JP2007222949A - 液体供給装置、研磨装置及び半導体デバイス製造方法 - Google Patents

液体供給装置、研磨装置及び半導体デバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユースポイントに供給する研磨液の流量調整を正確かつ簡単に行うことを可能にする。
【解決手段】 ユースポイントUP(研磨パッド42の下面)に所要流量の研磨液を供給する研磨液供給装置70が、研磨液圧送源71より圧送された研磨液をユースポイントUPに導く研磨液通路72と、この研磨液通路72の中間部における研磨液の通過流量を計測する流量計73と、流量計73の下流側に設けられ、開度に応じた流量の研磨液を通過させる流量調整弁74と、流量計73において計測された研磨液の通過流量に応じて流量調整弁74の開度調整を行い、上記ユースポイントUPから流出する研磨液の流量を所望の値に制御する研磨液流量制御装置75とを備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば研磨装置において被研磨物の被研磨面と研磨パッドとの接触面に液体(研磨液)を供給する液体供給装置に関する。また本発明は、この液体供給装置を備えて構成される研磨装置及びこの研磨装置を用いて半導体デバイスを製造する半導体デバイス製造方法に関する。
近年、IC構造の微細化・複雑化に伴って半導体ウエハに形成する多層配線の層数は増加する傾向にあり、各薄膜形成後に行うウエハ表面の平坦化はより重要なものになってきている。各薄膜形成後に行う表面平坦化の精度が悪く凹凸が増えると表面段差が大きくなってしまい、配線間の絶縁不良やショート等が発生するおそれがある。また、リソグラフィ工程においては、ウエハの表面に凹凸が多いとピンぼけが生じることがあり、微細なパターンが形成できなくなることもある。
従来、半導体ウエハ表面を精度良く平坦化する技術としてCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)法が知られており、この方法を実施する装置としてCMP装置と呼ばれる研磨装置が用いられている。このCMP装置は、一般には、シリカ粒子を含んだ研磨液(スラリーと呼ばれる)をウエハ表面(被研磨面)と研磨パッドとの接触面に供給しながら、研磨ヘッドをウエハに対して相対移動させて研磨する構成となっている。
このようなCMP装置等の研磨装置において、研磨液は半導体ウエハと研磨パッドとの間の接触圧や相対移動速度、更には研磨パッドのへたり具合などの諸条件を考慮して定められた所定流量でユースポイント(ここではウエハの被研磨面と研磨パッドとの接触面)に供給される。これによりウエハの研磨レートは所要の値に維持されるので、精度よい研磨を行うことができるようになっている。
特表2001−515412号
しかしながら、上記従来の研磨装置において、研磨液の流量調整をダイヤフラムポンプの回転数調整により行う構成である場合には、(1)ダイヤフラムポンプはその構成上、研磨液の吸入路及び吐出路中にチェック弁が必要であるが、これらチェック弁は研磨液が固化した場合(いわゆるスクラッチ現象)には液漏れが生じて所要の流量制御性能を発揮できなくなることがある。(2)研磨液圧送源の圧力変動(いわゆる脈動)の影響が大きいため、研磨開始前のキャリブレーションにおいて多くのサンプル点での計測が必要であり、実際の研磨中において上記ユースポイントに供給し得る研磨液の流量は必ずしも正確にはできない、という問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ユースポイントに供給する液体(例えば研磨液)の流量調整を正確かつ簡単に行うことが可能な構成の液体供給装置を提供することを目的としている。また本発明は、このような液体供給装置を備えて構成される研磨装置及びこの研磨装置を用いて半導体デバイスを製造する半導体デバイス製造方法を提供することを目的としている。
