JP2011258706A - 集積回路、集積回路設計装置及び集積回路設計方法 - Google Patents

集積回路、集積回路設計装置及び集積回路設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電圧が供給される電源の数が増大するのを抑えることが可能な集積回路を提供する。
【解決手段】開示の集積回路は、第1及び第2の電源配線と、フリップフロップ回路と、スイッチ素子とを備える。第1及び第2の電源配線は共通の電源に接続されている。フリップフロップ回路は、集積回路に対する電源からの電圧供給が停止された場合であっても、データを保持することが要求される。当該フリップフロップ回路は、第1の電源配線に接続されている。スイッチ素子は、例えばトランジスタスイッチであり、電源から電圧を供給するか否かを切り替えるためのものである。スイッチ素子は第2の電源配線に設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、フリップフロップ回路が配置される集積回路に関する。
近年、微細化技術の進歩により、複数のセルを1チップ上に搭載する集積回路(LSI)が登場している。このような集積回路では、回路規模の増大により消費電力が増大するという問題がある。そのため、使用しない集積回路に供給される電圧を低下させることで、省電力を実現することが考えられている。
ここで、集積回路に供給される電圧を低下させた場合であっても、当該集積回路内に配置されたフリップフロップ回路については、内部に記憶されたデータを保持することが要求される場合がある。そこで、データを保持することが要求されるフリップフロップ回路とそれ以外のセルとで電源を分けて設けることが考案されている(特許文献1及び2参照)。
特開2006−210841号公報 特開2005−157487号公報
しかしながら、このように電圧が供給される電源を分けて設けた場合には、電源の数が増加してしまい、チップサイズの増大に繋がる恐れがある。
開示の集積回路は、共通の電源に接続された第1及び第2の電源配線と、前記第1の電源配線に接続されたフリップフロップ回路と、前記第2の電源配線に配置され、前記電源から電圧を供給するか否かを切り替えるスイッチ素子と、を備える。
開示の集積回路は、第1及び第2の電源配線と、フリップフロップ回路と、スイッチ素子とを備える。第1及び第2の電源配線は共通の電源に接続されている。当該フリップフロップ回路は、集積回路に対する電源からの電圧供給が停止された場合であっても、記憶されたデータを保持することが要求される。フリップフロップ回路は、第1の電源配線に接続されている。スイッチ素子は、例えばトランジスタスイッチであり、電源から電圧を供給するか否かを切り替えるためのものである。スイッチ素子は第2の電源配線に設けられている。
開示の集積回路によれば、第1及び第2の電源配線に電圧を供給する電源が共通化されているため、電源の数を減少させることができ、チップサイズが増大するのを抑えることができる。
実施形態に係る集積回路設計装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 比較例に係る集積回路の構成の一例を示す図である。 比較例に係る集積回路の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る集積回路の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る他の集積回路の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る他の集積回路の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る集積回路設計方法の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る集積回路の拡大図である。 変形例に係る集積回路の構成の一例を示す図である。
以下、実施形態の一例について図面を参照しつつ説明する。
[ハードウェア構成]
まず、実施形態に係る集積回路設計装置200のハードウェア構成の一例について説明する。
