JP2009200015A - フレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置 - Google Patents
フレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009200015A JP2009200015A JP2008043488A JP2008043488A JP2009200015A JP 2009200015 A JP2009200015 A JP 2009200015A JP 2008043488 A JP2008043488 A JP 2008043488A JP 2008043488 A JP2008043488 A JP 2008043488A JP 2009200015 A JP2009200015 A JP 2009200015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- flexible wiring
- wiring board
- terminals
- fpc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
【課題】EMIを抑制しながら小型化も可能にするフレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置を提供する。
【解決手段】コネクタ本体上面11aに複数のコネクタ側接続用端子13を一列に備えるとともに、コネクタ側接続用端子13の列の両端に接地用として1つずつ配置されているコネクタ側接地端子14を備え、各々配置されているコネクタ側接地端子14を、金属プレート17によって互いに接続する。
【選択図】図3
【解決手段】コネクタ本体上面11aに複数のコネクタ側接続用端子13を一列に備えるとともに、コネクタ側接続用端子13の列の両端に接地用として1つずつ配置されているコネクタ側接地端子14を備え、各々配置されているコネクタ側接地端子14を、金属プレート17によって互いに接続する。
【選択図】図3
Description
本発明は、フレキシブル配線基板に接続するフレキシブル配線基板用コネクタ、およびそのフレキシブル配線基板用コネクタを含む電子装置に関するものである。
電子機器の高速化、高性能化などにより、電子機器から放射される電磁波ノイズによる他の電子機器への影響が問題になってきている。この電磁波ノイズによる他の電子機器への影響は電磁干渉(EMI)と呼ばれ、EMIによって生じる障害としては無線機器や通信機器の受信障害、電子機器の誤動作などが知られている。
そこで、EMIを抑制する技術がこれまでに種々提案されてきたが、近年では、携帯電話などに搭載されることの多いフレキシブル配線基板を接続するコネクタについてもEMIを抑制する技術が提案されてきている。
例えば、特許文献1では、EMIを抑制することが可能なフレキシブルプリント回路コネクタが開示されている。詳しくは、特許文献1に開示のフレキシブルプリント回路コネクタでは、フレキシブルプリント回路コネクタの絶縁本体の板体上方、下方、および左右両側を覆う金属ハウジングを設けることによって電磁波をシールドしている。
特開2006−32243号公報
しかしながら、特許文献1に開示のフレキシブルプリント回路コネクタでは、金属ハウジングによってフレキシブルプリント回路コネクタの絶縁本体の板体上方、下方、および左右両側を覆わなければならないので、コネクタ自体が大型化してしまうという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、EMIを抑制しながら小型化も可能にするフレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置を提供することにある。
請求項1のフレキシブル配線基板用コネクタは、上記課題を解決するために、本体部と蓋部とを備えるとともに、前記本体部は前記蓋部に対向する面に複数のコネクタ側接続用端子を一列に備え、前記本体部と前記蓋部とによって、フレキシブル配線基板を挟み込む構造のフレキシブル配線基板用コネクタであって、前記コネクタ側接続用端子の列の両端に接地用として各々配置されているコネクタ側接地端子を備え、前記各々配置されているコネクタ側接地端子は、互いに金属接続されていることを特徴とする。
これによれば、単純に電流を合わせる目的で配置されている接地用の端子は、コネクタ側接続用端子の列の両端に接地用として各々配置されているコネクタ側接地端子に統合することができるので、接地用の端子数を削減する分だけフレキシブル配線基板用コネクタの小型化を行うことが可能になる。
また、コネクタ側接続用端子の列の両端に各々配置されているコネクタ側接地端子は、互いに金属接続されているので、これらのコネクタ側接地端子のインピーダンスを低減することができ、フレキシブル配線基板用コネクタをノイズに強い構造とすることができる。
さらに、コネクタ側接続用端子の列の両端に各々配置されているコネクタ側接地端子同士を金属接続しているので、上述の金属接続はコネクタ側接続用端子の列をまたいで存在していることになる。従って、請求項1の構成によれば、金属接続によってコネクタ側接続用端子の列を電磁波ノイズからシールドすることができる。
また、請求項2のフレキシブル配線基板用コネクタでは、前記各々配置されているコネクタ側接地端子は、プレート状の金属によって互いに前記金属接続されていることを特徴としている。
