JP2007239653A - 燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置 - Google Patents

燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置において、供給燃料を確実に加熱することで燃料の微粒化を促進して燃焼効率の向上を図る。
【解決手段】燃料タンク15の燃料を低圧フィードポンプ16及び高圧ポンプ23によりインジェクタ13が連結されたデリバリパイプ14に供給可能とすると共に、水タンク17の水を低圧フィードポンプ18により燃料に対して添加可能とし、燃料に水が添加された混合燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波発生装置41をデリバリパイプ14に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の燃焼室や吸気ポート、または、燃焼器などに燃料を供給する燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置に関するものである。
例えば、燃料を燃焼室に直接噴射する筒内噴射式内燃機関では、吸気弁の開放時に、空気が吸気ポートから燃焼室に吸入されてピストンにより圧縮され、この高圧空気に対してインジェクタから燃料が噴射され、燃焼室内の高圧空気と霧状の燃料とが混合し、この混合気が点火プラグに導かれて着火して爆発することで駆動力を得ることができ、排気弁の開放時に、燃焼後の排気ガスが排気ポートから排出される。
このような筒内噴射式内燃機関にて、冷間始動時には、燃料が低温であるためにインジェクタから燃焼室に噴射された燃料の微粒化が悪く、一部の燃料が壁面に付着して所定量の燃料が気化せず、燃焼に寄与する燃料量が減少して空燃比が悪化してしまう。この場合、冷間始動時の燃料量を増加することが考えられるが、その分、壁面に付着する燃料も増え、未燃HCが増加して排ガス特性が悪化してしまう。また、内燃機関の始動時には、デリバリパイプ内の燃料が低温低圧であるために負圧状態となり、燃料が減圧蒸発して気体となっており、早期にインジェクタからの噴射燃料圧力を所定の高圧にすることができず、この点でも燃料の微粒化が困難となってしまう。その結果、燃焼時の圧縮端温度の増加に伴ってノッキングが発生しやすくなると共に、NOxなどの有害物質の発生量も多くなってしまう。
このような問題を解決するものとして、燃料をマイクロ波を用いて加熱することで始動性の向上を図ったものとして、例えば、下記特許文献1、2に記載された技術がある。特許文献1に記載された燃料加熱装置は、金属製の燃料タンクにマイクロ波発生器を取付け、このマイクロ波発生器のマイクロ波を燃料タンク内の燃料に直接照射することで、この燃料を高効率に加熱するものである。また、特許文献2に記載された内燃機関の燃焼装置は、燃焼室内の圧縮混合気、または、燃料噴射ノズルから噴射された燃料、または、吸入空気に電磁波、マイクロ波、ミリ波を照射することで、混合気または吸入空気に分子振動を与えて燃焼を促進するものである。
特開平7−109959号公報 特開平6−229334号公報
ところが、上述した特許文献1、2に記載されたものは、燃料タンク内の燃料、または、燃焼室内の圧縮混合気、噴射燃料などにマイクロ波を照射することで、燃料または混合気を加熱している。ところが、マイクロ波は、最も短い波長域であり、このマイクロ波を用いた加熱は、マイクロ波によって発生する分子内での極性分子の回転や振動による内部発熱であり、加熱される対象物には、この極性分子が必要となる。ところが、内燃機関で使用されると燃料としてのガソリンや軽油などには、この極性分子が含まれておらず、マイクロ波を照射しても確実に加熱することができない。そのため、マイクロ波発生器の高出力化が求められ、消費電力が高くなってバッテリの大型化や燃費の悪化を招いてしまう。
また、特許文献1の燃料加熱装置のように、燃料タンク内の燃料にマイクロ波を照射して加熱しても、燃料タンクとインジェクタとの間には所定長さの燃料配管があり、内燃機関の冷間始動時に、インジェクタから高温の燃料を早期に噴射することはできず、燃料の微粒化を促進することは困難である。また、特許文献2の内燃機関の燃焼装置のように、燃焼室内の圧縮混合気や燃料噴射ノズルから噴射された燃料、吸入空気にマイクロ波を照射するためには、シリンダヘッドなどの内燃機関本体にマイクロ波発生装置を装着する必要があり、装置の大型化及び構造の複雑化を招くと共に、高コスト化を招いてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためのものであって、供給燃料を確実に加熱することで燃料の微粒化を促進して燃焼効率の向上を図った燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の燃料供給装置は、燃焼室または吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射手段と、該燃料噴射手段に極性分子が添加された燃料を供給する燃料供給系と、極性分子が添加された燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段とを具えたことを特徴とするものである。
