JP3460333B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents
映像信号記録再生装置Info
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- JP3460333B2 JP3460333B2 JP24857594A JP24857594A JP3460333B2 JP 3460333 B2 JP3460333 B2 JP 3460333B2 JP 24857594 A JP24857594 A JP 24857594A JP 24857594 A JP24857594 A JP 24857594A JP 3460333 B2 JP3460333 B2 JP 3460333B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、光学系の撮像手段を
有する撮像部にて撮像された映像信号を記録再生する、
カメラ一体型ＶＴＲ等の映像信号記録再生装置に関す
る。
有する撮像部にて撮像された映像信号を記録再生する、
カメラ一体型ＶＴＲ等の映像信号記録再生装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】映像信号を磁気テープ等の磁気記録媒体
に記録する装置として、カメラ一体型ＶＴＲが知られて
いる。カメラ一体型ＶＴＲは、動画記録を行うものとし
て普及してきているが、ユーザの使い易さをより向上さ
せるため、最近の装置では、固定焦点の光学系を切り換
える機構が採用されているものがある。この機構によ
り、被写体が望遠や広角で撮像される。
に記録する装置として、カメラ一体型ＶＴＲが知られて
いる。カメラ一体型ＶＴＲは、動画記録を行うものとし
て普及してきているが、ユーザの使い易さをより向上さ
せるため、最近の装置では、固定焦点の光学系を切り換
える機構が採用されているものがある。この機構によ
り、被写体が望遠や広角で撮像される。
【０００３】図５は、望遠／広角の固定焦点レンズの切
り替えの説明に用いる図である。図５において、カメラ
一体型ＶＴＲの筐体５１内に配設された固定焦点レンズ
５２は、レンズ５２ａ、５２ｂ、５２ｃ及び５２ｄとか
らなる。なお、レンズ５２ａと５２ｃとにより望遠レン
ズが、レンズ５２ｂと５２ｄにより広角レンズがそれぞ
れ構成される。図５に示されるように、レンズ５２の切
り替え操作中では、望遠レンズ及び広角レンズの光学中
心５３ａ及び５３ｂとマスターレンズ５４の光学中心５
５とがずれる状態となる
り替えの説明に用いる図である。図５において、カメラ
一体型ＶＴＲの筐体５１内に配設された固定焦点レンズ
５２は、レンズ５２ａ、５２ｂ、５２ｃ及び５２ｄとか
らなる。なお、レンズ５２ａと５２ｃとにより望遠レン
ズが、レンズ５２ｂと５２ｄにより広角レンズがそれぞ
れ構成される。図５に示されるように、レンズ５２の切
り替え操作中では、望遠レンズ及び広角レンズの光学中
心５３ａ及び５３ｂとマスターレンズ５４の光学中心５
５とがずれる状態となる
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】望遠及び広角の固定焦
点レンズを記録中に切り替えると、被写体の映像信号が
遮断され、無意味で不快な映像信号が記録されてしま
う。固定焦点レンズを切り替える場合、この問題を記録
中に完全に除去することは不可能である。
点レンズを記録中に切り替えると、被写体の映像信号が
遮断され、無意味で不快な映像信号が記録されてしま
う。固定焦点レンズを切り替える場合、この問題を記録
中に完全に除去することは不可能である。
【０００５】従って、この発明は、上述のような問題点
に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、レン
ズを切り替える際に無駄な映像が記録されてしまうこと
を防止できる映像信号記録再生装置を提供することにあ
る。
に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、レン
ズを切り替える際に無駄な映像が記録されてしまうこと
を防止できる映像信号記録再生装置を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、固定焦点レ
ンズ２と撮像素子４とを有する撮像部にて撮像された映
像信号を記録再生する映像信号記録再生装置において、
