JP4822174B2 - ラジアル針状ころ軸受及びピニオンシャフト - Google Patents

ラジアル針状ころ軸受及びピニオンシャフト Download PDF

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Description

本発明は、例えば車両用自動変速機の遊星歯車機構に用いられるラジアル針状ころ軸受及びピニオンシャフトに関する。
車両等に搭載されている自動変速機において、一般的には遊星歯車機構が用いられている。ところで、近年は、燃費の向上などを目的として、自動変速機においても多段化される傾向がある。しかるに、現在は4速が主流である自動変速機を、例えば5速或いは6速に多段化し且つ小型化を図るため、いわゆるラビニョ型と呼ばれる遊星歯車機構を用いる試みがある。ラビニョ型遊星歯車機構は、遊星歯車を共用する2つの遊星歯車機構を組み合わせたものであり、例えば特許文献1に記載されている。
ここで、ラビニョ型遊星歯車機構における一つの特徴は、共用する遊星歯車の軸線方向幅が大きくなるために、それを支持するピニオンシャフトにおいて径に対する軸線方向長が長くなる、即ち細長くなるということである。一方、特許文献2に示されるように、一般的な遊星歯車機構において遊星歯車を支持する転がり軸受としては、軸受内輪を兼ねるピニオンシャフトと軸受外輪を兼ねる遊星歯車の間に、針状ころが転動体として配置されるラジアル針状ころ軸受が使用されることが多い。しかるに、かかる針状ころ軸受としては、従来から保持器を持たない総ころ形式が一般的に使用されていたが、最近は、遊星歯車の高速回転化のために、保持器を持ついわゆるケージ&ローラ形式が用いられる場合がある。総ころ形式でころ(ローラ)列が複数以上となる場合は、列間に、ころ(ローラ)端部を案内する案内リングを具備するのが一般的である。これに対し、ケージ&ローラ形式では、ころ(ローラ)列が複数以上となっても、保持器がころ(ローラ)の端面を案内するので、案内リングを具備しないことが一般的である。
実開平4−126055号公報 実開平5−62729号公報
ここで、遊星歯車機構においては、遊星歯車が公転運動をしているために、遊星歯車に作用する遠心力および他の歯車とのかみ合い力がピニオンシャフトを弾性変形させる。ピニオンシャフトは、通常、焼き入れ鋼が使用されるが、不可避的に内在する残留オーステナイト組織のために、100℃以上の高温使用において、残留オーステナイト組織が分解し体積膨張を生じる。100℃以上でピニオンシャフトが弾性変形すると、圧縮応力が作用する部分よりも引っ張り応力が作用する部分の残留オーステナイト組織の分解速度が速いために、一般的に、ピニオンシャフトは、キャリアへの取り付け部に対し、そこから離れるほど弓状に塑性曲がりを発生するようになり、その速度は、シャフト温度が高いほど、遊星歯車の公転速度が速いほど、また、ピニオンシャフトが細く、長いほど、ピニオンギヤに負荷されるトルクが高いほど大きくなる傾向がある。
特に、オートマチックトランスミッション等の車両用変速機遊星歯車機構の小型化のために、例えば特許文献1で開示されるラビニヨ式遊星歯車機構を使用したときに、そのロングピニオンは、シャフト長が長くなるために、塑性曲がりを発生しやすいという問題がある。経時的に増大するシャフトの塑性曲がりと荷重条件で決まる弾性曲がりの和が大きくなり、シャフトとピニオンギヤ内径面の距離がころ径よりも小さくなると、ころ(ローラ)が円滑に転動ができなくなり、シャフトまたはころ(ローラ)にフレーキングが生ずるという問題を発生する。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、ころの円滑な転動を確保できるラジアル針状ころ軸受及びピニオンシャフトを提供することを目的とする。
本発明のラジアル針状ころ軸受は、車両用自動変速機の遊星歯車機構におけるピニオンシャフトとピニオンギヤとの間に配置され、高速の自転運動及び公転運動を行うピニオンシャフト用のラジアル針状ころ軸受において、
