JP2007235645A - デジタルカメラ、および、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラへの衝撃によるデータ消失などを効果的に防止する。
【解決手段】ブレ補正機能を備えたデジタルカメラ100は、ブレ補正動作に必要なピッチ検出部400aやヨー検出部400bによるブレ検出値が、手ブレなどで生じるブレを超えるようなものである場合、デジタルカメラ100に対する衝撃が発生する可能性があると判別する。デジタルカメラ100に対する衝撃が発生する可能性があると判別した場合、撮像画像を保存するための構成であるハードディスク装置510のヘッドを退避させる保護動作を実行することで、衝撃によるハードディスク装置510の破損を防止するとともに、ハードディスク装置510の破損によって生じる撮像データの消失を防止する。また、沈胴式レンズユニットであるレンズユニット200を収納させる保護動作を実行することで、レンズユニット200の損傷を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、および、プログラムに関し、特に、ハードディスクを有するデジタルカメラ等に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどのデジタルカメラにおいては、撮像素子の高画素化によって高画質化が進んでいる。高画素化によって画質は向上するものの、これに比例して画像データのデータ量も多くなる。よって、このようなサイズの大きな画像データを格納できる記憶装置の実装が必要となってくる。
多くのデジタルカメラにおいては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を用いたメモリカードなどが画像記憶媒体として一般的に採用されているが、単位記憶容量あたりの単価が比較的高額であるので、大容量のメモリカードはコスト的に見合わない場合がある。
これに対し、ハードディスクによる記憶装置の場合、単位記憶容量あたりの単価が半導体記憶装置よりも安価である上、容易に大容量化することができる。また、近時では、ハードディスク装置の小型化も進んでいるので、デジタルカメラに搭載する大容量記憶装置として好適である。
しかしながら、このようなハードディスク装置には、振動や衝撃に弱いという欠点がある。携行して使用するデジタルカメラの場合、ぶつけてしまったり、落としてしまったりすることが考えられるので、振動や衝撃が加わる可能性が高い。同じような携帯型装置である音楽再生装置などにハードディスク装置が搭載されているものがあるが、音楽再生装置の場合では、仮にハードディスク装置の破損によりデータが失われてしまっても、オリジナルのデータ(例えば、CDなど)があるため、復元させることが可能である。一方、デジタルカメラで撮影された画像は唯一無二のものであり、撮像画像データが失われることはユーザにとって多大な損失となる。
よって、振動や衝撃に対する十分な対策を講じなければ、デジタルカメラの記憶装置としてハードディスク装置を採用することはリスクが大きい。このため、デジタルカメラにおける効果的な耐衝撃手法の確立が望まれており、従来より種々の手法が提案されている。例えば、圧力センサを設けることにより、ユーザによって把持されているか否かを判別し、把持されていない場合は落下していると判断してレンズを収納する手法なども提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−117845号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、デジタルカメラをユーザが把持している状況でなければ対応できない。よって、携行時に起こりうる種々の状況において、効果的に衝撃を防止することはできなかった。また、特許文献1の手法では、落下を検出するための圧力センサを設ける必要があり、コスト増加や構造が複雑となってしまう問題もある。
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、効果的な耐衝撃対策を容易に実現することができるデジタルカメラ等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るデジタルカメラは、
ブレ補正機能を有するデジタルカメラにおいて、
前記ブレ補正機能の動作に用いられる、前記デジタルカメラにかかる動きの検出値に基づいて、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生する可能性があるか否かを判別する衝撃判別手段と、
前記衝撃判別手段が、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生する可能性があると判別した場合、前記デジタルカメラにかかる可動部を制御し、当該可動部の保護動作を実行する耐衝撃動作実行手段と、
を備えること特徴とする。
このような構成によれば、多くのデジタルカメラで一般的に搭載されているブレ補正機能に用いられている検出値を用いて、デジタルカメラに衝撃が発生する可能性の有無を判別し、衝撃が発生する可能性がある場合、破損しやすい可動部に対し保護動作を自動的に実行するので、耐衝撃動作を容易に実現することができる。
上記デジタルカメラにおいて、
前記可動部は、少なくとも前記デジタルカメラの撮像画像データを格納するハードディスク装置とすることができ、この場合、
前記耐衝撃動作実行手段は、前記ハードディスク装置を制御し、該ハードディスク装置のヘッド退避動作を前記保護動作として実行することが望ましい。
このような構成によれば、衝撃発生可能性がある場合に、デジタルカメラの撮像した画像を保存するハードディスク装置のヘッド退避を自動的におこなうので、例えば、書込時に発生した衝撃による撮像画像データの消失を防止することができる。
上記デジタルカメラは、
少なくとも前記デジタルカメラの撮像画像データを格納するために前記デジタルカメラに装着された、所定の着脱式記憶媒体の種類を判別する記憶媒体判別手段をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記記憶媒体判別手段が、前記デジタルカメラに装着された着脱式記憶媒体の種類がハードディスク装置であると判別した場合、前記耐衝撃動作実行手段は、当該着脱式記憶媒体を制御して前記保護動作を実行することが望ましい。
