JP2008218730A - 半導体装置の設計方法及び設計プログラム - Google Patents

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亮 野中
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Abstract

【課題】電源配線における局所的な電流集中を防止すること。
【解決手段】本発明に係る半導体装置の設計方法は、(A)クロック分配の対象となるセル群10,12を配置するステップと、(B)上記(A)ステップの後、クロックを駆動するための複数のクロックドライバセル20を、各クロックドライバセルが他のクロックドライバセルを囲む所定の大きさの禁止領域30に重ならないように配置するステップと、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の設計技術に関する。特に、本発明は、クロックツリーシンセシス手法に基づく半導体装置の設計技術に関する。
半導体装置の設計において、マクロセルや基本セルの配置が行われた後、セル間の配線(routing)が行われる。基本セル(プリミティブセル)には、NANDやインバータ等の論理ゲートセル、クロックを供給するためのクロック源セル、そのクロックに基づいて動作するフリップフロップセルなどが含まれる。
クロック設計では、セル配置工程で配置された複数のフリップフロップセル間のクロックスキューを低減することが望ましい。そのための手法が、「クロックツリーシンセシス(CTS: Clock Tree Synthesis)」である。クロックツリーシンセシスでは、クロック源セルから複数のフリップフロップセルへの配線長が均一となるように、また、それらフリップフロップセルに対するクロック駆動能力が均一となるように、クロックドライバセル(クロックバッファセル)が適宜配置される。これにより、フリップフリップセル間のクロックスキューが低減される。
特許文献1には、半導体装置のレイアウト配置手法が開示されている。その手法によれば、クロック源セル、クロックバッファセル、及びフリップフロップセルの周囲に配置禁止領域が設けられる。セル配置工程では、クロック源セル、クロックバッファセル及びフリップフロップセルは、擬似的に配置禁止領域と同じ大きさを有するとみなされ、配置禁止領域と同じ大きさを有するセル群がまず配置される。次に、消費電力が比較的大きい論理セルが配置される。その後、上述の擬似的な大きさを有するセル群が、本来のセルに置換される。続いて、消費電力が比較的小さい論理セルが配置される。これにより、クロック信号に同期したセルや消費電力の大きいセルが隣接して配置されることが防止される。
特開平11−3942号公報
半導体チップ内で、最も消費電流が大きい基本セルは、クロックドライバセルである。クロックドライバセルが密集していると、電源配線において局所的な電流集中が発生する。そのような局所的な電流集中は、エレクトロマイグレーションによる断線や、ジュール加熱による特性変動(配線抵抗の増加)を引き起こす。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係る半導体装置の設計方法は、(A)クロック分配の対象となるセル群(10,12)を配置するステップと、(B)上記(A)ステップの後、クロックを駆動するための複数のクロックドライバセル(20)を、各クロックドライバセルが他のクロックドライバセルを囲む所定の大きさの禁止領域(30)に重ならないように配置するステップと、を有する。
上記(B)ステップでは、まず、複数のクロックドライバセル(20)がクロックツリーシンセシス手法に基づいて配置される。その複数のクロックドライバセル(20)は、第1クロックドライバセル(20−1)と第2クロックドライバセル(20−2)を含んでいるとする。次に、第1クロックドライバセル(20−1)を囲む禁止領域(30)に第2クロックドライバセル(20−2)が重なっているか否かの判定が行われる。重なっている場合、第2クロックドライバセル(20−2)が、上記禁止領域(30)外に移動させられる。
このように、本発明によれば、各クロックドライバセル(20)に関して、他のクロックドライバセル(20)の配置を禁止する禁止領域(30)が考慮される。その結果、クロックドライバセル(20)が密集することが防止される。最も消費電流の大きい基本セルはクロックドライバセル(20)であるため、電源配線における局所的な電流集中が効果的に防止される。一方、クロック分配の対象となるセル群(10,12)にはそのような禁止領域(30)は考慮されない。例えば、数量が非常に多いフリップフロップセル(10,12)に関しては、禁止領域(30)は考慮されない。その結果、半導体チップの面積の増大が抑制される。
本発明によれば、電源配線における局所的な電流集中を効果的に防止することが可能となる。その結果、エレクトロマイグレーションによる断線や、ジュール加熱による配線抵抗の増加が防止される。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を説明する。
