JP2000295520A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000295520A
JP2000295520A JP11100209A JP10020999A JP2000295520A JP 2000295520 A JP2000295520 A JP 2000295520A JP 11100209 A JP11100209 A JP 11100209A JP 10020999 A JP10020999 A JP 10020999A JP 2000295520 A JP2000295520 A JP 2000295520A
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JP11100209A
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Hisatsugu Suekane
久嗣 末兼
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転する記録媒体での画像の書込み/読出し時
に発生する機械的振動の影響を効果的に除去でき、装置
の構成を複雑化することなく画像の書込み/読出しを確
実に行うことが可能な電子カメラを提供する。 【解決手段】互いに直交する3軸座標方向の機械的振動
を検知する手振れセンサ5の出力から画像補正部27に
より撮像時の手振れ情報を算出し、この手振れ情報に基
づいてメモリ読出し位置制御部17でバッファメモリ1
6からの読出し位置を制御することで手振れ補正処理を
行い、さらにセンサ5の出力からMO書込み/読出し制
御部28でMOドライブ4の記録媒体での画像の書込み
/読出しに影響する機械的振動を表す針飛び情報を算出
し、この針飛び情報に基づいて該機械的振動の量が所定
値以上のとき記録媒体の書込み/読出しを一時的に停止
させる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する記録媒体
を用いた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体像を撮像光学系により固体撮像素
子、例えばCCD二次元イメージセンサ上に結像して電
気信号に変換し、これにより得られた静止画像の画像デ
ータを記録媒体に記録する、いわゆる電子カメラが広く
普及しつつある。
【0003】また、最近では記録可能枚数の増加や連写
等に対応するための記録媒体の容量増大の要求に対し、
従来多く使用されている半導体メモリに代えて、光磁気
ディスク装置やハードディスク装置などの大容量記録媒
体を有する記憶装置を用いた電子カメラが種々企画さ
れ、開発が進められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した光磁気ディス
ク装置やハードディスク装置などの大容量記憶装置は、
スピンドルモータにより回転しつつ画像の書込み/読出
しを行うディスク状の記録媒体が用いられる。携帯使用
が前提である電子カメラにおいては、このような回転す
る記録媒体での画像の書込み/読出し時に、カメラに加
わる機械的振動によって、例えば磁気ヘッドや光学ヘッ
ド等の記録/再生ヘッドと記録媒体との相対位置関係が
ずれる、いわゆる「針飛び」が生じてしまうことが十分
に考えられる。このような針飛びが起こると、当然のこ
とながら、正しい書込み/読出しを行うことはできな
い。従来、この針飛びに対して種々対策が検討されてい
るが、未だ効果的な対処方法は考えられてない。
【0005】本発明は、回転する記録媒体での画像の書
込み/読出し時に発生する機械的振動の影響を効果的に
除去でき、装置の構成を複雑化することなく画像の書込
み/読出しを確実に行うことが可能な電子カメラを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は手振れ補正のために用いられるセンサを針
飛びの検知にも利用し、針飛びを検知したとき回転する
記録媒体への画像の書込みや記録媒体からの画像の読出
しを一時的に停止させるようにしたことを骨子としてい
る。
【0007】すなわち、本発明は回転する記録媒体への
撮像された画像の書込みおよび該記録媒体からの画像の
読出しを行う電子カメラにおいて、互いに直交する3軸