複列に配置されたころと、各列の前記ころを保持する複数の保持器と、前記保持器の外径と同じ外径を備え、隣接する前記保持器同士の間に配置されたスペーサーと、を有し、
前記スペーサーの幅は、前記ころの長さ以上であり、
前記ピニオンシャフトは、潤滑油を供給するための孔を、前記保持器に覆われる外表面に設けていることを特徴とすることを特徴とする。
本発明の作用効果について、図面を参照して説明する。図1は、ピニオンシャフトCとピニオンギヤP1との間に配置された、単列のころ51を有するラジアル針状ころ軸受50’の断面図であり、(a)は無負荷状態を示し、(b)は負荷に応じてピニオンシャフトが弾性変形した状態を示し、(c)は負荷に応じて弾性変形に加え塑性変形した状態を示している。図2は、ピニオンシャフトCとピニオンギヤP1との間に配置された、複列のころ51,51と保持器52,52とスペーサー53とを有するラジアル針状ころ軸受50の断面図であり、(a)は無負状態を示し、(b)は負荷に応じてピニオンシャフトが弾性変形した状態を示し、(c)は負荷に応じて弾性変形に加え塑性変形した状態を示している。
図1(c)に示すように、ピニオンシャフトの弾性曲がりと塑性曲がりの和(以下、シャフト曲がり量と記述)が大きくなり、ピニオンシャフトとピニオンギヤ内径面の距離がころ径よりも小さくなると、ころ(ローラ)が円滑に転動ができなくなる。これに対し、本発明者らは、
(1)シャフト曲がり量が最大となるシャフト軸方向中央部にころ(ローラ)を転動させないこと、又は
(2)シャフト曲がり量を低減することで、上記問題を解決できることを導出したのである。
かかる導出に基づき、本発明においては、(1)の目的を達成するために、シャフト中央部にスペーサー53を配し、その両脇に保持器52ところ51(ケージ&ローラ)を配するという構成を採用した。かかるスペーサー53は、ころ(ローラ)51を案内するためのものではなく、シャフト曲がりが最大となるシャフト軸方向中央部に、転動するころ(ローラ)51を移動させないように機能するものであり、その軸線方向幅は、スペーサー53を挟んで両脇列のころ長さ以上であることが望ましい。両脇列においては、シャフト曲がりは、中央部ほど大きくならないので、ころ(ローラ)の円滑な転動が妨げられることがない。
一方、(2)の目的を達成するために、ピニオンシャフト全体にわたり径方向中心部には、残留オーステナイト組織を存在させないことが必要である。さらに望ましくは、ころ(ローラ)が転動しないピニオンシャフトの軸線方向中央部表面の残留オーステナイト量が、ころ(ローラ)の転動する両脇列部より少ないこと、最も望ましくは0%であることが重要である。また、(2)のためには、残留オーステナイト組織を安定化させ、その分解速度を遅れさせることも有効である。そのためにはシャフト表面硬化部の表面窒素濃度を0.05%以上とすることや、素材として0.4%以上の珪素(Si)を含有する鋼を使用することが望ましい。
なお、窒素濃度、珪素濃度は、高周波焼入れ時の割れを防止するためにそれぞれ0.5%以下、0.8%以下であることが望ましい。また、ピニオンシャフトの塑性曲がりを抑制するためには、ピニオンシャフトの最低硬さ(一般的にはシャフトの径方向中心部硬さとなる)をHv300以上、望ましくはHv350以上、さらに望ましくはHv400以上にすることが重要である。また、転がり疲れ寿命を延長するためには素材(鋼)のクロム濃度を0.9%以上とすることが望ましい。ただし、クロム濃度が1.8%を越えると高周波焼入れ時に炭化物の溶け込み速度が著しく遅くなり硬さむらを生ずるので、クロム濃度は、1.8%以下とすることが望ましい。上記のいずれの場合にも、ピニオンシャフトの径方向中心部において残留オーステナイト組織の存在を回避すべきである。シャフト表面上に存在する油出口穴(以下、油穴と書く)の位置は、潤滑油を軸受転動面全体に供給する上で重要である。上述のごとく遊星歯車機構のピニオンギヤは遠心力場で使用されるので、油穴から出た潤滑油は、遠心力方向に流れやすく一部の転動面に油が供給されない状態が生じる恐れがある。これを改善するのが、ころ(ローラ)や保持器の回転による撹拌であり、油穴位置は、出た潤滑油がころ(ローラ)が転動するシャフト表面にあることが最も望ましく、少なくとも保持器により覆われるシャフト表面上にその一部が含まれる必要がある。尚、本明細書中、「%」は、残留オーステナイト量の場合は「体積%」を意味し、化学元素の濃度の場合は「重量%」を意味するものとする。
