JP2007231431A - 多層抄きクラフト紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラフト紙の外面及び/または内面に濃色の印刷や、染料・顔料による濃色の染色を行っても、印刷面あるいは染色面と反対面への色透けがなく、美粧性に優れる多層抄きクラフト紙を提供する。
【解決手段】表層、裏層、及び表裏層の間に配置される中層の少なくとも3層の紙層を有する多層抄きクラフト紙において、中層の表面のJIS−Z8722に準拠して測定した明度(L値)を55〜80とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、多層抄きクラフト紙に関し、さらに詳細には、濃色の印刷や、染料・顔料による染色が行われても、反対面への色透けがなく、特に美粧性に優れる多層抄きクラフト紙に関する。
クラフト紙は、手提げ袋、角底袋、あるいは封筒等に用いられる用紙である。近年、このようなクラフト紙等の包装紙は、中身の保護だけでなく、中身が消費者に良好な印象を与えるよう包装紙外観の綺麗なものが求められている。このため、クラフト紙に美麗な印刷を施したり、あるいはクラフト紙抄造時にあらかじめ染料・顔料を添加または塗工し、綺麗な色調、風合いにして、その目的を達成しようとしている。
しかしながら、クラフト紙の美粧性を高めるために、包装紙の外観になる面(印刷面)にベタ印刷や濃色が多い印刷を施すと、このベタ印刷や濃色印刷が多ければ多い程、印刷が包装紙の印刷面の反対面から透けて見えるという現象が起こるため、包装紙としての価値が低下してしまう。
上述したような現象を防止するために、不透明度を高め、印刷の裏抜けを改善することが行われている。一般に、不透明度を高めるためには、紙中に填料を内添したり、塗工したりして行われるが、填料を多量に内添したり、塗工したりすると、クラフト紙の強度が低下してしまう。クラフト紙は上述したように手提げ袋、角底袋、あるいは封筒等に用いられるため、破袋しない強度を有することは勿論のこと、罫線割れや角割れ等を防止するための所定の強度を有することが必須である。このため、クラフト紙の紙中に填料を内添あるいは塗工することができず、所定の不透明度を得ることができなかった。
また、手提げ袋や、角底袋、封筒等の美粧性を高めるために、例えば晒クラフト紙、未晒クラフト紙、晒片艶クラフト紙、未晒片艶クラフト紙、色クラフト紙などの一般クラフト紙を2枚貼り合わせて手提げ袋等を製造し、表裏面(外観面と内面と)で色調を異ならせることがある。しかしながら、例えば外観面に色クラフト紙を用い、内面に晒クラフト紙または晒片艶クラフト紙を用いて、これらを貼り合わせた場合には、上記同様に外観面の色が内面の側から透けて見えてしまう。また、クラフト紙とクラフト紙とを貼り合わせる工程が必要となる共に、貼り合わせに伴ってカールの問題、コストの問題などが発生する。
しかしながら、この問題に対する解決策を見出したとする技術は本発明者の知る限りない。
また、例えば特許文献1に示されるように、表層表面のL*a*b*表色系を特定範囲の茶系にコントロールし、表面と表下面とのL*値差の絶対値を特定の値以下にすることにより、表面の白紙外観、印刷画像の鮮明性及び耐退色性に優れ、美粧性を向上させた多層抄きの外装用ライナーが提案されている。
しかしながら、この特許文献1の外装用ライナーは、中芯と貼合、製函され、段ボールケースとして用いられるため、印刷が印刷面の反対面から透けて見えるという現象がそもそも発生しない。また、特許文献1の実施例に記載されているように、米坪が220g/m前後と大きいものである。このため、上述したような濃色の印刷や、染料・顔料による染色が行われた場合に、印刷面等の反対面へ色が透けてしまい美粧性が低下してしまうという問題が生じることがない。
また、多層抄きの板紙として、従来より種々のものが提案されているが、このような多層抄きの板紙は、一般的に中芯と貼合、製函され、段ボールケースとして用いられ、クラフト紙とはその加工方法、使用用途等も異なる。従って、このような一般的な多層抄きの板紙をクラフト紙として用い、手提げ袋、角底袋、封筒等に加工すると、強度が低いため、破袋、罫線割れ、あるいは角割れ等が発生してしまうという問題があった。
