JP2007218346A - トルク変動吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リミット機構を安定動作させることのできるトルク変動吸収装置を提供する。
【解決手段】トルク変動吸収装置は、駆動源の駆動軸2に連結されるフライホイール3と、フライホイール3と一体に回転する支持部材10と、摺動面を有する第1、第2のプレート31、32と、支持部材10によって支持され、第1、第2のプレート31、32の内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネ33と、第1、第2のプレート31、32の間において前記摺動面に挟圧される摩擦材26と、摩擦材26に連結され、駆動源から伝達されるトルクを変速機の入力軸4に伝達するダンパ機構と、前記摺動面が耐腐食性を有するよう構成するとともに、第1、第2のプレート31、32の前記摺動面を外部と区画するカバー部材5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動源と変速機との間に配設され、駆動源と変速機との間に生じるトルク変動を吸収するトルク変動吸収装置に関し、特に、過大なトルクの伝達を遮断する伝達トルク制限機能を備えたトルク変動吸収装置に関する。
特開2002−13547号公報に、従来のトルク変動吸収装置が開示されている。同公報に開示されたハイブリッド駆動装置用ダンパは、駆動源の駆動軸に固定されるフライホイールの駆動トルクの変動を吸収するダンパ機構に加えて、その外周側に配置されたリミッタ機構を有している。リミッタ機構は、ダンパ機構の外周に固着された摩擦材とフライホイールとを直接的又は(摩擦面プレートを介して)間接的に圧着させた構成よりなり、変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達すると、ダンパ機構のすべりを許容し過大なトルクが変速機に入力されることの無いようになっている。
また、特開2003−194095号公報には、上記リミッタ部が外部雰囲気に露呈された状態で搬送されることも考慮し、リミッタ機構に埃等の異物が付着しにくい構成としたトルク変動吸収装置が開示されている。また、同公報には、上記異物の付着対策の一環として、リミッタ機構の摩擦材に、内周側から外周側へと連通するスリットを形成することが提案されている。
特開2002−13547号公報 特開2003−194095号公報
しかしながら、上記した従来のトルク変動吸収装置では、出荷後に、湿度、外部からの水分等の侵入により発生する錆、腐食等により、上記リミットトルク値が変化してしまうという問題点がある。
特許文献2では、リミッタ機構の摩擦材に内周側から外周側へと連通するスリットを形成することにより、上記リミットトルク値の安定化が図られているが、リミットトルク値をより精度良く保持するためには、摩擦材の内周側から侵入しうる腐食要因(水分、砂、塵等)も考慮する必要がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、リミット機構の腐食をもたらす要因を排除し、長期に亘ってリミットトルク値を安定させることのできるトルク変動吸収装置を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、駆動源と変速機との間に配設され、前記駆動源からのトルクを前記変速機に伝達するとともに、伝達されるトルクの変動の吸収及び最大トルクの制限をするトルク変動吸収装置であって、前記駆動源の駆動軸に連結されるフライホイールと、前記フライホイールと一体に回転する支持部材と、摺動面を有する第1、第2のプレートと、前記支持部材によって支持され、前記第1、第2のプレートの内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネと、前記第1、第2のプレートの間において前記摺動面に挟圧される摩擦材と、前記摩擦材に連結され、前記駆動源から伝達されるトルクを前記変速機の入力軸に伝達するダンパ機構と、前記第1、第2のプレートの前記摺動面を外部と区画するカバー部材と、を備えたこと、を特徴とするトルク変動吸収装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、駆動源と変速機との間に配設され、前記駆動源からのトルクを前記変速機に伝達するとともに、伝達されるトルクの変動の吸収及び最大トルクの制限をするトルク変動吸収装置であって、前記駆動源の駆動軸に連結されるフライホイールと、前記フライホイールと一体に回転する支持部材と、摺動面を有する第1、第2のプレートと、前記支持部材によって支持され、前記第1、第2のプレートの内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネと、前記第1、第2のプレートの間において前記摺動面に挟圧される摩擦材と、前記摩擦材に連結され、前記駆動源から伝達されるトルクを前記変速機の入力軸に伝達するダンパ機構と、を備え、前記摺動面が耐腐食性を有するよう構成されていること、を特徴とするトルク変動吸収装置が提供される。
