JPH0690425A - 電子スチルカメラおよびスチルディスクカートリッジ - Google Patents

電子スチルカメラおよびスチルディスクカートリッジ

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JPH0690425A
JPH0690425A JP4266589A JP26658992A JPH0690425A JP H0690425 A JPH0690425 A JP H0690425A JP 4266589 A JP4266589 A JP 4266589A JP 26658992 A JP26658992 A JP 26658992A JP H0690425 A JPH0690425 A JP H0690425A
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hard disk
recording
electronic still
still camera
solid
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JP4266589A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Eto
和彦 江藤
Akimasa Nishimura
明政 西村
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードディスクを交換可能な記録媒体として
使用した電子スチルカメラを提供する。 【構成】 被写体の画像を結像し、スチル画像信号に光
電変換する固体撮像素子13と、固体撮像素子13より
読出されたスチル画像信号をディジタル変換するAD変
換器15と、AD変換器15の出力信号を交換可能なハ
ードディスク8に記録するハードディスク装置18とを
設ける。 【効果】 従来よりも記憶容量が向上し、被写体の高精
細な画像を記録することが可能で、ハードディスクを簡
単に交換することにより、連続して多数の撮影データの
連続記録ができ、小型で操作が簡単で携帯性に優れ、製
造コスト上でも有利な電子スチルカメラが提供可能にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラ、お
よび電子スチルカメラ等に使用されるスチルディスクカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】光学系を介して被写体の画像を撮像素子
に結像し、撮像素子から光電変換されたスチル画像信号
を、記録媒体に記録する電子スチルカメラとしては、2
インチのビデオフロッピーを記録媒体として使用したア
ナログ記録方式の電子スチルカメラが知られている。ま
た、近年では、ディジタル記録方式の電子スチルカメラ
も実用化されつつあり、この場合、記録媒体には固体メ
モリカードや固定式のハードディスクなどが使用されて
いる。
【0003】ところでハードディスクでは、磁気ヘッド
がディスク面から僅かに浮上して記録/再生が行われ、
可撓性のディスクよりも高密度での記録/再生が行われ
る。このために、装置内に侵入した塵埃が磁気ヘッドに
付着し、記録/再生時の出力の低下が生じ易いので、ハ
ードディスクを備えた磁気デイスク装置では、装置全体
を密封構造にしている。このような装置では、ハードデ
ィスクの交換はできず、記憶容量を越える記録を行う場
合には、複数台の装置を使用する必要がある。
【0004】この問題を解決するために、近年では、ハ
ードデイスク、ハードディスクの回転駆動機構、磁気ヘ
ッド及び磁気ヘッドの駆動機構を密封化した筺体内に収
納し、駆動回路と記録再生回路とを筺体外に外付けした
スチルディスクカートリッジが提案されている。図8及
び図9は提案に係るディスクが交換可能なスチルディス
クカートリッジの説明図で、同図で30はカートリッジ
本体であり、密封された筺体内に、ハードデイスク、ハ
ードディスクの回転駆動機構、磁気ヘッド及び磁気ヘッ
ドの駆動機構が収納され、カートリッジ本体30の外面
に、駆動回路と記録再生回路とが組み込まれた回路基板
30aが配置してある。この回路基板30aの端部に
は、外部装置との信号の授受のための接続端子30bが
設けてある。
【0005】このようなカートリッジ本体30が、弾性
部材35を介して、金属やプラスチックなどの剛性部材
で形成された下カバー32上に配置され、固定用スタッ
ド30c〜30f上に弾性部材34を配し、カートリッ
ジ本体30を覆って、下カバー32上に同様な剛性部材
で形成された上カバー31を載置し、ねじ33をねじ孔
31a−31d,32a−32dに挿通させてタップ孔