前記スペーサーの幅は、前記ころの長さ以上であると好ましい。
前記ピニオンシャフトは鋼製であり、焼き入れ硬化した表面と、残留オーステナイト組織を含有しない中心部とを有し、前記ころは前記焼き入れ硬化した表面に沿って転動すると好ましい。
前記ピニオンシャフトのスペーサーに覆われる外表面の残留オーステナイトの量は、前記ピニオンシャフトの前記ころが転動する表面における残留オーステナイトの量より低いと好ましい。
前記ピニオンシャフトの表面窒素濃度は、0.05%以上0.5%以下であると好ましい。
前記ピニオンシャフトの素材は、0.9%以上1.8%以下のクロムを含むと好ましい。
前記ピニオンシャフトの素材は、0.4%以上0.8%以下の珪素を含むと好ましい。
前記ピニオンシャフトの硬度は、Hv300以上であると好ましい。
前記ピニオンシャフトは、潤滑油を供給するための孔を、前記保持器に覆われる外表面に設けていると好ましい。
前記スペーサーは、樹脂製又は表面に燐酸塩被膜を施した鋼製であると好ましい。
スぺーサーは、ピニオンギヤとほぼ同じ回転速度で回転するのに対し、両脇列の保持器は、ピニオンギヤより遅い回転速度で回転するため、スペーサーと保持器の摺動摩擦抵抗を減じることは温度上昇を減じることに結びつくために、フレーキングや焼付きを抑制するのに効果的である。一方、遊星歯車機構に用いる軸受は通常公転運動を伴うために、保持器は、ころ(ローラ)との衝突による大きな繰り返し応力を受けるので、強度のある鋼製であることが望ましい。そこで、スぺーサーを樹脂製にするか、スぺーサーが鋼製の場合にはリン酸塩被膜を実施したスペーサーを使用し、保持器との動摩擦係数を減ずることが温度上昇を減じることに対して効果的である。尚、ピニオンシャフトの曲がり抑制の見地からは、スペーサーは樹脂製であることがより好ましい。
前記ピニオンシャフトは鋼製であり、表層部の圧縮残留応力を500〜1200MPa、且つ残留オーステナイト量を15〜40%とすると好ましい。
遊星歯車機構に用いる軸受は、外輪(ピニオンギヤ)回転のラジアルニードル軸受であるために、内輪(シャフト)が最弱部位となることから、ピニオンシャフトの強化が軸受寿命の延長につながるといえる。例えばピニオンシャフトにショットピーニングなどを実施し、表層部の圧縮残留応力を500〜1200MPaにし、かつ残留オーステナイト量を15〜40%にすることが、その寿命延長に効果的である。ピニオンシャフト表層部の圧縮残留応力および残留オーステナイト量は、表面下50μmの測定値で規定される。圧縮残留応力が500MPa未満では寿命延長効果が小さく、1200MPaを越えるハードショットを行なうと表層部にクラックが内在するようになり、寿命が低下する。又、残留オーステナイト量は、15%未満では寿命延長効果が小さく、40%を越えると、ピニオンシャフトの塑性曲がりが大きくなるので逆に寿命が低下する。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して以下に詳細に説明する。図3は、本実施の形態にかかるラジアル針状ころ軸受を含む車両の自動変速機の一部を示す断面図である。
図3において、ケース10内において、不図示のトルクコンバータのタービン出力回転をプラネタリギヤセット12に伝達する入力部材を構成する入力軸11は、プラネタリギヤセット12のフロントサンギヤ13側に配置されている。また、カウンタドライブギヤ14は、ケース10の後壁を挟んでプラネタリギヤセット12のリヤサンギヤ15側に配置されている。そして、プラネタリギヤセット12の内周側には、プラネタリギヤセット12の支持軸を構成するサンギヤ軸20が配置され、本形態において、この軸は、リヤサンギヤ15と一体化され、プラネタリギヤセット12とカウンタドライブギヤ14とを貫通して延在している。