これによれば、上述の金属接続を金属線によるものとした場合よりも広い範囲に、電磁波ノイズからシールドする効果を及ぼすことが可能になるので、コネクタ側接続用端子の列を電磁波ノイズからシールドする効果をより高めることができる。
また、請求項3のフレキシブル配線基板用コネクタでは、前記フレキシブル配線基板用コネクタが実装されるプリント基板のGNDに接地される接地実装端子をさらに備え、前記接地実装端子は、前記コネクタ側接続用端子の列方向の外側において前記プリント基板のGNDに各々接地されることを特徴している。
コネクタが実装される領域近辺は配線が密集するため、各配線のインピーダンスが高くなる。これに対して、コネクタが実装される領域のうち、コネクタの端子の列が並ぶ方向の両端外側の領域は、通電を行わない補強端子がコネクタの実装の補強のために一般的に設けられる領域であって、配線が密集していない。
請求項3のようにすれば、接地実装端子がコネクタ側接続用端子の列方向の外側においてプリント基板のGNDに各々接地するので、配線が密集していない領域に低インピーダンスで接地することができ、フレキシブル配線基板とプリント基板との間のインピーダンスを低減し、ノイズに強くすることができる。
また、請求項4のフレキシブル配線基板用コネクタでは、前記本体部は、前記コネクタ側接続用端子の配置されている面が略矩形状であって、その面の四隅に、フレキシブル配線基板の位置決め用の位置決め凸部が設けられていることを特徴としている。
従来は、例えば電子部品が密集した狭い場所などにおいて、端子数の多いフレキシブル配線基板用コネクタにフレキシブル配線基板を挿入して電気的、機械的に接続しようとした場合、うまくこの挿入を行えずに斜め挿入や半挿入になってしまう問題があった。
しかしながら、請求項4のようにすれば、コネクタ側接続用端子の配置されている面の四隅に設けられた位置決め凸部によって、フレキシブル配線基板用コネクタとフレキシブル配線基板との位置決めを精度良く行うことができるので、フレキシブル配線基板のフレキシブル配線基板用コネクタへの斜め挿入や半挿入を防止することが可能になる。
また、請求項5の電子装置では、上記課題を解決するために、前記のいずれかに記載のフレキシブル配線基板用コネクタと、前記フレキシブル配線基板用コネクタの前記複数のコネクタ側接続用端子に対応して一列に配列されている基板側接続用端子、および前記基板側接続用端子に各々対応して配置されている接地用の基板側接地端子を備えるフレキシブル配線基板と、を含むことを特徴とする。
請求項5のようにしても、EMIを抑制しながら装置を小型化することができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態のフレキシブル配線基板用コネクタ(以下、FPC(flexible printed circuit)コネクタ1とする)の概略を示す斜視図であって、後述するコネクタ蓋部12が開いている状態を示している。図2は、本実施の形態のフレキシブル配線基板(以下、FPC2とする)の要部の概略を示す斜視図である。図3(A)は、FPCコネクタ1の後述するコネクタ本体部11の平面図である。そして、図3(B)は、図3(A)のコネクタ本体部11のIIIB―IIIB線断面図である。なお、FPCコネクタ1はプリント基板に実装するものとする。
まず、図1、図3(A)、および図3(B)を用いてFPCコネクタ1の説明を行う。図1に示すように、FPCコネクタ1は、コネクタ本体部11、コネクタ蓋部12、コネクタ側接続用端子13、コネクタ側接地端子14、接地実装端子15、および位置決め凸部16を備えている。FPCコネクタ1とFPC2との機械的な接続は、FPCコネクタ1のコネクタ本体部11とコネクタ蓋部12との間にFPC2を挿入してコネクタ本体部11とコネクタ蓋部12とによってFPC2を挟み込むことによって行う。なお、FPCコネクタ1とFPC2との電気的な接続については後述する。
コネクタ蓋部12は、コネクタ本体部11の上面(コネクタ本体部11のコネクタ蓋部12に対向する面であり、以下、コネクタ本体上面11aとする)と略同一形状の平板状であり、一辺がコネクタ本体上面11aの一辺に連結されており、その連結部分を回転軸として回転可能となっている。また、このコネクタ蓋部12はFPC2のロック用の加圧部材として機能し、FPC2挿入後にコネクタ本体上面11aにこのコネクタ蓋部12が接近する方向に力を加えることで、FPC2を加圧することができる。なお、コネクタ本体部11およびコネクタ蓋部12は、例えば耐熱性樹脂などで形成されているものとする。
また、コネクタ本体上面11aには、その長手方向に複数個のコネクタ側接続用端子13が、一列に所定の間隔で配置されている。なお、コネクタ側接続用端子13は、コネクタ本体上面11aに設けた溝内に、コネクタ側接続用端子13の端部が所定量突出した状態で配置されている。コネクタ側接続用端子13は、FPC2とFPCコネクタ1が実装されるプリント基板とを電気的に接続するための部材であり、コネクタ側接続用端子13の他端部は、FPCコネクタ1をプリント基板に実装した状態においてこのプリント基板の接続端子に接続するよう配置されている。なお、一般的な信号端子、給電端子がこのコネクタ側接続用端子13に該当する。
さらに、コネクタ側接続用端子13の列の両端には、コネクタ側接地端子14がそれぞれ1つずつ設けられている。具体的には、図1および図3(A)に示すように、コネクタ側接地端子14は、コネクタ本体上面11aの長手方向の両縁の一部にそれぞれ配置されている。コネクタ本体上面11aの長手方向の両縁は、一般的なコネクタにおけるデッドスペースに該当する。なお、コネクタ側接地端子14は、一般的なコネクタにおけるデッドスペースに配置されるので、コネクタ側接続用端子13の列の中に配置する場合に比べて接地を広くとることができる。
