JP2007223225A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エラーの発生を低減させ、ユーザに利用し易い環境を提供するためのエラー管理動作として、エラー情報の保存及びエラー情報のユーザ(管理者)への通知を行う仕組みをプリンタや複合機等に備えること
【解決手段】 ジョブの処理過程でエラーが検出された時、保存条件(設定が可変なエラーの保存個数、保存期間等)のチェックをかけ、満たす場合、保存対象としてエラー発生情報(ユーザ、ジョブの設定、エラーの種類等から選択した項目)を保存する(S102)。保存個数条件で新たなエラーを保存できない場合に、保存条件を満たすべく保存エラーの削除を行う。その時、削除対象のエラーを当該ユーザに通知する(S103)。保存条件を満たし、新たに保存されるエラー発生情報は、エラーの発生低減を狙いとするエラー管理をするために設定される通知実行条件を満たす場合、保存情報をユーザ(管理者)に通知する(S106)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ユーザが設定した処理条件に応じ、処理対象となる画像のプリント出力等の出力処理を行うプリンタや複合機(MFP:Multi-Function Peripherals)等の画像処理装置に関し、特にユーザが要求するジョブに示される設定と装置(機器)条件の間に生じるエラーを管理する機能を備えた上記画像処理装置に関する。
近年、プリント出力等の画像出力処理を行うプリンタや複合機等の画像処理装置には、数多くの機能が搭載されるようになり、利用する機能を処理条件として設定したユーザの処理要求に従って、処理対象となる画像の出力処理が行われている。また、これらの装置は、自機の操作パネル或いはネットワークを介して接続された複数のホスト機(例えば、ホストコンピュータ)からの処理要求を受付け、処理を行うことが可能となっている。
このように装置の使用方法の複雑化が進展するとともに、以下に示すような問題点を発生させ、ユーザが装置を思い通りに使いこなすことが困難になってきている。
・ ユーザが要求する処理条件の適切な設定が出来ないため、エラーの発生が増加した。
・ 装置に搭載されている機能が多く、それらについて理解も浅いので、発生したエラーの原因が分からず、エラーの解除が出来ないユーザが増加した。
・ 上記したエラーの解除が出来ないユーザの増加に伴い、発生したエラーを解除せずに放置されるケースが増加し、発生したエラーを解除するまでの時間が長くなった。
・ 上記したエラーの発生の増加とエラーを解除するまでの時間が長くなったことに伴い、エラーを発生したユーザ以外のユーザが装置を利用することが困難になった。
・ エラーが解除されるまで、他ユーザはその装置の使用を待たなければならない。
・ エラーが解除されるのを待てないユーザは、利用可能な装置を探さなければならない。
・ 装置に搭載されている機能が多く、“自分のしたいことをするためにはどのように装置や処理要求を設定すれば良いか”が分からないユーザが増加した。
・ 装置に搭載されている機能が多く、“自分のしたいことをするためにはどのように装置や処理要求を設定すれば良いか”が分かりにくいので、装置や処理要求の設定を行うまでの時間が増加した。
上記した問題点を解決するために提案された従来技術として、下記特許文献1,2を示すことができる。
下記特許文献1(特開2004-280256号公報)には、プリンタの状態を管理する装置として、プリンタにエラーが発生した場合、ユーザが予め設定しておいた送信先にメールを送信し、プリンタでエラーが発生していることを連絡する装置が示されている。また、この装置は、エラーを通知するメールに、「エラーの対処方法」と「同一のエラーを経験したユーザ名」を記載し、このようにすることで、ジョブを指示したユーザが、自分のジョブによるエラーの発生及びエラー対処方法などを迅速に知ることを可能にしている。
下記特許文献2(特開平07-175685号公報)には、エラーへの対処を可能にするネットワークプリンタ装置が示されている。ここには、エラー発生情報をユーザに通知する際に、検出したエラーの種類(送信データのエラーであるか、否か、複雑なエラーであるか、否か等)に応じ、さらに送信可能なユーザで最も近距離であることを条件として、登録されたユ−ザの中から選択した送り先にエラー発生情報を通知することにより、検出したエラーを最も迅速に解除できるようにしている。
特開2004-280256号公報 特開平07-175685号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のプリンタでは、発生したエラーへの対処方法に留まっており、“エラー発生の予防”や“エラーを発生し易いユーザや設定項目に対する注意の喚起” といったことを意図するものではない。従って、エラーが発生し難くく、利用し易い装置の利用環境を得たい、というユーザの本質的な要望に対応しきれないという問題点を残している。
また、上記特許文献2記載のネットワークプリンタ装置では、エラーを最も迅速に解除することを第1義としており、複雑なエラーに対しては、登録されたユ−ザの中から予め選択した送り先にエラー発生情報を通知することとしているので、これ以外のユーザに対しては、要求したジョブに発生するエラーの通知は行われない。
つまり、使用方法を理解していないユーザは、毎回、同じようなエラーを発生させ続け、また、エラーが発生してもすぐに解除しない、ジョブを要求したユーザやエラー発生情報の通知を受けたユーザの検出が行えない。従って、装置の使用方法の理解が浅いことにより起こるエラーについては、そのユーザに使用方法を通知すること、或いはジョブの解除までに時間がかかるユーザを検出し、素早い解除を行うように警告したり、エラーの解除方法を指導したりすることなどの対応ができない。
よって、この従来技術によっても、当該装置の利用環境として、エラーが発生し難くく、利用し易い環境を提供することが困難である、と言える。
本発明は、ユーザ設定により指示される処理要求に応じてプリント出力等の出力処理を行うプリンタや複合機等の画像処理装置のエラー管理における上述の従来技術の問題に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決すべき課題は、エラーの発生を低減させ、ユーザにとって利用し易い環境を提供するためのエラー管理動作として、エラー情報の保存及びエラー情報のユーザ(管理者)への通知を行う仕組みを上記画像処理装置に備えることにある。
請求項1の発明は、処理条件を設定したジョブの入力を受付ける手段と、所定の処理条件に従って、処理対象となる画像の出力処理を行う処理手段と、入力されたジョブに設定された処理条件と前記処理手段の処理能力との間に生じるエラーを検知するエラー検知手段と前記エラー検知手段によって検知されたエラーに係わるエラー関連情報の保存、該エラー関連情報の通知の各管理動作を行う管理手段を有する画像処理装置において、前記管理手段は、エラー関連情報の保存条件及び保存内容と、エラー関連情報の通知実行条件及び通知動作モードの少なくとも一方に対する設定を変更可能とし、設定に従って、保存、通知の各管理動作を行う手段であることを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像処理装置において、前記管理手段に設定するエラー関連情報の保存内容を、ジョブを入力したユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容を含むエラー発生情報から選択することを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された画像処理装置において、前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知実行条件として、ジョブを入力したユーザ情報、エラー発生内容、エラー発生日時の少なくとも1つを特定したことