JP2007226855A - 再生装置、コンテンツ選択方法、コンテンツ配信システム、情報処理装置、コンテンツ転送方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザの身体運動に伴い得られる運動テンポを自動的に計測し、その運動テンポに応じたコンテンツをコンテンツデータベースから検索し、検索されたコンテンツを自動的に再生対象として選択・再生する。これにより運動テンポに応じたコンテンツを楽しむ場合に、ユーザに自らの運動テンポを調べさせまた運動テンポに応じたテンポを有するコンテンツを手動で選択させるなどといった手間を省略することができる。
【選択図】図2
Description
特にこのような用途で携帯オーディオプレイヤを使用する場合に対応して、近年では運動のテンポに合った音楽を再生させたいとのニーズが高まっている。つまりは、身体運動のテンポにあったテンポを有する音楽を再生させるというものである。
また、このように手間のかかる作業は、上記のようにして運動開始前に予め行っておく必要がある点で、気軽に運動テンポにあった曲を楽しむ上での障害となる。
つまり、少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第1のコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、上記コンテンツの再生を行う再生手段とを備える。
また、ユーザの身体運動に伴い得られる運動テンポを計測するテンポ計測手段を備える。
また、上記テンポ計測手段により計測された運動テンポの情報に基づき、上記第1のコンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手段を備える。
その上で、上記検索手段により検索されたコンテンツを上記再生手段による再生対象コンテンツとして選択するコンテンツ選択手段を備えるようにした。
つまり、このような本発明によれば、ユーザにより気軽に運動テンポにあったコンテンツを楽しませることができる。
<第1の実施の形態>
−システム概要−
図1は第1の実施の形態としてのコンテンツ配信システム1の概要について説明するための図である。
この図に示されているように第1の実施の形態のコンテンツ配信システム1としては、ポータブルタイプのオーディオプレイヤとされる携帯型再生装置2と、少なくともサーバ装置4とを含んで構成される。この場合、携帯型再生装置2が本発明でいう再生装置に相当し、サーバ装置4が本発明でいうサーバ装置に相当する。
このようなネットワーク接続機能により、携帯型再生装置2は、ネットワーク3に接続されたサーバ装置4との間でデータ通信を行うことが可能とされる。
ここで、この場合、上記コンテンツとしては音楽(楽曲)であり、従って携帯型再生装置2に対してはサーバ装置4側に格納される音楽データファイルがダウンロードされるようになっている。
なお、この場合のコンテンツ配信サービスとしては、1曲ごとに料金請求が発生するものでなく、月額などの定額料金の支払いにより音楽ファイルを無制限にダウンロード可能なものを想定している。
携帯型再生装置2は、サーバ装置4側からのコンテンツのダウンロード時には、コンテンツデータとしての音楽データファイルと共にこれらの付加情報もダウンロードするようにされる。これによって携帯型再生装置2では、これらの付加情報に基づいて、例えば再生中のコンテンツデータについてのタイトルなどの情報をユーザに提示するといったことができる。
なお、本実施の形態において各コンテンツに対応づけられる上記付加情報の内容については後述する。
図2は、図1に示される携帯型再生装置2の内部構成について示すブロック図である。
この図2において、先ずCPU(Central Processing Unit)21は、起動されたプログラムに基づいて携帯型再生装置2全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD(Hard Disc Drive)34によるデータの記録/再生の制御等を行う。
CPU21に対しては、図示するようにROM(Read Only Memory)22とRAM(Random Access Memory)23とが備えられる。
ROM22には、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。また、上記RAM23には、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
なお、上記CPU21の処理により実現される各種機能については後に改めて説明する。
通信部29は、CPU21から供給された送信データについて所要のエンコード処理を施し、これがネットワーク3上の所定の機器(特にサーバ装置4)に対して送信されるように、先の図1にて説明した電波中継器(図示せず)との間で上記アンテナ30を介したデータ通信を行う。またネットワーク3→アンテナ30を介してサーバ装置4などの外部機器から送信されてきたデータ(音楽データファイルやその付加情報)については、所要のデコード処理を施してCPU21に受け渡す。
例えば、HDD34に対するデータの記録時において、記録/再生部31は、CPU21から供給されるデータ(この場合は特に通信データとして受信された音楽データファイルとその付加情報)について所定のエンコード処理を行って記録データを生成する。そして、この記録データをHDD34に受け渡して記録させる。
また、再生時においては、HDD34から読み出されたデータについて所定のデコード処理を行って再生データを得る。再生される音楽データ(オーディオデータ)については、音声信号処理部32に供給するようにされる。また再生される音楽データの付加情報についてはCPU21に供給するようにされる。この際、CPU21はこの付加情報に基づく表示データを生成してこれを表示処理部28に供給することで、表示部27上に再生中のオーディオデータについてのタイトル名などの情報を文字等により表示させることができる。
音声信号処理部32にて音声信号処理の施されたオーディオデータはD/A変換された後、ヘッドホンアンプ33にて増幅されて図示するヘッドホン端子Thdに対して供給される。これにより、ヘッドホン端子Thdに対して接続されたヘッドホン(図示せず)を介しての音声出力を行うことが可能とされる。
この再生装置側コンテンツデータベース34aは、サーバ装置4側からネットワーク3を介して携帯型再生装置2に配信されたコンテンツとその付加情報とに基づいて生成されたものである。すなわち、この場合は音楽データファイルとその付加情報とが対応づけられて形成されたデータベースとなる。
これら音楽データファイルと付加情報との対応づけは、例えば同じくHDD34に対し記憶されるコンテンツ管理情報により実現されるようになっている。すなわち、CPU21は当該コンテンツ管理情報を読み出すことで各コンテンツとその付加情報との対応関係を把握するようにされている。
なお、本実施の形態における再生装置側コンテンツデータベース34aのデータ構造については後述する。