入力軸11は、ケース10に支持されて、トルクコンバータのタービンと、各クラッチ16,17,18と、第1のワンウェイクラッチに連結されている。詳しくは、入力軸11は、オイルポンプカバーで構成されるケース10の前壁に固定した中空のステータシャフト19に前端部付近をブッシュを介して、また後端部付近をニードルベアリングを介して支持され、前端をスプライン係合でタービンハブ(不図示)に連結され、後端を各クラッチ18,17,16のドラム側の油圧サーボシリンダ内周側部材21に第1ワンウェイクラッチOC1のインナレースを経て連結されている。
サンギヤ軸20は、一方側の端部をクラッチ18及び第1ワンウェイクラッチOC1を介して入力軸11に連結され、他方側の端部をカウンタドライブギヤ14を貫通した外側でブレーキ22を介してケース10に連結されている。詳しくは、サンギヤ軸20は、前端を入力軸11後端の凹部にブッシュを介して支持され、後端部付近をブッシュを介してリングギヤフランジ23の軸部内周に支持され、その外周に嵌合するカウンタドライブギヤ14のボス部及びローラベアリング経由で最終的にケース10の後壁に支持されている。そして、サンギヤ軸20の前端部側は、スプライン係合でクラッチ18のハブ24側に連結されている。また、サンギヤ軸20の後端は、スプライン係合でブレーキ22のハブ25側に連結されている。
プラネタリギヤセット12は、そのフロントサンギヤ13とキャリヤQがブッシュを介してそれぞれサンギヤ軸20に支持され、リングギヤ26がそれにスプライン係合で連結されたリングギヤフランジ23経由で該部材にスプライン係合連結されたカウンタドライブギヤ14に固定されることで、結果的にボールベアリング27を介してケース10の後壁に支持されている。プラネタリギヤセット12のフロントサンギヤ13は、クラッチ17のハブ28側に連結され、キャリヤQは、クラッチ16のハブ29と、ブレーキ30のハブ31と、第2ワンウェイクラッチOC2のインナレースとに並列的に連結されている。
このギヤトレインにおいて、入力軸11をそれぞれ、フロントサンギヤ13に連結するクラッチ17、リヤサンギヤ15に連結するクラッチ17及びキャリヤQに連結するクラッチ16は、それら各クラッチの油圧サーボと摩擦部材を纏めて入力軸11とサンギヤ軸20の連結部の外周に配置されている。まず、クラッチ17は、ケース10の前壁を構成するオイルポンプボディにボルト止め固定されたオイルポンプカバーから延びるボス部32の外周に回転自在に嵌合させた内周側部材21と、それに内周側を固定したドラム33により囲われる内側に、クラッチ17のドラムを兼ねるピストン34を回止め嵌合させた油圧サーボと、ドラム33の先端内周の内側とフロントサンギヤ13に内周側を連結させて配置されたハブ28の外周にそれぞれスプライン係合連結された摩擦部材40とで構成されている。
次に、クラッチ18は、クラッチ17のピストンを兼ねて内周側部材21に摺動自在に嵌挿されたドラム34と、内周側部材21とドラム34とで囲われるシリンダ内側に嵌挿されたピストン35からなり、ピストン35の背後に遠心油圧のキャンセル室を備える油圧サーボと、ドラム34の先端内周と、更にその内周に内周側を入力軸11に連結させて配置されたハブ24の外周とにそれぞれスプライン係合連結された摩擦部材36とで構成されている。そして、このクラッチ18のハブ24には第1ワンウェイクラッチOC1のアウタレースが固定されている。
クラッチ16は、クラッチ17のドラム33をピストンとして、逆に該ピストンに被さるように嵌まるピストン37がドラム38に連結された構成とされ、遠心油圧のキャンセル室を備える油圧サーボと、プラネタリギヤセット12のキャリヤQにリベット止めされた第2ワンウェイクラッチOC2のインナレースに連結されたハブ29の外周とドラム38の内周にスプライン係合連結された摩擦部材39とで構成されている。
