に消灯信号を入力し、保留球表示部19のランプを消灯させる。そして、CPU33は、メモリ34から読み出した抽選フラグに含まれる乱数値のデータを当たり決定部35に入力するとともに、高確率テーブル35aを示すテーブル選択信号を入力する。当たり決定部35では、入力された乱数値及び高確率テーブル35aを用いて当たり抽選が行われる。当たり抽選で当たりに当選した場合は再びラウンド数抽選が行われ、当たりモードに移行される。当たりモードには、継続演出が終了してから移行される。
当たり抽選でハズレとなり、かつ保留球が残っている場合は保留球が全て消化されるまで上記の処理が繰り返される。保留球4個を消化する時間は約10秒であるため、保留球が4個記憶されていた場合、保留球の消化と同時に継続演出が終了する。
このとき、保留球消化後に始動口13で1回目の入賞が発生するまでは、図柄表示制御装置44は継続演出の最後の画像を静止した状態で表示させる(待機状態)。そして、保留球消化後に始動口13で1回目の入賞が発生して当たりとなった場合には、待機状態が解除されて当たりモードに移行する。これにより、保留球を消化した後も当たりモードが継続することへの遊技者の期待感を持続させることができる。保留球消化後に始動口13で1回目の入賞が発生してハズレとなった場合には、待機状態が解除されて通常モードでの遊技に戻る。そして、以降の遊技では低確率テーブル35bを用いて当たり抽選が行われる。
図4は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をパチンコ機10にインストールする例を示しており、記録媒体60には図3のフローチャートで示すような手段を、CPU33とメモリ34とを含むコンピュータ61で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば通常モードで閉じられた状態の入賞口が1回のラウンドにつき1回開放されるとともに、各々の間に第1のインターバルを挟んで複数回の前記ラウンドが実行される当たりモードで実行する前記ラウンドの回数を最小回数とその倍数から抽選により決定するラウンド数抽選手段と、前記当たりモードで前記最小回数の前記ラウンドが実行されるたびに、前記第1のインターバルよりも時間の長い第2のインターバルを実行するインターバル実行手段と、前記ラウンド数抽選手段での抽選の結果に応じた演出を前記第2のインターバル中に実行する演出実行手段としてコンピュータ61を機能させるためのプログラムを記録媒体60に記録する。
そして、記録媒体60を読み取り装置62に装填して、プログラムをパチンコ機10にインストールする。なお、前記プログラムは、記録媒体60を介してインストールする代わりにインターネットを利用してパチンコ機10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は、記録媒体60から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上でスロットマシンの遊技を行うことも可能である。
上記実施形態では、当たり抽選の当選確率を2種類に設定したが、例えば保留球の記憶個数に応じて確率を変化させるなど、当たり抽選の当選確率は適宜種類設定してよい。
上記実施形態では、当たりモードで選択されるラウンド数を2種類設定したが、最小回数とその倍数とからなれば、当たりモードでのラウンド数は適宜種類設定してよい。また、上記実施形態では、10ラウンドが選択された場合の5ラウンド終了時に継続演出を実行したが、10ラウンドの終了時にのみ継続演出を行ってもよい。
12 図柄表示装置(図柄表示手段及び演出実行手段)
17 大入賞口(入賞口)
33 CPU(インターバル実行手段、入賞権利持ち越し手段、テーブル選択手段)
35当たり決定部(当たり抽選手段)
37 ラウンド数抽選部(ラウンド数抽選手段)

Claims (4)

  1. 通常モード中に始動入賞口で遊技球が検知されたことを契機に、当たりモードに移行させるか否かを決定する当たり抽選を実行し、この抽選結果を所定時間の変動表示後に停止表示される図柄によって表示するとともに、前記当たりモードは、入賞口が開放されるラウンドが、各々の間に前記入賞口を一定時間閉じられた状態にする第1のインターバルを挟んで複数回実行されるとともに、前記当たりモード中に前記ラウンドが実行される回数が互いに異なるよう複数設定されている弾球遊技機であって、
    前記当たりモードで予め定められた規定回数の前記ラウンドが終了した後から、次の前記規定回数の前記ラウンドが開始されるまでの時間であり、かつ前記一定時間よりも長い時間前記入賞口を閉じられた状態にする第2のインターバルを実行するインターバル実行手段と、
    前記変動表示中又は前記当たりモード中に前記始動入賞口で遊技球が検知された場合は前記当たり抽選の権利を持ち越し、前記変動表示の終了後又は前記当たりモードが終了した後に持ち越された前記権利を行使して前記当たり抽選を行わせる抽選権利保留手段と、
    前記当たりモードが継続するか否かを示唆する継続演出を前記第2のインターバル中に実行するとともに、前記当たりモードが終了した後にも引き続き実行する演出実行手段と、
    前記当たりモードが終了した後に持ち越された前記権利が行使されて前記当たり抽選に当選した場合には、前記継続演出の終了後に前記当たりモードに移行させる遊技制御手段とを設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記規定回数には、複数の回数が設定され、
    前記当たりモード中に実行される前記ラウンドの回数は、前記複数の回数の倍数となるよう設定されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技制御手段は、前記通常モード中の前記当たり抽選に用いられる第1の抽選テーブルと、前記第1の抽選テーブルよりも前記当たり抽選に当選する確率の高い第2の抽選テーブルとを備え、
    前記当たりモードが終了した後から所定回数の前記当たり抽選が実行されるまでの間の前記当たり抽選に前記第2の抽選テーブルを用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記演出実行手段は、前記所定回数の直前の前記当たり抽選で当選しなかった場合に、前記継続演出を終了させることを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
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