本発明の第3の視点によれば、駆動源と変速機との間に配設され、前記駆動源からのトルクを前記変速機に伝達するとともに、伝達されるトルクの変動の吸収及び最大トルクの制限をするトルク変動吸収装置であって、前記駆動源の駆動軸に連結されるフライホイールと、前記フライホイールと一体に回転する支持部材と、摺動面を有する第1、第2のプレートと、前記支持部材によって支持され、前記第1、第2のプレートの内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネと、前記第1、第2のプレートの間において前記摺動面に挟圧される摩擦材と、前記摩擦材に連結され、前記駆動源から伝達されるトルクを前記変速機の入力軸に伝達するダンパ機構と、を備え、前記第1、第2のプレートと前記摩擦材との間の摩擦力に抗して、前記第1、第2のプレートと前記摩擦材とが相対回転を開始するリミットトルク値が、前記駆動源が発生するトルクの最大値の0.7倍〜1.4倍に設定されること、を特徴とするトルク変動吸収装置が提供される。このトルク変動吸収装置によれば、エンジントルクの最大値に近い値を設定することができるため、リミッタ部の作動(滑り)頻度が増加するため、摺動面の錆の進行による特性変化を低減することが可能となる。
本発明によれば、リミット機構の摺動面の腐食発生を抑止することが可能となり、リミット機構を安定して作動させることが可能となる。
続いて、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。以下、本実施形態では、自動車のエンジンと変速機との間に配設されるトルク変動吸収装置について説明する。
図1を参照すると、トルク変動吸収装置1は、駆動軸2と連結されたフライホイール3と、カバー部材5と、これらの間に配設されたダンパ機構及びリミッタ機構から構成されている。
フライホイール3には、皿バネ33を支持する支持部材10が固着され、フライホイール3と一体回転可能となっている。
ダンパ機構は、駆動源(エンジン)の駆動軸(クランクシャフト)2に固定されるフライホイール3の駆動トルクの変動を緩衝して吸収する機構である。リミッタ機構は、ダンパ機構とフライホイール3との間の変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達すると駆動軸2から変速機の入力軸4への動力伝達を制限する機構である。
ダンパ機構は、ハブ21と、サイドプレート22A、22Bと、スラスト部材と、ダンパ部材24と、ディスク25と、摩擦材26と、リベット27と、から構成される。
ハブ21は、径方向に延在するフランジ部21Aと、内スプラインを備え、変速機の入力軸4の外周面に形成された外スプラインと連結される。また、フランジ部21Aには、径方向外側に切欠いてなる切欠部が複数設けられ、スプリングシートにより支持されるダンパ部材24が配置される。
サイドプレート22A、22Bは、それぞれ外周側に貫通孔が設けられ、リベット27によってディスク25を支持するとともに、ハブ21と同軸かつ相対回転可能に配設されている。また、サイドプレート22A、22Bには、ダンパ部材24を収容するための複数個の窓穴が設けられている。
スラスト部材は、ハブ21とサイドプレート22A、22Bの接触面の間に介設されている略環状の部材であり、ハブ21と第1のサイドプレート22Aの接触面の間に介設されている第1スラスト部材23Aと、ハブ21と第2のサイドプレート22Bの接触面の間に介設されている第2スラスト部材23Bと、皿バネ23Cと、から構成され、ハブ21のフランジ部21Aとサイドプレート22A、22Bの間にヒステリシスを発生させる。なお、本実施形態では、皿バネ23Cを用いているが、他の付勢手段を用いることも可能である。
ダンパ部材24は、コイルスプリングであり、ハブ21とサイドプレート22A、22Bの対向する位置にそれぞれ形成される切欠部及び窓穴内に収容される。
ディスク25は、サイドプレート22A、22Bの外周側に配置される略環状のディスクである。ディスク25は、上述したように、両外側からサイドプレート22A、22Bにより挟持されている。ディスク25の軸方向両側には、略環状の摩擦材26が固着されている。
摩擦材26は、ディスク25の両面に接着剤などにより固定される円環状の部材である。図2、図3は、摩擦材26の表面(摩擦面)に形成される表面パターンの一例を表した平面図(a)、A−A’断面図(b)である。図2の例では、摩擦材の内周側(同図A’)から発し、径方向に外周側(同図A)端部へと至る溝が複数形成されている。従って、図2の溝は、第1、第2のプレート31、32間に挟圧(圧着)された状態で、外周側のみが開口することとなる。