1.全体的な設計フロー
図1は、本実施の形態に係る半導体装置の設計方法を示すフローチャートである。まず、フロアプランが決定され、CPUやRAMといったマクロセルの位置も決定される(ステップS10)。次に、電源線のルーティングが行われる(ステップS20)。ここで、電源線とは、電源電圧を供給するための電源配線と、グランド電圧を供給するためのグランド配線を含む。
次に、基本セルの配置が行われる(ステップS30)。この時に配置される基本セルには、NANDやインバータ等の論理ゲートセル、クロックを供給するためのクロック源セル、そのクロックに基づいて動作するフリップフロップセルなどが含まれる。この段階では、クロックドライバやそれ以外の信号を中継するためのバッファを後から配置できるように、基本セルはある程度の余裕を持って配置される。次に、クロックツリーシンセシスが行われる(ステップS40)。クロックツリーシンセシスでは、クロック分配対象へのクロック供給が最適となるように、複数のクロックドライバセル(クロックバッファセル)が配置される。クロックドライバセルは、クロック駆動用の基本セルである。クロック分配の対象は、例えば、ステップS30で配置されたフリップフロップセル群である。次に、配置されたセル間をつなぐ信号配線のルーティングが行われる(ステップS50)。クロック信号配線もこのときにレイアウトされる。
このようにして、設計中の半導体チップのレイアウトが決定する。レイアウトが決定すると、そのレイアウトに基づいてレイアウト検証やタイミング検証が行われる(ステップS60)。
半導体チップ内で、最も消費電流が大きい基本セルは、クロックドライバセルである。上述のクロックは、システムの処理能力を決定付ける信号であり、高周波数且つ高動作率の信号である。クロックドライバは、そのようなクロックをチップ全体に分配する、すなわち、高負荷を駆動する必要がある。そのため、クロックドライバの消費電流は、通常の基本セルと比較して大きくなる。65nm世代のテクノロジを用いたCPUマクロを想定した試算によれば、クロックドライバの消費電流は、その他の基本セルの10倍以上となった。従って、クロックドライバセルが密集すると、電源配線において局所的な電流集中が発生する恐れがある。逆に、クロックドライバセルの密集配置を回避することにより、そのような局所的な電流集中を効果的に防止できると考えられる。そのため、本実施の形態では、ステップS40において次のような工夫がなされる。
2.クロック設計(ステップS40)
図2は、ステップS40における処理を示すフローチャートである。また、図3〜図5は、クロックドライバセルの配置処理を説明するための図である。図2〜図5を参照して、本実施の形態におけるクロックドライバセルの配置処理を詳しく説明する。
図3は、ステップS30が終了した段階を示している。半導体装置のレイアウト設計において、レイアウト領域は、複数の平行線によって区分けされる。図3では、破線で示される平行線が、X方向に沿って等間隔に引かれている。それら平行線によって区分けされた領域、すなわち、隣接する平行線の間の領域は、「ROW」と呼ばれている。X方向に直角な方向はY方向であり、1つのROWのY方向の幅は“h”であるとする。
上述のステップS20により、電源配線とグランド配線の配置が行われている。図3において、電源配線VDD1、グランド配線GND1、電源配線VDD2、グランド配線GND2が、上記平行線に沿って順番に配置されている。つまり、電源配線VDDとグランド配線GNDが、上記平行線に沿って交互に配置されている。また、電源配線VDD3、VDD4が、Y方向に沿って配置されている。Y方向のグランド配線の図示は省略されている。X方向の電源配線VDD1には、Y方向の電源配線VDD3、VDD4から電流Iが供給される。同様に、X方向の電源配線VDD2には、Y方向の電源配線VDD3やVDD4から電流Iが供給される。
また、ステップS30により、基本セル10〜12が配置されている。基本セル10、12は、クロック分配の対象となるフリップフロップセルである。基本セル11は、NANDやインバータ等の論理ゲートセルである。これら基本セル10〜12は、X方向に延びる上述の「ROW」に沿って配置されている。つまり、基本セルのY方向の幅は、「ROW」のY方向の幅“h”と同じである。その結果、各基本セルは、隣接する電源配線とグランド配線につながることになる。例えば、フリップフロップセル10は、電源配線VDD1とグランド配線GND1につながり、電源配線VDD1から電力を受け取る。論理ゲートセル11は、電源線VDD2とグランド配線GND1につながり、電源配線VDD2から電力を受け取る。フリップフロップセル12は、電源配線VDD2とグランド配線GND2につながり、電源配線VDD2から電力を受け取る。
図3で示された状態が得られた後、ステップS40が行われる。
ステップS41:
まず、クロック駆動に必要な複数のクロックドライバセル20が、一般的なクロックツリーシンセシス手法に基づいて配置される。図4は、ステップS41における状態を示している。図4では、複数のクロックドライバセル20のうち、クロックドライバセル20−1、20−2、及び20−3が示されている。
基本セル10〜12と同様に、これらクロックドライバセル20も、「ROW」に沿って配置されている。つまり、クロックドライバセル20のY方向の幅も“h”である。従って、各クロックドライバセル20は、隣接する電源配線とグランド配線につながることになる。例えば、クロックドライバセル20−1は、電源配線VDD2とグランド配線GND2につながる。クロックドライバセル20−2は、電源配線VDD2とグランド配線GND1につながる。クロックドライバセル20−3は、電源配線VDD2とグランド配線GND2につながる。
ステップS42:
次に、配置されたクロックドライバセル20同士が近すぎないかどうかの判定が行われる。具体的には、各クロックドライバセル20に関して、配置禁止領域30が考慮される。配置禁止領域30は、各クロックドライバセル20を囲む領域であり、他のクロックドライバセル20の配置を禁止する領域である。例えば図4には、クロックドライバセル20−1に関する配置禁止領域30が示されている。その配置禁止領域30は、クロックドライバセル20−1の側辺から、X方向に幅Xlim、Y方向に幅Ylimだけ延びている。つまり、配置禁止領域30は、クロックドライバセル20−1を囲んでおり、また、所定の大きさを有している。
ステップS42では、配置禁止領域30に他のクロックドライバセル20が重なっているか否かの判定が行われる。図4で示された例の場合、クロックドライバセル20−1に関する配置禁止領域30に、クロックドライバセル20−2が重なっている(逆に言えば、クロックドライバセル20−2に関する配置禁止領域30(図示されていない)に、クロックドライバセル20−1が重なっている)。従って、判定結果はNGである。その場合、処理は、ステップS43に進む。
尚、図4で示された例では、配置禁止領域30に、論理ゲートセル11やフリップフロップセル12も重なっている。しかし、それらは対象外である。つまり、配置禁止領域30は、論理ゲートセル11やフリップフロップセル12の重なりを禁止しない。配置禁止領域30は、論理ゲートセル11やフリップフロップセル12の重なりは許可し、クロックドライバセル20の重なりを禁止する。
ステップS43:
ステップS42において配置禁止領域30に重なっていたクロックドライバセル20−2が、その配置禁止領域30の外に移動させられる。図5は、クロックドライバセル20−2の移動後の状態を示している。図4の状態と比較して、クロックドライバセル20−2は、1つ上のROWに移動している。移動後、再度判定(ステップS42)が行われる。
図5には、3つのクロックドライバセル20−1、20−2、20−3のそれぞれに関する配置禁止領域30が示されている。この状態で、各クロックドライバセル20は、いずれの配置禁止領域30にも重なっていない。配置禁止領域30には、フリップフロップセル10、12や論理ゲートセル11が重なっていてもよい。従って、判定結果はOKとなる。このように、本実施の形態によれば、各クロックドライバセル20が配置禁止領域30に重ならないように、全ての必要なクロックドライバセル20の配置が行われる。
図4と図5との比較により、次のことが言える。図4においては、電源配線VDD3と電源配線VDD4との間の領域の電源配線VDD2は、2つのクロックドライバセル20−1、20−2によって共有されている。すなわち、その領域の電源配線VDD2は、クロックドライバセル20−1と20−2の両方に電流を供給する必要がある。これは、電源配線VDD2における局所的な電流集中を招く。一方、図5においては、電源配線VDD3と電源配線VDD4との間の領域の電源配線VDD2は、クロックドライバセル20−1にだけ電流を供給すればよい。クロックドライバセル20−2に対しては、電源配線VDD2とは異なる電源配線VDD1から電流が供給される。従って、局所的な電流集中が回避される。
尚、図4や図5において、クロックドライバセル20−1と20−3は、電源配線VDD2を共有しているが、電源配線VDD4の両側に配置されている。従って、電源配線VDD2の一部分に極度に電流が集中することはない。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、クロックドライバ20が密集することが防止される。つまり、ある一部分の電源配線VDDに多数のクロックドライバ20が集中することが防止される。従って、一部分の電源配線VDDに極度に電流が集中することが防止される。特に、クロックドライバセル20は最も消費電流の大きい基本セルであるため、電流集中が効果的に抑制される。結果として、エレクトロマイグレーションによる断線や、ジュール加熱による配線抵抗の増加が防止される。また、断線やジュール加熱による抵抗増加が抑制されるため、電源配線を削減することができる。例えば、図3中の電源配線VDD3とVDD4との間隔を拡げることができる。それにより、信号配線の自由度は高くなる。
