JP2007216280A - 抵抗スポット溶接機 - Google Patents

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Abstract

【課題】抵抗スポット溶接機の小型軽量化,耐久性向上,製作コスト削減を図る。
【解決手段】本発明は抵抗スポット溶接機の電極チップを駆動する駆動ユニット2の電動モータ3の出力軸15とボールねじ4とをカップリング12に直結する締結装置を有し,カップリングはボールねじを挿入する前方締結部16と出力軸を挿入する後方締結部17を有し,前方締結部内に固着したボールねじをケーシング7内のガイドロッド6に固着したボールナット5に組み込み,後方締結部とケーシングとの間には転がり軸受け19を同心上に固着し,前記ロッドの戻し位置で前方締結部が前記ロッド内径に挿入され,ケ−シングと前記ロッドとの間にローラフォロア31をカム溝30に案内する前記ロッドの回り止め手段11を設け,ガンアーム8の配管溝41に嵌合固着した耐熱性冷却チューブ40を電極把持部45に保持したチップベース48の冷却媒体通路46に連通する。
【選択図】 図2

Description

本発明はロボット溶接ガン,ポータブルスポット溶接ガン又は定置式スポット溶接機等を含む抵抗スポット溶接機に関し,さらに詳しくは,電動モータを用いて一対の電極チップ間に溶接に必要な加圧力を与えためのトルクを発生させる駆動ユニットと前記電極チップの冷却装置などを含む抵抗スポット溶接機に関するものである。
従来,通電と抵抗発熱による溶融を繰り返して行う抵抗スポット溶接機には電極チップの温度上昇を防ぐために冷却装置が配備されている。従来の冷却装置は溶接トランスを含む二次導体又は銅合金,アルミニウム合金などを用いた溶接ガンアームなどの表面に配管用の断面凹形溝を設けてその凹形溝に銅製の循環系冷却チューブ(水冷パイプ,水冷ホースとも言う)を添わせて嵌合固着するかまたはアルミニウム合金に銅製の循環系冷却チューブを鋳込んで電極チップ内に水を循環させるものが知られている。
スポット溶接ガンの冷却装置には次のような公知例がある。 たとえば,アルミニウム系の非鉄金属からなるガンアームの表面(側面を含む)に板厚方向に深さをもった断面略凹形溝がガンアームの長手方向に形成され,その凹形溝内に銅製の水冷パイプを添わせて嵌め込み前記凹形溝の内面に合致させたものである(特許文献1)。
しかしながら,この種の従来の冷却装置はアルミニウム製ガンアームの断面凹形溝の中に銅製の水冷パイプを嵌め込む場合,ハンマー等で強制的にたたいて入れるから,水冷パイプが塑性変形に起因する変形や破損の影響を受けやすい。また水冷パイプの曲面と前記凹形溝の内面とを密着させるための高い精度の溝内面加工を必要とする。
また銅材とアルミニウム材との接触面や結合部の電位差による腐食問題の改善や水冷パイプとチップホルダなどの締結構造が簡単でない。また従来の銅製水冷パイプを水冷マニホールドの給排水口に接続する場合の中継絶縁装置が必要となりその分重量も嵩むことになる。
また他の例としてはガンアームとチップベース(チップホルダともいう)との間に冷却水分配部材を設け,この冷却水分配部材の先端側に水冷パイプを結合して電極チップ内で冷却水を循環させ,冷却水分配部材の後端側に一対の接続管を設け,この接続管に冷却水の給水側と排水側の水冷パイプを接続自在とした溶接ガンの冷却装置が知られている(特許文献2)。
しかしながら,この種の従来の冷却装置は冷却水分配材を設けるため,部品点数が増えしかも水冷パイプの取付け取り外しが簡単にいかず設計構造上複雑となる。
電動モータ3とボールねじ4を直結した従来の駆動ユニット2は図10に示すように,ケーシング7のヘッド側に電動モータ3を搭載し,前記モータの出力軸15の先端とボールねじ4のロッド頭部とに樹脂材を噛ましたカップリング12による締結装置を介して締結するものである。その締結装置を収容するカップリングハウジングHがケーシング7のヘッド側にボルトB1により設けられていて,そのカップリングハウジングHの上に電動モータ3がボルトB2によって固定されている。そのカップリングハウジングHと連通するケーシングのヘッド側にはケーシングの内径と同心上に転がり軸受け19がボルトB3により取付けられている。
この転がり軸受け19にカップリング12を介して出力軸15と直結されたボールねじ4が挿入されている。そして前記ケーシング7のロッド側の内径にはブッシュ(図省略)が固着され,そのブッシュに挿入されたガイドロッド6の内径の上部にはボールナット5がボルト(図省略)で固着され,そのボールナット5に前記ボールねじ4が組み込まれている。
電動モータ3はその出力軸15から出力される回転運動をハウジングH内のカップリング12を介してボールねじ4に伝えこれをボールナット5などの減速機構によりガイドロッド6の直線運動に変換させて一方の電極チップ(図省略)に溶接に必要な加圧力のためのトルクを発生させ溶接部を加圧するものである(図10参照)。
また回り止めとは文字通り前進後退するガイドロッド6の回転方向の角度を阻止するものである。
一般的に知られている回り止め装置とはガイドロッドの先端に固定された他の電極チップを保持するチップホルダにガイドロッドの軸方向の中心線(以下 軸中心線という)と平行に偏心させて固着した回り止めロッドを,ケーシング側の前部に設けた貫通孔に挿入するとともにガイドロッドの運動と協働して回り止めロッドが貫通孔内を往復移動する。
それによってガイドロッドの加圧軸と電極加圧位置とが偏心した位置関係で加圧してガイドロッドの軸中心線を中心に回転しようとする力がガイドロッドに掛かっても回り止めロッドが貫通孔に挿入されることによりガイドロッドの回転角度が阻止されるものである(特許文献3)。
