JP2008242210A - 撮像装置の落下保護装置、落下保護方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ズームレンズ等のレンズ鏡筒がカメラ筐体から突出した状態でカメラが地面上に落下する場合であっても、レンズ鏡筒の損傷を防止する。
【解決手段】カメラ筐体2から突出するレンズ鏡筒3と、外側への飛び出し可能にカメラ筐体2の内部に格納され、カメラ筐体2と連結された状態でカメラ筐体2の外側に飛び出すことによりカメラ筐体2よりも大きな空気抵抗を有した形態となる落下抵抗体4と、カメラの落下を検知する落下検知手段と、落下検知手段がカメラの落下を検知したとき、前記落下抵抗体をカメラ筐体から飛び出させる制御手段とを備える。落下抵抗体4は、落下の際にレンズ鏡筒3が地面と直接に衝突しないような撮像装置1の落下姿勢を保つ位置に配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】カメラ筐体2から突出するレンズ鏡筒3と、外側への飛び出し可能にカメラ筐体2の内部に格納され、カメラ筐体2と連結された状態でカメラ筐体2の外側に飛び出すことによりカメラ筐体2よりも大きな空気抵抗を有した形態となる落下抵抗体4と、カメラの落下を検知する落下検知手段と、落下検知手段がカメラの落下を検知したとき、前記落下抵抗体をカメラ筐体から飛び出させる制御手段とを備える。落下抵抗体4は、落下の際にレンズ鏡筒3が地面と直接に衝突しないような撮像装置1の落下姿勢を保つ位置に配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置が落下したときにレンズ鏡筒の破壊を防止したり、レンズ鏡筒内のレンズの割れを防止することが可能な撮像装置の落下保護装置、落下保護方法及びプログラムに関する。
デジタルカメラを始めとした撮像装置では、ズームレンズ等のようにレンズ鏡筒が撮像装置筐体に対して突出及び引き込み可能となっている。このような撮像装置がレンズ鏡筒の突出状態で地面上へ落下し、レンズ鏡筒が地面に衝突すると、その衝撃でレンズ鏡筒が割れたり、レンズ鏡筒内のレンズが割れたり欠けたりする不都合がある。
特許文献1には、地面上へのカメラの落下によってズームレンズが損傷することを防止する構造が開示されている。このカメラでは、カメラ筐体に加わる加速度を検出する加速度センサーと、カメラ筐体を把持する力を検出するグリップセンサーとを備えている。そして、カメラが撮影者の手から外れて落下すると、グリップセンサーが把持力ゼロを検出し、その後、加速度センサーが所定加速度以上を検出する。これらの検出により、カメラ筐体に設けたレンズ駆動手段がズームレンズをカメラ筐体の内部に引き込むように作動する。これによりズームレンズが地面と衝突することがなくなり、ズームレンズの損傷を防止している。
特開2005−84093号公報
しかしながら、特許文献1記載のカメラにおいても、カメラが地面に近い高さから落下する場合などでは、ズームレンズのカメラ筐体内への収納が遅れてズームレンズがカメラ筐体から突出した状態のままで地面と衝突する。従って、地面への衝突の衝撃でズームレンズが割れたり、欠けたりする事故が発生する可能性がある。また、ズームレンズをカメラ筐体の内部に収納する構造でないカメラでは、ズームレンズが地面と衝突することを回避できず、ズームレンズの損傷を防止することができない。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ズームレンズ等のレンズ鏡筒が撮像装置筐体から突出した状態で撮像装置が地面上に落下する場合であっても、レンズ鏡筒の損傷を防止できる撮像装置の落下保護装置、落下保護方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために以下の事項を提案している。
(1)本発明は、撮像装置筐体から突出するレンズ鏡筒と、外側への飛び出し可能に撮像装置筐体の内部に格納され、撮像装置筐体と連結された状態で撮像装置筐体の外側に飛び出すことにより撮像装置筐体よりも大きな空気抵抗を有した形態となる落下抵抗体と、撮像装置の落下を検知する落下検知手段と、該落下検知手段が撮像装置の落下を検知したとき、前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる制御手段と、を備え、前記落下抵抗体は、落下の際に前記レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないような撮像装置の落下姿勢を保つ位置に配置されていることを特徴とする撮像装置の落下保護装置を提案している。
