JP2003266300A - 研磨装置及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

研磨装置及び半導体デバイスの製造方法

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JP2003266300A
JP2003266300A JP2002077745A JP2002077745A JP2003266300A JP 2003266300 A JP2003266300 A JP 2003266300A JP 2002077745 A JP2002077745 A JP 2002077745A JP 2002077745 A JP2002077745 A JP 2002077745A JP 2003266300 A JP2003266300 A JP 2003266300A
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polishing
polished
slurry
additive liquid
polishing head
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Susumu Hoshino
進 星野
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    • B24B57/02Devices for feeding, applying, grading or recovering grinding, polishing or lapping agents for feeding of fluid, sprayed, pulverised, or liquefied grinding, polishing or lapping agents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラリーと添加液とを被研磨物の被研磨面上
に供給する直前に混合することができ、添加液による効
果を十分に発揮させて被研磨物の研磨精度を向上させる
ことが可能な研磨装置を提供する。 【解決手段】 研磨ヘッド30の内部には研磨パッド3
6が取り付けられた側とは反対の側に開口した中空の混
合槽32が設けられており、この混合槽32内にスラリ
ーを供給するスラリー供給機構50と、スラリーに添加
して用いる添加液を混合槽32内に供給する添加液供給
機構60と、混合槽32より研磨ヘッド30内を延び、
研磨パッド36の回転中心位置近傍に開口した混合液供
給管34とを備える。スラリー供給機構50により供給
されるスラリーと添加液供給機構60により供給される
添加液は、混合槽32内において混合された状態で混合
液供給管34より研磨パッド36の外部に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエハ等
の被研磨物を平坦化する研磨装置に関し、更に詳しく
は、被研磨物の被研磨面にスラリーを供給しつつ化学的
機械的に研磨を行う研磨装置に関する。また、この研磨
装置を半導体ウエハの表面の研磨加工に用いた半導体デ
バイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IC構造の微細化・複雑化に伴っ
て半導体基板に形成する多層配線の層数は増加する傾向
にあり、各薄膜形成後に行う基板表面の平坦化はより重
要なものになってきている。各薄膜形成後に行う表面平
坦化の精度が悪く凹凸が増えると表面段差が大きくなっ
てしまい、配線間の絶縁不良やショート等が発生する虞
がある。また、リソグラフィ工程においては、半導体基
板の表面に凹凸が多いとピンぼけが生じることがあり、
微細なパターンが形成できなくなることもある。
【0003】従来、半導体基板の表面を精度良く平坦化
する技術としてCMP(Chemical Mechanical Polishin
g:化学的機械的研磨)法が知られており、この方法を
実施する装置としてCMP装置と呼ばれる装置が用いら
れている。このCMP装置は、一般には、シリカ粒子を
含んだ研磨液(スラリーと呼ばれる)を半導体基板の被
研磨面に供給しながら、研磨ヘッドに取り付けた研磨パ
ッドを接触させて研磨する構成となっている。
【0004】図3はこのような従来のCMP装置の例を
模式的に示すものである。ここに示すCMP装置は、研
磨対象である半導体基板91をほぼ水平に保持する定盤