本発明の燃料供給装置では、燃料を供給する燃料供給手段と、該燃料供給手段により供給される燃料に極性分子を添加する極性分子添加手段を設けたことを特徴としている。
本発明の燃料供給装置では、前記燃料供給系は、燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料噴射手段としての複数のインジェクタが連結されたデリバリパイプと、前記燃料タンクと前記デリバリパイプとを連結する燃料供給管と、該燃料供給管に設けられた燃料ポンプとを有し、前記デリバリパイプに前記マイクロ波照射手段が設けられたことを特徴としている。
本発明の燃料供給装置では、前記燃料供給系に混合タンクが設けられ、前記極性分子添加手段は、極性分子を貯留する極性分子タンクと、該極性分子タンクと前記混合タンクとを連結する極性分子供給管と、該極性分子供給管に設けられた極性分子ポンプとを有することを特徴としている。
また、本発明の内燃機関の燃料供給制御装置は、上記の燃料供給装置を有する内燃機関の燃料供給制御装置において、内燃機関の始動を推定する始動推定手段と、該始動推定手段が前記内燃機関の始動を推定したときに前記マイクロ波照射手段を作動する始動制御手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の内燃機関の燃料供給制御装置は、上記の燃料供給装置を有する内燃機関の燃料供給制御装置において、内燃機関の温度を検出または推定する機関温度検出手段と、前記内燃機関の始動時に該機関温度検出手段が検出した機関温度が予め設定された第1機関温度より低いときに前記マイクロ波照射手段を作動する始動制御手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の内燃機関の燃料供給制御装置では、前記始動制御手段は、前記内燃機関の始動後に、前記機関温度検出手段が検出した機関温度が予め設定された第2機関温度より高くなったときに前記マイクロ波照射手段の作動を停止することを特徴としている。
本発明の燃料供給装置によれば、燃焼室または吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射手段と、この燃料噴射手段に極性分子が添加された燃料を供給する燃料供給系を設けると共に、極性分子が添加された燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段を設けたので、極性分子が添加された燃料に対してマイクロ波照射手段によりマイクロ波が照射されることで、極性分子が振動して燃料を加熱し、この加熱された燃料が燃料噴射手段により燃焼室または吸気通路に噴射されることとなり、この燃料を確実に加熱することで燃料の微粒化を促進し、その結果、燃焼効率の向上を図ることができる。
また、本発明の内燃機関の燃料供給制御装置によれば、内燃機関の始動を推定する始動推定手段を設け、始動制御手段は、この始動推定手段が内燃機関の始動を推定したときにマイクロ波照射手段を作動する。更に、本発明の内燃機関の燃料供給制御装置によれば、内燃機関の温度を検出または推定する機関温度検出手段を設け、始動制御手段は、内燃機関の始動時に、この機関温度検出手段が検出した機関温度が予め設定された第1機関温度より低いときにマイクロ波照射手段を作動する。
従って、内燃機関が始動される前に、そして、内燃機関の始動時に機関温度が低いときに、マイクロ波照射手段を作動して極性分子が添加された燃料に対してマイクロ波を照射することで、極性分子が振動して燃料を加熱し、この加熱された燃料が燃料噴射手段により燃焼室または吸気通路に噴射されることとなり、この燃料を確実に加熱することで燃料の微粒化を促進し、その結果、燃焼効率の向上を図ることができる。
以下に、本発明に係る燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る燃料供給装置が適用された内燃機関の燃料供給制御装置を表す概略構成図、図2は、実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置における燃料噴射装置の概略図、図3は、実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置における燃料噴射装置の作動説明図、図4は、実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置における始動時燃料供給制御を表すフローチャートである。