このように纏めて配置された各クラッチの油圧サーボにおいて、各クラッチに共通の内周側部材21とクラッチ17のドラムとクラッチ16のピストンを兼ねる部材33が軸方向に不動の部材とされ、クラッチ18は、ドラム34とピストン35共に軸方向可動部材とされている。したがって、ボス部32の油路からのサーボ油圧の供給によりクラッチ17は、自身のドラム33とクラッチ18のドラム34との間で摩擦部材40を挟持して係合させ、クラッチ18は、クラッチ17のドラム33に反力を取り、自身のピストン35を押し出すことでクラッチ17のピストン34を兼ねる自身のドラムとピストン35の間で摩擦部材36を挟持して係合させ、クラッチ16は、自身のドラム38をクラッチ17のドラム33に対して軸方向に前進させることでそれらの間で摩擦部材39を挟持して係合させることになる。
次に、ブレーキ30は、ケース10の後壁に内蔵させた油圧サーボと、第2ワンウェイクラッチOC2のインナレースから延びるハブ31とケース10の周壁にスプライン係合させた摩擦部材42とで構成され、摩擦部材42は、プラネタリギヤセット12のリングギヤ26の径方向外側に配置されている。そして、これと並列配置の第2ワンウェイクラッチOC2は、前記のようにインナレースをプラネタリギヤセット12のキャリヤQにリベット止め連結され、アウタレースをケース10の周壁にスプライン係合させてプラネタリギヤセット12の径方向外側のほぼ軸方向中央部に配置されている。
ブレーキ22は、ケース10の後壁より外側に配置されており、そこに配置されたカウンタギヤ対を覆うカバー10aと、サンギヤ軸20の最後部に固定されたハブ25とにスプライン係合させてカウンタギヤ対より後方に配置された摩擦部材43と、ケース10の後壁に内蔵させた油圧サーボとで構成されている。
このギヤトレインにおいて第1速(1st)を選択すると、入力軸11からの回転がクラッチ17経由でフロントサンギヤ13に入力され、第2ワンウェイクラッチOC2の係合により係止されたキャリヤQに反力を取って、リングギヤ26に出力される最大減速比の減速回転が、カウンタギヤ対を経て副変速部のリングギヤに伝達され、不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
次に、第2速(2nd)は、入力軸11からも回転がクラッチ17経由でフロントサンギヤ13に入力され、ブレーキ22の係合により係止されたリヤサンギヤ15に反力を取って、リングギヤ26に減速回転が出力される。この回転は、副変速部のリングギヤに入力され、不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
また、第3速(3rd)は、主軸部側については第2速と同様とされ、副軸部側のクラッチを係合させることで達成される。この場合、主変速部からの回転がクラッチの係合による直結状態のプラネタリギヤを経て、不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
更に、第4速(4th)は、主変速部側のプラネタリギヤセット12、副変速部側のプラネタリギヤが共に直結状態となり、入力軸11の入力回転が、カウンタギヤ対による減速がないものとして、そのまま不図示のディファレンシャル装置から車両の駆動輪に伝達される。
図4は、本実施の形態にかかるプラネタリギヤセットのピニオンシャフト周辺を示す断面図である。図4に示すように、針状ころ軸受50は、複列に配置されたころ51,51と、各列のころ51,51を保持する保持器52,52と、保持器52,52間に配置されたスペーサー53とからなり、キャリヤQに取り付けられたピニオンシャフトCの周囲に配置されて、ロングピニオンP1を回転自在に支持している。ピニオンシャフトC内には、図4の右端面から軸線に沿って延在する袋孔Caと、袋孔Caの途中から半径方向に延在しピニオンシャフトCの周面において、保持器52,52内に対向するようにして開口する径孔Cb、Cbとが形成されている。針状ころ軸受50は、ピニオンシャフトCの外部より袋孔Ca及び径孔Cb、Cbを介して供給される潤滑油により潤滑されるようになっている。尚、スペーサー53の軸線方向幅は、スペーサー53を挟んでいる両脇列のころ51,51の長さ以上であることが望ましく、またその外径は、保持器52,52と同じであると好ましい。尚、スペーサー53とピニオンシャフトC及びピニオンギヤP1との間には、所定のクリアランスがあるが、スペーサー53とピニオンシャフトCとは摺動しない。
