JP2007227625A - 半導体集積回路及びそのレイアウト設計方法 - Google Patents

半導体集積回路及びそのレイアウト設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電源を分離するスイッチトランジスタを備え、リーク電流を低減でき、且つ高速動作する論理回路や増幅回路などのレイアウト設計を容易な半導体集積回路を実現する。
【解決手段】 半導体集積回路1には、NANDゲート10とスイッチトランジスタPWSW1が設けられている。NANDゲート10は低閾値電圧であるPch MOSトランジスタP1、P2、及びNch MOSトランジスタN1、N2から構成され、高閾値電圧を有するスイッチトランジスタPWSW1はゲートに入力される“Low”レベルの制御信号SGによりNANDゲート10の電源を遮断し、ゲートに入力される“High”レベルの制御信号SGによりNANDゲート10を高速動作させる。NANDゲート10を構成するセルとこのセルに隣接配置されるスイッチトランジスタPWSW1が設けられるセルの縦方向の寸法は同一である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源を分離するスイッチトランジスタを備える論理回路や増幅回路などに関する。
近年、携帯用電子機器などの高速化及び長時間バッテリ駆動の要求に対し、これに搭載される半導体集積回路には高速動作を維持しながら低消費電力化が要望されている。低消費電力化のために半導体集積回路の電源電圧を低下させた場合、動作速度も低下するので、MOSトランジスタ(MOSFET Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistorとも呼称される)の閾値電圧(Vth)を低下させる必要がある。MOSトランジスタの閾値電圧を低下させると、リーク電流が増大する。このため、数種類の閾値電圧を使用するMT−CMOS(Multi Threshold−Complementary Metal Oxide Semiconductor)技術では、低閾値電圧(Low Vth)を有するトランジスタから構成される回路の電源線と実際の電源線との間にスイッチトランジスタとして機能する高閾値電圧(High Vth)のトランジスタを配置して電力制御を行なっている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、リーク電流遮断回路を有し、MT−CMOS技術で構成される半導体集積回路では、低閾値電圧トランジスタから構成される回路に、リーク電流遮断回路を挿入したセルを、その都度作成する必要が生じ、半導体集積回路のレイアウト設計作業時間が増加する問題点がある。また、リーク電流遮断回路を取り込んだセルは既存の基本セルよりもセルサイズが大きくなるので、リーク電流遮断回路を取り込んだMT−CMOSセルとして、新たにライブラリ化が必要となりセルライブラリ数が増大するという問題点がある。
特開2004−186666号公報(頁19、図1及び2)
本発明は、電源を分離するスイッチトランジスタを備え、リーク電流を低減でき、且つ高速動作する論理回路や増幅回路などのレイアウト設計が容易な半導体集積回路及びそのレイアウト設計方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体集積回路は、第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置された境界セルと、前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記境界セルにより分離された第2の擬似電源配線、及びトランジスタから構成される回路を有する回路セルと、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第1の擬似電源配線或いは前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第1の擬似電源配線或いは前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタとを具備することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体集積回路のレイアウト設計方法は、素子情報、回路接続情報、プロセス情報、レイアウト情報を参照してフロアプランによるレイアウトを行うステップと、前記レイアウトにもとづいて、第1の電源配線及び第2の電源配線とは分離された擬似電源配線が設けられ、トランジスタから構成される回路を有する回路セルを配置するステップと、前記第1の電源配線、前記第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された擬似電源配線が設けられた境界セルを配置するステップと、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きく、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記回路セル或いは境界セルの擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記回路セル或いは境界セルの擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させるスイッチトランジスタを設けるステップとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、電源を分離するスイッチトランジスタを備え、リーク電流を低減でき、且つ高速動作する論理回路や増幅回路などのレイアウト設計が容易な半導体集積回路及びそのレイアウト設計方法を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る半導体集積回路について、図面を参照して説明する。図1は半導体集積回路を示す回路図である。本実施例では基本セルに2入力NAND回路を用いている。
図1に示すように、半導体集積回路1には、高速動作NANDゲート(2入力NAND回路)10及びスイッチトランジスタPWSW1が設けられている。なお、図示していないが、半導体集積回路1には、MT−CMOS技術を用いて高閾値電圧トランジスタから構成される低消費電力用論理回路や中閾値電圧トランジスタから構成される入出力回路などが設けられている。ここで、論理回路とは、NANDゲートなどのゲート及びフリップフロップなどの順序回路のことをいう。中閾値電圧トランジスタとは、閾値電圧の絶対値が低閾値電圧トランジスタよりも大きく、高閾値電圧トランジスタよりも小さい、例えば、|Vth|=0.35Vを有するトランジスタである。
NANDゲート10は、閾値電圧の絶対値が、例えば、|Vth|=0.15Vと低閾値電圧トランジスタであるPch MOSトランジスタP1、Pch MOSトランジスタP2、Nch MOSトランジスタN1、及びNch MOSトランジスタN2から構成され、入力信号NS1及びNS2を入力し、高速論理演算した出力信号Out1を出力する。
Pch MOSトランジスタP1は、ソースが高電位側電源Vddに接続され、ゲートに入力信号NS1が入力される。Nch MOSトランジスタN1は、ドレインがPch MOSトランジスタP1のドレインに接続され、ゲートに入力信号NS1が入力される。Pch MOSトランジスタP2は、ソースが高電位側電源Vddに接続され、ゲートに入力信号NS2が入力される。Nch MOSトランジスタN2は、ドレインがNch MOSトランジスタN1のソースに接続され、ソースが擬似低電位側電源GVssに接続され、ゲートに入力信号NS2が入力される。