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知実行条件として、日時、エラー関連情報の保存個数を含む任意に設定し得る情報の少なくとも1つを特定したことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知実行条件として、エラー発生日時からエラー解除日時までの経過時間を定めたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知動作モードを、通知先及び通知内容により定めることを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載された画像処理装置において、前記通知実行条件に特定のユーザが設定されている場合に、エラー関連情報の通知動作モードとして、該当するユーザに係わるエラー発生情報を通知内容とする設定を行うことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載された画像処理装置において、前記エラー関連情報の通知動作モードとして、エラー発生情報から選択した項目を通知内容とする設定を行うことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載された画像処理装置において、前記管理手段に設定するエラー関連情報の保存条件として、エラー関連情報の保存期間及び保存可能なエラーの個数を特定したことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項10の発明は、請求項9に記載された画像処理装置において、前記管理手段は、エラー関連情報の保存条件が満たされない状態になったときに、保存されたエラー関連情報中の所定のエラー発生情報を通知し、削除する動作を行うことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項11の発明は、ジョブの入力時にユーザへ通知動作を行うことが可能な請求項1乃至10のいずれかに記載された画像処理装置において、前記管理手段は、ジョブの入力時に、エラー関連情報をユーザへ通知する際の実行条件及び通知動作モードの少なくとも一方に対する設定を可能とし、設定に従って、補助的な通知動作を行う手段を備えたことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項12の発明は、請求項11に記載された画像処理装置において、前記管理手段に設定する、ジョブの入力時に、エラー関連情報をユーザへ通知する際の前記実行条件として、ジョブの入力をしたユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容を含むエラー発生情報を特定することを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
請求項13の発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載された画像処理装置において、
前記管理手段は、エラー関連情報及び管理動作を行うための設定情報に用いる時間情報として、当該装置が使用されている場所に応じた日時で表すことを特徴とし、このようにすることによって上記課題を解決するものである。
本発明によると、検知されたエラーに係わるエラー関連情報を保存する際の実行条件及び保存内容と、エラー関連情報をユーザへ通知する際の実行条件及び通知動作モードの少なくとも一方に対する設定を変更可能としたことにより、装置の使用状況やユーザの要求に応じた設定で動作を行わせることで、エラーの発生を低減させ、ユーザにとって利用し易い利用環境の実現を可能とする適正なエラー管理が可能になる。
また、エラー関連情報の保存内容をユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容を含むエラー発生情報から選択することを可能にしたことにより、ユーザにとって必要な情報のみを保存し、効率化を図ることができる(請求項2)。
また、ユーザへエラー関連情報を通知する際の実行条件として、ユーザ情報、エラー発生内容、エラー発生日時の条件を特定するようにしたことにより、装置の異なる使用状況に応じた設定を行うことにより、動作を適正化することが可能になる(請求項3)。
また、エラー関連情報を通知する際の実行条件として、任意に設定し得る日時情報や保存可能なエラー個数等を特定するようにしたことにより、例えば、機器管理者へ保存されているエラー関連情報を通知し、又保存されているエラー関連情報を削除することで、エラー管理機能を正常に維持することがことが可能になる(請求項4)。
また、ユーザへエラー関連情報を通知する際の実行条件として、エラー発生日時からエラー解除日時までの経過時間を定めるようにしたことにより、エラーの解除を放置したり、エラーの解除方法が分からないユーザに対応し、使用の適正化を図ることが可能になる(請求項5)。
また、通知実行条件が満たされるときに、通知先、通知日時及び通知内容を設定した通知動作モードを行うようにしたことにより、ユーザの要求に合った動作の実行が可能になる(請求項6)。
また、特定のユーザが通知実行条件となっている場合に、該当するユーザに係わるエラー関連情報を通知内容とした通知動作モードを行うようにしたことにより、ユーザ自身が要求したジョブに発生したエラー関連情報の履歴を見ることが可能になる(請求項7)。
また、エラー発生情報から選択した項目を通知内容とする通知動作モードを行うようにしたことにより、ユーザが必要とする情報を探し易くすることが出来る(請求項8)。
また、エラー関連情報の保存条件として、エラー関連情報の保存期間及び保存可能なエラーの個数を特定するようにしたことにより、ユーザの要求に合い、装置の利用環境に適した動作の実行が可能になる(請求項9)。
また、設定した保存条件が満たされない状態になったときに、保存されたエラー関連情報中の所定のエラー発生情報を通知し、削除する動作を行うようにしたことにより、保存が実行できる状態に復帰させることが可能になる(請求項10)。
また、ジョブの入力時に、ユーザの処理要求に対して、補助的なエラー関連情報の通知動作を行うようにしたことにより、以前同様の処理要求を行ってエラーを生じたユーザに対して前もって注意を促すことが出来、これによって、エラーの発生を低減できる(請求項11)。
また、補助的なエラー関連情報の通知動作を実行する条件として、ジョブの入力をしたユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容を含むエラー発生情報を特定するようにしたことにより、履歴として保存されているエラー発生情報の内容を加味したユーザ補助通知条件を設定することが出来、ユーザに対するこの通知動作によって、エラー発生の低減効果を高めることができる(請求項12)。
また、仕向け地に応じた日時表現を行うことにより、よりユーザにとって見易く、理解し易いエラー発生情報の通知を可能にする。(請求項13)。
以下に、本発明の画像処理装置に係わる実施形態を示す。
本発明は、ユーザ設定により指示される処理要求に応じてプリント出力等の出力処理を行うプリンタや複合機等の画像処理装置において、ユーザが要求するジョブに生じるエラーの管理に関する。
以下に示す本発明の実施形態には、画像処理装置として、プリンタを例に、装置間を直接接続するI/F(インタフェース)或いはネットワークI/Fを介して接続された外部機(ホストコンピュータ、管理機等)からの処理要求に応じて、プリント出力ジョブ、エラー管理に必要な情報等の処理を行う実施装置を示す。
なお、本実施形態では、外部機からの処理要求に応じた動作を主に説明するが、装置本体に装備されているオペレーションパネルからの指示に従い、装置内で生成される画像データをもとにプリント出力ジョブを行い、又エラー管理に必要な情報等の処理を行う場合にも、同様の形態で実施し得る。また、ここには示さない複合機を実施装置とする場合、例えば、コピー機能を用いてプリント出力ジョブを処理するときのように、装置で単独に処理を行うときには、ジョブの要求やエラー管理に必要な情報をユーザと交換する手段として、オペレーションパネルは必須である。