実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置において、図1に示すように、内燃機関としてのエンジン10は、筒内噴射式の火花点火多気筒エンジンであって、4つの気筒に対応して燃焼室11が設けられており、シリンダヘッド12に各燃焼室11に直接燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射手段)13が装着されると共に、図示しない点火プラグが装着されている。この各インジェクタ13は、基端部がデリバリパイプ14に連結されており、デリバリパイプ14内の高圧燃料を燃焼室11に噴射することができる。
一方、燃料タンク15は、所定量のガソリン燃料(以下、燃料)を貯留可能であり、内部に低圧フィードポンプ16が装着されている。水タンク(極性分子タンク)17は、所定量の水(極性分子)を貯留可能であり、内部に低圧フィードポンプ18が装着されている。そして、燃料タンク15の低圧フィードポンプ16は、第1燃料供給管19を介して混合タンク20に連結されると共に、水タンク17の低圧フィードポンプ18は、水供給管(極性分子供給管)21を介して混合タンク20に連結されている。
そして、混合タンク20から延びる第2燃料供給管22は高圧ポンプ23が連結され、この高圧ポンプ23は第3燃料供給管24を介してデリバリパイプ14の一端部に連結されている。この高圧ポンプ23はカムシャフト25により駆動可能であり、第3燃料供給管22には、デリバリパイプ14からの燃料の逆流を防止する逆止弁26が装着されている。また、デリバリパイプ14の他端部には、燃料排出管27の基端部が連結され、この燃料排出管27の先端部は燃料タンク15に連結されており、この燃料排出管27には電磁リリーフ弁28が装着されている。
なお、本実施例では、燃料タンク15、低圧フィードポンプ16、第1燃料供給管19、第2燃料供給管22、高圧ポンプ23、第3燃料供給管24、デリバリパイプ14により本発明の燃料供給系及び燃料供給手段が構成される。また、水タンク17、低圧フィードポンプ18、混合タンク20により本発明の極性分子添加手段が構成される。
従って、低圧フィードポンプ16が駆動することで、燃料タンク15内の燃料を第1燃料供給管19を通して混合タンク20に供給する一方、低圧フィードポンプ18を駆動することで、水タンク17内の水を水供給管21を通して混合タンク20に供給し、この混合タンク20にて、燃料に対して所定量の水が混合された混合燃料を生成することができる。そして、高圧ポンプ23を駆動することで、混合タンク20内の混合燃料を第2、第3燃料供給管22,24を通してデリバリパイプ14に供給することができ、各インジェクタ13は、デリバリパイプ14内の混合燃料を燃焼室11に噴射することができる。
車両には電子制御ユニット(ECU)30が搭載されており、このECU30は、各インジェクタ13及び点火プラグを制御可能となっている。即ち、ECU30には、エアフローセンサ31、スロットルポジションセンサ32、アクセルポジションセンサ33、エンジン回転数センサ34、水温センサ35などが接続されている。従って、ECU30は、各センサ31〜35が検出した吸入空気量、スロットル開度、アクセル開度、エンジン回転数、エンジン冷却水温などのエンジン運転状態に基づいて燃料噴射量や噴射時期、点火時期などを決定している。
また、デリバリパイプ14には、燃料圧力を検出する燃圧センサ36が設けられ、検出した燃料圧力をECU30に出力しており、このECU30は、デリバリパイプ14内の燃料圧力が所定圧力となるように、低圧フィードポンプ16及び高圧ポンプ23を駆動制御している。更に、電磁リリーフ弁28は、通常、機械式のリリーフ弁として機能する構成となっており、デリバリパイプ14内の燃料圧力が所定圧力より大きくなると、電磁リリーフ弁28が自動的に開放されることで、デリバリパイプ14内の燃料が燃料排出管27に排出され、デリバリパイプ14内の燃料圧力を所定圧力に維持する。
そして、本実施例では、図1及び図2に示すように、デリバリパイプ14に、水が添加された燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段として、マイクロ波発生装置41が装着されている。なお、マイクロ波発生装置41によるマイクロ波の発振には、マグネトロン、クライストロン、ジャイロトロンなどが用いられ、マイクロ波を伝播させるためにデリバリパイプ14は金属製となっている。
従って、図3に示すように、燃料と水との混合燃料が第3燃料供給管24を通してデリバリパイプ14に供給され、デリバリパイプ14内の混合燃料は、所定圧力に維持されている。この状態で、マイクロ波発生装置41を駆動すると、デリバリパイプ14内の混合燃料に対してマイクロ波が照射されることとなり、このマイクロ波により混合燃料に含まれる水が振動することで燃料を加熱することができる。そして、このとき、インジェクタ13を駆動すると、加熱された高温高圧の燃料を微粒化した状態で燃焼室11に噴射することができる。