なお、例えば特許文献2には、紙の破断伸びを高めるためのクレープ加工を施した多層抄きクラフト紙が開示されているが、美粧性を高めることについては開示も示唆もされていない。
さらにまた、使用済みのクラフト紙等の紙をそのまま廃棄するのではなく、それを古紙として再度リサイクルして使用することが、廃棄物の低減、省資源の観点から社会的課題であり、かつ強い社会的要請である。そのため、古紙は、古紙パルプとして再生され、種々の紙や板紙等に使用されている。
しかし、古紙パルプはバージンパルプと比較すると強度が弱いため、所定の強度を有することが必須であるクラフト紙の分野では、殆ど使用されないのが現状である。また、クラフト紙において古紙パルプを配合しても、クラフト紙に必要な強度を付与するため、古紙パルプの配合量は僅かにすぎない。
特開2003−328299号公報 特開昭59−187694号公報
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、クラフト紙の外面及び/または内面に濃色の印刷や、染料・顔料による濃色の染色を行っても、印刷面あるいは染色面の反対面への色透けがなく、美粧性に優れる多層抄きクラフト紙を提供することである。
本発明の上記目的は、表層、裏層、及び前記表裏層の間に配置される少なくとも1層の中層の3層以上の紙層を有する多層抄きクラフト紙において、前記中層の少なくともいずれかの表面のJIS−Z8722に準拠して測定した明度(L値)が、55〜80であることを特徴とする多層抄きクラフト紙を提供することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記表層の付け量を30〜45g/mとし、かつ前記表層の原料パルプに針葉樹クラフトパルプを40〜80質量%含有させたことを特徴とする多層抄きクラフト紙を提供することによって、効果的に達成される。
さらにまた、本発明の上記目的は、JIS−P8133に準拠して測定した引張強度が縦6.2kN/m以上、横2.5kN/m以上で、かつJIS−P8116に準拠して測定した引裂強度が縦1090mN以上、横1190mN以上、JIS−P8122に準拠して測定したステキヒトサイズ度が30秒以上であることを特徴とする多層抄きクラフト紙を提供することによって、より効果的に達成される。
本発明に係る多層抄きクラフト紙によれば、表層、裏層、及び少なくとも1層の中層の3層以上の紙層を有し、中層のいずれかの表面の明度(L値)を55〜80としたので遮蔽効果が高くなり、優れた美粧性を有する。すなわち、表層及び/または裏層の表面にベタ印刷や、濃色の印刷を施したり、染料・顔料により濃色の着色を行っても、表層の色が裏層の表面に透けることがなく、あるいは裏層の色が表層の表面に透けることがなく、美粧性に優れる。
また、中層を有するため、中層の原料パルプに古紙パルプを多量に配合することができる。従って、環境に与える負荷をより低減させたクラフト紙とすることができる。
また、表層の付け量を30〜45g/mとし、かつ表層の原料パルプに針葉樹クラフトパルプを40〜80質量%含有させたので、美粧印刷を施したクラフト紙を手提げ袋、角底袋、封筒等に加工する際に問題となる罫線割れや角割れの発生を防止することができる。
また、本クラフト紙によれば、従来のようにクラフト紙を2枚貼り合わせることなく、表裏面で色調の異なるものを抄造段階で製造することができるので、工程の簡略化が図れる。
以下、本発明に係る多層抄きクラフト紙について、表層、中層、及び裏層の3層の紙層から成る場合を例に、詳細に説明する。なお、本発明に係る多層抄きクラフト紙は、以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内において、その構成を適宜変更できることはいうまでもない。
本発明に係る多層抄きクラフト紙(以下、「本クラフト紙」という。)は、表層と、裏層と、これら表裏層の間に配置される1層の中層との3層の紙層により構成されている。
本クラフト紙における表層は、(1)中層の色を遮蔽する、(2)裏層の色(印刷を含む)を遮蔽する、(3)美術印刷を施した本クラフト紙を手提げ袋、角底袋、封筒等への製袋加工時の破袋、罫線割れ、角割れ等を防止する、(4)印刷適性を確保する等の役目を担う層である。