図1は、本実施形態に係わるプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタ1はコントローラ2を有する。コントローラ2は、予め設定されている制御モード及びジョブの要求時にホスト機3若しくはネットワーク15から送られてくる制御コードに従って、ホスト機3からの印字データを、ビデオデータに変換してプリンタエンジン13へ出力する制御機構の総称で、以下のようなモジュールで構成される。
ホストI/F5は、ホスト機3からプリンタ1への制御信号およびデータ、及びプリンタ1からホスト機3へのステータス信号のインターフェースである。
ネットワークI/F16は、ネットワーク15からプリンタへの制御信号およびデータ、及びプリンタからネットワークへのステータス信号のインターフェースである。
CPU9は、プログラムROM6に従ってホスト機3からのデータ(印字データ,制御データ)を処理する。なお、制御データは、画像等の出力処理に必要な各処理部に対する制御条件を指示するデータで、このデータに従い処理条件或いは動作条件が設定される。
RAM10は、CPU9が処理の実行に用いるワークメモリで、ホスト機3からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、及びバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換した後に得られるビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。
HDD(Hard Disk Drive)17は、大容量のデータが保存可能な記憶装置である。
NV−RAM11は、電源を切っても保持したいデータを格納しておくための不揮発性RAMである。
プログラムROM6には、コントローラ2内でのデータの処理、管理や、周辺モジュールを制御する為のプログラムが格納され、後述するエラー管理に係わる処理を行うためのプログラムもここに搭載される。
フォントROM7には、印字に使用されるさまざまな種類のフォントデータが格納される。
エンジンI/F12は、コントローラ2からプリンタエンジン13への制御信号やビデオ信号、及びプリンタからコントローラへのステータス信号を送受するためのインタフェースである。
プリンタエンジン13は、ここでは電子写真プロセスで画像を形成するエンジン部で、コントローラ2からのビデオ信号および制御信号により感光体上に静電潜像を作り、トナーにより現像を行い、トナー像を給紙部より給紙される転写紙に転写、定着させる一連の画像形成プロセスで処理を行う。
オペレーションパネル4は、プリンタ1の状態を示す表示部、及びプリンタ1のモード、フォント等を切替えるスイッチ部からなる。
パネルI/F8は、コントローラ2とオペレーションパネル4とのインタフェースである。
上記した構成のプリンタ1におけるデータ処理の概要を説明する。
プリンタ1のコントローラ2がホスト機3からの印刷要求等のジョブを受付ける。この時に受取るジョブは、ホスト機3のプリンタドライバにより作成される。ホスト機3のプリンタドライバは、ユーザI/Fを通して設定された処理条件を制御データとして付与した印刷要求等のジョブを作成する。
ホストI/F5を通してホスト機3から送られてきたジョブを受付けるコントローラ2では、CPU9がプログラムROM6上のデータ解析プログラムにしたがって受付けたジョブの内容を解析し、印字データおよび印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT,…等)とその他に分ける。
印字データおよび印字制御データは、RAM10上の受信バッファに一旦記憶される。受信バッファに一旦記憶されたこれらのデータは、プログラムROM6上の制御プログラムが一つずつ取り出して、その処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM10上に設けられた中間バッファに収納する。制御コードや、エスケープシーケンス等のコマンドであった場合、これらの定義に従った処理を行う。それは、例えば、印字位置の指定であったら、次に来た文字コードの位置を指定された位置にするとか、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにするといった具合に処理を行う。
このようにして、ホスト機3からのプリント命令の処理を行うか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、次に中間バッファに貯えられた中間コードを、制御プログラムにしたがって、ビデオデータに変換する処理を行う。変換が終了したら、コントローラ2はエンジンI/F12を通して、プリンタエンジン13にプリントスタートの命令を出し、それに同期してビデオデータを転送する。
以上のような一連の処理フローによって、ホスト機3からの印字データがプリンタエンジン13を介して印字出力される。
また、コントローラ2は、既存のプリンタのコントローラと同様に、上記したジョブの処理を管理する機能を有し、この機能を実現するためのプログラムをプログラムROM6に搭載している。CPU9は、このプログラムによって、受付けたジョブを処理が完了するまで管理し、必要なジョブ関連データについては、ジョブ管理情報として記憶する。後述するジョブに発生するエラーの管理に用いるエラー関連情報は、ジョブ管理情報をベースとする。
また、ジョブに発生するエラーの管理機能を実現する処理プログラムについても、プログラムROM6に搭載する。CPU9は、所定のタイミングで、エラーを管理するためのプログラムを起動し、後記で詳述する管理動作を実行する。
次に、上記プリンタ1におけるジョブに発生するエラーを管理する機能に係わる実施形態について詳述する。
このエラー管理機能は、一義的には、ジョブに発生したエラーに関連する情報(以下「エラー発生情報」と記す)として、ジョブを入力したユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容等の情報をエラーの履歴データとして保存することである。
また、二義的には、保存したエラー発生情報をもとに、エラーの分析やエラーの低減化を可能とするために、ユーザ(機器管理者を含む)に対しエラーの発生状況を通知・警告したり、所謂“ヘルプ”と称される発生したエラーへの対処法を示す機能を提供することである。こうした機能を提供することによって、ユーザにとって利用し易い環境が構築される。
上記のようなエラー管理機能を実現するためには、先ず、ジョブに発生するエラーを検知する手段を必要とする。このエラー検知手段は、入力されたジョブにユーザが設定した処理条件と機器の処理能力(機器条件に依存する)との間に生じる食違いを検知する(例えば、“用紙サイズの不一致”は、ジョブの入力時に、ユーザの設定データと機器にセットされた用紙サイズの設定データとをチェックすることにより検知可能である)手段であったり、実際にエラーの発生を検知する(例えば、“ジャムの発生”は、画像形成等の処理中に起きる動作状態の異常検知による)手段である。なお、これらのエラー検知手段は、既に従来から各種の検知手段が存在するので、この中から必要とする手段を選択し、適用することにより実施し得る。
また、検知されたエラーのエラー発生情報を保存する際に、検出したエラーのエラー発生情報の履歴データ全部を保存することは、記憶容量やCPUの処理能力に限度があって、実施が難しく、実施したとしても、システムの構成によっては、パフォーマンスが低下する、という問題が生じる。
