JP2004120149A - 携帯無線通信装置 - Google Patents

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JP2004120149A
JP2004120149A JP2002278428A JP2002278428A JP2004120149A JP 2004120149 A JP2004120149 A JP 2004120149A JP 2002278428 A JP2002278428 A JP 2002278428A JP 2002278428 A JP2002278428 A JP 2002278428A JP 2004120149 A JP2004120149 A JP 2004120149A
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Hidemichi Saruwatari
猿渡 栄道
Masatoshi Nakao
中尾 雅俊
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】プリント基板上のコネクタとフレキシブルケーブルの接続箇所からの電磁干渉を、部材の入手や作業性の面で容易な方法により抑制する。
【解決手段】フレキシブルケーブル30は、末端のコネクタ12との接続箇所において電磁シールド層を除去せざるを得ないため、当該接続箇所からアンテナ接続部25への電磁干渉により、受信感度が相対的に劣化する等の悪影響を受ける。そこで、入手が容易で作業性にも優れたテープ状銅箔40を補強板23に重ねて貼付し、上記の電磁干渉及びそれに起因する受信感度の低下を抑制する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯無線通信装置に係り、特に、フレキシブルケーブルに起因する電磁干渉を低減した携帯無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯無線通信装置の小型化及び高機能・高性能化が進むと共に、耐電磁干渉(EMC)性への要求も厳しくなりつつある。中でも、上下2筐体をヒンジ部で機械的に連結し折り畳み形に構成したタイプの携帯無線通信装置においては、上下2筐体間の電気的連結のために用いられるフレキシブルケーブル(基板状に形成されたフレキシブル基板を用いる場合もあるが、本明細書においては両者を区別せずに、フレキシブルケーブルの用語を用いる)の末端のコネクタとの接続部分におけるEMC特性が、かねてから問題視されてきた。これは、当該部分においては、ケーブル中の導線とコネクタの端子とを接続するため、フレキシブルケーブルの上下両面を覆うように形成された電磁的シールド層を除去せざるを得ないからである。
【0003】
特に、実装面の他の理由により、アンテナを含む無線部を下筐体に配置するように設計する場合には、アンテナは下筐体の上側(ヒンジ部に近い部分)に配置されるため、上記のフレキシブルケーブル末端のコネクタとの接続箇所との物理的距離を十分確保することができず、ケーブル末端からの電磁放射がアンテナに干渉して受信感度を低下させる等の問題がある。
【0004】
この種の問題を解決するための従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された発明が挙げられる。この発明は、ケーブルとコネクタとの接続を機械的に補強する補強テープ自体の基材層に軟磁性粉末を含有させて、電磁放射抑制機能を持たせ、フレキシブルケーブル等からの電磁干渉を低減するというものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−44686号公報(第2ページ)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の技術は、軟磁性粉末を基材層に含有する特殊な補強テープを必要とするため、携帯無線通信装置のような量産品の製造工程において用いることは難しい。そこで、本発明は、一般的に用いられている部材を用いて、携帯無線通信装置のEMC性能を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の携帯無線通信装置は、プリント基板及び該プリント基板を除く部分から成り、複数の導線を平行に配列して形成した平面状の導線層の上下の面を電磁的シールド層でサンドイッチ状に覆った構造を有するフレキシブルケーブルを用いて、前記プリント基板と他の部分との間を電気的に連結するように構成された携帯無線通信装置において、前記プリント基板上に第1のコネクタを配設し、かつ、前記フレキシブルケーブルの末端において、前記電磁的シールド層を除去して、前記導線層を形成する導線の各々を前記第1のコネクタに篏合する第2のコネクタの各々の端子に接続し、さらに、粘着性を有する補強板を貼付して前記接続を機械的に補強するように構成された場合に、前記フレキシブルケーブルの電磁的シールド層が除去された部分を、粘着性を有するテープ状銅箔で覆ったことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、一般的に用いられているテープ状銅箔を活用して、携帯無線通信装置のEMC性能を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明による携帯無線通信装置の実施の形態を、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る携帯無線通信装置の上下折り畳み形筐体を開いたときの正面図及び左側面図である。図中、1は上筐体、2は下筐体、3はヒンジ部、4はアンテナである。
【0010】
また、図2(a)は、上筐体1に内蔵されたプリント基板と、下筐体2に内蔵されたプリント基板とを、フレキシブルケーブルで接続した状態を示す図である。図中、10は上筐体1に内蔵されたプリント基板(以下、上基板という)、11は上基板10上に配設されたコネクタ、12はコネクタ11に篏合するフレキシブルケーブル側のコネクタである。他方、20は下筐体2に内蔵されたプリント基板(以下、下基板という)、21は下基板20上に配設されたコネクタ、22はコネクタ21に篏合するフレキシブルケーブル側のコネクタである。
【0011】
また、30は上下両面に電磁シールド層を有するフレキシブルケーブルであり、両端にコネクタ12及びコネクタ22を取り付けて、それぞれ基板側のコネクタ11及び21と篏合させ、上基板10及び下基板20の間を電気的に接続するものである。フレキシブルケーブル30は、機械的にはヒンジ部3の内部を貫通するように設けられており、ヒンジ部3の可動範囲内で上下基板間の電気的接続を維持する役割を果たしている。
【0012】
さらに、13は下面に粘着性を有する補強板であり、フレキシブルケーブル30の末端とコネクタ12の接続を機械的に補強するものである。フレキシブルケーブル30の末端においては、コネクタ12との接続のため、上下両面の電磁シールド層を除去して中央部の導線層を露出させているので、機械的な強度が低下しており、補強板13はこれを補うものである。23も、同様の役割を果たす下基板20側の補強板である。また、下基板20上に破線で囲んで示した25は、下基板20とアンテナ4とを接続するアンテナ接続部の位置を示している。
【0013】
なお、図2(b)は、後述するように図2(a)においてフレキシブルケーブル30とコネクタ22の接続箇所から生じ、アンテナ接続部25に干渉する電磁放射を、テープ状銅箔の貼付により軽減する場合の構成を示す図である。図中、40は下面に粘着性を有するテープ状銅箔であり、それ以外の構成はすべて図2(a)と共通である。
【0014】
次に、図2(b)に示したテープ状銅箔40の効果について説明する。図2(a)に示したフレキシブルケーブル30の末端のコネクタ22との接続箇所においては、上記のように接続のため上下両面の電磁シールド層を除去して中央部の導線層を露出させ、これによって生じる機械的強度の低下を補強板23によって補っている。電磁シールド層を除去したことにより、フレキシブルケーブル30の末端のコネクタ22との接続箇所から周囲(アンテナ接続部25を含む)への電磁放射は、電磁シールド層を除去しない場合に比べて増大する。このため、受信感度が相対的に劣化する等の悪影響を受ける。
【0015】
そこで、図2(b)に示したように、テープ状銅箔40を補強板23に重ねて貼付するようにすれば、フレキシブルケーブル30の上面の電磁シールド層を除去しないのとほぼ等価となり、アンテナ接続部25に対する電磁干渉やそれに起因する受信感度の低下を抑制することができる。
【0016】
テープ状銅箔40はきわめて容易に入手することができ、携帯通信装置のような小型機器においても、局部的な電磁シールドを容易に行うことができる。なお、下面にも同様にテープ状銅箔40を貼付することができれば、その効果はさらに大きい。ただし下面への貼付は作業性の点から難しい場合が多いので、得られる効果との兼ね合いで、どこまで貼付するかを決定すればよい。
【0017】
本実施の形態においては、上下筐体に分けて配置された2枚のプリント基板間を、フレキシブルケーブルを用いて接続する場合を例にとって説明したが、本発明はこのような場合に限らず、プリント基板とそれ以外の部分とをフレキシブルケーブルを用いて接続するように構成された携帯無線通信装置であれば、適用することができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、入手が容易で作業性に優れたテープ状銅箔を活用することにより、フレキシブルケーブルのコネクタ接続箇所から生じる電磁放射による干渉を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯無線通信装置の外観図。
【図2】本発明の実施の形態に係るテープ状銅箔による電磁シールドの説明図。
【符号の説明】
1 上筐体
2 下筐体
3 ヒンジ部
4 アンテナ
10 上基板
11 上基板10上のコネクタ
12 ケーブル側のコネクタ
13 補強板
20 下基板
21 下基板20上のコネクタ
22 ケーブル側のコネクタ
23 補強板
25 アンテナ接続部の位置
30 フレキシブルケーブル
40 テープ状銅箔

