JP2007217725A - 遊星歯車機構用ピニオンシャフト - Google Patents

遊星歯車機構用ピニオンシャフト Download PDF

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Abstract

【課題】耐転がり疲労性に優れるとともに、塑性変形の生じにくい遊星歯車機構用ピニオンシャフトを提供する。
【解決手段】両端部がキャリアに取り付けられ、ピニオンギアを複数の転動体を介して回転可能に支持する遊星歯車機構用ピニオンシャフトにおいて、高周波処理した表面硬化層を形成し、前記表面硬化層の硬さがHv653以上とし且つ前記表面硬化層の残留オーステナイト量が15〜40体積%とするとともに、前記ピニオンシャフトの芯部の硬さがHv513以上とし且つ前記芯部の残留オーステナイト量が0体積%とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車、一般産業機械、工作機械等の遊星歯車機構に用いられるピニオンシャフトに関する。
近年、駆動伝達の高効率化を目的として遊星歯車機構が高荷重下で使用される場合が増加しており、ピニオンシャフトにトルクと遠心力による大きな荷重が発生している現状がある。このような高荷重環境下で使用されるピニオンシャフトにおいては、耐転がり疲労性等を高め耐久性を向上させることが求められている。
転がり疲労性が不十分となっている理由の多くは、潤滑剤の汚染や供給不足によってピニオンシャフト軌道面の表面で発生している表面疲労に対する耐性(耐表面疲労性)の低下にある。この耐表面疲労性を向上させるためには、疲労を受ける表面層の残留オーステナイト量を調整する必要があることが判明している。
さらに、表面層に最適な残留オーステナイトが存在したとしても、高荷重環境で使用されるピニオンシャフトにおいては、前記ピニオンシャフトに発生する応力が弾性限界以内の応力であったとしても、前記応力による残留オーステナイトの経時的な分解(フェライトとセメンタイトへの変態)に伴って塑性変形が生じることが判明している。したがって、この耐転がり疲労性の不足と塑性変形により結果として耐久性が低下してしまう。
これら対策として、ピニオンシャフトの必要な部位にだけ熱硬化処理を施して寿命の延長化(耐転がり疲労性の向上)を図るものがある。その一例として、軸受で使用される転動軸においては,耐転がり疲労性を高めるために、前記転動軸の表面層に高周波焼入れを施して、ビッカース硬さがHv650以上で且つ残留オーステナイト量が15〜40体積%である前記表面層を設けるとともに、前記転動軸に発生する応力(弾性限界以内の応力)による残留オーステナイトの経時的な分解に伴う塑性変形を防止するために前記表面層以外の部分(芯部)の硬さをHv300〜500(望ましくはHv400〜500)とし且つ前記表面層以外の部分(芯部)の残留オーステナイト量を0体積%として製造するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−4003号公報
しかしながら、特許文献1に記載の転動軸では芯部の硬さをHv300〜500としているので、遊星歯車機構動作時におけるトルクや遠心力による大きな荷重によって曲がるといった問題があるため、それ以上に高い耐久性が求められる。
したがって、本発明では上記のような問題点を鑑み、高荷重環境下でも耐転がり疲労性に優れるとともに塑性変形の生じにくい遊星歯車機構用ピニオンシャフトを提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成される。
(1) 両端部がキャリアに取り付けられ、ピニオンギアを複数の転動体を介して回転可能に支持する遊星歯車機構用ピニオンシャフトにおいて、前記ピニオンシャフトは高周波処理された表面硬化層を有し、前記表面硬化層の硬さがHv653以上であり且つ前記表面硬化層の残留オーステナイト量が15〜40体積%であるとともに、前記ピニオンシャフトの芯部の硬さがHv513以上であり且つ前記芯部の残留オーステナイト量が0体積%であることを特徴とする遊星歯車機構用ピニオンシャフト。