また、マイクロ波発生装置41は、上述したECU(始動制御手段)30により駆動制御可能となっており、ECU30は、エンジン10の運転状態に応じてマイクロ波発生装置41の駆動及び停止を行っている。即ち、エンジン10の冷間始動時には、燃料が低温低圧であるためにインジェクタから燃焼室に噴射する燃料の微粒化が不十分となり、一部の燃料が壁面に付着して所定量の燃料を気化することが困難となる。そのため、本実施例では、エンジン10の冷間始動時に、マイクロ波発生装置41を所定期間だけ駆動することで燃料を加熱し、燃料の微粒化及び気化を促進して燃焼効率を向上させている。
具体的には、エンジン10の始動を推定する始動推定手段として、運転席ドアのドアスイッチ42を機能させ、ECU30は、エンジン10の停止中に、このドアスイッチ42がON(ドア開放)されたら、運転者がエンジン10を始動させる意思があると判定し、マイクロ波発生装置41を駆動し、燃料のプレヒートを開始する。この場合、ECU30には、イグニッションキースイッチ(IG−SW)43のON/OFF信号が入力されるようになっており、ECU30は、ドアスイッチ42の検出結果から運転者がエンジン10を始動させる意思があると判定し、マイクロ波発生装置41を駆動した後、IG−SW43がONされたら、マイクロ波発生装置41の駆動を継続する一方、IG−SW43がONされずにOFF状態のままであれば、運転者がエンジン10を始動させる意思がないと判定し、マイクロ波発生装置41の駆動を停止するようにしている。
また、エンジン10の温度を検出または推定する機関温度検出手段として、この機関温度と相関関係にあるエンジン冷却水温Tを検出する水温センサ35を適用し、ECU30は、エンジン10の始動時に、この水温センサ35が検出したエンジン冷却水温Tが予め設定された第1温度T1より低いときには、マイクロ波発生装置41を駆動し、燃料のプレヒートを開始する。そして、マイクロ波発生装置41の駆動により燃料のプレヒートを開始した後、水温センサ35が検出したエンジン冷却水温Tが予め設定された第2温度T2より高いときには、マイクロ波発生装置41の駆動を停止し、燃料のプレヒートを終了する。この場合、冷間始動時に燃料が十分に加熱されるように、第2温度T2は、第1温度T1より高い温度に設定しているが、第1温度T1と第2温度T2を同温度としてもよい。
なお、ECU30は、低圧フィードポンプ16を駆動制御することで、燃料タンク15内の燃料を加圧して所定量だけ混合タンク20に供給すると共に、低圧フィードポンプ18を駆動制御することで、水タンク17内の水を所定量だけ混合タンク20に供給しており、ECU30は、混合タンク20内の燃料に対する水の割合が予め設定された所定割合となるように各フィードポンプ16,18を駆動制御している。
ここで、実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置によるエンジン10の始動時燃料供給制御について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
内燃機関の燃料供給制御装置によるエンジン10の始動時燃料供給制御において、図4に示すように、ステップS11にて、ECU30は、運転席のドアスイッチ42がONされてからOFFに切り換わったかどうか、つまり、運転者がドアを開けて運転席に座ってドアを閉めたかどうかを判定することで、運転者がエンジン10を始動させる意思があるかどうかを推定する。ここで、運転席のドアスイッチ42がONされてからOFFに切り換わったと判定されたら、運転者がエンジン10を始動させる意思があると判定し、ステップS12に移行する。
このステップS12にて、ECU30は、水温センサ35が検出したエンジン冷却水温Tが第1温度T1より低いかどうかを判定する。ここで、現在のエンジン冷却水温Tが第1温度T1より低いときには、ステップS13にて、マイクロ波発生装置41を駆動し、燃料のプレヒートを開始する。即ち、図3に示すように、マイクロ波発生装置41は、デリバリパイプ14内の混合燃料に対してマイクロ波を照射し、このマイクロ波により混合燃料に含まれる水を振動させることで燃料を加熱する。
ステップS14では、ECU30は、燃料のプレヒートを開始してから所定時間(例えば、5〜10秒)経過したかどうかを判定し、燃料のプレヒートの開始から所定時間経過するまで待機する。そして、ステップS14で、燃料のプレヒートを開始してから所定時間経過したと判定されたら、ステップS15にて、ECU30は、イグニッションキースイッチ(IG−SW)43がONされたかどうかを判定する。ここで、IG−SW43がONされたら、エンジン10が始動されたために、マイクロ波発生装置41の駆動による燃料の加熱を継続する。一方、ここで、IG−SW43がONされずにOFF状態のままであれば、運転者はエンジン10を始動させるためにドアを開閉したものではないと判定し、ステップS17に移行して、マイクロ波発生装置41の駆動を停止する。