このような構成によれば、デジタルカメラに着脱可能なハードディスク装置を画像保存媒体とした場合であっても、衝撃が発生する可能性がある場合に、ヘッド退避などの保護動作が自動的に実行されるので、撮像画像データの消失を防止することができる。
上記デジタルカメラにおいて、
前記可動部は、沈胴式レンズユニットであってもよく、この場合
前記耐衝撃動作実行手段は、前記沈胴式レンズユニットを制御し、該沈胴式レンズユニットの収納動作を前記保護動作として実行することが望ましい。
このような構成によれば、デジタルカメラが沈胴式のレンズユニットを搭載している場合、衝撃が発生する可能性のある場合に、自動的にレンズユニットを収納をするので、衝撃によるレンズユニットの破損を防止することができる。
上記デジタルカメラにおいて、
前記衝撃判別手段は、角速度センサによる検出値に基づいて、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生する可能性があるか否かを判別することが望ましい。
このような構成によれば、多くのデジタルカメラに一般的に搭載されているブレ補正機能で通常用いられている角速度センサの検出値を利用して、衝撃が発生する可能性の有無を判別するので、データ消失を効果的に防止できる保護動作を、特別な構成を用意することなく容易に実現することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるプログラムは、
ブレ補正機能を有するデジタルカメラを制御するコンピュータを、
前記ブレ補正機能の動作に用いられる前記デジタルカメラにかかる動きの検出値を取得する機能と、
前記取得した検出値に基づいて、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生するか否かを判別する機能と、
可動部を有する着脱式の記憶媒体が前記デジタルカメラに装着されているか否かを判別する機能と、
前記デジタルカメラに対する衝撃が発生すると判別された場合、当該デジタルカメラにかかる可動部の保護動作を実行するための制御信号を生成し、該当する可動部を制御する機能と、
を実現させることを特徴とする。
このようなプログラムを既存のデジタルカメラに適用することで、上記デジタルカメラとして機能させることができる。
本発明によれば、デジタルカメラへの衝撃によって生じる損失を効果的に防止できる構成を容易に実現することができる。
(実施形態1)
本発明にかかる実施形態を、以下図面を参照して説明する。本実施形態では、手ブレ補正機能などのブレ補正機能を有するデジタルスチルカメラに本発明を適用した場合を以下説明する。
本実施形態に係るデジタルカメラの構成を図1、図2を参照して説明する。図1は本実施形態にかかるデジタルカメラ100の外観および一部の内部構成を示す図(図1(a)は正面図、図1(b)は斜視図)であり、図2はデジタルカメラ100のシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態にかかるデジタルカメラ100は、沈胴式レンズを有するデジタルカメラである。よって、デジタルカメラ100の正面には、図1に示すような、テレスコピック型のレンズユニット200が構成されている。レンズユニット200は、鏡筒が伸縮することで、使用時には伸張して突出し、使用しないときにはデジタルカメラ100の筐体内に収納される。また、レンズ部には、電動式のレンズカバーが構成されており(不図示)、レンズユニット200が収納されているときはレンズカバーが閉じ、伸張時にはレンズカバーが開くよう動作する。したがって、レンズユニット200には、鏡筒の伸縮やレンズカバーの開閉をおこなうためのモータ(不図示)などが備えられており、制御部110(後述)からの指示に基づいて動作する。
このようなレンズユニット200によって結像される位置には、例えば、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などの撮像素子や、撮像素子によって光電変換された電気信号(アナログ信号)をデジタルデータに変換するADC(Analog-Digital Converter:アナログ−デジタル変換器)などから構成された撮像ユニット300があり、結像に基づく光電変換をおこなって撮像画像データを生成する。本実施形態では、デジタルカメラ100の上面に配置されているシャッタボタン131の操作に応じて撮像ユニット300が動作し、スチル撮像がおこなわれる。
そして、このような撮像画像データを格納する記憶装置として、本実施形態では、ハードディスク装置510がデジタルカメラ100内に搭載されている。ハードディスク装置510は、例えば、1.8インチ型の小型ハードディスク装置であり、一般的なハードディスク装置と同様、スピンドルモータによって高速回転する磁気ディスクと、VCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)によって駆動するヘッドなどから構成されている。
また、上述したように、本実施形態にかかるデジタルカメラ100はブレ補正機能を有しており、ブレ補正に必要となるブレ検出をおこなうためのブレ検出部400が、デジタルカメラ100内に構成されている。本実施形態のブレ検出部400は、例えば、圧電セラミックジャイロなどを用いた角速度センサから構成されるものとする。このような角速度センサによって、デジタルカメラ100に発生する回転角速度を検出することで、手ブレの要因となるデジタルカメラ100のブレを検出する。
本実施形態では、少なくとも、デジタルカメラ100の水平軸まわりの回転角速度(以下、「ピッチ」とする)と、デジタルカメラ100の垂直軸まわりの回転角速度(以下、「ヨー」とする)を検出するものとする。したがって、デジタルカメラ100には、図1に示すように、ピッチを検出するためのピッチ検出部400aと、ヨーを検出するためのヨー検出部400bが構成されている。
