JPH08167786A - 通信中継装置 - Google Patents
通信中継装置Info
- Publication number
- JPH08167786A JPH08167786A JP33152994A JP33152994A JPH08167786A JP H08167786 A JPH08167786 A JP H08167786A JP 33152994 A JP33152994 A JP 33152994A JP 33152994 A JP33152994 A JP 33152994A JP H08167786 A JPH08167786 A JP H08167786A
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- JP
- Japan
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- communication relay
- housing
- pedestal
- sheet
- pedestal member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い放熱性と電磁遮蔽効果を確実に得ること
ができ、また、組立作業やメンテナンス時の部品の調整
作業等も少ない工数で容易に行うことができる通信中継
装置を提供する。 【構成】 パワートランジスタTr等の素子が実装され
た基板31の一面に蓋部材32を、基板31の他面に金
属製の台座部材33を取り付けて通信中継ユニット30
を構成し、通信中継ユニット30の台座部材33を筺体
10内面にゴムの弾性シート61を介し固定して通信中
継ユニット30を筺体10内に収納する通信中継装置で
あって、弾性シート61の少なくとも台座部材33側の
面に導電性金属箔からなるシールドシート62を設け、
台座部材33とシールドシート62との間の熱伝導性と
導電性を確保し、高い放熱性と確実な電磁遮蔽効果を得
るようにした。
ができ、また、組立作業やメンテナンス時の部品の調整
作業等も少ない工数で容易に行うことができる通信中継
装置を提供する。 【構成】 パワートランジスタTr等の素子が実装され
た基板31の一面に蓋部材32を、基板31の他面に金
属製の台座部材33を取り付けて通信中継ユニット30
を構成し、通信中継ユニット30の台座部材33を筺体
10内面にゴムの弾性シート61を介し固定して通信中
継ユニット30を筺体10内に収納する通信中継装置で
あって、弾性シート61の少なくとも台座部材33側の
面に導電性金属箔からなるシールドシート62を設け、
台座部材33とシールドシート62との間の熱伝導性と
導電性を確保し、高い放熱性と確実な電磁遮蔽効果を得
るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は通信中継装置、特に、
自動車電話や携帯電話等の移動体通信に用いられる通信
中継装置に関する。
自動車電話や携帯電話等の移動体通信に用いられる通信
中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信にあっては、通信エリア内に
基地局と接続した通信中継装置を所定の間隔で設置し、
移動体と基地局との間の通信信号を増幅、変換して中継
している。このような通信中継装置は、通常、アンテナ
を有する筺体内にユニット化された高周波増幅器等の通
信中継機器(通信中継ユニット)を収容し、この筺体を
道路交差点の交通信号機設置用のポール等に取り付けて
いる。
基地局と接続した通信中継装置を所定の間隔で設置し、
移動体と基地局との間の通信信号を増幅、変換して中継
している。このような通信中継装置は、通常、アンテナ
を有する筺体内にユニット化された高周波増幅器等の通
信中継機器(通信中継ユニット)を収容し、この筺体を
道路交差点の交通信号機設置用のポール等に取り付けて
いる。
【0003】従来、上述した通信中継装置の通信中継ユ
ニット30としては、図6に示すように、パワートラン
ジスタTr等の回路素子が実装された基板31の一面に
蓋部材32を取り付けるとともに、基板31の他面にパ
ワートランジスタTr挿通するビス39により金属製の
台座部材33を固定し、この台座部材33を筺体10へ
の取付部材およびパワートランジスタTrのヒートシン
クとして用いるものが知られる。そして、このような通
信中継ユニット30は、台座部材33と筺体10内面と
の間に導電性ゴムからなるラバーシート61を介在させ
てビス等により筺体10に固定し、ラバーシート61に
より放熱性の改善と電磁遮蔽効果を得ていた。
ニット30としては、図6に示すように、パワートラン
ジスタTr等の回路素子が実装された基板31の一面に
蓋部材32を取り付けるとともに、基板31の他面にパ
ワートランジスタTr挿通するビス39により金属製の
台座部材33を固定し、この台座部材33を筺体10へ
の取付部材およびパワートランジスタTrのヒートシン
クとして用いるものが知られる。そして、このような通
信中継ユニット30は、台座部材33と筺体10内面と
の間に導電性ゴムからなるラバーシート61を介在させ