92と、この定盤92の上方に備えられて下面に研磨パ
ッド95が貼り付けられた研磨ヘッド93を有して構成
される。半導体基板91を研磨する際には、半導体基板
91を保持した定盤92を垂直軸まわりに回転させると
ともに、研磨ヘッド93を垂直軸まわりに回転させて研
磨パッド95を基板91の上方より接触させる。ここ
で、研磨パッド95の直径は半導体基板91の直径より
も小径に構成されており、研磨ヘッド93は半導体基板
91の接触面と平行な方向(水平方向)へ往復(揺動)
移動することにより基板91の表面を満遍なく研磨す
る。なお、この研磨中には、スラリー槽内96のスラリ
ーをポンプ97により吸い上げてスラリー供給管98よ
り研磨ヘッド93の内部に設けられたスラリー供給管9
4を介して研磨パッド95の外部、すなわち半導体基板
91の被研磨面上に供給される。
【0005】更に、このような半導体基板91の研磨に
おいては、上記スラリーに目的に応じた所要の添加液
(薬液)を添加する場合がある。この添加液は基板表面
の平坦化を促進させるもの、或いは研磨された半導体基
板91の表面を洗浄するもの等が知られており、スラリ
ーに混ぜ合わせた状態で半導体基板91の被研磨面上に
供給される。添加液をスラリーに混ぜて用いる場合に
は、予めスラリー槽96内においてスラリーと添加液と
を混ぜた混合液を作っておき、これを上記スラリーのみ
を供給する場合と同様にして半導体基板91の被研磨面
上に供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にスラリーに添加液を混ぜて用いる場合、添加液を予め
スラリーと混ぜ合わせておくと、添加液の効果が十分に
発揮させないことが知られている。このためスラリーと
添加液とは被研磨物の被研磨面上に供給される直前に混
合されることが好ましい。しかしながら、上述の従来の
研磨装置を用いる際にはスラリーと添加液とを予め混ぜ
合わせておくほかはなく、このため添加液による効果を
十分に得ることができない場合があった。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、スラリーと添加液とを被研磨物の被研磨面
上に供給する直前に混合することができ、添加液による
効果を十分に発揮させて基板の研磨精度を向上させるこ
とが可能な研磨装置及びこの研磨装置を半導体ウエハの
表面の研磨加工に用いた半導体デバイスの製造方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る研磨装置は、被研磨物を保持する
定盤と、この定盤に保持された被研磨物の被研磨面と対
向する面に研磨パッドが取り付けられた研磨ヘッドとを
有し、研磨パッドを被研磨物の被研磨面に接触させてこ
の被研磨面の研磨を行う研磨装置において、この研磨ヘ
ッドにスラリーを供給するスラリー供給機構と、スラリ
ーに添加される添加液を研磨ヘッドに供給する添加液供
給機構と、研磨ヘッドの内部に設けられ、スラリー供給
機構から供給されたスラリーと添加液供機構から供給さ
れた添加液とを混合して研磨パッドの回転中心位置近傍
に位置した開口より研磨パッドの外部に供給する混合液
供給部とを備える。
【0009】また、本発明に係る研磨装置においては、
研磨ヘッド又は研磨ヘッドを回転自在に保持する研磨ヘ
ッド保持体のいずれか一方に固定された撹拌部材が混合
液供給部内に位置していることが好ましい。また、この
場合、撹拌部材は突起状若しくは螺旋溝状の形状を有す
ることが好ましい。また、混合液供給部の少なくとも一
部の内壁に突起状若しくは螺旋溝状の撹拌部材が設けら
れていることが好ましい。更に、定盤は被研磨物を被研
磨面が上方を向くように保持し、研磨パッドは被研磨物
に上方より接触するようになっていることが好ましい。
【0010】また、以上のようにして構成される研磨装
置を半導体ウエハ(被研磨物)の表面の研磨加工に用い
た半導体デバイス製造方法を構成する。このような製造
方法によれば、高精度の半導体デバイスを高スループッ
トかつ高い歩留まりで製造することができるため、低コ
ストで良質の半導体デバイスを製造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1は、本発明に係
る研磨装置の一実施形態であるCMP装置10の構成を
模式的に示す図であり、図2はこのCMP装置10を部
分的に拡大して示す断面図である。このCMP装置10
は被研磨物である半導体基板1をほぼ水平姿勢に保持す
