JP2007249175A - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007249175A
JP2007249175A JP2006323099A JP2006323099A JP2007249175A JP 2007249175 A JP2007249175 A JP 2007249175A JP 2006323099 A JP2006323099 A JP 2006323099A JP 2006323099 A JP2006323099 A JP 2006323099A JP 2007249175 A JP2007249175 A JP 2007249175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
conductive film
film
electro
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006323099A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Miura
栄一 三浦
Atsuhito Matsuo
篤人 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006323099A priority Critical patent/JP2007249175A/ja
Priority to US11/708,206 priority patent/US7679086B2/en
Publication of JP2007249175A publication Critical patent/JP2007249175A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L21/687Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches
    • H01L21/68714Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support
    • H01L21/68728Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support characterised by a plurality of separate clamping members, e.g. clamping fingers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1214Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body comprising a plurality of TFTs formed on a non-semiconducting substrate, e.g. driving circuits for AMLCDs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Weting (AREA)

Abstract

【課題】最小限の工程数にて、電気光学装置に用いる基板の表面または裏面から導電膜を除去することのできる電気光学装置の製造方法を提供する。
【解決手段】マザー基板に、ポリシリコン膜を形成するステップS2と、マザー基板の表面のポリシリコン膜を除去するステップS3と、マザー基板の表面に、薄膜を形成するステップS4と、薄膜を形成した後に、マザー基板の裏面のポリシリコン膜を除去するステップS6と、を具備し、ステップS3とステップS6との少なくとも一方の工程は、マザー基板を回転させ、マザー基板のポリシリコン膜を除去する面に対してマザー基板の回転中心にフッ硝酸を供給し、ポリシリコン膜を除去する面と反対側の面に対しては、マザー基板の回転中心にN2を吐出することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転する基板上に薬剤を供給して基板上の導電膜を除去する電気光学装置の製造方法に関する。
周知のように、電気光学装置、例えば液晶装置は、ガラス基板、石英基板等からなる2枚の基板間に液晶が挟持されて構成されており、一方の基板に、例えば複数の薄膜トランジスタ(以下、単にトランジスタと称す)等のスイッチング素子及び画素電極をマトリクス状に配置し、他方の基板に対向電極を配置して、両基板間に挟持した液晶層の光学特性を画像信号に応じて変化させることで、画像表示を可能としている。
即ち、トランジスタ等のスイッチング素子によってマトリクス状に配列された複数の画素電極に画像信号を供給し、画素電極と対向電極相互間の液晶層に画像信号に基づく電圧を印加して、液晶分子の配列を変化させる。これにより、画素の透過率を変化させ、画素電極及び液晶層を通過する光を画像信号に応じて変化させて画像表示を行う。
また、トランジスタを配置した素子基板と、この素子基板に対向して配置される対向基板とは、例えば石英基板上に、所定のパターンを有する薄膜、絶縁性薄膜または導電性薄膜が積層されることによってそれぞれ構成される。層毎に各種薄膜の形成工程と各種薄膜のエッチング工程とを繰り返すことによってそれぞれ形成されるのである。
尚、素子基板及び対向基板に対する各種薄膜の成膜工程においては、成膜装置、例えば減圧化学気相成長(LP−CVD)装置、スパッタ装置が用いられ、形成された薄膜に対するエッチング工程においては、エッチング装置、例えばドライエッチング装置、ウエットエッチング装置が用いられることが周知である。
ここで、上述した成膜工程、エッチング工程を行う際、成膜処理、エッチング処理は、素子基板、対向基板をそれぞれ構成する各石英基板の各表面に対して行われるため、枚葉式の処理の場合は、各石英基板の裏面は、成膜装置、エッチング装置のステージ等に載置して行うことが一般的であるが、この際、各石英基板の裏面に、ステージ等からの接触傷が形成されてしまう場合があった。また、各石英基板を運搬するに際しても、運搬の際、載置される運搬台から各石英基板の裏面に接触傷が形成されてしまう場合があった。
このような事情に鑑み、特許文献1では、石英基板の表面に各種薄膜を形成するに先だって、石英基板の表面及び裏面の全面に、導電膜であるポリシリコン膜を形成した後、石英基板の表面のポリシリコン膜上に各種薄膜の形成及びエッチングを行うことにより、成膜工程、エッチング工程において、石英基板の裏面に、接触傷が形成されてしまうことを裏面のポリシリコン膜により防止する電気光学装置の製造方法が提案されている。
また、成膜装置、エッチング装置のステージに載置した石英基板を、ステージに固定する手法としては、成膜工程、エッチング工程における石英基板内の熱伝導の均一化を図るとともに石英基板の温度をコントロールする目的で、既知の静電チャックを用いて行うことが周知であるが、石英基板自在は絶縁体であることから、ステージと石英基板との間に、電圧印加後、静電力が発生しない。
しかしながら、特許文献1に示すように、石英基板の裏面にポリシリコン膜を形成すれば、ポリシリコン膜は、導電膜であることから、電圧印加後、ポリシリコン膜とステージとの間に発生する静電力により、静電チャックを用いて、容易に石英基板をステージに固定することができる。尚、石英基板の表面に各種薄膜が形成された後は、石英基板の裏面のポリシリコン膜は、不要となるため、エッチング等により一括して除去される。
特開2001−339069号公報
ここで、石英基板の裏面からポリシリコン膜を除去するに際し、上述した特許文献1に示した電気光学装置の製造方法においては、石英基板の表面に形成された各種薄膜を保護するため、各種薄膜の最上層に、各種薄膜を全面的に覆うレジストを形成し、石英基板の反転させた後、例えば薬液を用いて石英基板の裏面のポリシリコン膜をウエットエッチングにより除去し、最後にレジストを、例えばO2プラズマにて除去するといった手法が用いられている。
しかしながら、このような手法を用いると、石英基板の裏面のポリシリコン膜を除去する際、上述したように、レジスト形成、石英基板反転、ウエットエッチング、レジスト除去の4工程を行わなければならない。