また、コネクタ本体上面11aの長手方向の両縁の一部にそれぞれ配置されているコネクタ側接地端子14は、図3(B)に示すように、金属プレート17によってコネクタ本体部11の内部でお互い接続されている。金属プレート17はプレート状の金属であって、例えばコネクタ本体上面11aの短手方向の長さは、コネクタ側接地端子14の長さ(図3(A)のC)と同程度とする。なお、金属プレート17の材質としては抵抗値の低い金属が好ましく、例えば銅などを用いることができる。
また、コネクタ本体部11の長手方向の両側面には、接地実装端子15がそれぞれ設けられている。そして、接地実装端子15は、その両側面の外側(つまり、コネクタ側接続用端子13の列方向の外側)において、FPCコネクタ1が実装されるプリント基板のGNDに各々接地される。なお、接地実装端子15はコネクタ側接地端子14と電気的に接続しているものとする。
さらに、コネクタ本体上面11aの四隅には、FPC2の位置決め用の位置決め凸部16がそれぞれ設けられており、コネクタ本体上面11aの短手方向においてコネクタ側接地端子14を挟んでいる。位置決め凸部16は図1に示すように、コネクタ本体上面11aに直方体を載せたのと同様の形状をしており、その厚さはFPC2の厚さと同程度である。なお、位置決め凸部16も、コネクタ本体部11と同様に、例えば耐熱性樹脂などで形成されているものとする。また、位置決め凸部16によるFPC2の位置決めについては後述する。
続いて、図2を用いてFPC2の説明を行う。図2に示すように、FPC2は、基板側接続用端子21および基板側接地端子22を備えている。
基板側接続用端子21は、FPC2の先端部分にコネクタ側接続用端子13の列に合わせて一列に配置されている。つまり、コネクタ本体上面11aに配置されているコネクタ側接続用端子13の数、間隔、および種類に合わせて基板側接続用端子21は配置されている。
基板側接地端子22は、コネクタ本体上面11aへのコネクタ側接地端子14の配置に合わせて、基板側接続用端子21の列の両端にそれぞれ1つずつ配置されている。具体的には基板側接地端子22は、FPC2のうちの、基板側接続用端子21の列方向に凸状に張り出している領域(以下、張り出し領域とする)にそれぞれ配置される。
ここで、位置決め凸部16によるFPC2の位置決めについて説明を行う。コネクタ本体上面11aの四隅に設ける位置決め凸部16は、FPCコネクタ1のコネクタ本体部11とコネクタ蓋部12との間にFPC2を挿入したときに、コネクタ本体上面11aの短手方向において上述の張り出し領域が位置決め凸部16の内側に嵌まる位置に配置されているとともに、コネクタ本体上面11aの長手方向においてFPC2の先端部分が位置決め凸部16の内側に嵌まる位置に配置されている。よって、コネクタ本体上面11aの四隅に設けられた位置決め凸部16によって、FPCコネクタ1に対してFPC2が位置決めされる。従って、位置決め凸部16によってFPCコネクタ1とFPC2との位置決めが精度良く行われ、FPC2のFPCコネクタ1への斜め挿入や半挿入を防止することができる。
また、FPCコネクタ1とFPC2との電気的な接続についての説明を行う。FPCコネクタ1のコネクタ本体部11とコネクタ蓋部12との間にFPC2を挿入し、コネクタ蓋部12を閉じることにより、FPC2はコネクタ本体部11に向けて押圧される。そして、この押圧の結果、FPCコネクタ1のコネクタ側接続用端子13とFPC2の基板側接続用端子21とが接触した状態になり、コネクタ側接続用端子13と基板側接続用端子21とが電気的に接続される。また、このとき、FPCコネクタ1のコネクタ側接地端子14とFPC2の基板側接地端子22とについても接触した状態になり、コネクタ側接地端子14と基板側接地端子22とが電気的に接続される。
以上の構成によれば、FPCコネクタ1において、単純に電流を合わせる目的で配置されている接地用の端子は、コネクタ側接地端子14に統合することができるので、接地用の端子数を削減する分だけFPCコネクタ1の小型化を行うことが可能になる。
ここで、本発明によるFPCコネクタ1の小型化について具体例を挙げて説明を行う。なお、以下で用いるA、B、C、Dは、図3(A)中のA、B、C、Dであり、Aはコネクタ本体上面11aの長手方向の長さ、Bはコネクタ本体上面11aの短手方向の長さ、Cはコネクタ側接地端子14の長さ、Dは1本分のコネクタ側接続用端子13の幅と1組のコネクタ側接続用端子13間の幅とを合わせた長さを表している。
具体例1として、Aは((通常端子の芯数)×D+5)mm、Bは5mm、Cは3mm、Dは0.5mmとし、コネクタには信号を6本分送るものとするとともに電源としての電流を2A流すものとする。なお、ここで言うところの通常端子とは、コネクタ側接地端子14以外のコネクタの端子を示す。例えば、一般的なコネクタではこの場合、信号用に6芯、給電用に4芯、接地用に4芯の計14芯の通常端子が必要となり、Aは12mmとなる。これに対して、本発明のFPCコネクタ1では、接地用の4芯の通常端子についてはコネクタ側接地端子14に統合することができるため、通常端子を4芯削減することができる。よって、Aは10mmとなり、コネクタ本体上面11aの幅を2mm削減することができ、FPCコネクタ1を小型化することができる。また、具体例1の場合、寸法等から通常端子の1芯あたりの電流定格は0.5A程度、コネクタ側接地端子14の両端子合計の電流定格は6.0A程度と想定される。一般的なコネクタでは、接地の電流定格は2.0A程度となるが、本発明のFPCコネクタ1では、接地の電流定格は6.0A程度となるので、本発明のFPCコネクタ1では接地の電流定格を大きくとることができる。