また、図3の例では、摩擦材26表面の径方向に延在する窓状の溝が形成されている。図3の溝は、摩擦材の内外周の端部には達しておらず、つまり、摩擦面の内周部より外側から外周部より内側に延在するのみで、第1、第2のプレート31、32間に挟圧(圧着)された状態で、密閉された状態となる。
また、ガラス繊維を含んだ材質を用いることにより、回転等に対する強度が高く、カシメ等にも耐え、また、熱変形にも強い摩擦材を得ることができる。
図4は、従来方法により製造したガラス繊維を含有する摩擦材の平面図(a)、B−B’断面図(b)、図(b)の拡大図(c)である。図4の(a)、(c)に模式的に表したように、摩擦材表面にガラス繊維が浮き出てしまい、研磨により切断されたガラス繊維の端部が、微小な凹凸部を形成する。この凹凸部にも、水分、砂、塵等の腐食・酸化の原因物質が蓄積される。
図5は、本実施形態で採用した摩擦材の表面パターン形成工程を説明するための図である。摩擦材26の表面パターンは、上記した従来方法に代えて、図2、図3に例示する溝パターン形成用の成型型100を用い、ガラス繊維90を押し込んで形成することにより、表面パターンの凸部におけるガラス繊維質を低減することが可能となる。
上記の工程により、ガラス繊維を含有する素材を好適に採用することが可能であるが、吸水性を低減させ、あるいは、防食性が達成されていればよく、その他これらを達成する素材にて、コーティングされ、あるいは、積層された摩擦面を有する摩擦材を用いることもできる。
再度図1を参照してトルク変動吸収装置の構成を説明する。リミッタ機構は、略円状の開口部を有する第1、第2のプレート31、32と、皿バネ33と、第1のプレート31と支持部材10を締結するリベット(図示省略;図6の34に相当)と、により構成される。第1のプレート31は、ダンパ機構の摩擦材26を挟持するために対向配置された環状摺動面を有するプレートであり、支持部材10を介してフライホイール3にボルト固定される。第2のプレート32は、第1のプレート31と対をなし、ダンパ機構の摩擦材26を挟持するための環状摺動面を有するプレートである。皿バネ33は、その外端部を軸方向に支持される態様で、支持部材10と第2のプレート32の間に介在し、その内端部で支持部材10から離間する方向に第2のプレート32を付勢する。皿バネ33の付勢力によりリミットトルク値が決定され、フライホイール3とダンパ機構がリミッタ機構を介して、摩擦係合状態になる。
本実施の形態では、第1、第2のプレート31、32と摩擦材26との間の摩擦力に抗して、第1、第2のプレート31、32と摩擦材26とが相対回転を開始するリミットトルク値を、エンジン(駆動源)が発生するトルクの最大値の0.7倍〜1.4倍に設定している。従来のトルク変動吸収装置は、変速機の入力軸4の破損を防止する程度(高く)に設定していたため、リミッタ機構の作動(滑り)頻度は少なかったが、本実施形態では上記のとおりエンジントルクの最大値に近いリミットトルク値を設定しているため、リミッタ機構の作動(滑り)頻度を増加させ、環状摺動面の錆の進行による特性変化を低減することが可能となっている。
カバー部材5は、第1のプレート31の変速機側の面全体を覆うことが可能な形状となっており、第1のプレート31、支持部材10とともに、フライホイール3にボルト固定され、環状摺動面を外部と区画することで、異物や水分の侵入を防いでリミットトルク値の経時変化を低減する。また、フライホイール3と支持部材10間、第1のプレート31とカバー部材5間、及び、カバー部材5と変速機の入力軸4間には、シール部材28が配設されている。
以上のように構成されるトルク変動吸収装置1の動作について説明する。エンジンが駆動した場合、支持部材10が駆動軸2の駆動に伴ってフライホイール3と一体に回転する。変動トルクが所定値(リミットトルク値)より小さい範囲内においては、リミッタ機構を介してダンパ機構側に回転トルクが伝達される。より具体的には、ディスク25からサイドプレート22A、22Bに伝達された変動トルクに応じてダンパ部材24が弾縮しながら、スラスト部材を介してハブ21に伝達される。
上記の状態からエンジンの駆動トルクの変動が大きくなり、ダンパ機構とフライホイール3との間の変動トルクが所定値(リミットトルク値)に達すると(変動トルクが第1のプレート31と第2のプレート32との間での摩擦材26の回転方向の保持トルクに達するときに相当)、摩擦材26が滑り出し、サイドプレート22A、22Bとハブ21との間では所定値(リミットトルク値)以上の変動トルクを伝達しなくなる。