図1に、集積回路設計装置200のハードウェア構成の一例を示す。集積回路設計装置200は、例えばPC(Personal Computer)などのコンピュータであり、制御部11、メモリ12、ハードディスク13、出力部14、入力部15、インターフェース(I/F)16及びディスクドライブ17を有する。これらの構成要素は、バス10に接続されている。ここで、制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。メモリ12は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)である。出力部14は、例えばモニタやプリンタなどの出力装置であり、入力部15は、例えばマウスやキーボードなどの入力装置である。インターフェース16は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などの外部接続インターフェースである。ディスクドライブ17は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)などのディスクを駆動させるためのディスクドライブである。
集積回路設計装置200において、制御部11は、ユーザからの指示を基に、プログラムを実行する。これにより、ユーザにより入力されたデータに基づいて、実施形態に係る集積回路が設計される。以下、実施形態に係る集積回路について説明する。
[集積回路]
まず、実施形態に係る集積回路について説明する前に、比較例に係る集積回路について、図2及び図3を用いて説明する。以下で述べる集積回路では、電源から電圧供給が停止された場合であっても、データを保持することが要求されるフリップフロップ回路には電圧が供給されるように設計される。
図2は、データ保持用の電源端子と通常動作用の電源端子との2つの電源端子を有するフリップフロップ回路(以下、「2電源フリップフロップ回路」と称する)を用いた集積回路100Rのレイアウトブロック図の一例である。ここで、通常動作用の電源端子とは、2電源フリップフロップ回路内における全ての素子に電圧を供給するための端子であり、データ保持用の電源端子とは、2電源フリップフロップ回路内におけるデータ保持に関わる素子にのみ電圧を供給するための端子である。
図2に示す集積回路100Rにおいて、フリップフロップ回路RFF1、RFF2は、2電源フリップフロップ回路である。電源配線F_VDD1は、2電源フリップフロップ回路における通常動作用の電源端子Tm1、および、2電源フリップフロップ回路以外の他のセル(不図示)の電源端子に接続される配線である。電源配線F_VDD1の両端は電源VDD1に接続されている。電源配線F_VDD2は、2電源フリップフロップ回路におけるデータ保持用の電源端子Tm2が接続される配線である。電源配線F_VDD2の両端は電源VDD2に接続されている。電源配線F_VSSは、全てのセルのグランド端子に接続される配線である。電源配線F_VSSの両端は、例えばグランド(0V)に設定された電源VSSに接続されている。
図2に示すように、集積回路100Rでは、データ保持用の電源端子Tm2に電圧を供給するために、電源配線F_VDD2より電源端子Tm2に向けて配線が引き回されている。このため、集積回路100Rでは、配線性が悪化し、チップサイズが増大する恐れがある。
図3は、データを保持することが要求されるフリップフロップ回路とそれ以外の他のセルとで電圧を供給する電源が分けられた集積回路100Lのレイアウトブロック図の一例である。
図3において、フリップフロップ回路FF1、FF2は、内部のデータを保持することが要求されるフリップフロップ回路である。ここで、フリップフロップ回路FF1、FF2は、図2に示したフリップフロップ回路とは異なり、データ保持用の電源端子が設けられていない。
電源VDD2は、フリップフロップ回路FF1、FF2に電圧を供給する専用の電源である。電源VDD2は並列に配置されており、電源VDD2間を結ぶようにして複数の電源配線F_VDD2が配置されている。電源配線F_VDD2には、フリップフロップ回路FF1、FF2の電源端子(即ち、通常動作用の電源端子)が接続されている。電源VDDは、フリップフロップ回路FF1、FF2以外の他のセル(不図示)に電圧を供給する電源である。電源VDDは並列に配置されており、電源VDD間を結ぶようにして複数の電源配線F_VDDが配置されている。電源配線F_VDDには、フリップフロップ回路FF1、FF2以外の他のセルの電源端子が接続されている。電源VSSには、電源配線F_VSSが接続されている。電源VSSも並列に配置されており、電源VSS間を結ぶようにして複数の電源配線F_VSSが配置されている。電源配線F_VSSには、全てのセルのグランド端子が接続されている。電源配線F_VDDと電源配線F_VDDとは交互に配置されている。