以上が、本実施形態にかかるデジタルカメラ100の概略的な特徴部分である。このようなデジタルカメラ100のシステム構成を、図2を参照して説明する。図示するように、デジタルカメラ100は、制御部110、操作部130、表示部140、レンズユニット200、撮像ユニット300、ブレ検出部400、記憶部500、などから構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などから構成され、デジタルカメラ100の各部を制御する。また、記憶部500に格納されているプログラムを実行することで、後述する各処理が実現される。
操作部130は、デジタルカメラ100の外面上に構成されている各種ボタンやキーなど(シャッタボタン131を含む)から構成され、ユーザ操作に応じた入力信号を生成して制御部110に入力する。なお、シャッタボタン131は、ユーザによる押下に応じて上下方向に可動するボタンなどから構成され、ユーザに押下されることによって、撮影開始などを指示する信号(以下、「シャッタ信号」とする)を制御部110に送出する。なお、シャッタボタン131は、例えば、レリーズやリモコンなどによって構成されていてもよい。
表示部140は、例えば、液晶表示装置などから構成され、撮像ユニット300によって撮像された画像や記憶部500に格納されている撮像画像などを表示する他、所定のメニュー画面などといった種々の画面を表示出力する。
レンズユニット200、撮像ユニット300、および、ブレ検出部400は、それぞれ上述したような構成を有しており、制御部110の制御によって動作する。
記憶部500は、デジタルカメラ100によって撮像された撮像画像の他、デジタルカメラ100が動作する上で必要となるデータやプログラムなどを格納するための記憶装置である。記憶部500には、上述したハードディスク装置510が含まれる他、例えば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどから構成される半導体記憶装置520が含まれる。
本実施形態では、デジタルカメラ100による撮像画像を保存するための撮像画像記憶領域511がハードディスク装置510に用意される。また、撮像時に撮像画像データを一時的に格納するためのバックアップ領域521、および、制御部110が実行するプログラムを格納するためのプログラム格納領域522が、半導体記憶装置520に用意される。ここで、バックアップ領域521は、例えば、RAMに用意され、プログラム格納領域522は、例えば、フラッシュメモリに用意されるものとする。
プログラム格納領域522に格納されているプログラムを制御部110が実行することで、制御部110は、後述する各処理を実行する際、図3に示すような構成として機能する。図3は、制御部110によって実現される機能を示す機能ブロック図である。図示するように、制御部110は、撮像処理部111、画像処理部112、ブレ補正処理部113、耐衝撃動作処理部114、などとして機能する。
撮像処理部111は、操作部130、レンズユニット200、撮像ユニット300、などと協働し、デジタルカメラ100の撮像動作にかかる処理をおこなう。
画像処理部112は、表示部140、撮像ユニット300、ハードディスク装置510、半導体記憶装置520、などと協働し、撮像された画像に対する画像処理をおこなう他、撮像画像の記録(保存)にかかる処理をおこなう。
ブレ補正処理部113は、撮像ユニット300やブレ検出部400などと協働し、撮像時のブレ補正動作にかかる処理をおこなう。
耐衝撃動作処理部114は、レンズユニット200やハードディスク装置510などと協働し、これらの耐衝撃動作にかかる処理をおこなう。耐衝撃動作処理部114は、ブレ補正処理部113によるブレ補正動作で用いられるブレ検出部400の検出結果に基づいて、デジタルカメラ100への衝撃が発生する可能性を判別するとともに、衝撃が発生する可能性がある場合には、レンズユニット200やハードディスク装置510などの可動部を有する構成に対する所定の保護動作を実行する。
本実施形態では、上記各構成が、制御部110のプログラム実行によって論理的に実現されるものとするが、これらの各構成を、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)などのハードウェアによって物理的に実現してもよい。
なお、上記の各構成は、本発明の実施に必要な要部であり、デジタルカメラ100には、これらの他に、デジタルカメラとして必要な構成や機能、および、その他の付加的な構成や機能などが、必要に応じて備えられているものとする。
次に、以上のような構成のデジタルカメラ100による動作を説明する。まず、デジタルカメラ100でスチル撮像をおこなう場合に実行される撮像処理を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。この撮像処理は、デジタルカメラ100が撮影モードで起動した場合や、他のモードから撮影モードに切り換えられたことを契機に開始されるものとする。
処理が開始されると、撮像処理部111は、デジタルカメラ100が通常動作であるか否かを判別する(ステップS101)。本実施形態では、後述する耐衝撃動作がおこなわれていることを示すフラグ(以下、「耐衝撃動作フラグ」とする)が、例えば、半導体記憶装置520などに用意されるものとし、撮像処理部111は、この耐衝撃動作フラグの状態に基づいて、通常動作中であるか否かを判別する。耐衝撃動作フラグは、例えば、1と0の2値によってオン/オフが示されており、フラグ値が1をオン状態、0をオフ状態とする。そして、耐衝撃動作中はフラグがオンされるものとする。
ここでは、まだ耐衝撃動作が実行されていないので、耐衝撃動作フラグは0であり、通常動作中であることを示している(ステップS101:Yes)。この場合、撮像処理部111によって、撮像動作がおこなわれる(ステップS102)。ここでは、レンズユニット200や撮像ユニット300を駆動制御して撮像可能状態にする。すなわち、レンズユニット200の鏡筒を伸張させるとともにレンズカバーが開くようレンズユニット200を制御する他、撮像ユニット300を起動して、レンズユニット200への入射光に応じた撮像画像データの生成を開始させる。この他、撮像処理部111は、表示部140を制御することで、撮像ユニット300が生成した撮像画像データに基づく画像表示などをおこなう。