そこで、保存できるエラーに条件を付けて、条件を満足するエラーを保存の対象とし、上記の問題に対応する。手順としては、保存をするか、否かを判定するための保存条件を設定して、必要なタイミングでこの設定条件によるチェックを行い、条件を満足するエラーを保存の対象とし、条件を満足しないエラーは保存の対象から外す。ただし、保存の対象から外される場合には、このエラー発生情報をユーザ(管理者)に通知することにより、ジョブの状態を知らせる。
ここに、保存条件をチェックするタイミングは、基本的にはエラーの発生時に行うが、時間を設定条件とする場合、例えば、保存されたエラー発生情報を定期的に見直す、といった場合には、一定の日時ごとや装置の立上げ時等の適当な時期を選んで行う。
また、上記保存条件は、装置の使用状況やユーザの要求に応じて設定を変更することにより、高パフォーマンスを保つことができるようにする。
また、本実施形態では、保存したエラー発生情報をもとに、ユーザ(機器管理者)に対しエラーの発生状況を通知・警告を行う際に、通知・警告を行うエラーに条件を付けて、条件が満たされるエラーのみを通知・警告を行う対象とする。
手順としては、通知・警告を行うか、否かを判定するため通知実行条件として、保存されたエラー発生情報に含まれるユーザ情報、エラー発生内容、エラー発生日時及びエラー発生日時からエラー解除日時までの経過時間、並びに任意に設定し得る日時、エラー保存個数等の情報を設定して、この設定条件によるチェックを行う。
ここに、通知実行条件をチェックするタイミングは、基本的にはエラーの発生時にエラー発生情報の保存と同時に行う。ただし、通知実行条件として、任意に設定し得る日時、エラー保存個数等の情報を設定した場合には、例えば、月に一度といった適当な時期を選んで行う。
上記通知実行条件のチェック結果を得て、条件を満足するエラーのみを通知・警告を行う対象とし、通知動作を行う。この動作の際、通知動作モードとして、通知先(ジョブを要求したユーザと機器管理者、或いは機器管理者のみといった通知先の指示を行う)及び通知内容(保存されたエラー発生情報から選択された情報、或いは保存されたエラー発生情報を編集して作成された情報といった内容の指示)の設定に従った動作を行う。
さらに、本実施形態では、エラー管理機能の1機能として、ジョブの入力時に、所定の条件に該当する設定を行うユーザに対し、警告やヘルプ画面(設定のチェック項目等の表示)を通知する(以下「ユーザ補助通知」という)機能を備える。ユーザに補助通知する警告やヘルプ画面の内容は、保存したエラー発生情報に基づいて生成される。
手順としては、ユーザ補助通知を行うか、否かを判定するためユーザ補助通知実行条件として、保存されたエラー発生情報に含まれるユーザ情報、ジョブの設定項目、ジョブの処理開始日時、エラー発生日時、エラー解除日時及びエラー発生内容、等の情報を設定して、この設定条件によるチェックをジョブの入力時に行う。
このユーザ補助通知実行条件のチェック結果を得て、条件を満足する場合には、保存されているエラー発生情報の中から当該ユーザが入力したジョブの情報をユーザに通知したり、推測されるエラーに対する警告を行う。なお、警告やヘルプ画面の内容は、ジョブの入力時のエラーが発生する前に、保存したエラー発生情報における当該ユーザに係わる履歴情報から推測されるエラーの発生原因をユーザに指示し、注意を喚起する。
以下には、上記したエラー管理機能の理解を容易にするための実施形態として、[実施形態1〜3]を分説する。
[実施形態1]には、受付けたジョブを処理する過程で発生するエラーに対し、発生時に行う、エラー発生情報の保存及びエラー通知の各管理動作を、フロー(図2)に基づいて示すものである。
[実施形態2]には、エラー通知実行条件が、個々のジョブに依存しない場合に行うエラー通知動作を、フロー(図9)に基づいて示すものである。
[実施形態3]には、ジョブの入力時に行うユーザ補助通知動作を、フロー(図12)に基づいて示すものである。
[実施形態1]
本実施形態は、受付けたジョブを処理する過程でエラーが検出されたときに、検出したエラーに関連する情報(エラー発生情報)を保存する。ただ、検出した全てのエラーを無条件に保存するわけではなく、システムの動作を適正に維持する必要性から、保存できるエラーの個数、保存期間等の保存条件(個数や期間を設定により変更可能)を付けて、この条件を満足するエラーを保存の対象とする。
従って、保存期間として定めた最大限の保存個数のエラー情報がすでに保存されている場合に、新たに発生したエラーを保存するには、保存条件を満たすように状態を変えるための保存情報に対する操作(例えば、保存したエラーの削除)が必要になる。
他方、保存条件を満たし、新たに発生したエラーを保存の対象にすることが可能な場合には、エラー発生情報から選択した情報(保存するエラー発生情報の項目を設定により変更可能)を対象に保存動作を行う。また、このとき、エラーの発生低減を狙いとするエラー管理をするために設定される通知実行条件に従い、保存情報をユーザ(管理者)に通知する。
図2は、本実施形態におけるエラー発生時のエラー管理動作の制御フローを示す。
図2に示す制御フローは、コントローラ2のCPU9がエラーを検知したときに、エラー管理動作の実行に必要なプログラムを起動することにより、開始される。
検知したエラーの管理動作の始めに、エラー保存条件を満たすか、否かがチェックされる(ステップS101)。
ここでは、エラー保存条件として、図3(A)に示す条件が設定されている。即ち、図3(A)に示すように、“エラー保存期間”を1ヶ月(例えば、各月の最後の日に保存期間を満了させ、最大1ヶ月を保存期間とする)、“保存するエラーの個数の上限値”を10として設定している。よって、保存されたエラーの中に、保存期間に達したエラーがあったり、或いは現行のジョブで検知されたエラーが加わると、保存可能なエラーの個数を超える場合には、保存条件が満たされない、と判定する。なお、保存期間のチェックについては、この制御フローでは、エラー発生時に行っているが、ジョブの処理とは関係無く、例えば月に1回といったような周期でチェックしても良い。また、保存期間をジョブごとに設定する方法を採用するようにしても良い。
ステップS101のチェック結果に従って、図3(B)に示すように、それぞれに必要な動作を行う。ここでは、保存条件が満たされる場合、現行のジョブに発生したエラーに関連する情報を記憶しても、設定内のエラー保存個数に収まるので、このエラーに関連する情報としてエラー発生情報をHDD17等の記憶手段に記憶する(ステップS102)。
保存するエラー発生情報の内容は、図4に例示するように、
・エラーを発生したユーザ
・エラーを発生したジョブ名(文書名)
・エラーを発生したジョブ(プリント出力、蓄積の各データ)の設定項目
・エラーを発生した文書がユーザからプリンタに送信された日時
・エラーを発生したジョブがプリンタで受信された日時
・エラーを発生したジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時
・エラーが発生した日時
・発生したエラーが解除された日時
・発生したエラーの種類
の各項目よりなり、このエラー発生情報から設定した項目(図4の右欄は保存設定の有無を示す)を保存内容として選択する。
他方、ステップS101で、現行のジョブに発生したエラーの情報を保存しようとしても、設定したエラー保存個数を超えてしまい、保存条件が満たされない場合、現行のジョブのエラーを保存するためには、保存されたエラーを削除することにより、保存個数を減らす必要がある。削除するエラーは、図3(B)に示すように、一番古いエラーとする。また、削除時には、削除の対象となるエラー(保存期間が切れたエラーを含む)のジョブを要求したユーザに、該当するエラーのエラー発生情報を通知して注意を喚起する(ステップS103)。
なお、本実施形態では、現行のジョブに発生したエラーについては、保存条件を満たす場合と同様に、エラー発生時のエラー情報を保存するステップS102以降の動作を行う。
また、上記では、削除の条件を一番古いエラーとしたが、その他に以下の条件を採用しても良い。
・最も新しく発生したエラーのジョブを要求したユーザに係わるエラーを削除の対象とし、削除するエラー発生情報をそのユーザに通知する。