てビス等により筺体10に固定し、ラバーシート61に
より放熱性の改善と電磁遮蔽効果を得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の通信中継装置にあっては、導電性ゴムのラバー
シート61と台座部材33との電気的接触が不確実で、
電磁遮蔽効果を確実に得ることが難しく、高い信頼性が
得られず、また、ラバーシート61と台座部材33との
間の熱伝導性も損なわれるという問題があった。特に、
台座部材33には基板31へ電子部品を実装するための
穴33aが形成されているため、筺体10内にアンテナ
を配置した場合に穴33aを経た電磁波の回り込みで高
周波増幅器等が電磁干渉を生じてその作動が不安定にな
るという問題を生じていた。
た従来の通信中継装置にあっては、導電性ゴムのラバー
シート61と台座部材33との電気的接触が不確実で、
電磁遮蔽効果を確実に得ることが難しく、高い信頼性が
得られず、また、ラバーシート61と台座部材33との
間の熱伝導性も損なわれるという問題があった。特に、
台座部材33には基板31へ電子部品を実装するための
穴33aが形成されているため、筺体10内にアンテナ
を配置した場合に穴33aを経た電磁波の回り込みで高
周波増幅器等が電磁干渉を生じてその作動が不安定にな
るという問題を生じていた。
【0005】一方、上述した問題は、通信中継ユニット
30固定用のビスの数を増やすことで解決できるとも考
えられるが、組立時や調整時の作業の煩雑化を招いてそ
の工数が増大するという新たな問題を生じる。この発明
は、上記問題に鑑みてなされたもので、組立作業や調整
作業が容易に行え、また、電磁干渉を確実に防止でき、
さらに、放熱性にも優れた通信中継装置を提供すること
を目的とする。
30固定用のビスの数を増やすことで解決できるとも考
えられるが、組立時や調整時の作業の煩雑化を招いてそ
の工数が増大するという新たな問題を生じる。この発明
は、上記問題に鑑みてなされたもので、組立作業や調整
作業が容易に行え、また、電磁干渉を確実に防止でき、
さらに、放熱性にも優れた通信中継装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、筺体と、回路素子が実装された基板の
一面に金属製の台座部材を有し、該台座部材を前記筺体
内面に固定して該筺体内に収容される通信中継ユニット
と、該通信中継ユニットの台座部材と前記筺体内面との
間に介装される弾性シートとを備えた通信中継装置にお
いて、前記通信中継ユニットの台座部材と前記弾性シー
トとの間に導電性金属材料からなるシールドシートを介
在させた。なお、本明細書における「シールドシートを
介在」とは、シールドシートが弾性シートと積層する状
態で介在する態様、シールドシートが弾性シートを被覆
する状態で介在する態様等を含むものである。
め、この発明は、筺体と、回路素子が実装された基板の
一面に金属製の台座部材を有し、該台座部材を前記筺体
内面に固定して該筺体内に収容される通信中継ユニット
と、該通信中継ユニットの台座部材と前記筺体内面との
間に介装される弾性シートとを備えた通信中継装置にお
いて、前記通信中継ユニットの台座部材と前記弾性シー
トとの間に導電性金属材料からなるシールドシートを介
在させた。なお、本明細書における「シールドシートを
介在」とは、シールドシートが弾性シートと積層する状
態で介在する態様、シールドシートが弾性シートを被覆
する状態で介在する態様等を含むものである。
【0007】
【作用】この発明によれば、通信中継ユニットの台座部
材と弾性シートとの間には導電性金属材料からなるシー
ルドシートが介在し、台座部材とシールドシートが金属
接触して良好な電気導通性と熱伝導性とが達成されるた
め、放熱性が改善され、また、高い電磁遮蔽効果が得ら
れ電磁干渉を有効に防止でき、さらに、取付ビスの数を
増やす必要もないため組立作業等も容易に行える。
材と弾性シートとの間には導電性金属材料からなるシー
ルドシートが介在し、台座部材とシールドシートが金属
接触して良好な電気導通性と熱伝導性とが達成されるた
め、放熱性が改善され、また、高い電磁遮蔽効果が得ら
れ電磁干渉を有効に防止でき、さらに、取付ビスの数を
増やす必要もないため組立作業等も容易に行える。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図5はこの発明の一実施例にかかる通
信中継装置を示し、図1が分解斜視図、図2が一部正断
面図、図3が主要部品の平面図、図4が一部拡大断面
図、図5が他の主要部品の斜視図である。なお、従来の
通信中継装置と同様の部分には同一の符号を付し、一部
の説明を割愛する。
明する。図1から図5はこの発明の一実施例にかかる通
信中継装置を示し、図1が分解斜視図、図2が一部正断
面図、図3が主要部品の平面図、図4が一部拡大断面
図、図5が他の主要部品の斜視図である。なお、従来の
通信中継装置と同様の部分には同一の符号を付し、一部
の説明を割愛する。
【0009】図1において、10は筺体、30は筺体1
0内に収容される通信中継ユニット、60は筺体10内
面と通信中継ユニット30との間に介装される緩衝体で
