JP2007219916A - 代金決済システム - Google Patents

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Abstract

【課題】貨幣釣銭機と販売データ処理機とを備え、入金確定モードで運用される代金決済システムにおいて、預り金投入後の通信途絶時に預り金貨幣を顧客に返却可能とする。
【解決手段】釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2は、預り金投入後のデータ処理機Tとの通信途絶時には、預り金データに基づく預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣を、所定の返却条件に応じて放出部116,216より放出させる制御を行う。例えば、各釣銭機1A,1Bにおいて、直接手で操作可能な手動スイッチと、特定の鍵でのみ操作可能な鍵スイッチの両者の操作があったことを返却条件とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに通信接続された貨幣釣銭機と販売データ処理機(例えばPOSレジスタ)とを備えた代金決済システムに関する。
上記のような代金決済システムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。すなわち、特許文献1には、互いに通信接続された貨幣釣銭機と販売データ処理機(POSレジスタ)とを備えた代金決済システムが記載されている。このような釣銭機を含む代金決済システムは一般的に、出金優先モードと入金確定モードのいずれかで運用される。
まず、出金優先モードとは、現金管理の厳正化よりも客捌きの方を重視して、顧客からの預り金貨幣の入金確定よりも釣銭貨幣の出金の方を先に行うようにした運用モードである。具体的には、まず顧客からの預り金貨幣を係員が目視で確認して、その金額を販売データ処理機に入力する。そして、入力された金額に基づいてデータ処理機より送信される出金指示に応じて、釣銭機から釣銭貨幣が出金される。その後に、係員が預り金貨幣を釣銭機へ投入して、事後的に入金を確定させる。
一方、入金確定モードとは、客捌きよりも現金管理の厳正化の方を重視して、顧客からの預り金貨幣の入金が確定してから釣銭貨幣の出金を行うようにした運用モードである。具体的には、まず顧客からの預り金貨幣を係員が釣銭機へ投入すると、釣銭機から販売データ処理機に預り金データが送信される。データ処理機は送信された預り金データに基づいて、釣銭機に出金指示を送信する。そして、データ処理機より送信される出金指示に応じて、釣銭機から釣銭貨幣が出金される。
特開2005−4346号公報
上記のような入金確定モードで運用される代金決済システムには、次のような問題点がある。すなわち、何らかの原因で、貨幣釣銭機への預り金貨幣の投入後で販売データ処理機による出金指示の送信前に、釣銭機とデータ処理機との間の通信が途絶えてしまった場合(以下、省略して「預り金投入後の通信途絶時」ともいう)には、代金決済を行うことができなくなる。このため、代金決済を中止して預り金貨幣を顧客に返却すべきであるが、既に預り金貨幣を釣銭機に投入してしまっているため返却できないという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、貨幣釣銭機と販売データ処理機とを備え、入金確定モードで運用される代金決済システムにおいて、預り金投入後の通信途絶時に、顧客に対して預り金貨幣を実質的に返却可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、貨幣釣銭機と販売データ処理機とを備えた代金決済システムであって、
(a)前記貨幣釣銭機は、
(a1)外部から投入された貨幣を受け入れる貨幣受入部と、
(a2)この受入部から受け入れた受入貨幣の金種を識別する貨幣識別手段と、
(a3)この識別手段による識別結果に応じて、前記受入貨幣を金種別に収納する貨幣収納部と、
(a4)この収納部から取り出された貨幣を外部に放出するための貨幣放出部と、
(a5)前記データ処理機からの出金指示に応じて、前記収納部に収納されている貨幣を取り出して前記放出部より放出させる釣銭出金モードの制御を行う釣銭機制御部と、
を備え、
(b)前記データ処理機は、
(b1)代金データを入力するためのデータ入力手段と、
(b2)前記釣銭機制御部と通信接続された処理機制御部と、
を備え、
前記釣銭機制御部は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記受入部より投入された顧客からの預り金貨幣についての預り金データを記憶すると共に、この預り金データを前記処理機制御部へ送信し、
前記処理機制御部は、入力された前記代金データと、送信された前記預り金データとに基づいて釣銭金額を算出し、当該金額分の釣銭貨幣を出金すべき旨の出金指示を前記釣銭機制御部へ送信するように構成されると共に、