ここで、上記運動テンポとは、ユーザが歩行やジョギング、ダンスなど身体を動かす身体運動を行う際に得られる規則的な運動周期のことを指す。このような運動テンポは、運動中のユーザに保持された状態で当該携帯型再生装置2に加わる加速度の変化の周期を計測することで得ることができる。或いは、想定されるユーザの運動種類がひねりを伴うものである場合等には、方位センサ(ジャイロセンサ)を用い、方位変化の周期を計測することでも得ることができる。
本実施の形態では、一例として、ユーザの身体運動として想定されるのは歩行であるとし、上記運動テンポは歩行テンポであることとする。そしてこれに伴い、テンポ計測にあたっては加速度センサを用い、当該加速度センサにより検出される加速度の変化周期を計測することで運動テンポ(歩行テンポ)を計測するようにされる場合を例示する。
加速度センサ24は加速度を検出し、その検出結果を歩行テンポ計測部25に供給する。歩行テンポ計測部25は加速度センサ24により検出される加速度の変化の周期を計測し、その周期情報を歩行テンポ情報として得る。この場合、歩行テンポ情報としては或る所定時間あたりの平均の周期を計測するようにされる。つまり、具体的に歩行のテンポの情報としては、最短でユーザの2歩分の歩みに応じて得られる2回の加速度変化回数をそれに要した時間で除算することで測定できるが、このように極端に少ない歩数の周期を計測するのでは、正確なテンポを計測できない可能性が高くなる。そこで或る程度の検出時間を設け、その時間内で得られた加速度の変化回数に基づいて平均のテンポ情報を得るようにする。
また、本実施の形態の場合のテンポ情報としては、後述するようにしてコンテンツ側に付されるテンポ情報と同じ基準とするために、分単位を基準として平均化された情報を得るようにする。すなわち、この場合の曲側のテンポ情報としてはBPM(Beat Per Minute)を用いるようにされるので、それに応じ分単位を基準に平均化された周期情報を算出するようにされる。
このようにして歩行テンポ計測部25により計測された歩行テンポの情報は、CPU21に対して供給される。
続いて、図3のブロック図は、図1に示したサーバ装置4の内部構成について示している。
図3において、先ずCPU41は、起動されたプログラムに基づいて当該サーバ装置4の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部45に対する入力に応じた動作、HDD48へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU41は、図示するバス42を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
特に、この場合のHDD48に対しては、図示するようにしてサーバ側コンテンツデータベース48aが格納される。
このサーバ側コンテンツデータベース48aには、携帯型再生装置2に対して配信されるべきコンテンツ(音楽データファイル)と、その付加情報とが対応づけられて格納される。
図4において、サーバ側コンテンツデータベース48aとしては、コンテンツとしての音楽(楽曲)データファイルに対し、その付加情報として例えばその楽曲のタイトル、ジャンル、アーティスト、リリース年の情報が対応づけられる。そして、特に本実施の形態の場合では、付加情報としてさらにテンポ情報が対応づけられている。
このテンポ情報は、各曲のテンポを表す情報であり、具体的にはBPMとしての、その曲のテンポを分単位で平均化した情報とされる。このようなBPMとしてテンポ情報は、予め各曲について音声解析を行って取得しておき、それらをサーバ装置4に対しオペレータ等が手動で入力することでサーバ側コンテンツデータベース48aに格納されるようにする。或いは、サーバ装置4に音声解析機能を与え、サーバ装置4に対し音楽データファイルを記録すると自動的にその音楽データファイルを再生してそのテンポ情報を検出するようにし、さらに検出されたテンポ情報が自動的にサーバ側コンテンツデータベース48aに対して追加されるように構成することもできる。
この属性情報については上記したタイトル、ジャンル、アーティスト、リリース年以外にも多様に考えられ、例えば作詞・作曲者、その曲が収録されるCD等のアルバム名やシングル名などの情報とすることもできる。
また、このようなサーバ側コンテンツデータベース48aについても、実際には例えばHDD48などに記録されるコンテンツ管理情報により各コンテンツと付加情報との対応づけが行われている。
入力部45は、図示されないキーボードやマウス、リモートコマンダー、その他の入力デバイスとされる。この入力部45に対しては、サービスを運営する側のオペレータなどが各種操作入力やデータ入力を行うものとして想定されている。
入力部45で入力された情報は入力処理部44で所定の処理が施され、CPU41に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU41では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ネットワークインタフェース50は、上記通信処理部49にてエンコードされた送信データをネットワーク3を介して所定の機器(特にネットワーク3に対して所定の電波中継器を介して接続された携帯型再生装置2)に送信する。またネットワーク3を介して携帯型再生装置2などの外部機器から送信されてきた信号を、通信処理部49に受け渡す。
通信処理部49は受信した情報をCPU41に転送する。
ところで、先にも述べたように近年においては、携帯オーディオプレイヤによる音楽コンテンツの楽しみ方として、歩行やジョギング、ダンスなどいった身体運動を行いながら音楽を聞くということが広く行われつつある。そして、特にこのような用途で携帯オーディオプレイヤを使用する場合に対応して、運動のテンポに合った音楽を再生させたいとのニーズが高まっている。つまりは、身体運動のテンポにあったテンポを有する音楽を再生させるというものである。
そのための具体的構成として、携帯型再生装置2に対しては、先の図2にて説明したように運動テンポを計測するための構成(この場合は加速度センサ24と歩行テンポ計測部25)を備えるようにされる。そしてさらには、携帯型再生装置2のCPU21に対し、次の図5に示すような各種の機能部としての機能が与えられるようにしている。
先ず、CPU21に対しては、コンテンツ取得機能部21aとテンポ対応選曲再生機能部21bとしての機能部が備えられる。
上記コンテンツ取得機能部21aは、コンテンツとその付加情報をサーバ装置4から取得して再生装置側コンテンツデータベース34aを生成するための制御を行う機能部である。つまり、先の図1においても述べたように、所定の配信サイトにアクセスして、サーバ装置4におけるサーバ側コンテンツデータベース48aに格納されるコンテンツのうち、選択されたコンテンツとその付加情報とをダウンロードするための制御を行う。さらに、ダウンロードされたコンテンツとその付加情報とを対応づけてHDD34に対して記録するように制御することで、再生装置側コンテンツデータベース34aが生成されるようにするものである。
なお、このようにしてネット上の所定のサイトにアクセスしてサーバに格納されるコンテンツとそれに付加される情報とを取得し、それらを対応づけて記録することでコンテンツのデータベースを生成する技術については既に周知であり、その具体的処理についての説明は省略する。