このことから、電気光学装置の製造工程を削減するために、最小限の工程数で、石英基板の裏面からポリシリコン膜を除去できる手法が望まれていた。尚、このことは、石英基板の表面に各種薄膜を形成するに先立って、表面のポリシリコン膜を一括して除去する場合であっても同じである。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的は、最小限の工程数にて、電気光学装置に用いる基板の表面または裏面から導電膜を除去することのできる電気光学装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る電気光学装置の製造方法は、基板に導電膜を形成する導電膜形成工程と、前記基板の表側の表面の前記導電膜を除去する表面導電膜除去工程と、前記基板の前記表面に、薄膜を層状に形成する薄膜形成工程と、前記薄膜を形成した後に、前記基板の裏側の裏面の前記導電膜を除去する裏面導電膜除去工程と、を具備し、前記表面導電膜除去工程と前記裏面導電膜除去工程との少なくとも一方の工程は、前記基板を回転させ、前記基板の前記導電膜を除去する面に対して前記基板の回転中心にエッチング性を有する薬剤を供給し、前記導電膜を除去する面と反対側の面に対しては、前記基板の回転中心に乾燥ガスを吐出することを特徴とする。
また、前記基板は、第1の基板と該第1の基板に対向する第2の基板とがシール材を介して対向配置され、前記第1の基板と前記第2の基板との間の少なくとも表示領域に電気光学物質が介在された電気光学装置における、前記薄膜形成前の前記第1の基板と前記薄膜形成前の前記第2の基板との少なくとも一方であることを特徴とする。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、製造工程中、電気光学装置に用いる第1の基板と第2の基板との少なくとも一方の薄膜形成前の基板の裏面に接触傷等が形成されてしまうことを防止し、基板加熱の際の基板における熱伝導を均一化するとともに、静電チャックを用いて基板をステージ等に固定するために基板の裏面に形成された導電膜を、基板の表面または裏面から除去するに際し、最小限の工程数にて簡単に行うことができるといった効果を有する。
さらに、前記基板は、大板の基板に構成されており、前記導電膜形成工程と前記表面導電膜除去工程と前記裏面導電膜除去工程とは、前記大板の基板に対して行うことを特徴とする。
本発明によれば、大板の基板に構成された電気光学装置に用いる第1の基板と第2の基板との少なくとも一方の基板を製造する際であっても、製造工程中、大板の基板の裏面に接触傷等が形成されてしまうことを防止し、大板の基板加熱の際の大板の基板における熱伝導を均一化するとともに、静電チャックを用いて大板の基板を成膜装置、エッチング装置のステージ等に固定するために大板の基板の裏面に形成された導電膜を、大板の基板の表面または裏面から除去するに際し、最小限の工程数にて簡単に行うことができるといった効果を有する。
また、前記薄膜形成工程は、前記基板の表面に、最上層に前記電気光学物質に駆動電圧を印加する電極を形成するまで複数の前記薄膜を層状に形成する工程であることを特徴とする。
さらに、前記裏面導電膜除去工程は、前記電極を形成した後に行うことを特徴とする。
本発明によれば、電極形成後、裏面導電膜除去工程を行うことにより、基板の表面に最上層に電極を形成するまで薄膜を層状に形成する際、基板裏面に導電膜が形成されていることから、製造工程中、基板の裏面に接触傷等が形成されてしまうことを防止し、基板加熱の際の基板における熱伝導を均一化するとともに、静電チャックを用いて基板を成膜装置、エッチング装置のステージ等に固定する際、確実に基板とステージとの間に静電力を発生させることができ、基板を確実にステージに固定することができるといった効果を有する。
また、前記導電膜を除去する面は、前記基板の前記表面であり、前記導電膜を除去する面と反対側の面は、前記基板の前記裏面であり、前記表面導電膜除去工程は、回転する前記基板の前記表面の前記導電膜の回転中心に、前記薬剤を供給するとともに、回転する前記基板の前記裏面の前記導電膜の回転中心に乾燥ガスを吐出して行うことを特徴とする。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、基板の表面の導電膜を除去するに際し、回転する基板の表面の導電膜の回転中心に薬剤を供給し、裏面の導電膜の回転中心に乾燥ガスを吐出するスピン方式を用いることにより、基板裏面の導電膜が薬剤の液垂れにより除去されてしまうことを乾燥ガスにより防ぐことができ、基板表面の導電膜のみを最小限の工程数にて簡単かつ確実に除去することができるといった効果を有する。
さらに、前記導電膜を除去する面は、前記基板の前記裏面であり、前記導電膜を除去する面と反対側の面は、前記基板の前記表面であり、前記裏面導電膜除去工程は、回転する前記基板の前記表面の回転中心に、前記乾燥ガスを吐出するとともに、回転する前記基板の前記裏面の前記導電膜の回転中心に前記薬剤を供給して行うことを特徴とする。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、基板の裏面の導電膜を除去するに際し、回転する基板の裏面の導電膜の回転中心に薬剤を供給し、表面の回転中心に乾燥ガスを吐出するスピン方式を用いることにより、基板表面に形成された各種薄膜が薬剤の液垂れにより除去されてしまうことを乾燥ガスにより防ぐことができ、基板裏面の導電膜のみを最小限の工程数にて簡単かつ確実に除去することができる。
また、前記薬剤は、前記導電膜のみをウエットエッチングにより除去する薬液であることを特徴とする。
さらに、前記導電膜は、ポリシリコン膜であり、前記薬剤は、前記ポリシリコン膜のみを除去するフッ硝酸であることを特徴とする。
また、前記乾燥ガスは、N2ガスであることを特徴とする。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、基板の表面のポリシリコン膜を除去するに際し、回転する基板の表面のポリシリコン膜の回転中心にポリシリコン膜のみを除去するフッ硝酸を供給し、裏面のポリシリコン膜の回転中心にN2ガスを吐出するスピン方式を用いることにより、基板裏面のポリシリコン膜がフッ硝酸の液垂れにより除去されてしまうことをN2ガスにより防ぐことができ、基板表面のポリシリコン膜のみを最小限の工程数にて簡単かつ確実に、フッ硝酸を用いたウエットエッチングにより除去することができる。また、基板の裏面のポリシリコン膜を除去するに際し、回転する基板の裏面のポリシリコン膜の回転中心にポリシリコン膜のみを除去するフッ硝酸を供給し、表面の回転中心にN2ガスを吐出するスピン方式を用いることにより、基板表面に形成された各種薄膜がフッ硝酸の液垂れにより除去されてしまうことをN2ガスにより防ぐことができ、基板裏面のポリシリコン膜のみを最小限の工程数にて簡単かつ確実に、フッ硝酸を用いたウエットエッチングにより除去することができる。
さらに、基板に導電膜を形成する導電膜形成工程と、前記基板の一方の面の前記導電膜を除去する第1の導電膜除去工程と、前記基板の前記一方の面に、薄膜を層状に形成する薄膜形成工程と、前記薄膜を形成した後に、前記基板の前記一方の面と反対側の他方の面の前記導電膜を除去する第2の導電膜除去工程と、を具備し、前記第1の導電膜除去工程と前記第2の導電膜除去工程との少なくとも一方の工程は、前記基板を回転させ、前記基板の前記導電膜を除去する面に対して前記基板にエッチング性を有する薬剤を供給し、前記導電膜を除去する面と反対側の面に対しては、乾燥ガスを吐出することを特徴とする。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、製造工程中、電気光学装置に用いる第1の基板と第2の基板との少なくとも一方の薄膜形成前の基板の他方の面に接触傷等が形成されてしまうことを防止し、基板加熱の際の基板における熱伝導を均一化するとともに、静電チャックを用いて基板をステージ等に固定するために基板の他方の面に形成された導電膜を、基板の一方の面または他方の面から除去するに際し、最小限の工程数にて簡単に行うことができるといった効果を有する。
以下、図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において電気光学装置は、液晶装置を例に挙げて説明する。また、液晶装置において対向配置される一対の基板の内、一方の基板は、第1の基板である素子基板(以下、TFT基板と称す)を、また他方の基板は、TFT基板に対向する第2の基板である対向基板を例に挙げて説明する。