図10の従来タイプの駆動ユニットはサーボモータの出力軸とボールねじとカップリング,ベアリング軸受け等を当該ユニットの長さ方向に直列に結合されるものでケーシングのヘッド側にカップリングなどを収納するカップリングハウジング(又はカップリングボックスともいう)と前述した外付け構造の回り止め装置の存在が当該ユニットのサイズ及び重量をいきおい大きくする一因をなしている。また従来ではスプライン軸とブッシュの内径とに歯形突起の溝を結合して回り止めと共にトルク伝達を行うものも知られているが,この種のものはシリンダとスプライン軸とブッシュとの結合部のシール方法が難しいとされ部品コストがかかるという問題があった。
また回り止めにリニアガイドを使用したものも知られている。たとえばケーシングとガイドロッドとの間にその相対向する面にV溝レールを設け,その両V溝レールの間に複数のボール又はローラを組み込みボール又はロールを回転自在に転動させ,これによって移動するガイドロッドを前記ケーシングのV溝レールに添わせてガイドロッドの回り止めを行う方式のものである(特許文献4)。
しかしこの種の回り止め装置は高級なクロスガイドレールまたはボールガイドレールが使用されるため,加工精度及び組立精度が高くロール又はボールなどの回転体の予圧量調整などが難しくしかも4本のガイドレールを配置する関係上スペース確保が大形設計構造を助長する一因となりコンパクト化,軽量化,低廉化設計を考慮した場合改善が望まれる。
特開2005−66651号公報 段落0013−0016 特開平6−218553号公報 段落0004−0005 実用新案登録第2569558号公報 段落0005 実用新案登録第3042267号公報 段落0012
本発明が解決しようとする課題は,抵抗スポット溶接機の駆動ユニットにおいてサーボモータの出力軸とボールねじを繋ぐカップリング,ベアリング軸受け等からなる締結装置と外付けの回り止め装置の存在が当該ユニットサイズ及び重量を大きくする構造上の一因をなしている点および抵抗スポット溶接機の冷却装置においてアルミニウム製ガンアームの両側面に形成された断面凹形溝の中に銅製の水冷パイプを嵌め込む際に強制的に行われる塑性変形に起因する前記水冷パイプの破損事故や前記凹溝の内面加工に必要とする高い加工精度や銅材とアルミニウム材との接触面や結合部の電位差による腐食の問題やスパッタ,水,ゴミなどの異物浸入防止対策や水冷パイプの締結手段が簡単でないなどの問題点を解決することを目的とする。
第一の発明は上記の問題を解決するために開発したもので,その要旨とするところは,一方の電極チップ又は先端に前記電極チップを有するガンアームを,電動モータ,ボールねじ,ボールナット又は減速機その他これらに類似する機械式システムにより前進駆動し前記電極チップと相対する他方の電極チップとの間に溶接に必要な加圧力のためのトルクを発生させる駆動ユニットにおいて,前記電動モータの出力軸と前記ボールねじとをカップリングを介して直結するための締結装置であって前記カップリングは前記ボールねじが挿入される内径を有する前方締結部とまたその反対側から前記出力軸が挿入される内径を有する後方締結部とからなり,前記前方締結部内に挿入固着されたボールねじは断面筒状のケーシング内に挿入される中空のガイドロッドの内径に固着されたボールナットに組み込まれ,かつ前記カップリングの後方締結部の外周上と前記ケーシングの内径との間には転がり軸受けが前記カップリングと同心線上に嵌入固着され,前記ボールねじにそって直線移動するガイドロッドの戻り側で前記カップリングの前方締結部が前記ガイドロッド内に挿入されるようにしたことを主要な特徴とする。
また第二の発明は前記ケ−シングの側壁にはガイドロッドの軸中心線方向に移動する所定範囲内に開口した部位にカム溝が形成されそのカム溝には前記ガイドロッドの側面に取付けられたローラフォロアが挿入され,しかもそのローラフォロアがカム溝にそって案内される表面は少なくとも2列のガイドレールで形成され,それによって前記ガイドロッドと前記ケーシングとの間に前記一方の電極チップを前進駆動する際のガイドロッドの回り止め手段を構成したことを特徴とする。
第三の発明は前記ガンアームの表面には当該アームの長手方向に沿って前記両電極チップの循環系冷却媒体通路となる略U形の配管溝が形成され,その配管溝内に耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材からなる被覆カバーを有するスパッタ防止用循環系冷却チューブを前記長手方向にそって嵌合固着すると共に前記冷却チューブの後端は溶接トランスの二次側に接続される正負給電用導体に形成された循環系冷却媒体通路又は冷却マニホールドの給排水口にそれぞれ接続されしかも前記冷却チューブの先端は前記ガンアームの先端に固着された前記他方の電極チップ内に通じる循環系冷却媒体通路と接続されそれによって前記チップベースを含む前記他方の電極チップが直接冷却されることを主要な特徴とする。
第四の発明は前記他方の電極チップを保持する前記ガンアームの先端が断面略U形に開いた電極把持部と,その電極把持部は前記ガンアームの側面に形成された前記U形の配管溝と連通しており,前記電極把持部には前記他方の電極チップを有するチップベースが挿入され,前記電極把持部の前記U形に開いた上顎と下顎を閉じる方向に機械的な締め付け力を付勢させることによって前記チップベースが前記電極把持部に保持されるようにしたこと。また前記チップベースには前記冷却チューブと対応する循環系冷却媒体通路が形成され,しかも前記ガンアームの配管溝内に嵌合固着された前記冷却チューブ先端のインナーチューブを,前記チップベースを前記電極把持部内に挿入して前記チップベース内の冷却媒体通路に差し込むことで,前記インナーチューブの先端外周面が前記チップベースの冷却媒体通路側に設けた締め付け手段により気密に圧着固定されるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば,前記電動モータの出力軸とボールねじとをカップリングを介して直結する従来の駆動ユニットと対比し,カップリングの外周上にカップリングと同心的に重ね合わせたリング状の転がり軸受けを取付けると共にカップリングの前方締結部がガイドロッド内に挿入されるようにしたことによって締結装置の長さ方向の収納スペースを省略してカップリングハウジングの長さ方向の寸法を短縮し,これによって前記駆動ユニットの小型軽量化を実現する。