ここで、先の図4に示したように、本例ではサーバ側コンテンツデータベース48a側の付加情報として、テンポ情報も対応づけて格納している。つまり、上記のようにコンテンツ取得機能部21aによって付加情報もダウンロードされてコンテンツと対応づけられて記録されることで、再生装置側コンテンツデータベース34aとしても、図4と同様のデータ構造となるようにされる。すなわち、再生装置側コンテンツデータベース34aにおいても、各コンテンツに対してはそのテンポ情報が対応づけられて格納されるようになっておる。
そして、この所定操作入力としての、テンポ対応選曲再生モードへの切り替え操作入力が行われたことに応じ、先ずは歩行テンポ計測部25による歩行テンポの計測を開始させて、ユーザの歩行テンポの情報を取得するようにされる。
具体的に、この場合は再生装置側コンテンツデータベース34aに格納されるコンテンツ(音楽データファイル)のうちから、計測された歩行テンポの情報としてのBPMの数値と一致するBPMの数値を有するテンポ情報が対応づけられている音楽データファイルを検索するようにされる。その上で、このように検索されたコンテンツを再生対象とするプレイリストを作成するようにされる。すなわち、これによって検索された曲を再生対象として選択するようにされる。
これによりユーザの歩行テンポと一致するテンポを有する曲が再生されるものとなる。
これによれば、ユーザが事前に自らの運動テンポを調べる手間と、さらに運動テンポと一致するテンポを有するコンテンツを手動で選択する手間とを省略でき、これによってユーザにより気軽に運動テンポに応じた曲を楽しませることができる。
この不在テンポコンテンツ自動取得機能部21cとしては、再生装置側コンテンツデータベース34a内に該当するコンテンツがないとされた場合に、サーバ装置4側から該当するコンテンツを取得するための制御を行うための機能部となる。
そして、検索されたコンテンツとその付加情報とを携帯型再生装置2に送信するようにされる。
これにより、携帯型再生装置2側にユーザの運動テンポと一致するテンポを有するコンテンツがない場合にも、ユーザに手動でサーバ装置4側から該当するコンテンツをダウンロードするなどの手間をかけることなく、より気軽にユーザに運動テンポに応じた曲を楽しませることができる。
例えばこの場合、上記リトライ処理としては予め定められた所定時間待機した後に、再度再度接続処理及び測定されたテンポ情報を指定した配信要求を行うようにされる。
続いて、次の図6、図7のフローチャートにより、上記説明による第1の実施の形態としてのコンテンツ配信システム1の動作を実現するために行われるべき処理動作について説明する。
これらの図において、図6は、先の図5にて説明したテンポ対応コンテンツ選択再生機能部21bとしての機能を実現するために携帯型再生装置2側において行われるべき処理動作について示し、図7は、不在テンポコンテンツ自動取得機能部21cとしての機能を実現するために携帯型再生装置2側で行われるべき処理動作と、それに応じてサーバ装置4にて行われるべき処理動作について示している。
なお、これらの図において、携帯型再生装置2側として示す処理動作は、図2に示したCPU21が例えばROM22に格納されるプログラムに従って実行するものであり、またサーバ装置4側の処理動作としては図3に示したCPU41がメモリ部23の例えばROMに対して格納されたプログラムに基づいて実行するものである。
さらに、ステップS103では、歩行テンポが計測されるのを待機するようにされる。すなわち、先の図1においても説明したように、この場合の歩行テンポの計測にあたっては所定時間を要するため、それを待機するようにされるものである。
歩行テンポ情報が計測された場合は、次のステップS104において、歩行テンポ計測部25から供給される歩行テンポの情報を取得するようにされる。
そして続くステップS108においては、作成したプレイリストに基づく再生の開始のための処理を実行する。つまり、プレイリストにリストアップされる音楽データファイルについての再生が行われるように、記録/再生部31に対する制御を行う。
これにより、ユーザの歩行テンポと一致するテンポを有する曲の再生が開始される。
先ず、携帯型再生装置2側において、先のステップS106にて否定結果が得られた場合は、この図7に示すステップS201に処理を進めるようにされる。
このステップS201では、先ずは接続処理を実行するようにされる。つまり、具体的には通信部29に対する制御として、先ず図1にて説明したネットワーク3と接続された電波中継器(図示せず)との接続を確立するための制御を実行する。そして、上記電波中継器との間で接続が確立された場合は、ネットワーク3を介して接続されたサーバ装置4との接続を確立するための制御を行う。
接続が確立できなかったとして否定結果が得られた場合は、図示するようにしてステップS207に進み、所定時間待機した後、ステップS201に戻って再度接続処理を実行するようにされる。すなわち、これによって先の図5にて説明したリトライ機能が実現される。
これによってユーザの歩行テンポと一致するテンポを有する曲の再生が開始される。
−システム概要−
続いて、第2の実施の形態について説明する。
図8は、第2の実施の形態としてのコンテンツ配信システム10の概要について説明するための図である。
図8において、第2の実施の形態のコンテンツ配信システム10としては、図示するようにして携帯型再生装置5と、パーソナルコンピュータ6と、サーバ装置4とを少なくとも含んで構成される。この場合、携帯型再生装置5が本発明でいう再生装置に相当し、サーバ装置4が本発明でいうサーバ装置に相当する。また、パーソナルコンピュータ6が本発明でいう情報処理装置に相当するものとなる。
或いは、パーソナルコンピュータ6が音声解析機能を備え、リッピングしたコンテンツについて音声解析を行ってテンポ情報を自動的に取得するように構成することもできる。
または、上述のようにしてリッピングしたコンテンツについて取得した他の付加情報(属性情報)を送信してサーバ装置4に該当するテンポ情報の問い合わせを行い、サーバ装置4側からそのコンテンツのテンポ情報を取得するように構成することもできる。
なお、このようにしてパーソナルコンピュータ6がリッピングしたコンテンツの付加情報としてテンポ情報を取得するための手法は多様に考えられる。ここでは一例として、ネットワーク3上のCDDBのようなデータベースに対し予めテンポ情報も付加情報として格納される場合を例に挙げる。すなわち、この場合のパーソナルコンピュータ6では、現状において行われているようにリッピングしたコンテンツについての付加情報をネット上の所定のデータベースから取得するようにされていることで、そのテンポ情報をも取得することができるようにされる。
なお、このようなコンテンツ管理アプリケーションとしての、上記各種処理を実現するプログラムについては既に公知であり、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、このような自動同期処理を行わないとの設定の下では、ユーザはPC側コンテンツデータベースから任意に選択したコンテンツとその付加情報とを携帯型再生装置5にダウンロードすることができるようにされている。
