JPH06139746A - 磁気テープカセット及び記録再生方法 - Google Patents

磁気テープカセット及び記録再生方法

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JPH06139746A
JPH06139746A JP4284712A JP28471292A JPH06139746A JP H06139746 A JPH06139746 A JP H06139746A JP 4284712 A JP4284712 A JP 4284712A JP 28471292 A JP28471292 A JP 28471292A JP H06139746 A JPH06139746 A JP H06139746A
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semiconductor memory
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tape cassette
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Masashi Uchida
真史 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ一体型VTRでの撮影時に行っている
手振れ補正で生じている不自然な画像処理と違和感のあ
る動きの映像とを解消させることである。 【構成】 半導体メモリーを内蔵した磁気テープカセッ
トを用い、カメラ一体型VTRでの撮影時に、各フィー
ルド毎の動きベクトルを検出してその情報を半導体メモ
リーに記憶させておき、撮影時には映像を補正すること
なくリアルタイムでの録画を行い、再生時に動きベクト
ルの情報に基づいて所要の手振れ補正するようにしたこ
とで、半導体メモリーの特性を生かして、例えば未来方
向において5秒程度先読みすることができ、それによっ
て手振れか意図的な動きかを判断する時間が充分にあ
り、補正が適正に行われ、不自然な動きが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型VTRで
撮影する際に、手振れ及びパン・チルトの動きに対応し
て、補正すべきか否かの情報が記録できる半導体メモリ
ー内蔵のVTR用の磁気テープカセット及びその磁気テ
ープカセットの記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からカメラ一体型VTRにおける手
振れ補正は、カムコーダーに装備した手振れ補正機能に
よって行っている。その手振れの検出手段としては、専
用のICを使用した動きベクトル検出(電子式)と、2
個の角速度センサーを用いた角速度検出(センサー式)
とが知られている。
【0003】そして、前記検出手段に基づく手振れ補正
手段としては、電子式と光学式とがあり、電子式は半導
体メモリーを使用して画枠を移送するメモリー制御方式
及びCCDから映像信号を読み出すタイミングを変える
CCD駆動制御方式とがある。また、光学式は本体の動
きに合わせてレンズの向きを変えるジンバルメカ方式
と、レンズの前に設けたプリズムを動かして光軸を変え
るアクティブ・プリズム方式とが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例におけるい
ずれの補正も、カムコーダーでの撮影時に手振れ及びカ
メラの移動状況を検出し、その検出データーに基づいて
上下左右にずれた画像を中央に戻すセンタリング処理等
の画像処理し、リアルタイムでの録画でなく、時間遅れ
の適宜に補正した画像を記録するものである。例えば、
パン・チルト等のカメラを意図的に動かした時の意図的
動作を手振れとして検出すると、それに基づく画像処理
によって不自然な動きのある画像が記録されるばかりで
なく、パン・チルトが終了しても更に画像が動き続ける
結果となって、違和感が生ずることになる。
【0005】従って、従来例においては撮影時に補正を
行う結果、意図的な動きに対する信号処理が、時間的方
向に手振れと判断するだけの幅をもっていないために、
補正が先行して不自然な動きの補正画像を録画してしま
うのであり、撮影時の手振れ補正に解決しなければなら
ない課題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、磁気テープカセットに
半導体メモリーを内蔵させ、該半導体メモリーに動きベ
クトルの情報を記録させた磁気テープカセット、並びに
半導体メモリーを内蔵した磁気テープカセットを用い、
撮影時に動きベクトルを検出し、各フィールド毎に動き
ベクトル情報として半導体メモリーに記録する記録方
法、更に各フィールド毎の動きベクトルが記憶されてい
る半導体メモリーを内蔵した磁気テープカセットを用
い、再生時に各フィールド毎の動きベクトル情報を読み
出して手振れを補正する再生方法を提供するものであ
り、特に再生時に過去又は未来の一定の範囲の動きベク
トル情報を読み出して、手振れ補正をするようにしたも
のである。
