JPH03241564A - 固定式磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パーソナルコンピュータ等の電子機器におい
て情報記憶装置として用いられる固定式磁気ディスク装
置に関する。

従来の技術 近年、固定式磁気ディスク装置の小型化に伴い、それを
搭載するパーソナルコンピュータ等の電子機器の小型・
軽量化が可能となり、その結果として、装置自体を持ち
運び出来るものが増えてきた。

このため、移動時に装置に加えられる衝撃への対策が必
要不可欠なものとなってきた。

一般に、このような電子機器に配設された固定式磁気デ
ィスク装置は、その動作時における衝撃を緩和させるた
め、装置外部からの振動に共振しないような部材により
フレームを形成し、また、フレームの振動を吸収する防
振ゴムを配設し、あるいは、傷の付きにくい材質により
磁気ディスクを形成し、さらには、磁気ディスクの記録
面に耐摩耗性を向上させるための表面処理を行う等の手
段が講じられている。

また、固定式磁気ディスク装置の非動作時における衝撃
対策としては、電源切断直後にスピンドルモータに発生
する逆起電力を利用し、磁気ヘッドを自動的にシツピン
グゾーンに退避させた後に磁気ヘッドをロックする等の
手段が講じられている。

さらに、固定式磁気ディスク装置の動作時であっても、
所定時間アクセスがない場合には磁気ヘッドをシツピン
グゾーンへ退避させるようにしたものもある。

発明が解決しようとする課題 上述のような衝撃対策によって得ることが出来る固定式
磁気ディスク装置の耐衝撃性は、通常、５Ｇ〜７Ｇ程度
迄である。

一方、このような磁気ディスク装置では、磁気ヘッドが
アクセスを行っている最中に外部から衝撃が加えられた
場合、書込み、または、読込み動作を継続して行ってし
まう。

このため、上述のあらゆる衝撃対策を装置に施した場合
であっても、磁気ヘッドがアクセスを行っている最中に
５Ｇ〜７Ｇを超える大きさの衝撃が突然加わった場合に
は、磁気ヘッドがオフトラックを起こしたり、また、磁
気ヘッドと磁気ディスクとが接触して磁気ディスクに傷
を付けてしまうことがある。このような場合には、傷の
付いた部分における情報の出力レベルが規定のレベル以
下となる。その結果として、情報の読込み、または、情
報の書込みを正常に行うことが出来なくなるという問題
がある。

課題を解決するための手段 円盤状の磁気ディスクに磁気ヘッドにより情報の書込み
及び情報の読出しを行う固定式磁気ディスク装置におい
て、この固定式磁気ディスク装置に加えられた衝撃を検
出する衝撃検出手段を設け、この衝撃検出手段による検
出値が所定の値を超えたときに起動信号を出力する起動
信号出力手段を設け、この起動信号出力手段からの起動
信号に基づき前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの情報
記録部から所定距離だけ離れた位置に退避させる磁気ヘ
ッド退避手段を設けた。

作用 衝撃検出手段による検出値が所定の値を超えた場合には
、磁気ヘッド退避手段により磁気ヘッドが磁気ディスク
の情報記録部から所定距離だけ離れた位置に退避される
ので、磁気ヘッドがアクセスを行っている最中に従来の
固定式磁気ディスク装置の耐衝撃性の限界を超える大き
さの衝撃が突然加わった場合であっても磁気ヘッドが磁
気ディスクに接触するということがなく、これにより、
情報の読込み及び情報の書込みを正確に行うことが可能
となる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第７図に基づいて説明
する。本案の固定式磁気ディスク装置は第１図に示すよ
うな回路が配設されたものである。

すなわち、圧電型加速度ピックアップ１がプリアンプ２
の入力側に接続され、このプリアンプ２の出力側に比較
回路３の入力側が接続され、この比較回路３の出力側に
否定回路４が配設され、この否定回路４の出力側に単安
定マルチバイブレータ５の入力端子Ｂが接続され、さら
に、この単安定マルチバイブレータ５の出力端子Ｑがラ
イトゲートコントロール回路６の入力側に接続されてい
る。

但し、衝撃検出手段は、前記圧電型加速度ピックアップ
ｌと前記プリアンプ２とにより形成されるものである。

ここで、前記比較回路３は、入力側が前記プリアンプ２
の出力側と直流電源Ｖ、ｌの正極側とに接続されたオペ
アンプ３ａと、このオペアンプ３ａの出力側に一端が接
続された抵抗Ｒ，と、この抵抗Ｒ１の他端にカソード側
が接続されたツエナーダイオードＺＤ、と、このツェナ
ーダイオードＺＤ、のアノード側に逆方向に接続された
ツェナーダイオードＺＤｌｂとにより形成されたもので
ある。