また、図5から次のことが言える。図5において、クロックドライバセル20−1と20−2は、1つのROWを挟む両側のROWにそれぞれ配置されており、Y方向に沿って幅“h”だけ離れている。電源配線VDDとグランド配線GNDは交互に配置されているため、クロックドライバセル20−1と20−2が、別々の電源配線VDDにつながることになり、上述の効果が得られる。逆に言えば、上述の効果を得るためには、クロックドライバセル20−1と20−2をY方向に沿ってせいぜい1ROW離すだけで十分である。クロックドライバセル20−2を、いたずらに大きく移動させる必要はない。
そのような処理を実現するためには、配置禁止領域30のY方向の幅Ylimは、最大でも1ROWの幅“h”で十分である。図4及び図5では、幅Ylimは、1ROWの幅“h”の半分に設定されている。もし、幅Ylimが幅“h”よりも大きくなると、配置禁止領域30が無駄に大きくなってしまう。その場合、複数のクロックドライバセル20が、無駄に広い領域に分散されてしまい、それはチップ面積の増大を招く。本実施の形態では、幅Ylimは、1ROWの幅“h”以下に設定される。従って、チップ面積のいたずらな増大が防止される。
更に、本実施の形態によれば、配置禁止領域30は、クロックドライバセル20の重なりを禁止するが、フリップフロップセル等の重なりは禁止しない。もし、配置禁止領域30がフリップフロップセル等の重なりをも禁止すれば、次のような事態が発生する。クロックツリーシンセシスではクロック設計が行われるため、クロック分配の対象であるフリップフロップセルの配置後にクロックツリーシンセシスを行う必要がある。配置禁止領域30がフリップフロップセル等の重なりを禁止するとすれば、クロックツリーシンセシスにおけるクロックドライバセル20の配置場所は自然と限られてくる。つまり、ほとんどのクロックドライバセル20を、クロックスキューの観点から好適な位置からは離れた位置に配置せざるを得なくなる。その場合、クロック配線は非常に長くなってしまい、クロックツリーシンセシスの意味が無くなる。場合によっては、クロックツリーシンセシスの処理が収束しない。このように、フリップフロップセルを配置禁止の対象とすることは、実質的に不可能である。
また、本実施の形態によれば、クロックドライバセル20の配置工程(ステップS40)では配置禁止領域30が考慮されるが、その他のセルの配置工程(ステップS30)では配置禁止領域は考慮されない。つまり、ステップS30においては、通常通りに基本セル群が配置される。例えば、もしフリップフロップセル(10,12)に関しても配置禁止領域が考慮されるとすれば、チップ面積が著しく増大してしまう。それは、フリップフロップセルの数が非常に多いからである。フリップフロップセル群は、一般的に、総面積の30〜40%程度を占める場合が多い。従って、フリップフロップセルに同様の配置禁止領域が設定される場合、それらフリップフロップセル群を分散して配置する必要がある。このことは、チップ面積の著しい増大を招く。本実施の形態によれば、ステップS30において配置禁止領域は考慮されないため、チップ面積が増大しない。
3.設計システム
図6は、本実施の形態に係る設計手法を実現するためのLSI設計システム100の構成の一例を示している。LSI設計システム100は、プロセッサ110、記憶装置120、入力装置130、及び出力装置140を備えている。プロセッサ110は、記憶装置120から必要なデータを読み出して各種処理を行う。記憶装置120としては、RAMやハードディスクが例示される。入力装置130としては、キーボードやマウスが例示される。出力装置140としては、表示装置やプリンタが例示される。
記憶装置120には、ネットリストNET、セルライブラリLIB、レイアウトデータLAY、禁止領域指定データPROが格納される。ネットリストNETは、設計回路中のセルとセル間の接続関係を示すデータである。セルライブラリLIBは、マクロセルや基本セルのデータが格納されたデータベースである。レイアウトデータLAYは、設計回路のレイアウトを示すデータである。禁止領域指定データPROは、配置禁止領域30を規定するパラメータXlim,Ylimを示すデータである。
記憶装置120には更に、レイアウトツールTL及び検証ツールTCが格納される。これらレイアウトツールTL及び検証ツールTCは、プロセッサ110によって実行されるソフトウエアプログラムである。これらツールTL、TCは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。プロセッサ110は、レイアウトツールTLや検証ツールTCを実行することによって、本実施の形態に係る設計処理を実現する。つまり、プロセッサ110とツールTL、TCとの協働により、本実施の形態に係る設計処理が実現される。
