JP2013225773A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】自由落下ではない動作を自由落下であると誤判定することを防止できる技術の実現。
【解決手段】撮像装置は、装置にかかる3軸方向の加速度を検出する検出手段と、前記検出手段の出力値から装置に関する加速度情報を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された前記加速度情報から装置の自由落下状態を判定する判定手段と、を有し、前記判定手段は、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が第1の時間閾値よりも長く継続したときに自由落下状態と判定し、前記加速度情報が第1の所定値以下となる前に、前記加速度情報の変動が基準の値を超えていた場合には、前記第1の時間閾値をより長い時間に変更し、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が、前記変更された時間閾値より長く継続したときに自由落下状態と判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自由落下を検知する手段を有した撮像装置に関し、撮像装置の自由落下する前の状態に応じて落下検知方法を変更する制御に関するものである。
デジタルカメラは、様々な環境下で使用されることが想定されており、防水性や耐衝撃性を重要視したものが普及し始めているが、カメラの光学系であるレンズ群や、ビデオカメラのハードディスクドライブなどは、装置外部から加わる衝撃に弱い。すなわち、動作中に装置を落下すると、その衝撃によりレンズ群が想定外に移動してしまい、装置が制御において認識しているレンズ位置と、実際のレンズ位置に差異が生じ、撮影者の意図していない画角のずれや、ピントのずれが発生してしまうおそれがある。また、ハードディスクドライブでは、ヘッドがディスク表面に接触するなど、ディスクの記録層を破損させてしまう可能性がある。
このような課題を解決するため、3軸加速度センサにより装置の自由落下を検出し、装置起動中に自由落下状態を検出すると、衝撃に弱い部材を素早く退避させる技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
ここで、3軸加速度センサによる自由落下の検出方法について説明する。3軸加速度センサは図5(a)に示すように、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸からなる3軸方向についてそれぞれセンサにかかる加速度を検出する。例えば、センサを内蔵している装置を、Z軸を鉛直方向に一致する姿勢で静置した場合、図5(b)に示すように、Z軸は重力加速度である1Gを検出し、他のX軸、Y軸はそれぞれ0Gを検出している。装置の姿勢を変え、X軸を鉛直方向に一致する姿勢、Y軸を鉛直方向に一致する姿勢で静置した場合はそれぞれX軸、Y軸が1Gを検出し、それぞれの姿勢での他の2軸は0Gを検出している。装置が自由落下状態になると、図5(b)に示すように、鉛直方向の軸でも0Gを検出し、3軸ともほぼ0Gを検出することになり、この3軸ともほぼ0Gを検出している状態を装置が自由落下していると判定することができる。
実際には、軸方向に関わらず検出を行うため、3軸方向の検出加速度値の2乗和として算出される3軸合成値を用いる。この3軸合成値が0.4G相当など、検出誤差などを考慮した所定の閾値以下の状態が所定の時間継続した場合に自由落下と判定している。
特開2009−141496号公報 特開2010−140571号公報
ここで、レンズなどを落下時の衝撃から保護するために退避位置へと移動させるためには、ある程度の時間を要し、迅速に自由落下検出を行う必要がある。このため、自由落下と判定するための時間閾値(3軸合成値が所定の閾値以下の状態が継続する時間)を短めに設定すると、例えば、撮影者の走行などの一般的な動作を自由落下と誤検出してしまう可能性がある。このような誤検出により装置が退避状態に遷移してしまうと、一定時間経過後でないと退避状態から復帰することができず、撮影者の意図に反して撮影ができなくなることもある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、自由落下ではない動作を自由落下であると誤判定することを防止できる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、装置にかかる3軸方向の加速度を検出する検出手段と、前記検出手段の出力値から装置に関する加速度情報を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された前記加速度情報から装置の自由落下状態を判定する判定手段と、を有し、前記判定手段は、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が第1の時間閾値よりも長く継続したときに自由落下状態と判定し、前記加速度情報が第1の所定値以下となる前に、前記加速度情報の変動が基準の値を超えていた場合には、前記第1の時間閾値をより長い時間に変更し、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が、前記変更された時間閾値より長く継続したときに自由落下状態と判定する。