このようにしてデジタルカメラ100が撮像可能状態となると、撮像処理部111は、ブレ補正処理部113に対し、ブレ補正動作の開始を指示する。撮像処理部111からの指示に応じて、ブレ補正処理部113はブレ検出部400を制御し、ピッチ検出部400aとヨー検出部400bによって検出される回転角速度を示す検出値を取得する(ステップS103)。
ブレ補正処理部113は、ブレ検出部400から取得した検出値に基づいて、ステップS101で開始した撮像動作で得られる撮像画像に対し、所定のブレ補正動作をおこなう(ステップS104)。ここで、ブレ補正処理部113によっておこなうブレ補正動作は任意であり、既存のブレ補正技術に基づいた動作がおこなわれるものとする。例えば、ブレに応じて撮像素子を動かしてブレ補正する方式であれば、ブレ補正処理部113は撮像ユニット300にそのような動作を指示する。また、レンズを動かすことでブレ補正する方式であれば、ブレ補正処理部113はレンズユニット200にそのような動作を指示する。
ブレ補正処理部113は、このようなブレ補正動作を撮像画像に対して常におこなう。よって、ブレ補正処理部113は、ブレ検出部400の検出値を随時取得する。ここで、ブレ補正処理部113は、このようにして取得したブレ検出部400の検出値を随時耐衝撃動作処理部114に通知する。耐衝撃動作処理部114は、ブレ補正処理部113から通知されたブレ検出値に基づいて、デジタルカメラ100に衝撃が発生する可能性の有無を判別する(ステップS105)。
つまり、手ブレなど画像のブレに影響するデジタルカメラ100の動きの範囲は予め想定できるものであり、そのような範囲を超えた大きな動きが検出された場合は、例えば、デジタルカメラ100の落下などといった、何らかの異常な動きが発生していると判断することができる。したがって、手ブレ等によって発生する回転角速度の範囲に基づいた閾値を予め規定し、このような閾値を超える値となるブレ検出値が発生した場合、耐衝撃動作処理部114は「衝撃発生可能性あり」と判別する。なお、予め規定した閾値は、例えば、記憶部500に予め格納されているものとする。
ここで、ブレ検出部400からのブレ検出値が閾値を超えず、耐衝撃動作処理部114が「衝撃発生可能性なし」と判別した場合(ステップS106:Yes)、シャッタボタン131の押下による撮像指示があるまで撮像動作が継続される(ステップS107:No)。すなわち、撮像処理部111の制御によって撮像動作がおこなわれるとともに、ブレ補正処理部113によるブレ補正がおこなわれる。
そして、シャッタボタン131が操作され撮像指示が入力されると(ステップS107:Yes)、画像処理部112によって、撮像ユニット300によって生成された撮像画像への画像処理がおこなわれる(ステップS108)。ここでは、例えば、画像データの圧縮や画質の調整などがおこなわれる。
画像処理が終了すると、画像処理部112は、半導体記憶装置520にアクセスし、撮像画像データをバックアップ領域521に格納する(ステップS109)。ここでは、撮像画像をハードディスク装置510の撮像画像記憶領域511に保存する前に、一時的に半導体記憶装置520に格納しバックアップする。
バックアップ領域521に撮像画像データを格納すると、画像処理部112はその旨を耐衝撃動作処理部114に通知する。耐衝撃動作処理部114は、画像処理部112からの通知に応じて、ブレ補正処理部113を介して取得しているブレ検出部400によるブレ検出値に基づいた衝撃発生可能性判別をおこなう(ステップS110)。ここでの判別動作は、上述したステップS105での動作と同様である。
ここで、「衝撃発生可能性なし」と判別した場合(ステップS111:Yes)、耐衝撃動作処理部114は、その旨を画像処理部112に通知する。画像処理部112は、耐衝撃動作処理部114からの通知に応じて、ステップS109でバックアップ領域521に格納した撮像画像を撮像画像記憶領域511に転記して書き込む(ステップS112)。この場合の転記は、バックアップ領域521から撮像画像記憶領域511へのコピーであるものとする。
バックアップ領域521から撮像画像記憶領域511への転記が完了すると(ステップS113:Yes)、画像処理部112は、転記元のバックアップ領域521に格納されていた撮像画像データを削除する(ステップS114)。
以上のような処理が、所定の終了指示(例えば、撮影モードから他モードへの切り換えられた場合や、デジタルカメラ100の電源オフなど)があるまで繰り返し実行される(ステップS115:No)。以上説明した処理は、デジタルカメラ100に衝撃が発生する可能性のない通常使用時の動作である。この場合において、半導体記憶装置520に一旦撮像画像データを格納し、衝撃発生可能性がないと判別されたときにハードディスク装置510に撮像画像データを転記しているのは、振動や衝撃に弱いハードディスク装置510に撮像データを書き込んでいる時に衝撃が発生すると、ハードディスク装置510が損傷して撮像データが消失するおそれがあるため、衝撃への耐性のある半導体記憶装置520に一旦格納しておき、ブレ検出値に基づいて衝撃発生可能性がないと判別したときにハードディスク装置510に書き込むことでデータ損失を防止するためである。
一方、ステップS106またはステップS111で「衝撃発生可能性あり」と判別した場合(ステップS106:No、ステップS111:No)、耐衝撃動作処理部114は、耐衝撃動作処理を実行する(ステップS200)。この耐衝撃動作処理を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、耐衝撃動作処理部114は、ハードディスク装置510のヘッド退避を指示する制御信号をハードディスク装置510に送出することで、ハードディスク装置510にヘッド退避を指示する(ステップS201)。この場合、耐衝撃動作処理部114からの制御信号によってハードディスク装置510のVCMが駆動することでヘッドが退避する(ステップS202)。ここでは、磁気ディスク上にヘッドが位置しないようヘッドを駆動する。これにより、デジタルカメラ100に衝撃が発生しても、ヘッドが磁気ディスクに接触しないので、磁気ディスクの損傷を防止することができる。すなわち、耐衝撃動作処理部114の制御により、半導体記憶装置520を保護する動作が実行される。