次に本発明は前記ケ−シングの側面にはガイドロッドの軸中心線方向に移動する所定範囲内に細長く開口した部位にカム溝が形成され,前記ガイドロッドの側面に取付けられたローラフォロアが前記カム溝にそって案内されるこれによって従来の外付けの回り止めロッドと比較しケーシングの外径をより細くすることができ,しかもカム溝とローラフォロアがケーシング内に封じられることで外観上も良く外部との干渉や異物の浸入から回り止め装置を保護すると共に小型軽量化を促進することができる。
また本発明の回り止め装置によればカム溝を1本のキー材から2列のガイドレールを設けた断面凹形溝をエンドミルで容易に加工することができ,しかも前記プレートカバーに前記カム溝を取付けることで前記開口部位の上からカム溝の中にローラフォロアを挿入するたけで回り止め装置が前記ケーシング内に簡単にセットでき回り止め装置を完全密閉することができる。したがって回り止めの機能維持するための摺動面の異物浸入防止対策にも有効であるほか,プレートカバーの取付け取外しだけでカム溝とローラフォロアを含む回り止め装置のメンテナンスが可能である。
また本発明によれば,耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材の被覆カバーを有するスパッタ防止用循環系冷却チューブを使用することにより前記ガンアームの略U形の溝に添わせて単に当該冷却チューブを押し込むだけですみ,当該溝の断面形状と合致させることまた冷却チューブの高さを前記ガンアームの表面とほぼ同一平面に一致させることも弾性材の被覆カバーによる収縮性と膨張性等により配管作業が簡単になる。
また塑性変形を強要する銅製水冷パイプの配管作業と比較しじかに水冷パイプをたたく必要がないから水冷パイプの変形や破損事故の恐れがない。しかも従来のように銅製の水冷パイプの外周面を前記ガンアームのU形溝の内面と完全に密着させることがないから前記U形溝の内面加工精度はそれほど高いものである必要はない。
また,耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材の被覆カバーを有するスパッタ防止用循環系冷却チューブを使用することによって電位差による腐食問題も発生しない。また従来の銅製水冷パイプをマニホールドの給排水口に接続する際に必要とした中継絶縁装置も要らなくなる。これらによって銅製水冷パイプと比較し軽量小型化,耐久性向上,製作コスト削減が望める。
前記チップベースは前記冷却チューブの抜け止め機構を持たず前記ガンアームの略U形の配管溝の嵌合固着による保持力により保持されるため,前記チップベースと前記冷却チューブの接続に先述した従来のコネクタ等の部品を必要とせず,前記ガンアームと前記チップベースの接続部を簡素でコンパクトかつ安価に製作することができる。
本発明は各種抵抗溶接機が対象となる。ここでは溶接ヘッドに有する二つの電極チップのうち,一方の電極チップの位置制御,その接近時の相対的速度および加圧力制御を少なくとも一つのコントローラからのデジタル制御によりロボット装置のもつ複数軸の動作と共に同期させて溶接シーケンス及び溶接パラメータに応じたプログラム設定でコントロールされる駆動ユニットを備えたロボット溶接ガンを例に示す。その実施例を図面に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の抵抗スポット溶接機の実施例からCタイプのロボット溶接ガンの正面全体を示す組立図である。図2は本発明の駆動ユニットの実施例を示す断面図である。図3は本発明の駆動ユニットの外観図である。図4は本発明の駆動ユニットにおいて電動モータの出力軸とボールねじとを締結する他の締結装置の実施例を示す要部断面図である。図5は本発明の駆動ユニットに内蔵されるガイドロッドの回り止め装置の一例を示す拡大断面図である。図6は本発明にかかるロボット溶接ガンの電極把持部と冷却装置のチューブ締結装置の実施例を示す断面図である。図7は前記チューブ結合部を拡大で示す断面図である。図8は図1のA−A矢視図で本発明の冷却チューブをガンアームに配管した実施例を示す断面図である。図9は本発明にかかる回り止め装置のいくつかの実施例を示す概略平面図である。図10は従来の駆動ユニットにおいて電動モータの出力軸とボールねじを締結する締結装置の構造例を示す要部断面図である。
図1,図2又は図3において,ロボット溶接ガン1は電動モータ3の回転運動をボールねじ4,ボールナット5によりガイドロッド6の直線運動に変換される駆動ユニット2と,駆動ユニットを支持するガンブラケット9,ガイドロッド6の回り止め手段11(以下 回り止め装置という)と,電極チップ,ガンアーム,二次導体,溶接トランス等を含む溶接ユニット10と,冷却装置39などから構成されている。
ガンアーム8の先端に他方の電極チップE2が保持され,そのガンアームの後端はアームベース8AとボルトB6により取付けられている。前記駆動ユニット2のケーシング7にアームベース8Aの後端が絶縁板を介してボルトB7によって固定される。ガンブラケット9は前記駆動ユニットにボルトB8を介して固定され複数軸のロボットアーム(図省略)に支持される。
