JP2007221039A - 絶縁膜および絶縁膜材料 - Google Patents

絶縁膜および絶縁膜材料 Download PDF

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JP2007221039A JP2006042213A JP2006042213A JP2007221039A JP 2007221039 A JP2007221039 A JP 2007221039A JP 2006042213 A JP2006042213 A JP 2006042213A JP 2006042213 A JP2006042213 A JP 2006042213A JP 2007221039 A JP2007221039 A JP 2007221039A
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隆央 大野
Nobuo Tajima
暢夫 田島
Tomoyuki Hamada
智之 濱田
Minoru Inoue
實 井上
Satoshi Hanesaka
智 羽坂
Kaoru Sakota
薫 迫田
Kazuhiro Miyazawa
和浩 宮澤
Manabu Jinriki
学 神力
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Abstract

【課題】半導体装置の層間絶縁膜などに有用な誘電率が低く、かつ機械的強度が高い絶縁膜を得る。
【解決手段】絶縁膜材料として、1,3,5,7−テトラビニルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトライソプロピルシクロシロキサン、1,2,3−トリビニルジシロキサン、1,2,3−トリイソプロピルジシロキサン、ビニルシラン、イソプロピルシラン、ビニルジヒドロキシシラン、イソプロピルジヒドロキシシランなどを用い、プラズマCVD法によって成膜された絶縁膜であって、その組成が、Si:O:C:H=α:β:γ:δとし、α=1としたときに、1.6≦β≦2.0、0.8≦γ≦16.0、1.2≦δ≦48.0である絶縁膜である。成膜時に、CO、O、HO、NO、NO、NO、CO、H、ビニル基、i−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基のいずれかを有する鎖状炭化水素、アルコール類、エーテル類を同伴させても良い。
【選択図】なし

Description

この発明は、半導体装置の層間絶縁膜などに用いられる絶縁膜と絶縁膜材料に関する。
半導体集積回路装置の高集積化に伴い、配線層が微細化されつつある。しかし、微細な配線層では、配線層における信号遅延の影響が大きくなり高速化を妨げている。この信号遅延は、配線層の抵抗と配線層間容量に比例するため、高速化を実現するためには配線層の低抵抗化と配線層間容量の低減が必須である。
このため、最近では配線層をなす材料として、従来のアルミニウムから抵抗率の低い銅を用い、配線層間容量を減らすために、層間絶縁膜をSiO(比誘電率=4.1)から誘電率の低いSiOF(比誘電率=3.7)を用いるようになっている。しかし、層間絶縁膜に求められる比誘電率の値は次第に小さくなり、近い将来では2.4以下という小さな値のものが求められることが予想される。
配線層を銅から形成する場合には、配線層の形成にはダマシン法と呼ばれる手法が採用されている。ダマシン法とは、予めレジストマスキングにより層間絶縁膜にドライエッチングにより配線溝を形成し、この上に銅を堆積した後、配線溝以外に堆積している銅を化学機械研磨法(CMP)によって除去して銅からなる配線層を形成する手法である。
この化学機械研磨法による操作は、ウエハにスラリとパッドで荷重をかけながら銅を研磨除去するため、層間絶縁膜には上方向と横方向とからの力がかかり、場合によっては層間絶縁膜が破損したり剥離したりする不具合が起こる。
層間絶縁膜が、テトラエトキシシランを用い、CVD法で形成したSiO膜である場合には、この膜の強度が高いため、化学機械研磨によって破損することは無い。しかし、誘電率を下げるためにSiO膜を多孔質にすると強度が大きく低下して脆くなる。
この絶縁膜の強度の指標として、ヤング率を用いるのが一般的であるが、テトラエトキシシランを用いたSiO膜では80GPa程度あったものが、SiOF膜になると70GPa、更にSiOC膜になると12GPaにまで低下する。
最近の有機物原料を用いた多孔質SiO膜では、4〜6GPa程度の強度しかないことが判明し、化学機械研磨ができない状況も現出しており、これが半導体集積回路装置の微細化を阻害する原因となっている。
半導体集積回路装置の層間絶縁膜として、誘電率を低減させたものを用いるようにした提案は多数あり、以下のその一部を示す。
特開2002−252228号公報 特開2002−256434号公報 特開2004−200626号公報 特開2004−214161号公報
よって、本発明における課題は、半導体装置の層間絶縁膜などに有用な誘電率が低く、かつ機械的強度が高い絶縁膜が得られるようにすることにある。また、そのような絶縁膜を得ることのできる絶縁膜材料を得ることにもある。
かかる課題を解決するため、
請求項1にかかる発明は、下記化学式(1)、(2)、(3)または(4)で示される絶縁膜材料を用い、プラズマCVD法によって成膜された絶縁膜であって、