(1)本発明は、撮像装置筐体から突出するレンズ鏡筒と、外側への飛び出し可能に撮像装置筐体の内部に格納され、撮像装置筐体と連結された状態で撮像装置筐体の外側に飛び出すことにより撮像装置筐体よりも大きな空気抵抗を有した形態となる落下抵抗体と、撮像装置の落下を検知する落下検知手段と、該落下検知手段が撮像装置の落下を検知したとき、前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる制御手段と、を備え、前記落下抵抗体は、落下の際に前記レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないような撮像装置の落下姿勢を保つ位置に配置されていることを特徴とする撮像装置の落下保護装置を提案している。
(2)本発明は、(1)の撮像装置の落下保護装置について、前記落下検知手段が撮像装置の落下を検知したとき、前記レンズ鏡筒を撮像装置筐体の内部に収納する鏡筒駆動手段を備えることを特徴とする撮像装置の落下保護装置を提案している。
(3)本発明は、(1)または(2)の撮像装置の落下保護装置について、前記落下抵抗体は、レンズ鏡筒が突出している撮像装置筐体の面と反対側の面を除いた部分から飛び出るように配置されていることを特徴とする撮像装置の落下保護装置を提案している。
(4)本発明は、(1)から(3)の撮像装置の落下保護装置について、前記落下抵抗体は、撮像装置筐体のレンズ鏡筒が設けられた面から飛び出るように配置されていることを特徴とする撮像装置の落下保護装置を提案している。
(5)本発明は、(1)から(4)の撮像装置の落下保護装置について、前記落下抵抗体は、撮像装置筐体から飛び出したときに広がるパラシュート又は羽根であることを特徴とする撮像装置の落下保護装置を提案している。
(6)本発明は、レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないように撮像装置の落下姿勢を保つ落下抵抗体を撮像装置筐体の内部に格納する撮像装置における落下保護方法であって、撮像装置の落下を検知する第1ステップと、撮像装置落下を検知したとき前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる第2ステップと、を備えたことを特徴とする落下保護方法を提案している。
(7)本発明は、(6)の落下保護方法について、前記レンズ鏡筒を撮像装置筐体の内部に収納する第3ステップをさらに備えたことを特徴とする落下保護方法を提案している。
(8)本発明は、レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないように撮像装置の落下姿勢を保つ落下抵抗体を撮像装置筐体の内部に格納する撮像装置のコンピュータに、撮像装置の落下を検知する第1ステップと、撮像装置落下を検知したとき前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる第2ステップと、を実行させるためのプログラムを提案している。
(9)本発明は、(8)のプログラムについて、前記コンピュータに、前記レンズ鏡筒を撮像装置筐体の内部に収納する第3ステップをさらに実行させるためのプログラムを提案している。
本発明によれば、撮像装置の落下の際に空気抵抗体が撮像装置筐体から飛びだして落下の際の大きな空気抵抗となって撮像装置が遅い速度で落下すると共に、レンズ鏡筒が地面との直接の衝突を回避するため、衝突によるレンズ鏡筒やレンズの割れ等の損傷を防止できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1から図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は落下時の斜視図、図2は電気系のブロック図、図3はフローチャートを示している。