ある。筺体10は、本体11の開口の一側縁に蓋体12
を蝶番やヒンジによって開口を開閉可能に取り付けて構
成され、本体11内部に通信中継ユニット30の収容空
間を画成し、また、蓋体12内にアンテナ(図示せず)
が設けられる。これら本体11および蓋体12は、プラ
スチックの射出成形等で成形され、放熱用の複数の通気
孔(図示せず)が適宜の間隔で形成される。なお、筺体
10の本体11内面には複数箇所に位置決め用の突起1
1aが形成され(図4参照)、後述するように、これら
突起11aが緩衝体60の位置決め穴に嵌合する。
0内に収容される通信中継ユニット、60は筺体10内
面と通信中継ユニット30との間に介装される緩衝体で
ある。筺体10は、本体11の開口の一側縁に蓋体12
を蝶番やヒンジによって開口を開閉可能に取り付けて構
成され、本体11内部に通信中継ユニット30の収容空
間を画成し、また、蓋体12内にアンテナ(図示せず)
が設けられる。これら本体11および蓋体12は、プラ
スチックの射出成形等で成形され、放熱用の複数の通気
孔(図示せず)が適宜の間隔で形成される。なお、筺体
10の本体11内面には複数箇所に位置決め用の突起1
1aが形成され(図4参照)、後述するように、これら
突起11aが緩衝体60の位置決め穴に嵌合する。
【0010】通信中継ユニット30は、前述したよう
に、送受信器、高周波増幅器およびアナログ/デジタル
変換器等を含む。この通信中継ユニット30は、図2に
示すように、上記高周波増幅器等の素子(本実施例では
パワートランジスタTrを例示し、このパワートランジ
スタTrで全ての回路素子を代表する)を基板31の表
裏に実装し、この基板31の一面に金属製の蓋部材32
を、基板31の他面に台座部材33を取り付けて構成さ
れる。
に、送受信器、高周波増幅器およびアナログ/デジタル
変換器等を含む。この通信中継ユニット30は、図2に
示すように、上記高周波増幅器等の素子(本実施例では
パワートランジスタTrを例示し、このパワートランジ
スタTrで全ての回路素子を代表する)を基板31の表
裏に実装し、この基板31の一面に金属製の蓋部材32
を、基板31の他面に台座部材33を取り付けて構成さ
れる。
【0011】蓋部材32は、導電性の金属板をプレス成
形等により成形してなり、基板31の一面側の素子Tr
を覆う。この蓋部材32は、電磁遮蔽用のシールド部材
として機能する。台座部材33は、アルミニウム(合
金)等の導電性と熱伝導性(放熱性)に優れた板状の材
料から構成され、パワートランジスタTrのヒートシン
クおよびシールド部材として機能する。図3に詳示する
ように、この台座部材33には、素子Tr実装用の複数
(本実施例では3つ)の穴33aが表裏を貫通して形成
され、また、蓋部材32取付面(以下、便宜上内面と称
する)に開口する複数の取付用ねじ孔33bが形成され
る。この台座部材33は、図2に示すように、ねじ孔3
3bに素子(パワートランジスタ)Trを貫通した取付
ビス39が螺合し、素子Trに固着されたフランジ部材
38との間で基板31を挟着することで基板31と固定
される。なお、図示しないが、また、この台座部材33
には外面に開口するねじ孔が形成され、後述するよう
に、台座部材33は緩衝体60を貫通してねじ孔に螺合
するネジ等で筺体10に固定される。
形等により成形してなり、基板31の一面側の素子Tr
を覆う。この蓋部材32は、電磁遮蔽用のシールド部材
として機能する。台座部材33は、アルミニウム(合
金)等の導電性と熱伝導性(放熱性)に優れた板状の材
料から構成され、パワートランジスタTrのヒートシン
クおよびシールド部材として機能する。図3に詳示する
ように、この台座部材33には、素子Tr実装用の複数
(本実施例では3つ)の穴33aが表裏を貫通して形成
され、また、蓋部材32取付面(以下、便宜上内面と称
する)に開口する複数の取付用ねじ孔33bが形成され
る。この台座部材33は、図2に示すように、ねじ孔3
3bに素子(パワートランジスタ)Trを貫通した取付
ビス39が螺合し、素子Trに固着されたフランジ部材
38との間で基板31を挟着することで基板31と固定
される。なお、図示しないが、また、この台座部材33
には外面に開口するねじ孔が形成され、後述するよう
に、台座部材33は緩衝体60を貫通してねじ孔に螺合
するネジ等で筺体10に固定される。
【0012】緩衝体60は、図5に示すように、ゴムシ
ート(弾性シート)61の表裏両面に金属箔のシールド
シート62を連続状態で巻き付けて構成され、上記台座
部材33とほぼ等しい大きさを有する。ゴムシート61
は放熱性と電磁遮蔽性を得るため望ましくは導電性のゴ
ムから構成され、また、シールドシート62は導電性と
熱伝導性に優れた金属箔、例えば、銅箔から構成され
る。この緩衝体60には、前記筺体10の本体11内面
の突起11aが嵌合する穴60aが形成され(図4参
照)、また図示しないが、取付用の貫通孔が形成され
る。この緩衝体60は、貫通孔に前述の通信中継ユニッ
ト30取付用のねじが貫通し、通信中継ユニット30と
筺体10の本体11内面との間に挟着される。
ート(弾性シート)61の表裏両面に金属箔のシールド
シート62を連続状態で巻き付けて構成され、上記台座
