JP2007227475A - 情報技術装置用筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリ交換用に設けられた開口部から漏れる電磁波を低減することのできる情報技術装置用筐体を提供する。
【解決手段】情報技術装置用筐体8Aの内部に収容された回路基板16上に信号接地線16aを設ける。筐体8Aの一部に設けられた開口部を覆うための蓋12Aを設ける。蓋12Aと回路基板16の信号接地線16aとの間に延在し、少なくとも表面が導電材料により形成された電気的接続部材12Abを設ける。電気的接続部材12Abは回路基板16上の信号接地線16aに当接する。
【選択図】図7

Description

本発明は情報技術装置に係わり、特にメモリを交換するための開口部が設けられたノートブック型パーソナルコンピュータ等の情報技術装置用筐体に関する。
近年、デスクトップ型パーソナルコンピュータ(デスクトップPC)、ノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートPC)、プリンタ、ファクシミリ等に代表される情報技術装置に関して、電磁波(妨害波)対策や(EMI対策)や静電気対策(ESD対策)を行うことが必須となっている。EMCにおいては、特に電磁妨害(EMI:ElectroMagnetic Interference)に対する規制が進められており、各国で独自の規制が行われている。情報技術装置の製造業者は、EMI規制に関する規格をクリアしなければ、製品を販売したり輸出したりすることができない。EMI規制に関する規格として、例えば、日本ではVCCI規約・規定類、米国ではFCC規則等がある。
EMI規制に関する規格の基となる国際規格として、国際無線障害特別委員会(CISPR)が定めた規格がある。各国では、このCISPRの規格に基づいて規格を制定しているのが現状であり、CISPRの規格をクリアすれば、各国の規制をほぼクリアできることとなる。
情報技術装置の一つであるノートPCでは、筐体内部から電磁波が漏れ出ないように、筐体の裏側に板金又は金属シートを貼り付けるか、金属めっきを施すことが一般的である。このように筐体の全面を金属で覆ってしまえば、外部に電磁波が漏れない構造とすることができる。ところが、筐体の全面を金属で覆うことは難しく、外部機器との接続用コネクタ等を設けた部分では筐体に開口部が形成され、この開口部から電磁波が漏れてしまう。
そこで、EMI対策として、開口部に金属製又は金属めっきを施した蓋を取り付け、且つ蓋の金属部分と筐体の接地電位部分とを電気的に接続して、電磁波の漏れを極力少なくすることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−151132号公報
パーソナルコンピュータ等では、筐体内のプリント基板に増設メモリを組み込むために、筐体にメモリ出し入れ用の開口が設けられることが一般的になっている。開口は金属製あるいは金属めっきを施した蓋でふさがれるが、蓋の縁と開口の合わせ部分を完全に金属で覆うことは難しく、この部分からの電磁波の漏れにより、EMI規格をクリアできないおそれがある。
特に、ノートPCでは、2つのメモリをコネクタ部に向かい合わせにして接続したいわゆるバタフライ型の接続構造を用いることが多い。バタフライ型の接続構造では、2つのメモリの間にメモリに対する信号線が延在する。CPUの動作中に、この信号線を介して頻繁に信号のやり取りが行われるため、この信号線は電磁波の発生源となる。
したがって、増設及び交換可能なメモリ接続構成としてバタフライ型の接続構造を用いた場合、その近傍に筐体の開口部が位置するため、開口部の周囲からの電磁波の漏れが特に顕著になり、EMI規格をクリアできないといった問題が発生することがある。
また、CPUの動作クロックは益々高周波となってきており、これに伴ってメモリへの信号線から発生する電磁波も高周波となり、僅かなシールドの隙間からでも電磁波が漏れやすくなっている。
従来は、メモリ用の開口部からの電磁波の漏れが多すぎる場合、蓋に電磁波吸収シートを複数枚貼り付け、その他に開口部の周囲と蓋の外周部分とを電気的に接続するための導電性ガスケット等を設ける等のEMI対策を施していた。このようなEMI対策は、電磁波吸収シートやガスケット等の部品コストとその貼り付け作業の工数コストがかかり、製品自体の製造コストの上昇を招くという問題があった。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、メモリ交換用に設けられた開口部から漏れる電磁波を低減することのできる情報技術装置用筐体を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明によれば、情報技術装置用筐体であって、該情報技術装置用筐体の内部に収容された回路基板上に設けられた信号接地線と、前記情報技術装置用筐体の一部に設けられた開口部と、該開口部を覆うための蓋と、該蓋と前記回路基板の前記信号接地線との間に延在し、少なくとも表面が導電材料により形成された電気的接続部材とを有し、前記電気的接続部材は前記回路基板上の前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体が提供される。