かつ、この絶縁膜の組成が、Si:O:C:H=α:β:γ:δとし、α=1としたときに、1.6≦β≦2.0、0.8≦γ≦16.0、1.2≦δ≦48.0である絶縁膜である。
Figure 2007221039
Figure 2007221039
Figure 2007221039
Figure 2007221039
請求項2にかかる発明は、添加ガスが同伴されて成膜された請求項1記載の絶縁膜である。
請求項3にかかる発明は、添加ガスが、CO、O、HO、NO、NO、NO、CO、H、ビニル基、i−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基のいずれかを有する鎖状炭化水素、アルコール類、エーテル類のいずれか1種以上である請求項2に記載の絶縁膜である。
請求項4にかかる発明は、下記化学式(5)、(6)または(7)で示される絶縁膜材料である。
Figure 2007221039
Figure 2007221039
Figure 2007221039
本発明者は、側鎖のメチル基を種々のアルキル基に変えた絶縁膜材料による成膜を試み、ある特定の側鎖を持った絶縁膜材料によって成膜された絶縁膜であって、その組成が、Si:O:C:H=α:β:γ:δとし、α=1としたとき、1.6≦β≦2.0、0.8≦γ≦16.0、1.2≦δ≦48.0である絶縁膜では、誘電率をほとんど変えずに大きな強度を持つことを発見した。
本発明によれば、この絶縁膜材料を利用してプラズマCVD法により成膜された絶縁膜は、誘電率が低く、しかも機械的強度が高く、化学機械研磨法によっても、層間絶縁膜が破損することがなくなる等の効果が得られる。特に、誘電率が2.1〜2.4で、ヤング率が10〜15GPaの絶縁膜を得ることができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の絶縁膜は、例えば各種半導体集積回路装置の層間絶縁膜などとして用いられるものである。この絶縁膜は、上述の化学式(1)ないし(4)のいずれかで表される絶縁膜材料の1種以上を用い、プラズマCVD法によって成膜されたものであって、かつその組成が、Si:O:C:H=α:β:γ:δとし、α=1としたときに、1.6≦β≦2.0、0.8≦γ≦16.0、1.2≦δ≦48.0であるものである。
このような絶縁膜の組成において、γ、δが上記範囲内にある場合、βが1.6未満ではこれまでの絶縁膜と同程度の強度、誘電率となり、効果が認められない。また、プリカーサーの組成から2.0を越えることはない。β、δが上記範囲内にある場合で、γが0.8未満ではこれまでの絶縁膜と同程度の強度誘電率となり、効果が認められない。また、プリカーサーの組成から16.0を越えることはない。また、β、γが上記範囲内にある場合で、δが1.2未満ではこれまでの絶縁膜より誘電率が上昇し、効果が認められない。また、プリカーサーの組成から36.0を越えことはない。
これまで絶縁膜の誘電率およびヤング率とその組成との関係に関する調査の報告はほとんどない。そこで、一般にプラズマCVD法に使用されているSiOCH系の材料を用い、各種の条件で成膜を実施した結果、どのような条件においてもシリコンと炭素の比は1:0.7程度であること、シリコンと酸素の比は1:1.5程度、シリコンと水素の比は1:4.5程度であることが判明した。また、この時成膜された絶縁膜の誘電率は2.7〜3.0であり、ヤング率は12GPa以下となった。
さらに、酸化性の添加ガスを添加するとシリコンに対する炭素比が減少し、シリコンに対する酸素比が増加する傾向があった。このときの誘電率、ヤング率ともに上昇する傾向が認められたが、そのほかの添加ガスは効果が認められなかった。
この結果から、プラズマCVD法に用いられる一般のSiOCH系の材料においてシリコンに対する酸素比を向上させるのは難しい。さらに理論的に考えればこれまでの材料においては、シリコンに対する炭素比の増加は絶縁膜中のメチル基の増加を示す。これは終端基を増やすことにつながり、膜中のSi−O−Siのネットワーク構造が減少し、ヤング率の低下を招く。このため、シリコンに対する酸素比を低下させることなくシリコンに対する炭素比を向上させることで高いヤング率を保ったまま、誘電率を低下させる必要があり、これを実現できる材料が上述の絶縁膜材料である。
また、これらの材料を用いて成膜しても、シリコンに対する炭素比の低下により誘電率が上昇し、シリコンに対する酸素比の低下により強度の低下が起こる。このため、上述の組成比の範囲内にあることが重要である。
このような絶縁膜では、誘電率が2.1〜2.4で、ヤング率が10〜15GPaの絶縁膜を得ることができる。
絶縁膜の組成の測定方法は、RBS−HFS法(ラザフォード後方散乱法と水素前方散乱法)によって測定されるがこの限りではない。
RBS法にてSi:C:Hを同定し、HFS法にてHの含有量を同定して、全組成を決定できる。
本発明の絶縁膜を得ることのできる絶縁膜材料のうち、上記化学式(1)で表されるシクロシロキサン系化合物の具体例としては、以下に示すものなどがある。