本クラフト紙の表層の原料パルプとしては、例えば広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)、広葉樹半晒クラフトパルプ(LSBKP)、針葉樹半晒クラフトパルプ(NSBKP)、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等の化学パルプ、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の機械パルプ、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙等から製造される離解古紙パルプ、離解・脱墨古紙パルプ、または離解・脱墨・漂白古紙パルプ、あるいは、ケナフ、麻、葦等の非木材繊維から化学的にまたは機械的に製造されたパルプ等の公知の種々のパルプを使用することができる。
これらの原料パルプの中でも特に、本クラフト紙の表層の役割、本クラフト紙としての各種品質特性等をバランスよく、効率的に達成するために、LBKP、NBKP、LUKP、NUKP、LSBKP、NSBKP、あるいは茶古紙、クラフト封筒古紙から製造された古紙パルプを用いることが好ましい。
さらにまた、本クラフト紙の表層は、その原料パルプに針葉樹クラフトパルプ(NKP)を40〜80質量%含有することが好ましく、さらにNKPの含有量が40〜60質量%であると、破袋、罫線割れ、角割れを効果的に防止することができるのでより好ましい。
なお、表層の原料パルプのNKPの含有量が40質量%未満であると、繊維長の長いNKPの含有割合が少なくなるため、製袋加工時に破袋、罫線割れ、あるいは角割れが発生しやすくなる。一方、NKPの含有量が80質量%を超えると、原料パルプの不透明性が低下するため、中層の色の影響が大きくなる、すなわち中層の色が色透けしてしまい、本クラフト紙の表面から中層の色が見えてしまう。また、表層の平坦性も低くなるため、本クラフト紙の印刷適性が低下してしまい、美粧性が低下してしまうおそれもある。
また、表層の原料パルプは染料及び/または顔料を内添または外添することにより着色されることが好ましい。表層の原料パルプを着色することで、クラフト紙の表面を任意の色調に調整することができる。
また、本クラフト紙の表層の付け量は30〜45g/mが好ましく、35〜40g/mであるとより好ましい。表層の付け量が30g/m未満であると、表層の強度が低下するため製袋加工時に破袋、罫線割れ、角割れ等が発生しやすくなる。一方、表層の付け量が45g/mを超えると、後述するように遮蔽層の役割を果たす中層の付け量が必然的に低くなるため、色抜けが発生しやすくなる。
さらに、表層の原料パルプのフリーネスは280〜430ccとすることが好ましく、280〜380ccとすることがより好ましい。
すなわち、表層の原料パルプのフリーネスが280cc未満であると、原料パルプの繊維長が短くなるため、製袋加工時に破袋、罫線割れ、角割れが発生しやすくなる。一方、フリーネスが430ccを超えると、繊維長が長く原料パルプの不透明性が低下するため、中層の色の影響が大きくなる。また引張強度が低下するおそれもある。なお、フリーネスとは、JIS−P8220に準拠して標準離解機にて試料を離解処理した後、JIS−P8121に準拠してカナダ標準濾水度試験機にて濾水度を測定した値である(以下、同様)。
次に、本クラフト紙の裏層の原料構成について説明する。
本クラフト紙における裏層は、(1)中層の色を遮蔽する、(2)表層の色(印刷を含む)を遮蔽する、(3)製袋加工時の破袋、罫線割れ、角割れを防止する、(4)印刷適性を確保する等の役目を担う層である。
本クラフト紙の裏層の原料パルプとしては、表層と同様に公知の種々のパルプを使用することができる。これらの中でも特に、表層と同様に、本クラフト紙の裏層の役割、各種品質特性等をバランスよく、効率的に達成するためにLBKP、NBKP、LUKP、NUKP、LSBKP、NSBKP、あるいは茶古紙、クラフト古紙から製造された古紙パルプを用いることが好ましい。
さらにまた、本クラフト紙の裏層は、表層の原料パルプと同様、その原料パルプにNKPを40〜80質量%含有することが好ましく、さらにNKPの含有量が40〜60質量%であると、本クラフト紙の製袋加工時における破袋、罫線割れ、角割れを効果的に防止できるとともに、原料パルプの不透明性を得ることができるのでより好ましい。