溶接ユニット10(ここでは溶接トランスに符号を付す)は前記他方の電極チップE2と相対して接近ないし離反する溶接のための動作を前記駆動ユニットによって行われる一方の電極チップE1との間に溶接電流を供給する溶接トランスと可動性を有するシャントE3及び/又は剛性を有する二次導体E4,E5等を含むものである。
冷却装置39(ここではスパッタ防止用循環系冷却チューブ40および配管溝41を含む記号で示す)は前記ガンアーム8,前記シャントE3,二次導体E4,E5,チップホルダ43,チップベース48等に冷却チューブを配管し電極チップE1,E2の内部に冷却媒体を循環させてその熱交換作用で抵抗発熱等により加熱する電極チップの温度上昇を阻止するものである。
前記ガイドロッド6の回り止め装置11(ここではカム溝30とローラフォロア31とガイドレール33,その他関連部品を含めた記号を付す)は溶接動作に支障なくまた打点位置がずれないように一方の可動側の電極チップE1を駆動するガイドロッドの回転を阻止するものである。
前記駆動ユニット2は断面筒状のケーシング7内に同心的に挿入される中空のガイドロッドの所定位置に固定されたボールナット5のねじ孔にボールねじ4が組み込まれている。前記ボールねじ4のロッド頭部にはカップリング12が締結される。前記カップリング12とボールねじ4との締結はロックナット13および止めねじで確実に締め付けられる。具体的な締結手段は図2及び図4の断面図から分かるように前記カップリング12には当該ユニットの軸中心線Y−Yと同心上に連結孔の内径14が形成されている。
前記カップリング12は小径の前方締結部16と大径の後方締結部17とが一体に形成されていて小径の前方締結部16の内径14と大径の後方締結部17の内径は連通され,大径の後方締結部17の内径には小径の前方締結部16の内径寸法より大きい寸法の断面凹形溝(図2の内径a)が形成され,これによって前方締結部16の内径と前記凹形溝との間に段差取付け面(図2のb)が形成され,この段差取付け面bにボールねじのロッド頭部のねじ部がロックナット13mによる締め付け力によって確実に取付けられる。
また大径の後方締結部17の内径aには後述する電動モータ3の出力軸15が挿入されロックナット13nによる締め付け力によって確実に固定される。それによってボールねじ4と前記モータの出力軸15とが前記カップリング12による締結装置によって電動モータ3の出力軸15と前記ボールねじ4とが同一軸中心線Y−Y上で相対する向きに挿入されそれぞれ締結される。
前記カップリング12の前記出力軸15が挿入される前記後方締結部17の外周面にはリング状の転がり軸受け19が嵌合固着される。この場合,転がり軸受けは当該軸受けの内輪20とその外輪21との相互に相対向する面に形成された断面半球状の円周溝に複数のボールBr(鋼球)が回転自在に挿入されたもので,その内輪20側が内側ベアリングナット22の締め付けと止めねじで前記カップリング12の後方締結部17の外周上に確実に締め付け固着されている。
そして前記転がり軸受けの外輪21が外側ベアリングナット23の締め付けと止めねじで前記ケーシング7の内径に形成された断面凹形溝の段差取付け面dに固定される。
断面円筒形のケーシング7はアルミニウム合金などの鋳物から形成されたもので,文字通り駆動ユニットのケースカバーを兼ねたものである。このケーシングの軸中心線Y−Y方向に貫通したロッド挿入孔24には同心上に前記ガイドロッド6が挿入される。そのロッド挿入孔24のロッド側にはオイルレスメタル軸受け25が固着され,前記ケーシング7のオイルレスメタル軸受け25の内側とガイドロッド6の外周面とにグリース等の潤滑媒体が塗付されガイドロッド6の摺動する摩擦面に潤滑が施されている。
前記ケーシング7の先端部位には前記オイルレスメタル軸受け25との間にスクレーパ26,コイルスクレーパ27が取付けられていて,各スクレーパの摩擦面にも前記潤滑媒体を塗付し前記ケーシング7の先端開口部に取付けられたキャップ28によってケーシング内に確実に取付けられる。
前記ガイドロッド6は断面筒状のケーシング内に挿入され,前記ボールねじ4は前記ガイドロッド6の内径に平行ピン(図省略)によって固定されたボールナット5のねじ孔に組み込まれている。このボールナット5の先端面にはボールねじ4の軸中心線Y−Yに対し直角に交わる方向に平坦な面を有するストッパS1,たとえばこの場合鉄製の皿ばねなどが取付けられている。同様にボールナット5の後端面にも前記カップリング12の先端と対面する部位にストッパブロックS2が取付けられている。
前記ボールナット5の先端面に取付けられた前記ストッパS1はボールねじ4のロッド先端のねじ部にナットNにより取付けられたストッパS3と対応し前進ストローク位置つまり図2の破線で示す下端位置S1で当接する。前記ボールナット5の後端面に取付けられたストッパS3はカップリング12の先端面と対応してガイドロッドの後退ストローク位置つまり図2の破線で示すガイドロッドの上端位置で当接する。これによってボールナット5がボールねじ4に添って移動するガイドロッド6の移動量が規制されると共に前記ボールナットの当接時の衝撃を各ストッパにより吸収できる。
なお,前記各ストッパS1−S3の材質はナイロン系,ゴム系,合成樹脂系の緩衝素材あるいは鉄製のバネ材などの弾性素材等は用途目的に応じて適宜選定される。
前記カップリング12はケーシング7のヘッド側に組み付けられるが,この場合ケーシングのヘッド側開口部の内径に段部を設けてカップリングの大径部の外周に固着された転がり軸受け19を円周状に形成された軸受け溝に嵌め込み外側ベアリングナットにより転がり軸受け19の外輪21の一側面から前記受け溝の段部(図2のd)に締め付け力を付勢させこれによってカップリング12が前記ケーシング7側に回転自在に取付けられる。