集積回路100Lを制御する制御回路は、集積回路100Lに供給される電圧を低下させる場合には、電源VDD2の電圧を保持しつつ、電源VDDの電圧を低下させる。このようにすることで、フリップフロップ回路FF1、FF2に供給される電圧を保持しつつ、フリップフロップ回路FF1、FF2以外の他のセルに供給される電圧を低下させることができる。これにより、集積回路100Lに供給される電圧を低下させた場合であっても、フリップフロップ回路FF1、FF2に記憶されたデータを保持することができる。しかしながら、集積回路100Lでは、電源VDDに加えて、データ保持用の電源VDD2が設けられるため、チップサイズが増大する恐れがある。
そこで、実施形態に係る集積回路では、データを保持することが要求されるフリップフロップ回路とそれ以外の他のセルとで電圧を供給する電源が共通化されるとし、当該他のセルに電圧を供給する電源配線にスイッチ素子が設けられるとする。以下、図4を用いて具体的に説明する。
図4は、実施形態に係る集積回路100のレイアウトブロック図の一例を示している。図4において、図3に示したのと同じ構成要素については同じ符号を付して示している。
図4に示すように、集積回路100では、2本の電源配線F_VDDと1本の電源配線F_VDD2とが共通の電源VDDpに接続されている。具体的には、電源VDDpは並列に配置されており、電源VDDp間を結ぶようにして電源配線F_VDD、F_VDD2が配置されている。また、電源VSSも並列に配置されており、電源VSS間を結ぶようにして電源配線F_VSSが配置されている。電源配線F_VDD、F_VDD2と電源配線F_VDDとは交互に配置されている。
データを保持することが要求されるフリップフロップ回路FF1、FF2は、電源配線F_VDD2に沿って配置されている。また、フリップフロップ回路FF1、FF2以外の他のセル(不図示)は、電源配線F_VDD1に沿って配置されている。また、トランジスタスイッチなどのスイッチ素子SW1〜SW4が電源配線F_VDDに設けられている。これらのスイッチ素子は、電源配線F_VDDに対し、電源VDDpから電圧を供給するか否かを切り替えるためのものである。具体的には、電源配線F_VDDの両端に接続された2つの電源VDDpのそれぞれからの電圧の供給を制御するため、電源配線F_VDDの両端にスイッチ素子が設けられている。図4に示す例では、2つの電源配線F_VDDのうち、一方の電源配線F_VDDの両端にはスイッチ素子SW1、SW2が設けられ、他方の電源配線F_VDDの両端にはスイッチ素子SW3、SW4が設けられている。このことから分かるように、電源配線F_VDD2が第1の電源配線として機能し、電源配線F_VDDが第2の電源配線として機能する。
集積回路100を制御する制御回路は、集積回路100に供給される電圧を低下させる場合には、スイッチ素子SW1〜SW4の切り替えを行い、電源配線F_VDDに対し、電源VDDpから電圧を供給するのを停止させる。このとき、電源配線F_VDD2には、電源VDDpから電圧が供給されたままである。このようにしても、図3で述べたのと同様、フリップフロップ回路FF1、FF2に供給される電圧を保持しつつ、フリップフロップ回路FF1、FF2以外の他のセルに供給される電源電圧を低下させることができる。ここで、図3に示した集積回路100Lと比較して、実施形態に係る集積回路100では、フリップフロップ回路とそれ以外の他のセルとで電圧を供給する電源を共通化している。従って、図3に示した集積回路100Lと比較して、実施形態に係る集積回路100では、電源の数を減少させることができ、チップサイズが増大するのを抑えることができる。
次に、実施形態の他の例に係る集積回路について図5、図6を用いて説明する。
図5は、実施形態の他の例に係る集積回路100aのレイアウトブロック図の一例を示している。図5において、図4に示したのと同じ構成要素については同じ符号を付して示している。