固定焦点レンズ２の切り替え時に、切り替え開始及び終
了を識別する信号を発生する制御信号発生回路１４と、
制御信号発生回路１４からの識別信号が供給される信号
・システム制御回路１１と、信号・システム制御回路１
１により発生される制御信号が供給される映像メモリー
１２とからなり、映像信号の記録中に固定焦点レンズ２
の切り替えが行われると、切り替え開始識別信号の直後
の映像信号が映像メモリー１２に取り込まれ、切り替え
終了識別信号が発生されるまで映像メモリー１２に取り
込まれた映像信号が出力されることを特徴とする映像信
号記録再生装置である。
ンズ２と撮像素子４とを有する撮像部にて撮像された映
像信号を記録再生する映像信号記録再生装置において、
固定焦点レンズ２の切り替え時に、切り替え開始及び終
了を識別する信号を発生する制御信号発生回路１４と、
制御信号発生回路１４からの識別信号が供給される信号
・システム制御回路１１と、信号・システム制御回路１
１により発生される制御信号が供給される映像メモリー
１２とからなり、映像信号の記録中に固定焦点レンズ２
の切り替えが行われると、切り替え開始識別信号の直後
の映像信号が映像メモリー１２に取り込まれ、切り替え
終了識別信号が発生されるまで映像メモリー１２に取り
込まれた映像信号が出力されることを特徴とする映像信
号記録再生装置である。
【０００７】また、この発明は、固定焦点レンズ２と撮
像素子４とを有する撮像部にて撮像された映像信号を記
録する映像信号記録再生装置において、固定焦点レンズ
２の切り替え時に、切り替え開始及び終了を識別する信
号を発生する制御信号発生回路１４と、制御信号発生回
路１４からの識別信号が供給される信号・システム制御
回路１１と、信号・システム制御回路１４からの制御信
号が供給される映像メモリー１２とからなり、識別信号
が映像信号と共に記録され、映像信号の再生中に、切り
替え開始識別信号に基づいて映像メモリー１２に映像信
号が取り込まれ、切り替え終了識別信号が発生されるま
で映像メモリー１２に取り込まれた映像信号が出力され
ることを特徴とする映像信号記録再生装置である。
像素子４とを有する撮像部にて撮像された映像信号を記
録する映像信号記録再生装置において、固定焦点レンズ
２の切り替え時に、切り替え開始及び終了を識別する信
号を発生する制御信号発生回路１４と、制御信号発生回
路１４からの識別信号が供給される信号・システム制御
回路１１と、信号・システム制御回路１４からの制御信
号が供給される映像メモリー１２とからなり、識別信号
が映像信号と共に記録され、映像信号の再生中に、切り
替え開始識別信号に基づいて映像メモリー１２に映像信
号が取り込まれ、切り替え終了識別信号が発生されるま
で映像メモリー１２に取り込まれた映像信号が出力され
ることを特徴とする映像信号記録再生装置である。
【０００８】
【作用】レンズ切り替え状況信号がレンズ切り替えスイ
ッチ部１５から制御信号発生回路１４に供給される。制
御信号発生回路１４から取り込みトリガー信号が信号・
システム制御回路１１を介して映像メモリー１２に供給
される。取り込みトリガー信号により、映像メモリー１
２に映像信号が取り込まれる。この映像信号は、制御信
号発生回路１４から出力停止トリガー信号が供給される
まで、映像メモリー１２から出力される。これにより、
レンズ切り換え時の無意味な映像信号が記録されること
を防止できる。
ッチ部１５から制御信号発生回路１４に供給される。制
御信号発生回路１４から取り込みトリガー信号が信号・
システム制御回路１１を介して映像メモリー１２に供給
される。取り込みトリガー信号により、映像メモリー１
２に映像信号が取り込まれる。この映像信号は、制御信
号発生回路１４から出力停止トリガー信号が供給される
まで、映像メモリー１２から出力される。これにより、
レンズ切り換え時の無意味な映像信号が記録されること
を防止できる。
【０００９】
【実施例】以下、この発明による映像信号記録再生装置
に関して図面を参照して説明する。なお、以下の説明で
は、映像信号記録再生装置をカメラ一体型ＶＴＲとす
る。図１は、固定焦点レンズを用いたカメラ一体型ＶＴ
Ｒのブロック図である。筐体１に入射された被写体光
は、レンズ２、マスターレンズ３を介して撮像素子４に
供給される。撮像素子４では、被写体光が光電変換され
る。この撮像素子４は、駆動制御回路５により駆動され
る。駆動制御回路５は、信号・システム制御回路１１に