Pch MOSトランジスタP1のドレインとNch MOSトランジスタN1のドレインの間の接続ノードはPch MOSトランジスタP2のドレインに接続され、Pch MOSトランジスタP2のドレインから出力信号Out1が出力される。
スイッチトランジスタPWSW1は、閾値電圧が、例えば、Vth=0.5VとNANDゲート10のトランジスタの閾値電圧の絶対値よりも大きな、高閾値電圧トランジスタであるNch MOSトランジスタからなり、ドレインが擬似低電位側電源GVssに接続され、ソースが低電位側電源Vssに接続され、ゲートに制御信号SGが入力される。
制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“ON”して擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続され、NANDゲート10が高速動作する。
一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断される。しかも、閾値電圧が高いのでスイッチトランジスタPWSW1のOFF時のリーク電流は非常に小さい。このため、NANDゲート10は動作せず、しかも閾値電圧の高いスイッチトランジスタPWSW1などのMOSトランジスタよりもリーク電流(オフ時の電流であるIdoffとも呼称される)が2桁以上大きなMOSトランジスタから構成されるNANDゲート10のリーク電流をカットすることができる(低電位側電源Vss側に流れない)。
なお、MOSトランジスタはMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)とも呼称される。ここでは、ゲート絶縁膜にシリコン酸化膜を使用したMOSトランジスタを用いているが、シリコン酸化膜を窒化したSiNxOy膜、シリコン窒化膜(Si)/シリコン酸化膜の積層膜、或いは高誘電体膜(High−Kゲート絶縁膜)を使用したMISトランジスタ(MISFETとも呼称される)を用いてもよい。
次に、半導体集積回路のレイアウト設計方法について図2乃至6を参照して説明する。図2は半導体集積回路のレイアウト設計方法を示す動作フローチャート、図3は境界セル挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図、図4はスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図、図5はセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図である。ここでは、基本セル及び境界セルは1層目配線までのレイヤを有し、セル間は第1のビア、2層目配線以上のレイヤを用いて接続している。セルのコンタクトには1層目配線を設けている。
図2に示すように、レイアウト設計方法の動作フローチャートでは、まず、素子特性情報、回路接続情報、プロセス情報、レイアウト情報等を参照してフロアプランによるレイアウトを行う(ステップS1)。
次に、このレイアウトにそって基本セルを配置する。なお、基本セルはスタンダードセルとも呼称される。配置する基本セルとしては、図3に示すように、MOSトランジスタの閾値電圧(Vth)の絶対値が0.15Vである高速動作2入力NANDセルNC1(図1のNANDゲート10に対応)を用いる。
2入力NANDセルNC1は、セル原点GMが左下に配置され、セルの横方向寸法がXbで、セルの縦方向寸法がYaである。レイヤとしては、トランジスタ領域形成用の拡散領域SDG、ゲート電極・ポリ配線形成用のポリシリコンPOL、コンタクト開口用のコンタクトホールCH、1層目配線M1を有する。ここでは、セル内に設けられるウエル、イオン注入などの下位レイヤについては表示を省略している。1層目配線M1から構成される高電位側電源Vdd配線(第1の電源配線)は、セル上部に配置され、隣接するセルの境界まで延在している。一方、1層目配線M1から構成される擬似低電位側電源GVss配線(第2の擬似電源配線)は、セル下部に配置され、隣接するセルの境界まで延在している(ステップS2)。
続いて、図3に示すように2入力NANDセルNC1の左側に境界セルKC1、右側に境界セルKC2を配置する。境界セルKC1は、セル原点GMが左下に配置され、セルの横方向寸法がXaで、セルの縦方向寸法がYaである。レイヤとしては、1層目配線M1を有する。1層目配線M1から構成される高電位側電源Vdd配線(第1の電源配線)は、セル上部に配置され、隣接するセルの境界まで延在し、2入力NANDセルNC1の高電位側電源Vdd配線(第1の電源配線)に接続されている。
一方、1層目配線M1から構成される低電位側電源Vss配線(第2の電源配線)は、セル左下部に配置され、電源分離領域RD1によりセル右下部に配置された擬似低電位側電源GVss配線(第1の擬似電源配線)と分離されている。擬似低電位側電源GVss配線(第1の擬似電源配線)は2入力NANDセルNC1の擬似低電位側電源Vss配線(第2の擬似電源配線)に接続されている。
境界セルKC2は、セル原点GMが左下に配置され、セルの横方向寸法がXcで、セルの縦方向寸法がYaである。レイヤとしては、1層目配線M1を有する。1層目配線M1から構成される高電位側電源Vdd配線(第1の電源配線)は、セル上部に配置され、隣接するセルの境界まで延在し、2入力NANDセルNC1の高電位側電源Vdd配線(第1の電源配線)に接続されている。
一方、1層目配線M1から構成される低電位側電源Vss配線(第2の電源配線)は、セル右下部に配置され、電源分離領域RD2によりセル左下部に配置された擬似低電位側電源GVss(第3の擬似電源配線)と分離されている。左側の擬似低電位側電源GVss(第3の擬似電源配線)は、2入力NANDセルNC1の擬似低電位側電源Vss配線(第2の擬似電源配線)に接続されている(ステップS3)。
そして、境界セルKC1にスイッチトランジスタPWSW1を配置する。具体的には、図4に示すように、レイヤとしては、トランジスタ形成用として、トランジスタ領域形成用の拡散領域SDG、ゲート電極・ポリ配線形成用のポリシリコンPOL、コンタクト開口用のコンタクトホールCH、1層目配線M1などを配置する。ここでは、セル内に設けられるウエル、イオン注入などの下位レイヤについては表示を省略している。境界セルKC2には、スイッチトランジスタを設けていないので、境界セルKC2の右側に隣接するセルは境界セルKC1の低電位側電源Vssと電気的に接続されない。
ここで、スイッチトランジスタPWSW1を有する境界セルKC1は、基本セルとしての2入力NANDセルNC1と縦方向のセルサイズが同一にしてあるので、スイッチトランジスタと論理回路を同一セルにした50〜60種類のMT−CMOSセルを、その都度適宜配置する従来のレイアウト方法に比較して、レイアウト設計の自由度が高く、且つレイアウト設計時間を従来よりも1/20〜1/30以下に短縮することができる(ステップS4)。
次に、セル間接続を行う。具体的には、図5に示すように、境界セルKC1に設けられたスイッチトランジスタのゲートの引き出し配線部に第1のビアVIA1を設け、第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2が制御信号SGを入力する配線となる。
2入力NANDセルNC1の上部2箇所に第1のビアVIA1を設け、第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2がNANDゲート10の出力信号Out1を出力する配線となる。
2入力NANDセルNC1の中央部2箇所に第1のビアVIA1を設け、それぞれ第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2が入力信号NS1、入力信号NS2を入力する配線となる(ステップS5)。