る定盤20と、この定盤20に保持された半導体基板1
の被研磨面(ここでは上面)と対向する面に研磨パッド
36が取り付けられた研磨ヘッド30と、この研磨ヘッ
ド30を垂直軸まわりで回転自在に保持する研磨ヘッド
保持体40とを図示しないフレーム上に設置してなる装
置本体、及び後に詳述するスラリー供給機構50と添加
液供給機構60とを有して構成されている。
【0012】定盤20はほぼ垂直に延びた回転支柱21
の上端に取り付けられており、回転支柱が軸まわりに回
転したときにはこの軸と垂直な面内(ほぼ水平面内)で
回転するようになっている。定盤20の上面側には図示
しない吸着チャックが設けられており、研磨対象となる
半導体基板1の下面側を吸着して保持できるようになっ
ている。
【0013】研磨ヘッド30は胴部31a及びその下部
に形成された円盤部31bとからなる回転体31と、こ
の回転体31の円盤部31bの下面(定盤20に保持さ
れた半導体基板1の被研磨面と対向する面)に取り付け
られた研磨パッド36とから構成される。回転体31の
胴部31aには円盤部31b(研磨パッド36)が設け
られるのとは反対の側、すなわち上側に開口した中空部
(以下、この中空部を混合槽32と称する)が形成され
ている。円盤部31bの下面は精度良く平坦化されてお
り、研磨パッド36を真っ平らの状態で取り付けること
ができるようになっている。研磨パッド36は不織布や
ウレタン等を原材料として構成されており、回転体31
の円盤部31bとほぼ同じ直径を有する薄い円盤状に成
形されている。研磨パッド36は消耗品であるため、接
着剤や両面テープ等により円盤部31bの下面に着脱自
在に取り付けられる。
【0014】研磨ヘッド保持体40は、図示しない複数
のモータにより移動制御可能な複数のステージを介して
フレーム(前述。図示せず)に対して三次元的に移動で
きるようになっており、図2に示すように、垂直下方に
延びた延設部41と、この延設部41の外周に設けられ
たベアリング43とを有して構成される。延設部41は
研磨ヘッド30の回転体31に形成された上記混合槽3
2内に上方より入り込んでおり、上記ベアリング43を
介して研磨ヘッド30全体を垂直軸まわり回転自在に支
持している。
【0015】研磨ヘッド30の回転体31の胴部31b
外周面には従動ギヤ37が設けられており、モータ38
により駆動される駆動ギヤ39と常時噛合している。こ
のためモータ38を回転作動させることにより、その回
転動力を駆動ギヤ39から従動ギヤ37へ伝達させて、
研磨ヘッド30全体を垂直軸回りに回転させることがで
きる。
【0016】研磨ヘッド保持体40の延設部41の内部
には、図2に示すように、垂直方向に平行に延び、延設
部41の側面に流出口が形成された第1の液流路44及
び第2の液流路45が設けられている。延設部41の下
端外周部には外方に突出した突起状の保持体側撹拌部4
2が形成されており、混合槽32の内壁には混合槽32
の内方に突出した突起状の混合槽側撹拌部33が形成さ
れている。また、研磨ヘッド30の回転体31の内部に
は、混合槽32より下方へ延び、研磨パッド36の回転
中心位置近傍及びその周辺部の複数位置に開口した混合
液供給管34が形成されている。
【0017】スラリー供給機構50は、セリア粒子を含
んだ研磨液であるスラリーを蓄えたスラリー貯蔵槽51
と、一端がこのスラリー貯蔵槽51内に位置して他端が
研磨ヘッド保持体40の内部に形成された第1の液流路
44の上部開口にねじ込み接続されたスラリー供給管5
2と、このスラリー供給管52の管路の途中に設けられ
てスラリー貯蔵槽51内のスラリーを第1の液流路44
内に圧送する第1のポンプ53とからなる。また、添加
液供給機構60は、スラリーに混ぜ合わされて使用され
る添加液(薬液)を蓄えた添加液貯蔵槽61と、一端が
添加液貯蔵槽61内に位置して他端が研磨ヘッド保持体
40の内部に形成された第2の液流路45の上部開口に
ねじ込み接続された添加液供給管62と、この添加液供
給管62の管路の途中に設けられて添加液貯蔵槽61内
の添加液を第2の液流路45内に圧送する第2のポンプ
63とからなる。ここで、スラリー供給管52及び添加
液供給管62はいずれも内径の小さいフレキシブルなホ
ース(例えばゴムホース)からなっており、研磨ヘッド
保持体40を三次元的に移動させた場合にはこれに追随
して自在に屈曲させることができるようになっている。
【0018】このような構成のCMP装置10を用いて
半導体基板の平坦化研磨を行うには、先ず、研磨対象と