・最もエラーの発生数の多いユーザに係わるエラーを削除の対象とし、削除するエラー発生情報をそのユーザに通知する。
・保存された全てのエラーを削除の対象とし、削除するエラー発生情報を各々のユーザに通知する。
また、上記でエラー通知を行う際に、通知するエラー発生情報を以下の方法で編集して、提供するようにしても良い。
・エラーの発生が多いユーザ順
・エラーの発生が多いジョブ名(文書名)順
・エラーの発生が多いプリント出力及び蓄積における設定項目順
・エラーの発生が多いユーザからプリンタに文書が送信された日時(時間帯)順
・エラーの発生が多いエラーが発生した日時(時間帯)順
・エラーの発生が多い発生したエラーの種類順
ステップS102でエラー発生情報を保存した後、保存したエラー発生情報をもとに、エラーの発生をユーザに通知する。
ただ、本フローでは、エラー通知の実行条件を設定し、エラー通知実行条件を満たすか、否かをチェックし(ステップS104)、この条件を満たした場合に、エラー通知動作を行う(ステップS106)。
ここでは、エラー通知実行条件として、図5(A)に示す条件、即ち、
・エラーを発生したユーザ
・エラーを発生したジョブ名(文書名)
・エラーを発生したジョブ(プリント出力、蓄積の各データ)の設定項目
・エラーを発生した文書がユーザからプリンタに送信された日時
・エラーを発生したジョブがプリンタで受信された日時
・エラーを発生したジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時
・エラーが発生した日時
・発生したエラーが解除された日時
・発生したエラーの種類
の各項目において、条件を設定することによって実施する。
図5(A)の例では、“エラーを発生したユーザ”を全ユーザ、“エラーを発生したジョブの設定項目”を両面印刷,集約,紙種:再生紙,紙サイズ:A3のいずれか2つ該当時、“エラーを発生したジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時”を13:00〜18:00、“エラーが発生した日時”を13:00〜18:30、“発生したエラーの種類”を用紙サイズ不統一,メモリフルのいずれか1つ該当時とする設定を行い、それ以外の項目は設定なし、となっている。
よって、ステップS104のチェック結果に従って、現行のジョブに発生し、保存されたエラーのエラー発生情報中に、上記した通知実行条件のどれかに合う条件が存在する場合に、エラー通知実行条件が満たされる、と判定し、図5(B)に示す通知動作を行う。
ここでは、図5(B)に示すように、エラー通知実行条件が満たされる場合、発生したエラーのジョブを要求したユーザに係わる全てのエラー発生情報(エラー発生情報の保存項目は図4で設定)を対象として、該当するユーザ及び管理者にこのエラー履歴の通知を行う。また、エラー通知実行条件が満たされない場合は、非通知として,何の動作もしない(ステップS105)。
なお、エラー通知実行条件が満たされる場合に、上記のように、該当するユーザ係わる全てのエラー発生情報を通知(例えば、エラー発生情報一覧として通知)する他に、以下の通知動作を採用しても良い。
・エラー通知条件を満たすエラーを発生したユーザに、ユーザの理解が浅いプリンタの使用方法をヘルプ機能により通知する(例えば、上記エラー発生情報一覧から、使用方法に対するユーザの理解が不足していると推測できる場合に、使用方法を案内するためのメッセージ等を通知する)。
・ユーザ等にエラー履歴を通知した後、通知したエラー履歴を保存した記憶手段から削除する。
また、上記でエラー通知を行う際に、通知するエラー発生情報を以下の方法で編集して、提供するようにしても良い。
・エラーの発生が多いユーザ順
・エラーの発生が多いジョブ名(文書名)順
・エラーの発生が多いプリント出力及び蓄積における設定項目順
・エラーの発生が多いユーザからプリンタに文書が送信された日時(時間帯)順
・エラーの発生が多いエラーが発生した日時(時間帯)順
・エラーの発生が多い発生したエラーの種類順
ここで、実施形態1のエラー発生時の制御フロー(図2)によるエラー管理動作の異なるケースをそれぞれ「実施例1〜3」として示す。
「実施例1」
この実施例は、発生したエラーがエラー保存条件、エラー通知実行条件を共に満たす場合の管理動作を示すものである。
ユーザ:Fが下記のような、印刷要求を行った際の動作をフローに沿って説明する。
・ユーザ :F
・ジョブ名 :期末テスト
・印刷条件の設定項目 :片面印刷、集約無し、紙種:再生紙、用紙サイズ:A3
・画像形成開始日時 :2005/07/25 13:10:23
・エラーが発生した日時 :2005/07/25 13:15:03
ここに、エラー保持条件、エラー通知条件は、それぞれ図3(A)、図5(A)のように設定されている。
また、このときのエラー発生情報の保存状態は、図6(A)に示すように、5個のエラーの情報が既に保存されている、とする。なお、図6(A)に示すエラー発生情報は、図4の設定による項目の情報である。
上記のジョブをユーザがプリンタに投入した後、「エラー:用紙サイズ不一致」が発生すると、制御フロー(図2)によるエラー管理動作が開始される。
まず、エラー保存条件を満たすか、否かを判断する(ステップS101)。
この実施例の場合、保存条件は、
・エラー保存期間(設定:「各月の最後の日」)≠ 画像形成開始日時「2005/07/25」
・保持するエラーの個数の上限値(設定:「10個」)> 現在のエラー発生情報の保存個数「5」
であるから、エラー保存条件を満たす。
エラー保存条件が満たされる場合には、予め選択されたエラー保存条件を満たすときの「発生したエラーのエラー発生情報を記憶手段に記憶する」動作を行う(ステップS102)。
次いで、エラー通知実行条件を満たすか、否かを判断する(ステップS104)。
この実施例の場合、通知実行条件は、
・エラーを発生したユーザ (設定:「全ユーザ」)∋ ユーザ:F (但し、∋:要素として含む)
・エラーを発生したジョブ名(文書名) 「設定なし」
・エラーを発生したジョブの設定項目 = 紙種:再生紙、用紙サイズA3が一致
・エラーを発生した文書がユーザからプリンタに送信された日時 「設定なし」
・エラーを発生したジョブがプリンタで受信された日時 「設定なし」
・エラーを発生したジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時(設定:「13:00〜18:00」)∋13:10:23
・エラーが発生した日時(設定:「13:00〜18:30」) ∋ 13:15:03
・発生したエラーが解除された日時 「設定無し」
・発生したエラーの種類 = 用紙サイズ不一致が一致
であるから、エラー通知実行条件を満たす。
エラー通知実行条件が満たされる場合には、予め選択されたエラー通知実行条件を満たすときの「エラーを発生したユーザと機器管理者に、記憶手段に保存されているそのユーザが発生した全てのエラー発生情報を通知し、また、通知した後、記憶手段からエラー発生情報を削除する」動作を行う(ステップS106)。
従って、この実施例の場合、エラーを発生したユーザ:Fと機器管理者に、記憶手段に保存されているユーザ:Fが発生した全てのエラー発生情報として、図6(A)の(番号:3,5)の情報及び今回発生したエラーの情報を通知する。
その後、ユーザ:Fのエラー発生情報(番号:3,5)を記憶手段から削除する。図6(B)は、削除後に保存されたエラー発生情報を示す。
「実施例2」
この実施例は、発生したエラーがエラー保存条件を満たさない場合の管理動作を示すものである。
ユーザ:Bが下記のような、印刷要求を行った際の動作をフローに沿って説明する。
・ユーザ :B
・ジョブ名 :フックの法則の例
・印刷条件の設定項目 :片面印刷、集約無し、紙種:再生紙、用紙サイズ:A3
・画像形成開始日時 :2005/07/25 13:10:23
・エラーが発生した日時 :2005/07/25 13:15:03
ここに、エラー保持条件、エラー通知条件は、それぞれ図3(A)、図5(A)のように設定されている。