ここでは、第1のビアVIA1及び2層目配線M2を用いてセル間接続を行っているが、第2のビア、3層目配線などの上位レイヤを用いてセル間接続を行ってもよい。また、信号線の取り出し方向は図5に示すレイアウトに限定されるものではない。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、トランジスタの閾値電圧の絶対値が小さく高速動作する2入力NANDセルNC1と、2入力NANDセルNC1に隣接し、制御信号SGにより低電位側電源Vssを遮断するトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタPWSW1が配置される境界セルKC1とが設けられている。制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“ON”して擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されてNANDゲート10が高速動作する。一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“OFF”して擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、NANDゲート10のリーク電流をカットする。そして、境界セルKC1は、横方向寸法がXaで、縦方向寸法が2入力NANDセルNC1と同一寸法のYaである。
このため、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタから構成される高速動作回路にリーク電流遮断回路を挿入したセルを、レイアウト設計作業中にその都度作成する従来のレイアウト設計よりも、レイアウト設計時間を1/20以下に短縮することができる。更に、数種類の境界セルから高速動作回路セルに対応する境界セルを選択し、スイッチトランジスタをこの境界セル内に適宜配置(パターンレイアウト)しているので、従来のレイアウト設計よりも修正変更が容易に行え、レイアウト設計の自由度を向上することができる。
なお、本実施例では、基本セルに高速動作用NANDゲートを適用したが、インバータ、ANDゲート、ORゲート、NORゲートなどの高速動作ゲート回路セルや、フリップフロップ、レジスター、カウンタなどの高速動作順序回路セル等に適用できる。また、閾値電圧の絶対値が小さな6つのトランジスタから構成される高速CMOS SRAMセルに適用できる。そして、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタを有する高速コンパレータセル、高速増幅回路セル、或いは差動増幅段を有する高速アンプセルなどにも適用できる。更に、境界セル内の低電位側電源Vss配線(第2の電源配線)及び擬似低電位側電源GVss配線(第1の擬似電源配線)側にスイッチトランジスタを配置・接続したが、境界セル内の高電位側電源Vdd配線(第1の電源配線)及び擬似高電位側電源GVdd配線側にスイッチトランジスタを配置・接続してもよい。その場合はスイッチトランジスタに閾値電圧の絶対値が大きなPch MOSトランジスタを用いるのが好ましい。
次に、本発明の実施例2に係る半導体集積回路について、図面を参照して説明する。図6は半導体集積回路のレイアウト設計方法を示す動作フローチャート、図7はスイッチトランジスタセル挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図である。本実施例では、実施例1で用いた境界セルの代わりにスイッチトランジスタセルを用いて電源を分離している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図6に示すように、レイアウト設計方法の動作フローチャートでは、まず、フロアプランによるレイアウト(ステップS1)及び高速動作セル配置(ステップS2)。を行う。このステップは、実施例1と同様なので説明を省略する。
次に、図7に示すように2入力NANDセルNC1の右側に境界セルKC2を配置する。境界セルKC2の配置及びその構成は実施例1と同様である(ステップS3a)。
続いて、2入力NANDセルNC1の左側にスイッチトランジスタセルPWSWC1を配置する。図7に示すように、スイッチトランジスタセルPWSWC1は、セル原点GMが左下に配置され、セルの横方向寸法がXaで、セルの縦方向寸法がYaで境界セルKC1と同一セルサイズである。
スイッチトランジスタセルPWSWC1内に設けられるスイッチトランジスタPWSW1は、例えば、実施例1と同一形状、同一閾値電圧を有する。高電位側電源Vdd配線、低電位側電源Vss配線、及び擬似低電位電源GVss配線は、境界セルKC1と同一形状である。
ここで、スイッチトランジスタセルPWSWC1は、基本セルとしての2入力NANDセルNC1と縦方向のセルサイズが同一にしてあるので、スイッチトランジスタと論理回路を同一セルにした50〜60種類のMT−CMOSセルを、その都度適宜配置する従来のレイアウト方法に比較して、レイアウト設計時間を従来よりも1/10以下に短縮することができる(ステップS10)。
そして、セル間接続を行う。セル間接続は、図5に示す実施例1と同一レイアウト形状にしているので説明を省略する(ステップS5)。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、トランジスタの閾値電圧の絶対値が小さく高速動作する2入力NANDセルNC1と、2入力NANDセルNC1に隣接し、制御信号SGにより低電位側電源Vssを遮断するトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタPWSW1を有するスイッチトランジスタセルPWSWC1とが設けられている。制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されてNANDゲート10が高速動作する。一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、NANDゲート10のリーク電流をカットする。そして、スイッチトランジスタセルPWSWC1は、横方向寸法がXaで、縦方向寸法が2入力NANDセルNC1と同一寸法のYaである。
このため、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタから構成される高速動作回路にリーク電流遮断回路を挿入したセルを、レイアウト設計作業中にその都度作成する従来のレイアウト設計よりも、レイアウト設計時間を1/10以下に短縮することができる。
次に、本発明の実施例3に係る半導体集積回路について、図面を参照して説明する。図8は半導体集積回路を示す回路図である。本実施例では複数の論理回路の両側にスイッチトランジスタを配置している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図8に示すように、半導体集積回路2には、高速動作NANDゲート10、高速動作インバータ11、スイッチトランジスタPWSW1、及びスイッチトランジスタPWSW2が設けられている。なお、図示していないが、半導体集積回路2には、MT−CMOS技術を用いて高閾値電圧トランジスタから構成される低消費電力用論理回路や中閾値電圧トランジスタから構成される入出力回路などが設けられている。
インバータ11は、閾値電圧の絶対値が、例えば、|Vth|=0.15Vと低閾値電圧トランジスタであるPch MOSトランジスタP3及びNch MOSトランジスタN3から構成され、NANDゲート10から出力された出力信号Out1を入力し、論理反転した高速出力信号Out2を出力する。