【0007】
【作用】カメラ一体型VTRでの撮影時に、各フィール
ド毎の動きベクトルを検出してその情報を半導体メモリ
ーに記憶させておき、撮影時には映像を補正することな
くリアルタイムでの録画を行い、再生時に動きベクトル
の情報に基づいて所要の手振れ補正するようにしたこと
で、半導体メモリーに記憶された動きベクトルは、例え
ば未来方向において5秒程度先読みすることができ、そ
れによって手振れか意図的な動きかを判断する時間が充
分にあり、補正が適正に行われるので、不自然な動きが
解消されるのである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例により更に詳し
く説明すると、図1は磁気テープカセット1を裏面側か
ら見た図であり、該磁気テープカセット1には一対のリ
ール2が設けられ、該リール2に捲回された磁気テープ
(図示せず)が走行可能に収納されている。そして、一
側面にはマウス3がリッド4を介して開閉自在に取り付
けられている。
【0009】前記磁気テープカセット1の裏面側におい
て、所要部所に半導体メモリー5が内蔵されている。図
示の実施例においては、半導体メモリー5をマウス3側
に偏らせて設けてあるが、この位置に限定されず、任意
の位置に取り付けることができる。
【0010】この半導体メモリー5は、インターフェー
スコネクター部5aとメモリー部5bとを有し、図2に
示したように、メモリー6としては、SRAMを使用し
た場合の例を示したものであって、ICメモリーカード
の構造とほぼ等しいものである。
【0011】前記インターフェースコネクター部5a
は、例えばカメラ一体型VTR側のコネクターと接続し
てデーターのやりとりを行うものであり、対応する複数
の端子部を有している。
【0012】前記メモリー部5bには、リード/ライト
制御及びチップセレクト回路7と、電源制御回路8とを
含むものであり、前記インターフェースコネクター部5
aとメモリー6との間に介在して信号を制御すると共
に、メモリー電源を安定させるものである。また、必要
があれば電源制御回路8にバックアップ電池9が接続さ
れる。
【0013】このような半導体メモリー5を内蔵した磁
気テープカセット1を、カメラ一体型の所定のカムコー
ダー、例えば手振れ又はパン・チルトの動きベクトル検
出機能を備えたカムコーダーにセットして記録する場合
について説明する。
【0014】前記動きベクトルの検出には、種々のもの
が考えられるが、一般的に使用されている例えば圧電振
動ジャイロを用いたセンサー式のもの、又は専用のIC
を用いた電子式のもののいずれの方式のものでも利用す
ることができる。
【0015】カムコーダーにセットされた磁気テープカ
セット1は、内蔵してある半導体メモリー5のインター
フェースコネクター部5aがカムコーダー内において、
所定の信号端子部及び電源端子部と接続され、半導体メ
モリー5が記憶可能な状態に維持される。
【0016】そして、カムコーダーが録画モードで使用
されると、前記動きベクトル検出機能が働いて手振れ又
は意図的な動きが検出され、その検出された情報は、動
きベクトルの情報として記憶部6に記憶される。
【0017】この場合に、カメラ側から制御信号、アド
レス信号及びデータ信号等をインターフェースコネクタ
ー部5aを介して受け取り、制御信号及びアドレス信号
に基づきリード/ライト制御回路及びチップセレクト回
路7によって記憶部6を制御し、アドレス信号及びデー
タ信号を取り込んで記憶するようになっている。
【0018】前記データ信号として取り入れられ記憶さ
れる動きベクトル情報は、撮影画像の各フィールド毎に
記憶され、同時にシーンチェンジの有無判定の信号も記
憶部6に記録される。
【0019】従って、動きベクトル情報が半導体メモリ
ー5に記憶されるので、カムコーダーからの映像入力信
号は、手振れ補正された信号ではなく、入力されたまま
の信号が磁気テープ上に記録されることになり、この点
に本発明の特徴が存するのである。
【0020】このように記録された磁気テープを再生す
る場合について、図3を参照しながら説明する。通常の
VCRと同様に、再生ボタンが押されるとビデオ再生信
号が出力され、同時に半導体メモリー5を読み出すため
の所定のタイムコードが出力される。
【0021】ビデオ再生信号とタイムコードとによって
記録された画像を再生し始める。このときに半導体メモ
リーのランダムアクセスに強いと云う利点を利用して、
現在再生しているフレームから、未来方向に例えば5秒
分(300フィールド分)半導体メモリー5に記録して
ある動きベクトルの情報を先読みする。
【0022】先読みされた未来方向の動きベクトルは、
手振れ判定回路10によって手振れであるか又はカメラ
の意図的な動きであるかを判定し、カメラの意図的な動
きでないと判定したときにのみ、手振れ補正がなされる
べく手振れ補正回路11を介して手振れ補正が遂行され
る。
【0023】前記手振れ判定回路10は、未来方向の動
きベクトルに、ある特定の方向性を持ったベクトルがし
きい値以上連続した場合に、それはカメラの意図的な動
きの結果にほかならないので、それをカメラの意図的の