1,3,5,7−テトラビニルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトライソプロピルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラノルマルブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラターシャリーブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−2,4,6,8−テトラビニルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−2,4,6,8−テトライソプロピルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−2,4,6,8−テトラノルマルブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−2,4,6,8−テトラターシャリーブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラビニル−2,4,6,8−テトライソプロピルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラビニル−2,4,6,8−テトラノルマルブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラビニル−2,4,6,8−テトラターシャリーブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトライソプロピル−2,4,6,8−テトラノルマルブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトライソプロピル−2,4,6,8−テトラターシャリーブチルシクロシロキサン、1,3,5,7−テトラノルマルブチル−2,4,6,8−テトラターシャリーブチルシクロシロキサン、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタビニルシクロシロキサン、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタイソプロピルシクロシロキサン、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタノルマルブチルシクロシロキサン、1,2,3,4,5,6,7,8−オクタターシャリーブチルシクロシロキサンなどが挙げられる。
また、上記化学式(2)で表されるジシロキサン系化合物の具体例としては、以下に示すものなどがある。
1,2,3−トリビニルジシロキサン、1,2,3−トリイソプロピルジシロキサン、1,2,3−トリノルマルブチルジシロキサン、1,2,3−トリターシャリーブチルジシロキサン、1,2,3−トリメチル−4,5,6−トリビニルジシロキサン、1,2,3−トリメチル−4,5,6−トリイソプロピルジシロキサン、1,2,3−トリメチル−4,5,6−トリノルマルブチルジシロキサン、1,2,3−トリメチル−4,5,6−トリターシャリーブチルジシロキサン、1,2,3−トリビニル−4,5,6−トリイソプロピルジシロキサン、1,2,3−トリビニル−4,5,6−トリノルマルブチルジシロキサン、1,2,3−トリビニル−4,5,6−トリターシャリーブチルジシロキサン、1,2,3−トリイソプロピル−4,5,6−トリノルマルブチルジシロキサン、1,2,3−トリイソプロピル−4,5,6−トリターシャリーブチルジシロキサン、1,2,3−トリノルマルブチル−4,5,6−トリターシャリーブチルジシロキサン、1,2,3,4,5,6−ヘキサビニルジシロキサン、1,2,3,4,5,6−ヘキサイソプロピルジシロキサン1,2,3,4,5,6−ヘキサノルマルブチルジシロキサン、1,2,3,4,5,6−ヘキサターシャリーブチルジシロキサンなど。
また、上記化学式(3)で表されるモノシラン系化合物の具体例は、以下に示すものなどがある。
ビニルシラン、イソプロピルシラン、ノルマルブチルシラン、ターシャリーブチルシラン、ジビニルシラン、ジイソプロピルシラン、ジノルマルブチルシラン、ジターシャリーブチルシラン、トリビニルシラン、トリイソプロピルシラン、トリノルマルブチルシラン、トリターシャリーブチルシラン、テトラビニルシラン、テトライソプロピルシラン、テトラノルマルブチルシラン、テトラターシャリーブチルシラン、メチルトリビニルシラン、メチルトリイソプロピルシラン、メチルビニルシラン、メチルイソプロピルシラン、メチルノルマルブチルシラン、メチルターシャリーブチルシラン、ビニルイソプロピルシラン、ビニルノルマルブチルシラン、ビニルターシャリーブチルシラン、イソプロピルノルマルブチルシラン、イソプロピルターシャリーブチルシラン、ノルマルブチルターシャリーブチルシランなど。
さらに、上記化学式(4)で表されるジヒドロキシシラン系化合物の具体例には、以下に挙げるものなどがある。
ビニルジヒドロキシシラン、イソプロピルジヒドロキシシラン、ノルマルブチルジヒドロキシシラン、イターシャリーブチルジヒドロキシシラン、ジビニルジヒドロキシシラン、ジイソプロピルジヒドロキシシラン、ジノルマルブチルジヒドロキシシラン、ジターシャリーブチルジヒドロキシシラン、メチルビニルジヒドロキシシラン、メチルイソプロピルジヒドロキシシラン、メチルノルマルブチルジヒドロキシシラン、メチルターシャリーブチルジヒドロキシシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジイソプロピルジメトキシシラン、ジノルマルブチルメトキシシラン、ジターシャーリーブチルジメトキシシラン、ビニルジメトキシシラン、イソプロピルジメトキシシラン、ノルマルブチルメトキシシラン、ターシャーリーブチルジメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、イソプロピルメチルジメトキシシラン、ノルマルブチルメチルメトキシシラン、ターシャーリーブチルメチルジメトキシシランなど。
