JP2006214336A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放電電極装置を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になるなどの効果を奏する燃料供給装置を提供する。
【解決手段】 燃料タンクから燃料を汲み上げ、加圧する高圧燃料ポンプと、前記高圧燃料ポンプにより加圧された高圧燃料を蓄えるコモンレールと、前記コモンレールに蓄えられた燃料を噴射するインジェクタとを備える燃料供給装置であって、高電圧発生手段と、前記高圧燃料ポンプと前記インジェクタとの間に設けられ、前記高電圧発生手段により高電圧が印加されると放電を発生させる放電電極装置とを備えていることを特徴とする燃料供給装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料を加圧して内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
筒内噴射式の内燃機関の燃料供給装置として、低圧燃料ポンプによって燃料タンクから高圧燃料ポンプに燃料を供給し、その高圧燃料ポンプにて燃料を加圧し、その加圧された燃料をデリバリパイプ内のコモンレールに蓄え、コモンレールからインジェクタ(燃料噴射装置)を介して内燃機関の燃焼室に燃料を噴射するものがある。
しかし、高圧燃料ポンプは内燃機関によって駆動されているため、内燃機関の回転数が低い低温始動時には燃料を十分に加圧できないため、インジェクタから噴射される燃料が微粒化されず、多量の排気エミッションを放出するという問題がある。
そこで、電気ヒータからなる加熱装置をコモンレールに設け、その加熱装置を利用して内燃機関の始動時にコモンレール内の燃料の圧力を上昇する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−218592
しかし、特許文献1に示す従来技術では、燃料の圧力を上昇させるために多くのエネルギーが必要であることや燃料の圧力を上昇させるのに時間がかかるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、その目的は、放電電極装置を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になるなどの効果を奏する燃料供給装置を提供することである。
本発明においては、燃料タンクから燃料を汲み上げ、加圧する高圧燃料ポンプと、前記高圧燃料ポンプにより加圧された高圧燃料を蓄えるコモンレールと、前記コモンレールに蓄えられた燃料を噴射するインジェクタとを備える燃料供給装置であって、高電圧発生手段と、前記高圧燃料ポンプと前記インジェクタとの間に設けられ、前記高電圧発生手段により高電圧が印加されると放電を発生させる放電電極装置とを備えていることを特徴とする燃料供給装置を提供する。
これによると、コモンレール内の燃料の圧力が十分でない場合に、本発明の放電電極装置を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記放電電極装置が、前記コモンレールに設けられていると、エンジン始動後から高圧燃料ポンプにより燃料圧力が所定以上に上昇されるまでの間に必要となる燃料量が蓄えられているため都合が良い。また、放電電極装置の取付けが容易である。
また、請求項3に記載の発明のように、前記放電電極装置が、前記燃料ポンプから前記コモンレールへ燃料を配送する燃料配管と前記コモンレールとの結合部近傍に設けられていると、気化膨張により発生した気泡が燃料と一緒にインジェクタへ供給される為、コモンレールのインジェクタ側には気泡が溜まり難くなる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記高圧燃料ポンプと前記放電電極装置の間には、前記放電電極装置の動作中に閉じ、圧力上昇した燃料が前記高圧燃料ポンプ側へ流れるのを防ぐ開閉手段が設けられていると良い。これによると、放電電極装置によって加圧された燃料が高圧燃料ポンプ側へ逆流するのを防止することが出来る。
また、請求項5に記載の発明のように、前記開閉手段が、前記放電電極装置側の圧力より高圧燃料ポンプ側の圧力が高くなったときに開くと、高圧燃料ポンプ始動後は、高圧燃料ポンプから吐出された燃料をインジェクタへ供給することが出来る。
また、請求項6に記載の発明のように、エンジンスイッチがオンすると、前記放電電極により放電を行い、