また、裏層の原料パルプは染料及び/または顔料を内添または外添することにより着色されることが好ましい。裏層の原料パルプを着色することで、クラフト紙の裏面を任意の色調に調整することができる。
また、本クラフト紙の裏層の付け量は、表層と同様に30〜45g/mが好ましく、35〜40g/mであるとより好ましい。裏層の付け量が30g/m未満であると、裏層の強度が低下するため製袋加工時に破袋、罫線割れ、角割れ等が発生しやすくなる。一方、裏層の付け量が45g/mを超えると、後述するように遮蔽層の役割を果たす中層の付け量が必然的に低くなるため、色抜けが発生しやすくなる。
さらに、裏層の原料パルプのフリーネスは、表層同様に製袋加工時に破袋、罫線割れ、角割れ等を効果的に防止する点、また原料パルプの不透明性を得る点、さらに引張強度の低下防止の点等から280〜430ccとすることが好ましく、280〜380ccとすることがより好ましい。
このように裏層の原料構成を表層と同様にすると、表層の原料パルプ及び裏層の原料パルプの色調をそれぞれ異なる色調にするだけで、本クラフト紙の表裏面に異なる着色を行うことができ、表裏面の色調を異なるものとすることができる。これにより、例えば表裏面に異なる着色を施したクラフト紙を手提げ袋に使用する場合、本クラフト紙をリバーシブルに使用することもできるようになる。従って、従来よりこのような表裏面で異なる色調を有する手提げ袋、角底袋、封筒等を製造する需要があるが、従来のように一般クラフト紙2枚を貼り合わせることなく、表裏で色調の異なるクラフト紙を抄造段階で製造することが可能となり、工程の簡略化が図れるという利点がある。また、このような染料や顔料による着色であると、印刷の手間が省けるとともに、和菓子、洋菓子、衣料ブランド等の高級包装袋に好まれる、印刷にない風合いを有するクラフト紙を提供することができる。
次に、本クラフト紙の中層の原料構成について説明する。
本クラフト紙における中層は、(1)表層及び/または裏層の色を遮蔽する、(2)クラフト紙として必要な強度を得る、(3)安価な古紙パルプを使用できる等の役目を担う層である。中層は、これらの中でも特に(1)の役割、すなわち遮蔽層の役割が大きい。
本発明者らは、本クラフト紙における中層の遮蔽効果について鋭意研究した結果、表層及び/または裏層に各種美粧印刷、着色を行った場合に、中層の表面のJIS−Z8722に準拠して測定した明度(L値)を55〜80にすることで遮蔽効果が高くなり、本クラフト紙が美粧性に優れることを見出した。さらに、中層のJIS−Z8722に準拠して測定したa値を−3〜6、b値を1〜25とすると遮蔽効果がより高くなり、美粧性により優れるものとなる。
中層の表面のL値が55未満の場合は、表層及び/または裏層の色を遮蔽する遮蔽効果には優れるものの、中層自身の色調が表層及び/または裏層に透け、見栄えが悪くなり、クラフト紙の美粧性が低下するという問題が生じる。一方、中層の表面のL値が80を超えると、表層あるいは裏層の色を遮蔽する遮蔽効果が低下する。
なお、2層以上の中層を有し、4層以上の紙層を有するクラフト紙である場合は、少なくともいずれかの中層の表面がJIS−Z8722に準拠して測定した明度(L値)を55〜80にすればよい。
中層の表面のL値を55〜80に調整する具体的手法としては、中層の原料パルプを一種または二種以上選択する方法、中層に染料を内添する方法、あるいはこれらを組み合わせる方法等を挙げることができる。これらの中でも特に、中層の原料パルプを選択する方法と、中層の原料パルプに染料を内添する方法とを組み合わせることにより、中層のL値を調整することが好ましい。
なお、原料パルプを選択する場合には、古紙パルプを可能な限り多く配合することが、エネルギー原単位や環境に与える負荷の軽減から好ましい。
古紙パルプとしては、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙等から製造される離解古紙パルプ、離解・脱墨古紙パルプ、または離解・脱墨・漂白古紙パルプ等を使用することができる。これらの古紙パルプの中でも特に、本クラフト紙の中層の隠蔽効果、多層抄きクラフト紙としての各種品質特性をバランスよく、効率的に得るために、引張強度や引裂強度などが高く、かつ隠蔽機能に優れる茶古紙、クラフト封筒古紙から製造される古紙パルプを用いることが好ましい。