に螺合することにより、上カバー31と下カバー32と
を固定し、上カバー31と下カバー32内にカートリッ
ジ本体30が収容されている。この収容状態で、上カバ
ー31と下カバー32の側面に設けた開口部31e、3
2eから接続端子30bが外部に突出し、弾性部材3
4、35が外部からの振動や衝撃から、カートリッジ本
体30を保護している。なお、固定用スタッド30c〜
30fには、固定用のタップが切られていて、カートリ
ッジ本体30を内蔵タイプに使用する場合に、シャーシ
などに固定するために使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した2インチのビ
デオフロッピーを記録媒体として使用するアナログ記録
方式の電子スチルカメラでは、記憶容量と記録フォーマ
ットとが規格化されているために、画像の高精細化記録
及びその再生に限度がある。
【0007】また、ディジタル記録方式の電子スチルカ
メラでは、固体メモリカードが取り扱いの容易さ、サイ
ズが小型で携帯用に便利である点で主流化の傾向にある
が、記憶容量に限度があり、記録と消去とを繰り返すこ
とができるが、交換記録媒体としては製造コスト上で問
題がある。
【0008】さらに、固定式のハードディスク装置を内
蔵させる方式の電子スチルカメラは、記憶容量は比較的
大きくなるが、ディスクが交換できないので、ディスク
の記憶容量を越えて撮影を行う場合には、他の装置に記
録内容を転送記憶させる必要がある。この場合、固定式
のハードディスク装置全体を、交換可能にすることも考
えられるが、交換記録媒体がモータ、記録ヘッド及びヘ
ッド駆動機構を具備することになり、大型化して携帯性
の面で問題が生じ、製造コストの面でも難点がある。
【0009】一方で、ノート型パソコンなどの普及に伴
って、ハードディスクの記憶容量/体積が年々向上して
いるが、ハードディスクは通常卓上で使用される装置に
使用され、また磁気ヘッドをディスク面から僅かに浮上
させて使用する構造なので、記録中の耐衝撃性は10G
程度に設定してある。しかし、ハードディスクが電子ス
チルカメラに使用されると、携帯して使用されかなりの
衝撃を受ける状態で撮影が行われることがあり、衝撃に
より記録が不能或いは不完全に行われることがある。
【0010】また、提案に係るディスクが交換可能なス
チルディスクカートリッジは、特に外部からの衝撃に対
する保護機能の点で不十分で、外部からかなりの衝撃が
加えられる雰囲気下で使用されることがある電子スチル
カメラに、そのまま使用することはできない。
【0011】本発明は、前述したような電子スチルカメ
ラとスチルディスクカートリッジの現状に鑑みてなされ
たものであり、その第1の目的は、電子スチルカメラに
おいて、ハードディスクを交換可能な記録媒体として使
用することにある。また、本発明の第2の目的は、電子
スチルカメラで、外部衝撃による記録媒体への不完全な
記録を回避することが可能な電子スチルカメラを提供す
ることにある。さらに、本発明の第3の目的は、外部か
らの振動や衝撃に対する十分な保護機能を備え、電子ス
チルカメラにも十分に使用でき、ディスクが交換可能な
スチルディスクカートリッジを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明は、被写体の画像を結像し、画像信号
に光電変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子より読
出された前記画像信号をディジタル変換するAD変換器
と、該AD変換器の出力信号を記録媒体に記録する記録
手段とを有する電子スチルカメラにおいて、前記記録媒
体として交換可能なハードディスクを使用することを特
徴とする。
【0013】また、前記第2の目的を達成するために、
本発明は、被写体の画像を結像し、画像信号に光電変換
する固体撮像素子と、該固体撮像素子より読出された前
記画像信号をディジタル変換するAD変換器と、該AD
変換器の出力信号を記録媒体に記録する記録手段と、カ
メラ本体への衝撃を検知する加速度センサと、該加速度
センサが予め設定した許容値を越える加速度を検知した
とき、前記記録媒体への記録を一時停止し、警報を発す
る警報手段とを有することを特徴とする。
【0014】さらに、前記第3の目的を達成するため
に、本発明は、ディスクが交換可能なスチルディスクカ
ートリッジであり、カートリッジ本体を覆う筐体とし
て、剛性体で形成された内側層と弾性体で形成された外
側層とを有する二層構造の筐体を備えていることを特徴
とする。
【0015】
【作用】本発明の電子スチルカメラによると、固体撮像
素子に被写体の画像が結像され、該画像は画像信号に光
電変換される。固体撮像素子より読出された画像信号は