図1から図3は、本発明の第1の実施形態を示し、図1は落下時の斜視図、図2は電気系のブロック図、図3はフローチャートを示している。
図1に示す撮像装置1はデジタルカメラであり、図1に示すように、カメラ筐体2と、レンズ鏡筒3とを備えている。
カメラ筐体2は、撮像装置として機能するための各種部品を備えている。すなわち、いずれも図示を省略するが、適切な露光光量を得るために発光するストロボ(図2における符号26)、被写体を見るためのファインダー窓、撮影の際に押圧操作されるレリーズボタン(シャッタスイッチ)、その他の機能部品がカメラ筐体2に設けられる。又、カメラ筐体2には、SDメモリカード等の外部メモリ(図2における符号34)が着脱自在となっており、撮影した画像データを外部メモリに記録することができる。
レンズ鏡筒3はカメラ筐体2の前面に設けられている。レンズ鏡筒3の内部には、複数のレンズ(図示省略)が設けられている。図示する実施形態において、レンズ鏡筒3は多段で伸縮するようになっている。又、レンズ鏡筒3の全体は、カメラ筐体2の内部に収納可能となっており、その収納動作は、鏡筒駆動手段としてのレンズモーター22(図2参照)が駆動することにより行われる。レンズ鏡筒3の全体がカメラ筐体2の内部に収納された状態では、図示を省略したレンズバリヤがカメラ筐体2の対応部分を塞いで保護するようになっている。
以上に加えて、撮像装置1には、落下抵抗体4が設けられている。落下抵抗体4は通常時は、カメラ筐体2の内部に格納されており、撮像装置1が落下したとき、カメラ筐体2から外側に飛び出すように作動する。そして、カメラ筐体2の外側に飛び出すことにより、落下抵抗体4はカメラ筐体2よりも大きな空気抵抗を有した形態(形状)となる。また、カメラ筐体2の外側に飛び出す際には、落下抵抗体4はカメラ筐体2と連結された状態となっている。このような大きな空気抵抗を有した落下抵抗体4がカメラ筐体2と連結された状態でカメラ筐体2から飛び出すことにより、撮像装置1は通常の落下速度よりも十分に遅くなった緩速度で落下することができる。従って、撮像装置1が地面に衝突しても、その衝撃が小さくなる。
落下抵抗体4は、カメラ筐体2の外側に飛び出したとき、レンズ鏡筒3が地面と直接に接触しないような撮像装置1の落下姿勢を保つように作用する。即ち、レンズ鏡筒3が地面に臨んだ姿勢、具体的には、カメラ筐体2よりもレンズ鏡筒3が下側に位置した姿勢以外の落下姿勢を保つように作用する。
落下抵抗体4はカメラのこのような落下姿勢を保つため、カメラ筐体2から飛び出す位置が特定され、落下抵抗体4はレンズ鏡筒3が突出しているカメラ筐体2の面と反対側の面以外の部分に配置され、その配置位置から外側に飛び出すようになっている。なお、本実施形態では、落下抵抗体4はレンズ鏡筒3が突出している面から飛び出すように配置されている。また、図1の例では、落下抵抗体4が、この面における離れた複数箇所(3箇所)から飛び出す。したがって、落下抵抗体4が離れた複数箇所から飛び出すことにより、カメラ筐体2を均等に吊り下げた釣り合いが取れた状態に保つことができる。これによりレンズ鏡筒3の突出した面が上を向いた姿勢、即ちカメラ筐体2を挟んでレンズ鏡筒3が地面と反対側に位置した姿勢となって撮像装置1が落下する。
このように、カメラの落下姿勢を保つことにより、レンズ鏡筒3が地面と直接に衝突することがなくなる。従って、落下抵抗体4によって緩速度となって地面に到達して衝撃が小さくなる上述の作用に加えて、レンズ鏡筒3が地面と直接に衝突しないため、衝撃が直接的に作用することがない。これにより、レンズ鏡筒3内のレンズが割れたり、レンズ鏡筒3自体が割れる等の損傷を確実に防止できる。
なお、図1の例では、落下抵抗体4が、レンズ鏡筒3が突出している面における離れた複数箇所(3箇所)から飛び出す場合を例示したが、これに限らず、レンズ鏡筒3付近に落下抵抗体4を一つ設けるような構成であってもよい。この場合は、落下抵抗体4が複数の場合に比べて方向制御能力が多少劣るものの、実装の自由度が上がるという利点がある。