次に、本発明者らが行った試験について説明する。図5は、かかる試験に用いた試験装置の断面図である。定盤上にベース101の両端に、支持部102,103が取り付けられている。左方の支持部102には、円筒状のホルダ104が嵌め込まれており、ホルダ104に対して、サンギヤ回転軸105が軸受により回転自在に支持されている。サンギヤ回転軸105の右端には、サンギヤSが形成されている。
右方の支持部103には、円筒状のホルダ106が嵌め込まれており、ホルダ106に対して、キャリヤ回転軸107が軸受により回転自在に支持されている。キャリヤ回転軸107の右端には、キャリヤQが取り付けられている。ホルダ106には、潤滑剤吐出装置108が取り付けられており、ここからキャリヤ回転軸107の内部に設けられた通路107aと、キャリヤQの内部に形成された通路Qaと、ピニオンシャフトCの袋孔Ca、径孔Cbとを介して、所定量の潤滑剤を針状ころ軸受50に供給するようになっている。ピニオンシャフトCは、針状ころ軸受50を介して、ロングピニオンP1を回転自在に支持している。
図5に示す試験装置に、後述する比較例と実施例とを組み込んで、試験を行った。試験条件は、以下の通りである。
(試験条件)
ピニオン公転速度:8000min-1
ピニオン自転速度:10000min-1
ピニオン公転半径:45mm
ピニオン重量:274g
試験温度:120℃
潤滑油量:33cc/min
ピニオンシャフト径:φ14.00mm
ピニオンシャフト径穴(Cb)位置:軸方向で中央1個、円周方向でサンギヤ方向に対し180°
ピニオンシャフト熱処理:以下の(1)〜(8)いずれかの処理とする。
(1)JIS SUJ2鋼(硬さHv210)を有効硬化層深さ(Hv550以上の深さ)1mmで高周波焼き入れ(表面残留オーステナイト量は10%、芯部残留オーステナイト量は0%)
(2)JIS SUJ2鋼を芯部まで完全焼き入れ(残留オーステナイト量は全体的に均一で10%)
(3)JIS SUJ2鋼に840℃で窒化処理を行い、焼きなましで芯部硬さをHv400に調整後、高周波焼入れ(表面残留オーステナイト量は15%、芯部残留オーステナイト量は0%、表面窒素濃度は0.1%、有効硬化層深さは1mm)
(4)JIS SUJ2鋼に840℃で窒化処理を行い、焼きなましで芯部硬さをHv350に調整後、高周波焼入れ(表面残留オーステナイト量は15%、芯部残留オーステナイト量は0%、表面窒素濃度は0.1%、有効硬化層深さは1mm)
(5)JIS SUJ2鋼に840℃で窒化処理を行い、焼きなましで芯部硬さをHv300に調整後、高周波焼入れ(表面残留オーステナイト量は15%、芯部残留オーステナイト量は0%、表面窒素濃度は0.1%、有効硬化層深さは1mm)
(6)JIS SUJ2鋼に840℃で窒化処理を行い、焼きなましで芯部硬さをHv210に調整後、高周波焼入れ(表面残留オーステナイト量は15%、芯部残留オーステナイト量は0%、表面窒素濃度は0.1%、有効硬化層深さは1mm)
(7)JIS SUJ3鋼に840℃で窒化処理を行い、焼きなましで芯部硬さをHv400に調整後、高周波焼入れ(表面残留オーステナイト量は15%、芯部残留オーステナイト量は0%、表面窒素濃度は0.1%、有効硬化層深さは1mm)
(8)JIS SK5鋼(硬さHv210)を有効硬化層深さ(Hv550以上の深さ)1mmで高周波焼き入れ(表面残留オーステナイト量は10%、芯部残留オーステナイト量は0%)
ピニオン内径:φ19.03mm
ピニオン幅:60.00mm
針状ころ径:φ2.5mm
尚、ころ長さは列数に応じ適宜決定した。試験結果を表1に示す。尚、表2は用いたピニオンシャフトの素材中における組成比の例である。