AD変換器でディジタル変換され、ディジタル変換され
たAD変換器からの出力信号は、記録手段によってハー
ドディスクに記録される。このハードディスクは、交換
可能になっていて、記憶容量限度まで記録されると、新
しいハードディスクに交換して記録は継続して行われ
る。
【0016】また、本発明の電子スチルカメラによる
と、固体撮像素子に被写体の画像が結像され、該画像は
スチル画像信号に光電変換される。固体撮像素子より読
出されたスチル画像信号はAD変換器でディジタル変換
され、ディジタル変換されたAD変換器からの出力信号
は、記録手段によって記録媒体に記録される。この場
合、加速度センサが、カメラ本体に外部から加えられる
衝撃に基づいて、予め設定した許容値を越える加速度を
検知すると、警報手段によって、記録手段による記録媒
体への記録が一時停止され警報が発せられる。
【0017】さらに、本発明に係る電子スチルカメラ等
に使用され、ディスクが交換可能なスチルディスクカー
トリッジには、カートリッジ本体を覆う筐体として、剛
性体で形成された内側層と弾性体で形成された外側層と
を有する二層構造の筐体が設けてあり、この二層構造に
より、カートリッジ本体は、外部からの振動や衝撃から
保護される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図7を参照
して説明する。
【0019】先ず、図1及び図2を参照して、本発明の
電子スチルカメラに係る第1の実施例を説明する。ここ
で、図1は第1の実施例の外観を示す斜視図、図2は第
1の実施例の構成を示すブロック図である。
【0020】図1に示すように、第1の実施例の電子ス
チルカメラのボデイBの一端部の前面には、撮影レンズ
1が取り付けてあり、この撮影レンズ1の近傍には、フ
ァインダ3と測光窓4が設けてあり、ボディBの他端部
の前面には、ストロボ5が取り付けてある。このボデイ
Bの他端部側面には、記録媒体としてのハードディスク
8が挿入される挿入口6が設けてあり、挿入口6の近傍
にはハードディスク8の排出時に操作されるイジェクト
レバー7が設けてあり、ボデイBの前記一端部の上面に
は、記録時に操作されるレリーズ釦2が配置してある。
前記ハードディスク8には、ボデイBの挿入口6への挿
入時に、矢印方向にスライドして開くシャッタ部8aが
設けてある。
【0021】図2に示すように、第1の実施例の電子ス
チルカメラでは、撮影レンズ1、絞りとシャッタからな
る光量制御部材(EXP)12及び固体撮像素子として
のCCD13が、この順に光軸を一致させて配列してあ
り、固体撮像素子13には、固体撮像素子13の出力信
号をサンプルして保持するサンプルホールド回路(S/
H)14が接続してある。また、サンプルホールド回路
14は、AD変換回路15を介してメモリの読み書きや
リフレッシユ動作を制御するメモリコントローラ20に
接続してあり、メモリコントローラ20には、DRAM
などのメモリ16とインタフェース回路17を介してハ
ードディスクドライブ装置18が接続してある。
【0022】一方、固体撮像素子13の駆動タイミング
パルス、サンプルホールドパルス及びAD変換パルスを
供給するパルス発生器19が設けてあり、このパルス発
生器19には、固体撮像素子13、サンプルホールド回
路14及びAD変換回路15が接続してある。また、撮
影シーケンスなど電子スチルカメラ全体の動作を制御す
るマイクロコントローラ22が設けてあり、このマイク
ロコントローラ22には、光量制御部材12、パルス発
生器19、メモリコントローラ20、インタフェース回
路(I/F)17及びハードディスクドライブ装置18
が接続してある。さらに、マイクロコントローラ22に
は、レリーズ釦2とカメラの各スイッチの受付を禁止す
るロックスイッチ21とが接続してある。
【0023】次に、第1の実施例の撮影動作について説
明する。
【0024】ハードディスク8が電子スチルカメラの挿
入口6に挿入されると、ハードディスクドライブ装置1
8が起動して、所定のフォーマッテングのチェックと記
録内容のチェックとが行われ、その判定信号がマイクロ
コントローラ22に入力される。そこで、マイクロコン
トローラ22は、フォーマッテングと記録内容とが所定
の条件を満たしていることを確認し、レリーズ釦2がオ
ンされると、光量制御部材12を制御して固体撮像素子
13に被写体の画像を結像し露光が行われる。次いで、
マイクロコントローラ22の制御によって、固体撮像素
子13から被写体の画像が光電変換されたスチル画像信
号が読出され、このスチル画像信号はサンプルホールド
回路14でサンプルホールドされ、AD変換器15でデ
ィジタル信号に変換されて、メモリコントローラ20を