Pch MOSトランジスタP3は、ソースが高電位側電源Vddに接続され、ゲートに出力信号Out1が入力される。Nch MOSトランジスタN4は、ドレインがPch MOSトランジスタP3のドレインに接続され、ソースが擬似低電位側電源GVssに接続され、ゲートに出力信号Out1が入力される。Pch MOSトランジスタP3のドレインとNch MOSトランジスタN4のドレインの間の接続ノードから高速出力信号Out2が出力される。
スイッチトランジスタPWSW2は、閾値電圧がスイッチトランジスタPWSW1と同様に、例えば、Vth=0.5VでNANDゲート10のトランジスタの閾値電圧の絶対値よりも大きな高閾値電圧トランジスタであるNch MOSトランジスタからなり、ドレインが擬似低電位側電源GVssに接続され、ソースが低電位側電源Vssに接続され、ゲートに制御信号SGが入力される。
制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1及びPWSW2が“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されてNANDゲート10及びインバータ11が高速動作する。
一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1及びPWSW2が“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断される。しかも、閾値電圧が高いのでスイッチトランジスタPWSW1及びPWSW2のOFF時のリーク電流は非常に小さい。このため、NANDゲート10及びインバータ11は動作せず、しかも閾値電圧の高いスイッチトランジスタPWSW1などのMOSトランジスタよりもリーク電流(オフ時の電流であるIdoffとも呼称される)が2桁以上大きなMOSトランジスタから構成されるNANDゲート10及びインバータ11のリーク電流をカットすることができる(低電位側電源Vss側に流れない)。
また、NANDゲート10及びインバータ11の両側にスイッチトランジスタPWSW1とスイッチトランジスタPWSW2を配置しているので、制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタの“ON”抵抗成分による低電位側電源電位のうきを実施例1よりも抑制できる。
次に、半導体集積回路のレイアウト構成について図9及び10を参照して説明する。図9はスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図、図10はセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図である。
図9に示すように、スイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路2は、スイッチトランジスタPWSW1が設けられた境界セルKC1と、この境界セルの右側に設けられた2入力NANDセルNC1と、2入力NANDセルNC1の右側に設けられたインバータセルINVC1と、インバータセルINVC1の右側に設けられ、スイッチトランジスタPWSW2が設けられた境界セルKC1とから構成されている。スイッチトランジスタPWSW1が配置された境界セルKC1と2入力NANDセルNC1とは実施例1と同一構造なので説明を省略する。
MOSトランジスタの閾値電圧(Vth)の絶対値が0.15Vである低閾値電圧トランジスタから構成される高速動作インバータセルINVC1は、セル原点GMが左下に配置され、セルの横方向寸法がXdで、セルの縦方向寸法がYaである。レイヤとしては、トランジスタ領域形成用の拡散領域SDG、ゲート電極・ポリ配線形成用のポリシリコンPOL、コンタクト開口用のコンタクトホールCH、1層目配線M1を有する。ここでは、セル内に設けられるウエル、イオン注入などの下位レイヤについては表示を省略している。
1層目配線M1から構成される高電位側電源Vdd配線は、セル上部に配置され、隣接するセルの境界まで延在している。一方、1層目配線M1から構成される擬似低電位側電源GVss配線は、セル下部に配置され、隣接するセルの境界まで延在している。
スイッチトランジスタPWSW2が設けられた境界セルKC1は、セル原点GMが左下に配置され、セルの横方向寸法がXaで、セルの縦方向寸法がYaである。そして、閾値電圧(Vth)が0.5Vで高閾値電圧トランジスタであるスイッチトランジスタPWSW2がセル内にスイッチトランジスタPWSW1と同一形状に配置形成されている。
図10に示すように、セル間配線接続後の半導体集積回路2では、境界セルKC1に設けられたスイッチトランジスタPWSW1及びPWSW2のゲートの引き出し配線部にそれぞれ第1のビアVIA1を設け、第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2が制御信号SGを入力する配線となる。
2入力NANDセルNC1の上部2箇所及びインバータセルINVC1の出力部にそれぞれ第1のビアVIA1を設け、第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2がインバータ11の出力信号Out2を出力する配線となる。
2入力NANDセルNC1の中央部2箇所に第1のビアVIA1を設け、それぞれ第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2が入力信号NS1、入力信号NS2を入力する配線となる。
ここでは、第1のビアVIA1及び2層目配線M2を用いてセル間接続を行っているが、第2のビア、3層目配線などの上位レイヤを用いてセル間接続を行ってもよい。また、信号線の取り出し方向は図10に示すレイアウトに限定されるものではない。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、トランジスタの閾値電圧の絶対値が小さく高速動作する2入力NANDセルNC1と、2入力NANDセルNC1の右側に隣接し、トランジスタの閾値電圧の絶対値が小さく高速動作するインバータセルINVC1と、2入力NANDセルNC1に左側に隣接し、制御信号SGにより低電位側電源Vssを遮断するトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタPWSW1が設けられた境界セルKC1と、インバータセルINVC1の右側に隣接し、制御信号SGにより低電位側電源Vssを遮断するトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタPWSW2が設けられた境界セルKC1とが設けられている。制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1及びPWSW2が“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されてNANDゲート10及びインバータ11が高速動作する。一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1及びPWSW2が“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、NANDゲート10及びインバータ11のリーク電流をカットする。そして、境界セルKC1は、横方向寸法がXaで、縦方向寸法が2入力NANDセルNC1及びインバータセルINVC1と同一寸法のYaである。