なる半導体基板1(例えばシリコンウエハ)を定盤20
の上面に吸着させる。これにより半導体基板1は被研磨
面が上方に向くように定盤20に保持された状態とな
る。なお、半導体基板1はその中心が定盤20の回転中
心と一致するように設置されることが好ましい。半導体
基板1が定盤20に保持されたら定盤20を半導体基板
1とともに水平面内で回転させる。続いてモータ38を
作動させて研磨ヘッド30を垂直軸まわりに回転させ
(これにより研磨パッド36も水平面内で回転する)る
とともに研磨ヘッド保持体40を降下させ、研磨パッド
36を半導体基板1の被研磨面に上方から接触させる。
研磨パッド36が半導体基板1の被研磨面と接触して半
導体基板1の研磨が始まったら、研磨ヘッド保持体40
を半導体基板1と研磨パッド36との接触面と平行な方
向(ここで水平方向)に移動させて被研磨面の全体を研
磨していく。
【0019】半導体基板1の研磨が開始される直前よ
り、スラリーと添加液との混合液が半導体基板1の被研
磨面上に供給される。この混合液の供給は、第1のポン
プを53作動させてスラリー槽51内のスラリーをスラ
リー供給管52及び研磨ヘッド保持体40内の第1の液
流路44より混合槽32内に供給するとともに、第2の
ポンプ63を作動させて添加液槽61内の添加液を添加
液供給管62及び研磨ヘッド保持体40内の第2の液流
路45より混合槽32内に供給することにより行う。こ
のようにスラリー供給機構50により供給されたスラリ
ーと添加液供給機構60により供給された添加液とは混
合槽32内で混合された状態で、研磨ヘッド40の回転
体41内に設けられた混合液供給管34より研磨パッド
36の回転中心位置近傍、及びその周辺部の複数箇所に
位置した開口より研磨パッド36の外部(すなわち研磨
パッド36の下面)に供給される。なお、スラリー槽3
2内のスラリーは固体成分が液体成分と分離して槽内で
沈殿しないように、常時撹拌されている必要がある。
【0020】このように、定盤20に保持された半導体
基板1の被研磨面は、スラリーと添加液との混合液の供
給を受けつつ、半導体基板1自身の回転運動と研磨ヘッ
ド30の(すなわち研磨パッド36の)回転及び揺動運
動とにより全体が満遍なく研磨され、半導体基板1の被
研磨面は高精度に平坦化される。なお、上記研磨を続け
ていると研磨パッド36は次第にへたってきて研磨特性
が変化(劣化)するため、一定時間おきにコンディショ
ナー(図示せず)を用いてこのへたりを回復する(目立
てを行う)必要がある。
【0021】このように本CMP装置10によれば、ス
ラリー供給機構50により供給されるスラリーと添加液
供給機構60により供給される添加液はともに研磨ヘッ
ド30の内部に設けられた中空の混合槽32内に供給さ
れ、この混合槽32内において混合されたスラリーと添
加液の混合液が混合槽32より研磨ヘッド40内を延び
て研磨パッド36の回転中心位置近傍に開口した混合液
供給管34より研磨パッド36の外部(下面)に供給さ
れるようになっているので、スラリーと添加液とは半導
体基板1の被研磨面に供給される直前において混合する
ことになる。このため従来のCMP装置に比して添加液
の効果が十分に発揮され、基板の研磨精度を向上させる
ことができる。また、混合槽32内において混合された
スラリーと添加液との混合液は、研磨パッド36より飛
び出した後は研磨ヘッド30の回転による遠心力により
放射状に飛散するが、本CMP装置10では、研磨ヘッ
ド30内の混合液の通路である混合液供給路34は研磨
パッド36の中心位置近傍に開口しているので、上記混
合液を半導体基板1の被研磨面の全域に余すところなく
行き渡せることが可能である。
【0022】また、本CMP装置10では、研磨ヘッド
保持体40の延設部41が研磨ヘッド30の混合槽32
内に位置しており、研磨ヘッド30はこの延設部41の
回りを回転するようになっているため、研磨ヘッド30
が回転しているときには、相対的に延設部41が混合槽
32の中で軸回りに回転することとなり、混合槽32内
のスラリーと添加液は、延設部41により効果的に撹拌
される。しかも、本CMP装置10では、延設部41の
外周部には上述のように突起状の保持体側撹拌部42が
形成されているため、スラリーと添加液の混合液は効率
よく均一に混合される。更に、混合槽32の内壁にも突
起状の混合槽側撹拌部33が形成されているため、混合
液の混合はより効果的になされる。なお、保持体側撹拌
部42及び混合槽側撹拌部33は上述のような突起状の