本実施形態において、それぞれの落下抵抗体4は傘部4aと、傘部4aをカメラ筐体2に連結する複数の連結糸4bとからなるパラシュートによって形成されている。傘部4aは柔軟なフィルム材料によって形成されており、連結糸4bと共に小さく折り畳むことができ、折り畳み状態でカメラ筐体2の対応部位に格納されている。また、図示を省略するが、パラシュートからなる落下抵抗体4は、発射装置6(図2参照)と共にカメラ筐体2の内部に格納される。発射装置6としては、例えば、ガスを噴射するガス噴射筒であって良く、落下抵抗体4は折り畳まれた状態でガス噴射筒の内部に収納されてカメラ筐体2に格納される。落下抵抗体4をパラシュートの形態とすることにより、折り畳み状態を小さくできるため、カメラ筐体2内への配置スペースが大きく必要とすることがなく、カメラ筐体2への配置自由度が大きくなる。
撮像装置1には、落下検知手段が設けられる。落下検知手段としては、撮影時の手振れ補正のために使用される加速度センサー5(図2参照)を用いることができる。加速度センサー5は、例えば、0.125ミリ秒毎などの所定のサンプリング周期で検出値を出力して、カメラの落下を検出す。なお、加速度センサー5に加えてカメラ筐体2にグリップセンサーを適宜設けても良い。ここで、グリップセンサーは、カメラ筐体2を把持する把持力を検出するものであり、検出値がゼロになったとき、撮像装置1が手から離れたことを検知する。
<電気的構成>
図2は、撮像装置1の電気的構成を示すブロック図である。
レンズブロック21には、ズームレンズ、フォーカスレンズ等の光学系を有しており、この実施形態では上述したレンズ鏡筒3を構成している。レンズブロック21は、鏡筒駆動手段としてのモーター22により光軸方向に駆動される。これにより、レンズブロック21(レンズ鏡筒3)はカメラ筐体2から突出したり、カメラ筐体2の内部に収納されるように駆動する。
図2は、撮像装置1の電気的構成を示すブロック図である。
レンズブロック21には、ズームレンズ、フォーカスレンズ等の光学系を有しており、この実施形態では上述したレンズ鏡筒3を構成している。レンズブロック21は、鏡筒駆動手段としてのモーター22により光軸方向に駆動される。これにより、レンズブロック21(レンズ鏡筒3)はカメラ筐体2から突出したり、カメラ筐体2の内部に収納されるように駆動する。
モーター22は、モータードライバー24に接続されており、モータードライバー24はCPU23の命令によりモーター22を駆動する。CPU23は撮像装置1の全体を制御するものである。ストロボ26は、CPU23の命令に従って発光する。
CCD27は撮像素子であり、レンズブロック21の光軸上に配置され、被写体はレンズブロック21の光学系を介してCCD27の受光面に結像する。CCD27は、CPU23の命令に従い、タイミングジェネレータ(TG)28が生成するタイミング信号に基づき垂直及び水平ドライバ29により駆動され、被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号を信号処理回路30に出力する。信号処理回路30は、CDS回路やAD変換器等から構成されており、デジタルに変換した撮像信号を画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は入力された画像信号に対し所定のデジタル信号処理を行う。画像処理部31で処理されたデータは、順次、SDRAM32に格納される。記録モード(RECモード)では、画像データが蓄積される毎にビデオ信号に変換され、バックライト(BL)33aを備えたLCD33がスルー画像として画面表示する。外部メモリ34では、SDRAM32に格納された画像データがCPU23によって圧縮された後、その圧縮画像を記録する。フラッシュメモリ35には、制御のためのCPU23用の各種のプログラムやCPU23が用いる各種のデータが格納されている。
音声チップ41は、スピーカ(SP)42、マイクロホン(MIC)43が接続されており、マイクロホン43から入力された音声信号を処理してCPU23に入力する一方、外部メモリ34に記録されている音声データを音声信号に変換してスピーカ42を駆動する。
CPU23にはマイコン40が接続されている。マイコン40は、シャッターキー、ズームボタン等のキー入力部36、バッテリー37、バッテリー37の電力を各部に供給する電源制御回路38が接続されている。マイコン40は、これらの駆動を制御する。