次に、このような膜組成を有する絶縁膜の成膜方法について説明する。
この成膜方法は、上述の絶縁膜材料を用いプラズマCVD法により成膜を行うものである。絶縁膜材料が常温において気体状のものであればそのまま成膜装置のチャンバーに送り、液体状のものであればヘリウムなどの不活性ガスを用いたバブリングによる気化、気化器による気化または材料容器の加熱による気化によってチャンバーに送る。
この成膜の際、添加ガスを成膜装置のチャンバーに同時に送り込んで、プラズマCVD反応を行うようにしてもよい。
この添加ガスとしては、CO、O、HO、NO、NO、NOなどから選ばれる1種以上の酸化性ガス、CO、H、ビニル基、イソプロプル基、n−ブチル基、t−ブチル基のいずれかを有する鎖状炭化水素、同様の有機基を有するアルコール類、同様の有機基を有するエーテル類などから選ばれる1種以上の添加性ガスが用いられる。
上述のビニル基、イソプロプル基、n−ブチル基、t−ブチル基のいずれかを有する鎖状炭化水素、アルコール類、エーテル類の具体例としては、エチレン、イソプロパン、ブタン、イソブタン、イソプロピルアルコール、1−ブチルアルコール、ターシャリーブチルアルコール、メチルビニルエーテル、ジビニルエーテル、ビニルイソプロピルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルターシャリーブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、イソプロピルブチルエーテル、イソプロピルターシャリーブチルエーテル、ジノルマルブチルエーテル、イソプロピルターシャリーブチルエーテル、ジターシャリーブチルエーテルなどが挙げられる。
この添加ガスの使用により、Si:O:C:Hの組成比を調整し、得られる絶縁膜の誘電率、ヤング率の値を制御することができる。
酸化性ガスにあっては、化学式(3)で示される材料を用いる際に添加が必要となり、絶縁膜の強度を高める目的で添加する。酸化性ガスの添加により、組成中のβが増加し、γが減少し、誘電率が大きくなるため添加量に注意が必要である。
COの添加については、化学式(1)、(2)、(3)で示される化合物の置換基Rおよび化学式(4)で示される化合物のSiに結合する置換基Rに、Hが含まれる場合、組成中のγの値が減少してしまうことを防ぐために利用するとよい。
Oの添加については、化学式(1)、(2)、(3)で示される化合物の置換基Rおよび化学式(4)で示される化合物のSiに結合するRにHが含まれる場合、組成中のγの値が減少してしまうことを防ぐために利用するとよい。
添加性ガスについては、COの添加では、酸化性ガスと同時に添加した場合には酸化性ガスの強さを弱めることができる。たとえばOと同時に使用することで絶縁膜が酸化され絶縁膜の成分比の中のβが増加することを防ぐ。
COを単独で使用する場合では、化学式(1)、(2)、(3)で示される化合物のRおよび化学式(4)で示される化合物のSiに結合するRにHが含まれる場合、組成中のγの値が減少してしまうことを防ぐために利用するとよい。
さらに、Hの添加に関しては、化学式(1)、(2)、(3)(4)の置換基Rがビニル基の場合、組成中のδの値を増加させたい場合に使用すると良い。
ビニル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、ターシャリーブチル基を持つ鎖状炭化水素、アルコール類、エーテル類などを添加する場合、プラズマのパワーが強い場合や酸化性ガスを使用する場合の添加ガスとして最適である。
この種の添加性ガスの添加では、基本的に絶縁膜材料中に含まれる基と同じ基を持つものを使用する。プラズマで有機側鎖が切断されてしまう恐れがある場合に添加することで、組成中のβの値が増加することを防ぐ。
なお、添加ガスとなる化合物が常温で液体であれば、ヘリウムなどを用いたバブリング、または材料容器の加熱による気化によって用いることになる。
プラズマCVD法としては、周知のものが用いられ、例えば、図1に示すような平行平板型のプラズマ成膜装置などを使用して成膜することができる。
図1に示したプラズマ成膜装置は、減圧可能なチャンバー1を備え、このチャンバー1は、排気管2、開閉弁3を介して排気ポンプ4に接続されている。また、チャンバー1には、図示しない圧力計が備えられ、チャンバー1内の圧力が測定できるようになっている。チャンバー1内には、相対向する一対の平板状の上部電極5と下部電極6とが設けられている。上部電極5は、高周波電源7に接続され、上部電極5に高周波電流が印加されるようになっている。
下部電極6は、基板8を載置する載置台を兼ねており、その内部にはヒーター9が内蔵され、基板8を加熱できるようになっている。