そして、本実施形態の構成によれば、トルク変動吸収装置1には、カバー部材5が配設されているため、リミッタ機構の環状摺動面への、腐食・酸化の原因物質の侵入が抑制される。これにより、リミッタ機構の環状摺動面の腐食、酸化を防止し、リミットトルク値の経時変化を抑えることが可能となる。
また、図2、図3に例示したように、少なくとも摩擦材26の内周側から腐食・酸化の原因物質が侵入しないよう、摩擦材26の表面の溝を径方向内周側から閉じた構成としたため、リミットトルク値の経時変化をより一層抑えることが可能となる。更に、図2の表面パターンとすれば、腐食・酸化の原因物質や摩擦面で発生する磨耗粉等の排出性も向上される。
また本実施形態では、更に図5に示した工法を用いて、摩擦材表面の微小な凹凸を取り除くことにより、経時的な錆の発生を飛躍的に低減することが可能となっている。例えば、ガラス繊維を用いた標準的な組成の摩擦材では、表面パターンの凸部における繊維の量を、表面パターンの凹部における繊維の量に対し、30重量%以上低減させることにより、摩擦材表面のガラス繊維の表出をほとんど抑制することが可能である。
続いて、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、図6に示すとおり、上記第1の実施形態のカバー部材5を廃止したものである。以下、その相違部分について説明する。
本実施の形態では、摩擦材26に当接する第1、第2のプレート31、32の環状摺動面に耐腐食性を具備させることによって、上記カバー部材5が無くとも、安定したリミットトルク値を得られるよう構成したことを特徴としている。
上記環状摺動面の耐腐食性は、第1、第2のプレート31、32に、ステンレス、アルミ、「エンプラ」と称されるエンジニアリングプラスチック等の耐腐食性を有する素材を用いることによって実現することができる。
第1、第2のプレート31、32に、熱処理(窒化処理、水蒸気処理、浸炭処理等)やめっき処理等の表面改質処理を施すことによっても、上記環状摺動面の耐腐食性を実現することができる。
図7は、上記第2の実施形態の変形構成例を表した図である。図7を参照すると、トルク変動吸収装置のリミッタ機構を構成する第1、第2のプレート31、32が、耐腐食性を有する環状の薄板材31A、32Aを介して摩擦材26に当接する構成が示されている。第1、第2のプレート31、32の外周部には、環状部材係止溝が設けられており、環状の薄板材31A、32Aの爪部を係合させることによって、環状摺動面を構成している。
本構成によれば、安価な材料を用いて第1、第2のプレート31、32を構成し、耐腐食性を有する素材の量や表面改質処理量を低減することが可能となるため、コスト上の優位性が達成される。
図8、図9は、上記第2の実施形態の別の変形構成例を表した図である。図8、図9を参照すると、トルク変動吸収装置の第2のプレート32側に耐腐食性を有する環状の薄板材32Aが固着され摩擦材26に当接している点は上記図7と同様であるが、第1のプレート31側に、耐腐食性を有する環状摺動面構成部材31Bをリベット止めした構成が示されている。
本構成によっても、安価な材料を用いて第1、第2のプレート31、32を構成し、耐腐食性を有する素材の量や表面改質処理量を低減することが可能となるため、コスト上の優位性が達成される。
続いて、上記第1、第2の実施形態のリミッタ機構に変形を加えた本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図10は、本発明の第3の実施形態に係るトルク変動吸収装置のリミッタ機構の構成を模式的に示した拡大断面図である。以下、その相違部分について説明する。
図10を参照すると、本実施の形態では、ディスク25側に摩擦材26を固着するのではなく、第1、第2のプレート31、32にそれぞれ摩擦材26が固着されている。これに従って、ディスク25外周部が環状摺動面となっている。なお、図10では、説明のため、ディスク25と摩擦材26が離間した状態となっているが、実際には、皿ばね33により、ディスク25と摩擦材26は圧着された状態となっている。
本実施の形態によれば、環状摺動面を構成するための部品が一部品(ディスク25)のみとなり、上記した各実施形態の効果に加えて、コスト上の優位性が達成される。
続いて、リミッタ部の作動頻度を向上させることにより、リミッタ機構の安定性を確保する本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、上記した各実施形態のディスク25と第2のプレート32に変更を加えたものであるため、その相違部分についてのみ説明する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係るトルク変動吸収装置のリミッタ機構の構成を模式的に示した拡大断面図(a)と、ディスク25の平面図(b)である。図11を参照すると、本実施の形態では、ディスク25の外周側にストッパ25Aが設けられるとともに、第2のプレート32が爪部32Bを有する構成となっている。リミットトルクを超えた場合であっても第2のプレート32の滑りは、上記爪部32B及びディスク25のストッパ25Aによって、正逆方向それぞれθ1、θ2の範囲に規制される。