図1及び図6を参照して、レイアウトツールTL及び検証ツールTCの機能を説明する。まず、レイアウトツールTLは、ネットリストNETを参照してフロアプランを実行する(ステップS10)。更に、レイアウトツールTLは、電源線のルーティングを行う(ステップS20)。続いて、レイアウトツールTLは、ネットリストNETを参照し、セルライブラリLIBから必要なセルのデータを読み出し、セルの配置を行う(ステップS30)。次に、レイアウトツールTLは、クロック設計を行う(ステップS40)。この時、レイアウトツールTLは、セルライブラリLIBからクロックドライバセル20のデータを読み出し、また、禁止領域指定データPROが指定するパラメータXlim、Ylimを用いる。次に、レイアウトツールTLは、ネットリストNETを参照し、セル間をつなぐ信号配線をレイアウトする(ステップS50)。このようにして、設計回路のレイアウトが行われ、レイアウトデータLAYが作成される。その後、検証ツールTCは、ネットリストNET及びレイアウトデータLAYを用いて、レイアウト検証やタイミング検証を行う。このようにして、本実施の形態に係る設計処理が実現される。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の設計方法を示すフローチャートである。 図2は、本発明の実施の形態におけるクロックドライバセルの配置方法を示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態におけるクロックドライバセルの配置処理を説明するための図である。 図4は、本発明の実施の形態におけるクロックドライバセルの配置処理を説明するための図である。 図5は、本発明の実施の形態におけるクロックドライバセルの配置処理を説明するための図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るLSI設計システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 フリップフロップセル
11 論理ゲートセル
12 フリップフロップセル
20 クロックドライバセル
30 配置禁止領域
100 LSI設計システム
110 プロセッサ
120 記憶装置
130 入力装置
140 出力装置
NET ネットリスト
LIB セルライブラリ
LAY レイアウトデータ
PRO 禁止領域データ
TL レイアウトツール
TC 検証ツール

Claims (6)

  1. (A)クロック分配の対象となるセル群を配置するステップと、
    (B)前記(A)ステップの後、前記クロックを駆動するための複数のクロックドライバセルを、各クロックドライバセルが他のクロックドライバセルを囲む所定の大きさの領域に重ならないように配置するステップと
    を有する
    半導体装置の設計方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の設計方法であって、
    前記(B)ステップは、
    (B1)前記複数のクロックドライバセルを、クロックツリーシンセシス手法に基づいて配置するステップと、
    ここで、前記複数のクロックドライバセルは、第1クロックドライバセルと第2クロックドライバセルを含み、
    (B2)前記第1クロックドライバセルを囲む前記領域に前記第2クロックドライバセルが重なっているか否か判定するステップと、
    (B3)前記第1クロックドライバセルを囲む前記領域に前記第2クロックドライバセルが重なっている場合、前記第2クロックドライバセルを前記領域外に移動させるステップと
    を含む
    半導体装置の設計方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の設計方法であって、
    前記セル群及び前記複数のクロックドライバセルは、第1方向に延びるROWに沿って配置され、
    前記第1方向に直角な第2方向に沿った前記領域の幅は、前記第2方向に沿った前記ROWの幅以下に設定される
    半導体装置の設計方法。
  4. 請求項3に記載の半導体装置の設計方法であって、
    前記(B3)ステップにおいて、移動後の前記第2クロックドライバセルと前記第1クロックドライバセルとの間の前記第2方向に沿った間隔は、前記ROWの幅以上である
    半導体装置の設計方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の設計方法であって、
    前記セル群と前記領域との重なりは許可される
    半導体装置の設計方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の設計方法をコンピュータに実行させる
    半導体装置の設計プログラム。
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