上述の発明において、2個のメモリモジュールが接続可能なように2個のコネクタが前記回路基板上に互いに近接して搭載され、前記開口部は該メモリモジュールが接続される位置に対応して設けられることが好ましい。また、前記2個のコネクタの間に形成された信号配線の上に前記信号接地線が設けられ、前記電気的接続部材は前記2個のコネクタの間に延在することが好ましい。さらに、前記情報技術装置用筐体の係合部に挿入される突出片が前記蓋の一辺に形成され、前記電気的接続部材は前記突出片の挿入方向に延在し、前記回路基板の前記コネクタも該挿入方向に延在することが好ましい。
上述の発明において、前記電気的接続部材は、前記蓋の裏面に突出して形成され、少なくとも表面が導電材料により形成された突出部であることとしてもよい。あるいは、前記電気的接続部材は、前記情報技術装置用筐体の前記開口部を横断するように形成され、少なくとも表面が導電材料で形成された補強部材であることとしてもよい。前記補強部材は前記2個のコネクタの間に延在し、一端が前記回路基板上の前記信号接地線に当接することとしてもよい。あるいは、前記補強部材は前記2個のコネクタの間に延在し、前記補強部材と前記回路基板上の前記信号接地線との間に導電性弾性部材が設けられたこととしてもよい。また、前記電気的接続部材は、前記2個のコネクタの間に配置され、少なくとも表面が導電材料で形成された導電部材であり、両端で前記蓋部材の裏面と前記信号接地線とに当接することとしてもよい。
また、本発明による情報技術装置用筐体において、前記信号接地線は、前記2個のコネクタの間で前記回路基板上に形成された前記信号配線の上に貼り付けられた絶縁フィルムの上に貼り付けられた導電シート部材であり、該導電部材は前記回路基板の接地電位部分に電気的に接続されていることとしてもよい。
上述の発明によれば、筐体のメモリ用開口部を覆う蓋の電位を回路基板の信号接地電位に等しくすることができる。これにより、情報技術装置用筐体内の回路基板に設けられたメモリ及びその近傍で発生する電磁波のシールド効果が向上し、メモリが原因で筐体外に漏洩する妨害波のレベルを低減させることができる。
本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
図1は本発明が適用される情報技術装置の一例であるノートPCの簡略斜視図である。ノートPCは、キーボード2が配置された本体4と、本体4に対して回動可能なディスプレイ部6とを有する。本体4は筐体8を有し、筐体8の上面にキーボード2が配置される。筐体8の内部には、CPUやメモリを搭載した回路基板、ハードディスク等の記憶装置、外部との通信のためのモジュールやコネクタ等が収容される。
図1に示すノートPCにおいて、メモリモジュールを2個搭載する場合を考える。図2は図1に示すノートPCの筐体8を底面側(キーボード2の反対側)から見た簡略平面図である。筐体8の底面側には、メモリモジュール10A,10Bを交換可能にするために、メモリモジュール10A,10Bに対応する部分で筐体8の底面側に開口部8aが設けられている。開口部8aには取り外し可能な蓋12が取り付けられる。図2において、蓋12は開口部8aから取り外された状態で示されている。したがって、図2において、筐体8の底面側の開口部8aから筐体8の内部のメモリモジュール10A,10Bが見えている状態が示されている。
2個のメモリモジュール10A,10Bは略長方形の外形で同じサイズであり、長方形の一辺(長辺)に接続用の端子が整列している。メモリモジュール10が接続されるメモリスロットとしての2個のコネクタ14A,14Bは、筐体8内に収容された回路基板であるプリント基板16に実装されている。2個コネクタ14A,14Bは、接続部を互いに反対側に向けた状態で平行に配置される。左側のコネクタ14Aにはメモリモジュール10が左側から差し込まれ、右側のコネクタ14Bにはメモリモジュール10が右側から差し込まれる。このように、メモリモジュール10A,10Bの接続構造として、いわゆるバタフライ型の接続構造を採用している。