マイコン40は、カメラの落下を検知する落下検知手段としての加速度センサー5が接続されており、加速度センサー5が検知した重力が入力され、入力された重力に基づいてカメラが落下しているか否かを判定する。さらに、マイコン40にはパラシュート(落下抵抗体4)の発射装置6が接続されており、発射装置6にはパラシュート4が設けられている。マイコン40は落下抵抗体4の飛び出しの制御手段として機能するものであり、発射装置6に駆動命令を出力し、発射装置6は落下抵抗体4をカメラ筐体2の外側に飛び出させる。
<処理フロー>
図3は、この実施形態のフローチャートであり、落下保護プログラムとしてフラッシュメモリ35に格納されている。
図3は、この実施形態のフローチャートであり、落下保護プログラムとしてフラッシュメモリ35に格納されている。
ステップS11では、加速度センサー5によって重力を検出する。撮像装置1がグリップセンサーを備えている場合には、グリップセンサーの検出値がゼロになったとき、加速度センサー5が重力を検出する。
マイコン40は、加速度センサー5が検出した重力が所定値(本実施形態ではゼロ)であるか否かを判定する(ステップS12)。重力がゼロの場合、マイコン40は撮像装置1が落下していると判断する。重力がゼロ以外のとき、ステップS11に戻る。ステップS12でカメラが落下していると判断したとき、マイコン40は発射装置6を駆動して落下抵抗体4(パラシュート)をカメラ筐体2の外側に飛び出させる(ステップS13)。これにより、上述した図1の状態、即ち、レンズ鏡筒3が上方に位置した状態を保って撮像装置1が落下するため、レンズ鏡筒3が地面に直接に衝突することがなく、衝突に起因したレンズ鏡筒3や内部のレンズの損傷を防止できる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態のフローチャートを示す。
このフローチャートは、落下保護プログラムとしてフラッシュメモリ35に格納されている。なお、図4は、記録モード(RECモード)のときに撮像装置1が落下した場合のフローチャートである。
図4は、本発明の第2の実施形態のフローチャートを示す。
このフローチャートは、落下保護プログラムとしてフラッシュメモリ35に格納されている。なお、図4は、記録モード(RECモード)のときに撮像装置1が落下した場合のフローチャートである。
ステップS21では、加速度センサー5が重力を検出し、ステップS22で重力がゼロとなったとき、撮像装置1が落下していると判断しステップS23に移行する。ステップS22で重力がゼロ以外のときには、ステップS21に戻る。一方、ステップS23では、マイコン40が発射装置6を駆動して落下抵抗体4(パラシュート)をカメラ筐体2の外側に飛び出させる。これにより、撮像装置1は緩速度で落下する。
ステップS23に続くステップS24では、レンズ鏡筒3の収納動作を開始する。レンズ鏡筒3の収納動作は、モーター22が駆動することにより行われる。ステップS25では、レンズ鏡筒3の収納動作が完了したか否かを判定しており、レンズ鏡筒3の収納動作が完了したとき、CPU、メモリ等の機能部品をスタンバイモードとする(ステップS26)。その後、電源をOFFとする(ステップS27)。
以上のような制御では、撮像装置1の落下を検知した段階で落下抵抗体4がカメラ筐体2から飛び出して撮像装置1の落下速度を緩速度とし、この緩速度の状態でレンズ鏡筒3をカメラ筐体2内に収納するため、レンズ鏡筒3を確実にカメラ筐体2の内部に収納することができる。従って、撮像装置1が地面に到達した時点では、レンズ鏡筒3がカメラ筐体2から露出していないため、レンズ鏡筒3が地面と衝突することがない。また、撮像装置1が緩速度で地面に衝突するため、衝撃が小さいものとなる。これにより、レンズ鏡筒3やその内部のレンズの損傷を防止することができる。
本実施形態では、撮像装置1が緩速度で落下している間にレンズ鏡筒3がカメラ筐体2の内部に収納されるため、第1の実施形態のように、レンズ鏡筒3の突出した面が上を向いた姿勢、即ちカメラ筐体2を挟んでレンズ鏡筒3が地面と反対側に位置した姿勢となって撮像装置1が落下しなくてもレンズ鏡筒3が地面と直接に衝突することがない。従って、本実施形態では、レンズ鏡筒3が下方に位置した状態で落下しても良く、第1の実施形態のような落下姿勢を保つように落下抵抗体4を設ける必要がない。これにより、落下抵抗体4の配置の自由度が拡大し、デザイン性が向上するメリットがある。