前記コモンレール内の燃料が昇圧し、エンジンの始動によって前記高圧燃料ポンプが始動した後は、前記放電電極による放電を中止すると、内燃機関の始動時などで、高圧燃料ポンプが停止しており、燃料が加圧されていない状態であっても、本発明の放電電極装置を用い、燃料圧力を上昇させることが可能になる。また、高圧燃料ポンプ始動後は放電を中止するため、放電のための電力消費を抑えることが出来る。
以下、本発明に係わる燃料供給装置の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の燃料供給装置の構成を示す構成図であり、本発明の燃料供給装置を筒内噴射式のガソリンエンジンに適用した実施形態を示している。但しエンジンの図示は省略した。
燃料供給装置1は、燃料タンク104内の低圧燃料ポンプ103から送られる燃料を高圧燃料ポンプ102にて加圧し、その加圧された燃料をコモンレール107内に蓄え、コモンレール107に接続されたインジェクタ105からエンジンのシリンダ内に燃料を噴射するように概略構成されている。低圧燃料ポンプ103の吐出圧は例えば0.3〜0.4MPaに設定され、高圧燃料ポンプ102の吐出圧は低圧燃料ポンプ103の吐出圧に比べて十分に高い圧力(例えば10MPa以上)に設定されている。低圧燃料ポンプ103は電気モータを駆動源として作動する。高圧燃料ポンプ102は、エンジンによって駆動される。加圧された燃料は逆止弁110を介してコモンレール107に導かれる。
放電電極装置108は、内燃機関用の点火プラグなどからなり、その放電電極部をコモンレール107内に突出させるようにして設けられている。放電電極装置108は高電圧発生装置109から高電圧が印加されるとコモンレール107の壁面など電位差のある部位との間で放電を発生させる。
なお、放電電極装置108の設置位置は、燃料ポンプ102からコモンレール107へ燃料を配送する燃料配管12とコモンレール107との結合部近傍にであるのが好ましい。コモンレール107のインジェクタ105側には、気泡が溜まり易いため、放電電極装置108による局所的な気化膨張が起こり難く圧力上昇の効果が少ない。一方、コモンレール107の高圧燃料ポンプ102側に設置した場合、気泡が溜まり難いため、放電電極装置108による局所的な気化膨張が起こり易く圧力上昇の効果が大きい。また気化膨張により発生した気泡が燃料と一緒にインジェクタ105へ供給される為、コモンレール107のインジェクタ105側には気泡が溜まり難くなる。
コモンレール107にはそのコモンレール107内の圧力を検知する圧力検知手段としての圧力センサ10が設けられている。コモンレール107はそのコモンレール107内の最高圧力を規定するリリーフバルブ11を介して高圧燃料ポンプ102の吸い込み側と接続されている。エンジンが搭載される車両には、エンジンの運転状態を制御するためにエンジンコントロールユニット(ECU)111が設けられている。ECU111はCPU及びその動作に必要なRAM、ROM等の各種周辺回路を備えたコンピュータとして構成されている。ECU111はクランク角センサ13やエンジン水温センサ14等の各種のセンサの出力を参照してエンジンの運転状態を判別し、その判別結果に基づいて燃料噴射量を決定し、インジェクタ105の駆動回路106に対して適宜のタイミングで燃料噴射量を指示してインジェクタ105の燃料噴射動作を制御する。
このように構成された燃料供給装置では、エンジンスイッチがオンされると、放電電極装置108に高電圧発生装置109から高電圧(例えば、10kV)を印加し、放電電極装置108において放電を発生させる。これにより、コモンレール107内の燃料では、局所的な熱膨張が発生するため、逆止弁110よりインジェクタ105側の燃料圧力が上昇する。
そして、燃料圧力が所定圧力(例えば、2MPa)に達すると、エンジンのクランキングが開始され、エンジン回転数が上昇する。同時に高圧燃料ポンプ102のスイッチがオンされ、高圧燃料ポンプ102が始動する。高圧燃料ポンプ102の始動後、逆止弁110より高圧燃料ポンプ102側の燃料圧力が上昇する。高圧燃料ポンプ102側の燃料圧力が所定以上(例えば、10MPa)となった後、放電電極装置108の制御を停止する。
本実施例によると、放電電極装置108を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になる。