但し、前記直流電源ｖ３の負極側と前記ツェナーダイオ
ードＺＤ、ｂのカソード側とは互いに接地されている。

また、前記単安定マルチバイブレータ５には、その出力
がオン状態となっている時間を決定する抵抗Ｒ６とコン
デンサＣ６とが、端子ＲＥと端子Ｃとにそれぞれ接続さ
れている。

さらに、前記ライトゲートコントロール回路６は、否定
回路６ａと否定論理積回路６ｂとにより形成されたもの
であり、前記否定回路６ａの入力側が前記単安定マルチ
バイブレータ５の前記出力端子Ｑに接続され、この否定
回路６ａの出力側に前記否定論理積回路６ｂの入力側の
一方が接続されている。また、前記否定回路６ａの入力
側からは割込信号出力用の信号線６ｃが引出されており
、前記否定論理積回路６ｂの入力側の他方には、この固
定式磁気ディスク装置を制御する情報処理装置等に配設
されたＣＰＵからのライトゲート信号入力用の信号線６
ｄが接続され、さらに、この否定論理積回路６ｂの出力
側にはライトゲート信号出力用の信号線６ｅがが接続さ
れている。

但し、起動信号出力手段は、前記プリアンプ２と前記比
較回路３と前記否定回路４と前記単安定マルチバイブレ
ータ５と前記ライトゲートコントロール回路６とにより
形成されるものである。

一方、磁気ヘッド退避手段は、従来、磁気ヘッドを磁気
ディスクの情報記録範囲とシツピングゾーンとに移動す
るために配設された磁気ヘッド移動装置（図示せず）を
用いたものであり、前記ライトゲートコントロール回路
６からのライトゲート信号に基づき前記磁気ヘッドをシ
ツピングゾーンに移動させるものである。

さらに、前記圧電型加速度ピックアップ１は、この磁気
ディスク装置の筐体の内側面等に取付けられている。

このような構成において、外部から衝撃が加えられたと
き、第２図に示すように、圧電型加速度ピックアップ１
が衝撃の強さに比例する大きさの電圧を圧電効果により
発生する。この電圧はプリアンプ２により所定の電圧■
、に増幅された後、比較回路３により直流電源ｖ３と比
較される。

但し、直流電源Ｖ３は、磁気ヘッドと磁気ディスクの情
報記録面とが接触を起こす大きさの衝撃が装置に加わっ
たときに圧電型加速度ピックアップｌが出力する電圧値
と等しいか、少し小さい値を有するものである。すなわ
ち、直流電源ｖ、ｌは、比較回路３が比較を行う場合の
しきい値となる。

そして、電圧Ｖ６が直流電源ＶＲよりも大きくなったと
き、オペアンプ３ａは負のパルスｖ１　　を出力する。

このパルスＶ１　　は否定回路４により反転され、第３
図に示すように、正のパルスＶ、となって単安定マルチ
バイブレータ５に入力され、さらに、抵抗Ｒ８とコンデ
ンサＣとにより決定された時定数で定められた時間だけ
正のパルスＶ。

となって出力される。

さらに、このパルスＶ、は、ライトゲートコントロール
回路６の信号線６ｃから割込信号として出力される。ま
た、これと同時に、パルスＶ、は否定回路６ａに入力さ
れて反転された後に否定論理積回路６ｂの入力側の一方
に入力され、その結果、パルスｖ１を反転したものとＣ
ＰＵからのライトゲート信号との否定論理積が否定論理
積回路６ｂの出力側からライトゲート信号として出力さ
れる。

このとき、この固定式磁気ディスク装置は、第４図ない
し第７図に示すような処理を行う。すなわち、情報の書
込処理、または、情報の読出処理等、通常の処理を行っ
ている場合に、ライトゲートコントロール回路６の否定
論理積回路６ｂからライトゲート信号がオンになった場
合、第４図に示すように、ライトゲートのクローズ処理
を行った後、磁気ヘッド退避手段により磁気ヘッドの退
避処理を行う。

また、これと同時に、固定式磁気ディスク装置に配設さ
れたマイクロコントローラは、ライトゲートコントロー
ル回路６の信号線６ｃから出力された割込信号に基づき
、第５図に示すように、その処理を通常の処理から割込
処理に移行する。そして、第６図に示すように、割込処
理を開始したとき、割込信号が衝撃に起因するものか否
かを判定する。割込信号が衝撃に起因するものでない場
合には通常の割込処理を行う。また、割込信号が衝撃に
起因するものである場合には、情報の書込処理中であれ
ば書込処理を中断し、情報の読出処理中であれば読出処
理を中断し、その他の処理を実行中であれば、その処理
を中断し、それぞれの中断処理の終了時に通常の処理に
戻る。

このとき、ライトゲートコントロール回路６の信号線６
ｃからの割込信号がオンであれば上述の割込処理を繰返
し、信号線６ｃからの割込信号がオフとなった場合には
、第７図に示すように、再開処理に移行し、情報の書込
処理が中断されている場合には書込処理を再開し、情報
の読出処理が中断されている場合には続出処理を再開し
、その他の処理が中断されている場合にはその処理を再
開し、それぞれの再開処理の終了時に通常の処理に戻り
、各処理が中断される直前の処理を継続して行う。