このような目的を達成するため、請求項1に係る発明の液体供給装置は、ユースポイントに所要流量の液体を供給する液体供給装置において、液体圧送源より圧送された液体を前記ユースポイントに導く液体通路と、前記液体通路の中間部における液体の通過流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段の下流側に設けられ、開度に応じた流量の液体を通過させる流量調整弁と、前記流量計測手段において計測された液体の通過流量に応じて前記流量調整弁の開度調整を行い、前記ユースポイントから流出する液体の流量を所望の値に制御する液体流量制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の液体供給装置は、請求項1記載の液体供給装置において、前記液体通路における前記流量計測手段の上流側に定圧弁を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明の研磨装置は、被研磨物を保持する定盤と、前記定盤に保持された前記被研磨物の被研磨面と対向する面に研磨パッドが取り付けられた研磨ヘッドと、前記被研磨物と前記研磨パッドとの接触面に研磨液を供給する研磨液供給手段を有して構成され、前記研磨パッドを前記被研磨物の前記被研磨面に接触させるとともに、前記研磨パッドの面をユースポイントとして前記研磨液供給手段より研磨液を供給しつつ、前記被研磨物と前記研磨ヘッドとを相対移動させて前記被研磨面の研磨を行う研磨装置において、前記研磨液供給手段が請求項1又は2記載の液体供給装置からなることを特徴とする。
請求項4に係る発明の研磨装置は、請求項3記載の研磨装置において、前記ユースポイントが前記研磨面と前記研磨パッドとの接触面であることを特徴とする。
請求項5に係る発明の半導体デバイス製造方法は、前記被研磨物が半導体ウエハであり、請求項3又は4記載の研磨装置を用いて前記半導体ウエハの表面を研磨加工する工程を有したことを特徴とする。
本発明に係る液体供給装置では、流量計測手段において計測した実際の液体流量に基づいて、その下流側に配置された流量調整弁の開度調整を行う構成になっているので、ユースポイントに供給される液体の流量調整を正確かつ簡単に行うことが可能である。また、本発明に係る研磨装置によれば、上述した液体供給装置が設けられているため、研磨レートを所要の値に保持した効率よい正確な研磨を行うことが可能である。また、本発明に係るデバイス製造方法では、上述した研磨装置を用いて研磨工程(CMP工程)を行うため研磨工程の歩留まりが向上し、従来のデバイス製造方法に比べて低コストで半導体デバイスを製造することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図2は本発明の一実施形態に係る液体供給装置が適用されたCMP装置1であり、このCMP装置1が本発明の一実施形態に係る研磨装置に該当する。このCMP装置1は、被研磨物たる半導体ウエハ(以下、単にウエハと称する)Wをその表面(被研磨面)が上方に露出する状態で保持する回転定盤5と、この回転定盤5の上方に設置され、回転定盤5に保持されたウエハWの表面(被研磨面)と対向する研磨パッド42を下面に有した研磨ヘッド20とを備えて構成されている。このCMP装置1では、研磨パッド42の直径はウエハWの直径よりも小さく、研磨パッド42をウエハWに上方から接触させた状態で双方を相対移動させることによりウエハWの表面全体を研磨できるようになっている。
回転定盤5及び研磨ヘッド20を支持する支持フレーム2は、水平な基台3と、この基台3上にY方向(紙面に垂直な方向)に延びて設けられたレール(図示せず)上を移動自在に設けられた第1ステージ6と、この第1ステージ6から垂直に延びて設けられた垂直フレーム7と、この垂直フレーム7上を移動自在に設けられた第2ステージ8と、この第2ステージ8から水平に延びて設けられた水平フレーム9と、この水平フレーム9上を移動自在に設けられた第3ステージ10とを有して構成されている。
第1ステージ6内には第1電動モータM1が設けられており、これを研磨作動制御装置60より回転駆動することにより第1ステージ6を上記レールに沿って(すなわちY方向に)移動させることができる。第2ステージ8内には第2電動モータM2が設けられており、これを研磨作動制御装置60より回転駆動することにより第2ステージ8を垂直フレーム7に沿って(すなわちZ方向に)移動させることができる。また、第3ステージ10内には第3電動モータM3が設けられており、これを研磨作動制御装置60より回転駆動することにより第3ステージ10を水平フレーム9に沿って(すなわちX方向に)移動させることができる。このため、上記電動モータM1,M2,M3の回転動作を組み合わせることにより、第3ステージ10を回転定盤5上方の任意の位置に移動させることが可能である。