尚、比較例1,3,4,5と、実施例6,7,8に用いたピニオンシャフトの軌道面における表層の圧縮残留応力は約300MPaであり、比較例2に用いたピニオンシャフトの軌道面における表層の圧縮残留応力は0MPaである。
試験結果を考察するに、比較例2、4、5の試験結果より、総ころ(保持器を有しない)形式では、高速回転で焼付きが起こり、高速回転には不向きであることがわかった。一方、比較例1、3の試験結果から、ケージ&ローラ(保持器を有する)形式にすれば、焼付きは防止できるもののピニオンシャフトの曲がりに起因するシャフト中央部ラジアル隙間減少によるシャフト中央部のフレーキングが発生してしまうという問題があることがわかった。これに対し、実施例6の試験結果より、シャフト中央部の周囲をころが転動しないような制限を設ければ、シャフト曲がりに対して鈍感になり、寿命が延長されることがわかった。尚、この場合のフレーキング部位は、シャフト中央部ではなく、両脇列のシャフト転動面軸端側エッジ部となる。そのエッジ部の接触面圧は、シャフトの曲がりが小さいほど小さくなる。
さらに、実施例15の試験結果より、ピニオンシャフトの径方向中心部の残留オーステナイト量をゼロ%にした高周波焼入れSK5製ピニオンシャフトを用いると、シャフト曲がりが抑制されるのでエッジ当たりが緩和され、寿命はさらに延長されることがわかった。このように、両脇列のころ(ローラ)長さ以上のスペーサーを具備することと、芯部残留オ―ステナイト量が0%であるシャフトを組み合わせて使用することが効果的である。
素材としてクロム濃度が1.4%のSUJ2鋼を使用している実施例7の試験結果より、クロムによる寿命延長効果のために、寿命は延長されることがわかった。更に、スペーサーで覆われるシャフト中央部のうちの10mmについて表面残留オ―ステナイト量を3%に減らした実施例8の試験結果より、非転動面の残留オーステナイト量の低減は、ピニオンシャフトの曲がり量を小さくし且つ転動面の疲労強度を損なわないので、寿命はさらに延長されることがわかった。又、スペーサーで覆われるシャフト中央部のうちの10mmについて表面残留オーステナイト量を0%に減らした実施例9の試験結果より、寿命はさらに延長されることがわかった。実施例10〜13では、実施例9に比べて表面の窒素濃度を0.1%に上げたものであるが、そうすると寿命がさらに延長されることが分かった。実施例10〜13の間で寿命差があるのは、ピニオンシャフトの最低硬さが異なるためで、シャフトの最低硬さが、Hv300以上、望ましくはHv350以上、さらに望ましくはHv400以上が好ましいことを示している。実施例14では、実施例13に対して素材をSUJ2からSUJ3に変更しているが、珪素濃度が増えているために、残留オーステナイト組織の安定性が増し、シャフトが曲がりづらくなるために、寿命の延長効果があることが、その試験結果よりわかる。実施例16では、実施例15に対し、油穴をスペーサーで覆われる部位から、両脇列の中央のサンギヤ向きに変更されているので、潤滑油が軸受内で撹幹され、転動面に潤滑油が多く供給されるので、寿命の延長効果があることが、その試験結果よりわかる。
更に、実施例17では、実施例16に対し、スペーサー材料を鋼(STKM17C焼入れ鋼)から、25%ガラス繊維入り46ナイロンに変更しているので、保持器との摺動摩擦が低減され、寿命が延長されている。実施例18では、実施例17に対し、シャフト軌道面表層の圧縮残留応力が増加しているので、より寿命が延長されている。
以上、本発明を実施例を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。本発明は、ラビニョ型遊星歯車機構に限らず、その他のタイプの遊星歯車機構に用いる針状ころ軸受やピニオンシャフトに適用できる。