先ず、本実施の形態の製造方法によって製造される液晶装置の全体の構成について説明する。図1は、本実施の形態によって製造される液晶装置の平面図、図2は、図1中のII−II線に沿って切断した断面図、図3は、一つの画素に着目した図1の液晶装置の模式的断面図である。
図1,図2に示すように、液晶装置100は、例えば、石英基板やガラス基板等を用いたTFT基板10と、該TFT基板10に対向配置される、例えばガラス基板や石英基板等を用いた対向基板20との間の内部空間に、電気光学物質である液晶50が介在されて構成される。対向配置されたTFT基板10と対向基板20とは、シール材52によって貼り合わされている。
TFT基板10の基板上の液晶50と接する表面10f側に、液晶装置100の表示領域40を構成するTFT基板10の表示領域10hが構成されている。また、表示領域10hに、画素を構成するとともに、後述する対向電極21とともに液晶50に駆動電圧を印加する電極である画素電極(ITO)9aがマトリクス状に配置されている。
また、対向基板20の基板上の液晶50と接する表面20fの全面に、液晶50に画素電極9aとともに駆動電圧を印加する電極である対向電極(ITO)21が設けられており、対向電極21のTFT基板10の表示領域10hに対向する位置の液晶50と接する表面20f側に、液晶装置100の表示領域40を構成する対向基板20の表示領域20hが構成されている。
TFT基板10の画素電極9a上に、ラビング処理が施された配向膜16が設けられており、また、対向基板20上の全面に渡って形成された対向電極21上にも、ラビング処理が施された配向膜26が設けられている。各配向膜16,26は、例えば、ポリイミド膜等の透明な有機膜からなる。
また、TFT基板10の表示領域10hにおいては、複数本の走査線11a(図3参照)と複数本のデータ線6a(図3参照)とが交差するように配線され、走査線11aとデータ線6aとで区画された領域に画素電極9aがマトリクス状に配置される。そして、走査線11aとデータ線6aとの各交差部分に対応してスイッチング素子である薄膜トランジスタ(以下、TFTと称す)30(図3参照)が設けられ、このTFT30毎に画素電極9aが電気的に接続されている。
TFT30は走査線11aのON信号によってオンとなり、これにより、データ線6aに供給された画像信号が画素電極9aに供給される。この画素電極9aと対向基板20に設けられた対向電極21との間の電圧が液晶50に印加される。
また、画素電極9aと並列に、蓄積容量70(図3参照)が設けられており、蓄積容量70によって、画素電極9aの電圧は、ソース電圧が印加された時間よりも例えば3桁も長い時間の保持が可能となる。また、蓄積容量70によって、電圧保持特性が改善され、コントラスト比の高い画像表示が可能となる。
対向基板20に、TFT基板10の表示領域10h及び対向基板20の表示領域20hの外周を、画素領域において規定し区画することにより、表示領域40を規定する額縁としての遮光膜53が設けられている。
液晶50がTFT基板10と対向基板20との間の空間に、既知の液晶注入方式で注入される場合、シール材52は、シール材52の1辺の一部において欠落して塗布されている。
シール材52の欠落した箇所は、該欠落した箇所から貼り合わされたTFT基板10及び対向基板20との間に液晶50を注入するための液晶注入口108を構成している。液晶注入口108は、液晶注入後、封止材109で封止される。
シール材52の外側の領域に、TFT基板10の図示しないデータ線に画像信号を所定のタイミングで供給して該データ線を駆動するドライバであるデータ線駆動回路101及び外部回路との接続のための外部接続端子102が、TFT基板10の一辺に沿って設けられている。
この一辺に隣接する二辺に沿って、TFT基板10の走査線11a及びゲート電極3aに、走査信号を所定のタイミングで供給することにより、ゲート電極3aを駆動するドライバである走査線駆動回路103,104が設けられている。走査線駆動回路103,104は、シール材52の内側の遮光膜53に対向する位置において、TFT基板10上に形成されている。
また、TFT基板10上に、データ線駆動回路101、走査線駆動回路103,104、外部接続端子102及び上下導通端子107を接続する配線105が、遮光膜53の3辺に対向して設けられている。
上下導通端子107は、シール材52のコーナー部の4箇所のTFT基板10上に形成されている。そして、TFT基板10と対向基板20相互間に、下端が上下導通端子107に接触し上端が対向電極21に接触する上下導通材106が設けられており、該上下導通材106によって、TFT基板10と対向基板20との間で電気的な導通がとられている。
また、図3に示すように、各種薄膜形成前の、石英基板、ガラス基板等のTFT基板10を構成する基板の表面上に、TFT30や画素電極9aの他、これらを含む各種の構成が積層構造をなして備えられている。尚、この積層構造、及び積層された各層の機能は周知であるため、概略的に説明する。
この積層構造は、下から順に、走査線11aを含む第1層(成膜層)、ゲート電極3aを具備するTFT30等を含む第2層、蓄積容量70を含む第3層、データ線6a等を含む第4層、シールド層400等を含む第5層、画素電極9a及び配向膜16等を含む第6層(最上層)からなる。また、各層間には、後述する層間絶縁膜がそれぞれ設けられており、前述の各要素間が短絡することを防止している。
第1層に、例えば、タングステンシリサイドからなる走査線11aが、平面形状がストライプ状となるようパターニングされて成膜されている。また、走査線11aは、TFT30に下側から入射しようとする光を遮る遮光機能をも有している。走査線11a上に、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等からなる下地絶縁膜12が、例えば、常圧または減圧CVD法等により成膜されている。
第2層に、ゲート電極3aを含むTFT30が設けられている。TFT30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有しており、例えばポリシリコン膜等の結晶化シリコン膜からなる半導体層1と、ゲート電極3aと、ゲート電極3aと半導体層1とを絶縁するゲート絶縁膜2とから主要部が構成されている。
半導体層1は、ゲート電極3aからの電界によりチャネルが形成されるチャネル領域1aと、低濃度ソース領域1bと、低濃度ドレイン領域1cと、高濃度ソース領域1dと、高濃度ドレイン領域1eとを備えている。そして、この第2層に、上述のゲート電極3aと同一膜として中継電極719が形成されている。
下地絶縁膜12に、平面的にみて半導体層1の両脇に、データ線6aに沿って延びる半導体層1のチャネル長と同じ幅の溝(コンタクトホール)12cvが掘られている。該コンタクトホール12cvにより、同一行の走査線11aとゲート電極3aとは、同電位となる。
第3層に、容量部である蓄積容量70が設けられている。蓄積容量70は、TFT30の高濃度ドレイン領域1e及び画素電極9aに電気的に接続された下部電極71と、容量電極300とが、容量となる誘電体膜75を介して対向配置されることにより形成されている。
TFT30ないしゲート電極3a及び中継電極719の上、かつ、蓄積容量70の下に、例えば、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜等からなる第1層間絶縁膜41が形成されている。
第1層間絶縁膜41に、TFT30の高濃度ソース領域1dとデータ線6aとを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール81が、第2層間絶縁膜42を貫通しつつ開孔されている。
また、第1層間絶縁膜41に、TFT30の高濃度ドレイン領域1eと蓄積容量70を構成する下部電極71とを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール83が開孔されている。
さらに、この第1層間絶縁膜41に、下部電極71と中継電極719とを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール881が開孔されている。更に加えて、第1層間絶縁膜41に、中継電極719と第2中継層6a2とを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール882が、第2層間絶縁膜42を貫通しつつ開孔されている。