また、上部電極5には、ガス供給配管10が接続されている。このガス供給配管10には、図示しない成膜用ガス供給源が接続され、この成膜用ガス供給装置からの成膜用のガスが供給され、このガスは上部電極5内に形成された複数の貫通孔を通って、下部電極6に向けて拡散しつつ流れ出るようになっている。
また、上記成膜用ガス供給源には、上述の絶縁膜材料を気化する気化装置と、その流量を調整する流量調整弁を備えるとともに、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置、水蒸気、酸素などの酸素含有ガスを供給する供給装置および前述の添加用ガスを供給する供給装置が設けられており、これらのガスもガス供給配管10を流れて、上部電極5からチャンバー1内に流れ出るようになっている。
プラズマ成膜装置のチャンバー1内の下部電極6上に基板8を置き、成膜用ガス供給源から上記絶縁膜材料からなるガス、不活性ガス、酸素含有ガス、添加ガスをチャンバー1内に送り込む。高周波電源7から高周波電流を上部電極5に印加して、チャンバー1内にプラズマを発生させる。これにより、基板8上に上記ガスから気相化学反応により生成した絶縁膜が形成される。
このプラズマ成膜装置を用いて、目的とする組成を有する絶縁膜を得るため成膜条件は、以下のようである。
化学式(1)で示されるシクロシロキサン系化合物、化学式(2)で示されるジシロキサン系化合物、化学式(4)で示されるジヒドロキシシラン系化合物を使用し、目的の組成の膜を得るための成膜条件は、絶縁膜材料供給量10〜100cc/min、不活性ガス(He,Ar,Xe,Kr)供給量50〜100cc/min、添加ガス中酸素含有ガス供給量0〜50cc/min、添加ガス中酸素未含有ガス供給量0〜50cc/min、圧力1〜5torr、RFパワー300〜500W、基板温度200〜400℃という条件下で行うのが好ましい。
化学式(3)で示されるシラン系化合物物質を使用し、目的の組成の膜を得るための成膜条件は、絶縁膜材料供給量10〜100cc/min、不活性ガス(He,Ar,Xe,Kr)供給量50〜100cc/min、添加ガス中酸素含有ガス供給量5〜50cc/min、添加ガス中酸素未含有ガス供給量0〜50cc/min、圧力1〜5torr、RFパワー300〜500W、基板温度200〜400℃という条件下で行うのが好ましい。
このときに使用する絶縁膜材料にあっては、材料中に含まれる金属成分は合計100ppb未満であり、窒素成分は10ppm未満であることが好ましい。
絶縁膜材料中の金属成分は成膜された膜のリーク特性を悪化させるため少ないほうがよく、窒素は成膜後ArFレジストを行う際にアミンを生成するなどの悪影響があるため少ないほうが良い。
本発明の絶縁膜は、上述のプラズマCVD用絶縁膜材料、またはこれと添加ガスとを用い、プラズマ成膜装置によって、プラズマCVD反応により成膜されたもので、その誘電率が2.1〜2.4で、ヤング率が10〜15GPaとなって、誘電率が低く、機械的強度が高いものとなる。
このため、この絶縁膜は、化学機械研磨によって破損したり、基板から剥離するようなことがない。
次に、本発明の絶縁膜材料について説明する。
本発明の絶縁膜材料は、上述の化学式(5)、(6)または(7)で表されるシリコーン系の化合物である。これらの化合物は、先に説明した化学式(1)、(2)または(3)で表される絶縁膜材料に包含されるものであるが、プラズマCVD法によって絶縁膜を形成するための成膜材料としては新規である。
これらの絶縁膜材料についても、成膜条件を選択することで、その膜組成が、Si:O:C:H=α:β:γ:δとし、α=1としたときに、1.6≦β≦2.0、0.8≦γ≦16.0、1.2≦δ≦48.0の条件を満たす絶縁膜が得られる。
以下、具体例を示す。
(1)プラズマ成膜装置を使用し、TMCTS〔((CH)HSi)〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :50cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
圧力 :1torr
RFパワー :400W
基板温度 :350℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.55:0.73:2.36(範囲外)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は2.9、ヤング率は16GPaであった。
(2)プラズマ成膜装置を使用し、DMDMOS〔(CH(CHO)Si〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :50cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
圧力 :5torr
RFパワー :500W
基板温度 :350℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.49:0.71:1.8(範囲外)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は3.0、ヤング率は12.6GPaであった。
(3)プラズマ成膜装置を使用し、TiPCTS〔((i−C)HSi)〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :10cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