ピニオンシャフトCとピニオンギヤP1との間に配置された、単列のころを有するラジアル針状ころ軸受50の断面図である。 図2は、ピニオンシャフトCとピニオンギヤP1との間に配置された、複列のころを有するラジアル針状ころ軸受50の断面図である。 本実施の形態にかかるラジアル針状ころ軸受を含む車両の自動変速機1の一部断面図である。 本実施の形態にかかるプラネタリギヤセットのピニオンシャフト周辺を示す断面図である。 試験装置の断面図である。
10 ケース
10a カバー
11 入力軸
12 プラネタリギヤセット
13 フロントサンギヤ
14 カウンタドライブギヤ
15 リヤサンギヤ
16 クラッチ
17 クラッチ
18 クラッチ
19 ステータシャフト
20 サンギヤ軸
21 内周側部材
22 ブレーキ
23 リングギヤフランジ
24 ハブ
25 ハブ
26 リングギヤ
27 ボールベアリング
28 ハブ
29 ハブ
30 ブレーキ
31 ハブ
32 ボス部
33 ドラム
33 部材
34 ドラム
35 ピストン
36 摩擦部材
37 ピストン
38 ドラム
39 摩擦部材
40 摩擦部材
42 摩擦部材
43 摩擦部材
50 軸受
52 保持器
52 保持器
53 スペーサー
101 ベース
102 支持部
102,103 支持部
103 支持部
104 ホルダ
105 サンギヤ回転軸
106 ホルダ
107 キャリヤ回転軸
107a 通路
108 潤滑剤吐出装置
C ピニオンシャフト
OC1 ワンウェイクラッチ
OC2 ワンウェイクラッチ
P1 ピニオンギヤ
Q キャリヤ

Claims (10)

  1. 車両用自動変速機の遊星歯車機構におけるピニオンシャフトとピニオンギヤとの間に配置され、高速の自転運動及び公転運動を行うピニオンシャフト用のラジアル針状ころ軸受において、
    複列に配置されたころと、各列の前記ころを保持する複数の保持器と、前記保持器の外径と同じ外径を備え、隣接する前記保持器同士の間に配置されたスペーサーと、を有し、
    前記スペーサーの幅は、前記ころの長さ以上であり、
    前記ピニオンシャフトは、潤滑油を供給するための孔を、前記保持器に覆われる外表面に設けていることを特徴とするラジアル針状ころ軸受。
  2. 前記ピニオンシャフトは鋼製であり、焼き入れ硬化した表面と、残留オーステナイト組織を含有しない中心部とを有し、前記ころは前記焼き入れ硬化した表面に沿って転動することを特徴とする請求項に記載のラジアル針状ころ軸受。
  3. 前記ピニオンシャフトのスペーサーに覆われる外表面の残留オーステナイトの量は、前記ピニオンシャフトの前記ころが転動する表面における残留オーステナイトの量より低いことを特徴とする請求項1又は2に記載のラジアル針状ころ軸受。
  4. 前記ピニオンシャフトの表面窒素濃度は、0.05%以上0.5%以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受。
  5. 前記ピニオンシャフトの素材は、0.9%以上1.8%以下のクロムを含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受。
  6. 前記ピニオンシャフトの素材は、0.4%以上0.8%以下の珪素を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受。
  7. 前記ピニオンシャフトの硬度は、Hv300以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受。
  8. 前記スペーサーは、表面に燐酸塩被膜を施した鋼製であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受。
  9. 前記ピニオンシャフトは鋼製であり、表層部の圧縮残留応力を500〜1200MPa、且つ残留オーステナイト量を15〜40%とすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載のラジアル針状ころ軸受に用いられることを特徴とするピニオンシャフト。
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