また、中層の原料パルプには、このような古紙パルプの他、上述した表層や裏層と同様にLBKP、NBKP、LUKP、NUKP、LSBKP、NSBKP等公知の種々の原料パルプを用いることが好ましい。
さらにまた、本クラフト紙の中層は、表層及び裏層の原料パルプと同様、その原料パルプにNKPを40〜80質量%含有することが好ましく、さらにNKPの含有量が40〜60質量%であると、本クラフト紙の製袋加工時における破袋、罫線割れ、角割れ等を効果的に防止することができるとともに、原料パルプの不透明性を得ることができるので好ましい。
また、本クラフト紙の中層の付け量は30g/m以上が好ましく、40g/m以上であるとより好ましい。中層の付け量が30g/m未満であると、表層及び/または裏層の色を遮蔽する遮蔽効果が低下してしまう。
さらに、中層の原料パルプのフリーネスは300〜500ccとすることが好ましく、350〜450ccとすることがより好ましい。フリーネスが300cc未満であると、繊維長が短くなるため、クラフト紙の引裂強度が低下傾向となり、製袋加工時に破袋や、罫線割れ、角割れ等の破れが発生しやすくなる。一方、フリーネスが500ccを超えると、クラフト紙の引張強度が低下傾向となるため、製袋加工時の破れが発生しやすくなる。
上述したような原料パルプを用いて表層、裏層、及び中層が形成された本クラフト紙は、その引張強度が縦6.2kN/m以上、横2.5kN/m以上で、かつ引裂強度が縦1090mN以上、横1190mN以上、ステキヒトサイズ度が30秒以上である。ここで、引張強度とは、JIS−P8133に準拠して測定した値であり、引裂強度とは、JIS−P8116に準拠して測定した値であり、ステキヒトサイズ度はJIS−P8122に準拠して測定した値である。これにより、本クラフト紙のような少なくとも3層の紙層から成る多層抄きクラフト紙において、JIS−P3401に規定するクラフト紙3種(軽包装用紙袋)の規定を満足することができる。
また、本クラフト紙の坪量は、特に限定されるものではないが、例えば100〜350g/mが好ましく、120〜170g/mであるとより好ましい。なお、この坪量とはJIS−P8113に準拠して測定した米坪の値である。坪量が100g/m未満であると、本クラフト紙の用途の一つである美粧性を伴うクラフト紙として色透けの懸念がある。一方、坪量が350g/mを超えると、クラフト紙としては米坪が大きすぎ、また厚みが厚すぎるため、手提げ袋や、角底袋、封筒等の用途として好ましくない。
また、本クラフト紙は印刷を想定したものであるため、印刷適性を向上させる種々の手段を適用することが好ましい。
例えば、印刷光沢や表面強度を向上させたり、滑り性を調整するため等、必要に応じて、本クラフト紙の表面に水性物質を主成分とする水性組成物を塗布しても良い。このような水性物質としては、例えばポリアクリルアミド及びその誘導体、ポリビニルアルコール、セルロース誘導体、澱粉、加工澱粉、ポリスチレン−ブタジエン系、アクリル系、ポリ酢酸ビニル系等のラテックス、ワックスエマルジョン等、この分野で通常用いられる公知の種々の材料を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることができる。
また、本クラフト紙の表面に平滑化処理を施しても良い。この平滑化処理は、例えば加圧可能なロール間でクラフト紙を加圧処理することにより実施することが好ましい。平滑化処理を施す際に、クラフト紙の表層表面に接するロールは平滑な表面を有し、加熱可能な金属製ロールであることが好ましい。
なお、本クラフト紙における平滑化処理は、上記の平滑化処理の他、多層抄きクラフト紙を抄紙する過程で、例えば一対の金属ロールを一組または複数組備えたカレンダーロールによるカレンダー処理(マシンカレンダーによるカレンダー処理)、金属製ロールと樹脂製ロールとを一組または複数組備えたカレンダーロールによるカレンダー処理(ソフトカレンダーによるカレンダー処理)、ヤンキードライヤーによる乾燥処理等により実施することもできる。