より制御される。撮像素子４の出力信号は、カメラ信号
処理回路６に供給される。カメラ信号処理回路６では、
例えばγ補正やホワイトバランス等の所定の処理がなさ
れる。カメラ信号処理回路６の出力信号は、ＶＴＲ信号
処理回路７に供給される。ＶＴＲ信号処理回路７でＦＭ
変復調等の処理がなされた信号は、記録再生系８、表示
装置９及び映像信号出力端子１０に出力される。カメラ
信号処理回路６、ＶＴＲ信号処理回路７及び記録再生系
８は、信号・システム制御回路１１に信号を供給すると
共に、信号・システム制御回路１１により制御される。
なお、被写体映像は、ビューファインダ１６にも出力さ
れる。
に関して図面を参照して説明する。なお、以下の説明で
は、映像信号記録再生装置をカメラ一体型ＶＴＲとす
る。図１は、固定焦点レンズを用いたカメラ一体型ＶＴ
Ｒのブロック図である。筐体１に入射された被写体光
は、レンズ２、マスターレンズ３を介して撮像素子４に
供給される。撮像素子４では、被写体光が光電変換され
る。この撮像素子４は、駆動制御回路５により駆動され
る。駆動制御回路５は、信号・システム制御回路１１に
より制御される。撮像素子４の出力信号は、カメラ信号
処理回路６に供給される。カメラ信号処理回路６では、
例えばγ補正やホワイトバランス等の所定の処理がなさ
れる。カメラ信号処理回路６の出力信号は、ＶＴＲ信号
処理回路７に供給される。ＶＴＲ信号処理回路７でＦＭ
変復調等の処理がなされた信号は、記録再生系８、表示
装置９及び映像信号出力端子１０に出力される。カメラ
信号処理回路６、ＶＴＲ信号処理回路７及び記録再生系
８は、信号・システム制御回路１１に信号を供給すると
共に、信号・システム制御回路１１により制御される。
なお、被写体映像は、ビューファインダ１６にも出力さ
れる。
【００１０】カメラ信号処理回路６と映像メモリー１２
とが双方向に接続される。また、映像メモリー１２に
は、信号システム制御回路１１から制御信号が供給され
る。さらに、ＶＴＲ信号処理回路７と映像メモリー１２
とが双方向で接続される。
とが双方向に接続される。また、映像メモリー１２に
は、信号システム制御回路１１から制御信号が供給され
る。さらに、ＶＴＲ信号処理回路７と映像メモリー１２
とが双方向で接続される。
【００１１】信号・システム制御回路１１には、外部か
ら供給される制御信号のための外部制御信号端子１３及
び制御信号発生回路１４が接続される。制御信号発生回
路１４には、レンズ２の望遠／広角を切り替えるための
レンズ切り替えスイッチ部１５が接続されると共に、信
号・システム制御回路１１から記録モード信号（記録モ
ードであるか否かの信号）が供給される。
ら供給される制御信号のための外部制御信号端子１３及
び制御信号発生回路１４が接続される。制御信号発生回
路１４には、レンズ２の望遠／広角を切り替えるための
レンズ切り替えスイッチ部１５が接続されると共に、信
号・システム制御回路１１から記録モード信号（記録モ
ードであるか否かの信号）が供給される。
【００１２】以下、上述の回路において、レンズ２を切
り替える場合の動作について説明する。記録モード時に
レンズ２を切り替えると、レンズ切り替えスイッチ部１
５から制御信号発生回路１４に切り替え状況信号が供給
される。制御信号発生回路１４では、切り替え状況信号
に基づいて、切り替え操作に入る直前の状態が電気信号
として検出される。この検出信号は、制御信号として信
号・システム制御回路１１に供給される。信号・システ
ム制御回路１１から映像メモリー１２に対して、映像が
遮断される直前の映像信号を取り込むための取り込みト
リガー信号が供給される。これにより、映像メモリー１
２にカメラ信号処理回路６の映像信号が映像メモリー１
２に取り込まれる。そして、切り替え操作が終了して出
力停止トリガー信号が供給されるまで、映像メモリー１
２に取り込まれた映像が静止画として出力される。これ
により、レンズ切り替え時に映像が遮断されている期間
でも、無意味な映像信号が記録されることを防止するこ
とができる。なお、映像メモリー１２は、カメラ信号処
理回路６の映像信号の代わりにＶＴＲ信号処理回路７で
発生される映像信号を取り込むようにしてもよい。
り替える場合の動作について説明する。記録モード時に
レンズ２を切り替えると、レンズ切り替えスイッチ部１
５から制御信号発生回路１４に切り替え状況信号が供給
される。制御信号発生回路１４では、切り替え状況信号