本発明によれば、自由落下ではない動作を自由落下であると誤判定することを防止できる。
本発明に係る実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図。 本実施形態の撮像装置による落下判定処理を示すフローチャート。 本実施形態の撮像装置による落下判定方法を説明する図。 本実施形態の撮像装置による落下判定後の処理を示すフローチャート。 本実施形態の3軸加速度センサの出力を示す図。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成しても良い。
[実施形態1]以下、本発明を、例えば、静止画や動画を撮影するデジタルカメラなどの撮像装置に適用した実施形態について説明する。
<装置構成>図1を参照して、本発明に係る実施形態の撮像装置の構成及び機能の概略について説明する。
図1に示す撮像装置1において、光学系2は、ズームレンズ2a、フォーカスレンズ2b、シャッタ2c、絞りユニット2dなどを備える。光学系2の光軸3には、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子4が設けられる。
A/D変換器5は、撮像素子4のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
画像処理部6は、A/D変換器5からのデータに対し、所定の画素補間処理、色変換処理およびガンマ処理を行う。また、画像処理部6は、撮像した画像データを用いて所定の信号処理を行い、この処理結果に基づき、システム制御部10は、露出制御部7およびフォーカス制御部8を制御する。すなわち、システム制御部10は、ズームレンズ2aやフォーカスレンズ2bを光軸方向に移動させて、コントラスト方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等を行う。
さらに、画像処理部6は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、この処理により得られた演算結果に基づき、AWB(オートホワイトバランス)処理を行うことも可能である。
A/D変換器5のデータは、画像処理部6を介して、あるいはA/D変換器5のデータが直接、内部メモリ11に書き込まれる。
内部メモリ11に書き込まれた画像データは、D/A変換器12を介して画像表示部13により表示される。画像表示部13は、TFT、LCD等からなる。また、画像表示部13を用いて撮像した画像データを逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
また、画像表示部13には、画像が表示されるだけでなく、画像表示と共に、もしくは画像を表示することなく、撮像装置1の各種設定に関する様々なメニュー項目や、ズーム倍率や露出設定といった撮影条件なども表示される。ユーザは、画像表示部13に表示されたメニュー項目や撮影条件を、操作スイッチ14を操作しながら適宜選択することにより、指定した項目の設定を変更することができる。
圧縮伸長部16は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮・伸長するものであり、内部メモリ11に格納された画像データを読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えた画像データを内部メモリ11に書き込む。
内部メモリ11は、撮影した静止画像や動画像データを格納するものであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像データを格納するために十分な記憶量を備える。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みを内部メモリ11に対して行うことが可能となる。また、内部メモリ11は、システム制御部10の作業領域としても使用することが可能である。
露出制御部7は、シャッタ2cや絞りユニット2dを制御する。フォーカス制御部8はフォーカスレンズ2bを制御する。ズーム制御部9はズームレンズ2aによってズーミング動作を制御する。