Claims (3)

  1. プリント基板及び該プリント基板を除く部分から成り、複数の導線を平行に配列して形成した平面状の導線層の上下の面を電磁的シールド層でサンドイッチ状に覆った構造を有するフレキシブルケーブルを用いて、前記プリント基板と他の部分との間を電気的に連結するように構成された携帯無線通信装置において、
    前記プリント基板上に第1のコネクタを配設し、かつ、前記フレキシブルケーブルの末端において、前記電磁的シールド層を除去して、前記導線層を形成する導線の各々を前記第1のコネクタに篏合する第2のコネクタの各々の端子に接続し、さらに、粘着性を有する補強板を貼付して前記接続を機械的に補強するように構成された場合に、
    前記フレキシブルケーブルの電磁的シールド層が除去された部分を、粘着性を有するテープ状銅箔で覆ったことを特徴とする携帯無線通信装置。
  2. 前記携帯無線通信装置は2筐体がヒンジ部を介して係合し折り畳み可能に構成された場合において、
    前記プリント基板は前記2筐体のうちの第1の筐体に内蔵され、
    前記他の部分は前記2筐体のうちの第2の筐体に内蔵され、
    前記フレキシブルケーブルは前記ヒンジ部を通して前記プリント基板と前記他の部分との間を電気的に連結するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の携帯無線通信装置。
  3. 前記第1の筐体に無線送受信手段及び又はアンテナを内蔵したことを特徴とする請求項2記載の携帯無線通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007180848A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2009009857A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Fujitsu Ltd フレキシブルケーブルおよびそれを用いた電子機器および携帯端末装置
JP2009009856A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Fujitsu Ltd フレキシブルケーブルおよびそれを用いた電子機器および携帯端末装置

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