に基づいて、切り替え操作に入る直前の状態が電気信号
として検出される。この検出信号は、制御信号として信
号・システム制御回路１１に供給される。信号・システ
ム制御回路１１から映像メモリー１２に対して、映像が
遮断される直前の映像信号を取り込むための取り込みト
リガー信号が供給される。これにより、映像メモリー１
２にカメラ信号処理回路６の映像信号が映像メモリー１
２に取り込まれる。そして、切り替え操作が終了して出
力停止トリガー信号が供給されるまで、映像メモリー１
２に取り込まれた映像が静止画として出力される。これ
により、レンズ切り替え時に映像が遮断されている期間
でも、無意味な映像信号が記録されることを防止するこ
とができる。なお、映像メモリー１２は、カメラ信号処
理回路６の映像信号の代わりにＶＴＲ信号処理回路７で
発生される映像信号を取り込むようにしてもよい。
【００１３】また、上述のように、記録時に被写体映像
を補間しない場合には、レンズ切り替えスイッチ部１５
からの切り替え状況信号に基づいて、切り替え操作の開
始点及び終了点の情報が映像信号と共に記録される。そ
して、再生時において、被写体の映像信号が遮断される
直前の映像信号が映像メモリー１２に取り込まれ、切り
替え操作の終了点になるまで、映像メモリー１２に取り
込まれた映像が出力される。これにより、上述と同様の
効果を得ることができる。
を補間しない場合には、レンズ切り替えスイッチ部１５
からの切り替え状況信号に基づいて、切り替え操作の開
始点及び終了点の情報が映像信号と共に記録される。そ
して、再生時において、被写体の映像信号が遮断される
直前の映像信号が映像メモリー１２に取り込まれ、切り
替え操作の終了点になるまで、映像メモリー１２に取り
込まれた映像が出力される。これにより、上述と同様の
効果を得ることができる。
【００１４】図２は、制御信号発生回路１４の詳細な回
路図である。レンズ切り替えスイッチ部１５は、抵抗２
１を介してトランジスタ２３のベース（Ａ点とする）に
接続される。トランジスタ２３のベースには、一端が接
地された抵抗２２が接続される。トランジスタ２３のエ
ミッタは接地され、コレクタは一端が電源電圧Ｖｃｃに
接続された抵抗２４の他端（Ｂ点とする）に接続され
る。抵抗２４の他端は、バッファ２５を介してＥＸ−Ｏ
Ｒゲート２９の一方の入力端子（Ｃ点とする）に接続さ
れる。これと共に、抵抗２４の他端は、バッファ２６
と、抵抗２７及びコンデンサ２８からなるＬＰＦとを介
してＥＸ−ＯＲゲート２９の他方の入力端子（Ｄ点とす
る）に接続される。ＥＸ−ＯＲゲート２９の出力端子
（Ｅ点とする）は、抵抗３０を介してトランジスタ３１
のコレクタ及び出力端子３２（Ｇ点とする）に接続され
る。出力端子３２は、信号・システム制御回路１１に接
続される。トランジスタ３１のエミッタは、接地され
る。トランジスタ３１のベースは、抵抗３４を介して端
子３３（Ｆ点とする）に接続される。トランジスタ３１
のベースには、一端が接地された抵抗３５の他端が接続
される。端子３３には、信号・システム制御回路１１か
ら記録モード信号が供給される。
路図である。レンズ切り替えスイッチ部１５は、抵抗２
１を介してトランジスタ２３のベース（Ａ点とする）に
接続される。トランジスタ２３のベースには、一端が接
地された抵抗２２が接続される。トランジスタ２３のエ
ミッタは接地され、コレクタは一端が電源電圧Ｖｃｃに
接続された抵抗２４の他端（Ｂ点とする）に接続され
る。抵抗２４の他端は、バッファ２５を介してＥＸ−Ｏ
Ｒゲート２９の一方の入力端子（Ｃ点とする）に接続さ
れる。これと共に、抵抗２４の他端は、バッファ２６
と、抵抗２７及びコンデンサ２８からなるＬＰＦとを介
してＥＸ−ＯＲゲート２９の他方の入力端子（Ｄ点とす
る）に接続される。ＥＸ−ＯＲゲート２９の出力端子
（Ｅ点とする）は、抵抗３０を介してトランジスタ３１
のコレクタ及び出力端子３２（Ｇ点とする）に接続され
る。出力端子３２は、信号・システム制御回路１１に接
続される。トランジスタ３１のエミッタは、接地され
る。トランジスタ３１のベースは、抵抗３４を介して端
子３３（Ｆ点とする）に接続される。トランジスタ３１
のベースには、一端が接地された抵抗３５の他端が接続
される。端子３３には、信号・システム制御回路１１か
ら記録モード信号が供給される。
【００１５】以下、図２に示される回路の動作を図３の
波形図を参照して説明する。レンズ切り替えスイッチ部
１５が望遠（Ｔ）または広角（Ｗ）に固定されている時