座標方向の機械的振動を検知するセンサと、このセンサ
の出力から撮像時の手振れ情報を算出する第1の演算手
段と、この第1の演算手段により算出された手振れ情報
に基づいて、撮像された画像に対して手振れ補正処理を
行う手振れ補正手段と、センサの出力から記録媒体での
画像の書込みまたは読出しに影響する機械的振動を表す
振動情報を算出する第2の演算手段と、この第2の演算
手段により算出された振動情報に基づいて、書込みまた
は読出しに影響する振動の量が所定値以上のとき記録媒
体に対する画像の書込みまたは読出しを一時的に停止さ
せる制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】また、第2の演算手段は、記録媒体への画
像の書込み時と記録媒体からの画像の読出し時とで異な
るパラメータを用いて記録媒体での画像の書込みまたは
読出しに影響する機械的振動を表す振動情報を算出する
ことを特徴とする。
【0009】このように本発明に係る電子カメラにおい
ては、手振れ検知用であるセンサの出力から手振れ情報
を求めて手振れ補正処理を行うと共に、同じセンサをい
わゆる針飛び検知のためにも利用し、このセンサの出力
から記録媒体での画像の書込みまたは読出しに影響す
る、つまり針飛びの原因となる機械的振動を表す振動情
報を求め、この振動情報から針飛びが想定されるとき記
録媒体への画像の書込みや記録媒体からの読出しを一時
的に停止させることで、針飛びの影響を回避している。
【0010】すなわち、本発明によれば従来有効な対策
が見出だされていなかった針飛びの影響を回避して、回
転する記録媒体での画像の書込み/読出しを確実に行う
ことができ、しかも手振れ検知用として用意されている
センサを針飛び検知用としても兼用しているために、ハ
ードウェア構成をほとんど増加させることなく、比較的
簡単な処理を追加するだけの簡単な構成により、手振れ
補正と針飛び補正の両方を実現することが可能となる。
【0011】また、例えば光磁気ディスク装置のよう
に、書込み時と読出し時とで異なるヘッド系を用いる記
憶装置では、機械的振動の影響の仕方が書込み時と読出
し時とで異なると想定されるが、記録媒体への画像の書
込み時と記録媒体からの画像の読出し時とで互いに異な
るパラメータを用いて、針飛びの原因となる機械的振動
を表す振動情報を算出することにより、針飛び補正を書
込み時および読出し時のいずれにおいても確実に行うこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る電子カメラの概略を示す図であり、カメラ本体1とレ
ンズ鏡筒2からなる。カメラ本体1には、撮像素子であ
るCCD二次元カラーイメージセンサ(以下、単にCC
Dという)3、大容量記録媒体である例えば小型光磁気
ディスク装置(以下、MOドライブという)4および図
示しない集積回路等が内蔵され、さらに手振れセンサ5
が内蔵されている。
【0013】手振れセンサ5は、図1中に矢印x,y,
zで示す互いに直交する3軸座標方向、つまりカメラ本
体1の左右方向、上下方向および前後方向の機械的振動
をそれぞれ検知する3つのセンサからなり、これらx,
y,z方向の振動(加速度)に対応した信号を出力する
ものである。本実施形態では、後述するように手振れセ
ンサ5からの出力信号を用いて手振れの量と方向を算出
し、これに基づき手振れ補正を行うと共に、MOドライ
ブ4における記録/再生ヘッドの書込み/読出し動作に
影響する振動情報である針飛びを算出し、針飛びが生じ
たときMOドライブ4での書込み/読出し動作を一時的
に停止させる制御を行う。
【0014】図2(a)(b)は、MOドライブ4の概
略構成を示す図であり、記録媒体である光磁気ディスク
6はスピンドルモータ7により回転され、ヘッド移動機
構8に搭載された記録/再生ヘッドである磁気ヘッド9
および光学ヘッド10により画像の書込み/読出しが行
われる。ヘッド移動機構8は、磁気ヘッド9および光学
ヘッド10を光磁気ディスク6の半径方向に移動させて
トラック選択を行うものであり、周知のリニアアクチュ
エータまたはロータリアクチュエータにより構成され
る。
【0015】すなわち、画像の書込みは光磁気ディスク
6に光学ヘッド10でレーザビームを照射して加熱しつ
つ磁気ヘッド9により磁界を印加して、画像データに応