リミットトルク値は、第1、第2のプレート31、32の圧着荷重と摩擦材の摩擦係数により決定されるが、本実施形態によれば、上記ストッパ機構が存在するためトルクが伝達不能となることがないため、リミットトルク値を、例えば、エンジントルク最大値以下の低い値に設定することができる。これにより、所定のトルクにてリミッタ機構の作動させ、長期の固着による環状摺動面の錆の発生等を防ぐことが可能となる。
また、リミットトルク値を下げることにより、皿ばね33の荷重を低減できるため、装置全体の薄型化・低コスト化も併せて達成される。
なお、上記した実施形態では、ストッパ部をディスク25の外周側に設けるものとしたが、ディスク25の内周側に設けることとしてもよいことはもちろんである。
続いて、腐食・酸化の原因物質や摩擦面で発生する磨耗粉等の排出性を一層向上させた本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、上記各した実施形態の支持部材10に変更を加えたものであるため、その相違部分についてのみ説明する。
図12は、本発明の第5の実施形態に係るトルク変動吸収装置の支持部材10、第1、第2のプレート31、32の構成を模式的に示した径方向断面図(a)、同図(a)の矢印D方向から見た平面図(b)、同図(b)の矢印E方向から見た側面図(c)である。
図12を参照すると、本実施形態に係るトルク変動吸収装置の支持部材10は、第1のプレート31との接合面に、摩擦材26の外周側空間からトルク変動吸収装置外周部とを連通する排出口41となる溝10Aが設けられている。
排出口41は、フライホイール3の回転方向と同一方向に(図12では共に反時計回り)、径方向に対し角度θ3をもって渦巻状に複数配設されている。
本実施の形態によれば、上記した各実施形態の効果に加えて、フライホイール3の回転をもって、腐食・酸化の原因物質や磨耗粉等をリミッタ機構内部から排出することが可能となる。また、排出口41は、フライホイール3の回転方向に渦巻状にレイアウトされているため、腐食・酸化の原因物質や磨耗粉等の侵入も阻害される。
以上、本発明の各実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、適用される車両等の仕様に応じて、各種の変形を加えることが可能である。例えば、顧客の要求仕様に応じて、上記した各実施の形態を組み合わせること、あるいは、その一部の要素を変形乃至省略することも当業者のなしうる範囲で可能であることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るトルク変動吸収装置の摩擦材の表面に形成される表面パターンの一例を表した平面図(a)及びA−A’断面図(b)である。 本発明の第1の実施形態に係るトルク変動吸収装置の摩擦材の表面に形成される表面パターンの別の一例を表した平面図(a)及びA−A’断面図(b)である。 摩擦材の平面図(a)、B−B’断面図(b)、図(b)の拡大図(c)である。 本発明の第1の実施形態に係るトルク変動吸収装置の摩擦材の表面パターンの一形成方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るトルク変動吸収装置の構成を模式的に示した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るトルク変動吸収装置の変形構成例を表した図である。 本発明の第2の実施形態に係るトルク変動吸収装置の別の変形構成例を表した図である。 本発明の第2の実施形態に係るトルク変動吸収装置の別の変形構成例を表した図である。 本発明の第3の実施形態に係るトルク変動吸収装置のリミッタ機構の構成を模式的に示した拡大断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るトルク変動吸収装置のリミッタ機構の構成を模式的に示した拡大断面図(a)と、ディスク25の平面図(b)である。 本発明の第5の実施形態に係るトルク変動吸収装置の要部構成を模式的に示した径方向断面図(a)、矢印D方向平面図(b)、矢印E方向側面図(c)である。
符号の説明
1 トルク変動吸収装置
2 駆動軸(クランクシャフト)
3 フライホイール
4 入力軸
5 カバー部材
10 支持部材
10A 溝
21 ハブ
21A フランジ部
22A 第1サイドプレート
22B 第2サイドプレート
23A 第1スラスト部材
23B 第2スラスト部材
23C 皿バネ
24 ダンパ部材
25 ディスク
26 摩擦材
26A 摩擦材凸部