には、トランジスタ２３のベース電位（Ａ点）はＨレベ
ルとされ、切り替えられている時にはＬレベルとされる
（図３Ａ参照）。従って、Ｂ点の電位は、Ａ点の波形が
反転したものとされる（図３Ｂ参照）。Ｂ点は分岐され
ており、一方は、バッファ２５を介して図３Ｃに示され
るＣ点の電位とされる。他方は、バッファ２６及びＬＰ
Ｆを介して図３Ｄに示されるＤ点の電位とされる。Ｃ点
の波形は、Ｂ点の波形と同じとされる。また、Ｄ点の信
号は、ＬＰＦを介されているので、立ち上がり及び立ち
下がりで信号が滑らかにされる。Ｃ点及びＤ点の信号
は、ＥＸ−ＯＲゲート２９の入力信号とされる。ＥＸ−
ＯＲゲート２９からは、両電位の波形の異なる期間、つ
まり、Ｄ点における電位の波形の滑らかな期間のみがＨ
レベルでＥ点に出力される（図３Ｅ参照）。
波形図を参照して説明する。レンズ切り替えスイッチ部
１５が望遠（Ｔ）または広角（Ｗ）に固定されている時
には、トランジスタ２３のベース電位（Ａ点）はＨレベ
ルとされ、切り替えられている時にはＬレベルとされる
（図３Ａ参照）。従って、Ｂ点の電位は、Ａ点の波形が
反転したものとされる（図３Ｂ参照）。Ｂ点は分岐され
ており、一方は、バッファ２５を介して図３Ｃに示され
るＣ点の電位とされる。他方は、バッファ２６及びＬＰ
Ｆを介して図３Ｄに示されるＤ点の電位とされる。Ｃ点
の波形は、Ｂ点の波形と同じとされる。また、Ｄ点の信
号は、ＬＰＦを介されているので、立ち上がり及び立ち
下がりで信号が滑らかにされる。Ｃ点及びＤ点の信号
は、ＥＸ−ＯＲゲート２９の入力信号とされる。ＥＸ−
ＯＲゲート２９からは、両電位の波形の異なる期間、つ
まり、Ｄ点における電位の波形の滑らかな期間のみがＨ
レベルでＥ点に出力される（図３Ｅ参照）。
【００１６】ところで、レンズ２の切り替え操作によ
り、被写体の映像が遮断されて問題となるのは、記録中
のみである。カメラ一体型ＶＴＲが記録モードであるか
否かは、上述のように、信号・システム制御回路１１か
らの記録モード信号が制御信号発生回路１４（端子３
３）に供給されることにより判断される。記録モード期
間の場合には、Ｆ点での信号の電位がＬレベルとされる
（図３Ｆ参照）。Ｆ点の信号レベルにより、ＥＸ−ＯＲ
ゲート２９から出力される信号がゲートされる。これに
より、記録モード期間のみにＥ点のＨレベルの信号が、
レンズ切り替えの開始点を示す取り込みトリガー信号、
レンズ切り替えの終了点を示す出力停止トリガー信号と
して出力される。また、取り込みトリガー信号と出力停
止トリガー信号との間が映像メモリー信号出力期間とさ
れる。
り、被写体の映像が遮断されて問題となるのは、記録中
のみである。カメラ一体型ＶＴＲが記録モードであるか
否かは、上述のように、信号・システム制御回路１１か
らの記録モード信号が制御信号発生回路１４（端子３
３）に供給されることにより判断される。記録モード期
間の場合には、Ｆ点での信号の電位がＬレベルとされる
（図３Ｆ参照）。Ｆ点の信号レベルにより、ＥＸ−ＯＲ
ゲート２９から出力される信号がゲートされる。これに
より、記録モード期間のみにＥ点のＨレベルの信号が、
レンズ切り替えの開始点を示す取り込みトリガー信号、
レンズ切り替えの終了点を示す出力停止トリガー信号と
して出力される。また、取り込みトリガー信号と出力停
止トリガー信号との間が映像メモリー信号出力期間とさ
れる。
【００１７】ユーザが記録モード時にレンズの切り替え
操作を行った場合、切り替え操作が始まって映像が遮断
される前に、図３Ｇに示す取り込みトリガー信号によ
り、撮影中の映像信号が映像メモリー１２に取り込まれ
る。映像メモリー１２に取り込まれた信号は、映像メモ
リー信号出力期間に出力される。従って、遮断された映
像がレンズ切り替え操作中に記録されることを回避でき
る。また、切り替え操作が終了した時点で発生する出力
停止トリガー信号により、映像メモリー１２からの出力
が停止される。そして、レンズが固定され安定した状態
で、被写体の映像が再び動画記録される。
操作を行った場合、切り替え操作が始まって映像が遮断
される前に、図３Ｇに示す取り込みトリガー信号によ
り、撮影中の映像信号が映像メモリー１２に取り込まれ
る。映像メモリー１２に取り込まれた信号は、映像メモ
リー信号出力期間に出力される。従って、遮断された映
像がレンズ切り替え操作中に記録されることを回避でき
る。また、切り替え操作が終了した時点で発生する出力