回転定盤5は基台3上に設けられたテーブル支持部4から上方に延びて設けられた回転軸5aの上端部に水平に取り付けられている。この回転軸5aはテーブル支持部4内に設けられた第4電動モータM4を研磨作動制御装置60より回転駆動することによりZ軸回りに回転させることができ、これにより回転定盤5をXY面内で回転させることができる。
研磨ヘッド20は第3ステージ10から下方に延びて設けられたスピンドル16の下端部に取り付けられている。このスピンドル16は第3ステージ10内に設けられた第5電動モータM5を研磨作動制御装置60より回転駆動することによりZ軸回りに回転させることができ、これにより研磨ヘッド20全体を回転させて研磨パッド42をXY面内で回転させることができる。また、スピンドル16は第3ステージ10内に設けられた研磨ヘッド20を昇降移動させる昇降機構としてのエアシリンダ17の駆動により上下方向に移動可能となっている
研磨ヘッド20は図3に示すように、ウエハWの上方においてウエハWの表面(被研磨面)と対向するように下方に開口した中空形状の研磨体保持体21と、この研磨体保持体21の下部に水平に取り付けられた円盤状のドライブリング26と、このドライブリング26の下面にドライブリング26と一定間隔をおいて設けられた円盤状のダイヤフラム27と、このダイヤフラム27の下面側に設けられた厚板円盤状の第1プレート29と、この第1プレート29の下面に吸着取り付けされた研磨体40とを有して構成されている。
研磨体保持体21はスピンドル16の下部に取り付けられた筒状部22と、筒状部22に螺子N1により結合されて下方に拡がる形状を有した傘状部23と、傘状部23の下部に螺子N2により結合されたストッパ部材保持リング24と、このストッパ部材保持リング24の下部に螺子N3により結合され、内周面の下部に内方に突出して延びて設けられたストッパ25aを有したストッパ部材25とから構成されている。
ドライブリング26は可撓性のある(例えば金属製の)薄板部材からなっており、ダイヤフラム27はゴム等の弾性材料から構成されている。これらドライブリング26とダイヤフラム27は、ストッパ部材保持リング24と、ストッパ部材保持リング24の下方に設けられた薄板状の金属板からなるリング状プレート28との間に挟持されるようにして取り付けられている。リング状プレート28は螺子N4によりストッパ部材保持リング24に結合されており、したがってドライブリング26及びダイヤフラム27はそれぞれの外周縁が研磨体保持体21に対して固定された状態となっている。
第1プレート29は上面がダイヤフラム27の下面と接触した状態で、螺子N5,N6により結合用プレート30とともに共締めされる。第1プレート29の内部には下面に複数の吸着開口を有する空気吸入路29aが形成されており、この空気吸入路29aの一端側は結合用プレート30内を延びて外部(結合用プレート30の上方)に開口している。この開口部にはスピンドル16の内部を上下方向に貫通形成されたエア供給路16a内を上下方向に延びた空気吸入管51の端部が接続されている。
研磨体40は第1プレート29とほぼ同じ外径を有する厚板円盤状の第2プレート41と、この第2プレート41の下面に取り付けられた円盤状の研磨パッド42とから構成される。研磨パッド42はウエハWの研磨により次第に摩耗劣化していく消耗品であり、その交換作業を容易にするため、第2プレート41の下面に接着剤や粘着テープ等により着脱自在に取り付け可能になっている。ここで、研磨体40は、第1プレート29の下面側に第2プレート41を位置させた状態で真空源50より上記空気吸入管51及び空気吸入路29aを介して空気を吸入することにより、第2プレート41を第1プレート29の下面に吸着取り付けすることが可能である。なお、第2プレート41はこれに取り付けられる芯出しピン43と位置決めピン44とにより、第1プレート29に対する芯出しと回転方向の位置決めとがなされるようになっている。
第1プレート29は、研磨パッド42がウエハWの表面と接触していない状態では、研磨体保持体21のストッパ25aに上方から当接した状態となる。但し、第1プレート29は上述のように螺子N5,N6によりドライブリング26に結合されているため、第1プレート29がストッパ25aに当接している状態では、ドライブリング26は塑性変形しない範囲で(弾性領域の範囲内で)下方に撓んだ姿勢をとる。