26B 摩擦材凹部
27 リベット
28 シール部材
31 第1のプレート
31A、32A 環状薄板材(環状部材)
31B 環状摺動面構成部材
31C プレート係止溝
32 第2のプレート
32B 爪部
33 皿バネ
34 リベット(締結部材)
41 排出口
90 ガラス繊維
91 摩擦材保持プレート
100 成型型

Claims (8)

  1. 駆動源と変速機との間に配設され、前記駆動源からのトルクを前記変速機に伝達するとともに、伝達されるトルクの変動の吸収及び最大トルクの制限をするトルク変動吸収装置であって、
    前記駆動源の駆動軸に連結されるフライホイールと、
    前記フライホイールと一体に回転する支持部材と、
    摺動面を有する第1、第2のプレートと、
    前記支持部材によって支持され、前記第1、第2のプレートの内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネと、
    前記第1、第2のプレートの間において前記摺動面に挟圧される摩擦材と、
    前記摩擦材に連結され、前記駆動源から伝達されるトルクを前記変速機の入力軸に伝達するダンパ機構と、
    前記第1、第2のプレートの前記摺動面を外部と区画するカバー部材と、を備えたこと、
    を特徴とするトルク変動吸収装置。
  2. 前記フライホイールと、前記カバー部材と、前記変速機の入力軸との間がそれぞれシールされていること、
    を特徴とする請求項1に記載のトルク変動吸収装置。
  3. 駆動源と変速機との間に配設され、前記駆動源からのトルクを前記変速機に伝達するとともに、伝達されるトルクの変動の吸収及び最大トルクの制限をするトルク変動吸収装置であって、
    前記駆動源の駆動軸に連結されるフライホイールと、
    前記フライホイールと一体に回転する支持部材と、
    摺動面を有する第1、第2のプレートと、
    前記支持部材によって支持され、前記第1、第2のプレートの内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネと、
    前記第1、第2のプレートの間において前記摺動面に挟圧される摩擦材と、
    前記摩擦材に連結され、前記駆動源から伝達されるトルクを前記変速機の入力軸に伝達するダンパ機構と、を備え、
    前記摺動面が耐腐食性を有するよう構成されていること、
    を特徴とするトルク変動吸収装置。
  4. 駆動源と変速機との間に配設され、前記駆動源からのトルクを前記変速機に伝達するとともに、伝達されるトルクの変動の吸収及び最大トルクの制限をするトルク変動吸収装置であって、
    前記駆動源の駆動軸に連結されるフライホイールと、
    前記フライホイールと一体に回転する支持部材と、
    摺動面を有する第1、第2のプレートと、
    前記支持部材によって支持され、前記第1、第2のプレートの内の一のプレートを他のプレート側に付勢する皿バネと、
    前記第1、第2のプレートの間において前記摺動面に挟圧される摩擦材と、
    前記摩擦材に連結され、前記駆動源から伝達されるトルクを前記変速機の入力軸に伝達するダンパ機構と、を備え、
    前記第1、第2のプレートと前記摩擦材との間の摩擦力に抗して、前記第1、第2のプレートと前記摩擦材とが相対回転を開始するリミットトルク値が、前記駆動源が発生するトルクの最大値の0.7倍〜1.4倍に設定されること、
    を特徴とするトルク変動吸収装置。
  5. 前記摩擦材の表面は凹凸形状を呈し、
    前記凹凸形状の凸部における繊維の量が、前記凹凸形状の凹部における繊維の量に対し、少なくとも30重量%以上低減されていること、
    を特徴とする請求項1乃至4いずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  6. 前記凹凸形状は、摩擦材の表面に成型型を押し当て、繊維を押し込むことにより構成されること、
    を特徴とする請求項5に記載のトルク変動吸収装置。
  7. 前記ダンパ機構の摩擦材の摩擦面に複数の溝が形成され、
    前記各溝が前記第1、第2のプレート間に挟圧された状態で外周側のみに開口すること、
    を特徴とする請求項1乃至6いずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
  8. 前記ダンパ機構の摩擦材の摩擦面に複数の溝が形成され、
    前記各溝が摩擦面の内周部より外側から外周部より内側に延在し、前記第1、第2のプレート間に挟圧された状態で密閉されること、
    を特徴とする請求項1乃至7いずれか一に記載のトルク変動吸収装置。
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