耐衝撃動作処理部114はまた、レンズユニット200の鏡筒を収納するとともに、レンズカバーを閉じる動作を指示する制御信号をレンズユニット200に送出することで、レンズユニット200に収納動作を指示する(ステップS203)。この場合、耐衝撃動作処理部114からの制御信号によってレンズユニット200のモータが駆動し、鏡筒を収縮させてデジタルカメラ100内に収納するとともに、レンズカバーが閉じられる(ステップS204)。すなわち、耐衝撃動作処理部114の制御により、レンズユニット200を保護する動作が実行される。
このようにして、デジタルカメラ100の可動部分であるレンズユニット200やハードディスク装置510を保護する動作が実行されると、耐衝撃動作処理部114は、耐衝撃動作フラグを0から1にセットすることでオンし(ステップS205)、図4に示す撮像処理のフローに戻る。
撮像処理では、ステップS101において、耐衝撃動作フラグに基づいて通常動作中であるか否かが判別されるが、上述した耐衝撃動作処理(図5)のステップS205でフラグがセットされているので、撮像処理部111は、耐衝撃動作中である(すなわち、通常動作通ではない)と判別する(ステップS101:No)。この場合、上述した耐衝撃動作処理でおこなった保護動作を復帰させるための復帰動作処理が、耐衝撃動作処理部114によって実行される(ステップS300)。この復帰動作処理を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、耐衝撃動作処理部114は、例えば、デジタルカメラ100の時計機能などに用いられているタイマ回路の動作によるタイマ計時を開始する(ステップS301)。そして、所定時間が経過すると(ステップS302:Yes)、ブレ補正処理部113を介して、ブレ検出部400のブレ検出値を取得する(ステップS303)。
耐衝撃動作処理部114は、取得したブレ検出値に基づいて、耐衝撃動作処理を実行する契機となった衝撃発生可能性が収束したか否かを判別する(ステップS304)。この場合、取得したブレ検出値が、依然として上述した閾値を超えていれば、衝撃発生可能性がまだ収束していないと判別する(ステップS304:No)。
この場合、例えば、ブレ検出部400を構成しているセンサエラーにより、ブレ検出値が異常である可能性があるので、耐衝撃動作処理部114は、ブレ検出部400の動作チェックをブレ補正処理部113に指示する。耐衝撃動作処理部114からの指示に応じて、ブレ補正処理部113がブレ検出部400の動作チェックをおこなう。ここで、何らかの不具合があれば、センサエラーと判別し(ステップS315:Yes)、所定のエラー処理をおこなうことで復帰動作処理を終了する(ステップS500)。この場合のエラー処理は、例えば、所定のエラーメッセージを表示部140に表示することなどによって、ブレ検出部400やデジタルカメラ100のリセット動作をユーザに促すなどの動作をおこなう。
一方、ブレ検出部400の動作チェックが正常であれば、センサエラーではないと判別する(ステップS315:No)。この場合は、ステップS301に戻り、所定時間毎に衝撃発生可能性が収束したか否かを判別する。
ブレ検出部400のブレ検出値に基づいて、衝撃発生可能性が収束したと判別した場合(ステップS304:Yes)、耐衝撃動作処理部114は、オンとなっている耐衝撃動作フラグを1から0にリセットする(ステップS305)。
耐衝撃動作処理部114は、上述した耐衝撃動作処理(図5)を実行したのが、デジタルカメラ100による撮像動作中であったか、撮像画像の保存中であったかを判別する(ステップS306)。ここでは、図4に示す撮像処理のステップS106の判別によって耐衝撃動作処理が開始されたのであれば、撮像動作中であったと判別し、ステップS111の判別によって開始されたのであれば、撮像画像の保存動作中であったと判別する。
撮像動作中であったと判別した場合(ステップS306:Yes)、耐衝撃動作処理部114は、保護動作を実行した可動部のうち、撮像動作の継続に直ちに必要となるレンズユニット200に対し、収納状態からの復帰を指示する制御信号を送出することで、レンズユニット200の復帰を指示する(ステップS307)。このとき、耐衝撃動作処理部114は、レンズユニット200についての所定の動作チェックをおこなうことで(ステップS308)、レンズユニット200が正常に動作するか否かを判別する(ステップS309)。
動作チェックにより、レンズユニット200が正常に動作しない場合(ステップS309:No)、耐衝撃動作処理部114は、所定のエラー処理をおこなうことで復帰動作処理を終了する(ステップS500)。この場合のエラー処理は、上述したブレ検出部400のセンサエラー時の処理と同様である。
一方、レンズユニット200が正常に動作すると判別した場合(ステップS309:Yes)、または、ステップS306で耐衝撃動作処理の実行が撮像画像の保存動作中であったと判別した場合(ステップS306:No)、耐衝撃動作処理部114は、保護動作によってヘッドを退避させたハードディスク装置510に対し、動作の復帰を指示する制御信号を送出することで、ハードディスク装置510の復帰を指示する(ステップS310)。このとき、耐衝撃動作処理部114は、ハードディスク装置510についての所定の動作チェックをおこなうことで(ステップS311)、ハードディスク装置510が正常に動作するか否かを判別する(ステップS312)。
動作チェックにより、ハードディスク装置510が正常に動作しない場合(ステップS312:No)、耐衝撃動作処理部114は、所定のエラー処理をおこなうことで復帰動作処理を終了する(ステップS500)。この場合のエラー処理は、上述したブレ検出部400のセンサエラー時の処理と同様である。