また、具体例2として、Aは((通常端子の芯数)×D+5)mm、Bは5mm、Cは1mm、Dは0.5mmとし、コネクタには信号を6本分送るものとするとともに電源としての電流を1A流すものとする。例えば、一般的なコネクタではこの場合、信号用に6芯、給電用に2芯、接地用に2芯の計10芯の通常端子が必要となり、Aは10mmとなる。これに対して、本発明のFPCコネクタ1では、接地用の2芯の通常端子についてはコネクタ側接地端子14に統合することができるため、通常端子を2芯削減することができる。よって、Aは9mmとなり、コネクタ本体上面11aの幅を1mm削減することができ、FPCコネクタ1を小型化することができる。また、具体例2の場合、寸法等から通常端子の1芯あたりの電流定格は0.5A程度、コネクタ側接地端子14の両端子合計の電流定格は2.0A程度と想定される。一般的なコネクタでは、接地の電流定格は1.0A程度となるが、本発明のFPCコネクタ1では、接地の電流定格は2.0A程度となるので、本発明のFPCコネクタ1では接地の電流定格を大きくとることができる。
さらに、FPC2においても同様に、単純に電流を合わせる目的で配置されている接地用の端子は、基板側接地端子22に統合することができるので、接地用の端子数を削減する分だけFPC2の小型化を行うことが可能になる。よって、FPCコネクタ1およびFPC2を含む電子装置の小型化を行うことも可能になる。なお、FPCコネクタ1およびFPC2を含む電子装置としては、例えば、ナビゲーション装置、携帯電話機、およびパソコンなどがある。
また、コネクタ本体上面11aの長手方向の両縁の一部にそれぞれ配置されているコネクタ側接地端子14は、互いに金属プレート17によって接続されているので、これらのコネクタ側接地端子14のインピーダンスを低減することができ、FPCコネクタ1をノイズに強い構造とすることができる。さらに、FPCコネクタ1にFPC2を挿入したときに、このコネクタ側接地端子14とFPC2の基板側接地端子22とが電気的に接続するので、FPCコネクタ1とFPC2とが接続された構造についてもノイズに強い構造とすることができる。
また、金属プレート17は、コネクタ側接続用端子13の列をまたいで存在しているので、金属プレート17によってコネクタ側接続用端子13の列を電磁波ノイズからシールドすることができる。
さらに、接地実装端子15がコネクタ側接続用端子13の列方向の外側においてプリント基板のGNDに各々接地するので、一般的に配線が密集していない領域に低インピーダンスで接地することができ、FPC2とプリント基板との間のインピーダンスを低減し、ノイズに強くすることができる。
なお、本実施形態では、コネクタ本体上面11aが矩形状である構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、コネクタ本体上面11aの形状は、完全な矩形のみではなく、一部の辺が多少湾曲したり、四隅の一つまたは複数が丸くなっていたりする略矩形状であってもよい。
また、本実施形態では、コネクタ本体上面11aの長手方向の両縁の一部にそれぞれ配置されているコネクタ側接地端子14が、金属プレート17によってお互い接続される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、これらのコネクタ側接地端子14が金属線によってお互い接続される構成であってもよい。
なお、本実施形態では、コネクタ本体部11の長手方向の両側面にそれぞれ設けられている接地実装端子15が、コネクタ側接続用端子13の列方向の外側において、FPCコネクタ1が実装されるプリント基板のGNDに各々接地される構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、コネクタ本体部11の長手方向の両側面にそれぞれ設けられている接地実装端子15が、コネクタ側接続用端子13の列方向の外側のうちの一方においてのみ、プリント基板のGNDに接地される構成であってもよい。他にも、コネクタ本体部11の長手方向の両側面のうちの一方のみに設けられている接地実装端子15が、コネクタ側接続用端子13の列方向の外側のうちの一方においてのみ、プリント基板のGNDに接地される構成であってもよい。
また、本実施形態では、一般的な信号端子、給電端子のみをコネクタ側接続用端子13に含む構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、一般的な接地端子をコネクタ側接続用端子13に含む構成であってもよい。この場合であっても、単純に電流を合わせる目的で配置されている接地端子をコネクタ側接地端子14に統合しさせすれば、FPCコネクタ1の小型化を行うことが可能になる。
なお、本実施形態では、接地実装端子15がコネクタ側接地端子14と電気的に接続している構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、接地実装端子15がコネクタ側接地端子14と電気的に接続していない構成であってもよい。なお、この場合には、コネクタ側接地端子14は接地実装端子15以外の部材を介して接地する構成にすればよい。