第4層に、データ線6aが設けられている。このデータ線6aは、下層より順に、アルミニウム層41A、窒化チタン層41TN、窒化シリコン膜層401の三層構造を有する膜として形成されている。
また、この第4層に、データ線6aと同一膜として、シールド層用中継層6a1及び第2中継層6a2が形成されている。また、第2層間絶縁膜42に、シールド層用中継層6a1と容量電極300とを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール801が開孔されている。
第5層に、シールド層400が形成されている。また、第5層に、このようなシールド層400と同一膜として、中継層としての第3中継電極402が形成されている。
第3層間絶縁膜43に、シールド層400とシールド層用中継層6a1とを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール803、及び第3中継電極402と第2中継層6a2とを電気的に接続するために介在されるコンタクトホール804がそれぞれ開孔されている。
第6層に、上述したように画素電極9aがマトリクス状に形成され、該画素電極9a上に配向膜16が形成されている。そして、この画素電極9a下に、第4層間絶縁膜44が形成されている。また、第4層間絶縁膜44に、画素電極9a及び第3中継電極402間を電気的に接続するために介在されたコンタクトホール89が開孔されている。
尚、上述した液晶装置の構成は、上記実施形態のような形態に限定されるものではなく、別の種々の形態が考えられ得る。
次に、このように構成された液晶装置100の製造方法を、上述した図1〜図3、図4〜図11を用いて説明する。尚、以下、液晶装置100の製造方法は、TFT基板10の製造方法を一例に挙げて説明する。また、各種薄膜成膜前のTFT基板10を構成する基板は、石英から構成された大板の基板に複数構成される。即ち、大板の基板の一部がTFT基板10を構成する基板を構成するものとして説明する。
図4は、TFT基板の製造方法の一部を示すフローチャート、図5は、大板の基板の表面、裏面を洗浄、乾燥するとともに、大板の基板の表面、裏面から導電膜を除去するスピン装置を示す図、図6は、図5のスピン装置のスピンベース及びチャックピンを示す上面図、図7は、図5のスピン装置を用いて、大板の基板の表面及び裏面を洗浄、乾燥する工程を示す図である。
また、図8は、図7の大板の基板の表面及び裏面及び端面に薄膜を形成した状態を示す図、図9は、図5のスピン装置を用いて、図8の大板の基板の表面及び端面の薄膜を除去する工程を示す図、図10は、図9の大板の基板の表面のTFT基板を構成する複数の領域に、それぞれ複数の薄膜を積層して形成した状態を示す図、図11は、図5のスピン装置を用いて、図10の大板の基板の裏面の薄膜を除去する工程を示す図である。
先ず、図4のステップS1に示すように、石英から構成された大板の基板(以下、マザー基板と称す)110(図5参照)を、図5に示すスピン装置150を用いて洗浄処理し、その後、乾燥処理する。
ここで、スピン装置150の構成を簡単に説明すると、スピン装置150は、図5、図6に示すように、例えば円板状のステージ台である回転自在なスピンベース151と、該スピンベース151の外周に、例えば等間隔に6個固定された大板の基板保持用のチャックピン152と、スピンベース151と平面上略同じ大きさを有する円板状の回転自在なシールド板153とにより主要部が構成されている。尚、このような構成を有するスピン装置150としては、例えば大日本スクリーン製造株式会社のMP3000が周知である。
スピンベース151の回転中心に、6個のチャックピン152に保持された大板の基板110の他方の面である裏面110rに、後述する各種流体を供給する流体供給管路161の供給口161kが開口されている。
同様に、シールド板153の回転中心に、6個のチャックピン152に保持された大板の基板110の一方の面である表面110fに、後述する各種流体を供給する流体供給管路162の供給口162kが開口されている。
6個のチャックピン152は、スピンベース151の外周から、上方に延出するよう、スピンベース151の外周に固定されており、スピンベース151が回転した際、6個のチャックピン152は、スピンベース151と一緒に回転する。尚、チャックピン152の個数は6個に限定されない。
また、6個のチャックピン152の上方への延出端部の近傍に、スピンベース151の内周方向に突出する載置部152tがそれぞれ形成されている、尚、6個の載置部152tの各上面に、マザー基板110の裏面110rの外周部位が当接されることにより、マザー基板110は、6個のチャックピン152の各載置部152tに載置される。
また、6個のチャックピン152は、スピンベース151の外周から、上方に延出するよう固定されているため、6個のチャックピン152の各載置部152tに載置されたマザー基板110は、スピンベース151から、例えば5mm程度上方に離間して位置される。
さらに、6個のチャックピン152は、スピンベース151の径方向に移動自在となるよう、スピンベース151に固定されている。このことにより、6個の載置部152tにマザー基板110が載置された後、6個のチャックピン152をスピンベース151の内周方向に移動させることにより、6個の載置部152tに載置されたマザー基板110の端面を6個のチャックピン152の各内周面で挟持することができ、チャックピン152は、確実にマザー基板110を固定して保持することができる。
このように構成されたスピン装置150を用いて、マザー基板110を、洗浄処理、乾燥処理する。具体的には、マザー基板110を、スピン装置150の上述したように6個のチャックピン152に固定した後、スピンベース151を回転させて、マザー基板110を回転させる。尚、この際、シールド板153も回転させる。
その後、図7に示すように、先ず、回転するマザー基板110の表面110f及び裏面110rの各回転中心に、流体供給管路162の供給口162k及び流体供給管路161の供給口161kから、O3(オゾン)水、純水、HF(フッ酸)、純水、O3水、純水の順に各液体を、例えば60secずつ供給し、マザー基板110の表面110f及び裏面110rを洗浄処理する。尚、この際、マザー基板110は回転しているため、表面110f及び裏面110rの全面に、各種液体は供給される。
次いで、各流体供給管路161、162の各供給口から液体を供給しない状態で、スピンベース151を、例えば60sec回転させることにより、洗浄処理後のマザー基板110をスピン乾燥する乾燥処理を行う。尚、上述した洗浄処理、乾燥処理は、スピン装置150以外を用いて行っても構わない。
次いで、マザー基板110を、スピン装置150から取り外した後、マザー基板110の歪みを防止するため、マザー基板110に対して、例えば1000℃の環境下において、300sec程度、N2(窒素)ガスを用いてアニール処理を行う。
図4に戻って、その後、ステップS2において、例えば、既知のバッチ式の縦型のLP−CVD装置等を用いて、図8に示すように、マザー基板110の表面110fの全面と裏面110rの全面に、導電膜であるポリシリコン膜180を、例えば100〜500nmの膜厚に形成する導電膜形成工程を行い、その後、形成されたポリシリコン膜180の膜厚を測定する。
尚、LP−CVD装置を用いたポリシリコン膜180の形成は、例えば、620℃の環境下において、モノシラン(SiH4)ガスを、装置内に導入することにより行われる。また、マザー基板110の端面110tにも、ポリシリコン膜180が形成される。
また、以下、マザー基板110の表面110fに形成されたポリシリコン膜には、符号180fを付し、裏面110rに形成されたポリシリコン膜には、符号180rを付し、さらに、端面110tに形成されたポリシリコン膜には、符号180tを付す。
さらに、ポリシリコン膜180の膜厚は、マザー基板110の裏面110rに接触傷等が形成されないよう保護するために必要な膜厚、及びマザー基板110を、枚葉式の成膜装置、ドライエッチング装置の各ステージに、静電チャックを用いて固定する際、固定に十分な静電力を発生させるのに必要な膜厚に形成される。