図3はメモリモジュール10A,10Bと筐体8と蓋12の位置関係を示す簡略図であり、筐体8の内部を側面から見た状態が示されている。筐体8内に収容されたプリント基板16上にコネクタ14A,14Bが搭載され、コネクタ14A,14Bにメモリモジュール10A,10Bが夫々接続されている。メモリモジュール10A,10Bの下の筐体8に開口部8aが形成され、開口部8aをふさぐために蓋12が取り付けられる。
蓋12は一辺側に突出した突出片12aを有し、筐体8の開口部8aの一辺に設けられた係合部8bに突出片12aが差し込まれた状態で、蓋12が開口部8aに取り付けられるようになっている。図4は蓋12を開口部8aに取り付けた状態を示す簡略図である。蓋12は、図2及び図3の矢印で示す方向に移動させながら突出片12aを係合部8bに差込み、開口部8aを覆う状態でネジ18によりネジ止めされる。
次に、本発明の第1実施例によるノートPCの筐体について、図5乃至図10を参照しながら説明する。
図5は本発明の第1実施例によるノートPCの筐体8Aの簡略断面図であり、蓋12Aが取り外された状態が示されている。筐体8A内には、図2乃至図4に示す構成と同様に、プリント基板16上にコネクタ14A,14Bが搭載され、コネクタ14A,14Bにメモリモジュール10A,10Bが夫々接続されている。メモリモジュール10A,10Bの下の筐体8Aに開口部8Aaが形成され、開口部8Aaをふさぐために蓋12Aが取り付けられる。
図5に示すように、本実施例による蓋12Aの裏面には、中央部分に突出部12Abが形成されている。突出部12Abは、蓋12Aが開口部8Aaに取り付けられた際に、筐体8Aの内部に突出し、コネクタ14A,14Bの間に挿入されるように板状に形成されている。
また、コネクタ14A,14Bの間でプリント基板16上には、信号接地線(SG)16aが形成されている。信号接地線16aは回路基板であるプリント基板16の接地電位部分に接続される。信号接地線16aは、銅箔や銅板などからなる金属製の配線あるいは細長い導電性部材であり、その表面は絶縁されていない。後述するように、蓋12Aが開口部8Aaに取り付けられた状態で、蓋12Aの突出部12Abの先端がプリント基板16上の信号接地線16aに接触する構成となっている。したがって、蓋12Aの突出部12Abは、以下に説明するように電気的接続部材として機能する。
図6は図5に示す筐体8Aを底面側から見た簡略平面図であり、蓋12Aが取り外された状態が示されている。図6に示すように、本実施例では、筐体8Aの開口部8Aaをふさぐための蓋12Aは、プリント基板16に平行に配置されたコネクタ14A,14Bの延在方向に移動しながら開口部8Aaに取り付けられるように構成されている。すなわち、蓋12Aの突出片12Aaは、コネクタ14A,14Bの延在方向に垂直な一辺側に形成され、突出片12Aaの挿入方向はコネクタ14A,14Bの延在方向に一致している。また、蓋12Aの裏側に形成された板状の突出部12Abは、コネクタ14A,14Bの間に位置し、コネクタ14A,14Bの延在方向に延在するように構成されている。
図7は蓋12Aを開口部8Aaに取り付けた状態を示す簡略断面図である。蓋12Aは開口部8Aaに取り付けられてネジ18により筐体8Aにネジ止めされる。なお、図7において、開口部8Aaがメモリモジュール10A,10Bが設けられた範囲よりも小さく描かれているが、実際はメモリ10A,10Bは開口部8Aaを通じて挿入しコネクタ14A,14Bに接続できる程度の大きさである。これは図4、図5、及び図7以降の筐体の断面図についても同様である。
図7に示すように、蓋12Aが取り付けられた状態で、蓋12Aの突出部12Abはコネクタ14A,14Bの間に挿入され、突出部12Abの先端はプリント基板16上の信号接地線(SG)16aに当接する。後述のように、蓋12Aの突出部12Abを含む裏面は金属で覆われており、突出部12Abの先端が信号接地線16aに当接することで、蓋12Abの裏側全体をプリント基板16と同じ接地電位とすることができる。これにより、メモリモジュール10A,10Bの動作に起因して発生する電磁波がシールドされて開口部8Aaからの電磁波の漏れを効果的に抑制することができる。
従来は、蓋の周囲で筐体(筐体の接地電位部分)との電気的接続を図っており、蓋は筐体の筐体接地電位(FG)にされていたが、本実施例では蓋12Aをプリント基板16の信号接地電位にすることで、電磁波のシールド効果を高めている。また、信号接地線16aを設ける位置は、コネクタ14A,14Bの間でメモリモジュール10A,10Bへの信号線が集まって延在する位置である。このメモリの信号線から電磁波が多く発生するが、本実施例ではメモリの信号線の真上に銅箔や銅板などからなる金属製の信号接地線16aが設けられるので、効果的に電磁波をシールドすることができる。