部材33とほぼ等しい大きさを有する。ゴムシート61
は放熱性と電磁遮蔽性を得るため望ましくは導電性のゴ
ムから構成され、また、シールドシート62は導電性と
熱伝導性に優れた金属箔、例えば、銅箔から構成され
る。この緩衝体60には、前記筺体10の本体11内面
の突起11aが嵌合する穴60aが形成され(図4参
照)、また図示しないが、取付用の貫通孔が形成され
る。この緩衝体60は、貫通孔に前述の通信中継ユニッ
ト30取付用のねじが貫通し、通信中継ユニット30と
筺体10の本体11内面との間に挟着される。
【0013】なお、上述した緩衝体60のゴムシート6
1はシールドシート62により十分な冷却性と電磁遮蔽
性とを得られる場合は導電性のゴムに限らず通常のゴム
により構成することも可能である。また、シールドシー
ト62は、銅箔に限らず、アルミニウムや鉄、あるいは
これら金属の合金の箔や薄板等から構成することも可能
であり、望ましくは、筺体10や導電性のゴムシート6
1等を介して接地される。さらに、上述した緩衝体60
はゴムシート61の外面にシールドシート62を巻き付
けてゴムシート61の外面を被覆するが、ゴムシート6
1の台座部材33側の面にのみシールドシート62を設
けること、あるいは、ゴムシート61とシールドシート
62とを積層することでも本発明は達成できる。またさ
らに、シールドシート62はゴムシート61に圧着等の
手段により設けることができるが、ゴムシート61との
間の熱伝導性を維持するように設けることが望ましく、
また特に、ゴムシート61が導電性ゴムからなる場合は
電気的な導通を維持するように設けることが必要であ
る。
1はシールドシート62により十分な冷却性と電磁遮蔽
性とを得られる場合は導電性のゴムに限らず通常のゴム
により構成することも可能である。また、シールドシー
ト62は、銅箔に限らず、アルミニウムや鉄、あるいは
これら金属の合金の箔や薄板等から構成することも可能
であり、望ましくは、筺体10や導電性のゴムシート6
1等を介して接地される。さらに、上述した緩衝体60
はゴムシート61の外面にシールドシート62を巻き付
けてゴムシート61の外面を被覆するが、ゴムシート6
1の台座部材33側の面にのみシールドシート62を設
けること、あるいは、ゴムシート61とシールドシート
62とを積層することでも本発明は達成できる。またさ
らに、シールドシート62はゴムシート61に圧着等の
手段により設けることができるが、ゴムシート61との
間の熱伝導性を維持するように設けることが望ましく、
また特に、ゴムシート61が導電性ゴムからなる場合は
電気的な導通を維持するように設けることが必要であ
る。
【0014】この実施例にあっては、筺体10内に収容
された通信中継ユニット30は台座部材33と筺体10
の本体11内面との間に緩衝体60を介在させてビス等
で固定され、通信中継ユニット30の台座部材33が緩
衝体60のシールドシート62と接触する。すなわち、
緩衝体60はゴムシート61の表裏にシールドシート6
2を巻き付けて構成され、シールドシート62が通信中
継ユニット30の台座部材33と金属接触する。このた
め、取付ビスの本数が少なくても台座部材33とシール
ドシート62との間の熱伝導性と電気的な導通を確実に
保持でき、高い放熱性と電磁遮蔽性とが達成され、アン
テナを筺体10内に配置しても電磁干渉が生じることが
なく、組立や基板31上の部品の調整も少ない工数で行
える。
された通信中継ユニット30は台座部材33と筺体10
の本体11内面との間に緩衝体60を介在させてビス等
で固定され、通信中継ユニット30の台座部材33が緩
衝体60のシールドシート62と接触する。すなわち、
緩衝体60はゴムシート61の表裏にシールドシート6
2を巻き付けて構成され、シールドシート62が通信中
継ユニット30の台座部材33と金属接触する。このた
め、取付ビスの本数が少なくても台座部材33とシール
ドシート62との間の熱伝導性と電気的な導通を確実に
保持でき、高い放熱性と電磁遮蔽性とが達成され、アン
テナを筺体10内に配置しても電磁干渉が生じることが
なく、組立や基板31上の部品の調整も少ない工数で行
える。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
通信中継装置によれば、通信中継ユニットを台座部材と
筺体内面との間に導電性金属材料からなるシールドシー
トとゴムからなる弾性シートを介在させて筺体内に収容
するため、台座部材とシールドシートとの間の電気的な
導通および熱伝導性が確保され、良好な放熱性と電磁遮
蔽性とが得られる。
通信中継装置によれば、通信中継ユニットを台座部材と
筺体内面との間に導電性金属材料からなるシールドシー
トとゴムからなる弾性シートを介在させて筺体内に収容
するため、台座部材とシールドシートとの間の電気的な
導通および熱伝導性が確保され、良好な放熱性と電磁遮
蔽性とが得られる。
【図1】この発明の一実施例にかかる通信中継装置の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】同通信中継装置の要部の断面図である。