また、縦型のLP−CVD装置を用いたマザー基板110に対するポリシリコン膜の形成は、同時に、数枚のマザー基板110に対して行ってもよい。さらに、マザー基板110の表面110f、裏面110rに形成する導電膜は、ポリシリコン膜に限定されず、例えばリンをドープしたポリシリコンや、アモルファスシリコンや他の導電膜であっても構わない。
マザー基板110の表面110fにポリシリコン膜180fを形成し、裏面110rにポリシリコン膜180rを形成し、端面110tにポリシリコン膜180tを形成した後、図4のステップS3において、マザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180f及び端面110tのポリシリコン膜180tを、スピン方式にて全て除去する第1の導電膜除去工程である表面導電膜除去工程を行う。
具体的には、先ず、上述したように、マザー基板110を、スピン装置150の6個のチャックピン152に載置、固定した後、スピンベース151を回転させて、マザー基板110を回転させる。尚、この際、シールド板153も回転させる。
その後、図9に示すように、回転するマザー基板110のポリシリコン膜を除去する面である表面110fのポリシリコン膜180fの回転中心に、上方、即ち、流体供給管路162の供給口162kから、薬剤、例えば50%濃度のフッ酸(HF)と、60%濃度の硝酸(HNO3)を体積比1:60で混ぜた薬液であるフッ硝酸(HF:HNO3)を、23℃の環境下において、25sec以上供給することにより、マザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180fを、ウエットエッチングにより除去する。尚、フッ硝酸を、マザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180fに供給する際は、供給口162kの配置又は向き等を適宜設定することにより、マザー基板110全面に薬液が広がるように回転中心以外に供給しても構わない。
また、この際、マザー基板110は回転しているため、ポリシリコン膜180fの全面に、フッ硝酸は供給される。また、表面110fに供給されたフッ硝酸は、端面110tにも液垂れするため、端面110tのポリシリコン膜180tも除去される。
尚、ポリシリコン膜180f、180tの除去に、フッ硝酸を用いたのは、フッ硝酸は、石英をほとんどエッチングせずに、ポリシリコン膜のみをエッチングすることができるためである。このウエットエッチング液はポリシリコンエッチング量:石英(SiO2)エッチング量=1:0.02以上の選択性をもった薬液が望ましい。よって、石英をエッチングせずに、ポリシリコン膜のみをエッチングすることができる薬液であれば、フッ硝酸に限らず、どんなものであっても構わない。また、薬剤としては、薬液に限らず、ガス等であっても構わない。
また、フッ硝酸の供給量を増減させることにより、マザー基板110の表面110f、端面110tから除去するポリシリコン膜180f、180tの量を可変させることができる。
ここで、回転するマザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180fの回転中心に、流体供給管路162の供給口162kからフッ硝酸を供給すると略同時に、図9に示すように、回転するマザー基板110の導電膜を除去する面と反対側の面である裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心に、下方、即ち、流体供給管路161の供給口161kから乾燥ガスであるN2ガスを、例えば100リットル/分量吐出する。尚、乾燥ガスは、N2ガスに限らず、単なるエアであっても構わない。また、N2ガスを、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rに供給する際は、供給口161kの配置又は向き等を適宜設定することにより、マザー基板110全面にN2ガスが広がるように回転中心以外に供給しても構わない。
このことにより、裏面110rに吐出されたN2ガスにより、マザー基板110の表面110fに供給されたフッ硝酸が、端面110tより裏面110r側に回り込んでしまうことがない。即ち、表面110fのポリシリコン膜180fを除去するに際し、裏面110rのポリシリコン膜180rが除去されてしまうことがない。
尚、表面導電膜除去工程後、マザー基板110は、裏面110rの全面のみに、ポリシリコン膜180rが形成されることになる。尚、マザー基板110の裏面110rの全面に、ポリシリコン膜180rを形成したのは、製造工程中、マザー基板110の裏面110rに接触傷等が形成されてしまうことを形成されたポリシリコン膜180rにより防止するためである。
さらに、マザー基板110の裏面110rの全面に、ポリシリコン膜180rを形成したのは、静電チャックを用いてマザー基板110の裏面110rを枚葉式の成膜装置、エッチング装置の各ステージに載置して、該ステージにマザー基板110を固定する際、ポリシリコン膜180rにより、マザー基板110とステージとの間に静電力を発生させ、確実にマザー基板110をステージに固定するためである。
また、マザー基板110の裏面110rの全面に、ポリシリコン膜180rを形成したのは、マザー基板110を加熱する際、ポリシリコン膜180rにより、マザー基板110における熱の伝導を均一化させるためである。
表面導電膜除去工程後、回転するマザー基板110の表面110f及び裏面110rの各回転中心に、流体供給管路162の供給口162k及び流体供給管路161の供給口161kから、純水を、例えば60sec供給し、マザー基板110の表面110f及び裏面110rを洗浄処理する。尚、この際も、マザー基板110は回転しているため、表面110f及び裏面110rの全面に、純水は供給される。
次いで、各流体供給管路161、162の各供給口から液体を供給しない状態で、スピンベース151を、例えば60sec回転させることにより、洗浄処理後のマザー基板110をスピン乾燥する乾燥処理を行う。
尚、上述した洗浄処理、乾燥処理は、スピン装置150以外を用いて行っても構わない。
次いで、図4のステップS4において、図10に示すように、マザー基板110のポリシリコン膜180fが除去された表面110fにマザー基板110に複数のTFT基板10を構成するため、TFT基板10毎に、成膜装置、及びエッチング装置を用いて、表面10fに、上述した図3に示した、複数の薄膜である第1層〜第6層までを、最上層に画素電極9aを形成するまでそれぞれ積層して層状に形成する薄膜形成工程を行う。尚、この段階では、第6層の配向膜16は形成しない。
尚、この第1層〜第6層までの積層工程は、周知であるため、その説明は省略する。また、第1層〜第6層を積層して形成する際は、必要に応じて、マザー基板110を、枚葉式の成膜装置、ドライエッチング装置の各ステージに、該ステージとマザー基板110の裏面110rとの間に電圧印加後に発生する静電力を用いる静電チャックにより固定して行う。
次いで、図4のステップS5において、マザー基板110を、スピン装置150から取り外した後、形成された各種薄膜の歪みを防止するため、マザー基板110に対して、例えば300℃の環境下において、300sec程度、N2(窒素)ガスを用いてアニール処理を行う。
この際、マザー基板110の裏面110rには、ポリシリコン膜180rが形成されているため、熱は、ポリシリコン膜180rにより、マザー基板110に均一に熱伝導される。
最後に、図4のステップS6において、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rを、スピン方式にて全て除去する第2の導電膜除去工程である裏面導電膜除去工程を行う。
具体的には、先ず、上述したように、マザー基板110を、スピン装置150の6個のチャックピン152に載置、固定した後、スピンベース151を回転させて、マザー基板110を回転させる。尚、この際、シールド板153も回転させる。