圧力 :3torr
RFパワー :500W
基板温度 :350℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.54:0.67:2.18(範囲外)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は2.9、ヤング率は9GPaであった。
(4)プラズマ成膜装置を使用し、TiPCTS〔((i−C)HSi)〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :10cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
圧力 :5torr
RFパワー :400W
基板温度 :300℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.82:1.35:2.65(範囲内)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は2.4、ヤング率は12.0GPaであった。
(5)プラズマ成膜装置を使用し、TiPCTS〔((i−C)HSi)〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :100cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
添加ガス CO :10cc/min
圧力 :5torr
RFパワー :300W
基板温度 :300℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.96:0.97:2.06(範囲内)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は2.5、ヤング率は16.0GPaであった。
(6)プラズマ成膜装置を使用し、DiPDMOS〔〔(C(CHO)Si〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :50cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
圧力 :2torr
RFパワー :300W
基板温度 :350℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.47:1.23:2.52(範囲外)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は3.1、ヤング率は9GPaであった。
(7)プラズマ成膜装置を使用し、DiPDMOS〔〔(C(CHO)Si〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :50cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
圧力 :5torr
RFパワー :500W
基板温度 :350℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.74:1.68:2.69(範囲内)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は2.35、ヤング率は12.0GPaであった。
(8)プラズマ成膜装置を使用し、DiPDMOS〔〔(C(CHO)Si〕を用いた成膜条件は以下のとおりである。
絶縁膜材料流量 :50cc/min
ヘリウム流量 :100cc/min
添加ガス i−C:10cc/min
圧力 :4torr
RFパワー :500W
基板温度 :300℃
厚さ :200nm
Si:O:C:H :1:1.72:1.87:2.89(範囲内)
このようにして得られた絶縁膜の誘電率は2.27、ヤング率は11.5GPaであった。
本発明で用いられるプラズマ成膜装置の例を示す概略構成図である。

Claims (4)

  1. 下記化学式(1)、(2)、(3)または(4)で示される絶縁膜材料を用い、プラズマCVD法によって成膜された絶縁膜であって、
    かつ、この絶縁膜の組成が、Si:O:C:H=α:β:γ:δとし、α=1としたときに、1.6≦β≦2.0、0.8≦γ≦16.0、1.2≦δ≦48.0である絶縁膜。
    Figure 2007221039
    Figure 2007221039
    Figure 2007221039
    Figure 2007221039
  2. 添加ガスが同伴されて成膜された請求項1記載の絶縁膜。
  3. 添加ガスが、CO、O、HO、NO、NO、NO、CO、H、ビニル基、i−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基のいずれかを有する鎖状炭化水素、アルコール類、エーテル類のいずれか1種以上である請求項2に記載の絶縁膜。
  4. 下記化学式(5)、(6)または(7)で示される絶縁膜材料。
    Figure 2007221039
    Figure 2007221039
    Figure 2007221039
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