ものに限られず、螺旋溝状のものであっても構わない。
【0023】ここで、上記延設部41の混合槽32内で
の回転は研磨ヘッド30の回転により相対的に得られる
ものであり、他の動力を用いていないため撹拌機構の構
成が簡単になるという利点がある。混合槽32内におい
てスラリーと添加液とを混合させる独立した撹拌機構を
設ける構成を採ることも可能であるが、この場合には撹
拌部材を回転させる動力源が別途必要となるため、本C
MP装置10よりも構成が複雑になってしまう。
【0024】これまで本発明の好ましい実施形態につい
て説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定さ
れるものではない。例えば上述の実施形態においては、
定盤は半導体基板を被研磨面が上方を向くように保持
し、研磨パッドは半導体基板の被研磨面(上面)に上方
より接触するようになっていたが、これとは反対に、定
盤が半導体基板を被研磨面が下方を向くように保持し、
研磨パッドは半導体基板の被研磨面(下面)に下方より
接触するようになっていてもよい。しかし、このような
構成では、スラリー及び添加液を研磨ヘッド保持体40
内の両液流路44,45及び研磨ヘッド30内の混合液
供給路34を経て研磨パッド36の外部に供給するには
重力に逆らう分の強力な圧送力が必要となる。
【0025】また、上記両実施形態においては、研磨ヘ
ッドを垂直軸まわりに回転させるほか、半導体基板を保
持する定盤も回転させる構成であったが、半導体基板の
被研磨面を研磨するには、半導体基板と研磨ヘッド(研
磨パッド)とが相対的に移動していればよいため、定盤
は必ずしも回転していなくてもよい。また、使用するス
ラリーはセリア以外にもアルミナやシリカ等が使用でき
る。
【0026】次に、本発明に係る半導体デバイスの製造
方法の実施形態について説明する。図4は半導体デバイ
スの製造プロセスを示すフローチャートである。半導体
製造プロセスをスタートすると、先ずステップS200
で次に挙げるステップS201〜S204の中から適切
な処理工程を選択し、いずれかのステップに進む。ここ
で、ステップS201はウエハの表面を酸化させる酸化
工程である。ステップS202はCVD等によりウエハ
表面に絶縁膜や誘電体膜を形成するCVD工程である。
ステップS203はウエハに電極を蒸着等により形成す
る電極形成工程である。ステップS204はウエハにイ
オンを打ち込むイオン打ち込み工程である。
【0027】CVD工程(S202)若しくは電極形成
工程(S203)の後で、ステップS205に進む。ス
テップS205はCMP工程である。CMP工程では本
発明による研磨装置により、層間絶縁膜の平坦化や半導
体デバイス表面の金属膜の研磨、誘電体膜の研磨による
ダマシン(damascene)の形成等が行われる。
【0028】CMP工程(S205)若しくは酸化工程
(S201)の後でステップS206に進む。ステップ
S206はフォトリソグラフィ工程である。この工程で
はウエハへのレジストの塗布、露光装置を用いた露光に
よるウエハへの回路パターンの焼き付け、露光したウエ
ハの現像が行われる。更に、次のステップS207は現
像したレジスト像以外の部分をエッチングにより削り、
その後レジスト剥離が行われ、エッチングが済んで不要
となったレジストを取り除くエッチング工程である。
【0029】次に、ステップS208で必要な全工程が
完了したかを判断し、完了していなければステップS2
00に戻り、先のステップを繰り返してウエハ上に回路
パターンが形成される。ステップS208で全工程が完
了したと判断されればエンドとなる。
【0030】本発明による半導体デバイス製造方法で
は、CMP工程において本発明に係る研磨装置を用いて
いるため、CMP工程のスループットが向上する。これ
により、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コス
トで半導体デバイスを製造することができるという効果
がある。なお、上記半導体デバイス製造プロセス以外の
半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発明によ
る研磨装置を用いてもよい。また、本発明による半導体
デバイス製造方法により製造された半導体デバイスで
は、高スループットで製造されるので、低コストの半導
体デバイスとなる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研磨