また、このときのエラー発生情報の保存状態は、図7(A)に示すように、10個のエラーの情報が既に保存されている、とする。
上記のジョブをユーザがプリンタに投入した後、「エラー:用紙サイズ不一致」が発生すると、制御フロー(図2)によるエラー管理動作が開始される。
まず、エラー保存条件を満たすか、否かを判断する(ステップS101)。
この実施例の場合、保存条件は、
・エラー保存期間(設定:「各月の最後の日」)≠ 画像形成開始日時「2005/07/25」
・保持するエラーの個数の上限値(設定:「10個」)≧現在のエラー発生情報の保存個数「10」
であるから、現在発生しているエラーを保存すると、記憶手段に保存されているエラー発生情報の個数が「11」になり、エラー保存条件を満たさない。
エラー保存条件が満たされない場合には、予め選択されたエラー保存条件を満たされないときの「1番古いエラーを発生したユーザに、エラー発生情報を通知し、記憶手段からそのユーザのエラー発生情報を削除する」動作を行う(ステップS103)。
従って、この実施例の場合、1番古いエラーを発生したユーザは、番号:1のユーザ:Aであるから、このユーザ:Aに、記憶手段に保存されているユーザ:Aが発生した全てのエラー発生情報として、図7(A)の(番号:1,3)の情報を通知する。
その後、ユーザ:Aのエラー発生情報(番号:1,3)を記憶手段から削除する。図7(B)は、削除後に保存されたエラー発生情報を示す。
なお、現在発生しているユーザ:Bのエラーは、上記の削除処理を行った後、保存条件がクリアされた状態になるので、ステップS102以降の保存・通知の管理動作を実施例1と同様に行う。
「実施例3」
この実施例は、発生したエラーがエラー保存条件を満たすが、エラー通知実行条件を満たさない場合の管理動作を示すものである。
ユーザ:Fが下記のような、印刷要求を行った際の動作をフローに沿って説明する。
・ユーザ :F
・ジョブ名 :期末テスト
・印刷条件の設定項目 :片面印刷、集約無し、紙種:再生紙、用紙サイズ:A3
・画像形成開始日時 :2005/07/25 19:50:11
・エラーが発生した日時 :2005/07/25 19:51:53
ここに、エラー保持条件、エラー通知条件は、それぞれ図3(A)、図5(A)のように設定されている。
また、このときのエラー発生情報の保存状態は、図6(A)に示すように、5個のエラーの情報が既に保存されている、とする。
上記のジョブをユーザがプリンタに投入した後、「エラー:用紙サイズ不一致」が発生すると、制御フロー(図2)によるエラー管理動作が開始される。
まず、エラー保存条件を満たすか、否かを判断する(ステップS101)。
この実施例の場合、保存条件は、
・エラー保存期間(各月の最後の日)≠ 画像形成開始日時「2005/07/25」
・保持するエラーの個数の上限値(10個)> 現在のエラー発生情報の保存個数「5」
であるから、エラー保存条件を満たす。
エラー保存条件が満たされる場合には、予め選択されたエラー保存条件を満たすときの「発生したエラーのエラー発生情報を記憶手段に記憶する」動作を行う(ステップS102)。図8は、この動作を行った後に保存されたエラー発生情報(ユーザFのジョブ名:期末テストが付加)を示す。
次いで、エラー通知実行条件を満たすか、否かを判断する(ステップS104)。
この実施例の場合、通知実行条件は、
・エラーを発生したユーザ (設定:「全ユーザ」)∋ ユーザ:F F 但し、∋:要素として含む)
・エラーを発生したジョブ名(文書名) 「設定なし」
・エラーを発生したジョブの設定項目 = 紙種:再生紙、用紙サイズA3が一致
・エラーを発生した文書がユーザからプリンタに送信された日時 「設定なし」
・エラーを発生したジョブがプリンタで受信された日時 「設定なし」
・エラーを発生したジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時(設定:「13:00〜18:00」)に19:50:11は含まれないので、「非該当」
・エラーが発生した日時(設定:「13:00〜18:30」)に19:51:53は含まれないので、「非該当」
・発生したエラーが解除された日時 「設定無し」
・発生したエラーの種類 = 用紙サイズ不一致が一致
であるから、エラー通知実行条件を満たさない。
エラー通知実行条件が満たされない場合には、予め選択されたエラー通知実行条件を満たさないときの「誰にもエラーを通知しない」動作を行う(ステップS105)。
[実施形態2]
エラー通知の実行を、任意の条件設定が可能な日時或いは保存されたエラーの個数といったような、個々のジョブに依存する情報によらない条件で行う場合のエラー通知動作を示すものである。例えば、機器の管理上、定期的に管理者にエラーの発生状況を通知し、古いエラーに関する情報を整理する動作を行い、エラー管理機能が正常に働くようにするために、日時或いは保存されたエラーの個数を通知条件として、エラー通知動作を行わせるようにする。
日時或いは保存されたエラーの個数を通知条件とする場合には、前記実施形態1のようにエラー発生時を選ぶ必要がないので、適当な時間間隔でこのエラー通知実行条件のチェックをかけ、チェック結果に従い、エラー通知等のエラー管理動作を行うようにする。
図9は、本実施形態のエラー管理動作の制御フローを示す。
図9に示す制御フローは、検知コントローラ2のCPU9がタイマによる所定の時間経過を検知したときに、エラー管理動作の実行に必要なプログラムを起動することにより、開始される。
エラー管理動作の始めに、エラー通知実行条件を満たすか、否かがチェックされる(ステップS201)。
ここでは、エラー通知実行条件として、図10(A)に示す条件が設定されている。即ち、図10(A)に示すように、エラー通知実行条件の1項目を“エラー通知を行う日時”とし、それを毎月月末の23:59:59に設定している。また、他の項目を“エラー通知を行うエラー保存個数”とし、それを8に設定している。よって、エラー通知を行う日時である月末の23:59:59に達したり、エラーの保存個数が8に達した場合には、エラー通知実行条件が満たされた、と判定する。
ステップS201のチェック結果、エラー通知実行条件を満たす場合、図10(B)に示すように、エラー管理動作として、保存されている全てのエラー発生情報を機器管理者に通知し、また、保存されている全てのエラー発生情報を記憶手段から削除する処理を行う(ステップS202)。
また、エラー通知実行条件をチェックした結果、条件を満たさない場合、図10(B)に示すように、「誰にもエラーを通知しない」動作を行う。
なお、このときに、エラー発生情報を通知しないので、フローを直ちに終了できるが、この実施形態のフローのステップS201では、フローを直ちに終了させないで、エラー通知実行条件のチェック動作を条件が満たされるまで、繰り返す。ただ、このチェック動作の繰り返しは、CPUの処理負担を過大にする可能性があるので、例えばチェック回数等の制限を設ける等により、規定のチェック回数を経ても条件が満たされない場合には、このフローを終了させるようにすると良い。
また、上記でエラー通知を行う際に、通知するエラー発生情報を以下の方法で編集して、提供するようにしても良い。
・エラーの発生が多いユーザ順
・エラーの発生が多いジョブ名(文書名)順
・エラーの発生が多いプリント出力及び蓄積における設定項目順
・エラーの発生が多いユーザからプリンタに文書が送信された日時(時間帯)順
・エラーの発生が多いエラーが発生した日時(時間帯)順
・エラーの発生が多い発生したエラーの種類順
ここで、実施形態2のエラー管理動作の制御フロー(図9)を実行するケースを「実施例4」として示す。
「実施例4」
この実施例は、任意の条件設定が可能な日時或いは保存されたエラーの個数をエラーの通知実行条件として、定期的にこの条件が満たされるか、否かをチェックし、チェック結果に従いエラー管理動作を行うケースを示すものである。
このエラー管理動作の開始時において、下記のエラー管理状態にあった場合のエラー管理動作を本実施形態の制御フロー(図9)に沿って説明する。