(2) (1)に記載の遊星歯車機構用ピニオンシャフトにおいて、前記ピニオンシャフトが高周波処理される前にサブゼロ処理されることを特徴とした遊星歯車機構用ピニオンシャフト。
本発明によれば、遊星歯車機構用ピニオンシャフトが高周波処理された表面硬化層を有し、前記表面硬化層の硬さがHv653(即ち、HRC58)以上であり且つ前記表面硬化層の残留オーステナイト量が15〜40体積%であるとともに、前記ピニオンシャフトの芯部の硬さがHv513(即ち、HRC50)以上であり且つ前記芯部の残留オーステナイト量が0体積%であるので、高荷重環境下でも耐転がり疲労性に優れる(寿命延長効果)とともに弾性変形を抑制し且つ塑性変形の生じにくい高剛性な遊星歯車機構用ピニオンシャフトを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、遊星歯車機構の分解図、図2は本発明の実施の形態の一例である遊星歯車機構用ピニオンシャフトを説明するための断面図、図3は弾性変形が誘発する塑性変形の原理を説明するための説明図、図4は評価試験のための熱処理条件を示す図である。
図1に本発明の実施形態の一例である遊星歯車機構の10の要部を示す。遊星歯車機構10は、内歯を有するリングギア11と、外歯を有する太陽ギア12と、リングギア11及び太陽ギア12に噛合する3つのピニオンギア13と、3つのピニオンシャフト15により前記ピニオンギア13を回転自在に支持するととともに、自らも回転可能なキャリア14とを具備している。前記ピニオンシャフト15は、両端部がキャリア14に取り付けられ、転動体としての図示しない複数のニードルころ(針状ころ)を介して、ピニオンギア13を回転可能に支持している。
本発明に係るピニオンシャフト15の実施形態の一例を、図2を参照して説明する。ピニオンシャフト15は、SUJ2、SUJ3,SK5等の炭素鋼からなり、高周波処理された表面硬化層16を有し、前記表面硬化層16の硬さがHv653(即ち、HRC58)以上であり且つ表面硬化層16の残留オーステナイト量が15〜40体積%であるとともに、前記ピニオンシャフト15の芯部17の硬さがHv513(即ち、HRC50)以上であり且つ前記芯部17の残留オーステナイト量が0体積%として形成される。
このピニオンシャフト15は、外周面の表面から絶対値深さで0.05mm以上で前記ピニオンシャフトの直径Daの2%に相当する深さ以下の部分に0.05〜0.4wt%の窒素を侵入された(浸炭窒化処理(表面C,N富化))後、焼入れ処理にて硬化され、さらに残留オーステナイト量が0体積%となるようにサブゼロ処理が行われ、その後高周波焼入れ処理を施して、最後に靭性が向上するように焼き戻し処理をして形成される。この結果、外周面の表面から絶対値深さで0.05mm以上で前記ピニオンシャフトの直径Daの2%に相当する深さに表面硬化層16が形成される。
なお、前述したピニオンシャフト15の熱処理工程において、浸炭窒化処理を省略し、焼入れ処理後サブゼロ処理を行い、その後高周波焼入れ処理を施して残留圧縮応力と硬さ増大により寿命延長効果を得るようにしてもよい。また、浸炭窒化処理と焼入れ処理の後にサブゼロ処理の代わりに焼戻しを施して高周波焼入れ処理を行うようにしてもよい。
したがって、本実施形態によれば、ピニオンシャフト15の芯部17の硬さをHv513(即ち、HRC50)以上とすることにより、遊星歯車機構のトルク及び遠心力によりピニオンシャフト15に大きな荷重が作用して大きな曲げ力が発生しても、剛性を高めることにより使用中の弾性変形を抑制することができる。これにより、使用中に大きな荷重がピニオンシャフト15に負荷されても前記ピニオンシャフト15自体の弾性変形量を小さくすることができ、シャフト15の曲がりが原因で引き起こされる転がり疲労寿命の低下を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、芯部17の残留オーステナイト量を0体積%としているので、例えば図3に示すような弾性変形を繰り返した場合に誘発される塑性変形を抑制することができる。