図4に示した集積回路100では、電源VDDp間を結ぶようにして複数の電源配線が配置されるとしていた。それに対し、実施形態の他の例に係る集積回路では、電源VDDp間を結ぶ複数の電源配線のうち、少なくとも1つの電源配線が断線され、当該電源配線の断線された一方の配線を電源配線F_VDD2とし、他方の配線を電源配線F_VDDとしている。つまり、実施形態の他の例に係る集積回路は、一端が電源VDDpに接続されるとともに他端が断線された電源配線F_VDD2と、一端が電源VDDpに接続されるとともに他端が断線された電源配線F_VDDとを有する。例えば、図5に示す集積回路100aでは、電源VDDp間を結ぶ複数の電源配線のうち、1つの電源配線が断線され、当該電源配線の断線された一方の配線を電源配線F_VDD2とし、他方の配線を電源配線F_VDDとしている。当該電源配線F_VDD2にフリップフロップ回路FF1、FF2が接続されている。当該電源配線F_VDDの一端には、スイッチ素子SW5が設けられている。
集積回路100aを制御する制御回路は、集積回路100aに供給される電圧を低下させる場合には、スイッチ素子SW1〜SW5の切り替えを行い、電源配線F_VDDに対し、電源VDDpから電圧を供給するのを停止させる。このようにしても、図4で述べたのと同様、フリップフロップ回路FF1、FF2に供給される電圧を保持しつつ、フリップフロップ回路FF1、FF2以外の他のセルに供給される電源電圧を低下させることができる。なお、以下では、データ保持が要求されるフリップフロップ回路をまとめて「フリップフロップ回路FF」と称することとし、スイッチ素子をまとめて「スイッチ素子SW」と称することとする。
図6は、他の例に係る集積回路100bのレイアウトブロック図の一例を示している。
図6に示すように、集積回路100bでは、電源VDDp間を結ぶ複数の電源配線のうち、2つの電源配線が断線され、当該電源配線の断線された一方の配線を電源配線F_VDD2とし、他方の配線を電源配線F_VDDとしている。当該電源配線F_VDD2に複数のフリップフロップ回路FFが接続されている。また、当該電源配線F_VDDにスイッチ素子SWが設けられている。
上述したことから分かるように、図5、図6に示した集積回路100a、100bにおいても、フリップフロップ回路とそれ以外の他のセルとで電圧を供給する電源を共通化している。従って、実施形態に係る集積回路100と同様、集積回路100a、100bによっても、電源の数を減少させることができ、チップサイズが増大するのを抑えることができる。また、集積回路100a、100bは、一端が電源VDDpに接続され、他端が断線された電源配線F_VDD2と、一端が電源VDDpに接続され、他端が断線された電源配線F_VDDとを有し、当該電源配線F_VDDにはスイッチ素子が設けられている。この構成によれば、図6に示すように、集積回路における電源が配置された両側のうち、一方側に集中してフリップフロップ回路FFを配置することが可能となる。
[集積回路設計方法]
次に、集積回路設計装置200により実行される集積回路設計方法について図7のフローチャートを用いて説明する。図7は、実施形態に係る集積回路を設計する設計処理を示すフローチャートである。図7に示す設計処理は、集積回路設計装置200において、制御部11がプログラムを実行することにより実現される。
まず、ステップS101において、制御部11は、ユーザにより入力された回路図を基に、ネットリストを作成する。続くステップS102において、集積回路の基板上に配置されるフリップフロップ回路FFの個数がユーザにより入力される。
ステップS103において、制御部11は、フリップフロップ回路FFの個数と、フリップフロップ回路FFの大きさとを基に、フリップフロップ回路FFが配置される配置領域を算出する。この算出方法について図8を用いて具体的に説明する。
図8は、電源配線F_VDD2に沿って配置されたフリップフロップ回路FFの拡大図である。図8において、フリップフロップ回路FFの電源配線F_VDD2方向に沿った長さをY1とし、電源配線F_VDD2方向と直交方向の長さをY2としている。