停止トリガー信号により、映像メモリー１２からの出力
が停止される。そして、レンズが固定され安定した状態
で、被写体の映像が再び動画記録される。
【００１８】図４は、記録モード時の映像出力と図３の
波形図との関係を示すフィールド単位またはフレーム単
位での記録方法を示す図である。図４Ａはカメラ一体型
ＶＴＲに供給される被写体の映像信号、図４Ｂはレンズ
切り替えの状態を示す切り替え状態信号、図４Ｃは映像
メモリーに対する信号の取り込み及び出力停止を示すト
リガー信号、図４Ｄは最終的に記録される映像信号をそ
れぞれ示すものである。図４Ａに示す信号のうち、Ｆフ
ィールドからＫフィールドにかけてレンズが切り替えら
れる場合、図４Ｂのようなレンズ切り替え状態信号が制
御信号発生回路１４に出力される。この信号に基づい
て、図４Ｃに示すようなメモリー１２に対する取り込み
トリガー信号及び出力停止トリガー信号が形成される。
取り込みトリガー信号が発生した次のフィールド（Ｆフ
ィールド）の信号が映像メモリー１２に取り込まれる。
出力停止トリガー信号が発生されるまでの期間が映像信
号補間期間とされ、映像メモリー１２からＦフィールド
の映像信号が出力される。
波形図との関係を示すフィールド単位またはフレーム単
位での記録方法を示す図である。図４Ａはカメラ一体型
ＶＴＲに供給される被写体の映像信号、図４Ｂはレンズ
切り替えの状態を示す切り替え状態信号、図４Ｃは映像
メモリーに対する信号の取り込み及び出力停止を示すト
リガー信号、図４Ｄは最終的に記録される映像信号をそ
れぞれ示すものである。図４Ａに示す信号のうち、Ｆフ
ィールドからＫフィールドにかけてレンズが切り替えら
れる場合、図４Ｂのようなレンズ切り替え状態信号が制
御信号発生回路１４に出力される。この信号に基づい
て、図４Ｃに示すようなメモリー１２に対する取り込み
トリガー信号及び出力停止トリガー信号が形成される。
取り込みトリガー信号が発生した次のフィールド（Ｆフ
ィールド）の信号が映像メモリー１２に取り込まれる。
出力停止トリガー信号が発生されるまでの期間が映像信
号補間期間とされ、映像メモリー１２からＦフィールド
の映像信号が出力される。
【００１９】なお、図４Ｃに示す映像メモリー１２への
取り込みトリガー信号及び出力停止トリガー信号を被写
体映像と共にテープ上に記録しておくことにより、記録
モード時は映像信号の補間を行わずに、再生モード時に
トリガー信号に基づいて、前述と同様に切り替え操作に
より遮断される直前のＦフィールドの映像で補間するこ
とも可能である。また、上述の発明では、同一光路中で
回転機構により切り替えられる固定焦点レンズを用いて
説明したが、固定焦点が複数ある場合や、回転機構では
なくて、直線的にズーム動作のように切り替えるレンズ
を用いた場合においても、映像が遮断または切り替え操
作により不安定な映像となる時には、レンズの切り替え
操作から制御信号を発生させ、上述と同様の映像補間を
することができる。
取り込みトリガー信号及び出力停止トリガー信号を被写
体映像と共にテープ上に記録しておくことにより、記録
モード時は映像信号の補間を行わずに、再生モード時に
トリガー信号に基づいて、前述と同様に切り替え操作に
より遮断される直前のＦフィールドの映像で補間するこ
とも可能である。また、上述の発明では、同一光路中で
回転機構により切り替えられる固定焦点レンズを用いて
説明したが、固定焦点が複数ある場合や、回転機構では
なくて、直線的にズーム動作のように切り替えるレンズ
を用いた場合においても、映像が遮断または切り替え操
作により不安定な映像となる時には、レンズの切り替え
操作から制御信号を発生させ、上述と同様の映像補間を
することができる。
【００２０】
【発明の効果】この発明に依れば、記録中にレンズを切
り替えた時、切り替えにより被写体が遮断された無意味
な映像を記録することなく、ユーザが撮りたい被写体映
像信号を補間するので、無駄な映像が記録されてしまう
ことを防止でき、ユーザの不快感を解消することができ
る。
り替えた時、切り替えにより被写体が遮断された無意味
な映像を記録することなく、ユーザが撮りたい被写体映
像信号を補間するので、無駄な映像が記録されてしまう
ことを防止でき、ユーザの不快感を解消することができ
る。
【図１】カメラ一体型ＶＴＲのブロック図である。
【図２】制御信号発生回路の詳細な回路図である。
【図３】制御信号発生回路の波形図である。
【図４】記録モード時の映像出力と制御信号発生回路の