前記ガイドロッド6のヘッド側の内径寸法と前記カップリングの前方締結部と後方締結部との外径寸法を,たとえば前記ガイドロッド6の内径が52mm,前記カップリングの前方締結部の外径寸法が約40mm,前記後方締結部の外径寸法が約62mmとすると,前記ガイドロッドが全ストローク後退した位置では前記カップリングの前方締結部の全部又は一部がその後退位置で前記ガイドロッド内に挿入される。こうすることによって前記ボールねじと前記出力軸との長さ方向の締結部位の寸法が短縮できる。
なお,前記カップリングの形状は相手方の電動モータの出力軸との機械的な締結条件によって前記後方締結部の外径寸法を前記前方締結部の外径寸法より小さくすることもできる。
前記ケーシング7の外側にはフィルタ付エア抜き装置49が設けられている。このフィルタ付エア抜き装置49は前記ケーシング内に連通されたポートに連結されていて,ガイドロッド6によるピストン運動によりケーシング7内にて外気の吸い込み吐き出しが行われると,外気中のゴミ,スパッタ等の異物がシリンダのケーシング内に吸い込まれて摺動部のガジリや焼きつきなどに起因する問題を回避するためのものである。
前記ガイドロッド6の回り止め装置11は図2および図5に示すように前記ケ−シング7の側壁に予めガイドロッド6の軸中心線Y−Y方向に移動する所定範囲内に細長く切欠きした開口部位にカム溝30が形成されている。そしてその開口したカム溝30には前記ガイドロッド6の側面にローラピン32のネジ部がネジロックされて取付けられたローラフォロア31が挿入される。
この場合,ローラフォロア31はカム溝30のガイド表面に線接触し転がり接触による力によって案内されるもので,前記カム溝30には平行した2列のガイドレール33のレール間距離eで案内溝が形成され,ローラフォロア31とガイドレール33とにグリース等の潤滑媒体が塗付してある。前記一方の電極チップE1を前進後退する際に前記回り止め装置11によってガイドロッド6の回転方向の運動が阻止される。
前記回り止め装置11は前記ケーシング7の両側面に前記ケーシング7を挟み込むように取付けられるアームベース8Aまたはガンブラケット9の間に配置することもできるが,ここでは組み付けメンテナンス等の作業性を考慮しガンブラケット9の取付け位置とは反対側の位置に配置されている。
前記回り止め装置11は前記ガイドロッド6の側面に配置されていてローラフォロア31のガイドローラ軸の軸方向の中心線X−Xがガイドロッド側面の円弧状の曲面に対し法線方向(軸中心線Y−Yに対し直角に交わる方向の線)であって,前記ローラフォロア31をガイドするカム溝30はローラフォロア31の案内溝を加工するのに寸法精度を出しやすく一本のキー材から直接エンドミルにより断面略凹形に切削加工される。そのカム溝30の有底板38の両側から平行した2列のガイドレール33が直角に立ち上がりそのレール間距離eによってカム溝30が構成される。
前記2列のガイドレール33とローラフォロア31との隙間はたとえば0.02ミリメートル〜0.03ミリメートル以内の寸法精度をもって構成され前記ローラフォロア31が2列のガイドレール33に沿って転がり線接触する力で円滑に案内される。
この場合,前記カム溝30の断面凹形の有底板38が前記プレートカバー36に溶着されるかまたはビス止めB4で機械的に固着される。プレートカバー36に固着された前記カム溝30はローラフォロア31の上から被せるような形で挿入される。前記プレートカバー36は前記ケーシング7の開口縁周部29にボルトB5によって取付けられている。このプレートカバー36によって前記開口部を塞ぐことで回り止め装置11が密閉され,外気からスパッタなどの異物がケーシング内に入り込まない。
この実施例の回り止め装置11は図9aに示すように1個のローラフォロア31を2列のガイドレール33によりガイドする場合であって他の実施例として例えば図9bのように2個のローラフォロア31を2列に配置し各ローラフォロア31の片側面にそれぞれ対応する2列のガイドレール33を設けることによっても同様の効果を得る。
また図9cのように2列のローラフォロア31の回転中心軸を前後にずらすることによりガイドレール33のレール間距離eを図9bよりさらに狭くすることもできる。また図9dのごとく2列のローラフォロア31の間で1列のガイドレール33を挟みつけた形態でレールの両側面から2列のローラフォロア31がガイドされるようにすれば図9b−cに示すレール間距離eをさらに狭くすることができる。
この実施例では前記カップリング12に前記ボールねじ4と電動モータ3の出力軸15とを取付ける場合に例えば図4に示すごとく前記電動モータ3の出力軸15の外周面が直線形(図4のf)のストレート軸の場合又は図2に示すごとく前記出力軸15の外周面が先端に向かって低く傾斜した円すい形(図2のc)のテーパ軸の場合にも対応できるように,前記出力軸15の外周面に嵌め込んで取付けられるアダプタ34と前記モータ二種に応じたモータ取付けブラケット35が用意される。
モータ取付けブラケット35はモータの種類に合わせてケーシング7のヘッド側開口部に締め付けて固定される。
前記カップリング12は前記アダプタ34の外周面のキー溝にキーを噛まして組み付けられ,二種共用形の部品として構成されている。
図2の出力軸15(テーパ軸)の場合は前記アダプタ34の内周面に前記アダプタと同心上に前記出力軸15が組み込まれて,前記アダプタ34の連結孔から突き出た前記出力軸のネジ部にロックナット13nを締め付け,それによって前記アダプタ34と出力軸15とが確実に固定される。
図4の出力軸15(ストレート軸)の場合は中央にすり割を有するアダプタ34の内周面に前記カップリングと同心上に前記出力軸15が挿入され,前記アダプタ34の相対するすり割面に形成されたネジ部に2本のボルトB10を介して前記出力軸に締め付け力を付勢させ,それによって前記アダプタ34と出力軸15とが確実に固定される。