動きと判定して手振れ補正をしない判定を行うのであ
り、それ以外の動きベクトル情報については、手振れ補
正を行うための信号を出力するのである。
【0024】いずれにしても、磁気テープへの映像記録
時には手振れ補正をしない入力信号で記録し、手振れ補
正がなされるべき動きベクトル情報を半導体メモリーに
記憶させておき、再生時にその動きベクトルを先読みす
ることで、手振れ補正をするか否かの判定をするに充分
な時間方向の幅を有することになり、それによって適正
な画像処理をして適正な再生画像が得られるのである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る磁気テ
ープカセットは、磁気テープカセットに半導体メモリー
を内蔵させ、該半導体メモリーに動きベクトルの情報を
記録させた構成にしたことにより、カメラ一体型VTR
での撮影時に、カメラからの映像信号を手振れ補正しな
いで磁気テープに記録し、手振れ又は意図的な動きの動
きベクトルを各フィールド毎に半導体メモリーに記憶さ
せておくことができ、再生時に半導体メモリーに記憶さ
せた動きベクトルを、過去及び未来方向において充分な
時間方向の幅をもって先読みすることで、適確な手振れ
補正がなされ、適正な補正画像が得られると云う優れた
効果を奏する。
【0026】また、本発明に係る記録方法は、半導体メ
モリーを内蔵した磁気テープカセットを用い、撮影時に
動きベクトルを検出し、各フィールド毎に動きベクトル
情報として半導体メモリーに記録するようにしたことに
より、半導体メモリーの特性を生かして、動きベクトル
を映像よりも先読みすることができ、それによって再生
の画像処理が適正に行われると云う優れた効果を奏す
る。
【0027】更に、本発明に係る再生方法は、各フィー
ルド毎の動きベクトルが記憶されている半導体メモリー
を内蔵した磁気テープカセットを用い、再生時に各フィ
ールド毎の動きベクトル情報を読み出し、しかも過去又
は未来の一定の範囲の動きベクトル情報を先読みして、
手振れ補正をするため、従来例のような不自然な再生画
像にならず、補正状態が常に適切に行われると云う優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープカセットの裏面側平面
図である。
【図2】本発明に係る半導体メモリーへの記録状況を示
す説明図である。
【図3】本発明に係る半導体メモリーからの再生状況を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 2 リール 3 マウス 4 リッド 5 半導体メモリー 5a インターフェースコネクター部 5b メモリー部 6 記憶部 7 リード/ライト制御及びチップセレクト回路 8 電源制御回路 9 バックアップ電源 10 手振れ判定回路 11 手振れ補正回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープカセットに半導体メモリーを
    内蔵させ、該半導体メモリーに動きベクトルの情報を記
    録させた磁気テープカセット。
  2. 【請求項2】 半導体メモリーを内蔵した磁気テープカ
    セットを用い、撮影時に動きベクトルを検出し、各フィ
    ールド毎に動きベクトル情報として前記半導体メモリー
    に記録する記録方法。
  3. 【請求項3】 各フィールド毎の動きベクトルが記憶さ
    れている半導体メモリーを内蔵した磁気テープカセット
    を用い、再生時に各フィールド毎の動きベクトル情報を
    読み出して手振れを補正する再生方法。
  4. 【請求項4】 再生時に過去又は未来の一定の範囲の動
    きベクトル情報を読み出して、手振れ補正をする請求項
    3に記載の再生方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005094493A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Sanyo Electric Co Ltd 意図的な移動撮像シーンの検出装置および検出方法ならびに意図的な移動撮像シーン検出プログラムを記録した記録媒体
JP2010028734A (ja) * 2008-07-24 2010-02-04 Canon Inc 画像処理装置
JP2018007003A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 キヤノン株式会社 映像処理装置、撮像装置および映像処理プログラム
US10218908B2 (en) 2016-01-14 2019-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus capable of performing image shake correction, image pickup apparatus, and control method

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