一方、ハードディスク装置510が正常に動作すると判別した場合、耐衝撃動作処理部114は、画像処理部112に対し、耐衝撃動作処理の実行により中断された画像保存動作の再開を画像処理部112に指示する。耐衝撃動作処理部114からの指示に応じて、画像処理部112は、バックアップ領域521に格納してある撮像画像データを撮像画像記憶領域511に転記する(ステップS313)。ここで、撮像画像記憶領域511への転記が正常におこなわれない場合(ステップS314:No)、画像処理部112は、所定のエラー処理をおこなうことで復帰動作処理を終了する(ステップS500)。この場合のエラー処理は、上述したブレ検出部400のセンサエラー時の処理と同様である。
一方、撮像画像記憶領域511への転記が正常におこなわれた場合(ステップS314:Yes)、は、復帰動作処理を終了し、図4に示す撮像処理のフローに戻る。撮像処理においては、所定の終了指示があるまで撮像動作が継続される。すなわち、耐衝撃動作処理によっておこなわれた保護動作が復帰動作処理によって解除されて撮像動作に復帰する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、ブレ補正機能を有するデジタルカメラ100に備えられているブレ検出部400の検出値を利用して、デジタルカメラ100への衝撃発生可能性の有無を判別し、衝撃発生可能性がある場合には、可動部であるレンズユニット200やハードディスク装置510を保護する動作を自動的に実行する。
ここで、撮像画像データを保存する際には、一旦半導体記憶装置520のバックアップ領域521に格納しておき、衝撃発生可能性がない場合に撮像画像記憶領域511に転記するようにしているので、撮像画像記憶領域511への保存中に衝撃が発生してデータを消失してしまうことを防止する他、万一、撮像画像記憶領域511への書込中に衝撃が発生して書込中のデータが消失しても、直近の撮像画像がバックアップ領域521に格納されているので、完全に消失してしまうことがない。
この場合において、ハードディスク装置510への書込中に衝撃が発生した場合、そのときのヘッド位置に対応する記憶領域のデータが消失する可能性は高いが、他の記憶領域のデータについては消失しない可能性が高いので、既に撮像画像記憶領域511に保存した撮像画像については、ハードディスク装置510が破損しても取り出せる可能性が高い。よって、重要な撮像画像の消失を効果的に防止することができる。
また、デジタルカメラの部品として比較的高価なレンズに対する保護動作をおこなうので、落下などの衝撃によってデジタルカメラ100を破損させた場合であっても、経済的損失を低減することができる。
(実施形態2)
上記実施形態1では、デジタルカメラ100の画像記憶媒体としてハードディスク装置510を搭載している場合を示したが、撮像画像を保存する媒体として、デジタルカメラに着脱可能な記憶装置が採用された場合も本発明を適用することができる。この場合のデジタルカメラ100の例を図7に示す。図示するように、本実施形態にかかるデジタルカメラ100は、上記実施形態1で説明した各構成の他、着脱可能な記憶装置を装着するためのスロット550を有している。このスロット550は制御部110と接続され、スロット550に装着された記憶装置への読み書きは、画像処理部112の処理によっておこなわれるものとする。本実施形態にかかるデジタルカメラ100において、スロット550以外の構成については、上記実施形態1におけるデジタルカメラ100の構成と基本的に同一であるものとするが、本実施形態では、ハードディスク装置510を備えていないものとする。
本実施形態にかかるスロット550は、2つの異なる記憶装置が装着可能であるものとする。本実施形態では、着脱式のハードディスク装置であるハードディスクカード530と、着脱式の半導体記憶装置であるメモリカード540が装着可能であるものとする。また、本実施形態では、ハードディスクカード530またはメモリカード540のいずれか一方のみがスロット550に装着されてもよく、あるいは、ハードディスクカード530およびメモリカード540の双方が同時にスロット550に装着されてもよい。
上述したように、本実施形態にかかるデジタルカメラ100にハードディスク装置510は構成されていないが、上記実施形態1でハードディスク装置510に構成された撮像画像記憶領域511については、スロット550に装着される記憶媒体に構成されるものとする。また、半導体記憶装置520については上記実施形態1と同様であるものとするが、用意される記憶領域については、スロット550に装着される記憶媒体に応じて異なるものとする。本実施形態では、ハードディスクカード530とメモリカード540の双方がスロット550に装着された場合、バックアップ領域521はメモリカード540に構成されるものとし、ハードディスクカード530またはメモリカード540のいずれか一方がスロット550に装着された場合は、半導体記憶装置520にバックアップ領域521が構成されるものとする。
よって、本実施形態にかかるデジタルカメラ100で撮像動作をおこなう場合は、スロット550に装着された記憶媒体の種類を識別して設定する必要がある。この場合に制御部110が実行する記憶媒体識別処理を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。この記憶媒体識別処理は、上記実施形態1における撮像処理と同様に、デジタルカメラ100が撮影モードで起動した場合や、他のモードから撮影モードに切り換えられたことを契機に開始されるものとする。
処理が開始されると、画像処理部112は、スロット550にアクセスし、記憶装置が装着されているか否かを判別する(ステップS401)。ここで、いずれの記憶装置もスロット550に装着されていない場合(ステップS401:No)、撮像画像を保存することができないので、所定のエラー処理をおこなって記憶媒体識別処理を終了する(ステップS500)。このエラー処理の動作内容は、実施形態1の復帰動作処理(図6)におけるエラー処理と同様であるものとする。
一方、スロット550に記憶装置が装着されている場合(ステップS401:Yes)、画像処理部112は、装着された記憶装置にハードディスクカード530があるか否かを判別する(ステップS402)。上述したように、スロット550には、同時にハードディスクカード530とメモリカード540とを装着することができるので、それぞれの接続部に対応した2つのスロットによってスロット550が構成されていることになる。よって、2つのスロットのいずれに装着されているかによって、画像処理部112は、装着された記憶装置がハードディスクカード530であるか否かを判別する。