図5は、本実施形態における落下抵抗体4の飛び出し状態の一例を示している。落下抵抗体4は、カメラ筐体2における4側面の一の角部から外側に飛び出すように配置されている。また、落下抵抗体4は単一となって飛び出すものである。このような落下抵抗体4では、レンズ鏡筒3が必ずしも地面と直接に衝突しないような撮像装置1の落下姿勢を保つことはできないが、落下抵抗体4が展開したことによる緩速度での撮像装置1の落下中にレンズ鏡筒3がカメラ筐体2の内部に収納されるため、レンズ鏡筒3の保護を行うことができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、撮像装置1が落下する際に、レンズ鏡筒3が地面と直接に衝突しないような落下姿勢となるように落下抵抗体4が設けられている。例えば、図1のように、レンズ鏡筒3が上方を向いた落下姿勢となるように落下抵抗体4が設けられている。これに加えて、本実施形態では、図4のフローチャートに基づいて制御されるものであり、撮像装置1の落下を検知したとき、落下抵抗体4がカメラ筐体2から飛び出した後、レンズ鏡筒3をカメラ筐体2の内部に収納するように作動する。
本実施形態では、撮像装置1が落下する際に、レンズ鏡筒3が地面と直接に衝突しないような落下姿勢となるように落下抵抗体4が設けられている。例えば、図1のように、レンズ鏡筒3が上方を向いた落下姿勢となるように落下抵抗体4が設けられている。これに加えて、本実施形態では、図4のフローチャートに基づいて制御されるものであり、撮像装置1の落下を検知したとき、落下抵抗体4がカメラ筐体2から飛び出した後、レンズ鏡筒3をカメラ筐体2の内部に収納するように作動する。
したがって、本実施形態によれば、レンズ鏡筒3が地面と衝突しない落下姿勢で撮像装置1が落下すると共に、撮像装置1の落下中にレンズ鏡筒3がカメラ筐体2に収納される。このため、レンズ鏡筒3の地面との衝突をさらに確実に回避することができ、レンズ鏡筒3や内部のレンズの損傷をさらに確実に防止できるメリットがある。
<その他の実施形態>
図6は、落下抵抗体の別の形態を示す。本実施形態の落下抵抗体8は多数の羽体8aをそれぞれ有した羽根によって形成されている。羽体8aは柔軟なシートやフィルムによって形成されており、折り畳んだ状態でカメラ筐体2の内部に格納される。カメラ筐体2の内部には、落下抵抗体8を外側に飛び出させる駆動部材(図示省略)が設けられており、撮像装置1の落下を検知したとき、落下抵抗体8がカメラ筐体2の外側に飛び出るように制御されている。落下抵抗体8を羽根によって形成することにより、格納スペースが小さくなり、配置自由度が大きくなる。
図6は、落下抵抗体の別の形態を示す。本実施形態の落下抵抗体8は多数の羽体8aをそれぞれ有した羽根によって形成されている。羽体8aは柔軟なシートやフィルムによって形成されており、折り畳んだ状態でカメラ筐体2の内部に格納される。カメラ筐体2の内部には、落下抵抗体8を外側に飛び出させる駆動部材(図示省略)が設けられており、撮像装置1の落下を検知したとき、落下抵抗体8がカメラ筐体2の外側に飛び出るように制御されている。落下抵抗体8を羽根によって形成することにより、格納スペースが小さくなり、配置自由度が大きくなる。
落下抵抗体8はカメラ筐体2と連結した状態でカメラ筐体2の外側に飛び出るものであり、また、落下抵抗体8はカメラ筐体2におけるレンズ鏡筒3の配置面の4隅部分から飛び出るように配置されている。従って、この場合にも、レンズ鏡筒3が地面に直接に衝突しない落下姿勢となって撮像装置1が落下するため、レンズ鏡筒3や内部のレンズの損傷を防止できる。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、落下抵抗体として、風船のように膨張する形態であっても良い。また、レンズ鏡筒3はカメラ筐体2から突出及び収納可能とすることなく、カメラ筐体2の外面に常時、突出しているものであっても良い。
1 カメラ
2 カメラ筐体
3 レンズ鏡筒
4、8 落下抵抗体
2 カメラ筐体
3 レンズ鏡筒
4、8 落下抵抗体
Claims (9)
- 撮像装置筐体から突出するレンズ鏡筒と、