また、コネクタ本体上面11aの四隅に、FPC2の位置決め用の位置決め凸部16がそれぞれ設けられている構成を示したが、必ずしもこれに限らない。位置決め凸部16は、FPCコネクタ1に対してFPC2の位置決めを行うことが可能でありさえすれば、コネクタ本体上面11aの四隅以外の場所に配置されてもよいし、その形状もコネクタ本体上面11aに直方体を載せたのと同様の形状以外の形状をしていてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 FPCコネクタ(フレキシブル配線基板用コネクタ)、2 FPC(フレキシブル配線基板)、11 コネクタ本体部(本体部)、11a コネクタ本体上面(蓋部に対向する面)、12 コネクタ蓋部(蓋部)、13 コネクタ側接続用端子、14 コネクタ側接地端子、15 接地実装端子、16 位置決め凸部、17 金属プレート(プレート状の金属)、21 基板側接続用端子、22 基板側接地端子
Claims (5)
- 本体部と蓋部とを備えるとともに、前記本体部は前記蓋部に対向する面に複数のコネクタ側接続用端子を一列に備え、前記本体部と前記蓋部とによって、フレキシブル配線基板を挟み込む構造のフレキシブル配線基板用コネクタであって、
前記コネクタ側接続用端子の列の両端に接地用として各々配置されているコネクタ側接地端子を備え、
前記各々配置されているコネクタ側接地端子は、互いに金属接続されていることを特徴とするフレキシブル配線基板用コネクタ。 - 前記各々配置されているコネクタ側接地端子は、プレート状の金属によって互いに前記金属接続されていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル配線基板用コネクタ。
- 前記フレキシブル配線基板用コネクタが実装されるプリント基板のGNDに接地される接地実装端子をさらに備え、
前記接地実装端子は、前記コネクタ側接続用端子の列方向の外側において前記プリント基板のGNDに各々接地されることを特徴とする請求項1または2に記載のフレキシブル配線基板用コネクタ。 - 前記本体部は、前記コネクタ側接続用端子の配置されている面が略矩形状であって、その面の四隅に、フレキシブル配線基板の位置決め用の位置決め凸部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフレキシブル配線基板用コネクタ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフレキシブル配線基板用コネクタと、
前記フレキシブル配線基板用コネクタの前記複数のコネクタ側接続用端子に対応して一列に配列されている基板側接続用端子、および前記基板側接続用端子に各々対応して配置されている接地用の基板側接地端子を備えるフレキシブル配線基板と、を含むことを特徴とする電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043488A JP2009200015A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | フレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043488A JP2009200015A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | フレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009200015A true JP2009200015A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41143287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008043488A Pending JP2009200015A (ja) | 2008-02-25 | 2008-02-25 | フレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009200015A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084275A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
JP2017143070A (ja) * | 2017-03-16 | 2017-08-17 | 日本航空電子工業株式会社 | 接続部材 |
JP2019092698A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2019118732A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-22 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2019201865A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05129046A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-25 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | フレキシブル配線板用コネクタ構造 |
JPH08279667A (ja) * | 1995-04-06 | 1996-10-22 | Murata Mfg Co Ltd | フレキシブル基板 |