メモリ17はシステム制御部10の動作用の定数、変数、プログラム等を一時的に記憶する。
加速度検出部18は、互いに直交する3軸方向(X−Y−Z軸方向)の加速度を高精度で計測することができる。加速度検出部18は、図5(a)に示すように、素子に対して、X軸、Y軸、Z軸の方向の加速度を検出する加速度センサで構成される。また、システム制御部10は、検出周期制御部19に対し、加速度検出部18の検出周期を制御する。
システム制御部10は撮像装置1全体を制御する。また、システム制御部10は、加速度検出部18で検出された3軸方向の加速度出力値Gx、Gy、Gzの2乗和(=√(Gx2+Gy2+Gz2)から加速度情報としての3軸合成値Gを演算し記憶する。
操作部として、操作スイッチ14、レリーズスイッチ15は、システム制御部10の各種の動作指示を入力するためのものであり、スイッチ、ダイアル、タッチパネル、音声認識装置等の単数あるいは複数の組み合わせで構成される。
操作スイッチ14は、各種ボタンやタッチパネル等からなる。操作スイッチ14には、電源、撮影モード、再生モード等の各機能モードを切り換えるためのスイッチや、メニューボタン、セットボタン等が設けられている。
レリーズスイッチ15は、具体的に2段階に押し込むことができるように構成されている。ユーザは、1段目までの押し込み操作である半押し操作(SW1のオン)で撮影準備指示を行い、2段目までの押し込み操作である全押し(SW2のオン)操作で撮影指示を行うことができる。
撮影準備指示であるSW1がオンになると、システム制御部10は、AF(オートフォーカス)処理や、AE(自動露出)処理などの撮影準備動作を行うように制御する。さらに、撮影指示であるSW2がオンされると、システム制御部10は、露出制御部7を介してシャッタ2cや絞りユニット2dを駆動し、被写体画像を撮像素子4により取り込む制御を行う。具体的に、システム制御部10は、撮像素子4を蓄積状態にし、シャッタ2cを開閉駆動することで被写体像を露光する。シャッタ2cが閉状態に戻り、撮像素子4の電荷蓄積が終了した後、システム制御部10は、蓄積された電荷を信号として読み出す。
システム制御部10は、撮像素子4から読み出した信号に対し、A/D変換器5、画像処理部6、圧縮伸長部16および内部メモリ11を用いて、一連の現像処理や画像処理を行い、画像データを生成する。この生成された画像データは、記録媒体20に画像ファイルとして記録される。本実施形態では、上述した撮影準備指示から画像ファイルの記録までを撮影処理と呼ぶ。
記録媒体20として、ハードディスクやフラッシュメモリなど、複数枚の画像データを記録するために十分な容量を有するものが適する。
<落下判定>ここで、図2及び図3を参照して、本実施形態の撮像装置1による落下判定処理について説明する。なお、図2の処理は、システム制御部10が、ROM等に格納された制御プログラムを、RAM等のメモリ17のワークエリアに展開し、実行することで実現される。
まず、図2を参照して、落下判定処理の一連の流れについて説明する。
撮像装置1に電源が投入されると、ステップS201にて、システム制御部10は、落下時間閾値をTaに設定する。ここで、Taは自由落下状態が第1の時間継続した場合に、撮像装置1を自由落下とするか判定するための閾値である。すなわち、この第1の時間閾値以上、自由落下状態が継続した場合に自由落下と判定する。なお、この第1の時間閾値は、撮像装置1の落下衝撃耐久性などに応じて決められる設計値である。
S202では、システム制御部10は、検出周期制御部19により設定された加速度検出部18の検出周期時間が経過したか否かを判定し、検出周期時間が経過したと判定した場合には、S203に進む。一方、検出周期時間が経過していないと判定した場合には、S202に戻って処理を継続する。システム制御部10は、検出周期制御部19に設定されている加速度検出部18の検出周期(例えば、約10ms)毎に、ステップS203以降の処理を実行する。
S203では、システム制御部10は、加速度検出部18から3軸それぞれについて、現在の加速度出力値Gx、Gy、Gzを取得する。
S204では、システム制御部10は、ステップS203で取得した各軸の加速度出力値Gx、Gy、Gzの2乗和を3軸合成値Gとして算出する。
S205では、システム制御部10は、ステップS204で算出した3軸合成値Gの変動が基準の値Gth以上であるか否かを判定する。そして、3軸合成値Gの変動がGth以上であった場合にはS206に進み、3軸合成値Gの変動がGth未満であった場合にはS207に進む。ここで、基準の値Gthは、撮像装置1に対し、大きな力が加わっているか否かを判定するための閾値であり、ここで、大きな力が加わっていると判定された場合、すなわち、撮像装置1に対し、撮影者による状態変化(投げ上げなど)が発生していることを想定している。