前記釣銭機制御部はさらに、前記預り金貨幣の投入後で前記出金指示の送信前に前記処理機制御部との通信が途絶えたときには、前記預り金データに基づく前記預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣を、所定の返却条件に応じて前記放出部より放出させる、預り金返却モードの制御を行うように構成されている、ことを特徴とする決済システムを提供するものである。
この決済システムによれば、預り金投入後の通信途絶時には、預り金返却モードにおいて、預り金データに基づく預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣を貨幣釣銭機の放出部より放出させ、これを顧客に返却することができる。
これにより、入金確定モードで運用される代金決済システムにおいて、預り金投入後の通信途絶時に、顧客に対して預り金貨幣を実質的に返却可能とすることができる。
この決済システムにおいて、前記釣銭機制御部は、前記預り金返却モードにおいて、前記通信の途絶えた状態が所定時間継続したことを前記返却条件とすることができる。これにより、係員や管理者の手を煩わせることなく、返却貨幣を自動的に放出させることができる。
この決済システムにおいて、(a)前記貨幣釣銭機は、
(a6)直接手で操作可能な手動スイッチと、
(a7)特定の鍵でのみ操作可能な鍵スイッチと、
をさらに備え、
前記釣銭機制御部は、前記預り金返却モードにおいて、前記手動スイッチと前記鍵スイッチの両者の操作があったことを前記返却条件とすることもできる。
これにより、返却貨幣を放出させるための操作をより厳格に管理することができる。
前記釣銭機制御部は、前記預り金返却モードにおいて、前記返却貨幣の放出後に当該返却貨幣に対応する前記預り金データを消去するように構成されていることが好ましい。
前記貨幣釣銭機は、紙幣釣銭機と硬貨釣銭機の少なくとも一方とすることができる。すなわち、紙幣釣銭機と硬貨釣銭機のいずれか一方だけを用いてもよく、紙幣釣銭機と硬貨釣銭機の両方を用いてもよい。
次に、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。図1及び図2は本発明による代金決済システムの実施の形態を示す図である。以下、本実施形態の構成、動作、作用効果、および変形例について順次説明する。
[構 成]
(1)全体構成
図1には、本発明による代金決済システムの一実施形態として、硬貨釣銭機1A、紙幣釣銭機1B、および販売データ処理機Tの組合せからなり、店員等の係員によって操作される代金決済システムが示されている。
硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bは、それぞれ制御ユニット(釣銭機制御部)C1,C2を備えており、これらの制御ユニットC1,C2同士が互いに通信接続されている。販売データ処理機Tは、例えばPOSレジスタ(販売時点管理機能を有する金銭登録機)として構成され、紙幣釣銭機1Bの制御ユニットC2と通信接続される制御ユニット(処理機制御部)C3を備えている。
データ処理機Tには、操作部t1および表示部t2が設けられている。その操作部t1は、代金データを入力するためのデータ入力手段としてのテンキー等の各種操作キーを含んでいる。なお、代金データを入力するためのデータ入力手段としては別途、バーコードリーダ等が備えられていてもよい。
硬貨釣銭機1Aと紙幣釣銭機1Bは、それぞれ:
外部から投入された貨幣(硬貨と紙幣)を受け入れる貨幣受入部(硬貨受入口114と紙幣受入口214);
この受入部から受け入れた受入貨幣の金種を識別する貨幣識別手段(硬貨識別センサ101と紙幣識別センサ201);
この識別手段による識別結果に応じて、受入貨幣を金種別に収納する貨幣収納部(硬貨収納部106と紙幣収納部206);
この貨幣収納部に収納されている貨幣を外部に放出するための貨幣放出部(硬貨取出口116と紙幣取出口216);
直接手で操作可能な手動スイッチa1,b1(図2);および
特定の鍵でのみ操作可能な鍵スイッチa2,b2(図2)を備えている。
(1-1)釣銭出金モードに関する構成
各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2は、通常は必要に応じて顧客からの預り金貨幣の入金と釣銭貨幣の出金とを行う「釣銭出金モード(入金確定モード)」の制御を行うように構成されている。
具体的には、各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2は、それぞれ識別手段101,201による識別結果に基づいて、受入部114,214より投入された顧客からの預り金貨幣についての(金種および枚数と総額の少なくとも一方を含む)預り金データを記憶すると共に、この預り金データをデータ処理機Tの制御ユニットC3へ送信する。