装置によれば、スラリーと添加液とは被研磨物の被研磨
面に供給される直前において混合することになる。この
ため従来の研磨装置に比して添加液の効果が十分に発揮
され、被研磨物の研磨精度を向上させることができる。
また、混合されたスラリーと添加液との混合液は、研磨
パッドより飛び出した後は研磨ヘッドの回転による遠心
力により放射状に飛散するが、本発明に係る研磨装置で
は、研磨ヘッド内の混合液の通路である混合液供給路は
研磨パッドの中心位置近傍に開口しているので、上記混
合液を被研磨物の被研磨面の全域に余すところなく行き
渡せることが可能である。
【0032】また、以上のようにして構成される研磨装
置を半導体ウエハの表面を研磨加工する工程に用いて半
導体デバイス製造方法を構成することにより、高精度の
半導体デバイスを高スループットかつ高い歩留まりで製
造することができるため、低コストで良質の半導体デバ
イスを製造することができる。また、これにより良質の
半導体デバイスを低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨装置の一実施形態であるCM
P装置の構成を模式的に示す図である。
【図2】図1に示すCMP装置の部分拡大断面図であ
る。
【図3】従来のCMP装置の一例を模式的に示す図であ
る。
【図4】本発明に係る半導体デバイス製造方法の一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 半導体基板 10 CMP装置 20 定盤 21 回転支柱 30 研磨ヘッド 31 回転体 32 混合槽 33 混合槽側撹拌部 34 混合液供給管 36 研磨パッド 40 研磨ヘッド保持体 41 延設部 42 保持体側撹拌部 43 ベアリング 44 第1の液流路 45 第2の液流路 50 スラリー供給機構 51 スラリー槽 52 スラリー供給管 53 第1のポンプ 60 添加液供給機構 61 添加液槽 62 添加液供給管 63 第2のポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨物を保持する定盤と、前記定盤に
    保持された前記被研磨物の被研磨面と対向する面に研磨
    パッドが取り付けられた研磨ヘッドとを有し、前記研磨
    パッドを前記被研磨物の前記被研磨面に接触させて前記
    被研磨面の研磨を行う研磨装置において、 前記研磨ヘッドにスラリーを供給するスラリー供給機構
    と、 前記スラリーに添加される添加液を前記研磨ヘッドに供
    給する添加液供給機構と、 前記研磨ヘッドの内部に設けられ、前記スラリー供給機
    構から供給されたスラリーと前記添加液供機構から供給
    された添加液とを混合して前記研磨パッドの回転中心位
    置近傍に位置した開口より前記研磨パッドの外部に供給
    する混合液供給部とを備えたことを特徴とする研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前記研磨ヘッド又は前記研磨ヘッドを回
    転自在に保持する研磨ヘッド保持体のいずれか一方に固
    定された撹拌部材が前記混合液供給部内に位置している
    ことを特徴とする請求項1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記撹拌部材は突起状若しくは螺旋溝状
    の形状を有することを特徴とする請求項2記載の研磨装
    置。
  4. 【請求項4】 前記混合液供給部の少なくとも一部の内
    壁に突起状若しくは螺旋溝状の撹拌部材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2又は3記載の研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記定盤は前記被研磨物を前記被研磨面
    が上方を向くように保持し、前記研磨パッドは前記被研
    磨物に上方より接触するようになっていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記被研磨物は半導体ウエハであり、 請求項1〜5のいずれかに記載の研磨装置を用いて半導
    体ウエハの表面を研磨加工する工程を有することを特徴
    とする半導体デバイス製造方法。
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