本発明の冷却装置39は図1,図6−8に示す。ガンアーム8の表面に当該アームの長手方向に沿って前記電極チップE2の循環系冷却媒体通路となる略U形の配管溝41が形成され,その配管溝41の内面に耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材(ポリウレタン系樹脂,ポリオレフィン系樹脂)ナイロン系素材からなるスパッタ防止用被覆カバー42を有する循環系冷却チューブ40を前記長手方向にそって嵌合固着したものである。
配管溝41は前記冷却チューブ40の外径がガンアーム8の表面と同一平面かまたはその位置より少し中に引っ込む程度の深さをもった断面略U形または断面略凹形の溝であってしかも開口寸法は前記チューブ40の外径より0.2〜0.4ミリメートル程度小さいエンドミルによって機械加工される。それによって配管溝41にそって挿入された前記冷却チューブ40は被覆カバー42の弾力,膨張力によって前記配管溝の内面と確実に密着し固着される。したがって配管溝41の加工精度はかならずしも銅製水冷パイプの寸法精度よりも高い精度は必要としない。
前記冷却チューブ40の後端は溶接トランス10の二次側に接続される正負給電用導体E5の循環系冷却媒体通路に接続されるか又は水冷マニホールド44の給排水口にそれぞれ接続される。この場合前記冷却チューブ40の先端は前記ガンアーム8の先端に固着された前記他方の電極チップE2内に通じる循環系冷却媒体通路(後述するチップベースの46)と接続される。これによって前記他方の電極チップE2を直接冷却するものである。
前記スパッタ防止用の循環系冷却チューブ40は耐熱性合成樹脂材からなるインナーチューブ47の上に耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材からなる被覆カバー42が設けられたものである。
前記ガンアーム8は断面略矩形体をなしアルミニウム系の非鉄素材の板材又は押し出し材からなるものである。前記他方の電極チップE2を保持する前記ガンアーム8の先端部位には先端面と一方の側面から反対側の側面が開いた断面略U形の電極把持部45が形成され,前記把持部の上顎8aと下顎8bとをボルトB9などで機械的に閉じる方向に締め付け力を付勢することによって前記他方の電極チップE2を有するチップベース48が把持される。
前記U形の電極把持部45には上顎8aと下顎8bの対面する面が平面に形成されていて,前記ガンアーム先端の上顎8aと下顎8bの部位には両顎の間隔を閉じる方向に締め付け力を付勢するためのボルト孔P1が上下に形成されている。
前記チップベース48は断面略四角形をなし銅または銅合金などの導電部材から形成されたもので,前記電極把持部45に前記チップベース48を挿入することで前記電極把持部45の両顎の平面と前記チップベース48の二面とが対面接触した状態で挿入される。前記チップベース48には前記ボルト孔に対応した位置に二面幅を貫通したボルト孔P2が設けられている。
前記電極把持部45の上顎8aと下顎8bを閉じる方向に純粋な機械的手段例えばボルト孔にボルトB9を通し機械的に締め付け力を付勢させることによって前記電極把持部45の平面が前記チップベース48の二面を咥えた形で電極把持部45を閉じれば機械的及び電気的に確実に両者が密着固定される。前記電極把持部45には前記配管溝41の冷却チューブが前記チップベース48の内部に形成された冷却媒体通路46と連通される。
たとえば図6,図7に示すように前記ガンアーム8の配管溝41内に嵌合固着された前記冷却チューブ先端の前記被覆カバー42を切除して露出したインナーチューブ47の先端部を前記チップベース48の前記冷却媒体通路の凹形挿入口Qに嵌め込む構造になっていて前記インナーチューブ47の先端外周面が前記冷却媒体通路側の前記挿入口Qに挿入されたOリング50(又はパッキン)と前記挿入口Qの開口面にビスB6によりビス止めされたOリング抑え板51などの締め付け手段により気密に圧着固定される。
以下,本発明の動作を説明する。図1のロボット溶接ガン1は駆動ユニット2による一方の電極チップE1の位置制御パターン,他方の電極チップE2との接近時の相対的な速度制御パターンおよび加圧力制御パターン,ロボット動作,ワーク情報に基づく溶接シーケンス,溶接パラメータなどの情報が予めコントローラにテイーチングされそのコントローラの制御部からのデジタル制御によって溶接動作が再現される。
溶接開始信号が起動すると,前記制御部から指令でモータアンプを介してロボット溶接ガン1の電動モータ3が作動し待機位置から打点位置に向けてロボットによる姿勢制御と同時に電極チップ間の相対的な動きをしながら打点位置に電極チップが挿入され一方の電極チップE1が駆動ユニット2により他方の電極チップE2に向けて駆動される。
この間の駆動ユニット2は電動モータ3が作動すると出力軸を回転しカップリング12で直結したボールねじ4を回転する。その回転力をガイドロッド6に固着されたボールナット5に伝えることによってガイドロッド6がケーシング7のオイルレスメタル軸受け25を直線移動して一方の電極チップE1がガンアーム8の先端に固着された他方の電極チップE2に向けて下降し両電極間で溶接部を挟み付けて加圧する。
一方の電極チップE1の移動量は電動モータ3からのエンコーダパルスを受けて検出されワークの溶接打点位置を加圧し所定の加圧力に入ったことをモータトルク電流で確認すると,コントローラの制御部からの指令で溶接電源を制御するタイマー(溶接制御装置)からの通電開始信号を受けコンタクタの開閉器を動作し溶接トランス10から電極チップE1,E2間に溶接電流が供給され,溶接部が加熱溶融され接合される。