その後、図11に示すように、回転するマザー基板110の導電膜を除去する面である裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心に、下方、即ち、流体供給管路161の供給口161kから、薬剤、例えば50%濃度のフッ酸(HF)と、60%濃度の硝酸(HNO3)を体積比1:60で混ぜた薬液であるフッ硝酸(HF:HNO3)を、23℃の環境下において、25sec以上供給することにより、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rを、ウエットエッチングにより除去する。尚、この際、マザー基板110は回転しているため、ポリシリコン膜180rの全面に、フッ硝酸は供給される。また、この場合も、フッ硝酸を、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rに供給する際は、供給口161kの配置又は向き等を適宜設定することにより、マザー基板110全面に薬液が広がるように回転中心以外に供給しても構わない。
尚、この場合であっても、薬液は、フッ硝酸に限らず、どんなものであっても構わない。また、薬剤としては、薬液に限らず、ガス等であっても構わない。また、フッ硝酸の供給量を増減させることにより、マザー基板110の裏面110rから除去するポリシリコン膜180rの量を可変させることができる。
ここで、回転するマザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心に、流体供給管路161の供給口161kからフッ硝酸を供給すると略同時に、図11に示すように、回転するマザー基板110の導電膜を除去する面と反対側の面である表面110fの回転中心に、上方、即ち、流体供給管路162の供給口162kから乾燥ガスであるN2ガスを、例えば100リットル/分量供給する。また、この場合も乾燥ガスは、N2ガスに限らず、単なるエアであっても構わない。さらに、N2ガスを、マザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180fに供給する際は、供給口162kの配置又は向き等を適宜設定することにより、マザー基板110全面にN2ガスが広がるように回転中心以外に供給しても構わない。
このことにより、マザー基板110の裏面110rに供給されたフッ硝酸が、表面110fに吐出されたN2ガスにより、端面110tより表面110f側に回り込んでしまうことがない。即ち、裏面110rのポリシリコン膜180rを除去するに際し、表面110fの各TFT基板10の表面10fに形成された各種薄膜が除去されてしまうことがない。
裏面導電膜除去工程後、回転するマザー基板110の表面110f及び裏面110rの各回転中心に、流体供給管路162の供給口162k及び流体供給管路161の供給口161kから、純水を、例えば60sec供給し、マザー基板110の表面110f及び裏面110rを洗浄処理する。尚、この際も、マザー基板110は回転しているため、表面110f及び裏面110rの全面に、純水は供給される。
次いで、各流体供給管路161、162の各供給口から液体を供給しない状態で、スピンベース151を、例えば60sec回転させることにより、洗浄処理後のマザー基板110をスピン乾燥する乾燥処理を行う。尚、上述した洗浄処理、乾燥処理は、スピン装置150以外を用いて行っても構わない。
乾燥処理工程後、画素電極9a上に上述した配向膜16を形成し、該配向膜16に既知のラビング処理を施す。その後、マザー基板110から、複数構成された各TFT基板10を、例えばダイシングにより分断することにより、TFT基板10を複数製造する。尚、TFT基板10は、マザー基板110に1個のみ構成して、分断後、1個のみ形成してもよい。
尚、以上の工程は、対向基板20であっても同様である。また、以下の説明においては、洗浄工程、乾燥工程、アニール処理工程等は、省略して記載するが、実際は、TFT基板10の場合と同様に行う。
簡単に説明すると、先ず、石英から構成されたマザー基板110の表面110fの全面と裏面110rの全面とに、導電膜であるポリシリコン膜180を、例えば100〜500nmの膜厚に形成する導電膜形成工程を行った後、マザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180fを、スピン装置150にて、表面110fの全面から全て除去する表面導電膜除去工程を行う。
次いで、マザー基板110のポリシリコン膜180fが除去された表面110fの全面に、対向電極21を形成する薄膜形成工程を行う。尚、この段階では、配向膜26は形成しない。次いで、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rを、スピン装置150にて、裏面110rの全面から全て除去する裏面導電膜除去工程を行う。
裏面導電膜除去工程後、マザー基板110の表面110fの対向電極21上に上述した配向膜26を形成し、該配向膜26に既知のラビング処理を施す。その後、マザー基板110を、所定の大きさに、例えばダイシングにより分断することにより、マザー基板110から、複数の対向基板20を分断して対向基板20を複数製造する。尚、対向基板20は、マザー基板110に1個のみ構成して、分断後、1個のみ形成してもよい。
最後に、それぞれ上述したように製造されたTFT基板10と対向基板20とを、各表面10fと20fとが対向するようシール材52によって貼り合わせて対向配置した後、既知の液晶注入方式であれば、TFT基板10と対向基板20とのシール材52で囲まれた領域に、液晶50を注入して、液晶装置100を製造する。
このように、本実施の形態においては、基板の製造工程において、マザー基板110の表面110fからポリシリコン膜180fを除去するに際し、スピン装置150を用いて、表面110fのポリシリコン膜180fの回転中心に対しフッ硝酸を供給し、裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心に、N2ガスを吐出して行うと示した。
このことによれば、回転するマザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180fの回転中心にポリシリコン膜180fを除去するフッ硝酸を供給し、裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心にN2ガスを吐出するスピン方式を用いることにより、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rがフッ硝酸の液垂れにより除去されてしまうことをN2ガスにより防ぐことができ、マザー基板110の表面110fのポリシリコン膜180f及び端面110tのポリシリコン膜180tのみを、レジスト等を用いることなく、最小限の工程数にて簡単かつ確実に、フッ硝酸を用いたウエットエッチングにより除去することができる電気光学装置の製造方法を提供することができる。
また、マザー基板110の裏面110rに接触傷が形成されてしまうのを防止し、マザー基板110を加熱する際、該基板110における熱の伝導を均一化させるとともに、成膜装置、エッチング装置等の各ステージにマザー基板110を静電チャックにより固定するためにマザー基板110の裏面110rに形成するポリシリコン膜180rを、マザー基板110の裏面110rから除去するに際し、スピン装置150を用いて、裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心に対しフッ硝酸を供給し、表面110fの回転中心に、N2ガスを吐出して行うと示した。
このことによれば、回転するマザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rの回転中心にポリシリコン膜180rを除去するフッ硝酸を供給し、表面110fの回転中心にN2ガスを吐出するスピン方式を用いることにより、マザー基板110の表面110fに形成された各種薄膜が裏面からのフッ硝酸の液垂れにより除去されてしまうことをN2ガスにより防ぐことができ、マザー基板110の裏面110rのポリシリコン膜180rを、レジスト等を用いることなく、さらに、マザー基板110を反転させることなく、最小限の工程数にて簡単かつ確実に、フッ硝酸を用いたウエットエッチングにより除去することができる。