データ処理機Tの制御ユニットC3は、上記データ入力手段によって入力された代金データと、各釣銭機1A,1Bから送信された預り金データとに基づいて釣銭金額を算出し、当該金額分の釣銭貨幣を出金すべき旨の出金指示を、各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2へ送信する。
そして、各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2は、データ処理機Tからの出金指示に応じて、それぞれ収納部106,206に収納されている貨幣を取り出して放出部116,216より放出させる制御を行う。
(1-2)預り金返却モードに関する構成
各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2はさらに、預り金貨幣の投入後で上記出金指示の送信前にデータ処理機Tの制御ユニットC3との通信が途絶えたとき(預り金投入後の通信途絶時)には、預り金データに基づく預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣を、所定の返却条件に応じて(収納部106,206から取り出して)放出部116,216より放出させる「預り金返却モード」の制御を行うように構成されている。
さらに、各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2は、上記返却貨幣の放出後、当該返却貨幣に対応する(記憶済みの)預り金データを消去するように構成されている。なお、各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2に記憶される預り金データが預り金貨幣の金種および枚数を含む場合には、預り金貨幣と金種および枚数まで一致する返却貨幣を放出させることも可能である。
本実施形態では、預り金返却モードにおいて、各釣銭機1A,1Bの手動スイッチa1,b1と鍵スイッチa2,b2の両者の操作が(例えば同時に)あったことを返却条件としている。なお、各釣銭機1A,1Bのスイッチa1,a2;b1,b2の操作で当該釣銭機1A,1Bの返却条件をそれぞれ独立して満たすように構成してもよく、いずれか一方の釣銭機1A,1Bのスイッチa1,a2;b1,b2の操作で両方の釣銭機1A,1Bの返却条件を同時に満たすように構成してもよい。
以下、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bの構成について、それぞれ具体的に説明する。
(2)硬貨釣銭機
図1および図2に示すように、硬貨釣銭機1Aは、前部上面に操作・表示部112(図2)を有する筐体110を備えている。その操作・表示部112には、手動スイッチa1(例えばリセットキー)が配置されている。筐体110の前部には、硬貨受入口114、硬貨取出口116、および鍵スイッチa2(図2)が設けられている。
また、図1に示すように、受入口114から受け入れた硬貨を一層一列状態で繰り入れるための硬貨繰入機構102が備えられている。繰入機構102の後方には、この繰入機構102によって繰り入れられた硬貨を搬送する硬貨搬送路103が延びている。この搬送路103の途中には、硬貨の金種等を識別する硬貨識別センサ101と、後述するリジェクト硬貨等を排出するための硬貨排出部109とが設けられている。
排出部109の下方には、排出されたリジェクト硬貨等を収納する機内収納箱104が、筐体110に対して着脱自在に取り付けられている。また、筐体110に対する機内収納箱104の脱着を検知する脱着センサSが設けられている。
硬貨搬送路103の下流側には、硬貨を金種によって選別する金種選別部105が設けられている。また、選別部105によって選別された硬貨を金種別に収納する硬貨収納部106と、この硬貨収納部106に収納された硬貨を選択的に繰り出す硬貨繰出機構108とが備えられている。繰出機構108によって繰り出された硬貨は、取出口116に放出されるようになっている。硬貨収納部106から回収した回収硬貨も、同様にして取出口116に放出されるようになっている。
以上の繰入機構102、排出部109、選別部105、収納部106および繰出機構108等の具体的な構成としては周知ないし公知のものを用いることができるので、詳細な説明は省略する。
(3)紙幣釣銭機
図1に示す紙幣釣銭機1Bは、筐体210と、この筐体210内の略中央部に設けられた環状の周回搬送路203aとを備えている。また、筐体210内には、紙幣繰込ユニット202、紙幣収納部206、紙幣放出ユニット208、出金リジェクト部204および紙幣回収カセット207が、周回搬送路203aの外周を取り囲むようにして配置されている。
また、繰込ユニット202、各収納部206、放出ユニット208、出金リジェクト部204および回収カセット207と、周回搬送路203aとの間を接続する紙幣の接続搬送路203bがそれぞれ形成されている。周回搬送路203aの右側部分には、そこを通過する紙幣の金種等を識別するための紙幣識別センサ201が設けられている。なお、周回搬送路203aと各接続搬送路203bとの間で紙幣の搬送経路を切り換える経路切換手段(図示せず)が、周回搬送路203aに沿って配置されている。