外側への飛び出し可能に撮像装置筐体の内部に格納され、撮像装置筐体と連結された状態で撮像装置筐体の外側に飛び出すことにより撮像装置筐体よりも大きな空気抵抗を有した形態となる落下抵抗体と、
撮像装置の落下を検知する落下検知手段と、
該落下検知手段が撮像装置の落下を検知したとき、前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる制御手段と、を備え、
前記落下抵抗体は、落下の際に前記レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないような撮像装置の落下姿勢を保つ位置に配置されていることを特徴とする撮像装置の落下保護装置。 - 前記落下検知手段が撮像装置の落下を検知したとき、前記レンズ鏡筒を撮像装置筐体の内部に収納する鏡筒駆動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の落下保護装置。
- 前記落下抵抗体は、レンズ鏡筒が突出している撮像装置筐体の面と反対側の面を除いた部分から飛び出るように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置の落下保護装置。
- 前記落下抵抗体は、撮像装置筐体のレンズ鏡筒が設けられた面から飛び出るように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置の落下保護装置。
- 前記落下抵抗体は、撮像装置筐体から飛び出したときに広がるパラシュート又は羽根であることを特徴とする請求項1から請求項4いずれかに記載の撮像装置の落下保護装置。
- レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないように撮像装置の落下姿勢を保つ落下抵抗体を撮像装置筐体の内部に格納する撮像装置における落下保護方法であって、
撮像装置の落下を検知する第1ステップと、
撮像装置落下を検知したとき前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる第2ステップと、
を備えたことを特徴とする落下保護方法。 - 前記レンズ鏡筒を撮像装置筐体の内部に収納する第3ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の落下保護方法。
- レンズ鏡筒が地面と直接に衝突しないように撮像装置の落下姿勢を保つ落下抵抗体を撮像装置筐体の内部に格納する撮像装置のコンピュータに、
撮像装置の落下を検知する第1ステップと、
撮像装置落下を検知したとき前記落下抵抗体を撮像装置筐体から飛び出させる第2ステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 前記コンピュータに、前記レンズ鏡筒を撮像装置筐体の内部に収納する第3ステップをさらに実行させるための請求項8に記載のプログラム。
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---|---|---|---|---|
WO2016080663A1 (ko) * | 2014-11-19 | 2016-05-26 | 주식회사 아이온커뮤니케이션즈 | 공기 저항 유닛을 구비한 공중 촬영 장치 |
US9819381B2 (en) | 2015-10-14 | 2017-11-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device including protective member |
CN112345720A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-02-09 | 九天起宏(江苏)检测有限公司 | 一种具备防跌落结构的废水检测仪器 |
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2007
- 2007-03-28 JP JP2007084338A patent/JP2008242210A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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