この溶接動作時の電極チップE1の回り止め装置11はガイドロッド6がケーシング7内を移動すると同時にローラフォロア31が移動中カム溝30をガイドレール33の表面にそって転がり接触する力によってスムースに案内されると共に電極加圧時にはローラフォロア31の位置がカム溝30の最終端近傍まで移動しガイドロッド6の回転を阻止する。
この溶接時の冷却装置39は他方の電極チップE2は冷却マニホールド44の供給口からガンアーム8の配管溝41にそって配管された冷却チューブ40に供給すると,冷却チューブ40の先端に接続されたチップベース48の循環系冷却媒体通路46を通り他方の電極チューブE2の内部を循環し戻り側の冷却媒体通路を経てガンアーム8の反対側の側面に前記同様に配管された冷却チューブ40から前記冷却マニホールド44の排水口に戻る。この場合ガンアーム8は空冷され前記チップベース48を含む電極チップE2は集中的に冷却水が供給・循環され効率的に冷却される。
一方の電極チップE1の冷却はガイドロッド6のチップホルダ43から冷却チューブ40を通して供給され電極チップE1の内部を循環してチップホルダ43から戻りシャントE3の側面を通り二次導体E4の循環系冷却媒体通路を通して前記冷却マニホールド44の排水口に戻る。
溶接完了後はコントローラの制御部からの指令で前記電動モータが逆回転し電極チップE1が原位置,つまり前記ガイドロッドがボールねじ,ボールナットによる後退方向に移動しガイドロッド内に前記カップリングの前方締結部が挿入される位置まで全ストローク開放しスポット溶接の一サイクルを完了する。
本発明にかかる駆動ユニット,回り止め装置,冷却装置を含む抵抗スポット溶接機は本実施例ではCタイプのロボット溶接ガンについて言及したが発明の本質はこれに限定されるものではなくXタイプのロボット溶接ガン及びポータブル溶接ガンその他これらに類似する機械にも転用される。
本発明の抵抗スポット溶接機の実施例からロボット溶接ガンの正面全体を示す組立図である。 (A)は本発明の駆動ユニットの実施例を示す断面図である。(B)は本発明にかかる駆動ユニットにおけるケーシングの先端開口部の一部を示す破砕断面図である。 本発明の駆動ユニットの外観図である。 (A)は本発明の駆動ユニットにおいて電動モータの出力軸とボールねじとを結合する他の締結装置の実施例を示す断面図である。 (B)は締結装置の平面図である。 ガイドロッドの回り止め機構の一例を示す断面図である。 本発明にかかる冷却装置の冷却チューブ結合機構の実施例を示す断面図である。 前記チューブ結合機構の他の実施例を示す断面図である。 図1のA−A矢視図で本発明の冷却チューブをガンアームに配管した冷却装置の実施例を示す断面図である。 本発明にかかる回り止め装置のいくつかの他の実施例を示す概略平面図である。 従来の駆動ユニットの締結装置を含む一例を示す要部断面図である。
符号の説明
1 抵抗スポット溶接機(ロボット溶接ガン)
2 駆動ユニット
3 電動モータ
4 ボールねじ
5 ボールナット
6 ガイドロッド
7 ケーシング
8 ガンアーム
9 ガンブラケット
10 溶接ユニット
11 回り止め装置(手段)
12 カップリング
13 ロックナット
14 貫通孔
15 出力軸
16 小径の前方締結部
17 大径の後部締結部
18 円すい形部
19 転がり軸受け
20 内輪
21 外輪
22 内側ベアリングナット
23 外側ベアリングナット
24 ロッド挿入孔
25 メタル軸受け
26 スクレーパ
27 コイルスクレーパ
28 キャップ
29 開口縁周部
30 カム溝
31 ローラフォロア
32 ローラピン
33 ガイドレール
34 アダプタ
35 モータ取付けプレート
36 プレートカバー
37 ナット
38 有底板
39 冷却装置
40 冷却チューブ
41 配管溝
42 スパッタ防止用被覆カバー
43 チップホルダ
44 水冷マニホールド
45 電極把持部
46 循環系冷却媒体通路
47 インナーチューブ
48 チップベース
49 フィルタ付エア抜き装置
E1 電極チップ
E2 電極チップ


Claims (14)

  1. 一方の電極チップ又は先端に前記電極チップを有するガンアームを,電動モータ,ボールねじ,ボールナット又は減速機その他これらに類似する機械式システムにより前進駆動し前記電極チップと相対する他方の電極チップとの間に溶接に必要な加圧力のためのトルクを発生させる駆動ユニットにおいて,前記電動モータの出力軸と前記ボールねじとをカップリングを介して直結するための締結装置であって前記カップリングは前記ボールねじが挿入される内径を有する前方締結部とまたその反対側から前記出力軸が挿入される内径を有する後方締結部とからなり,前記前方締結部内に挿入固着されたボールねじは断面筒状のケーシング内に挿入される中空のガイドロッドの内径に固着されたボールナットに組み込まれ,かつ前記カップリングの後方締結部の外周上と前記ケーシングの内径との間には転がり軸受けが前記カップリングと同心線上に嵌入固着され,前記ボールねじにそって直線移動するガイドロッドの戻り側で前記カップリングの前方締結部が前記ガイドロッド内に挿入されるようにしたことを特徴とする抵抗スポット溶接機。
  2. 前記カップリングの前方締結部を貫く前記ボールねじのロッド後部は前記前方締結部の内径に設けた断面凹形溝の段差取付け面に固定され,前記転がり軸受けは前記軸受けの内輪が前記カップリング側にまた前記軸受けの外輪は前記ケーシング側にそれぞれ固定され,前記後方締結部の内径に挿入された前記モータの出力軸は前記カップリングの後方締結部の内径に固着されるようにしたことを特徴とする請求項1の抵抗スポット溶接機。
  3. 前記カップリングの後方締結部の上から前記ケーシング側にモータブラケットが固着され前記モータブラケットの上から前記電動モータの出力軸が前記カップリングの後方締結部に嵌入固着されるようにしたことを特徴とする請求項1又は2の抵抗スポット溶接機。