このため、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタから構成される高速動作回路にリーク電流遮断回路を挿入したセルを、レイアウト設計作業中にその都度作成する従来のレイアウト設計よりも、レイアウト設計時間を1/20以下に短縮することができる。また、基本セルの両側にスイッチトランジスタを配置形成しているので、スイッチトランジスタの“ON”抵抗成分による低電位側電源電位のうきを実施例1よりも抑制でき、高速動作NANDゲート10及び高速動作インバータ11の動作マージンを向上することができる。更に、数種類の境界セルから高速動作回路セルに対応する境界セルを選択し、スイッチトランジスタをこの境界セル内に適宜配置(パターンレイアウト)しているので、従来のレイアウト設計よりも修正変更が容易に行え、レイアウト設計の自由度を向上することができる。
なお、本実施例では、境界セルにスイッチトランジスタを配置形成しているが、同一セルサイズのスイッチトランジスタセルを用いてもよい。
次に、本発明の実施例4に係る半導体集積回路について、図面を参照して説明する。図11はスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図、図12はセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図である。本実施例では上位配線を用いて2つの境界セル間の低電位側電源を接続している。
以下、実施例3と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図11に示すように、スイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路3は、スイッチトランジスタPWSW1が設けられた境界セルKC1と、この境界セルの右側に設けられた2入力NANDセルNC1と、2入力NANDセルNC1の右側に設けられたインバータセルINVC1と、インバータセルINVC1の右側に設けられた境界セルKC2とから構成されている。半導体集積回路3では、実施例1のスイッチトランジスタPWSW2が配置された境界セルKC1を境界セル2に置き換えている。
図12に示すように、セル間配線接続後の半導体集積回路3では、境界セルKC1に設けられたスイッチトランジスタPWSW1のゲートの引き出し配線部に第1のビアVIA1を設け、第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2が制御信号SGを入力する配線となる。
2入力NANDセルNC1の上部2箇所及びインバータセルINVC1の出力部にそれぞれ第1のビアVIA1を設け、第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2がインバータ11の出力信号Out2を出力する配線となる。
2入力NANDセルNC1の中央部2箇所に第1のビアVIA1を設け、それぞれ第1のビアVIA1上に2層目配線M2を配置する。この2層目配線M2が入力信号NS1、入力信号NS2を入力する配線となる。
境界セルKC1のスイッチトランジスタPWSW1の低電位側電源Vss配線部分及び境界セルKC2の電源分離領域RD2で分離された右側の低電位側電源Vss配線部分に、第1のビアVIA1、2層目配線M2、第2のビアVIA2、及び3層目配線M3をそれぞれ配置し、その間を3層目配線M3で配線接続する。この配線接続3層目配線M3により、境界セルKC2の右側に隣接するセルが低電位側電源Vssと接続される。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、トランジスタの閾値電圧の絶対値が小さく高速動作する2入力NANDセルNC1と、2入力NANDセルNC1の右側に設けられ、トランジスタの閾値電圧の絶対値が小さく高速動作するインバータセルINVC1と、2入力NANDセルNC1に左側に設けられ、制御信号SGにより低電位側電源Vssを遮断するトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタPWSW1が設けられる境界セルKC1と、インバータセルINVC1の右側に設けられる境界セルKC2とが設けられている。境界セルKC1のスイッチトランジスタPWSW1の低電位側電源Vss配線部分と境界セルKC2の電源分離領域RD2で分離された右側の低電位側電源Vss配線部分とは3層目配線M3により接続され、境界セルKC2の右側に設けられるセルが低電位側電源Vssと接続される。制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されてNANDゲート10及びインバータ11が高速動作する。一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタPWSW1が“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、NANDゲート10及びインバータ11のリーク電流をカットする。そして、境界セルKC1及びKC2は、縦方向寸法が2入力NANDセルNC1及びインバータセルINVC1と同一寸法のYaである。
このため、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタから構成される高速動作回路にリーク電流遮断回路を挿入したセルを、レイアウト設計作業中にその都度作成する従来のレイアウト設計よりも、レイアウト設計時間を短縮することができる。また、3層目配線M3により、境界セルKC2の右側に設けられるセルが低電位側電源Vssと接続されるのでレイアウト設計の自由度を向上することができる。
次に、本発明の実施例5に係る半導体集積回路について、図面を参照して説明する。図13はスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。本実施例では、基本セル及び境界セルのセルサイズを縮小している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図13に示すように、スイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路4は、2つの境界セルKC1aと、上部境界セルKC1aの右側に設けられた2入力NANDセルNC1aと、2入力NANDセルNC1aの右側に設けられたインバータセルINVC1aと、下部境界セルKC1aの右側に設けられた基本セルCELLaと、基本セルCELLaの右側に設けられた基本セルCELLbと、2つの境界セルKC2aとから構成されている。
これらのセルは、1層目配線M1までのレイヤを有し、すべて電源配線を上下隣り合うセルと共有化している。即ち、高電位側電源Vdd配線幅である1/2Vdd配線幅W1が実施例1乃至4で説明した高電位側電源Vdd配線幅の1/2であり、低電位側電源Vss配線或いは擬似低電位側電源GVss配線の幅である1/2Vss配線幅W2が実施例1乃至4で説明した低電位側電源Vss配線或いは擬似低電位側電源GVss配線の幅の1/2である。
境界セルKC1aは、セルの横方向寸法がXaで、セルの縦方向寸法がYa1であり、境界セルKC1の高電位側電源Vdd配線の中心部より上側の部分及び低電位側電源Vss配線の中心部よりも下側の部分を削除したセルである。
上側及び下側の境界セルKC1aは低電位側電源Vss配線を共有化し、上側の境界セルKC1aは上側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化し、下側の境界セルKC1aは下側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化している。そして、上側の境界セルKC1aのセル原点GMが左下に配置され、下側の境界セルKC1aのセル原点GMが左上に配置されている。
境界セルKC2aは、セルの横方向寸法がXcで、セルの縦方向寸法がYa1であり、境界セルKC2の高電位側電源Vdd配線の中心部より上側の部分及び低電位側電源Vss配線の中心部よりも下側の部分を削除したセルである。