介しメモリ16に転送され記憶される。
【0025】この転送記憶動作によって、メモリ16の
単位ブロック(ページ)に対しての記憶枚数が、予め設
定した所定枚数を越えると、マイクロコントローラ22
によつて、ハードディスクドライブ装置18が回転駆動
され、回転状態が安定化した時点でメモリ16の記憶デ
ータが、順次ハードディスクドライブ装置18に装着し
ているハードディスク8に転送記憶される。そして、ロ
ックスイッチ21が操作されてオン状態になるか、また
はイジェクトレバー7が操作されると、メモリ16にデ
ータが残っているか否かのチェックが行われ、データが
残っているとハードディスクドライブ装置18を起動し
て、残っているデータをハードディスク8に記録した後
に、ロック状態への移行或いはハードディスク8の排出
が行われる。なお、ハードディスクドライブ装置18の
駆動中は、イジェクトレバー7によるハードディスク8
の排出操作は禁止される。
【0026】このようにして、第1の実施例によれば、
40Mバイト程度の記憶容量のハードディスク8を使用
することにより、従来の2インチビデオフロッピーの4
0倍程度、固体メモリカードの10倍以上の記憶容量が
得られ、一枚のハードディスク8に対して、36枚撮り
の銀鉛フィルムの一本以上の被写体の高精細画像を記録
することが可能になる。また、ハードディスク8は簡単
に交換可能なので、小型で携帯性に優れ、ハードディス
ク8を交換することにより、被写体の多数の撮影画像を
連続して記録することが可能な電子スチルカメラを、低
製造コストで提供することが可能になる。
【0027】次に、図3及び図4を使用して、本発明の
電子スチルカメラに係る第2の実施例について説明す
る。ここで、図3は第2の実施例の外観を示す斜視図、
図4は第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【0028】第2の実施例は、すでに説明した第1の実
施例に対して、特に外部から電子スチルカメラに加えら
れる振動や衝撃への対応処理をして、撮影が安定した状
態で行われるようにしたものである。図3に示すよう
に、第2の実施例では、第1の実施例に対して電子スチ
ルカメラのボデイB内に、外部から与えられる振動や衝
撃による加速度を検出する加速度センサ10が設けてあ
り、ボデイBの一端部には加速度センサ10が予め設定
した許容値を越える加速度を検知すると点滅する警告表
示灯9が設けてある。また、第2の実施例では、ボデイ
Bの上面にハードディスクへの記録枚数を表示する表示
器25が設けてある。この加速度センサ10、警告表示
灯9及び表示器25は、図4に示すように、マイクロコ
ントローラ22に接続してある。さらに、第2の実施例
に使用するハードディスク8Aは、挿入口6への挿入時
に、ボデイB側にコネクタと接続し、データの転送、電
源の供給及びハードディスク制御信号の授受を行うコネ
クタ18aを具備している。なお、第2の実施例は、第
1の実施例でのロックスイッチ21に相当するスイッチ
は備えていない。第2の実施例のその他の部分の構成
は、すでに説明した第1の実施例と同一である。
【0029】次に、第2の実施例の撮影動作について、
第1の実施例との共通部分を省略して説明する。
【0030】第2の実施例では、挿入口6に挿入された
ハードディスク8Aへの記録動作中に、加速度センサ1
0が、予め設定した許容値(例えば5〜10G)を越え
る加速度を検出すると、マイクロコントローラ22が作
動して、ディスクを回転したままで、直ちに磁気ヘッド
をディスク面から離して退避させ、同時に警告表示灯9
を点滅させる。この場合、ディスクの回転を停止しても
よいが、再起動に時間がかかり、バッテリも消費される
ので、第2の実施例では、ディスクの回転は継続して磁
気ヘッドのみを退避させている。また、ハードディスク
8Aへの記録は、撮影者がファインダ3を覗いている時
に行われるとは限らないので、第2の実施例では、警告
表示灯9はファインダ3の接眼部近傍のボデイB上に設
け、何時でも撮影者が確認可能にしてある。撮影者は、
このようにして行われる警告表示灯9での警告を確認し
て撮影を中止し、ハードディスク8Aへの記録動作は自
動的に停止する。
【0031】この撮影禁止状態から、加速度センサ10
の検出値が許容値を下廻り、電子スチルカメラに外力が
加わっていないと判定すると、所定時間経過後に警告表
示灯9を消灯し、ハードディスク8Aへの記録を再開す
る。この場合、加速度センサ10の検出及び磁気ヘッド
退避のタイムラグを考慮して、ハードディスク8Aに対
する記録の再開は、マイクロコントローラ22から磁気
ヘッドへの退避信号が出力された時点より、所定時間遡
った領域から行われる。これにより、瞬間的な加速度に