図9は、図8に示した第2の実施の形態としての携帯型再生装置5の内部構成について示したブロック図である。
なおこの図において、既に図2において説明した部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
先の図8の説明からも理解されるように、このUSBインタフェース51を介しては、パーソナルコンピュータ6からのコンテンツ(音楽データファイル)とその付加情報などが受信される。そして、このように受信された音楽データファイルとその付加情報は、上述したパーソナルコンピュータ6側のコンテンツ管理アプリケーションによる指示に基づくCPU21の制御処理によって、それらが対応づけられてHDD34に対して記録されるようになっている。すなわち、これによってHDD34に対しては、図示する再生装置側コンテンツデータベース34aが形成されるようになっている。
図10は、図8に示したパーソナルコンピュータ6の内部構成について示すブロック図である。
図10において、先ずCPU61は、起動されたプログラムに基づいて当該パーソナルコンピュータ6の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部65に対する入力に応じた動作、HDD68へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU61は、図示するバス62を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
特にこの場合は、先の図8にて説明したような、コンテンツ・付加情報についてのダウンロードやPC側コンテンツデータベース68aの生成などの各種機能を実現するための専用のアプリケーションプログラム(コンテンツ管理アプリケーションプログラム)も格納される。なお、このようなコンテンツ管理アプリケーションプログラムについては、HDD68に対して格納することもできる。
また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
特に、この場合のHDD68に対しては、図示するようにしてサPC側コンテンツデータベース68aが格納される。
このPC側コンテンツデータベース68aは、先の図8の説明からも理解されるように、サーバ装置4からダウンロードしたコンテンツとその付加情報、リッピングにより取り込んだコンテンツとその付加情報とが対応づけられて形成されたものとなる。
なお、確認のために述べておくと、このようなPC側コンテンツデータベース68aのデータ構造としても、先の図4に示したものと同様の構造となる。すなわち、コンテンツデータとしての音楽データファイルに対し、付加情報として属性情報(この場合はタイトル、アーティスト、ジャンル、リリース年)とテンポ情報とが対応づけられたものとなる。
また、このようなPC側コンテンツデータベース68aについても、実際には例えばHDD68などに記録されるコンテンツ管理情報により各コンテンツと付加情報との対応づけが行われる。
入力部65で入力された情報は入力処理部64で所定の処理が施され、CPU61に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU61では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ネットワークインタフェース70は、上記通信処理部69にてエンコードされた送信データをネットワーク3を介して所定の機器(特にこの場合はサーバ装置4)に送信する。またネットワーク3を介してサーバ装置4などの外部機器から送信されてきた信号を、通信処理部69に受け渡す。
通信処理部69は受信した情報をCPU61に転送する。
メディアドライブ73は、例えばCD、MD(Mini Disc:光磁気ディスク)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−R、DVD−RW、メモリーカード(半導体メモリ装置)等、所要の記録メディアに対応するドライブ機能部であり、これらメディアについての記録再生動作を行うことが可能に構成される。例えばメディアとしてCD系やDVD系のディスクメディアに対応する場合、このメディアドライブ73には、例えば光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等が備えられるものとなる。
ドライブ制御部72は、メディアドライブ73に装填されたメディアについての記録再生動作、アクセス動作等を制御する。例えば装填されたメディアに対する再生指示が発生した場合、CPU61はドライブ制御部72にメディアの再生を指示する。するとドライブ制御部72は、メディアドライブ73に対してアクセス動作や再生動作を実行させるための制御を行う。メディアドライブ73は、読み出した再生データをドライブ制御部72を介してバス62に送出する。
これらドライブ制御部72とメディアドライブ73とが備えられることで、上述したリッピングとしての、メディアからのコンテンツの取り込みが可能とされる。
図11、図12は、上記により説明した携帯型再生装置5のCPU21、及びパーソナルコンピュータ6のCPU61の処理動作によりそれぞれ実現される各種機能について説明するための図である。
先ず、図11は、携帯型再生装置5のCPU21により実現される機能について示している。
図11において、この場合のCPU21に対しても、テンポ対応選曲再生機能部21bが備えられるものとなる。すなわち、第2の実施の形態の携帯型再生装置5としても、第1の実施の形態の場合と同様に、ユーザの運動テンポと一致するテンポを有する曲を再生装置側コンテンツデータベース34aから自動的に選曲してこれを再生することができるようにされている。
つまり、この不在テンポ情報保存機能部21dとしてCPU21は、上記のようにして再生装置側コンテンツデータベース34a内に該当するテンポを有するコンテンツがないとされた場合に、計測された運動テンポ情報を不在テンポ情報として、例えばHDD34などの所要の記憶媒体に対して記録するための処理を行う。
パーソナルコンピュータ6と接続されるタイミングとしては、当該携帯型再生装置5の電源がオフとされた後となる可能性があり、例えばRAM等の揮発性メモリに上記不在テンポ情報を保持させたのでは該当するコンテンツをパーソナルコンピュータ6側に要求することができなくなってしまう。
そこで不在テンポ情報としては、上記のようにHDD34などの不揮発性のメモリに保存する。なお、HDD34以外にも、別途不揮発性メモリが設けられる場合には、そこに不在テンポ情報を保存するようにすることもできる。
このような通知を行うことで、携帯型再生装置5側には該当するテンポを有する曲がないことをユーザに知らせることができ、パーソナルコンピュータ6への接続(つまりは該当テンポコンテンツのパーソナルコンピュータ6側からの取得のための接続)を促すことができる。
図示するコンテンツ取得機能部61aとしては、先に述べたリッピングやサーバ装置4からのダウンロードにより、コンテンツとその付加情報とを取得し、それらを対応づけてHDD68に記録することでPC側コンテンツデータベース68aを生成する機能を実現するための機能部となる。すなわち、このコンテンツ取得機能部61aの機能部としては、先に述べたコンテンツ管理アプリケーションにより実現されるものである。