制御部11は、フリップフロップ回路FFの個数Nを基に、集積回路において要求される電源配線F_VDD2全体の長さLを算出する。電源配線F_VDD2全体の長さLは以下の式(1)で求められる。ここで、2で割っているのは、図9に示すように、電源配線F_VDD2に対して対称に2つのフリップフロップ回路FFを配置することができるからである。
L = (N×Y1)/2 ・・・(1)
制御部11は、式(1)を用いて、電源配線F_VDD2全体の長さLを算出すると、一本当たりの電源配線F_VDD2の長さpLを基に、フリップフロップ回路FFが配置される領域の幅を算出する。先に示したように、図3に示した電源配線F_VDD2の一本当たりの長さと比較して、図4に示した電源配線F_VDD2の一本当たりの長さは短くなっている。制御部11は、式(1)を用いて求められたLを長さpLで割ることにより、長さpLの電源配線F_VDD2の必要な本数を求めることができる。このようにして求められた電源配線F_VDD2の必要な本数と電源配線F_VDD2の長さpLとが、フリップフロップ回路FFが配置される配置領域を示している。
このようにして、制御部11は、フリップフロップ回路FFの長さpLとフリップフロップ回路FFの個数とを基に、フリップフロップ回路FFが配置される配置領域を算出することができる。
図7のフローチャートに戻り説明を続けると、ステップS104において、制御部11は、フリップフロップ回路FFが配置される配置領域を基に、フリップフロップ回路FFの電源配線、具体的には、電源配線F_VDD2を基板上に配置する設計を行う。また、制御部11は、電源配線F_VDD、F_VSSを基板上に配置し、電源配線F_VDD、F_VDD2を電源VDDpに接続する設計を行うとともに、電源配線F_VDDにスイッチ素子を設ける設計を行う。この後、制御部11は、ステップS105の処理へ進む。
ステップS105において、制御部11は、フリップフロップ回路FFを電源配線F_VDD2に沿って配置する設計を行うとともに、フリップフロップ回路FF以外のセルを電源配線F_VDDに沿って配置する設計を行う。そして、制御部11は、各セルと電源配線とを結ぶ配線を行う。例えば、制御部11は、フリップフリップ回路FFと電源配線F_VDD2との間を配線する設計を行うとともに、フリップフロップ回路FF以外のセルと電源配線F_VDDとの間を配線する設計を行う。この後、制御部11は、ステップS106の処理へ進む。
ステップS106において、制御部11は、遅延計算を行い、ステップS107までに設計された集積回路が、要求されるタイミング条件を満たすようにタイミング調整を行う。この後、制御部11は、本設計処理を終了する。このようにすることで、集積回路の設計が完了する。
上述したことをまとめると、集積回路設計装置200において、制御部11は、基板上に配置されるフリップフロップ回路FFの個数と、フリップフロップ回路FFの大きさと、を基に、フリップフロップ回路FFが配置される配置領域を算出する。そして、制御部11は、算出された配置領域を基に、電源配線F_VDD、F_VDD2を基板上に配置し、電源配線F_VDD、F_VDD2を共通の電源VDDpに接続する設計を行う。ここで、制御部11は、電源配線F_VDDにスイッチ素子を設ける設計を行う。その後、制御部11は、フリップフロップ回路を電源配線F_VDD2に沿って基板上に配置する設計を行う。従って、制御部11は、配置領域算出手段、電源配線設計手段およびフリップフロップ回路配置設計手段として機能する。このようにすることで、実施形態に係る集積回路が設計される。
[変形例]
次に、上述の実施形態に係る集積回路の変形例について説明する。図4〜図6に示したように、実施形態に係る集積回路では、電源配線F_VDD2は、電源配線F_VDDと平行に設けられるとしていた。これに対し、変形例に係る集積回路では、電源配線F_VDD2は電源配線F_VDDに直交して設けられるとする。以下、図9を用いて具体的に説明する。