スロット550に装着されている記憶装置にハードディスクカード530がある場合(ステップS402:Yes)、画像処理部112は、撮像画像を保存する記憶装置に対する保護動作の要否を示すフラグ(以下、「保護動作フラグ」とする)に1をセットすることでオンする(ステップS403)。この保護動作フラグは、1と0の2値構成とし、1の場合は、上述した耐衝撃動作処理を実行する際に、撮像画像を保存する記憶装置への保護動作が必要であることを示す。一方、0の場合は、耐衝撃動作処理において撮像画像を保存する記憶装置への保護動作は不要であることを示す。
ハードディスク装置510と同様、ハードディスクで構成されているハードディスクカード530も衝撃に弱い。よって、撮像画像を保存する記憶装置としてハードディスクカード530が装着されている場合には、実施形態1の耐衝撃動作処理(図5)でハードディスク装置510に対しておこなった保護動作と同様の保護動作が必要となる。よって、ハードディスクカード530が装着された場合には、保護動作フラグを1にする。なお、この保護動作フラグは、半導体記憶装置520に用意されるものとする。
保護動作フラグをオンすると、画像処理部112は、スロット550に装着されているハードディスクカード530に、撮像画像を保存するための領域である撮像画像記憶領域511を作成する(ステップS404)。
ハードディスクカード530に撮像画像記憶領域511を作成すると、画像処理部112は、スロット550に装着された記憶装置がハードディスクカード530のみであるか否かを判別する(ステップS405)。スロット550に装着されている記憶装置がハードディスクカード530のみである場合(ステップS405:Yes)、画像処理部112は、半導体記憶装置520にアクセスし、ハードディスクカード530に撮像画像を保存する前に一時的に格納しておくためのバックアップ領域521を半導体記憶装置520に作成し(ステップS406)、処理を終了する。
なお、スロット550に装着された記憶装置がハードディスクカード530ではなくメモリカード540である場合(ステップS402:No)、画像処理部112は、装着されたメモリカード540に撮像画像記憶領域511を作成するとともに(ステップS407)、半導体記憶装置520にバックアップ領域521を作成して(ステップS406)、処理を終了する。
また、スロット550にハードディスクカード530とメモリカード540の双方が装着されている場合(ステップS405:No)、画像処理部112は、スロット550に装着されているメモリカード540にバックアップ領域521を作成して(ステップS408)、処理を終了する。
以上の処理により、スロット550に装着された記憶装置の種類に応じて、撮像画像記憶領域511とバックアップ領域521が作成される。本実施形態にかかるデジタルカメラ100の場合、撮像動作開始時にこのような記憶媒体判別処理を実行した後に、実施形態1で示した撮像処理(図4)を実行する。撮像処理の実行中に衝撃発生可能性ありと判別され、耐衝撃動作処理(図5)を実行することになった場合、耐衝撃動作処理部114は、保護動作フラグの設定状態を参照する。保護動作フラグが1である場合、耐衝撃動作処理部114は、レンズユニット200に対する保護動作の実行に加え、撮像画像記憶領域511が作成されている記憶装置に対しての保護動作を実行する。
上述したように、スロット550にハードディスクカード530が装着されている場合に、保護動作フラグがオンされているので、耐衝撃動作処理部114は、ハードディスクカード530に対する保護動作を実行することになる。ハードディスクカード530に対する保護動作は、実施形態1で示したハードディスク装置510に対する保護動作と同様にヘッドを退避させるものである。ここで、ハードディスクカード530とメモリカード540の双方がスロット550に装着している場合、バックアップ領域521がメモリカード540に作成される。この場合、例えば、メモリカード540の記憶容量に応じて、ハードディスクカード530への転記後も撮像画像をバックアップ領域521に格納しておくようにしてもよい。これにより、ハードディスクカード530の破損に対するより確実なバックアップとすることができる。
一方、スロット550にハードディスクカード530が装着されていない場合は、保護動作フラグが0となっている。この場合、耐衝撃動作処理部114は、レンズユニット200に対してのみ保護動作を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像を保存するための着脱式の記憶装置にハードディスク装置が含まれている場合、ブレ補正機能に用いられるブレ検出値に基づいて衝撃発生可能性が判別され、衝撃発生可能性がある場合には、着脱式のハードディスク装置に対する保護動作が実行されるので、着脱式の記憶装置を用いている場合であっても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
すなわち、本発明を上記実施形態の如く適用することで、デジタルカメラの撮像画像を保存するための記憶装置としてハードディスク装置を用いた場合であっても、衝撃による撮像画像データの消失を効果的に防止することができる。また、デジタルカメラにおいて一般的に搭載されているブレ補正機能のためのセンサを用いて衝撃発生可能性の有無を判別しているので専用のセンサなどを必要としない。すなわち、データ消失の効果的な防止を容易に実現することができる。また、沈胴式レンズなどの可動部に対して保護動作を実行するので、破損しやすい可動部の破損を効果的に防止し、破損によって生じる経済的損失などを低減させることができる。
上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、ブレ検出部400として圧電セラミックジャイロなどで構成された角速度センサを用いたが、ブレ検出機能に必要なブレを検出できるのであれば、センサの種類などは任意であり、例えば、デジタルカメラ100に発生する加速度を検出する加速度センサなどであってもよい。