図1および図2に示すように、筐体210の前面には、繰込ユニット202に対応した紙幣受入口214と、放出ユニット208に対応した紙幣取出口216と、鍵スイッチb2(図2)とが設けられている。回収カセット207は、筐体210に対して着脱自在に取り付けられている。また、筐体210の前部上面に操作・表示部212(図2)が設けられている。その操作・表示部212には、手動スイッチb1(例えばリセットキー)が配置されている。
図1において、繰込ユニット202は、受入口214に挿入された入金紙幣を導入して、それらの紙幣を周回搬送路203a側へ繰り出すためのものである。また、各紙幣収納部206は、識別センサ201による識別結果に応じて紙幣を金種別に収納するためのものであり、通常は千円紙幣用、2千円/5千円紙幣(混合)用および万円紙幣用の3つの収納部に分けて用いられる。そして、放出ユニット208は、各収納部206から取り出された紙幣を取出口216より放出し、それらの紙幣を外部への抜き取りに供するためのものである。
出金リジェクト部204は、後述する「出金リジェクト紙幣」を収納するためのものである。また、回収カセット207は、各収納部206から回収した紙幣を収納するためのものである。この回収カセット207は、後述する「オーバーフロー紙幣」を収納するためにも用いられる。なお、上記放出ユニット208は、後述する「入金リジェクト紙幣」が放出される入金リジェクト部をも兼ねている。
以上の繰込ユニット202、各収納部206、放出ユニット208、出金リジェクト部204および回収カセット207等の具体的な構成としては周知ないし公知のものを用いることができるので、詳細な説明は省略する。
[動 作]
次に、硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bにおける、通常の釣銭出金モードでの基本動作と、預り金返却モード特有の動作について順次説明する。
(1)硬貨釣銭機の基本動作
(1-1) 入金/リジェクト動作
図1において、受入口114に投入された硬貨は、繰入機構102によって一層一列状態で繰り入れられる。繰り入れられた硬貨(受入硬貨)は、硬貨搬送路103に沿って搬送されて行き、その途中で、識別センサ101によって金種等を識別される。
その結果、金種識別等のできない硬貨があった場合、その硬貨は「リジェクト硬貨」として硬貨排出部109で排出され、機内収納箱104に収納される。また、硬貨収納部106が満杯となっている金種であると識別された硬貨も、「オーバーフロー硬貨」として硬貨排出部109で排出され、機内収納箱104に収納される。なお、場合によっては、硬貨排出部109で排出されたリジェクト硬貨等を、取出口116に放出するようにしてもよい。
その他の硬貨は、金種選別部105で選別され、硬貨収納部106に金種別に収納される。この選別の過程において、選別部105に設けられた計数センサ(図示せず)によって入金硬貨が計数され、これに基づいて入金額が算出される。
(1-2) 出金/回収動作
硬貨釣銭機は、出金すべき釣銭硬貨を、金種別の硬貨収納部106から繰出機構108によって選択的に繰り出す。繰り出された硬貨は、それぞれ取出口116に放出される。
また、例えば、1日の営業が終了して、収納部106内の硬貨を全て、或いは売上金相当額だけ回収したい場合等にも、それらの硬貨を繰出機構108によって収納部106から繰り出して取出口116に放出することができる。
(2)紙幣釣銭機の基本動作
(2-1) 入金動作
図1において、受入口214に挿入された紙幣は、繰込ユニット202から接続搬送路203bを通じて周回搬送路203aへ1枚ずつ繰り出される。周回搬送路203aへ繰り出された紙幣(受入紙幣)は、当該搬送路203aに沿って反時計回り方向に搬送される。周回搬送路203aを搬送される紙幣は、1周する間に識別センサ201によって金種を識別され、対応する金種の収納部206に収納される。
(2-2) 出金動作
紙幣釣銭機は、出金すべき釣銭紙幣の額に応じて、以下に例示するような出金動作を行う。
(2-2-1) 出金額3千円(1千円)の場合
この場合、千円紙幣用の収納部206から繰り出された3枚(1枚)の千円紙幣が、接続搬送路203bを通じて周回搬送路203aへ1枚ずつ(1枚だけ)繰り出される。周回搬送路203aへ繰り出された紙幣は、周回搬送路203aに沿って時計回り方向に搬送され、識別センサ201による金種識別を受けることなく、紙幣放出ユニット208へ送り込まれる。放出ユニット208は、3枚(1枚)の千円紙幣が送り込まれた時点で、当該紙幣を束の状態で(1枚の場合はそのまま)取出口216から外部へ突出させるように放出する。
(2-2-2) 出金額7千円の場合