対しても対応可能となり、記録の欠如が防止される。
【0032】また、数10G以上の過度の加速度が検知
されると、ディスク面上に損傷が生じている恐れがある
ので、このような過度の加速度を検知した時点の前後数
10〜数100msecの領域をデッドエリアとして、
メモリコントローラ20に記憶し、当該領域への再記録
は以後禁止する。このために、該ディスクで何度消去/
記録を繰り返しても、デッドエリアへの記録は行われ
ず、ハードディスク8Aへの記録は常に確実に行われ
る。
【0033】このように、第2の実施例によると、電子
スチルカメラに外部から加えられる振動や衝撃が、許容
限度を越えたことを加速度センサ10が検出すると、警
告表示灯9が点滅して撮影者に警告すると共に、磁気ヘ
ッドを退避させてハードディスク8Aへの記録を停止
し、ディスク面に損傷の恐れがある場合は、再記録を禁
止するデッドエリアを指定し、外部からの振動や衝撃に
よるハードディスク8Aへの不完全記録を防止する。第
2の実施例のその他の動作は、すでに説明した第1の実
施例の動作と同一である。
【0034】次に、本発明のスチルディスクカートリッ
ジに係る実施例を、図5乃至図7を参照して説明する。
ここで、図5は実施例の構成を示す分解斜視図、図6は
実施例の外観を示す斜視図、図7は実施例の組立状態の
構成を示す断面図である。
【0035】本実施例は、すでに図8及び図9を参照し
て説明した提案に係るスチルディスクカートリッジに対
して、堅い物体にぶつけるなどの大きな衝撃が加わった
場合にもディスク本体を保護する保護構造を設け、外部
衝撃の多い雰囲気下で使用する電子スチルカメラにも十
分に使用可能にしている。
【0036】図5に示すように、本実施例では、すでに
図8で説明したプラスチック、金属等の剛性部材で形成
された上カバー31に、ねじ孔43a〜43dと開口部
43eとが設けてあるゴムなどの弾性部材で形成された
弾性カバー43が被覆してあり、上カバー31にビス止
めまたは接着等により固定してある。剛性部材で形成さ
れた下カバー32には、開口部44eが設けてあるゴム
などの弾性部材で形成された弾性カバー44が被覆して
あり下カバー32にビス止めまたは接着等により固定し
てある。そして、弾性カバー44で被覆された下カバー
32上に弾性部材35を介して、カートリッジ本体30
を配設し、固定用スタッド30c〜30f上に弾性部材
34を配し、カートリッジ本体30を覆って、下カバー
32上に弾性カバー43が被覆してある剛性部材で形成
された上カバー31を載置してある。そして、ねじ33
を弾性カバー43のねじ孔43a〜43d、上カバー3
1のねじ孔31a〜31d、下カバー32のねじ孔32
a〜32dに挿通させて螺合することにより、弾性カバ
ー43で被覆された上カバー31と、弾性カバー44で
被覆された下カバー32とを固定し、上下カバー31,
32内にカートリッジ本体30が収容されている。この
収容状態で、弾性カバー43、上カバー31、下カバー
32及び弾性カバー44の側面に設けた開口部43e、
31e、32e、35eからは、接続端子30bが外部
に突出している。
【0037】このように、実施例に係るスチルディスク
カートリッジには、カートリッジ本体30を覆う筐体
は、剛性部材で形成された上カバー31及び下カバー3
2からなる内側層と弾性部材で形成された弾性カバー4
3、44からなる外側層との二層構造を有するので、落
下や他の物体との衝突等の激しい外部衝撃が生じても、
衝撃は筐体により吸収されハードディスク本体には直接
加えられないのでハードディスク本体を十分に保護す
る。このため、実施例は厳しい外力雰囲気下で使用され
る電子スチルカメラにも、十分に使用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る電
子スチルカメラによると、交換可能なハードディスクを
記録媒体として使用することにより、被写体の高精細な
画像を従来よりも高記憶容量で記録することが可能にな
る。また、ハードディスクは簡単に交換可能なので、小
型で携帯性に優れハードディスクを交換することによ
り、被写体の多数の撮影画像を連続して記録することが
可能な電子スチルカメラを、低製造コストで提供するこ
とが可能になる。
【0039】また、本発明に係る電子スチルカメラによ
ると、電子スチルカメラに外部から加えられる振動や衝
撃が、許容限度を越えたことを検出すると、警告表示灯
が点滅して撮影者に警告すると共に、磁気ヘッドを退避
させてハードディスクへの記録を停止し、ディスク面に
損傷の恐れがある場合は、再記録を禁止するデッドエリ
アを指定し、外部からの振動や衝撃によるハードディス