  4. 前記カップリングの外径が前方締結部の小径部と後方締結部の大径部とからなり,前記ケーシングの内径寸法と前記カップリングの前方締結部と後方締結部との外径寸法が次の範囲を条件とする。
    前方締結部の外径寸法≦ガイドロッド内径寸法≦後方締結部の外径寸法
    それによって前記ボールねじと前記出力軸との長さ方向の締結部位の寸法を短縮し前記駆動ユニットの小型軽量化をなし得るようにしたことを特徴とする請求項1,2又3の抵抗スポット溶接機。
  5. 前記電動モータの出力軸に嵌め合わせて取付けられるアダプタを用意し,前記アダプタと同心上に固定される前記出力軸とボールねじとを直結するカップリングを構成し,それによって前記カップリングは前記電動モータの出力軸の外形が円筒形の嵌め合わせ又は前記出力軸の外径が先端に向かって低く傾斜した円すい形の嵌め合わせに対応し得るようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかの抵抗スポット溶接機。
  6. 前記ケ−シングの側壁にはガイドロッドの軸中心線Y方向に移動する所定範囲内に細長く開口した部位にカム溝が形成され,そのカム溝には前記ガイドロッドの側面に取付けられたローラフォロアが挿入され,しかもそのローラフォロアがカム溝にそって案内される表面は少なくとも2列のガイドレールで形成され,それによって前記一方の電極チップを直進駆動する際の前記ガイドロッドの回り止め手段が前記ガイドロッドと前記ケーシングとの間に構成されるようにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれかの抵抗スポット溶接機。
  7. 前記回り止め手段は前記ガイドロッドの側面に少なくとも一つのガイドローラが配置されていて前記ローラフォロアの回転中心軸Xはガイドロッド側面の曲面に対し垂直の法線方向であって,前記ローラフォロアをガイドするカム溝は断面略凹形の有底板の両側から直角に立ち上がる平行した2列のガイドレールによって形成されていて前記平行した2列のガイドレール間距離に挿入されるローラフォロアが前記カム溝のレール表面を転がり線接触する力で案内され,それによって前記ガイドロッドの軸中心線Yを中心とする回転方向に働く力に抗して回転運動が阻止されるようにしたことを特徴とする請求項6の抵抗スポット溶接機。
  8. 前記ケーシングの開口した側面に前記ローラフォロアとガイド溝を封じるためのプレートカバーが配置されるようにしたことを特徴とする請求項6又は7の抵抗スポット溶接機。
  9. 前記カム溝は前記断面略凹形の有底板が逆向きに前記プレートカバーに溶着または機械的締め付け力で固定され,前記プレートカバーは前記ケーシングの開口した側面に覆い被せて取付けられ,それによって前記カム溝とローラフォロアとを含む回り止め装置が前記ケーシング内に封じられるようにしたことを特徴とする請求項6から8のいずれか一つの抵抗スポット溶接機。
  10. 前記ケーシングのロッド側開口部の内径にはオイルレスブッシュが取付けられこのオイルレスブッシュの先端部にはスクレーパが配置されその外側からキャップが装着されるようにしたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一つの抵抗スポット溶接機。
  11. 前記ガンアームの表面には当該アームの長手方向に沿って前記両電極チップの循環系冷却媒体通路となる略U形の配管溝が形成され,その配管溝に耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材からなる被覆カバーを有するスパッタ防止用循環系冷却チューブを前記配管溝の長手方向にそって嵌合固着すると共に,前記冷却チューブの後端は溶接トランスの二次側に接続される正負給電用導体に形成された循環系冷却媒体通路に又は水冷マニホールドの給排水口にそれぞれ接続され,しかも前記冷却チューブの先端は前記ガンアームの先端に固着された前記他方の電極チップ内に通じる循環系冷却媒体通路と接続され,それによって前記チップベースを含む前記他方の電極チップが直接冷却されるようにしたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一つの抵抗スポット溶接機。
  12. 前記スパッタ防止用循環系冷却チューブは耐熱性合成樹脂材からなるインナーチューブの上に耐熱性ゴム材又は耐熱性合成樹脂材からなる被覆カバーを有することを特徴とする請求項11の抵抗スポット溶接機。
  13. 前記ガンアームはアルミニウム系の非鉄素材からなる断面略矩形体をなし,しかも前記他方の電極チップを保持する前記ガンアームの先端が断面略U形に開いた電極把持部と,その電極把持部は前記ガンアームの側面に形成された前記U形の配管溝と連通しており,前記電極把持部には前記他方の電極チップを有するチップベースが挿入され,前記電極把持部の前記U形に開いた上顎と下顎を閉じる方向に機械的な締め付け力を付勢させることによって前記チップベースが前記電極把持部に保持されるようにしたことを特徴とする請求項11又は12の抵抗スポット溶接機。
  14. 前記チップベースには前記冷却チューブと対応する循環系冷却媒体通路が形成され,しかも前記ガンアームの配管溝内に嵌合固着された前記冷却チューブ先端のインナーチューブを,前記チップベースを前記電極把持部内に挿入して前記チップベース内の冷却媒体通路に差し込むことで,前記インナーチューブの先端外周面が前記チップベースの冷却媒体通路側に設けた締め付け手段により気密に圧着固定されるようにしたことを特徴とする請求項11,12又は13の抵抗スポット溶接機。









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