JP2005129490A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-05-19 | Yamaichi Electronics Co Ltd | フレキシブルプリント配線板用コネクタ |
JP2006073206A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Molex Inc | Ffc用コネクタ |
-
2008
- 2008-02-25 JP JP2008043488A patent/JP2009200015A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05129046A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-25 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | フレキシブル配線板用コネクタ構造 |
JPH08279667A (ja) * | 1995-04-06 | 1996-10-22 | Murata Mfg Co Ltd | フレキシブル基板 |
JP2005129490A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-05-19 | Yamaichi Electronics Co Ltd | フレキシブルプリント配線板用コネクタ |
JP2006073206A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Molex Inc | Ffc用コネクタ |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084275A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
KR101791352B1 (ko) * | 2013-10-25 | 2017-10-27 | 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 | 커넥터 |
JP2017143070A (ja) * | 2017-03-16 | 2017-08-17 | 日本航空電子工業株式会社 | 接続部材 |
JP2019092698A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2019118732A (ja) * | 2018-01-11 | 2019-07-22 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP2019201865A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 株式会社三共 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2876737B1 (en) | Connector | |
TWI475770B (zh) | Connector | |
CN112670770B (zh) | 连接器以及连接器装置 | |
US20130344710A1 (en) | Circuit board-circuit board connector | |
EP2250708B1 (en) | Electrical connector with flexible interconnect | |
JPH0676894A (ja) | コネクタ | |
JP2006073206A (ja) | Ffc用コネクタ | |
JP2009200015A (ja) | フレキシブル配線基板用コネクタおよび電子装置 | |
WO2018168352A1 (ja) | レセプタクル | |
JP3829327B2 (ja) | カードエッジコネクタ及びカード部材 | |
JPH09274969A (ja) | コネクタ | |
JP2011150848A (ja) | シールド構造を備えたコネクタ | |
JPH10106684A (ja) | コネクタ | |
US20140242847A1 (en) | Connecting Structure of Connector and Flat Circuit Body | |
KR101294782B1 (ko) | 커넥터 조립체 | |
US6004145A (en) | Cable-to-board arrangements for enhanced RF shielding | |
JP5438455B2 (ja) | コネクタ | |
JP4862598B2 (ja) | 携帯通信装置 | |
CN112425004A (zh) | 电缆用连接器 | |
JP2002217621A (ja) | アンテナモジュール | |
JP5185184B2 (ja) | フレキシブルプリント基板およびその製造方法 | |
JP2003173831A (ja) | 平型柔軟ケーブル用コネクタ | |
JP2004120149A (ja) | 携帯無線通信装置 | |
JP2005327202A (ja) | カード装置 | |
JP5285303B2 (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120522 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121002 |