ここで、蓋12Aの構成について図8乃至図10を参照しながら説明する。図8は蓋12Aを上側から見た斜視図であり、図9は蓋12Aを裏側から見た分解斜視図である。図8に示すように、蓋12Aの裏面には上述のように板状の突出部12Abが形成されている。蓋12Aの一辺には突出片12Aaが設けられている。突出片12Aaが突出する方向は、板状の突出部12Abが延在する方向と一致している。これは、突出片12Aaを筐体8Aの係合部(図3の係合部8bに相当する)に挿入しながら同時に突出片12Aaをコネクタ14A,14Bの間に挿入するためである。このために、プリント基板16上のコネクタ10A,10Bの延在方向も、蓋12Aの挿入方向に一致させている。
蓋12Aは、図9に示すように、例えば樹脂製の本体12A−1と金属製の導電部12A−2とよりなる。銅板や銅箔などの金属で形成された導電部12A−2は蓋12Aの裏面全体と同じ形状に形成され、両面テープなどの粘着材により本体12A−1に貼り付けられる。これにより、突出部12Abの先端を含む蓋12Aの裏面全体が金属で覆われた構成となる。なお、導電部12A−2を金属板や金属箔で形成せずに、例えば樹脂製の本体12A−1の裏面全体に導電めっきとして金属めっきを施すこととしてもよい。また、突出部12Abを含む蓋12A全体を金属で形成してもよい。
図10は蓋12Aの変形例を示す分解斜視図である。図10に示すように、蓋12Aの突出部12Abを蓋12Aの幅全体に形成する必要はなく、中央部分だけに突出部を設けることとしてもよい。この場合、蓋12Aを開口部8Aaに取り付けた際に、突出部12Abとプリント基板16上の信号接地線16aとの接触面積は小さくなるが、接地の効果は十分得ることができる。また、図示はしないが、小さな突出部を複数設けて複数箇所で信号接地線16aに接触させることとしてもよい。
次に、本発明の第2実施例によるノートPCの筐体について、図11乃至図13を参照しながら説明する。図11乃至図13において、上述の第1実施例における構成部品と同等な部品には同じ符号を付す。
図11は本発明の第2実施例によるノートPCの筐体8Bの簡略断面図である。図12は筐体8Bを底面側から見た簡略平面図であり、蓋12Bが取り外された状態が示されている。図13は蓋12Bを筐体8Bの開口部8Baに取り付けた状態を示す簡略断面図である。本実施例では、筐体8Bの開口部8Baの中央に筐体8Bの一部として、筐体8Bの開口部8Baの近傍を補強する補強部材としてリブ8Bbが設けられている。
リブ8Bbは、図12に示すように、コネクタ14A,14Bの間で開口部8Baの中央を横切るように形成されている。リブ8Bbは、図14に示すように、プリント基板16の信号接地線16aに当接する程度の幅(筐体内部に延在する距離)の部分を有している。リブ8Bbには導電めっきとして金属めっきが施されており、表面は金属で覆われている。リブ8Bbの金属めっきは筐体8B自体の接地部分(金属めっきが施された部分)と繋がっている。
図14は開口部8Baに設けられたリブ8Bbの延在方向に沿った筐体8Bの簡略断面図である。リブ8Bbは開口部8Baを横切り且つ、コネクタ14A,14Bの間に延在するように形成されている。リブ8Ba全体がプリント基板16上の信号接地線16aまで延在して当接するように構成してもよいが、本実施例では、リブ8Bbの中央部分のみが信号接地線16aまで延在して当接している。上述のようにリブ8Bbには筐体8Bの内面と同様に金属めっきが施されており、筐体8Bの内面の金属めっきとリブ8Bbの金属めっきは繋がっている。このように、本実施例ではリブ8Baが電気的接続部材として機能する。
リブ8Bbの中央部分がプリント基板16上の信号接地線16aに当接すると、筐体8Bの筐体接地電位はリブ8Bbを介してプリント基板16の信号接地電位に等しくなる。これにより、図13及び図14に示すように蓋12Bが筐体8Bの開口部8Baに取り付けられると、取り付け部分で筐体8Bに接続された蓋12Bの接地電位も信号接地電位となり、開口部8Baの近傍を全て信号接地電位とすることができる。
以上のように、本実施例では、上述の第1実施例における蓋12Aの突出部12Abの代わりに、開口部8Baにリブ8Bbを設けて、蓋12B及びその周囲を信号接地電位としており、開口部8Baにおける電磁波のシールド効果を高めることができる。これにより、メモリモジュール10A,10Bの動作に起因して発生する電磁波がシールドされて開口部8Baからの電磁波の漏れを効果的に抑制することができる。
次に、本発明の第3実施例によるノートPCの筐体について、図15乃至図18を参照しながら説明する。図15乃至図18において、上述の第1及び第2実施例における構成部品と同等な部品には同じ符号を付す。