この場合、まず2千円/5千円紙幣用の収納部206から最初の紙幣1枚だけが繰り出され、周回搬送路203aに沿って時計回り方向に搬送される。この紙幣は、周回搬送路203aを1周以上する間に識別センサ201による金種識別を受けた上で、上記(2-2-1)の場合と同様にして放出ユニット208へ送り込まれる。
最初の紙幣の金種が5千円であった場合は、残りの2千円分として千円紙幣用の収納部206から千円紙幣が2枚繰り出され、上記(2-2-1)の場合と同様、金種識別を経ることなく放出ユニット208へ送り込まれる。
次に、最初の紙幣の金種が2千円であった場合は、2千円/5千円紙幣用の収納部206から2番目の紙幣1枚だけが繰り出され、周回搬送路203aにおいて金種識別を受ける。この2番目の紙幣の金種が5千円であった場合は、その5千円紙幣が放出ユニット208へ送り込まれ、出金動作が完了する。一方、2番目の紙幣の金種が2千円であった場合は、この2千円紙幣が放出ユニット208へ送り込まれると共に、残りの3千円分として千円紙幣用の収納部206から千円紙幣が3枚繰り出され、金種識別を経ることなく放出ユニット208へ送り込まれる。
なお、放出ユニット208へ送り込まれた紙幣は、いずれも上記(2-2-1)の場合と同様にして、取出口216から外部へ放出される。
(2-3) 回収動作
例えば、1日の営業が終了して、収納部206内の紙幣を全て、或いは売上金相当額だけ回収したい場合等には、収納部206から繰り出された紙幣を順次、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて紙幣回収カセット207に収納することができる。なお、いずれかの収納部206が満杯であるにも拘わらず、対応する金種の紙幣が更に受け入れられた場合、その紙幣は「オーバーフロー紙幣」として、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて回収カセット207に収納される。
(2-4) リジェクト動作
受入紙幣の中に汚損等により識別センサ201による金種識別のできない紙幣があった場合、その紙幣は「入金リジェクト紙幣」として、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて紙幣放出ユニット208へ送り込まれる。また、収納部206から繰り出された紙幣の中に斜行等により識別センサ201による金種識別のできない紙幣があった場合、その紙幣は「出金リジェクト紙幣」として、周回搬送路203aから接続搬送路203bを通じて出金リジェクト部204へ送り込まれる。
(3)預り金返却モード特有の動作
硬貨釣銭機1Aおよび紙幣釣銭機1Bにおける預り金返却モード特有の動作は、次の通りである。
各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2において、受入部114,214からの預り金貨幣の投入後でデータ処理機Tの制御ユニットC3から出金指示が送信されてくる前にデータ処理機Tの制御ユニットC3との通信が途絶えたとき(預り金投入後の通信途絶時)に「預り金返却モード」が起動される。
この返却モードにおいて、各釣銭機1A,1Bの手動スイッチa1,b1と鍵スイッチa2,b2の両者の操作があった場合、それを返却条件として、預り金データに基づく預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣が放出部116,216より放出される。この返却貨幣の放出後、各釣銭機1A,1Bの制御ユニットC1,C2に記憶されていた当該返却貨幣に対応する預り金データが消去される。
[作用効果]
次に、以上のように構成された本実施形態の代金決済システムの作用効果について説明する。
本実施形態の代金決済システムによれば、預り金投入後の通信途絶時には、預り金返却モードにおいて、預り金データに基づく預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣を貨幣釣銭機1A,1Bの放出部116,216より放出させ、これを顧客に返却することができる。これにより、入金確定モードで運用される代金決済システムにおいて、預り金投入後の通信途絶時に、顧客に対して預り金貨幣を実質的に返却可能とすることができる。
また、本実施形態では、預り金返却モードにおいて、各釣銭機1A,1Bの手動スイッチa1,b1と鍵スイッチa2,b2の両者の操作があったことを返却条件としている。このため、鍵スイッチa2,b2用の鍵を特定の上位管理者の管理下に置くなどすることで、返却貨幣を放出させるための操作をより厳格に管理することができる。
[変形例]