また、放電電極装置108が、コモンレール107に設けられていると、エンジン始動後から高圧燃料ポンプ102により燃料圧力が所定以上に上昇されるまでの間に必要となる燃料量が蓄えられているため都合が良い。また、放電電極装置108の取付けが容易である。
また、放電電極装置108が、燃料ポンプ102からコモンレール107へ燃料を配送する燃料配管12とコモンレール107との結合部近傍に設けられていると、気化膨張により発生した気泡が燃料と一緒にインジェクタ105へ供給される為、コモンレール107のインジェクタ105側には気泡が溜まり難くなる。
また、逆止弁110により、放電電極装置108によって加圧された燃料が高圧燃料ポンプ102側へ逆流するのを防止することが出来る。
また、逆止弁110が、放電電極装置108側の圧力より高圧燃料ポンプ102側の圧力が高くなったときに開くと、高圧燃料ポンプ102始動後は、高圧燃料ポンプ102から吐出された燃料をインジェクタ105へ供給することが出来る。
図2は、本発明の別の実施形態の燃料供給装置の構成を示す構成図である。図2に示す実施形態は、高圧燃料ポンプ部Aと、燃料噴射部Bと、コモンレール部Cと、制御部Dとから構成され、ガソリンエンジン101に高圧燃料を噴射供給する。
高圧燃料ポンプ部Aは、燃料を加圧する高圧燃料ポンプ102と、この高圧燃料ポンプ102に燃料を送る低圧燃料ポンプ103と、燃料を貯蔵する燃料タンク104とから構成されている。高圧燃料ポンプ102は、ガソリンエンジン101から駆動力を得る。このような構成の高圧燃料ポンプ部Aでは、燃料タンク104から低圧燃料ポンプ103を介して高圧燃料ポンプ102へ燃料が送られ、高圧燃料ポンプ102にて燃料が加圧される。
燃料噴射部Bは、インジェクタ105と、駆動回路106とから構成される。このような構成の燃料噴射部Bでは、駆動回路106からの指示により、インジェクタ105からガソリンエンジン101へ燃料が噴射供給される。
コモンレール部Cは、コモンレール107と、コモンレール107内の燃料圧力を上昇させるための放電電極装置108と、放電電極装置108に高電圧を印加するための高電圧発生装置109と、逆止弁110とから構成される。
放電電極装置108は、内燃機関用の点火プラグからなり、高電圧発生装置109により高電圧が印加されると、コモンレール107内壁などの電位差のある部位との間で放電を発生させる。
このような構成のコモンレール部Cでは、高圧燃料ポンプ102から逆止弁110を介してコモンレール107へ高圧燃料が供給される。コモンレール107に蓄えられた燃料は、インジェクタ105へ供給される。
ここで、ガソリンエンジン101の始動時などであって、高圧燃料ポンプ102が停止しており、燃料が加圧されていない状態のときには、放電電極装置108により放電を発生させる。この放電により、コモンレール107内の残留燃料または低圧燃料ポンプ103によりコモンレール107へ導かれた燃料は、局所的に気化膨張し、燃料圧力が上昇する。またこのとき、コモンレール107に設けられた逆止弁110によってコモンレール107内の圧力が高圧燃料ポンプ102側へ逃げない構成となっている。なお高圧燃料ポンプ102が始動し、十分に燃料が加圧されると、逆止弁110が開き、コモンレール107に燃料が供給される。
このように、放電電極装置108をコモンレール107に設けると、エンジン始動後から高圧燃料ポンプ102により燃料圧力が所定以上に上昇されるまでの間に必要となる燃料量が蓄えられているため都合が良く、放電電極装置108の取付けも容易である。また、逆止弁110を設けることにより、放電電極装置108によって加圧された燃料が高圧燃料ポンプ102側へ逆流するのを防止することが出来き、かつ、高圧燃料ポンプ102始動後は、高圧燃料ポンプ102から吐出された燃料をインジェクタ105へ供給することが出来る。
制御部Dは、ECU111と、燃料圧力センサ112とから構成されている。このような構成の制御部Dでは、ECU111はガソリンエンジン101の状態から適切な燃料噴射タイミングを決定し、駆動回路106を動作させる。燃料圧力センサ112は、コモンレール107内の燃料圧力を測定し、ECU111へ伝達する。ECU111は、伝達された燃料圧力から放電タイミングを決定し、高電圧発生装置109を動作させる。また、ECU111は、高圧燃料ポンプ102および低圧燃料ポンプ103の制御も行なう。