図15は本発明の第3実施例によるノートPCの筐体8Cの簡略断面図である。図16は筐体8Cを底面側から見た簡略平面図であり、蓋12Bが取り外された状態が示されている。図17は蓋12Bを筐体8Cの開口部8Caに取り付けた状態を示す簡略断面図である。図18は開口部8Caに設けられたリブ8Cbの延在方向に沿った筐体8Cの簡略断面図である。本実施例では、上述の第2実施例と同様に、筐体8Cの開口部8Caの中央に筐体8Cの一部として、筐体8Cの開口部8Caの近傍を補強する補強部材としてリブ8Cbが設けられている。
リブ8Cbは、図16に示すように、コネクタ14A,14Bの間で開口部8Caの中央を横切るように形成されている。リブ8Cbは、図15に示すように、プリント基板16の信号接地線16aに当接する部分を有していないが、リブ8Cbの先端と信号接地線16aとの間に導電性ガスケット20が挟みこまれている。導電性ガスケット20は導電性を有する弾性材料により形成されたガスケット、あるいは導電性を有する材料に弾性を有するように成形したガスケットである。
リブ8Cbには導電めっきとして金属めっきが施されており、表面は金属で覆われている。リブ8Bbの金属めっきは、筐体接地電位(FG)とされた筐体8C自体の接地部分(内側の金属めっきが施された部分など)と繋がっている。したがって、リブ8Cbと信号接地線16aとは導電性ガスケット20を介して電気的に接続されている。以上のように本実施例では、リブ8Cbと導電性ガスケット20とが電気的接続部材として機能する。
リブ8Cbが導電性ガスケット20を介してプリント基板16上の信号接地線16aと電気的に接続されると、筐体8Cの筐体接地電位はリブ8Cbを介してプリント基板16の信号接地電位に等しくなる。これにより、図17及び18に示すように蓋12Bが筐体8Cの開口部8Caに取り付けられると、取り付け部分で筐体8Cに接続された蓋12Bの接地電位も信号接地電位となり、開口部8Caの近傍を全て信号接地電位とすることができる。
以上のように、本実施例では、上述の第1実施例における蓋12Aの突出部12Abの代わりに、開口部8Baにリブ8Cbを設け且つリブ8Cbと信号接地線16aとの間に導電性ガスケット20を設け、蓋12B及びその周囲を信号接地電位としており、開口部8Caにおける電磁波のシールド効果を高めることができる。これにより、メモリモジュール10A,10Bの動作に起因して発生する電磁波がシールドされて開口部8Caからの電磁波の漏れを効果的に抑制することができる。
なお、上述の導電性ガスケット20は、ガスケットに限ることなく、導電性を有する弾性体であればよい。例えば、導電性ガスケット20の代わりに、金属板を屈曲して形成したバネ部材のような導電性弾性部材を用いることとしてもよい。このような導電性弾性部材として、表面実装バネ(SMTフィンガー)と称するものがある。
次に、本発明の第4実施例によるノートPCの筐体について、図19乃至図22を参照しながら説明する。図19乃至図22において、上述の第1乃至第3実施例における構成部品と同等な部品には同じ符号を付す。
図19は本発明の第4実施例によるノートPCの筐体8Dの簡略断面図である。図20は筐体8Dを底面側から見た簡略平面図であり、蓋12Bが取り外された状態が示されている。図21は蓋12Bを筐体8Dの開口部8Daに取り付けた状態を示す簡略断面図である。図22はコネクタの間に設けられた導電性部材の延在方向に沿った筐体8Dの簡略断面図である。本実施例では、コネクタ14A,14Bの間に導電性部材22を配置し、導電性部材22を介して蓋12Bと信号接地線16aとを電気的に接続する。すなわち、本実施例では、導電性部材22が電気的接続部材として機能する。
導電性部材22は、例えば金属で成形された板状の部材、板状の部材の表面に導電めっきとして金属めっきや金属コーティングを施したもの等、表面が導電性を有する部材であればどのようなものでもよい。すなわち、導電性部材22は、蓋12Bが開口部8Daに取り付けられときに、蓋12Bとプリント基板16上の信号接地線16aとの間に配置され、これらを電気的に接続できるものであればよい。導電性部材22は、蓋12Bとプリント基板16に密着するように、蓋12Bが開口部8Daに取り付けられときに、蓋12Bにより押圧されて弾性変形可能であることが好ましい。
以上のように、本実施例では、上述の第1実施例における蓋12Aの突出部12Abの代わりに、蓋12Bと信号接地線16aとの間に導電性部材22を設け、蓋12B及びその周囲を信号接地電位としており、開口部8Daにおける電磁波のシールド効果を高めることができる。これにより、メモリモジュール10A,10Bの動作に起因して発生する電磁波がシールドされて開口部8Daからの電磁波の漏れを効果的に抑制することができる。