・現在の日時 : 2005/07/31 23:50:00
・エラーを通知する際のエラー発生情報の編集方法 : エラーの多いユーザ順に整列する。
ここに、エラー通知実行条件は、図10(A)のように設定されている。
また、このときのエラー発生情報の保存状態は、図8に示すように、5個のエラーの情報が既に保存されている、とする。
制御フロー(図9)によるエラー管理動作が開始され、まず、開始時の状態において、エラー通知実行条件を満たすか、否かを判断する(ステップS201)。
この場合、通知実行条件は、
・エラー通知を行う日時(設定:「毎月末の23:59:59」)≠2005/07/31 23:50:00
・エラー通知を行うエラー保存個数(設定:「8個」)> 現在、記憶手段に保持されているエラー発生情報の個数「5」
であるから、エラー通知実行条件を満たさない。
この後、ユーザのジョブ要求がなく、時間が経過し、
・現在の日時 : 2005/07/31 23:59:59
となった時に、再びエラー通知実行条件をチェックする。
このタイミングにおける通知実行条件は、
・エラー通知を行う日時(設定:「毎月末の23:59:59」) = 2005/07/31 23:59:59
・エラー通知を行うエラー保持個数(設定:「8個」)> 現在、記憶手段に保持されているエラー発生情報の個数「5」
であるから、エラー通知実行条件を満たす。
エラー通知実行条件が満たされる場合には、予め選択された通知実行条件を満たすときの「保存されている全てのエラー発生情報を機器管理者に通知し、また、保存されている全てのエラー発生情報を記憶手段から削除する」動作を行う(ステップS202)。
図11は、このエラー管理動作として、機器管理者に通知されるエラー発生情報一覧を示すものである。
図11には、エラーを通知する際のエラー発生情報の編集方法として、予め設定された「エラーの多いユーザ順に整列する」方法に従い、ユーザ:Fを先頭にして整理されたエラー発生情報の一覧を示しており、このような形で機器管理者に提供される
[実施形態3]
本実施形態は、エラー管理動作として、ジョブを要求するユーザに対し、ユーザ補助通知(警告やヘルプ画面の通知)を行う動作をフロー(図12)に基づいて示すものである。
ユーザ補助通知は、ユーザがジョブを要求する時に、以前同様の要求を行ってエラーを生じたユーザに対し、保存されているエラー発生情報に基づいて警告やヘルプにより前もって注意を促すことができ、エラーの発生を低減させることをねらいとするエラー管理動作である。
従って、本実施形態では、ユーザがジョブを要求する際に行う設定画面への入力操作から始まるジョブの処理過程で、ユーザの設定をユーザ補助通知実行条件(設定により変更可能)によりチェックし、この実行条件を満たす場合に、ユーザ補助通知を行うようにする。
図12は、本実施形態のエラー管理動作の制御フローを示す。
図12に示す制御フローは、検知コントローラ2のCPU9がユーザ操作によるジョブ要求(印刷要求)の発生を検知したときに、このエラー管理動作の実行に必要なプログラムを起動することにより、開始される。
このエラー管理動作の始めに、ユーザ補助通知実行条件を満たすか、否かがチェックされる(ステップS301)。
ここでは、ユーザ補助通知実行条件として、図13に示す条件、即ち、
・ユーザ
・ジョブ名(文書名)
・ジョブ(プリント出力、蓄積の各データ)の設定項目
・文書がユーザからプリンタに送信された日時
・ジョブがプリンタで受信された日時
・ジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時
・エラーが発生した日時
・発生したエラーが解除された日時
・発生したエラーの種類
の各項目において、条件を設定することによって実施する。
図13の例では、“ユーザ”をユーザ:A,B、“ジョブの設定項目”を両面印刷,集約,紙種:再生紙,紙サイズ:A3、ステープルのいずれか1つ該当時、“ジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時”を13:00〜18:00、“エラーが発生した日時”を13:00〜18:30、“発生したエラーが解除された日時”を9:00〜12:00、“発生したエラーの種類”を用紙サイズ不統一,メモリフル,ジャムのいずれか1つ該当時とする設定を行い、それ以外の項目は設定なし、となっている。
よって、ステップS301では、現行の要求ジョブにおけるユーザ設定或いは要求した現行ジョブに発生するエラー等の処理状態が、上記したユーザ補助通知実行条件のどれかと一致する場合に、補助通知実行条件が満たされる、と判定する。
ステップS301のチェック結果、ユーザ補助通知実行条件を満たす場合、図14に示すユーザ補助通知として予め定めたエラー管理動作を行う(ステップS302)。
このユーザ補助通知動作は、現行のジョブを要求したユーザが以前に発生させたエラーについて保存されているエラー発生情報を通知する。また、保存されたエラー発生情報の上記した通知に加え、該エラー発生情報に含まれるエラー時の設定項目及びエラーの種類をもとに、その設定項目の設定時のチェック項目及びエラー種類から推測されるエラー原因に関する警告を行う。
また、ユーザ補助通知実行条件をチェックした結果、条件を満たさない場合、図14に示すように、「ユーザ補助通知をしない」動作を行う。
ここで、実施形態3のエラー管理動作の制御フロー(図12)を実行するケースを「実施例5」として示す。
「実施例5」
ユーザ:Aが下記のような、印刷要求を行った際の動作をフローに沿って説明する。
・ユーザ :A
・ジョブ名 :秋の遠足計画書
・印刷条件の設定項目 :片面印刷、集約無し、紙種:普通紙、用紙サイズ:A4、ステープル、Z折り
・画像形成開始日時 :2005/07/25 10:05:22
ここに、ユーザ補助通知実行条件は、図13のように設定されている。
また、このときのエラー発生情報の保存状態は、図7(A)に示すように、10個のエラーの情報が既に保存されている、とする。
上記のジョブを要求するユーザの入力操作から始まるジョブの処理過程で制御フロー(図12)によるエラー管理を行う。
ジョブを要求するユーザの入力操作が開始された当初、エラーが発生していない段階で、下記に示すユーザ設定が行われたときに、ユーザ補助通知実行条件を満たすか、否かがチェックされる(ステップS301)と、
・ユーザ (設定:「A,B」)∋ ユーザ:A
・ジョブ名(文書名) 「設定なし」
・ジョブの設定項目 = ステープルが一致
・文書がユーザからプリンタに送信された日時 「設定なし」
・ジョブがプリンタで受信された日時 「設定なし」
・ジョブのプリント出力又は蓄積が開始された日時(設定:「13:00〜18:00」)に10:05:22は含まれないので、「非該当」
・エラーが発生した日時(設定:「13:00〜18:30」)に現時点の状態(エラーが未発生)は含まれないので、「非該当」
・発生したエラーが解除された日時(設定:「9:00〜12:00」) 「現段階では不明」
・発生したエラーの種類(設定:「用紙サイズ不統一,メモリフル,ジャムのいずれか1つ該当時」)「現段階では不明」
となり、ユーザとジョブの設定項目が条件に適うので、ユーザ補助通知実行条件を満たす、と判定される。
ユーザ補助通知実行条件が満たされる場合には、予め選択されたユーザ補助通知実行条件を満たすときの「ジョブ要求を行ったユーザに、“記憶手段に保持しているそのユーザが発生させたエラー発生情報”、“エラー発生情報に含まれるエラー時の設定項目及びエラーの種類をもとに、その設定項目の設定時のチェック項目及びエラー種類から推測されるエラー原因に関する警告”を通知する」動作を行う(ステップS302)。
図15は、このエラー管理動作としてジョブ要求を行ったユーザ:Aに通知するエラー発生情報を示している。ここには、保存されているエラー発生情報(図7(A)参照)の中からユーザ:Aが以前に発生させたエラーのエラー発生情報を抽出したものが示されている。