(1)上記実施形態において、硬貨釣銭機1Aと紙幣釣銭機1Bとをそれぞれ別体で構成した場合について説明したが、これらを合体させて一体型の貨幣釣銭機として構成してもよい。また、硬貨釣銭機1Aまたは紙幣釣銭機1Bのいずれか一方のみを、貨幣釣銭機として用いるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、預り金返却モードにおいて、各釣銭機1A,1Bのスイッチa1,a2;b1,b2の操作があったことを返却条件としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、預り金返却モードにおいて、上記通信の途絶えた状態が所定時間継続したことを返却条件としてもよい。これにより、係員や管理者の手を煩わせることなく、返却貨幣を自動的に放出させることができる。
本発明による代金決済システムの一実施形態を示すブロック図。 図1に示したシステムにおける貨幣釣銭機としての硬貨釣銭機および紙幣釣銭機の外観を示す斜視図。
符号の説明
1A 硬貨釣銭機(貨幣釣銭機)
101 硬貨識別センサ(貨幣識別手段)
102 硬貨繰入機構
103 硬貨搬送路
105 金種選別部
106 硬貨収納部(貨幣収納部)
108 硬貨繰出機構
109 硬貨排出部
110 筐体
112 操作・表示部
a1 手動スイッチ
a2 鍵スイッチ
114 硬貨受入口(貨幣受入部)
116 硬貨取出口(貨幣放出部)
C1 制御ユニット(釣銭機制御部)
1B 紙幣釣銭機(貨幣釣銭機)
201 紙幣識別センサ(貨幣識別手段)
202 紙幣繰込ユニット
203a 周回搬送路
203b 接続搬送路
204 出金リジェクト部
206 紙幣収納部(貨幣収納部)
207 紙幣回収カセット
208 紙幣放出ユニット
210 筐体
112 操作・表示部
b1 手動スイッチ
b2 鍵スイッチ
214 紙幣受入口(貨幣受入部)
216 紙幣取出口(貨幣放出部)
C2 制御ユニット(釣銭機制御部)
T 販売データ処理機(POSレジスタ)
t1 操作部
t2 表示部
C3 制御ユニット(処理機制御部)

Claims (5)

  1. 貨幣釣銭機と販売データ処理機とを備えた代金決済システムであって、
    (a)前記貨幣釣銭機は、
    (a1)外部から投入された貨幣を受け入れる貨幣受入部と、
    (a2)この受入部から受け入れた受入貨幣の金種を識別する貨幣識別手段と、
    (a3)この識別手段による識別結果に応じて、前記受入貨幣を金種別に収納する貨幣収納部と、
    (a4)この収納部から取り出された貨幣を外部に放出するための貨幣放出部と、
    (a5)前記データ処理機からの出金指示に応じて、前記収納部に収納されている貨幣を取り出して前記放出部より放出させる釣銭出金モードの制御を行う釣銭機制御部と、
    を備え、
    (b)前記データ処理機は、
    (b1)代金データを入力するためのデータ入力手段と、
    (b2)前記釣銭機制御部と通信接続された処理機制御部と、
    を備え、
    前記釣銭機制御部は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記受入部より投入された顧客からの預り金貨幣についての預り金データを記憶すると共に、この預り金データを前記処理機制御部へ送信し、
    前記処理機制御部は、入力された前記代金データと、送信された前記預り金データとに基づいて釣銭金額を算出し、当該金額分の釣銭貨幣を出金すべき旨の出金指示を前記釣銭機制御部へ送信するように構成されると共に、
    前記釣銭機制御部はさらに、前記預り金貨幣の投入後で前記出金指示の送信前に前記処理機制御部との通信が途絶えたときには、前記預り金データに基づく前記預り金貨幣の総額と同額分の返却貨幣を、所定の返却条件に応じて前記放出部より放出させる、預り金返却モードの制御を行うように構成されている、ことを特徴とする決済システム。
  2. 前記釣銭機制御部は、前記預り金返却モードにおいて、前記通信の途絶えた状態が所定時間継続したことを前記返却条件とする、ことを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  3. (a)前記貨幣釣銭機は、
    (a6)直接手で操作可能な手動スイッチと、
    (a7)特定の鍵でのみ操作可能な鍵スイッチと、
    をさらに備え、
    前記釣銭機制御部は、前記預り金返却モードにおいて、前記手動スイッチと前記鍵スイッチの両者の操作があったことを前記返却条件とする、ことを特徴とする請求項1記載の決済システム。
  4. 前記釣銭機制御部は、前記預り金返却モードにおいて、前記返却貨幣の放出後に当該返却貨幣に対応する前記預り金データを消去するように構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の決済システム。
  5. 前記貨幣釣銭機は、紙幣釣銭機と硬貨釣銭機の少なくとも一方である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の決済システム。
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