例えば、図3ではシャフトに対して2回の荷重を負荷した場合に弾性変形により誘発される塑性変形の様子の一例を示している。即ち、この場合では1回目の荷重負荷で5μm変形し、荷重除荷で弾性変形分の2μmが元に戻って変形量は3μmとなり、引き続き2回目の荷重負荷で8μm(3μm+5μm)変形し、荷重徐荷で弾性変形分の2μmが元に戻って変形量は6μmとなり、荷重徐荷後も変形量が残る。したがって、上記構成によれば弾性変形が誘発した塑性変形を抑制することにより、繰り返し使用に対するピニオンシャフト15の耐久性を結果的に高めることができ、ピニオンシャフト15のエッジロードや隙間が減少し、寿命低下を抑制できる。
さらに、ピニオンシャフト1の表面は硬さがHv653(即ち、HRC58)以上の高周波焼入れ表面硬化層16であり、且つ残留オーステナイト量が15〜40体積%であるため、転がり疲労寿命を著しく延長することが可能となる。
また、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては遊星歯車機構用ピニオンシャフトについて説明したが、本発明のシャフトは他の種類のシャフトに対して適応可能である。また、単にシャフトに限らず、他のシャフトを用いた装置に対しても適応可能である。
次に、本発明の範囲内である実施例1〜8のピニオンシャフト、本発明の範囲外である比較例1〜6のピニオンシャフトについて転がり疲れ寿命試験及びクリープ曲げ試験を行い、その結果について表1を参照して説明する。
熱処理条件は、図4に示す通り実施例1,6が熱処理条件(イ)、実施例2,7,8が熱処理条件(ロ)、実施例3,4、5と比較例2,3が熱処理条件(ハ)、比較例4,5が熱処理条件(ニ)とした。この熱処理条件に基づき、試行分ピニオンシャフトを形成して試験を行った。また、比較例1はSUJ2のずぶ焼鋼、比較例6はSK5のずぶ焼鋼とした。
図4に示した(イ)〜(ニ)の熱処理条件を次に詳細に示す。
(イ) この熱処理条件では850°C(0.5時間均熱後、2.5時間保持)で浸炭窒化処理(表面C,N富化)を行った後、焼入れ処理を行い、そして残留オーステナイト量が0体積%となるように−100°Cでサブゼロ処理(20分保持)をし、850〜900°Cの高周波焼入れ処理を施して、最後に160°Cで焼戻し処理を行った。
(ロ) この熱処理条件では、820〜850°Cで焼入れ処理を行った後、残留オーステナイト量が0体積%となるように−100°Cでサブゼロ処理(20分保持)を行い、そして850〜900°Cの高周波焼入れ処理を施して、最後に160°Cで焼戻し処理を行った。
(ハ) この熱処理条件では、850°C(0.5時間均熱後、2.5時間保持)で浸炭窒化処理(表面C,N富化)を行った後、焼入れ処理を行い、そして残留オーストナイト量が0体積%となるように300〜500°Cで焼戻し処理をし、そして850〜900°Cの高周波焼入れ処理を施して160°Cで焼戻し処理を行った。
(ニ) この熱処理条件では、850°C(0.5時間均熱後2.5時間保持)で浸炭窒化処理(表面C,N富化)を行った後、220°Cで焼戻し処理を行った。
(ハ)の熱処理条件における300〜500°Cでの焼戻し処理については、SUJ2,3やSK5の場合、焼戻し温度を300°C以下とすると、残留オーステナイト量が0より大きくなり、また500°C以上とすると芯部硬さがHv513(即ち、HRC50)を満足しないことがあるので注意を要する。
Figure 2007217725
(転がり疲れ寿命試験)
これら熱処理条件で形成された試験片について、転がり疲れ寿命試験を行った。転がり疲れ寿命試験には日本精工株式会社製プラネタリニードル試験機を用いた。また、前記転がり疲れ寿命試験条件は次の通りである。
(転がり疲れ寿命試験条件)
試験軸受:ピニオンシャフト外径D=φ12.45mm,φ3.0mmの総ころ仕様
基本動定格荷重C:15700N
基本静定格荷重C0:15400N
ラジアル荷重:6000N
ピニオン自転数:12000min-1
計算寿命:L10:35時間
P/C:0.39
潤滑油(油温):ATF(100°C)
油量:10ml/min
転がり疲れ寿命試験はニードルころ(針状ころ)、ピニオンシャフト、ピニオンギアの少なくとも一つが破損した時点で中止し、そのときまでの試験稼働時間を軸受の転がり疲れ寿命として計測して評価を行った。また、ニードルころとピニオンギアは実施例及び比較例全て共通で、SUJ2のずぶ焼鋼を用いた。全ての実施例及び比較例を比較例1の転がり疲れ寿命を1とした相対比で表した。この試験結果を表1に併せて示す。