スピンドル16の内部に形成された上記エア供給路16aはエア圧送装置15と繋がっており、このエア圧送装置15からエア(高圧空気)を圧送供給することにより研磨体保持体21の傘状部23の内壁とダイヤフラム27とにより形成される圧力室31内に空気圧を供給して圧力室31内の圧力を高め、ドライブリング26を介して研磨体40全体を下方に付勢することができるようになっている。なお、この圧力室31内の圧力の大きさを加減することにより、ウエハW表面に研磨パッド42を接触させたときの接触圧を所望に調整することが可能である。
また、スピンドル16のエア供給路16a内には研磨液供給装置70と繋がる研磨液供給管53が延びており、その端部が結合用プレート30内を上下方向に貫通する研磨液流路30aに上方から接続されている。また、芯出しピン43内には研磨液流路43aが上下方向に延びて設けられており、この研磨液流路43aは第2プレート41内を延びてその下面に開口した研磨液流路41aに連通している。
次に、このCMP装置1を用いてウエハWの研磨を行う手順について説明する。これには先ず、回転定盤5の上面に研磨対象となるウエハWを吸着取り付けする。回転定盤5にウエハWが取り付けられたら、研磨作動制御装置60より電動モータM4を駆動して回転定盤5を水平面内で回転させる。次に研磨作動制御装置60より電動モータM1〜M3を駆動して第3移動ステージ10をウエハWの上方に位置させ、電動モータM5によりスピンドル16を駆動して研磨ヘッド20を回転させる。続いてエアシリンダ17を研磨作動制御装置60より駆動して研磨ヘッド20を下降させ、研磨パッド42がウエハWの表面に上方から接触するようにする。
研磨パッド42がウエハWの表面に接触したら、前述のエア圧送装置15からエアを圧送供給して圧力室31内の圧力を高め、この圧力によりドライブリング26、第1プレート29及び第2プレート41を介して研磨体40をウエハWの表面に押し付けるようにする。そして、圧力室31内に供給するエアの圧力を調整してウエハWと研磨パッド42との接触圧が所望の値になったら、研磨作動制御装置60より電動モータM1,M2を駆動して研磨ヘッド20をXY方向(ウエハWと研磨パッド42との接触面の面内方向)に揺動させる。また、ウエハWの研磨中には、前述の研磨液供給装置70より研磨液(シリカ粒を含んだスラリー)を圧送して研磨パッド42の下面側に研磨液が供給されるようにする。
このようにウエハWの表面は、研磨液の供給を受けつつウエハW自身の回転運動と研磨ヘッド20の(すなわち研磨パッド42の)回転及び揺動運動とにより満遍なく研磨される。ここで、第1プレート29は前述のように可撓性のあるドライブリング26を介して取り付けられているため面外方向への微小変形が可能であり、本CMP装置1各部の組み付け誤差等により、回転定盤5の回転軸5aと研磨ヘッド20の回転軸(スピンドル16)との平行度が充分でなかった場合であっても、第1プレート29及び第2プレート41はこれに応じてフレキシブルに傾動(追従)するので、ウエハWと研磨パッド42との接触状態は良好に保たれる。
ここで、研磨液供給装置70からは常に所定流量の研磨液が供給される必要がある。次に、この研磨液供給装置70の構成について説明する。
研磨液供給装置70は、図1に示すように、CMP装置1の外部に設けられた研磨液圧送源71と、この研磨液圧送源71より圧送された研磨液をユースポイントUPであるウエハWの表面(被研磨面)と研磨パッド42との接触面(すなわち研磨パッド42の下面)に導く研磨液通路72と、この研磨液通路72の中間部における研磨液の通過流量を計測する流量計73と、この流量計73の下流側に設けられ、開度に応じた流量の研磨液を通過させる流量調整弁74と、流量計73において計測された研磨液の通過流量に応じて流量調整弁74の開度調整を行い、上記ユースポイントUPから流出する研磨液の流量を所望の値に制御する研磨液流量制御装置75とを備える。また、流量計73の上流側には空気駆動型開閉弁76、定圧弁77及びフィルタ78がこの順で設けられている。
流量計73は、自身を通過する研磨液の流量に応じて発生した出力電流を研磨液流量制御装置75に出力し、研磨液流量制御装置75はその電流に応じた開度になるように流量調整弁74を操作する。ここで、研磨液流量制御装置75には、流量計73より出力された電流の値と流量調整弁74の開度との関係を予め定めたデータが記憶されている。このため、ユースポイントUPから流出する研磨液の流量は流量計73において計測された研磨液の流量に応じた所望の値に制御されることとなる。ここで、例えば流量計73が出力する電流が、この流量計73を通過する研磨液の流量に比例したものであるならば(すなわち流量リニアリティが確保されているのであれば)、流量調整弁74における流量調整制御が容易であるのみならず、設定しようとする流量ごとにキャリブレーションを行う必要がなくなる。