自動同期処理設定が為されている場合、このコンテンツダウンロード(対再生装置)機能部61bとしては、パーソナルコンピュータ6と携帯型再生装置5とがデータ通信可能な状態に接続されたことに応じ、自動的にPC側コンテンツデータベース68aの内容と再生装置側コンテンツデータベース34aの内容とを同期させるための処理を行うようにされる。また、自動同期処理設定が為されていない場合は、自動同期処理は行わず、ユーザ操作に応じて選択されたコンテンツとその付加情報とを携帯型再生装置5側にダウンロードするようにされる。
このようなコンテンツダウンロード(対再生装置)機能部61bの機能としても、上記コンテンツ管理アプリケーションの機能の一部となる。
先ず、不在テンポコンテンツ自動ダウンロード(対再生装置)機能部61cとしては、上述のようにして不在テンポ情報保存機能部21dにより携帯型再生装置5側に不在テンポ情報が保存されている場合に対応して、この不在テンポ情報が示すテンポと一致するテンポを有するコンテンツとその付加情報とを携帯型再生装置5側にダウンロードするための機能部となる。
すなわち、このようにして自動同期処理設定が為されている場合には、携帯型再生装置5側にダウンロードしたコンテンツうちに、不在テンポ情報と一致するテンポを有するコンテンツが含まれていたか否かについて確認を行えばよいものとなる。
その上で、携帯型再生装置5側に不在テンポ情報が保存されているか否かを確認し、不在テンポ情報が保持されていることが確認された場合は、PC側コンテンツデータベース68a内にその不在テンポ情報と一致するテンポを有するコンテンツがあるか否かについて判別する。
この判別処理により、不在テンポ情報と一致するテンポを有するコンテンツがあったとされた場合には、上述した同期処理によって該当するコンテンツが携帯型再生装置5側にダウンロードされたことがわかる。つまり、これによって不在テンポコンテンツ自動ダウンロード(対再生装置)機能部61cとしての動作は完了する。
このような不在テンポコンテンツ自動ダウンロード(対再生装置)機能部61cとしての動作が行われることで、携帯型再生装置5側で該当なしとされた、ユーザの運動テンポと一致するテンポを有するコンテンツを、ユーザの手動による選択操作なしに自動的に携帯型再生装置5側にダウンロードすることができる。
このような動作が行われることで、自動同期処理設定が為されていない場合においても、携帯型再生装置5側では該当なしとされたユーザの運動テンポと一致するテンポを有するコンテンツを、ユーザの手動による選択操作なしに自動的に携帯型再生装置5側にダウンロードすることができる。
具体的に、この場合の不在テンポコンテンツ自動取得(対サーバ)機能部61dとしては、上記不在テンポコンテンツ自動ダウンロード(対再生装置)機能部61cによるPC側コンテンツデータベース68aの検索の結果、該当するコンテンツがないとされた場合に応じ、サーバ装置4への接続処理を行った上で、携帯型再生装置5から取得した不在テンポ情報を指定したコンテンツ配信要求を行うようにされる。
そして、このようにサーバ装置4から受信されて保存されたコンテンツとその付加情報とが、携帯型再生装置5に対して送信されるようにする。
続いては、次の図13〜図17のフローチャートを参照して、上記説明による第2の実施の形態としての動作を実現するための処理動作について説明する。
先ず、図13は、図11にて説明したテンポ対応選曲再生機能部21bとしての機能と、不在テンポ情報保存機能部21dとしての機能とを実現するために携帯型再生装置5において行われるべき処理動作について示している。なおこの図に示す処理動作は図9に示した携帯型再生装置5のCPU21がROM22に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
ここでは、図中ステップS409〜S411としての、不在テンポ情報保存機能部21dによる機能を実現するための処理動作について説明する。
すなわち、ステップS406において否定結果が得られたことに応じ、上記ステップS409〜S411による処理が実行される。
先にも述べたように、このような該当コンテンツ不在通知としては、表示部27上に所定のメッセージを文字等により表示することで行うようにされる。つまり具体的にステップS410では、予め用意された所定のメッセージデータを表示データとして表示処理部28に供給して当該メッセージデータが表示部27に表示されるように指示を行う。
なお、これらの図において、携帯型再生装置側の処理動作は図9に示した携帯型再生装置5のCPU21がROM22に格納されるプログラムに基づいて実行するものであり、またパーソナルコンピュータ6側の処理動作は、図10に示したCPU61が例えばメモリ部63に格納されるプログラムに従って実行するものである。さらに、サーバ装置側の処理動作としてはサーバ装置4のCPU41がメモリ部43に格納されるプログラムに従って実行するものである。
また、図14においては、既に携帯型再生装置5とパーソナルコンピュータ6とがデータ通信可能な状態に接続された状態にあるものとする。
この図14において、先ずパーソナルコンピュータ6では、ステップS601において自動同期モードであるか否かについて判別処理を行うようにされる。つまり、パーソナルコンピュータ6側では、例えば携帯型再生装置5側との接続が確立されたことに応じコンテンツ管理アプリケーションを自動的に起動するようにされ、現在の設定として自動同期処理設定が為されているか否かの判別処理を行うようにされる。
ステップS601において、自動同期処理設定が為されていないとして否定結果が得られた場合は、後述する図17に示す一連の処理を実行するようにされる。
また自動同期処理設定が為されているとして肯定結果が得られた場合は、図示するようにしてステップS602に進む。
フラグ=1でない場合、すなわち携帯型再生装置5に不在テンポ情報が保存されていないとして否定結果が得られた場合は、次の図15に示すように、ステップS701において携帯型再生装置5側に処理終了通知を行う。つまり、この場合は携帯型再生装置5側に特に取得させるべきコンテンツはないとして、自動同期処理のみを行って処理動作を終了するようにされる。
上記処理終了通知に応じ、携帯型再生装置5としても処理動作を終了するようにされる。
この送信要求に応じ携帯型再生装置5側では、図中ステップS503と示されるように保存されるテンポ情報の送信処理を行う。つまり、先の図13におけるステップS409にて例えばHDD34などの所定の不揮発性の記憶媒体に記録した不在テンポ情報がUSBインタフェース51を介してパーソナルコンピュータ6側に送信されるように制御処理を行う。
これにより、自動同期処理設定が為されている場合であって、PC側コンテンツデータベース68a内に該当するコンテンツがある場合に対応して行われるべき処理動作は終了となる。
そして、上記配信要求が受信された場合は、ステップS1002において、コンテンツデータベースから受信されたテンポ情報と一致するテンポ情報が対応づけられたコンテンツを検索するようにされる。つまり、サーバ側コンテンツデータベース48aから、上記受信された配信要求により指定されるテンポ情報と数値の一致するテンポ情報が対応づけられたコンテンツを検索するようにされる。