ステップS13で、マイクロ波発生装置41を駆動して燃料のプレヒートを開始し、ステップS14で、所定時間が経過した後に、ステップS15で、IG−SW43がONされることで、マイクロ波発生装置41による燃料加熱が継続されたら、その後、ステップS16にて、水温センサ35が検出したエンジン冷却水温Tが第2温度T2より高いかどうかを判定する。即ち、エンジン10の始動後に、燃焼によってエンジン冷却水温(機関温度)が上昇することで、デリバリパイプ14内の燃料を高温状態に維持できるかどうかを判定する。
ここで、エンジン冷却水温Tが第2温度T2より高くなければ、ステップS15に戻り、エンジン冷却水温Tが第2温度T2より高くなるまで、ステップS15〜S16の処理を繰り返す。そして、ステップS16にて、エンジン冷却水温Tが第2温度T2より高くなったと判定されたら、エンジン10の燃焼によって燃料を所定の高温高圧状態に維持でき、マイクロ波発生装置41により燃料を加熱しなくても噴射燃料の良好な微粒化が可能であると判定し、ステップS17に移行する。そして、ここで、マイクロ波発生装置41の駆動を停止し、デリバリパイプ14内の燃料のプレヒートを終了する。
従って、運転席のドアスイッチ42により運転者のエンジン10の始動意思を確認すると共に、エンジン冷却水温Tにより機関温度を推定し、運転者にエンジン10を始動する意思があって、エンジン冷却水温Tが第1温度T1より低いときには、マイクロ波発生装置41を駆動することで、デリバリパイプ14内の燃料加熱(プレヒート)を開始する。そのため、実際に、運転者がイグニッションキースイッチ43を操作してエンジン10を始動するときには、デリバリパイプ14内の燃料温度が上昇し、インジェクタ13から燃焼室11に高温の燃料を噴射することができ、燃料噴霧の微粒化を促進することができる。
このように実施例1の燃料供給装置にあっては、燃料タンク15の燃料を低圧フィードポンプ16及び高圧ポンプ23によりインジェクタ13が連結されたデリバリパイプ14に供給可能とすると共に、水タンク17の水を低圧フィードポンプ18により燃料に対して添加可能とし、燃料に水が添加された混合燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波発生装置41をデリバリパイプ14に設けている。
従って、燃料に極性分子としての水が添加され、この水が添加された混合燃料がデリバリパイプ14に送られ、ここでマイクロ波発生装置41により混合燃料に対してマイクロ波が照射されることで、混合燃料中の水が振動して燃料を加熱することができ、インジェクタ13はこの加熱された燃料を燃焼室11に噴射することとなり、燃料噴霧の微粒化及び気化を促進し、その結果、燃焼効率の向上を図ることができる。
また、実施例1の燃料供給装置では、複数のインジェクタ13が連結されたデリバリパイプ14にマイクロ波発生装置41を設けており、インジェクタ13が噴射する直前の燃料を加熱することで、このインジェクタ13は燃料を高温のままで燃焼室11に噴射することができ、高い加熱効率を確保することができる。また、デリバリパイプにマイクロ波発生装置41を設けることで、シリンダヘッド12などの構造を変更することなく、低コストで燃料を加熱することができる。
更に、実施例1の燃料供給装置では、燃料と水の混合タンク20を設け、燃料タンク15内の燃料を低圧フィードポンプ16により第1燃料供給管19を通して混合タンク20に供給する一方、水タンク17内の水を低圧フィードポンプ18により水供給管21を通して混合タンク20に供給するようにしている。従って、この混合タンク20にて、燃料に対して所定量の水が混合された混合燃料を容易に生成することができる。
一方、実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置にあっては、エンジン10の始動を推定する始動推定手段として、運転席ドアのドアスイッチ42を設け、ECU30は、エンジン10の停止中に、このドアスイッチ42がON(ドア開放)されたら、運転者がエンジン10を始動させる意思があると判定し、マイクロ波発生装置41を駆動して燃料のプレヒートを開始するようにしている。
従って、運転者がエンジン10を始動させる意思があるときには、このエンジン10が始動される前に、マイクロ波発生装置41を作動して水が添加された燃料に対してマイクロ波が照射して燃料を加熱することができ、エンジン10の始動時には、加熱された高温の燃料をインジェクタ13から燃焼室11に噴射されることとなり、この燃料を確実に加熱することで燃料の微粒化及び気化を促進することができる。