上述の各実施例において、プリント基板16上に設けた信号接地線16aは、プリント基板を作成する際に形成することが好ましいが、プリント基板16が作成された後でも信号接地線16aを別に設けることができる。例えば、コネクタ14A,14Bの間のプリント基板16上に形成されている信号配線上に、カプトンテープ(登録商標)などの絶縁フィルムを貼り付け、その上に銅テープなどの導電性部材を貼り付けて、これをプリント基板16の接地電位部分に電気的に接続する。これにより、既に製造してしまったプリント基板16に信号接地線16aを後から形成することができる。
このように、信号接地線16aを後から形成し、且つ信号接地線16aとメモリ開口部の蓋の裏面とを電気的に接続する電気的接続部材を製造して取り付けることにより、既に製造してしまったノートPC等の情報技術装置に対しても、筐体のシールド効果を向上させることができる。
ここで、上述の実施例に基づいて開口部のシールド効果を向上させた筐体を用いてノイズレベルを測定した結果について簡単に説明する。
ノイズ(妨害波)測定は、既存のノートPCの回路基板上のメモリ用信号配線の上に、上述のように絶縁フィルムを介して銅シートを貼り付け、筐体の開口に設けられたリブとの間に導電性ガスケットを挟み込んで構成したシールド構造を用いて行った。なお、測定に用いたノートPCはメモリモジュール一枚挿しのタイプであった。
国際規格CISPR22規格の測定法に基づき、電波暗室内にノートPCを配置して動作させ、10mの距離で電磁波を測定した。比較のために、まず、上述のシールド効果を向上させる構造としないで、電磁波の水平波と垂直波について測定を行った。図23はこの測定結果を示すグラフである。グラフ中の太線はCISPR22のクラスB装置に対する許容値を示している。図23を見るとわかるように、シールド効果向上対策を施さないノートPCでは、水平波では許容値に余裕をもってクリアしているが、垂直波では許容値にかなり近い値であった。
次に、上述のシールド効果向上対策を施したノートPCについて同じ条件で測定を行った。図24はこの測定結果を示すグラフである。図24と図23を比較すると、シールド効果向上対策を施す前では許容値に近かった垂直波が、シールド効果向上対策を施した後では、許容値にかなり余裕をもってクリアしていることがわかる。また、水平波においてもレベルの低減が認められる。
このように、本発明によるシールド効果向上対策を施すことにより、現状の機種でもCISPRの規格を満足させることができることがわかった。また、今後、CPUのクロック周波数がより高くなった場合でも、本発明によるシールド効果向上対策を施すことにより、規格を十分クリアできると推測される。
以上のように本明細書は以下の発明を開示する。
(付記1)
情報技術装置用筐体であって、
該情報技術装置用筐体の内部に収容された回路基板上に設けられた信号接地線と、
前記情報技術装置用筐体の一部に設けられた開口部と、
該開口部を覆うための蓋と、
該蓋と前記回路基板の前記信号接地線との間に延在し、少なくとも表面が導電材料により形成された電気的接続部材と
を有し、
前記電気的接続部材は前記回路基板上の前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記2)
付記1記載の情報技術装置用筐体であって、
2個のメモリモジュールが接続可能なように2個のコネクタが前記回路基板上に互いに近接して搭載され、前記開口部は該メモリモジュールが接続される位置に対応して設けられることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記3)
付記2記載の情報技術装置用筐体であって、
前記2個のコネクタの間に形成された信号配線の上に前記信号接地線が設けられ、前記電気的接続部材は前記2個のコネクタの間に延在することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記4)
付記3記載の情報技術装置用筐体であって、
前記情報技術装置用筐体の係合部に挿入される突出片が前記蓋の一辺に形成され、前記電気的接続部材は前記突出片の挿入方向に延在し、前記回路基板の前記コネクタも該挿入方向に延在することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記5)
付記3記載の情報技術装置用筐体であって、
前記電気的接続部材は、前記蓋の裏面に突出して形成され、少なくとも表面が導電材料により形成された突出部であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記6)