定圧弁77は、その上流(一次)側(すなわち研磨液圧送源71側)の通路72b内の圧力をこれよりも小さい一定の圧力に制御して下流(二次)側(すなわち流量計73側)の通路72c内に供給する働きをする。これにより研磨液圧送源71側の圧力の変動、いわゆる脈動が抑えられるので(図4参照)、上流側の圧力変動の影響により下流側における流量制御が困難になり、或いは流量制御の精度が低下する事態を効果的に防止することができる。なお、定圧弁77の設定圧は、エア供給源81からエア供給路82内に供給されるエアをレギュレータバルブ83に調圧して操作エアを得、これを定圧弁77に与えることにより自由に変化させることができる。このため、目標研磨レート等の諸条件に応じて下流側の通路72c内の圧力を所望の値に設定することができ、状況に合わせた効率のよい研磨を行うことが可能である。
空気駆動型開閉弁76は三方弁であり、その上流側に位置する通路72aと下流側に位置する通路72bのほか、フラッシング用管路92と繋がっている。このフラッシング用管路92はフラッシング用の洗浄液供給源91と繋がっており、フラッシング用管路92中には空気駆動型の開閉弁93が介装されている。フラッシング、すなわち洗浄を行うときには、空気駆動型開閉弁76により上流側に位置する通路72aと下流側に位置する通路72bとの連通を遮断するとともに、フラッシング用管路92と下流側に位置する通路72bとを連通させた状態に開閉弁93を切り換え、研磨液流量制御装置75から流量調整弁74を全開にする操作を行う。これにより洗浄液供給源91から圧送された洗浄液がフラッシング用管路92から空気駆動型開閉弁76経由で下流側に位置する通路72b内に供給され、ユースポイントUPに至るまでの通路内に付着した研磨液のかす等を洗浄・除去することができる。
このように本研磨液供給装置70では、流量計73において計測した実際の研磨液流量に基づいて、その下流側に配置された流量調整弁74の開度調整を行う構成になっているので、ユースポイントUPに供給される研磨液の流量調整を正確かつ簡単に行うことが可能である。また、本研磨液供給装置70を備えたCMP装置1によれば、上述した研磨液供給装置70を有しているため、研磨レートを所要の値に保持した効率よい正確な研磨を行うことが可能である。なお、上述の実施形態において示した研磨液圧送源71は、例えば工場内に固定設置された設備として構成されるものは勿論、研磨液が蓄えられた研磨液収容容器とこれに繋がるポンプ、開閉バルブ等が一体に形成された移動可能な設備として構成されているものであってもよい。
次に、本発明に係る半導体デバイスの製造方法の実施形態について説明する。図5は半導体デバイスの製造プロセスを示すフローチャートである。半導体製造プロセスをスタートすると、先ずステップS200で次に挙げるステップS201〜S204の中から適切な処理工程を選択し、いずれかのステップに進む。ここで、ステップS201はウエハの表面を酸化させる酸化工程である。ステップS202はCVD等によりウエハ表面に絶縁膜や誘電体膜を形成するCVD工程である。ステップS203はウエハに電極を蒸着等により形成する電極形成工程である。ステップS204はウエハにイオンを打ち込むイオン打ち込み工程である。
CVD工程(S202)若しくは電極形成工程(S203)の後で、ステップS205に進む。ステップS205はCMP工程である。CMP工程では本発明による研磨装置(上述のCMP装置1)により、層間絶縁膜の平坦化や半導体デバイス表面の金属膜の研磨、誘電体膜の研磨等によるダマシン(damascene)の形成等が行われる。
CMP工程(S205)若しくは酸化工程(S201)の後でステップS206に進む。ステップS206はフォトソリグラフィ工程である。この工程ではウエハへのレジストの塗布、露光装置を用いた露光によるウエハへの回路パターンの焼き付け、露光したウエハの現像が行われる。更に、次のステップS207は現像したレジスト像以外の部分をエッチングにより削り、その後レジスト剥離が行われ、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除くエッチング工程である。
次に、ステップS208で必要な全工程が完了したかを判断し、完了していなければステップS200に戻り、先のステップを繰り返してウエハ上に回路パターンが形成される。ステップS208で全工程が完了したと判断されればエンドとなる。