尚、本実施の形態においては、薄膜形成前のTFT基板10、対向基板20を構成する基板は、それぞれ石英基板から構成されていると示したが、これに限らず、ガラス基板から構成されていても本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、マザー基板110に、TFT基板10を構成する基板、または対向基板20を構成する基板を複数構成する例を挙げて示したが、これに限らず、1個のみ構成する場合に適用してもよい。即ち、TFT基板10を構成する基板、または対向基板20を構成する基板の表面、裏面からポリシリコン膜を除去する際に用いても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、液晶装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上述した液晶装置は、TFT(薄膜トランジスタ)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示モジュールを例に挙げて説明したが、これに限らず、TFD(薄膜ダイオード)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示モジュールであっても構わない。
さらに、本実施の形態においては、電気光学装置は、液晶装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(Field Emission Display)装置、SED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管または液晶シャッター等を用いた小型テレビを用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
また、電気光学装置は、半導体基板に素子を形成する表示用デバイス、例えばLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等であっても構わない。LCOSでは、素子基板として単結晶シリコン基板を用い、画素や周辺回路に用いるスイッチング素子としてトランジスタを単結晶シリコン基板に形成する。また、画素には、反射型の画素電極を用い、画素電極の下層に画素の各素子を形成する。
また、電気光学装置は、片側の基板の同一層に、一対の電極が形成される表示用デバイス、例えばIPS(In-Plane Switching)や、片側の基板において、絶縁膜を介して一対の電極が形成される表示用デバイスFFS(Fringe Field Switching)等であっても構わない。
本実施の形態によって製造される液晶装置の平面図。 図1中のII−II線に沿って切断した断面図。 一つの画素に着目した図1の液晶装置の模式的断面図。 TFT基板の製造方法の一部を示すフローチャート。 大板の基板の表面、裏面を洗浄、乾燥するとともに、大板の基板の表面、裏面から導電膜を除去するスピン装置を示す図。 図5のスピン装置のスピンベース及びチャックピンを示す上面図。 図5のスピン装置を用いて、大板の基板の表面及び裏面を洗浄、乾燥する工程を示す図。 図7の大板の基板の表面及び裏面及び端面に薄膜を形成した状態を示す図。 図5のスピン装置を用いて、図8の大板の基板の表面及び端面の薄膜を除去する工程を示す図。 図9の大板の基板の表面のTFT基板を構成する複数の領域に、それぞれ複数の薄膜を積層して形成した状態を示す図。 図5のスピン装置を用いて、図10の大板の基板の裏面の薄膜を除去する工程を示す図。
符号の説明
9a…画素電極、10…TFT基板、10f…TFT基板の表面、20…対向基板、21…対向電極、30…TFT、40…表示領域、50…液晶、52…シール材、100…液晶装置、110…マザー基板、110f…マザー基板の表面、110r…マザー基板の裏面、110t…マザー基板の端面、180…ポリシリコン膜、180f…表面のポリシリコン膜、180r…裏面のポリシリコン膜、180t…端面のポリシリコン膜。

Claims (11)

  1. 基板に導電膜を形成する導電膜形成工程と、
    前記基板の表側の表面の前記導電膜を除去する表面導電膜除去工程と、
    前記基板の前記表面に、薄膜を層状に形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜を形成した後に、前記基板の裏側の裏面の前記導電膜を除去する裏面導電膜除去工程と、
    を具備し、
    前記表面導電膜除去工程と前記裏面導電膜除去工程との少なくとも一方の工程は、前記基板を回転させ、前記基板の前記導電膜を除去する面に対して前記基板の回転中心にエッチング性を有する薬剤を供給し、前記導電膜を除去する面と反対側の面に対しては、前記基板の回転中心に乾燥ガスを吐出することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記基板は、第1の基板と該第1の基板に対向する第2の基板とがシール材を介して対向配置され、前記第1の基板と前記第2の基板との間の少なくとも表示領域に電気光学物質が介在された電気光学装置における、前記薄膜形成前の前記第1の基板と前記薄膜形成前の前記第2の基板との少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記基板は、大板の基板に構成されており、
    前記導電膜形成工程と前記表面導電膜除去工程と前記裏面導電膜除去工程とは、前記大板の基板に対して行うことを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 前記薄膜形成工程は、前記基板の表面に、最上層に前記電気光学物質に駆動電圧を印加する電極を形成するまで複数の前記薄膜を層状に形成する工程であることを特徴とする請求項2または3に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 前記裏面導電膜除去工程は、前記電極を形成した後に行うことを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置の製造方法。
  6. 前記導電膜を除去する面は、前記基板の前記表面であり、前記導電膜を除去する面と反対側の面は、前記基板の前記裏面であり、
    前記表面導電膜除去工程は、回転する前記基板の前記表面の前記導電膜の回転中心に、前記薬剤を供給するとともに、回転する前記基板の前記裏面の前記導電膜の回転中心に乾燥ガスを吐出して行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  7. 前記導電膜を除去する面は、前記基板の前記裏面であり、前記導電膜を除去する面と反対側の面は、前記基板の前記表面であり、
    前記裏面導電膜除去工程は、回転する前記基板の前記表面の回転中心に、前記乾燥ガスを吐出するとともに、回転する前記基板の前記裏面の前記導電膜の回転中心に前記薬剤を供給して行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  8. 前記薬剤は、前記導電膜のみをウエットエッチングにより除去する薬液であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  9. 前記導電膜は、ポリシリコン膜であり、前記薬剤は、前記ポリシリコン膜のみを除去するフッ硝酸であることを特徴とする請求項8に記載の電気光学装置の製造方法。
  10. 前記乾燥ガスは、N2ガスであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気光学装置の製造方法。
  11. 基板に導電膜を形成する導電膜形成工程と、
    前記基板の一方の面の前記導電膜を除去する第1の導電膜除去工程と、
    前記基板の前記一方の面に、薄膜を層状に形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜を形成した後に、前記基板の前記一方の面と反対側の他方の面の前記導電膜を除去する第2の導電膜除去工程と、
    を具備し、前記第1の導電膜除去工程と前記第2の導電膜除去工程との少なくとも一方の工程は、前記基板を回転させ、前記基板の前記導電膜を除去する面に対して前記基板にエッチング性を有する薬剤を供給し、前記導電膜を除去する面と反対側の面に対しては、乾燥ガスを吐出することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
JP2006323099A 2006-02-20 2006-11-30 電気光学装置の製造方法 Pending JP2007249175A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006323099A JP2007249175A (ja) 2006-02-20 2006-11-30 電気光学装置の製造方法