表1に示すように、実施例1〜8の転がり疲れ寿命比の値は、いずれも比較例に比べて延長されている。また、比較例2〜5は浸炭窒化処理が施され表面層の硬さ及び残留オーステナイト量が本発明の範囲内であったが、芯部の硬さ及び残留オーステナイト量が本発明の範囲外であった。特に比較例4、比較例5は、芯部の残留オーステナイト量が10〜12体積%と高く、塑性変形が生じやすいので短寿命となっている。また、比較例2,比較例4は芯部の残留オーステナイト量は本発明の範囲内であったが、前記芯部の硬さが本発明の範囲外であったため、比較例4,比較例5よりも寿命が長かったものの、実施例に比べ短寿命となっている。この結果より、表面硬化層の硬さ及び前記表面硬化層の残留オーステナイト量と、芯部の硬さ及び前記芯部の残留オーステナイト量が本発明の範囲を満たすことにより、比較例と比べ転がり疲れ寿命が著しく延長されていることがわかる。
(クリープ曲げ試験)
次に、ピニオンシャフトの曲がりに対する芯部の残留オーステナイト及び硬さの影響を評価するために、ピニオンシャフトのクリープ曲げ試験を行った。試験条件は、150°C以下で4000Nの荷重を加えて10時間保持した後、ピニオンシャフトの軸方向曲がり量を測定して行った。測定はピニオンシャフト両端部を0としたときの荷重負荷方向で最も曲がり量の大きい部位の値を用いた。試験結果を表1に併せて示す。
表1に示すように、実施例1〜8のピニオンシャフトのクリープ試験曲がり量は1μm〜3μmの範囲の値で収まっているに対し、比較例1〜6は5μm〜16μmの範囲となり大きな値を示している。したがって、この結果により、表面硬化層の硬さ及び前記表面硬化層の残留オーステナイト量と、芯部の硬さ及び前記芯部の残留オーステナイト量が本発明の範囲を満たすことにより、比較例と比べクリープ曲げ試験による曲がり量が極めて小さいピニオンシャフトとなっていることがわかる。
また、転がり疲れ寿命とクリープ試験の結果から試験条件が高荷重、高温度で油膜形成性の劣化、ピニオンシャフトの曲がりが大きくなった場合にニードルころ(針状ころ)がエッジロードとなり見かけの転がり荷重(面圧)が高くなり寿命の劣化を引き起こしたものと考えられる。本発明では結果的にこの問題を解決することができた。
以上のことから、表面硬化層の硬さ及び前記表面硬化層の残留オーステナイト量と、芯部の硬さ及び前記芯部の残留オーステナイト量を本発明の範囲内にして遊星歯車機構用ピニオンシャフトを形成することにより、耐転がり疲労性に優れる(寿命延長効果)とともに弾性変形を抑制し且つ塑性変形の生じにくい高剛性なピニオンシャフトとすることができる。
本発明の実施形態の一例である遊星歯車機構の分解図である。 本発明の実施形態の一例である遊星歯車機構用ピニオンシャフトを説明するための断面図である。 弾性変形が誘発する塑性変形の原理を説明するための説明図である。 評価試験のための熱処理条件を示す図である。
符号の説明
10 遊星歯車機構
11 リンクギア
12 太陽ギア
13 ピニオンギア
14 キャリア
15 ピニオンシャフト
16 表面硬化層
17 芯部

Claims (2)

  1. 両端部がキャリアに取り付けられ、ピニオンギアを複数の転動体を介して回転可能に支持する遊星歯車機構用ピニオンシャフトにおいて、
    前記ピニオンシャフトは高周波処理された表面硬化層を有し、前記表面硬化層の硬さがHv653以上であり且つ前記表面硬化層の残留オーステナイト量が15〜40体積%であるとともに、
    前記ピニオンシャフトの芯部の硬さがHv513以上であり且つ前記芯部の残留オーステナイト量が0体積%であることを特徴とする遊星歯車機構用ピニオンシャフト。
  2. 請求項1に記載の遊星歯車機構用ピニオンシャフトにおいて、
    前記ピニオンシャフトが高周波処理される前にサブゼロ処理されることを特徴とした遊星歯車機構用ピニオンシャフト。
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