付記5記載の情報技術装置用筐体であって、
前記蓋は、前記突出部を含む裏面全体に金属板が貼り付けられた構造であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記7)
付記5記載の情報技術装置用筐体であって、
前記蓋は、前記突出部を含む裏面全体に導電めっきが施された構造であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記8)
付記5記載の情報技術装置用筐体であって、
前記蓋の前記突出部は、一部のみが前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記9)
付記3記載の情報技術装置用筐体であって、
前記電気的接続部材は、前記情報技術装置用筐体の前記開口部を横断するように形成され、少なくとも表面が導電材料で形成された補強部材であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記10)
付記9記載の情報技術装置用筐体であって、
前記補強部材は前記2個のコネクタの間に延在し、一端が前記回路基板上の前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記11)
付記10記載の情報技術装置用筐体であって、
付記補強部材は、一部のみが前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記12)
付記9記載の情報技術装置用筐体であって、
前記補強部材は前記2個のコネクタの間に延在し、前記補強部材と前記回路基板上の前記信号接地線との間に導電性弾性部材が設けられたことを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記13)
付記12記載の情報技術装置用筐体であって、
前記導電性弾性部材は、導電性ガスケットであることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記14)
付記12記載の情報技術装置用筐体であって、
前記導電性弾性部材は、表面実装バネであることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記15)
付記3記載の情報技術装置用筐体であって、
前記電気的接続部材は、前記2個のコネクタの間に配置され、少なくとも表面が導電材料で形成された導電性部材であり、両端で前記蓋部材の裏面と前記信号接地線とに当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記16)
付記15記載の情報技術装置用筐体であって、
前記導電性部材は、前記蓋と前記信号接地線との間で弾性変形可能であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記17)
付記3記載の情報技術装置用筐体であって、
前記信号接地線は、前記2個のコネクタの間で前記回路基板上に形成された前記信号配線の上に貼り付けられた絶縁フィルムの上に貼り付けられた導電シート部材であり、該導電シート部材は前記回路基板の接地電位部分に電気的に接続されていることを特徴とする情報技術装置用筐体。
(付記18)
付記17記載の情報技術装置用筐体であって、
前記導電シート部材は銅シートであることを特徴とする情報技術装置用筐体。
本発明が適用される情報技術装置の一例であるノートPCの簡略斜視図である。 図1に示すノートPCの筐体を底面側から見た簡略平面図である。 メモリモジュールと筐体と蓋の位置関係を示す簡略図である。 蓋を開口部に取り付けた状態を示す簡略図である。 本発明の第1実施例によるノートPCの筐体の簡略断面図である。 図5に示す筐体を底面側から見た簡略平面図である。 蓋を開口部に取り付けた状態を示す簡略断面図である。 蓋を上側から見た斜視図である。 蓋を裏側から見た分解斜視図である。 図9に示す蓋の変形例を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施例によるノートPCの筐体の簡略断面図である。 図11に示す筐体を底面側から見た簡略平面図である。 蓋を筐体の開口部に取り付けた状態を示す簡略断面図である。 開口部に設けられたリブの延在方向に沿った筐体の簡略断面図である。 本発明の第2実施例によるノートPCの筐体の簡略断面図である。 図15に示す筐体を底面側から見た簡略平面図である。 蓋を筐体の開口部に取り付けた状態を示す簡略断面図である。 開口部に設けられたリブの延在方向に沿った筐体の簡略断面図である。 は本発明の第4実施例によるノートPCの筐体8Dの簡略断面図である。 図19に示す筐体を底面側から見た簡略平面図である。 蓋を筐体の開口部に取り付けた状態を示す簡略断面図である。 コネクタの間に設けられた導電性部材の延在方向に沿った筐体の簡略断面図である。 従来のノートPCの妨害波測定結果を示す図である。 本発明によるシールド効果向上対策を施したノートPCの妨害波測定結果を示す図である。