その結果、インジェクタ13から燃焼室11に噴射する燃料の微粒化及び気化が良好となって、燃料の壁面付着量が減少して良好な空燃比を確保することができ、特に、エンジン10の冷間始動時における未燃HCの増加を抑制して排ガス特性を向上することができると共に、燃費を改善することができる。また、エンジン10の始動時にデリバリパイプ14内の燃料を加熱することで、筒内噴射式のエンジン10では、このデリバリパイプ14内の燃料を昇圧することで燃料の体積膨張によりデリバリパイプ14内の燃料圧力を早期に所定圧力とすることができ、始動時の要求噴射量を容易に確保することができると共に、高圧ポンプ23の小型化を可能とすることができる。更に、水が添加された燃料を燃焼室11で燃焼することで、この水の蒸発潜熱により燃焼室11の圧縮端温度を低下することができ、ノッキングの発生を抑制することができると共に、NOxなどの有害物質の発生も抑制することができる。
また、実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置では、エンジン10の温度を検出または推定する機関温度検出手段として、この機関温度と相関関係にあるエンジン冷却水温Tを検出する水温センサ35を設け、ECU30は、エンジン10の始動時に、この水温センサ35が検出したエンジン冷却水温Tが予め設定された第1温度T1より低いときには、マイクロ波発生装置41を駆動して燃料のプレヒートを開始するようにしている。
従って、エンジン10の始動時に、機関温度、つまり、エンジン冷却水温Tが第1温度T1より低いときには、マイクロ波発生装置41を作動して水が添加された燃料に対してマイクロ波が照射して燃料を加熱することができ、燃料を早期に加熱して高温の燃料をインジェクタ13から燃焼室11に噴射することができ、燃料の微粒化及び気化を促進して燃焼効率を向上することができる。
そして、マイクロ波発生装置41の駆動によりデリバリパイプ14内の燃料のプレヒートを開始した後、水温センサ35が検出したエンジン冷却水温Tが予め設定された第2温度T2より高いときには、マイクロ波発生装置41の駆動を停止し、燃料のプレヒートを終了するようにしている。従って、マイクロ波発生装置41の駆動による消費電力を極力低減することができ、バッテリの大型化を阻止することができる。
図5は、本発明の実施例2に係る燃料供給装置が適用された内燃機関の燃料供給制御装置を表す概略構成図である。
実施例2の内燃機関の燃料供給制御装置において、図5に示すように、内燃機関としてのエンジン50は、ポート噴射式の火花点火多気筒エンジンであって、4つの気筒に対応して燃焼室51が設けられており、各燃焼室51に連通する吸気ポート52に対して燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射手段)53がそれぞれ装着されると共に、図示しない点火プラグが装着されている。この各インジェクタ53は、基端部がデリバリパイプ54に連結されており、デリバリパイプ54内の高圧燃料を吸気ポート52に噴射することができる。
一方、燃料タンク55は、所定量のガソリン燃料(以下、燃料)を貯留可能であり、低圧フィードポンプ56を有する一方、水タンク(極性分子タンク)57は、所定量の水(極性分子)を貯留可能であり、低圧フィードポンプ58を有している。そして、燃料タンク55の低圧フィードポンプ56は、第1燃料供給管59を介して混合タンク60に連結されると共に、水タンク57の低圧フィードポンプ58は、水供給管(極性分子供給管)61を介して混合タンク60に連結されている。そして、混合タンク60から延びる第2燃料供給管62は高圧ポンプ63が連結され、この高圧ポンプ63は第3燃料供給管64を介してデリバリパイプ54に連結されている。
なお、本実施例では、燃料タンク55、低圧フィードポンプ56、第1燃料供給管59、第2燃料供給管62、高圧ポンプ63、第3燃料供給管64、デリバリパイプ54により本発明の燃料供給系及び燃料供給手段が構成される。また、水タンク57、低圧フィードポンプ58、混合タンク60により本発明の極性分子添加手段が構成される。
従って、低圧フィードポンプ56が駆動することで、燃料タンク55内の燃料を第1燃料供給管59を通して混合タンク60に供給する一方、低圧フィードポンプ58を駆動することで、水タンク57内の水を水供給管61を通して混合タンク60に供給し、この混合タンク60にて、燃料に対して所定量の水が混合された混合燃料を生成することができる。そして、高圧ポンプ63を駆動することで、混合タンク60内の混合燃料を第2、第3燃料供給管62,64を通してデリバリパイプ54に供給することができ、各インジェクタ53は、デリバリパイプ54内の混合燃料を吸気ポート52に噴射することができる。
電子制御ユニット(ECU)70は、前述した実施例1と同様に、各種センサが検出した吸入空気量、スロットル開度、アクセル開度、エンジン回転数、エンジン冷却水温などのエンジン運転状態に基づいて燃料噴射量や噴射時期、点火時期などを決定している。また、このECU70は、デリバリパイプ54内の燃料圧力が所定圧力となるように、低圧フィードポンプ56及び高圧ポンプ63を駆動制御している。更に、ECU70は、混合タンク60内の燃料に対する水の割合が予め設定された所定割合となるように、各フィードポンプ56,58を駆動制御している。