ステップS206では、システム制御部10は、落下時間閾値を第2の時間閾値Tbに設定する。ここで、Tbは撮像装置1に対して大きな力が加わった後、自由落下状態が第2の時間継続した場合に、撮像装置1を自由落下とするか判定するための閾値である。すなわち、撮像装置1に大きな力が加わった後、この第2の時間閾値以上、自由落下状態が継続した場合に自由落下と判定する。ここで、TaとTbの関係は、Ta<Tbとしており、撮像装置1に大きな力が加わった後は、通常時よりも自由落下状態が長い時間継続した場合に限り、自由落下と判定する。これにより、撮像装置1に対し、撮影者による状態変化(投げ上げなど)が生じた場合の誤検出を防止する。
S207では、S204で算出した3軸合成値Gが第1の所定値Gz以下であるか否かを判定し、3軸合成値Gが、第1の所定値以下である場合には、S211に進む。一方、3軸合成値Gが、第1の所定値を超える場合には、S208に進む。ここで、Gzは、撮像装置1の自由落下状態を判定するための3軸合成値Gの閾値である。なお、この閾値は、検出誤差などを考慮して決められる設計値である。
S208では、システム制御部10は、これ以前にS206にて、落下時間閾値がTbに設定されているか判定する。そして、落下時間閾値がTbに設定されている場合はS209に進み、落下時間閾値がTbに設定されていない(落下時間閾値がTaである)場合にS202に戻る。
S209では、システム制御部10は、S206にて落下時間閾値がTbに設定されてからTc以上の時間が経過しているか判定する。そして、落下時間閾値がTbに設定されてからTc以上の時間が経過している場合はS210に進み、落下時間閾値がTbに設定されてからTc以上の時間が経過していない場合はS202に戻る。
S210では、システム制御部10は、S206にてTbに設定されていた落下時間閾値をTaに変更し、その後、S202に戻る。ここで、Tcは撮像装置1に対し、大きな力が加わった後の落下時間閾値を、所定の時間持続させるか判定する時間(落下時間閾値をTbに設定しておく時間)である。すなわち、撮像装置1に大きな力が加わった後、所定の時間Tc以上自由落下状態と判定されない場合には、撮像装置1が、大きな力が加わった状態から通常の状態へ遷移したと判定し、落下時間閾値をTaに戻す。
S211では、システム制御部10は、3軸合成値GがGz以下である状態が、落下時間閾値(TaもしくはTb)よりも長く継続しているか判定する。そして、3軸合成値GがGz以下である状態が落下時間閾値(TaもしくはTb)よりも長く継続している場合にはS212に進み、3軸合成値GがGz以下である状態が落下時間閾値(TaもしくはTb)よりも長く継続していない場合には、S202に戻る。
S212では、システム制御部10は、撮像装置1を落下判定後の処理に遷移する。
<落下判定方法>次に、図3を参照して、本実施形態の落下判定方法について説明する。
まず、図3(a)にて、撮像装置を静止させた状態から落下させた際の落下判定方法を説明する。
図3(a)に示す特性301は、撮像装置1を静止させた状態から落下させた場合の3軸合成値の出力例である。図示のように、静止した状態においては、3軸合成値Gがほぼ1Gのまま遷移する。その後、落下により3軸合成値Gが低下し、Gzを下回ったタイミング302で、撮像装置1は落下状態であると判定される。
このとき、タイミング302以前に、3軸合成値Gが閾値Gthを超えるような変動は検出されていないため、落下時間閾値にはTaが設定されている。
その後、3軸合成値GがGz以下になる状態が継続し、その継続時間が、落下時間閾値Taを超えたタイミング303において、撮像装置1は落下判定後の処理に遷移する。
以上により、撮像装置1を静止させた状態から落下させた場合に、正常に落下判定後の処理に遷移できる。
次に、図3(b)を参照して、撮像装置1を投げ上げたときの落下検出処理について説明する。
図3(b)に示す特性304は、撮像装置1を静止させた状態から軽く上空に投げ上げた場合の3軸合成値の出力例である。図示のように、静止した状態においては、3軸合成値Gがほぼ1Gのまま遷移する。その後、撮像装置1が投げ上げられたことにより3軸合成値Gが大きく増加し、タイミング305で、Gthよりも大きくなる。その後、投げ上げられた状態から落下状態に遷移するため、3軸合成値Gが低下し、Gzを下回ったタイミング306で、撮像装置1は落下状態であると判定される。
このとき、タイミング306以前に、タイミング305において、3軸合成値Gに閾値Gthを超える変動が検出されている為、落下時間閾値にはTb設定されている。
その後、3軸合成値GがGz以下になる状態が継続するが、その継続時間が、落下時間閾値Tbを超える前に落下が終了すれば、3軸合成値GはGzよりも大きい値になるため、撮像装置1が落下判定されることがない。