変形例に係る集積回路100cでは、電源VDDp、VSSは矩形状に設けられ、電源配線は電源VDDp、VSSで囲まれた内部でメッシュ状に設けられる。具体的には、並列に設けられた複数の電源配線の上層に、当該複数の電源配線に対して直交して、更に、別の複数の電源配線が並列に設けられる。図9に示す例では、2層構造で電源配線が設けられた場合の集積回路の例を示している。図9に示す集積回路100cにおいて、下層側では、電源VDDpに接続される電源配線は電源配線F_VDDとなっており、上層側では、電源VDDpに接続される電源配線は電源配線F_VDD2となっている。つまり、電源配線F_VDD2は、電源配線F_VDDに対して直交している。なお、図9では、上層側の電源配線F_VDD2は1本だけ記載されているが、実際には、複数の電源配線F_VDD2が下層側の電源配線F_VDDに直交して設けられるのは言うまでもない。各電源配線F_VDDには、電源VDDpから電圧を供給するか否かを制御するスイッチ素子SWが設けられている。
ここで、電源配線F_VDD2は、下層側における両端が電源VDDpと断線された配線F_V1、F_V2と交点P1、P2で接続されている。従って、配線F_V1、F_V2も電源配線F_VDD2として機能する。フリップフロップ回路FFは、配線F_V1、F_V2に沿って設けられ、当該配線F_V1、F_V2と接続される。
なお、集積回路設計装置200は、図7で示したフローチャートで述べたのと同様の処理を行うことで、変形例に係る集積回路100cを設計することができる。ただし、電源配線F_VDD2は電源配線F_VDDに直交しているので、電源配線F_VDD2全体の長さLは以下の式(2)で求められる(図8参照)。
L = (N×Y2)/2 ・・・(2)
上述した実施形態に係る集積回路と同様に、変形例に係る集積回路100cによっても、フリップフロップ回路が接続される電源配線と、それ以外の他のセルが接続される電源配線とで電圧を供給する電源を共通化している。従って、実施形態に係る集積回路と同様、変形例に係る集積回路100cによっても、電源の数を減少させることができ、チップサイズが増大するのを抑えることができる。
なお、実施形態は、上述した実施形態の例に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能である。
VDDp 電源
F_VDD、F_VDD2 電源配線
SW スイッチ素子
FF フリップフロップ回路

Claims (4)

  1. 共通の電源に接続された第1及び第2の電源配線と、
    前記第1の電源配線に接続されたフリップフロップ回路と、
    前記第2の電源配線に設けられ、前記電源から電圧を供給するか否かを切り替えるスイッチ素子と、を備えることを特徴とする集積回路。
  2. 並列に配列された前記電源間を結ぶ複数の電源配線のうち、少なくとも1つの前記電源配線は断線され、当該電源配線の断線された一方の配線を前記第1の電源配線とし、当該電源配線の断線された他方の配線を前記第2の電源配線とすることを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  3. 基板上に配置されるフリップフロップ回路の個数と、前記フリップフロップ回路の大きさと、を基に、前記フリップフロップ回路が配置される配置領域を算出する配置領域算出手段と、
    算出された前記配置領域を基に、前記フリップフロップ回路が接続される前記第1の電源配線と、前記第1の電源配線と異なる第2の電源配線とを前記基板上に配置し、前記第1及び第2の電源配線を共通の電源に接続するとともに、前記第2の電源配線にスイッチ素子を設ける設計を行う電源配線設計手段と、
    前記フリップフロップ回路を前記第1の電源配線に沿って前記基板上に配置する設計を行うフリップフロップ回路配置設計手段と、を備えることを特徴とする集積回路設計装置。
  4. コンピュータにより実行される集積回路設計方法であって、
    基板上に配置されるフリップフロップ回路の個数と、前記フリップフロップ回路の大きさと、を基に、前記フリップフロップ回路が配置される配置領域を算出する配置領域算出工程と、
    算出された前記配置領域を基に、前記フリップフロップ回路が接続される前記第1の電源配線と、前記第1の電源配線と異なる第2の電源配線とを前記基板上に配置し、前記第1及び第2の電源配線を共通の電源に接続するとともに、前記第2の電源配線にスイッチ素子を設ける設計を行う電源配線設計工程と、
    前記フリップフロップ回路を前記第1の電源配線に沿って前記基板上に配置する設計を行うフリップフロップ回路配置設計工程と、を備えることを特徴とする集積回路設計方法。
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