そして、本実施例では、デリバリパイプ54に、水が添加された燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段として、マイクロ波発生装置71が装着されている。従って、燃料と水との混合燃料が第3燃料供給管64を通してデリバリパイプ54に供給され、デリバリパイプ54内の混合燃料が所定圧力に維持されている状態で、マイクロ波発生装置71を駆動すると、デリバリパイプ54内の混合燃料に対してマイクロ波が照射されることとなり、このマイクロ波により混合燃料に含まれる水が振動することで燃料を加熱することができる。そして、このとき、インジェクタ53を駆動すると、加熱された高温高圧の燃料を微粒化した状態で吸気ポート52に噴射することができる。
なお、本実施例の内燃機関の燃料供給制御装置では、前述の実施例1と同様に、ECU70が、エンジン50の停止中に、運転者によるエンジン50の始動意思を確認し、始動意思を確認があると確認されたら、マイクロ波発生装置71を駆動して燃料のプレヒートを開始し、その後、イグニッションキースイッチがONされたら、マイクロ波発生装置71の駆動を継続する一方、OFF状態のままであれば、マイクロ波発生装置71の駆動を停止するようにしている。
また、ECU70は、エンジン10の温度を検出または推定し、エンジン50の始動時に、機関温度が低いときには、マイクロ波発生装置71を駆動して燃料のプレヒートを開始し、機関温度が高くなったら、マイクロ波発生装置71の駆動を停止して燃料のプレヒートを終了するようにしている。
従って、運転者にエンジン50を始動する意思があって、エンジン10の期間温度が低いときには、マイクロ波発生装置71を駆動することで、デリバリパイプ54内の燃料加熱(プレヒート)を開始する。そのため、実際に、運転者がエンジン50を始動するときには、デリバリパイプ54内の燃料温度が上昇し、インジェクタ53から吸気ポート52に高温の燃料を噴射することができ、燃料噴霧の微粒化を促進することができる。
このように実施例2の燃料供給装置にあっては、吸気ポート52に燃料を噴射可能なインジェクタ53をデリバリパイプ54に連結し、燃料タンク55の燃料を低圧フィードポンプ56及び高圧ポンプ63によりデリバリパイプ54に供給可能とすると共に、水タンク57の水を低圧フィードポンプ58により燃料に対して添加可能とし、燃料に水が添加された混合燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波発生装置71をデリバリパイプ54に設けている。
従って、燃料に極性分子としての水が添加され、この水が添加された混合燃料がデリバリパイプ54に送られ、ここでマイクロ波発生装置71により混合燃料に対してマイクロ波が照射されることで、混合燃料中の水が振動して燃料を加熱することができ、インジェクタ53はこの加熱された燃料を吸気ポート52に噴射することとなり、燃料噴霧の微粒化及び気化を促進し、その結果、燃焼効率の向上を図ることができる。
即ち、実施例1のような筒内噴射式のエンジン10だけでなく、実施例2のようなポート噴射式のエンジン50であっても、燃料に極性分子としての水が添加され混合燃料に対してマイクロ波を照射することで、燃料を容易に加熱することができ、インジェクタ53からの燃料噴霧の微粒化及び気化を促進することができる。
なお、上述した各実施例にて、燃料に極性分子を添加する極性分子添加手段として、混合タンク、極性分子タンク、極性分子ポンプ、極性分子供給管を設けたが、予め極性分子が添加された燃料を用いれば、極性分子添加手段を不要とすることができる。この場合、極性分子として水を適用して説明したが、これに限らず、例えば、エタノール燃料を適用しても良く、この場合、燃料タンクに予めガソリン燃料とエタノールの混合燃料を貯留することで、混合タンクや極性分子タンク、極性分子ポンプ、極性分子供給管を不要とすることができる。
また、上述した各実施例では、エンジン10の始動を推定する始動推定手段として、運転席ドアのドアスイッチ42を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、運転者が運転席に座ったことを検出するシートスイッチやシートベルトを装着したことを検出するシートベルトスイッチを適用してもよい。また、エンジン10の温度を検出または推定する機関温度検出手段として、エンジン冷却水温を検出する水温センサ35を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば、デリバリパイプ14内の燃料温度を検出する温度センサや吸気温度を検出する吸気温度センサなどを適用してもよい。
更に、本発明の燃料供給装置を内燃機関に適用して説明したが、これに限定されるものではなく、燃料を供給して燃焼可能な燃焼室を有するものであれば、燃焼器に適用することもできる。