じて磁性層に磁化反転を生じさせることによって行われ
る。また、画像の読出しは光磁気ディスク6に光学ヘッ
ド10によりレーザビームを照射し、光磁気ディスク6
からの反射光のカー効果による偏光角の変化を図示しな
い光検出器で検出することにより行われる。
【0016】次に、図3を用いて本実施形態に係る電子
カメラの内部の詳細な構成を説明する。図3において、
被写体光はレンズ鏡筒2に設けられた撮像レンズ11を
通過した後、絞り12により光量が制御される。撮像レ
ンズ11は図示しないAFモータにより駆動され、絞り
12は図示しない絞りモータにより駆動される。撮像レ
ンズ11および絞り12を通過した被写体光はカメラ本
体1内に導かれ、CCD3に入射する。これによって、
CCD3の撮像面上に被写体像が結像される。
【0017】CCD3は、光電変換を行う複数の画素を
二次元のマトリクス状に配列して撮像面を構成し、さら
に撮像面にカラーフィルタを配置したものであり、CC
Dドライバ14によって駆動制御されることにより、撮
像面に結像された被写体像に対応した信号電荷を蓄積す
る。撮像面に蓄積された信号電荷は、画素信号と呼ばれ
る電気信号としてCCD3から読み出される。
【0018】CCD3から読み出された画素信号は、A
/D変換器13によりディジタル信号に変換された後、
画像処理部15と図示しないAE(自動露出)処理部お
よびAF(自動焦点調整)処理部に入力される。AE処
理部およびAF処理部は、それぞれA/D変換器13よ
り出力されるディジタル化された画素信号を受けて、被
写体の明るさに応じたAE評価値および高域側の輪郭成
分量に対応するAF評価値を算出するものであるが、こ
れらは周知の技術であり、また本発明の要旨に関係がな
いため、詳細な説明は省略する。
【0019】画像処理部15では、画素信号に対してオ
ートホワイトバランス、色信号の分離、CDS(相関二
重サンプリング)その他の処理が施されることにより、
所定フォーマットのカラー画像信号が生成される。画像
処理部15によって生成されたカラー画像信号は、例え
ばD−RAMからなるバッファメモリ16に一時的に記
憶される。
【0020】バッファメモリ16から読み出されるカラ
ー画像信号は表示処理部18に導かれ、ここで表示出力
に適した形態に変換された後、TFT方式などのカラー
液晶ディスプレイ(LCD)19に供給され、画像とし
て表示される。
【0021】バッファメモリ16から読出されるカラー
画像信号は、後述するメモリ読出し位置制御部17を介
して圧縮処理部20にも入力され、ここで例えばJPE
G方式その他の圧縮符号化方式により圧縮された後、記
録回路21に入力される。記録回路21は、圧縮された
カラー画像データを受けてMOドライブ4内の図2で説
明した磁気ヘッド9および光学ヘッド10を制御するこ
とにより、光磁気ディスク6上に画像データおよび付随
するデータを書き込む。
【0022】一方、再生回路22はMOドライブ4内の
光学ヘッド9を制御し、光学ヘッド9により光磁気ディ
スク5から得られた再生信号を処理して、圧縮されたカ
ラー画像データを読出す。この読出されたカラー画像デ
ータは、伸長処理部23により圧縮処理部20と逆の処
理で伸長される。この伸長処理により得られたカラー画
像信号は、バッファメモリ16に一時記憶され、表示処
理部18を経てカラー液晶ディスプレイ19で適宜表示
される。
【0023】システムコントローラ24はCPUを用い
て構成され、操作部および手振れセンサ5からの指令に
基づいてA/D変換器13、CCDドライバ14、画像
処理部15、バッファメモリ16、メモリ読出し制御部
17、表示処理部18、圧縮処理部20、記録回路2
1、再生回路22、伸長処理部23およびMOドライブ
4の制御を行う。
【0024】さらに、システムコントローラ24はAE
処理部で得られたAE評価値に基づいて図示しない絞り
モータを介して絞り12を制御することで光量を制御す
るか、あるいはCCDドライバ14を介してCCD3の
電荷蓄積時間を制御することによりAE制御を行った
り、AF処理部で得られたAF評価値に基づき図示しな
いAFモータを介して撮像レンズ11を光軸方向に移動
させることでAF制御を行う。
【0025】図3においては、ユーザにより操作される
操作部として、図1では図示を省略したモードスイッチ