これにより、サーバ装置4側から取得されたコンテンツ・付加情報についての携帯型再生装置5側への転送が行われたことになる。
図17において、パーソナルコンピュータ6側では、上記ステップS601にて否定結果が得られた場合、ステップS1201においてフラグ情報の送信要求を携帯型再生装置5に対し行うようにされる。
フラグ=1でなく、携帯型再生装置5に不在テンポ情報が保存されていないとして否定結果が得られた場合は、この場合も先の図15に示す処理終了通知(S701)を実行するようにされ、処理動作を終了するようにされる。
該当するコンテンツとして、上記受信されたテンポ情報と一致するテンポ情報が対応づけられたコンテンツが上記PC側コンテンツデータベース68aには無かったとして否定結果が得られた場合は、この場合も先の図16に示した一連の処理動作を実行するようにされる。つまり、これによって自動同期処理設定が為されていなかった場合においても、PC側コンテンツデータベース68aに該当するコンテンツが存在しなかった場合は、サーバ装置4側から該当コンテンツ(とその付加情報)を取得し、取得したコンテンツの保存及び携帯型再生装置5側への送信が行われる。
また、携帯型再生装置5側では、パーソナルコンピュータ6側から送信されたコンテンツの保存、及びパーソナルコンピュータ6からのフラグリセット指示に応じたフラグリセット処理(フラグ=0)が行われるものとなる。
このフラグリセット指示に応じ、携帯型再生装置5側では、図示するステップS1104にてフラグ=0にリセットするようにされる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでに説明した各実施の形態に限定されるべきものではない。
例えば実施の形態では、コンテンツは楽曲(音楽)のみとされる場合を例示したが、例えば音楽と映像とが組み合わされたコンテンツとされる場合にも本発明は好適に適用することができる。すなわち、本発明でいうコンテンツとしては、少なくとも音楽を含むものとされていればよい。
そこで、携帯型再生装置としては、テンポが一致するとして検索されたコンテンツであっても、その再生回数が所定回数以上である場合にはこれを再生せず、テンポの一致する別のコンテンツを外部機器から取得できるようにすることもできる。
そして、テンポ対応選曲再生モードへの切り替えに応じ、運動テンポと一致するコンテンツを検索した場合には、検索されたコンテンツの再生回数を参照し、再生回数が所定回数以上であるコンテンツ(過再生コンテンツと呼ぶ)についてはこれを再生しないように(例えばプレイリストにリストアップしないなど)して、テンポが一致する別のコンテンツが外部機器から取得されるようにする。
携帯型再生装置2では、サーバ装置4側から受信されたコンテンツ・付加情報を保存し、そのコンテンツをプレイリストに追加(つまり再生対象として選択)して、その再生を行う。
この場合は、携帯型再生装置5とパーソナルコンピュータ6とがデータ通信可能に接続された際、パーソナルコンピュータ6側から携帯型再生装置5側にコンテンツを取得させるための動作を行うようにされる。つまり、パーソナルコンピュータ6は、先ず自動同期処理設定が為されている場合には、携帯型再生装置5側との同期処理を行った後、上記のようにして携帯型再生装置5側で保存された運動テンポとコンテンツ特定情報とに基づき、その運動テンポと一致するテンポを有し、且つそのコンテンツ特定情報により特定されるコンテンツ以外のコンテンツをPC側コンテンツデータベース68aから検索し、該当コンテンツがあった場合にはそのコンテンツが携帯型再生装置5側に取得されたとして処理を終了する。
一方で該当するコンテンツがないとされた場合は、上記運動テンポと上記コンテンツ特定情報とを指定した配信要求をサーバ装置4に対して行う。このような運動テンポとコンテンツ特定情報とを指定した配信要求に応じたサーバ装置4側の動作としては、先の第1の実施の形態の場合について説明したものと同様となり、サーバ側コンテンツデータベース48aから指定された運動テンポと一致するテンポを有し且つ指定されたコンテンツ特定情報により特定されるコンテンツ以外のコンテンツが検索され、そのコンテンツと付加情報とがパーソナルコンピュータ6側に送信される。このようにサーバ装置4側からコンテンツとその付加情報とが送信されたことに応じたパーソナルコンピュータ6側の動作としては、先の図16(S904〜S906)にて説明したものと同様となり、これによって携帯型再生装置5に該当するコンテンツを取得させることができる。
そこで、例えばこのような問題に対する対策として、外部機器側からは、運動テンポと一致するテンポを有し、且つ所定の属性情報が対応づけられているコンテンツのみが取得されるようにすることもできる。
そして、先ず第1の実施の形態の携帯型再生装置2としては、再生装置側コンテンツデータベース34aには該当する運動テンポを有するコンテンツがないとされた場合に、計測された運動テンポと、さらに上記指定された属性情報とを指定した配信要求をサーバ装置4に対して行うようにする。
つまり、例えば第1の実施の形態の場合に対応させた場合、サーバ装置4側では、携帯型再生装置2側からのテンポ情報を指定した配信要求に応じ、サーバ側コンテンツデータベース48aからテンポ情報が一致し且つリリース年の情報として現日時からみて所定以内となっているリリース年の情報が対応づけられたコンテンツのみを検索する。そして、検索したコンテンツとその付加情報を携帯型再生装置2側に送信する。
この際、携帯型再生装置2側がリリース年の範囲を指定してもよいし、サーバ装置4側が自動でリリース年の範囲をした検索を行うようにしてもよい。
つまり、テンポ対応選曲再生モードへの切り替え後、運動テンポが計測されたことに応じ、その運動テンポと一致するテンポを有するコンテンツのうち、所定の属性情報が対応づけられているコンテンツのみを検索する、或いは現日時から所定以内となるリリース年の情報が対応づけられているコンテンツのみを検索するというものである。
また、ユーザが曲のテンポに合わせて一定の運動テンポを維持したいとする場合などには、その運動テンポよりも意図的にやや速いテンポの曲を流すとその運動テンポが維持されやすいという実験結果もある。つまりその場合、このように運動テンポよりもやや速めのテンポを有する曲が、運動テンポと一致するとされるテンポを有する曲となる。
但し、何れの場合においても、本発明のように運動テンポに基づき、コンテンツとそのテンポ情報とが対応づけられたコンテンツデータベースからコンテンツを検索するものとすれば、運動テンポと一致するとされるテンポの曲を検索することができる。
Claims (14)
- 少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第1のコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、
上記コンテンツの再生を行う再生手段と、
ユーザの身体運動に伴い得られる運動テンポを計測するテンポ計測手段と、
上記テンポ計測手段により計測された運動テンポの情報に基づき、上記第1のコンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手段と、