また、図16は、このエラー管理動作としてジョブ要求を行ったユーザ:Aに通知する警告情報を示している。ここには、保存されているエラー発生情報(図7(A)参照)から、ユーザ:Aが以前に発生させたエラーが“用紙サイズの不一致”であることが分かるので、このエラーの発生を警告する。図16においては、該当するエラーのチェック項目を指示するためのチェックボックスを設け、ここにチェックを入れることにより、ユーザに注意を喚起する。
ところで、上記[実施形態1〜3]でエラー発生情報の表示に用いる日時の表記は、年、月、日、曜日、時、分、秒、区切りには、下記のような表記の組合せで、様々な日時表現を行うことが可能である。
・月 : 言語表記(フルスペル、短縮形)、数字表記
・時 : 12時制(AM/PM)、24時制
・曜日 : 言語表記(フルスペル、短縮形)
・区切り: スペース、ピリオド、スラッシュ、文字列([年][月][日][時][分][秒])
こうした日時表現は、プリンタを使用する場所(国)によって通用する表記が異なるので、下記の<表示例>にて例示するように、各仕向け地の日時表現の対応関係を予め定め、この対応関係に基づいて、仕向け地の指定により、各々に応じた表記で日時表現を行う機能を備えることにより、容易に解決することが可能になる。
・仕向け地:日本、中国、台湾、韓国
日時表現:YYYY年MM月DD日 W曜日 tt時mm分ss秒
YYYY/MM/DD W(曜日フルスペル、短縮形) tt:mm:ss
・仕向け地:北米
日時表現:MM/DD/YYYY W(曜日フルスペル、短縮形) tt:mm:ssAM(又はPM)
MM(言語表記) DD, YYYY W(曜日フルスペル、短縮形) tt:mm:ss
・仕向け地:欧州、アジア
日時表現:DD.MM.YYYY W(曜日フルスペル、短縮形) tt:mm:ss
本発明の実施形態に係わるプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 エラー発生時のエラー管理動作の制御フローを示す。 エラー保存条件(A)と該保存条件に従って行う管理動作例(B)を示す。 保存されるエラー発生情報の項目と保存される項目の設定例を示す。 エラー通知実行条件(A)と該実行条件に従って行う通知動作例(B)を示す。 エラー発生時に保存されているエラー発生情報(A)と、エラー管理動作後に保存されているエラー発生情報(B)の1例を示す。 エラー発生時に保存されているエラー発生情報(A)と、エラー管理動作後に保存されているエラー発生情報(B)の他の例を示す。 エラー管理動作後に保存されているエラー発生情報の他の例を示す。 日時或いはエラー保存個数を通知条件とする場合のエラー管理動作の制御フローを示す。 エラー通知実行条件(A)と該実行条件に従って行う通知動作例(B)を示す。 機器管理者に通知されるエラー発生情報一覧の例を示す。 ユーザ補助通知実行条件によるエラー管理動作の制御フローを示す。 ユーザ補助通知実行条件の設定例を示す。 ユーザ補助通知実行条件に従って行う通知動作例を示す。 ユーザ補助通知実行条件に従って、ユーザに通知されるエラー発生情報一覧の例を示す。 ユーザ補助通知実行条件に従って、ユーザに通知される警告情報の1例を示す。
符号の説明
1・・プリンタ、2・・コントローラ、3・・ホスト機、4・・オペレーションパネル、5・・ホストI/F、6・・プログラムROM、9・・CPU、10・・RAM、12・・エンジンI/F、13・・プリンタエンジン、15・・ネットワーク、16・・ネットワークI/F、17・・HDD(Hard Disk Drive)。

Claims (13)

  1. 処理条件を設定したジョブの入力を受付ける手段と、
    所定の処理条件に従って、処理対象となる画像の出力処理を行う処理手段と、
    入力されたジョブに設定された処理条件と前記処理手段の処理能力との間に生じるエラーを検知するエラー検知手段と
    前記エラー検知手段によって検知されたエラーに係わるエラー関連情報の保存、該エラー関連情報の通知の各エラー管理動作を行う管理手段を有する画像処理装置であって、
    前記管理手段は、エラー関連情報の保存条件及び保存内容と、エラー関連情報の通知実行条件及び通知動作モードの少なくとも一方に対する設定を変更可能とし、設定に従って、保存、通知の各エラー管理動作を行う手段であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定するエラー関連情報の保存内容を、ジョブを入力したユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容を含むエラー発生情報から選択することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知実行条件として、ジョブを入力したユーザ情報、エラー発生内容、エラー発生日時の少なくとも1つを特定したことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知実行条件として、日時、エラー関連情報の保存個数を含む任意に設定し得る情報の少なくとも1つを特定したことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知実行条件として、エラー発生日時からエラー解除日時までの経過時間を定めたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定するエラー関連情報の通知動作モードを、通知先及び通知内容により定めることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載された画像処理装置において、
    前記通知実行条件に特定のユーザが設定されている場合に、エラー関連情報の通知動作モードとして、該当するユーザに係わるエラー発生情報を通知内容とする設定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項6又は7に記載された画像処理装置において、
    前記エラー関連情報の通知動作モードとして、エラー発生情報から選択した項目を通知内容とする設定を行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定するエラー関連情報の保存条件として、エラー関連情報の保存期間及び保存可能なエラーの個数を特定したことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9に記載された画像処理装置において、
    前記管理手段は、エラー関連情報の保存条件が満たされない状態になったときに、保存されたエラー関連情報中の所定のエラー発生情報を通知し、削除する動作を行うことを特徴とする画像処理装置。
  11. ジョブの入力時にユーザへ通知動作を行うことが可能な請求項1乃至10のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記管理手段は、ジョブの入力時に、エラー関連情報をユーザへ通知する際の実行条件及び通知動作モードの少なくとも一方に対する設定を可能とし、設定に従って、補助的な通知動作を行う手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項11に記載された画像処理装置において、
    前記管理手段に設定する、ジョブの入力時に、エラー関連情報をユーザへ通知する際の前記実行条件として、ジョブの入力をしたユーザ情報、ジョブ情報及びエラー発生内容を含むエラー発生情報を特定することを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載された画像処理装置において、
    前記管理手段は、エラー関連情報及び管理動作を行うための設定情報に用いる時間情報として、当該装置が使用されている場所に応じた日時で表すことを特徴とする画像処理装置。
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