以上、本発明に係る多層抄きクラフト紙について、紙層が表層、裏層、及び中層の3層の紙層から成る場合について説明してきたが、本発明はこのようなクラフト紙に限らず、この他、例えば表層、表下層、中層、及び裏層の4層の紙層を有するクラフト紙、さらには5層以上の紙層を有していても良い。
抄紙方法についても特に限定されるものではないので、酸性抄紙法、中性抄紙法、アルカリ性抄紙法のいずれであってもよい。また、抄紙機も特に限定されるものではなく、例えば長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、円網抄紙機、円網短網コンビネーション抄紙機等の公知の種々の抄紙機を使用することができる。
本発明に係る多層抄きクラフト紙の効果を確認するため、以下のような各種の試料を作製し、これらの各試料に対する品質を評価する試験を行った。なお、本実施例において、配合、濃度等を示す数値は、固形分又は有効成分の重量基準の数値である。また、本実施例で示すパルプ・薬品等は一例にすぎないので、本発明はこれらの実施例によって制限を受けるものではなく、適宜選択可能であることはいうまでもない。
本発明に係る29種類のクラフト紙(これを「実施例1」ないし「実施例29」とする)と、これらの実施例1ないし実施例29と比較検討するために6種類のクラフト紙(これを「比較例1」ないし「比較例6」とする)を、表1〜表3に示すような構成で作製した。なお、本実施例では、全試料は表層、中層(1)、中層(2)、及び裏層の4層の紙層を有する。
[実施例1]
<1>表層
針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)50質量%と広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50質量%とを配合した後に、離解フリーネスを330ccに調整した表層用の原料パルプに、硫酸バンド40kg/t、サイズ剤(近代化学工業株式会社製R50)を固形分換算で3kg/tを添加して表層用の原料スラリーを生成する。なお、表層用の原料スラリーは、色透けを評価するため、表層の原料パルプを直接染料でブラックに着色し、L値:21、a値:0.2、b値:0.38となるように調整した。
<2>裏層
裏層用の原料スラリーは、染料を無添加とした以外は、表層用の原料スラリーと同じものを使用した。
<3>中層(1)及び(2)
N材50質量%と、L材40質量%と、機械パルプ10質量%とを配合して成る封筒古紙パルプを、離解フリーネスを400ccに調整した中層(1)及び(2)用の原料パルプに、硫酸バンド40kg/t、サイズ剤(R50)を固形分換算で3kg/t添加し、さらに染料を添加してL値:73、a値:3.0、b値:21.0となるように着色した原料スラリーを生成する。
これらの原料スラリーを用い、円網4層抄紙機にて表層、中層(1)、中層(2)、及び裏層の紙層を抄き合わせて、各層の付け量が表層37g/m、中層(1)23g/m、中層(2)23g/m、裏層37g/m、クラフト紙全体の米坪(坪量)が120g/mである4層の多層抄きクラフト紙(実施例1)を得る。
[実施例2〜4]中層の原料スラリーの色調を染料により表1に示す値に調整したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例5〜6]中層の原料パルプにクラフト古紙として晒クラフト古紙から生成された古紙パルプを20質量%配合し、表1に示す離解フリーネスに調整した上で、中層の原料スラリーの明度を染料により表1に示す値に調整したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例7〜15]中層の原料スラリーの明度を染料により表1に示す値に調整したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例16〜20]表層、中層、及び裏層の原料の付け量を表2に示すように変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例21〜25]表層及び裏層の原料パルプのNBKP及びLBKPの配合比率を表2に示すように変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[実施例26〜29]表層及び裏層の原料パルプの離解フリーネスを表2に示す値に変更したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[比較例1]中層の原料スラリーの色調を染料により表3に示す値に調整したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