上記検索手段により検索されたコンテンツを上記再生手段による再生対象コンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、
を備えることを特徴とする再生装置。 - 上記検索手段は、
上記テンポ計測手段により計測された運動テンポの数値と、上記第1のコンテンツデータベースにおいて各コンテンツと対応づけられている上記テンポ情報の数値とに基づいてコンテンツを検索するようにされる、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - さらに、上記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツが上記再生手段により自動的に再生されるように制御する再生制御手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - さらに、少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第2のコンテンツデータベースを格納する外部機器との間でデータ通信を行う通信手段と、
少なくとも上記検索手段による検索の結果該当するコンテンツが上記第1のコンテンツデータベースにないとされた場合に、上記テンポ計測手段により計測されたテンポ情報を指定したコンテンツ配信要求が上記外部機器に対して為されるように上記通信手段に対する制御を行う配信要求制御手段と、を備えるようにされる、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 上記配信要求制御手段は、
上記外部機器から該当するコンテンツが取得できなかった場合に、その後の所定タイミングにおいて再度上記配信要求が為されるように制御を行う、
ことを特徴とする請求項4に記載の再生装置。 - 上記配信要求制御手段は、
上記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツの上記再生手段による再生回数が所定回数以上である場合にも、上記テンポ計測手段により計測されたテンポ情報を指定したコンテンツ配信要求が上記外部機器に対して為されるように制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の再生装置。 - 上記第1及び第2のコンテンツデータベースには、上記テンポ情報と共にさらに個々のコンテンツの属性を表す属性情報も対応づけられており、
上記配信要求制御手段は、
上記テンポ計測手段により計測されたテンポ情報と共に予め定められた所定の上記属性情報とを指定したコンテンツ配信要求が上記外部機器に対して為されるように制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の再生装置。 - 少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第1のコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、上記コンテンツの再生を行う再生手段と、ユーザの身体運動に伴い得られる運動テンポを計測するテンポ計測手段とを備えて構成される再生装置におけるコンテンツ選択方法であって、
上記テンポ計測手段により計測された運動テンポの情報に基づき、上記第1のコンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手順と、
上記検索手順により検索したコンテンツを上記再生手段による再生対象コンテンツとして選択するコンテンツ選択手順と、
を備えることを特徴とするコンテンツ選択方法。 - 再生装置と情報処理装置とサーバ装置とを含んで構成されるコンテンツ配信システムであって、
上記再生装置は、
上記情報処理装置との間でデータ通信を行う再生装置側通信手段と、
少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第1のコンテンツデータベースが格納される再生装置側記憶手段と、
上記コンテンツの再生を行う再生手段と、
ユーザの身体運動に伴い得られる運動テンポを計測するテンポ計測手段と、
上記テンポ計測手段により計測された運動テンポの情報に基づき、上記第1のコンテンツデータベースからコンテンツを検索する再生装置側検索手段と、
上記検索手段により検索されたコンテンツを上記再生手段による再生対象コンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、
少なくとも上記検索手段による検索の結果該当するコンテンツが上記第1のコンテンツデータベースにないとされた場合に、そのテンポ情報を不在テンポ情報として保持するテンポ情報保持手段と、
上記情報処理装置からの指示に基づき、上記テンポ情報保持手段により保持された不在テンポ情報が上記情報処理装置に対して送信されるように上記再生装置側通信手段に対する制御を行う再生装置側送信制御手段と、を備え、
上記情報処理装置は、
上記再生装置との間でデータ通信を行う第1の情報処理装置側通信手段と、
上記サーバ装置との間で所要のネットワークを介したデータ通信を行うように構成された第2の情報処理装置側通信手段と、
少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第2のコンテンツデータベースが格納される情報処理装置側記憶手段と、
上記再生装置に対して上記不在テンポ情報についての送信指示が行われるように上記第1の情報処理装置側通信手段に対する制御を行う送信指示制御手段と、
上記送信指示制御手段により行われた送信指示に応じて上記再生装置が送信した上記不在テンポ情報が受信された場合に、当該不在テンポ情報に基づき上記第2のコンテンツデータベースからコンテンツを検索する情報処理装置側検索手段と、
上記情報処理装置側検索手段による検索の結果該当するコンテンツがないとされた場合に、上記不在テンポ情報を指定した配信要求が上記サーバ装置に対してなされるように上記第2の情報処理装置側通信手段に対する制御を行う配信要求制御手段と、
上記配信要求制御手段による配信要求に応じて上記サーバ装置が送信したコンテンツが受信された場合に、当該受信されたコンテンツが上記第1の情報処理装置側通信手段により上記再生装置に対して転送されるように制御するコンテンツ転送制御手段と、を備え、
上記サーバ装置は、
上記情報処理装置との間で上記ネットワークを介したデータ通信を行うサーバ側通信手段と、
少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられた第3のコンテンツデータベースが格納されるサーバ側記憶手段と、
上記サーバ側通信手段により上記情報処理装置からの上記不在テンポ情報を指定した配信要求が受信された場合に、上記不在テンポ情報に基づき上記第3のコンテンツデータベースからコンテンツを検索するサーバ側検索手段と、
上記サーバ側検索手段により検索されたコンテンツが上記サーバ側通信手段により上記情報処理装置に対して送信されるように制御するサーバ側送信制御手段と、を備えるようにされる、