25およびレリーズスイッチ26が示されている。モー
ドスイッチ25は電子カメラの動作モード、すなわち記
録モード、再生モード等を設定するためのスイッチであ
り、レリーズスイッチ26は撮影動作を開始させるため
のスイッチである。
【0026】手振れセンサ5からの出力信号は、システ
ムコントローラ24内の画像補正部27およびMO書込
み/読出し制御部28に与えられる。画像補正部27
は、手振れセンサ5からの出力信号から手振れ情報、つ
まり手振れの量および方向を算出し、それに基づいてメ
モリ読出し位置制御部17を制御することにより、手振
れ補正を行うものである。
【0027】MO書込み/読出し制御部28は、手振れ
センサ5からの出力信号に基づいてMOドライブ4にお
ける針飛びの情報、つまり記録/再生ヘッドである磁気
ヘッド9および光学ヘッド10の書込み/読出しに影響
する機械的振動を表す振動情報を検出し、それに基づき
MOドライブ4と記録回路21および再生回路22の制
御を行う。
【0028】以下、図4に示すフローチャートを用いて
本実施形態における記録/再生動作の処理手順を説明す
る。まず、モードスイッチ25により設定されたモード
が記録モード(RECモード)かどうかを調べ(ステッ
プS1)、記録モードであれば引き続きレリーズスイッ
チ26がオンかどうかを調べる(ステップS2)。ここ
で、レリーズスイッチ26がオンになると、撮像処理が
行われる(ステップS3)。撮像処理においては、被写
体像がCCD3に結像され、CCD3からの画素信号が
A/D変換器13でディジタル信号に変換された後、画
像処理回路15により処理されてカラー画像信号が生成
される。この際、前述したAE処理とそれに基づくAE
制御、およびAE処理とそれに基づくAF制御も行われ
る。
【0029】次に、手振れセンサ5からの出力信号がシ
ステムコントローラ24内の画像補正部27で検知され
(ステップS4)、これに基づき手振れ情報(手振れの
量および方向)が算出され(ステップS5)、さらに算
出された手振れの量から手振れ補正が必要かどうかが判
定される(ステップS6)。ここで、手振れの量が所定
値以上に大きい場合には、手振れ補正の必要があると判
断し、手振れ補正処理が行われる(ステップS7)。
【0030】図5は、手振れ補正処理についての説明図
である。手振れセンサ5のx,y,z方向の出力をΔ
x,Δy,Δzとすると、バッファメモリ16に記憶さ
れた画像信号が読出されるとき、その読出し位置が本来
の画像フレーム51に対して、Δlx=kΔx,Δly
=kΔyだけ移動するように画像補正部27によってメ
モリ読出し位置制御部17が制御されることにより、手
振れ補正された画像フレーム52の画像信号が読出され
る。ただし、kは撮像レンズ11の撮像倍率で決まる定
数である。
【0031】このようにして手振れ補正が必要なときは
ステップS7で手振れ補正処理が行われた後、また不要
なときはステップS7を通過せずにステップS8に移
り、圧縮処理部20においてメモリ読出し位置制御部1
7を介して入力される画像信号に対して、圧縮処理が行
われる。
【0032】次に、手振れセンサ5からの出力Δx,Δ
y,Δzがシステムコントローラ24内のMO書込み/
読出し制御部28で検知され(ステップS8)、針飛び
情報(針飛びの量および方向の情報)が算出される(ス
テップS9)。具体的には、x,y,z方向のそれぞれ
の振動係数kx1,ky1,kz1を定め、kx1・Δ
x,ky1・Δy,kz1・Δzを書込み時の針飛び情
報とする。
【0033】ここで、振動係数kx1,ky1,kz1
については、針飛びの方向による実際の書込み動作への
影響を考慮して、最も影響が大きいと考えられるx方
向、つまりヘッド移動機構8による記録/再生ヘッドの
移動方向の振動係数kx1を最も大きく選び、次に影響
が大きいと考えられるy方向、つまり光磁気ディスク6
上のトラック接線方向の振動係数ky1を次に大きく選
び、最も影響が小さいと考えられるz方向、つまり光磁
気ディスク6の厚み方向の振動係数kz1を最も小さく
選ぶ(kx1>ky1>kz1)。
【0034】次に、ステップS10で算出された針飛び
情報kx1・Δx,ky1・Δy,kz1・Δzから、
光磁気ディスク6への書込みを正しく行うことが可能か
どうかが判定される(ステップS11)。そして、書込