以上のように、本発明に係る燃料供給装置及び内燃機関の燃料供給制御装置は、極性分子が添加された燃料に対してマイクロ波を照射することで、燃料を加熱するものであり、内燃機関や燃焼器などいずれの種類の燃料供給装置に用いても好適である。
本発明の実施例1に係る燃料供給装置が適用された内燃機関の燃料供給制御装置を表す概略構成図である。 実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置における燃料噴射装置の概略図である。 実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置における燃料噴射装置の作動説明図である。 実施例1の内燃機関の燃料供給制御装置における始動時燃料供給制御を表すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る燃料供給装置が適用された内燃機関の燃料供給制御装置を表す概略構成図である。
符号の説明
10,50 エンジン(内燃機関)
11 燃焼室
13,53 インジェクタ(燃料噴射手段)
14,54 デリバリパイプ(燃料供給系、燃料供給手段)
15,55 燃料タンク(燃料供給系、燃料供給手段)
16,56 低圧フィードポンプ(燃料供給系、燃料供給手段)
17,57 水タンク(極性分子添加手段、極性分子タンク)
18,58 低圧フィードポンプ(極性分子添加手段、極性分子ポンプ)
19,22,24,59,62,64 燃料供給管(燃料供給系、燃料供給手段)
20,60 混合タンク
21,61 水供給管(極性分子添加手段、極性分子供給管)
23,63 高圧ポンプ(燃料供給系、燃料供給手段)
30,70 電子制御ユニット、ECU(始動制御手段)
35 水温センサ(機関温度検出手段)
41,71 マイクロ波発生装置(マイクロ波照射手段)
42 ドアスイッチ(始動推定手段)
43 イグニッションキースイッチ(IG−SW)
52 吸気ポート(吸気通路)

Claims (7)

  1. 燃焼室または吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射手段と、該燃料噴射手段に極性分子が添加された燃料を供給する燃料供給系と、極性分子が添加された燃料に対してマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段とを具えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置において、燃料を供給する燃料供給手段と、該燃料供給手段により供給される燃料に極性分子を添加する極性分子添加手段を設けたことを特徴とする燃料供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃料供給装置において、前記燃料供給系は、燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料噴射手段としての複数のインジェクタが連結されたデリバリパイプと、前記燃料タンクと前記デリバリパイプとを連結する燃料供給管と、該燃料供給管に設けられた燃料ポンプとを有し、前記デリバリパイプに前記マイクロ波照射手段が設けられたことを特徴とする燃料供給装置。
  4. 請求項2または3に記載の燃料供給装置において、前記燃料供給系に混合タンクが設けられ、前記極性分子添加手段は、極性分子を貯留する極性分子タンクと、該極性分子タンクと前記混合タンクとを連結する極性分子供給管と、該極性分子供給管に設けられた極性分子ポンプとを有することを特徴とする燃料供給装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料供給装置を有する内燃機関の燃料供給制御装置において、内燃機関の始動を推定する始動推定手段と、該始動推定手段が前記内燃機関の始動を推定したときに前記マイクロ波照射手段を作動する始動制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の燃料供給制御装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料供給装置を有する内燃機関の燃料供給制御装置において、内燃機関の温度を検出または推定する機関温度検出手段と、前記内燃機関の始動時に該機関温度検出手段が検出した機関温度が予め設定された第1機関温度より低いときに前記マイクロ波照射手段を作動する始動制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の燃料供給制御装置。
  7. 請求項6に記載の内燃機関の燃料供給制御装置において、前記始動制御手段は、前記内燃機関の始動後に、前記機関温度検出手段が検出した機関温度が予め設定された第2機関温度より高くなったときに前記マイクロ波照射手段の作動を停止することを特徴とする内燃機関の燃料供給制御装置。
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