上記実施形態では、保護動作を実行する対象として、レンズユニット200、ハードディスク装置510、ハードディスクカード530を例示したが、破損しやすい可動部であって、破損する可能性を低減できる動作がおこなえるものであれば、これらに限らず、任意の可動部に保護動作を実行するようにしてもよい。
なお、上記実施形態のように、本発明を予め適用したデジタルカメラ100として提供できることに加え、ブレ補正機能を備えている既存のデジタルカメラに、上記実施形態の制御部110が実行したプログラムを適用すれば、上記実施形態にかかるデジタルカメラ100として機能させることもできる。すなわち、制御部110が実行したプログラムを提供し、ブレ補正機能を備えている既存のデジタルカメラにインストールして実行することで、上記実施形態にかかるデジタルカメラ100と同等の機能を得ることができる。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、メモリカードなどの記録媒体に格納して提供可能であることはもとより、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して配布してもよい。
(a)および(b)は、本発明の実施形態1にかかるデジタルカメラの外観および内部構造を示す図である。 本発明の実施形態1にかかるデジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 図2に示す制御部によって実現される機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態にかかる「撮像処理」を説明するためのフローチャートである。 図4に示す撮像処理において実行される「耐衝撃動作処理」を説明するためのフローチャートである。 図4に示す撮像処理において実行される「復帰動作処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2にかかるデジタルカメラの外観および内部構造を示す図である。 本発明の実施形態2にかかる「記憶媒体識別処理」を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100…デジタルカメラ、110…制御部、111…撮像処理部、112…画像処理部、113…ブレ補正処理部、114…耐衝撃動作処理部、130…操作部、131…シャッタボタン、140…表示部、200…レンズユニット、300…撮像ユニット、400…ブレ検出部、400a…ピッチ検出部、400b…ヨー検出部、500…記憶部、510…ハードディスク装置、511…撮像画像記憶領域、520…半導体記憶装置、521…バックアップ領域、522…プログラム格納領域、530…ハードディスクカード、540…メモリカード、550…スロット

Claims (6)

  1. ブレ補正機能を有するデジタルカメラにおいて、
    前記ブレ補正機能の動作に用いられる、前記デジタルカメラにかかる動きの検出値に基づいて、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生する可能性があるか否かを判別する衝撃判別手段と、
    前記衝撃判別手段が、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生する可能性があると判別した場合、前記デジタルカメラにかかる可動部を制御し、当該可動部の保護動作を実行する耐衝撃動作実行手段と、
    を備えること特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記可動部は、少なくとも前記デジタルカメラの撮像画像データを格納するハードディスク装置であり、
    前記耐衝撃動作実行手段は、前記ハードディスク装置を制御し、該ハードディスク装置のヘッド退避動作を前記保護動作として実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 少なくとも前記デジタルカメラの撮像画像データを格納するために前記デジタルカメラに装着された、所定の着脱式記憶媒体の種類を判別する記憶媒体判別手段をさらに備え、
    前記記憶媒体判別手段が、前記デジタルカメラに装着された着脱式記憶媒体の種類がハードディスク装置であると判別した場合、前記耐衝撃動作実行手段は、当該着脱式記憶媒体を制御して前記保護動作を実行する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記可動部は、沈胴式レンズユニットであり、
    前記耐衝撃動作実行手段は、前記沈胴式レンズユニットを制御し、該沈胴式レンズユニットの収納動作を前記保護動作として実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  5. 前記衝撃判別手段は、角速度センサによる検出値に基づいて、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生する可能性があるか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデジタルカメラ。
  6. ブレ補正機能を有するデジタルカメラを制御するコンピュータを、
    前記ブレ補正機能の動作に用いられる前記デジタルカメラにかかる動きの検出値を取得する機能と、
    前記取得した検出値に基づいて、前記デジタルカメラに対する衝撃が発生するか否かを判別する機能と、
    可動部を有する着脱式の記憶媒体が前記デジタルカメラに装着されているか否かを判別する機能と、
    前記デジタルカメラに対する衝撃が発生すると判別された場合、当該デジタルカメラにかかる可動部の保護動作を実行するための制御信号を生成し、該当する可動部を制御する機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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