み不可の場合には書込みが一定時間待機状態とされ(ス
テップS12)、ステップS9に戻る。このステップS
12での待機時間は、kx1・Δx,ky1・Δy,k
z1・Δzのうち最も大きい値に対応する時間とする。
【0035】ステップS11で正しい書込みが可能と判
断されれば、書込み処理が行われる(ステップS1
3)。すなわち、書込みが可能と判断されると、圧縮処
理された画像データが記録回路21に入力され、MOド
ライブ4において光磁気ディスク6上に画像データが書
き込まれる。ステップS14で書込みが終了したと判断
されるまでステップS9〜S13の処理が繰り返され、
書込みが終了したと判断されると最初のステップS1に
戻る。
【0036】一方、最初のステップS1でモードスイッ
チ25により設定されたモードが記録モードでない場合
は、次に再生モード(PLAYモード)かどうかを調べ
(ステップS15)、再生モードでなければ再びステッ
プS1に戻るが、再生モードの場合はMOドライブ4に
おいて記録媒体である光磁気ディスク6から読出しを行
うかどうか、つまり図示しない再生スイッチの操作によ
り実際に再生を行うかどうかを調べる(ステップS1
6)。
【0037】光磁気ディスク6から読出しを行う場合
は、ステップS9と同様に手振れセンサ5からの出力Δ
x,Δy,Δzがシステムコントローラ24内のMO書
込み/読出し制御部28で検知され(ステップS1
7)、ステップS10と同様に針飛び情報(針飛びの量
および方向)が算出される(ステップS18)。ただ
し、この場合はx,y,z方向のそれぞれの振動係数と
して、光磁気ディスク6への書込み時の係数kx1,k
y1,kz1とは異なる係数kx2,ky2,kz2を
定め、kx2・Δx,ky2・Δy,kz2・Δzを読
出し時の針飛び情報(針飛びの量および方向の情報)と
する。
【0038】この場合においても、振動係数kx2,k
y2,kz2としては、針飛びの方向による実際の書込
み動作への影響を考慮して、最も影響が大きいと考えら
れるx方向の振動係数kx2を最も大きく選び、次に影
響が大きいと考えられるy方向の振動係数ky2を次に
大きく選び、最も影響が小さいと考えられるz方向の振
動係数kz2を最も小さく選ぶ(kx2>ky2>kz
2)。
【0039】次に、ステップS18で算出された針飛び
情報kx2・Δx,ky2・Δy,kz2・Δzから、
光磁気ディスク6からの正しい読出しが可能かどうかが
判定される(ステップS19)。そして、読出し不可の
場合には読出しが一定時間待機状態とされ(ステップS
20)、ステップS17に戻る。このステップS20で
の待機時間は、kx2・Δx,ky2・Δy,kz2・
Δzのうち最も大きい値に対応する時間とする。
【0040】ステップS19で読出しが可能と判断され
れば、読出し処理が行われる(ステップS21)。すな
わち、読出しが可能と判断されると、MOドライブ4に
おいて光磁気ディスク6から画像データが読出され、ス
テップS22で読出しが終了したと判断されるまでステ
ップS17〜S21の処理が繰り返され、読出しが終了
したと判断されると最初のステップS15に戻る。
【0041】このように本実施形態によると、本来は手
振れ補正用として用意されている手振れセンサ5をMO
ドライブ4での記録/再生ヘッド(磁気ヘッド9および
光学ヘッド10)の振動による針飛びの検出にも利用
し、針飛びが生じたときには光磁気ディスク6での画像
の書込み/読出しを一時的に停止させる制御を行うこと
により、装置の構成を複雑化することなく、手振れおよ
び針飛びの両方に対処して良好な記録/再生を行うこと
ができる。
【0042】ところで、MOドライブ4においては、書
込み用である記録ヘッドとして磁気ヘッド9および光学
ヘッド10の両方を用い、読出し用である再生ヘッドと
して磁気ヘッド9のみを用いており、書込み時と読出し
時とでは、このような記録/再生ヘッド系の違いによ
り、加速度的な機械的振動の影響、すなわち針飛びの現
れ方が微妙に異なってくる。
【0043】この点に対処するため、本実施形態では針
飛び情報(針飛びの量および方向の情報)の算出時に用
いるパラメータ、例えば前述した振動係数を書込み時に
おいてはkx1,ky1,kz1、読出し時においては
kx2,ky2,kz2のように、互いに異ならせるこ