[比較例2]中層の原料スラリーの色調を染料により表3に示す値に調整したことを除くその他の点は実施例6と同様にして得たクラフト紙。
[比較例3〜6]中層の原料スラリーの明度を表3に示す値に調整したことを除くその他の点は実施例1と同様にして得たクラフト紙。
これらの全実施例及び比較例について、各層の原料パルプの配合比率、中層の色調、各層の付け量、及び各層の離解フリーネスを測定した結果は、表1〜表3に示すとおりであった。
ここで、表1〜表3中の「原料パルプの配合比率」とは、表層、中層、及び裏層の各層の繊維比率をJIS−P8120に記載の「紙、板紙及びパルプ繊維組成試験方法」に準拠して測定した値である。
「中層の色調」とは、層剥離を行い、中層の表面の色調(L値、a値、b値)をJIS−Z8722に準拠して測定した値である。
なお、層剥離は以下の手順で行う。まず、各試料から得た各サンプルを室温の水に約1時間浸漬する。水に浸漬した各サンプルを、角を起点として10mmΦ程度の丸棒に巻き付けた後、丸棒を転がして各サンプルをしごく。この操作を各サンプルの四隅の全ての角を起点に繰り返し、各方向からサンプルにしごきの力を加える。これにより、各サンプルの層間の一部が剥離してくるので、これを利用して、表層、中層(1)、中層(2)、及び裏層に分離して層剥離を行う。層剥離を行った後、各サンプルの各層を熱風乾燥機などで十分に乾燥し、試験に使用した。
「付け量(g/m)」とは、上述した層剥離を行い、表層、中層、及び裏層のそれぞれの米坪をJIS−P8124に記載の「紙及び板紙―坪量測定方法」に準拠して測定した値である。
また、「離解フリーネス(cc)」は、各試料を約3cmの大きさに裁断して約25gの重さの試験片とし、この試験片を1リットルの水に24時間浸漬した後、JIS−P8220に準拠して標準離解機で15分間離解処理し、試験片が完全に離解していることを目視で確認した後、JIS−P8121に準拠してカナダ標準濾水度試験機にて測定した濾水度の値である。
Figure 2007231431
Figure 2007231431
Figure 2007231431
これらの全実施例及び比較例についての品質評価、すなわち米坪、引張強度、破断伸び、引裂強度、平滑度、ステキヒトサイズ度、色抜け、中層の色の影響、及び罫線割れについて評価試験を行った結果は、表4〜表6に示すとおりであった。なお、この評価試験はJIS−P8111に準拠して温度23℃±1℃、湿度50±2%の環境条件で行った。
ここで、表4〜表6中の「米坪(g/m)」とは、JIS−P8124に記載の「紙及び板紙―坪量測定方法」に準拠して測定した値である。
また「引張強度(kN/m)」及び「破断伸び(%)」とは、JIS−P8113に準拠して測定した値である。
「引裂強度(mN)」とは、JIS−P8116に準拠して測定した値である。
「平滑度(秒)」とは、JIS−P8119に準拠するベック平滑度を測定した値である。
「ステキヒトサイズ度(秒)」とは、JIS−P8122に準拠して測定した値である。
「色抜け」とは、各試料を裏層の側から表層を見た際の、表層に着色したブラック色の色抜けの度合いを50人に目視評価してもらい、最も人数の多かった評価をその試料の評価としたものである。その評価基準は、◎印の「色抜けがなく、裏層の側から表層の色が全く見えない」、○印の「多少の色抜けはあるが、気にならない程度」、△印の「色抜けがあり、多少気になる程度」、×印の「色抜けがあり、裏層の側から表層の色が透けている」の4段階とした。
「中層の色の影響」とは、各試料を裏層側から見た際の中層の色の影響度合い、すなわち裏層側から見た際の裏層から中層の色透けの度合いを50人に目視評価してもらい、最も人数の多かった評価をその試料の評価としたものである。その評価基準は、◎印の「中層の色は透けていない」、○印の「中層の色が多少透けているが、気にならない程度」、△印の「中層の色が透けており、多少気になる程度」、×印の「中層の色が完全に透けている」の4段階とした。