【図3】同通信中継装置の主要部品の平面図である。
【図4】同通信中継装置の一部の断面図である。
【図5】同通信中継装置の他の主要部品の斜視図であ
る。
る。
【図6】従来の通信中継装置の要部の断面図である。
10 筺体 11 本体 12 蓋体 30 通信中継ユニット 31 基板 32 蓋部材 33 台座部材 60 緩衝体 61 ゴムシート(弾性シート) 62 シールドシート Tr パワートランジスタ(回路素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 彰司 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 内田 貴 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 大久保 陽一 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 若生 直秀 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 筺体と、回路素子が実装された基板の一
面に金属製の台座部材を有し、該台座部材を前記筺体内
面に固定して該筺体内に収容される通信中継ユニット
と、該通信中継ユニットの台座部材と前記筺体内面との
間に介装される弾性シートと、を備えた通信中継装置に
おいて、 前記通信中継ユニットの台座部材と前記弾性シートとの
間に導電性金属材料からなるシールドシートを介在させ
たことを特徴とする通信中継装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33152994A JPH08167786A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 通信中継装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33152994A JPH08167786A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 通信中継装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08167786A true JPH08167786A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18244682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33152994A Pending JPH08167786A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 通信中継装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08167786A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7146147B1 (en) * | 2000-06-20 | 2006-12-05 | Sprint Spectrum L.P. | Aircraft wireless communication system and method |
KR100779924B1 (ko) * | 2006-02-21 | 2007-11-29 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 정보 기술 장치용 인클로저 |
JP2008124259A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kitagawa Ind Co Ltd | 電磁波シールド筐体 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP33152994A patent/JPH08167786A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7146147B1 (en) * | 2000-06-20 | 2006-12-05 | Sprint Spectrum L.P. | Aircraft wireless communication system and method |
KR100779924B1 (ko) * | 2006-02-21 | 2007-11-29 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 정보 기술 장치용 인클로저 |
JP2008124259A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Kitagawa Ind Co Ltd | 電磁波シールド筐体 |
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Legal Events
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