以上により、撮像装置1を投げ上げた場合には、落下判定されることなく撮像装置1の動作を継続できる。
さらに、図3(c)を参照して、撮像装置1に大きな力が加わった後に落下させたときの落下検出処理について説明する。
図3(c)に示す特性307は、撮像装置1を静止させた状態から、手で振るなどにより大きな力を加えた後、少し静止させた状態から落下させた場合の3軸合成値の出力例である。図示のように、静止した状態においては、3軸合成値Gがほぼ1Gのまま遷移する。その後、撮像装置1が振られたことにより3軸合成値Gが大きく増加し、タイミング308で、Gthよりも大きくなる。その後、再度、静止した状態においては、3軸合成値Gがほぼ1Gに戻る。さらに、その後、落下により3軸合成値Gが低下し、Gzを下回ったタイミング309で、撮像装置1は落下状態であると判定される。
ここで、タイミング309以前のタイミング308において、3軸合成値Gの変動がGthを超えているが、タイミング308から309までの時間(つまり大きな力が加わってから落下状態に至るまでの時間)がTcよりも長いため落下時間閾値にはTaが設定される。
その後、3軸合成値GがGz以下になる状態が継続し、その継続時間が、落下時間閾値Taを超えたタイミング310の時点において、撮像装置1は落下判定後の処理に遷移する。
以上により、撮像装置1に大きな力が加わった後に落下させた場合にも確実に落下と判定できる。
<落下判定後の処理>図4を参照して、本実施形態の撮像装置1による落下判定後の処理について説明する。
図4において、S401では、システム制御部10は、図3により落下と判定された場合はS402に進み、落下と判定されていない場合はS401に戻る。
S402では、システム制御部10は、AF(オートフォーカス)処理などの撮影準備動作のためにフォーカス制御部8を介し、フォーカスレンズ2bを駆動しているか否かを判定する。そして、フォーカスレンズ2bを駆動している場合にはS403に進み、フォーカスレンズ2bを駆動していない場合にはS404に進む。
S403では、システム制御部10は、フォーカス制御部8を介してフォーカスレンズ2bの駆動を停止する。
S404では、システム制御部10は、フォーカス制御部8を介してフォーカスレンズ2bを駆動する速度を落下判定時の所定の速度に設定する。ここで、この落下判定時の所定の速度は撮像装置1が通常の状態(落下判定されていない状態)に使用するフォーカス駆動速度よりも高速に設定している。
S405では、システム制御部10は、ズーム制御部9を介してズームレンズ2aの駆動する速度を落下判定時の所定の速度に設定する。ここで、この落下判定時の所定の速度は、撮像装置1が通常の状態(落下判定されていない状態)に使用するズーム駆動速度よりも高速に設定している。
S406では、システム制御部10は、フォーカス制御部8を介してフォーカスレンズ2bを所定の退避位置まで駆動する。ここで、所定の退避位置とは、撮像装置1を落下させた場合などにおいて、その衝撃により、フォーカスレンズ2bが想定外に移動してしまった場合でも、フォーカスレンズ2bが光学系2の部材などに衝突しない位置である。これにより、撮像装置1を落下させた場合などに、その衝撃による、フォーカスレンズ2bを損傷から保護することができる。また、S404にて、フォーカス駆動速度を通常よりも高速に設定することにより、落下した高さが低い(落下している時間が短い)場合でも、素早くフォーカスレンズ2bを退避位置に駆動できるため、レンズの損傷を未然に防ぐことができる。
S407では、システム制御部10は、ズーム制御部9を介してズームレンズ2aを所定の退避位置まで駆動する。ここで、所定の退避位置とは、撮像装置1を落下させた場合などにおいて、その衝撃により、ズームレンズ2aが想定外に移動してしまった場合でも、ズームレンズ2aが光学系2の部材などに衝突しない位置である。これにより、撮像装置1を落下させた場合などに、その衝撃による、ズームレンズ2aを損傷から保護することができる。また、S405にて、ズーム駆動速度を通常よりも高速に設定することにより、落下した高さが低い(落下している時間が短い)場合でも、素早くズームレンズ2aを退避位置に駆動できるため、レンズの損傷を未然に防ぐことができる。
S408では、システム制御部10は、撮像装置1のシャットダウン処理を行う。
本実施形態によれば、装置の落下時の加速度から演算される3軸合成値の変動が基準の値を超えていた場合には、落下判定するための落下時間閾値を、通常の落下時間閾値よりも長い時間に変更することで、撮像装置1を投げ上げた際の誤検出を防止できる。