符号の説明
2 キーボード
4 本体
6 ディスプレイ部
8,8A,8B,8C,8D 筐体
8a,8Aa,8Ba,8Ca,8Da 開口部
8b 係合部
8Bb,8Cb リブ
10A,10B メモリモジュール
12,12A,12B 蓋
12Ab 突出部
12a,12Aa,12Ba 突出片
14A,14B コネクタ
16 プリント基板
16a 信号接地線
18 ネジ
20 導電性ガスケット
22 導電性部材

Claims (10)

  1. 情報技術装置用筐体であって、
    該情報技術装置用筐体の内部に収容された回路基板上に設けられた信号接地線と、
    前記情報技術装置用筐体の一部に設けられた開口部と、
    該開口部を覆うための蓋と、
    該蓋と前記回路基板の前記信号接地線との間に延在し、少なくとも表面が導電材料により形成された電気的接続部材と
    を有し、
    前記電気的接続部材は前記回路基板上の前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
  2. 請求項1記載の情報技術装置用筐体であって、
    2個のメモリモジュールが接続可能なように2個のコネクタが前記回路基板上に互いに近接して搭載され、前記開口部は該メモリモジュールが接続される位置に対応して設けられることを特徴とする情報技術装置用筐体。
  3. 請求項2記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記2個のコネクタの間に形成された信号配線の上に前記信号接地線が設けられ、前記電気的接続部材は前記2個のコネクタの間に延在することを特徴とする情報技術装置用筐体。
  4. 請求項3記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記情報技術装置用筐体の係合部に挿入される突出片が前記蓋の一辺に形成され、前記電気的接続部材は前記突出片の挿入方向に延在し、前記回路基板の前記コネクタも該挿入方向に延在することを特徴とする情報技術装置用筐体。
  5. 請求項3記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記電気的接続部材は、前記蓋の裏面に突出して形成され、少なくとも表面が導電材料により形成された突出部であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
  6. 請求項3記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記電気的接続部材は、前記情報技術装置用筐体の前記開口部を横断するように形成され、少なくとも表面が導電材料で形成された補強部材であることを特徴とする情報技術装置用筐体。
  7. 請求項6記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記補強部材は前記2個のコネクタの間に延在し、一端が前記回路基板上の前記信号接地線に当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
  8. 請求項6記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記補強部材は前記2個のコネクタの間に延在し、前記補強部材と前記回路基板上の前記信号接地線との間に導電性弾性部材が設けられたことを特徴とする情報技術装置用筐体。
  9. 請求項3記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記電気的接続部材は、前記2個のコネクタの間に配置され、少なくとも表面が導電材料で形成された導電性部材であり、両端で前記蓋部材の裏面と前記信号接地線とに当接することを特徴とする情報技術装置用筐体。
  10. 請求項3記載の情報技術装置用筐体であって、
    前記信号接地線は、前記2個のコネクタの間で前記回路基板上に形成された前記信号配線の上に貼り付けられた絶縁フィルムの上に貼り付けられた導電シート部材であり、該導電シート部材は前記回路基板の接地電位部分に電気的に接続されていることを特徴とする情報技術装置用筐体。
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