本実施例によると、放電電極装置108を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になる。また、逆止弁110が、放電電極装置108側の圧力より高圧燃料ポンプ102側の圧力が高くなったときに開くと、高圧燃料ポンプ102始動後は、高圧燃料ポンプ102から吐出された燃料をインジェクタ105へ供給することが出来る。
図3は、本発明の別の実施形態の燃料供給装置の構成を示す構成図である。図2に示す実施形態は、高圧燃料ポンプ部A2と、燃料噴射部B2と、コモンレール部C2と、制御部D2とから構成され、ディーゼルエンジン201に高圧燃料を噴射供給する。
高圧燃料ポンプ部A2は、燃料を加圧する高圧燃料ポンプ202と、燃料を貯蔵する燃料タンク204とから構成されている。高圧燃料ポンプ202は、ディーゼルエンジン201から駆動力を得る。このような構成の高圧燃料ポンプ部Aでは、高圧燃料ポンプ202により、燃料タンク204から燃料が吸入および加圧される。
燃料噴射部B2は、インジェクタ205から構成される。このような構成の燃料噴射部B2では、インジェクタ205からディーゼルエンジン201へ燃料が噴射供給される。
コモンレール部C2は、コモンレール207と、コモンレール207内の燃料圧力を上昇させるための放電電極装置208と、放電電極装置208に高電圧を印加するための高電圧発生装置209と、逆止弁210とから構成される。
放電電極装置208は、内燃機関用の点火プラグからなり、高電圧発生装置209により高電圧が印加されると、コモンレール207内壁などの電位差のある部位との間で放電を発生させる。
このような構成のコモンレール部C2では、高圧燃料ポンプ202から逆止弁210を介してコモンレール207へ高圧燃料が供給される。コモンレール207に蓄えられた燃料は、インジェクタ205へ供給される。
ここで、ディーゼルエンジン201の始動時などであって、高圧燃料ポンプ202が停止しており、燃料が加圧されていない状態のときには、放電電極装置208により放電を発生させる。この放電により、コモンレール207内の残留燃料は、局所的に気化膨張し、燃料圧力が上昇する。またこのとき、コモンレール207に設けられた逆止弁210によってコモンレール207内の圧力が高圧燃料ポンプ202側へ逃げない構成となっている。なお高圧燃料ポンプ202が始動し、十分に燃料が加圧されると、逆止弁210が開き、コモンレール207に燃料が供給される。
このように、放電電極装置208をコモンレール207に設けると、エンジン始動後から高圧燃料ポンプ202により燃料圧力が所定以上に上昇されるまでの間に必要となる燃料量が蓄えられているため都合が良く、放電電極装置208の取付けも容易である。また、逆止弁210を設けることにより、放電電極装置208によって加圧された燃料が高圧燃料ポンプ202側へ逆流するのを防止することが出来、かつ、高圧燃料ポンプ202始動後は、高圧燃料ポンプ202から吐出された燃料をインジェクタ205へ供給することが出来る。
制御部Dは、ECU211と、燃料圧力センサ212とから構成されている。このような構成の制御部Dでは、ECU211はディーゼルエンジン201の状態により適切な燃料噴射タイミングを決定し、インジェクタ205を動作させる。燃料圧力センサ212は、コモンレール207内の燃料圧力を測定し、ECU211へ伝達する。ECU211は、伝達された燃料圧力から放電タイミングを決定し、高電圧発生装置209を動作させる。また、ECU211は、高圧燃料ポンプ202の制御も行なう。
本実施例によると、放電電極装置208を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になる。また、逆止弁210が、放電電極装置208側の圧力より高圧燃料ポンプ202側の圧力が高くなったときに開くと、高圧燃料ポンプ202始動後は、高圧燃料ポンプ202から吐出された燃料をインジェクタ205へ供給することが出来る。
図4は、本発明の別の実施形態の燃料供給装置の作動を示すタイムチャートである。図4に示されるように、aでエンジンスイッチがオンされると、cで放電電極装置に高電圧発生装置から高電圧が印加され、コモンレール内の燃料では、局所的な熱膨張が発生し、例えば、dのように燃料圧力(逆止弁より燃料噴射弁側)が上昇する。
そして、燃料圧力が所定圧力に達すると、エンジンのクランキングが開始され、bでエンジン回転数が上昇する。同時にeで高圧燃料ポンプのスイッチがオンされ、高圧燃料ポンプが始動する。高圧燃料ポンプの始動後、例えば、fのように、逆止弁より高圧燃料ポンプ側の燃料圧力が上昇する。高圧燃料ポンプ側の燃料圧力が所定以上(例えば、ガソリンエンジンに適用される場合では10MPa、ディーゼルエンジンに適用される場合では100MPa)となった後、cで放電電極装置の制御を停止する。