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 外部の情報処理装置との間でデータ通信を行う再生装置側通信手段と、
少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられたコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、
上記コンテンツの再生を行う再生手段と、
ユーザの身体運動に伴い得られる運動テンポを計測するテンポ計測手段と、
上記テンポ計測手段により計測された運動テンポの情報に基づき、上記コンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手段と、
上記検索手段により検索されたコンテンツを上記再生手段による再生対象コンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、
上記検索手段による検索の結果該当するコンテンツが上記コンテンツデータベースにないとされた場合に、そのテンポ情報を不在テンポ情報として保持する不在テンポ情報保持手段と、
上記情報処理装置からの指示に基づき、上記不在テンポ情報保持手段により保持された不在テンポ情報が上記情報処理装置に対して送信されるように上記通信手段に対する制御を行う送信制御手段と、
を備えることを特徴とする再生装置。 - 外部の再生装置との間でデータ通信を行う第1の通信手段と、
外部のサーバ装置との間で所要のネットワークを介したデータ通信を行う第2の通信手段と、
少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられたコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、
上記再生装置に対して上記不在テンポ情報についての送信指示が行われるように上記第1の通信手段に対する制御を行う送信指示制御手段と、
上記送信指示制御手段により行われた送信指示に応じて上記再生装置が送信した上記不在テンポ情報が受信された場合に、当該不在テンポ情報に基づき上記コンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手段と、
上記検索手段による検索の結果該当するコンテンツがないとされた場合に、上記不在テンポ情報を指定した配信要求が上記サーバ装置に対してなされるように上記第2の通信手段に対する制御を行う配信要求制御手段と、
上記配信要求制御手段による配信要求に応じて上記サーバ装置が送信したコンテンツが受信された場合に、当該受信されたコンテンツが上記第1の通信手段により上記再生装置に対して転送されるように制御するコンテンツ転送制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 外部の再生装置との間でデータ通信を行う第1の通信手段と、外部のサーバ装置との間で所要のネットワークを介したデータ通信を行う第2の通信手段と、少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられたコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、を備えた情報処理装置のコンテンツ転送方法として、
上記再生装置に対して上記不在テンポ情報についての送信指示が行われるように上記第1の通信手段に対する制御を行う送信指示制御手順と、
上記送信指示制御手順により行った送信指示に応じて上記再生装置が送信した上記不在テンポ情報が受信された場合に、当該不在テンポ情報に基づき上記コンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手順と、
上記検索手順による検索の結果該当するコンテンツがないとされた場合に、上記不在テンポ情報を指定した配信要求が上記サーバ装置に対してなされるように上記第2の通信手段に対する制御を行う配信要求制御手順と、
上記配信要求制御手順による配信要求に応じて上記サーバ装置が送信したコンテンツが受信された場合に、当該受信されたコンテンツが上記第1の通信手段により上記再生装置に対して転送されるように制御するコンテンツ転送制御手順と、
を備えることを特徴とするコンテンツ転送方法。 - 外部の再生装置との間でデータ通信を行う第1の通信手段と、外部のサーバ装置との間で所要のネットワークを介したデータ通信を行う第2の通信手段と、少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられたコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、を備えた情報処理装置において実行されるべきプログラムであって、
上記再生装置に対して上記不在テンポ情報についての送信指示が行われるように上記第1の通信手段に対する制御を行う送信指示制御手順と、
上記送信指示制御手順により行った送信指示に応じて上記再生装置が送信した上記不在テンポ情報が受信された場合に、当該不在テンポ情報に基づき上記コンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手順と、
上記検索手順による検索の結果該当するコンテンツがないとされた場合に、上記不在テンポ情報を指定した配信要求が上記サーバ装置に対してなされるように上記第2の通信手段に対する制御を行う配信要求制御手順と、
上記配信要求制御手順による配信要求に応じて上記サーバ装置が送信したコンテンツが受信された場合に、当該受信されたコンテンツが上記第1の通信手段により上記再生装置に対して転送されるように制御するコンテンツ転送制御手順と、
を上記情報処理装置に実行させるプログラム。 - 外部の再生装置との間でデータ通信を行う第1の通信手段と、外部のサーバ装置との間で所要のネットワークを介したデータ通信を行う第2の通信手段と、少なくとも音楽を含むコンテンツと上記音楽のテンポを示すテンポ情報とが対応づけられたコンテンツデータベースが格納される記憶手段と、を備えた情報処理装置において実行されるべきプログラムが記憶された記憶媒体であって、
上記再生装置に対して上記不在テンポ情報についての送信指示が行われるように上記第1の通信手段に対する制御を行う送信指示制御手順と、
上記送信指示制御手順により行った送信指示に応じて上記再生装置が送信した上記不在テンポ情報が受信された場合に、当該不在テンポ情報に基づき上記コンテンツデータベースからコンテンツを検索する検索手順と、
上記検索手順による検索の結果該当するコンテンツがないとされた場合に、上記不在テンポ情報を指定した配信要求が上記サーバ装置に対してなされるように上記第2の通信手段に対する制御を行う配信要求制御手順と、
上記配信要求制御手順による配信要求に応じて上記サーバ装置が送信したコンテンツが受信された場合に、当該受信されたコンテンツが上記第1の通信手段により上記再生装置に対して転送されるように制御するコンテンツ転送制御手順と、
を上記情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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