但し、前記圧電型加速度ピックアップｌが衝撃を検出し
てからライトゲートコントロール回路６が割込信号及び
ライトゲート信号を出力するまでの遅延時間は数十ｎｓ
である。

一方、このような固定式磁気ディスク装置には、一般に
、パーソナルコンピュータ等の筐体との間に防振ゴムが
配設されている。これにより、固定式磁気ディスク装置
に加えられた衝撃波のパルス幅は数ｍＳ−数＋ｍｓにな
る。

したがって、固定式磁気ディスク装置に衝撃が加えられ
た場合に、磁気ヘッドが磁気ディスクに接触する前に上
述の処理を行うことが出来る。

このように、圧電型加速度ピックアップ１による検出値
が所定の値を超えた場合には、磁気ヘッド退避手段によ
り磁気ヘッドが磁気ディスク上における情報記録範囲外
に退避されるので、磁気ヘッドがアクセスを行っている
最中に従来の固定式磁気ディスク装置の耐衝撃性の限界
であるところの５Ｇ〜７Ｇを超える大きさの衝撃が突然
加わった場合であっても、磁気ヘッドが磁気ディスクに
接触するということがなく、その結果として、情報の読
込み及び情報の書込みを正確に行うことが可能となる。

さらに、このような固定式磁気ディスク装置は、ハンド
ベルトコンピュータ、車載用電子機器等の記憶装置とし
て搭載することができ、しかも、その際に、固定式磁気
ディスク装置に対して外部からの耐衝撃対策を施す必要
がない。

また、第８図に示すように、本実施例におけるライトゲ
ートコントロール回路６をスイッチ回路７に代えたもの
も実施することが出来る。

このスイッチ回路７は、抵抗Ｒ１と抵抗Ｒ，ｂとトラン
ジスタＴｒ、　とより形成されたものである。

但し、このトランジスタＴｒ、のエミッタには、磁気ヘ
ッドを磁気ディスクの記録面と略直交する方向に所定の
距離だけ移動させる磁気ヘッド退避手段としてのソレノ
イド（図示せず）とその駆動電源（図示せず）とが接続
されている。

このような構成において、単安定マルチバイブレータ５
から正のパルスＶ、が出力されたとき、スイッチ回路７
のトランジスタＴｒのベースに電流が流れてスイッチ回
路７の出力側がオンになり、これにより、ソレノイドの
駆動電源がオンとなり、磁気ヘッドがソレノイドにより
磁気ディスクの記録面から所定間隔だけ離れた位置に退
避される。

発明の効果 本発明は上述のように、円盤状の磁気ディスクに磁気ヘ
ッドにより情報の書込み及び情報の読出しを行う固定式
磁気ディスク装置において、この固定式磁気ディスク装
置に加えられた衝撃を検出する衝撃検出手段を設け、こ
の衝撃検出手段による検出値が所定の値を超えたときに
起動信号を出力する起動信号出力手段を設け、この起動
信号出力手段からの起動信号に基づき前記磁気ヘッドを
前記磁気ディスクの情報記録部から所定距離だけ離れた
位置に退避させる磁気ヘッド退避手段を設けたので、磁
気ヘッドがアクセスを行っている最中に従来の固定式磁
気ディスク装置の耐衝撃性の限界を超える大きさの衝撃
が突然加わった場合であっても、磁気ヘッドが磁気ディ
スクに接触するということがなく、これにより、情報の
読込み及び情報の書込みを正確に行うことが可能になる
という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は衝撃
が加えられたときプリアンプにより出力される電圧値と
オペアンプにより出力される電圧値とを示すグラフ、第
３図は否定回路により出力される電圧値と単安定マルチ
バイブレータにより出力される電圧値とを示すグラフ、
第４図は衝撃が加えられた場合におけるライトゲートク
ローズ処理と磁気ヘッド退避処理とを示すフローチャー
ト、第５図は通常の処理と割込処理との間での移行処理
を示すフローチャート、第６図は割込処理を示すフロー
チャート、第７図は再開処理を示すフローチャート、第
８図はスイッチ回路を示す回路図である。 Ｌ−−−−−−−−−−−Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　円盤状の磁気ディスクに磁気ヘッドにより情報の書込
   み及び情報の読出しを行う固定式磁気ディスク装置にお
   いて、この固定式磁気ディスク装置に加えられた衝撃を
   検出する衝撃検出手段を設け、この衝撃検出手段による
   検出値が所定の値を超えたときに起動信号を出力する起
   動信号出力手段を設け、この起動信号出力手段からの起
   動信号に基づき前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの情
   報記録部から所定距離だけ離れた位置に退避させる磁気
   ヘッド退避手段を設けたことを特徴とする固定式磁気デ
   ィスク装置。