上側及び下側の境界セルKC2aは低電位側電源Vss配線を共有化し、上側の境界セルKC2aは上側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化し、下側の境界セルKC2aは下側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化している。そして、上側の境界セルKC2aのセル原点GMが左下に配置され、下側の境界セルKC2aのセル原点GMが左上に配置されている。
2入力NANDセルNC1aは、セルの横方向寸法がXbで、セルの縦方向寸法がYa1であり、2入力NANDセルNC1の高電位側電源Vdd配線の中心部より上の部分及び低電位側電源Vss配線の中心部よりも下の部分を削除したセルで、上側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化している。そして、セル原点GMが左下に配置されている。
インバータセルINVC1aは、セルの横方向寸法がXdで、セルの縦方向寸法がYa1であり、インバータセルINVC1の高電位側電源Vdd配線の中心部より上の部分及び低電位側電源Vss配線の中心部よりも下の部分を削除したセルであり、上側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化している。そして、セル原点GMが左下に配置されている。
基本セルCELLaは、閾値電圧の絶対値が、例えば、|Vth|=0.15Vと低閾値電圧トランジスタであるMOS トランジスタを有し、セルの横方向寸法がXbで、セルの縦方向寸法がYa1であり、2入力NANDセルNC1aと擬似低電位側電源GVss配線を共有化し、下側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化している。そして、セル原点GMが左上に配置されている。
基本セルCELLbは、閾値電圧の絶対値が、例えば、|Vth|=0.15Vと低閾値電圧トランジスタであるMOS トランジスタを有し、セルの横方向寸法がXdで、セルの縦方向寸法がYa1であり、インバータセルINVC1aと擬似低電位側電源GVssを共有化し、下側のセルと高電位側電源Vdd配線を共有化している。そして、セル原点GMが左上に配置されている。
スイッチトランジスタは、例えば、Vth=0.5Vで高閾値電圧トランジスタであるNch MOSトランジスタからなり、上側の境界セルKC1a及び下側の境界セルKC1a内に、上側の境界セルKC1aと下側の境界セルKC1aとが接する線に対して対称に配置形成されている。
ゲートに入力される制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタが“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続され、NANDゲート10、インバータ11、基本セルCELL1aに設けられた回路、及び基本セルCELL1bに設けられた回路が高速動作する。
一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタが“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、NANDゲート10、インバータ11、基本セルCELL1aに設けられた回路、及び基本セルCELL1bに設けられた回路のリーク電流をカットする。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、隣接する2つの境界セルKC1a内に、制御信号SGにより低電位側電源Vssを遮断するトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタが設けられている。制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタが“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されて閾値電圧の絶対値の小さなMOSトランジスタを有するNANDゲート10、インバータ11、基本セルCELL1aに設けられた回路、及び基本セルCELL1bに設けられた回路が高速動作する。一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタが“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、閾値電圧の絶対値の小さなMOSトランジスタを有するNANDゲート10、インバータ11、基本セルCELL1aに設けられた回路、及び基本セルCELL1bに設けられた回路のリーク電流をカットする。そして、境界セルKC1a及びKC2aは、縦方向寸法が2入力NANDセルNC1a、インバータセルINVC1a、基本セルCELL1a、及び基本セルCELL1bと同一寸法のYa1であり、しかも実施例1乃至4のセルの縦方向寸法Yaより小さい。
このため、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタから構成される高速動作回路にリーク電流遮断回路を挿入したセルを、レイアウト設計作業中にその都度作成する従来のレイアウト設計よりも、レイアウト設計時間を短縮することができる。しかも、実施例1よりもセルサイズが小さいのでチップ面積を縮小することができる。
次に、本発明の実施例6に係る半導体集積回路について、図面を参照して説明する。図14は半導体集積回路の構成を示す平面図、図15はセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図である。本実施例では、低電位側電源と擬似低電位側電源を異なる列に配置されているスイッチトランジスタセルを用いて電気的に接続している。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図14に示すように、半導体集積回路5には、1列目に2つの境界セルKC1、基本セルCELLc、及び基本セルCELLdが設けられ、4列目にスイッチトランジスタセルST1が設けられている。隣接する基本セルCELLcと基本セルCELLdの両側に境界セルKC1が設けられている。これらのセルは、セル原点GMが左下に配置され、1層目配線M1までのレイヤを有し、すべて電源配線を上下隣り合うセルと共有化している。
基本セルCELLcは、セルの横方向寸法がXbで、セルの縦方向寸法がYa1であり、高電位側電源Vdd配線が左側に隣接する境界セルKC1の高電位側電源Vdd配線に接続され、擬似低電位側電源GVss配線が左側に隣接する境界セルKC1の擬似低電位側電源GVss配線に接続されている。
基本セルCELLdは、セルの横方向寸法がXbで、セルの縦方向寸法がYa1であり、高電位側電源Vdd配線が左側に隣接する基本セルCELLcの高電位側電源Vdd配線と右側に隣接する境界セルKC1の高電位側電源Vdd配線に接続され、擬似低電位側電源GVss配線が左側に隣接する基本セルCELLcの擬似低電位側電源GVss配線と右側に隣接する境界セルKC1の擬似低電位側電源GVss配線に接続されている。隣接する基本セルCELLcと基本セルCELLdは、境界セルKC1により低電位側電源Vssと分離されている。
スイッチトランジスタセルST1は、セルの横方向寸法がXaで、セルの縦方向寸法がYa1であり、スイッチトランジスタが設けられている。そして、高電位側電源Vdd配線が左右のセルの高電位側電源Vdd配線に接続され、低電位側電源Vss配線が左右のセルの低電位側電源Vss配線とスイッチトランジスタのソース電極配線に接続されている。