とにより、書込み時および読出し時のいずれにおいても
針飛びの影響を確実に補正することができる。
【0044】なお、上記実施形態では大容量記憶装置と
して光磁気ディスク装置(MOドライブ)を例にとり説
明したが、他の記憶装置、例えばハードディスク装置、
あるいはDVD−RAM装置などを使用することも可能
である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子カメ
ラによれば、共通のセンサを用いた簡単な構成によっ
て、回転する記録媒体での画像の書込み/読出し時に発
生する機械的振動の影響である手振れおよび針飛びの両
方を効果的に除去することが可能となり、画像の書込み
/読出しを確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子カメラの概略構
成を示す斜視図
【図2】同実施形態における光磁気ディスク装置の構成
を示す斜視図および側面図
【図3】同実施形態に係る電子カメラの内部の詳細な構
成を示すブロック図
【図4】同実施形態における記録/再生時の処理手順を
示すフローチャート
【図5】同実施形態における手振れ補正処理についての
説明図
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…レンズ鏡筒 3…CCD(撮像素子) 4…MOドライブ(光磁気ディスク装置) 5…手振れセンサ 6…光磁気ディスク(記録媒体) 7…スピンドルモータ 8…ヘッド移動機構 9…磁気ヘッド 10…光学ヘッド 11…撮像レンズ 12…絞り 13…A/D変換器 14…CCDドライバ 15…画像処理部 16…バッファメモリ 17…メモリ読出し位置制御部 18…表示処理部 19…液晶ディスプレイ 20…圧縮処理部 21…記録回路 22…再生回路 23…伸長処理部 24…システムコントローラ 25…モードスイッチ 26…レリーズスイッチ 27…画像補正部 28…MO書込み/読出し制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/85

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する記録媒体への撮像された画像の書
    込みおよび該記録媒体からの画像の読出しを行う電子カ
    メラにおいて、 互いに直交する3軸座標方向の機械的振動を検知するセ
    ンサと、 このセンサの出力から撮像時の手振れ情報を算出する第
    1の演算手段と、 この第1の演算手段により算出された手振れ情報に基づ
    いて、撮像された画像に対して手振れ補正処理を行う手
    振れ補正手段と、 前記センサの出力から前記記録媒体での画像の書込みま
    たは読出しに影響する機械的振動を表す振動情報を算出
    する第2の演算手段と、 この第2の演算手段により算出された振動情報に基づい
    て、前記書込みまたは読出しに影響する機械的振動の量
    が所定値以上のとき前記記録媒体に対する画像の書込み
    または読出しを一時的に停止させる制御手段とを具備し
    たことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】前記第2の演算手段は、前記記録媒体への
    画像の書込み時と該記録媒体からの画像の読出し時とで
    異なるパラメータを用いて前記振動情報を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
JP11100209A 1999-04-07 1999-04-07 電子カメラ Withdrawn JP2000295520A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100754036B1 (ko) * 2000-06-12 2007-09-04 소니 가부시끼 가이샤 광기록장치, 광기록방법, 그리고 디지털정지카메라
JP2007235645A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Casio Comput Co Ltd デジタルカメラ、および、プログラム

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