クへの不完全記録を防止することが可能になる。
【0040】さらに、本発明に係るスチルディスクカー
トリッジは、カートリッジ本体を覆う筐体は、剛性体で
形成された内側層と弾性体で形成された外側層との二層
構造を有するので、落下や他の物体との衝突等の激しい
外部衝撃に対しても、ハードディスク本体が保護され、
厳しい外力雰囲気下で使用される電子スチルカメラに
も、十分に使用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子スチルカメラの第1の実施例
の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る電子スチルカメラの第1の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る電子スチルカメラの第2の実施例
の外観を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る電子スチルカメラの第2の実施例
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係るハードディクカートリッジの構成
を示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係るハードディクカートリッジの外観
を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るハードディクカートリッジの構成
を示す断面図である。
【図8】従来のハードディクカートリッジの構成を示す
分解斜視図である。
【図9】従来のハードディスクカートリッジの構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 レリーズ釦 3 ファインダ 4 測光器 5 ストロボ 6 挿入口 7 イジェクトレバ 8 ハードディスク 9 警告表示灯9 10 加速度センサ 12 光量制御部材 13 固体撮像素子 14 サンプルホールド回路 15 AD変換回路 16 メモリ 17 インタフェース回路 18 ハードディスクドライブ装置 19 パルス発生器 20 メモリコントローラ 21 ロックスイッチ 22 マイクロコンとローラ 25 表示器 30 カートリッジ本体 30a 回路基板 30c〜30f スタッド 31 上カバー 31a〜31d ねじ孔 31e 開口部 32 下カバー 32a〜32d タップ孔 32e 開口部 34、35 弾性部材 43、44 弾性カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の画像を結像し、画像信号に光電
    変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子より読出され
    た前記画像信号をディジタル変換するAD変換器と、該
    AD変換器の出力信号を記録媒体に記録する記録手段と
    を有する電子スチルカメラにおいて、前記記録媒体とし
    て交換可能なハードディスクを使用することを特徴とす
    る電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体の画像を結像し、画像信号に光電
    変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子より読出され
    た前記画像信号をディジタル変換するAD変換器と、該
    AD変換器の出力信号を記録媒体に記録する記録手段
    と、カメラ本体への衝撃を検知する加速度センサと、該
    加速度センサが予め設定した許容値を越える加速度を検
    知したとき、前記記録媒体への記録を一時停止し、警報
    を発する警報手段とを有することを特徴とする電子スチ
    ルカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体は交換可能なハードディス
    クであることを特徴とする請求項2記載の電子スチルカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 ディスクが交換可能なスチルディスクカ
    ートリッジであり、カートリッジ本体を覆う筐体とし
    て、剛性体で形成された内側層と弾性体で形成された外
    側層とを有する二層構造の筐体を備えていることを特徴
    とするスチルディスクカートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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