出力との関係を示す波形図である。
出力との関係を示す波形図である。
【図５】望遠／広角の固定焦点レンズの切り替えの説明
に用いる図である。
に用いる図である。
２ 固定焦点レンズ
１２ 映像メモリー
１４ 制御信号発生回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 5/232
H04N 5/765
Claims (3)
- 【請求項１】 光学系と撮像手段とを有する撮像部にて
撮像された映像信号を記録再生する映像信号記録再生装
置において、 上記光学系の切り替え時に、切り替え開始及び終了を識
別する信号を発生させる発生手段と、 上記発生手段からの識別信号が供給される制御手段と、 上記制御手段により発生される制御信号が供給される記
憶手段とからなり、 上記映像信号の記録中に上記光学系の切り替えが行われ
ると、上記切り替え開始識別信号の直後の映像信号が上
記記憶手段に取り込まれ、上記切り替え終了識別信号が
発生されるまで上記記憶手段に取り込まれた上記映像信
号が出力されることを特徴とする映像信号記録再生装
置。 - 【請求項２】 光学系と撮像手段とを有する撮像部にて
撮像された映像信号を記録する映像信号記録再生装置に
おいて、 上記光学系の切り替え時に、切り替え開始及び終了を識
別する信号を発生する発生手段と、 上記発生手段からの識別信号が供給される制御手段と、 上記制御手段からの制御信号が供給される記憶手段とか
らなり、 上記識別信号が上記映像信号と共に記録され、上記映像
信号の再生中に、上記切り替え開始識別信号に基づいて
上記記憶手段に上記映像信号が取り込まれ、上記切り替
え終了識別信号が発生されるまで上記記憶手段に取り込
まれた上記映像信号が出力されることを特徴とする映像
信号記録再生装置。 - 【請求項３】上記記憶手段には、フィールド単位または
フレーム単位で映像信号が取り込まれる請求項１または
２記載の映像信号記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24857594A JP3460333B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 映像信号記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24857594A JP3460333B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 映像信号記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0888792A JPH0888792A (ja) | 1996-04-02 |
| JP3460333B2 true JP3460333B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=17180180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24857594A Expired - Fee Related JP3460333B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 映像信号記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3460333B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4603130B2 (ja) * | 2000-06-27 | 2010-12-22 | Ｎｅｃディスプレイソリューションズ株式会社 | サンプリングクロックの自動位相調整方法及び表示装置 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP24857594A patent/JP3460333B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0888792A (ja) | 1996-04-02 |
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Legal Events
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