図15に示すように、セル間配線接続後の半導体集積回路5では、スイッチトランジスタST1のゲートの引き出し配線部とドレイン電極配線部、及び基本セルCELLcの擬似低電位側電源Vss配線部にそれぞれ第1のビアVIA1を設けている。そして、スイッチトランジスタST1のドレイン電極配線部と基本セルCELLcの擬似低電位側電源Vss配線部を2層目配線M2で接続している。スイッチトランジスタST1のゲートの引き出し配線部に2層目配線M2を配置し、この2層目配線M2が制御信号SGを入力する配線となる。
ここで、スイッチトランジスタST1のスイッチトランジスタは、例えば、Vth=0.5Vで高閾値電圧トランジスタであるNch MOSトランジスタからなり、基本セルCELLc及びCELLdに設けられているMOSトランジスタの閾値の絶対値よりも大きな値を有する。
スイッチトランジスタST1に設けられているスイッチトランジスタのゲートに入力される制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタが“ON”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続され、基本セルCELLc及びCELLdに設けられた回路が高速動作する。
一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタが“OFF”し、擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、基本セルCELLc及びCELLdに設けられた回路のリーク電流をカットする。
上述したように、本実施例の半導体集積回路では、1列目に左右を境界セルKC1で低電位側電源Vssとの接続をカットされ、閾値電圧の絶対値が小さいトランジスタを有し、高速動作する基本セルCELLc及びCELLdが設けられ、4列目に制御信号SGにより4列目の低電位側電源Vssと基本セルCELLc及びCELLdの擬似低電位側電源GVssを電気的に接続する閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタを有するスイッチトランジスタセルST1が設けられている。制御信号SGが“High”レベルの場合、スイッチトランジスタが“ON”して擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssに接続されて基本セルCELLc及びCELLdに設けられた回路が高速動作する。一方、制御信号SGが“Low”レベルの場合、スイッチトランジスタが“OFF”して擬似低電位側電源GVssが低電位側電源Vssから遮断され、基本セルCELLc及びCELLdに設けられた回路のリーク電流をカットする。
このため、閾値電圧の絶対値が小さなトランジスタから構成される高速動作回路にリーク電流遮断回路を挿入したセルを、レイアウト設計作業中にその都度作成する従来のレイアウト設計よりも、レイアウト設計時間を1/20以下に短縮することができる。更に、基本セルCELLc及びCELLdが設けられた列とは異なる列にスイッチトランジスタセルST1が配置されているので、従来のレイアウト設計よりも修正変更が容易に行え、レイアウト設計の自由度を向上することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、実施例では、高速動作論理回路を構成するトランジスタをMOSトランジスタで構成しているが、高速動作する論理回路、コンパレータ、或いは増幅回路などを構成するトランジスタをバイポーラトランジスタやBiCMOSで構成してもよい。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1)
第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置された境界セルと、前記境界セルと隣接し、前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記境界セルにより分離された第2の擬似電源配線、及びトランジスタから構成される回路を有する回路セルと、前記境界セル内に設けられ、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第1の擬似電源配線及び前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第1の擬似電源配線及び前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタとを具備する半導体集積回路。
(付記2)
第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置された第1の境界セルと、第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第2の擬似電源配線が配置された第2の境界セルと、前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記第1及び第2の境界セルにより分離された第3の擬似電源配線、及びトランジスタから構成される回路を有する回路セルと、前記第1の境界セル内に設けられ、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第1の擬似電源配線及び前記第3の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第1の擬似電源配線及び前記第3の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きな第1のスイッチトランジスタと、前記第2の境界セル内に設けられ、ゲートに入力される前記制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第2の擬似電源配線及び前記第3の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第2の擬似電源配線及び前記第3の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きな第2のスイッチトランジスタとを具備する半導体集積回路。
(付記3)
第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置された第1の境界セルと、第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第2の擬似電源配線が配置された第2の境界セルと、前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記第1及び第2の境界セルにより分離された第3の擬似電源配線、及びトランジスタから構成される回路を有する回路セルと、前記第1の境界セル内に設けられ、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第1の擬似電源配線及び前記第3の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第1の擬似電源配線及び前記第3の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタとを具備し、前記第1の境界セルの第2の電源配線と前記第2の境界セルの第2の電源配線が電気的に接続されている半導体集積回路。