さらにまた、「罫線割れ」とは、以下の評価試験により評価したものであり、その評価基準は、◎印の「3mm未満の割れが1〜2個ある」、○印の「3mm以上5mm未満の割れが1〜2個ある」、△印の「3mm以上5mm未満の割れが3〜4個ある」、×印の「5mm以上の割れが多数ある」の4段階とした。
<1>試料調整
(1)1枚の全幅試料から、抄紙機幅方向に対して両端側と中央側の3箇所からサンプルを採取した。
(2)それぞれのサンプルを抄紙機幅方向10cm、抄紙機流れ方向に25cmの大きさに裁断して短冊状の試験片を得た。
<2>試験機
図1に示す試験機1を用いた。試験機1は、図示するように天板3と底板5とが、両者の側縁において蝶番(図示せず)で接合して構成されている。また、天板3の上面には取っ手7が設けられており、天板3の開閉動作を容易にしている。また、底板5の端縁13には、分度器9が取り付けられており、天板3と底板5との角度を目測できるようにしてある。なお、試験機1の材質、天板3や底板5のサイズ等は以下の通りである。
材質:ステンレス製
天板:横25cm、奥行き15cm、厚み1cm
天板重量:3.0〜3.5kg(取っ手を含む)
底板:横25cm、奥行き15cm、厚み2cm
<3>試験操作
(1)あらかじめ試験機1の天板3を開き、底板5にクラフトテープが付着している場合は、エタノールを浸した脱脂綿等で除去した。そして、巾5cmのクラフトテープを長さ20cm程度に切って準備した。
(2)試験片長辺の両端が試験機1の側縁11に対し直角に、試験片の表層が天板3及び底板5に接するように、すなわち試験片の表層側が下になり、試験機1の側縁11を跨ぐようにして載置した。
(3)その後、試験機1の側縁11から手前方向に1cm離して、側縁11と平行になるように試験片を底板5上にクラフトテープで貼り付けた。
(4)天井3を横の分度器9を見ながら底板5に対して60度までねかせ、そこから手を放し、天板3を底板5上に落下させた。
(5)すぐに天板3を開いて試験片を剥がし、その折れ目に生じた割れの長さと数を測定し、割れの状態を下記の評価基準に従って判定した。
Figure 2007231431
Figure 2007231431
Figure 2007231431
表4〜表6から、本実施例によれば、実施例1ないし実施例29、すなわち本発明に係るクラフト紙は品質評価に優れることが分かる。すなわち、クラフト紙の表層及び/または裏層に濃色の印刷や、染料・顔料による濃色の染色を行っても、表層の色が裏層の表面に透けたり、裏層の色が表層の表面に透けたり、さらには中層の色が表層及び/または裏層の表面に透けることがなく、美粧性に優れることが分かる。
また、本発明に係るクラフト紙を手提げ袋、角底袋、封筒等に加工しても罫線割れ等の破れが発生しないことも分かる。
罫線割れの評価試験に用いる試験機の概要図である。
符号の説明
1 試験機
3 天板
5 底板
7 取っ手
9 分度器
11 側縁
13 端縁

Claims (3)

  1. 表層、裏層、及び前記表裏層の間に配置される少なくとも1層の中層の3層以上の紙層を有する多層抄きクラフト紙において、前記中層の少なくともいずれかの表面のJIS−Z8722に準拠して測定した明度(L値)が、55〜80であることを特徴とする多層抄きクラフト紙。
  2. 前記表層の付け量を30〜45g/mとし、かつ前記表層の原料パルプに針葉樹クラフトパルプを40〜80質量%含有させたことを特徴とする請求項1に記載の多層抄きクラフト紙。
  3. JIS−P8133に準拠して測定した引張強度が縦6.2kN/m以上、横2.5kN/m以上で、かつJIS−P8116に準拠して測定した引裂強度が縦1090mN以上、横1190mN以上、JIS−P8122に準拠して測定したステキヒトサイズ度が30秒以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多層抄きクラフト紙。
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