US11/708,206 US7679086B2 (en) 2006-02-20 2007-02-20 Method for manufacturing electro-optic device

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006042013 2006-02-20
JP2006323099A JP2007249175A (ja) 2006-02-20 2006-11-30 電気光学装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007249175A true JP2007249175A (ja) 2007-09-27

Family

ID=38428783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006323099A Pending JP2007249175A (ja) 2006-02-20 2006-11-30 電気光学装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7679086B2 (ja)
JP (1) JP2007249175A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8258696B2 (en) * 2007-06-28 2012-09-04 Samsung Mobile Display Co., Ltd. Light emitting display and method of manufacturing the same
KR100879864B1 (ko) * 2007-06-28 2009-01-22 삼성모바일디스플레이주식회사 발광 표시 장치 및 그의 제조 방법
US8330339B2 (en) 2007-06-28 2012-12-11 Samsung Display Co., Ltd. Light emitting display and method of manufacturing the same
US8765582B2 (en) * 2012-09-04 2014-07-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Method for extreme ultraviolet electrostatic chuck with reduced clamp effect
CN104089803B (zh) * 2014-06-27 2017-01-04 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 一种钢铁镶样碳萃取复型的电解脱膜装置及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2891951B2 (ja) 1996-12-06 1999-05-17 鹿児島日本電気株式会社 フォトレジスト現像装置
JP2000176360A (ja) 1998-12-21 2000-06-27 Nec Kansai Ltd 固形化し易い薬液の塗布方法
JP3968954B2 (ja) 2000-05-29 2007-08-29 セイコーエプソン株式会社 基板装置の製造方法及び電気光学装置の製造方法
JP4692699B2 (ja) * 2000-12-07 2011-06-01 日本電気株式会社 アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2002177854A (ja) 2000-12-14 2002-06-25 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2002246310A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Sony Corp 半導体薄膜の形成方法及び半導体装置の製造方法、これらの方法の実施に使用する装置、並びに電気光学装置
JP3917393B2 (ja) 2001-08-29 2007-05-23 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
TWI328837B (en) * 2003-02-28 2010-08-11 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2005221541A (ja) 2004-02-03 2005-08-18 Nec Tokin Corp 磁性ガーネット素子板の製造方法
US9040420B2 (en) * 2005-03-01 2015-05-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Manufacturing method of semiconductor device including peeling layers from substrates by etching

Also Published As

Publication number Publication date
US20070197036A1 (en) 2007-08-23
US7679086B2 (en) 2010-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4925030B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
TW200424626A (en) Method of manufacturing liquid crystal display device
JP2008145461A (ja) 液晶表示装置
US20090303424A1 (en) Liquid crystal display and method for manufacturing the same
JP5026019B2 (ja) 薄膜トランジスタ基板、薄膜トランジスタの製造方法、及び表示装置
JP2007249175A (ja) 電気光学装置の製造方法
CN111679517A (zh) 一种显示面板及其制造方法,显示装置
JP2014002250A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP5324758B2 (ja) 薄膜トランジスタ、表示装置、およびその製造方法
JP3799915B2 (ja) 電気光学装置の製造方法並びに半導体基板及び電気光学装置
JP2006209130A (ja) 薄膜トランジスタ表示板、該表示板を有する液晶表示装置及びその製造方法
JP5221082B2 (ja) Tft基板
JP2008034853A (ja) 薄膜トランジスタ基板、それの製造方法及びそれを有する表示パネル
KR20030074485A (ko) 반도체 장치
JP2008072018A (ja) 表示装置及びその製造方法
JP2008139656A (ja) 表示装置及びその製造方法
JP2008218626A (ja) Tftアレイ基板及びその製造方法
JP2009075501A (ja) 電気光学装置の製造方法、エッチング方法
JP2007219351A (ja) 電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器
JP4190259B2 (ja) アクティブマトリクス基板、その製造方法および表示装置
KR101480840B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
US9851595B2 (en) Display device and manufacturing method thereof
JP3968954B2 (ja) 基板装置の製造方法及び電気光学装置の製造方法
JP2011171437A (ja) 表示装置
JP2007248890A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100126