本発明による半導体デバイス製造方法では、CMP工程において本発明に係る研磨装置を用いて半導体ウエハWの表面を研磨加工する工程を有しているため、研磨工程(CMP工程)の歩留まりが向上する。これにより、従来のデバイス製造方法に比べて低コストでデバイス(ここでは半導体デバイス)を製造することができるという効果がある。なお、上記半導体デバイス製造プロセス以外の半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発明による研磨装置を用いても良い。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定されない。例えば、上述の実施形態では、本発明に係る液体供給装置としてシリカ粒を含んだスラリーをユースポイントに供給する研磨液供給装置を例に説明したが、これは一例であり、スラリーに限られず薬液その他の液体を供給する装置として構成することができるのは勿論である。また、上述の実施形態において示した研磨装置(CMP装置1)では、ウエハWの直径よりも研磨パッド42の直径の方が小さい構成であったが、これはウエハWの直径が研磨パッド42の直径よりも大きい構成であっても構わない。この場合は、研磨パッド42の露出面(ウエハWが接触していない部分)をユースポイントUPとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る液体供給装置としての研磨液供給装置の構成を示す図である。 上記研磨液供給装置を備えて構成された本発明の一実施形態に係る研磨装置としてのCMP装置の構成を示す図である。 上記CMP装置の研磨ヘッドの構成を示す断面図である。 定圧弁の働きにより研磨液通路内の圧力変動が抑えられている様子を示すグラフである。 本発明に係るデバイス製造方法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CMP装置(研磨装置)
5 回転定盤(定盤)
20 研磨ヘッド
40 研磨体
42 研磨パッド
70 研磨液供給装置(液体供給装置、研磨液供給手段)
71 研磨液圧送源(液体圧送源)
72 研磨液通路(液体通路)
72a,72b,72c 通路
73 流量計(流量計測手段)
74 流量調整弁
75 研磨液流量制御装置(液体流量制御手段)
76 空気駆動型開閉弁
77 定圧弁
78 フィルタ
81 エア供給源
82 エア供給路
83 レギュレータバルブ
UP ユースポイント
W 半導体ウエハ(被研磨物)

Claims (5)

  1. ユースポイントに所要流量の液体を供給する液体供給装置において、
    液体圧送源より圧送された液体を前記ユースポイントに導く液体通路と、
    前記液体通路の中間部における液体の通過流量を計測する流量計測手段と、
    前記流量計測手段の下流側に設けられ、開度に応じた流量の液体を通過させる流量調整弁と、
    前記流量計測手段において計測された液体の通過流量に応じて前記流量調整弁の開度調整を行い、前記ユースポイントから流出する液体の流量を所望の値に制御する液体流量制御手段とを備えたことを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記液体通路における前記流量計測手段の上流側に定圧弁を備えたことを特徴とする請求項1記載の液体供給装置。
  3. 被研磨物を保持する定盤と、前記定盤に保持された前記被研磨物の被研磨面と対向する面に研磨パッドが取り付けられた研磨ヘッドと、前記被研磨物と前記研磨パッドとの接触面に研磨液を供給する研磨液供給手段を有して構成され、前記研磨パッドを前記被研磨物の前記被研磨面に接触させるとともに、前記研磨パッドの面をユースポイントとして前記研磨液供給手段より研磨液を供給しつつ、前記被研磨物と前記研磨ヘッドとを相対移動させて前記被研磨面の研磨を行う研磨装置において、
    前記研磨液供給手段が請求項1又は2記載の液体供給装置からなることを特徴とする研磨装置。
  4. 前記ユースポイントが前記研磨面と前記研磨パッドとの接触面であることを特徴とする請求項3記載の研磨装置。
  5. 前記被研磨物が半導体ウエハであり、請求項3又は4記載の研磨装置を用いて前記半導体ウエハの表面を研磨加工する工程を有したことを特徴とする半導体デバイス製造方法。
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