図5は、本発明の実施形態の放電電極装置の制御方法を示すフローチャートである。図5に示されるように、放電電極装置は、コモンレール内の圧力が低い場合は放電を行なう。一方、圧力が低くない場合は放電を中止する。このように制御された放電電極装置によると、燃料を適切な圧力に調整することが出来る。
図6は、本発明の実施形態の燃料供給装置の特性を示すグラフである。図6に示されるように、放電エネルギーが大きいほど、局所的な気化膨張により気泡が多く発生する為、燃料圧力が増加する。
以上述べたように本実施の形態に係わる燃料供給装置によると、内燃機関の始動時などで、高圧燃料ポンプが停止しており、燃料が加圧されていない状態であっても、放電電極装置を用い、局所的な燃料を気化膨張させることで、短時間かつ少ないエネルギーで燃料圧力を上昇させることが可能になる。
なお、本発明に用いられる構成は本発明の課題を達成出来るものであれば、本実施例の構成に限定されない。例えば、放電電極装置は、高圧燃料ポンプとコモンレールとの間に設けても良く、コモンレールとインジェクタとの間に設けても良く、放電電極装置は、コモンレール内に設けられた電位差のある部位に放電しても良い。
本発明の実施形態の燃料供給装置の構成を示す構成図(1)である。 本発明の実施形態の燃料供給装置の構成を示す構成図(2)である。 本発明の実施形態の燃料供給装置の構成を示す構成図(3)である。 本発明の実施形態の燃料供給装置の作動を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態の燃料供給装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の燃料供給装置の特性を示すグラフである。
符号の説明
101 ガソリンエンジン
102 高圧燃料ポンプ
103 低圧燃料ポンプ
104 燃料タンク
105 インジェクタ
106 駆動回路
107 コモンレール
108 放電電極装置
109 高電圧発生装置
110 逆止弁
111 ECU
112 燃料圧力センサ

Claims (6)

  1. 燃料タンクから燃料を汲み上げ、加圧する高圧燃料ポンプと、
    前記高圧燃料ポンプにより加圧された高圧燃料を蓄えるコモンレールと、
    前記コモンレールに蓄えられた燃料を噴射するインジェクタとを備える燃料供給装置であって、
    高電圧発生手段と、
    前記高圧燃料ポンプと前記インジェクタとの間に設けられ、前記高電圧発生手段により高電圧が印加されると放電を発生させる放電電極装置とを備えていることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記放電電極装置が、前記コモンレール内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記放電電極装置が、前記燃料ポンプから前記コモンレールへ燃料を配送する燃料配管と前記コモンレールとの結合部近傍に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記燃料ポンプと前記放電電極装置の間には、前記放電電極装置の動作中に閉じ、圧力上昇した燃料が前記高圧燃料ポンプ側へ流れるのを防ぐ開閉手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記開閉手段が、前記放電電極装置側の圧力より高圧燃料ポンプ側の圧力が高くなったときに開くことを特徴とする請求項4に記載の燃料供給装置。
  6. エンジンスイッチがオンすると、前記放電電極により放電を行い、
    前記コモンレール内の燃料が昇圧し、エンジンの始動によって前記高圧燃料ポンプが始動した後は、前記放電電極による放電を中止することを特徴とする請求項1乃至5に記載の燃料供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009264216A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Sanoh Industrial Co Ltd 水素吸蔵合金利用型加熱システム

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