また、3軸合成値の変動が基準の値を超えた後、さらに所定時間経過した場合には、再度、通常の落下時間閾値に戻すことにより、その後に落下が発生した場合には、正しく落下判定できるようにしている。
さらに、本実施形態によれば、装置の落下を判定した場合には、落下の衝撃による、ズームレンズ2aおよびフォーカスレンズ2bを損傷から保護することが可能となる。
また、ズームおよびフォーカス駆動速度を通常よりも高速に設定することにより、落下した高さが低い(落下時間が短い)場合でも、素早くズームレンズ2aおよびフォーカスレンズ2bを退避位置に駆動できるため、レンズの損傷を未然に防ぐことができる。
上記実施形態では、デジタルカメラを例に説明したが、本発明はデジタルビデオカメラ、一眼レフカメラなどにも適用可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 装置にかかる3軸方向の加速度を検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力値から装置に関する加速度情報を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記加速度情報から装置の自由落下状態を判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が第1の時間閾値よりも長く継続したときに自由落下状態と判定し、
    前記加速度情報が第1の所定値以下となる前に、前記加速度情報の変動が基準の値を超えていた場合には、前記第1の時間閾値をより長い時間に変更し、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が、前記変更された時間閾値より長く継続したときに自由落下状態と判定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段は、前記加速度情報が第1の所定値以下となる前に、前記加速度情報の変動が基準の値を超えていた場合には、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が第1の時間閾値よりも長い時間である第2の時間閾値より長く継続した場合に自由落下状態と判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 光軸方向に移動が可能なレンズと、
    前記レンズの駆動を制御する制御手段と、をさらに有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により装置が自由落下状態であると判定されると、前記レンズの駆動を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 光軸方向に移動が可能なレンズと、
    前記レンズの駆動を制御する制御手段と、をさらに有し、
    前記制御手段は、前記判定手段により装置が自由落下状態であると判定されると、前記レンズを所定の退避位置へ駆動させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記判定手段により装置が自由落下状態であると判定され、前記レンズを前記所定の退避位置へ駆動する場合に、前記レンズの駆動速度を変更することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記判定手段により装置が自由落下状態であると判定された場合に、装置の電源をシャットダウンする手段をさらに有することを特徴とした請求項1または2に記載の撮像装置。
  7. 装置にかかる3軸方向の加速度を検出する検出手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記検出手段の出力値から装置に関する加速度情報を演算する演算工程と、
    前記演算された前記加速度情報から装置の自由落下状態を判定する判定工程と、を有し、
    前記判定工程では、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が第1の時間閾値よりも長く継続したときに自由落下状態と判定し、
    前記加速度情報が第1の所定値以下となる前に、前記加速度情報の変動が基準の値を超えていた場合には、前記第1の時間閾値をより長い時間に変更し、前記加速度情報が第1の所定値以下となる状態が、前記変更された時間閾値より長く継続したときに自由落下状態と判定することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータを、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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