本発明の実施例1に係る半導体集積回路を示す回路図。 本発明の実施例1に係る半導体集積回路のレイアウト設計方法を示す動作フローチャート。 本発明の実施例1に係る境界セル挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例1に係るスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例1に係るセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例2に係る半導体集積回路のレイアウト設計方法を示す動作フローチャート。 本発明の実施例2に係るスイッチトランジスタセル挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例3に係る半導体集積回路を示す回路図。 本発明の実施例3に係るスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例3に係るセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例4に係るスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例4に係るセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例5に係るスイッチトランジスタ挿入後の半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例6に係る半導体集積回路の構成を示す平面図。 本発明の実施例6に係るセル間配線接続後の半導体集積回路の構成を示す平面図。
符号の説明
1、2、3、4 半導体集積回路
10 NANDゲート(2入力NAND回路)
11 インバータ
CELLa、CELLb・・・基本セル
CH コンタクトホール
GM セル原点
SG 制御信号
GVss 擬似低電位側電源
INVC1、INVC1a インバータセル
KC1、KC1a、KC2、KC2a 境界セル
M1 1層目配線
M2 2層目配線
M3 3層目配線
N1、N2、N3 Nch MOSトランジスタ
NC1、NC1a 2入力NANDセル
NS1、NS2 入力信号
Out1 出力信号
P1、P2、P3 Pch MOSトランジスタ
POL ポロシリコン
PWSW1、PWSW2 スイッチトランジスタ
PWSWC1 スイッチトランジスタセル
RD1、RD2 電源分離領域
SDG 拡散領域
Vdd 高電位側電源
VIA1 第1のビア
VIA2 第2のビア
Vss 低電位側電源
W1 1/2Vdd配線幅
W2 1/2Vss配線幅
Xa、Xb、Xc、Xd セルの横方向寸法
Ya、Ya1 セルの縦方向寸法

Claims (5)

  1. 第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置された境界セルと、
    前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記境界セルにより分離された第2の擬似電源配線、及びトランジスタから構成される回路を有する回路セルと、
    ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第1の擬似電源配線或いは前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第1の擬似電源配線或いは前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置された境界セルと、
    前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記境界セルにより分離された第2の擬似電源配線、及びトランジスタから構成される回路を有する回路セルと、
    前記境界セル及び前記回路セルとは離間して設けられ、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記第2の擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きなスイッチトランジスタと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 第1の電源配線、第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された第1の擬似電源配線が配置され、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第2の電源配線と前記第1の擬似電源配線を電気的に接続するスイッチトランジスタが配置されたスイッチトランジスタセルと、
    前記第1の電源配線、前記第2の電源配線とは前記スイッチトランジスタセルにより分離された第2の擬似電源配線、及び前記スイッチトランジスタよりも閾値の絶対値が小さいトランジスタから構成される回路を有し、前記スイッチトランジスタが“ON”するとき前記第2の電源配線と前記第1及び第2の擬似電源配線が電気的に接続されて前記回路が動作し、前記スイッチトランジスタが“OFF”するとき前記第2の電源配線と前記第1及び前記第2の擬似電源配線が電気的に遮断されて前記回路の動作が停止する回路セルと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 素子情報、回路接続情報、プロセス情報、レイアウト情報を参照してフロアプランによるレイアウトを行うステップと、
    前記レイアウトにもとづいて、第1の電源配線及び第2の電源配線とは分離された擬似電源配線が設けられ、トランジスタから構成される回路を有する回路セルを配置するステップと、
    前記第1の電源配線、前記第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された擬似電源配線が設けられた境界セルを配置するステップと、
    前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きく、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記回路セル或いは境界セルの擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時に前記回路セル或いは境界セルの擬似電源配線と前記第2の電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させるスイッチトランジスタを設けるステップと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計方法。
  5. 素子情報、回路接続情報、プロセス情報、レイアウト情報を参照してフロアプランによるレイアウトを行うステップと、
    前記レイアウトにもとづいて、第1の電源配線及び第2の電源配線とは分離された擬似電源配線が設けられ、トランジスタから構成される回路を有する回路セルを配置するステップと、
    前記第1の電源配線、前記第2の電源配線、及び前記第2の電源配線とは電源分離領域により分離された前記回路セルの擬似電源配線とは別の擬似電源配線が設けられ、前記トランジスタよりも閾値電圧の絶対値が大きく、ゲートに入力される制御信号により“ON”、“OFF”動作し、“ON”時に前記第2の電源配線と前記両方の擬似電源配線を電気的に接続して前記回路を動作させ、“OFF”時の前記第2の電源配線と前記両方の擬似電源配線を電気的に遮断して前記回路の動作を停止させるスイッチトランジスタが設けられたスイッチトランジスタセルを配置するステップと、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路のレイアウト設計方法。
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