JP2011161455A - 溶接ガン - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールネジのリードを大きくし高負荷に耐えつつも、それを駆動するモータの小型化を図ることができる溶接ガンを提供すること。
【解決手段】サーボモータ10を駆動源とする溶接ガンにおいて、可動電極チップ62を進退させる中空ロッド43と、中空ロッド43に連結されたボールナット42と、ボールナット42と螺合するボールネジ41と、を備え、サーボモータ10の出力軸に遊星歯車減速機70を取り付け、当該減速機の出力軸にボールネジ41を取り付けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、溶接ガンに関する。詳しくは、駆動源である中空モータの出力軸とボールネジとの間に減速機を設けた溶接ガンに関する。
従来、モータによって駆動され当該モータ内に引き込まれる部位を有するロッドを備えた溶接ガンで、モータの回転軸を中空軸に形成し、当該回転軸にボールネジ軸端を固定し、当該ボールネジ軸と螺合するボールナットを前記ロッド端部に固定し、ロッド及びボールナットがモータの回転軸の内周部でも移動可能とされた溶接ガンが知られており、このような中空モータを用いた溶接ガンの小型軽量化手法として、ボールネジのリードを小さくすることでボールネジを小型化し、減速率を上げることにより小型モータで高い推力を得ていた。このような溶接ガンとしては、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2001−293577号公報
しかしながら、減速率を上げるためにボールネジのリードを小さくすると、ボールネジに内蔵される剛球径が小さくなるため、高推力を受けることができないという問題点があった。そこで、ボールネジのリードを大きくすると、ボールネジに内蔵される剛球径を大きく出来、更に、ボールネジの溝の条数を増やすという手法を採れるため、高負荷対応性と小型化を両立したボールネジの製作が可能となる。
しかしながら、ボールネジのリードを大きくすると、それを駆動するモータに大きなトルクが必要となるためモータを大きくせざるを得ず、ボールネジの高負荷(高加圧)対応性とモータの小型化を両立させることができなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、中空モータの出力軸に減速機を取り付け、この減速機の出力軸にリードを大きくしたボールネジ取り付けることで、ボールネジのネジ条数を増やして高負荷(高加圧)に耐えうるボールネジを使用しつつも、減速機構を有することでボールネジを駆動するモータの小型化を図ることができ、高推力・小型化を両立させた溶接ガンを提供することを目的とする。
さらに、中空モータ、減速機及びボールネジを同軸上にレイアウトすることで、駆動ユニットをスリム化し、軽量化・小型化が可能となる溶接ガンを提供することを目的とする。
(1) 中空モータ(例えば、後述のサーボモータ10)を駆動源とする溶接ガン(例えば、後述の電動式スポット溶接ガン1)において、電極チップ(例えば、後述の可動電極チップ62)を進退させる加圧軸(例えば、後述の中空ロッド43)と、前記加圧軸に連結されたボールナット(例えば、後述のボールナット42)と、前記ボールナットと螺合するボールネジ(例えば、後述のボールネジ41)と、を備え、前記中空モータの出力軸に減速機(例えば、後述の遊星歯車減速機70、遊星歯車減速機80)を取り付け、前記減速機の出力軸に前記ボールネジを取り付けたことを特徴とする溶接ガン。
(1)の発明によれば、中空モータの出力軸とボールネジとの間に減速機を取付けた。
これにより、モータトルクを減速機部分で増大することでボールネジに減速機の機能を持たせる必要がなくなり当該ボールネジのリードを大きくできるので、高負荷に耐えることが可能となる。
また、減速機を取り付けたことで減速比を確保できるので、中空モータを小さくしても高出力(高加圧)とすることができるため、溶接ガンの小型化を図ることができる。
(2) 前記中空モータ、前記減速機及び前記ボールネジを同軸上に設置したことを特徴とする(1)に記載の溶接ガン。
(2)の発明によれば、(1)の発明の効果に加えて、幅または奥行き方向における溶接ガンのコンパクト化を図ることができる。
本発明によれば、ボールネジのリードを大きくし高負荷に耐えつつも、それを駆動するモータの小型化を図ることができる溶接ガンを提供することができる。
ロボットアームの先端に取り付けられた状態の本発明の実施形態に係る電動式スポット溶接ガンを示す一部省略側面図である。 本発明の第1実施形態に係る電動式スポット溶接ガンの縦断面図である。 図2におけるA−A断面図である。 図2におけるB−B断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電動式スポット溶接ガンの縦断面図である。 図5におけるC−C断面図である。 図5におけるD−D断面図である。 図5におけるE−E断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ロボットアーム180の先端に取り付けられた状態の本発明の実施形態に係る電動式スポット溶接ガン1を示す一部省略側面図である。
電動式スポット溶接ガン1は、ロボットアーム180の先端に設けられたガン支持部190に取付けられている。また、電動式スポット溶接ガン1には、溶接ガン制御装置100が電気的に接続されている。また、電動式スポット溶接ガン1は、後述するように、固定電極チップ取付け部212により先端側(図1に示す矢印A1側)で固定された固定電極チップ61に対して可動電極チップ62を矢印A1又はA2方向に往復移動し、固定電極チップ61と可動電極チップ62との間を開閉するC型溶接ガンとして構成されている。
ガン支持部190は、ガン支持ブラケット191を備え、このガン支持ブラケット191は、上面板191aと、この上面板191aと平行して延在する下面板191bとを備えている。上面板191aと下面板191bとの間には、ガイドバー192が橋架されている。
ガイドバー192には、このガイドバー192の軸方向に摺動自在で、かつ、上面板191a及び下面板191bに平行な板体193が嵌合している。板体193の上部には、ロボットアーム180に近接した側に筐体状の支持体194が配設され、上面板191aと支持体194との間には、ガイドバー192に巻回された第1のコイルスプリング195が介装されている。同様に、下面板191bと板体193との間には、ガイドバー192に巻回された第2のコイルスプリング196が介装されている。
また、板体193は、ロボットアーム180から離間した側で電動式スポット溶接ガン1を固着保持する。
電動式スポット溶接ガン1は、ロボットアーム180及びガン支持部190の動作により、被溶接部材であるワークW1、2が固定電極チップ61と可動電極チップ62との間に位置するように配置される。そして、電動式スポット溶接ガン1は、溶接ガン制御装置100の制御により、固定電極チップ61に対して可動電極チップ62を矢印A1側に移動させ、ワークW1、2を互いに溶接する。
次に、電動式スポット溶接ガン1の構成について説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る電動式スポット溶接ガン1の縦断面図である。
以下、電動式スポット溶接ガン1の各構成を説明する。
電動式スポット溶接ガン1は、モータハウジング20、モータ30及び中空エンコーダ50を有するサーボモータ10と、送りねじ機構40と、電極チップ60と、遊星歯車減速機70と、を備える。
遊星歯車減速機70は、サーボモータ10の基端側(図2に示す矢印A2側)でサーボモータ10に連結されている。
送りねじ機構40は、送りねじ機構40の基端側(図2に示す矢印A2側)で遊星歯車減速機70に連結されている。
電極チップ60は、送りねじ機構40の先端側(図2に示す矢印A1側)に設けられている。
サーボモータ10は、電動式スポット溶接ガン1の本体を形成し、送りねじ機構40の一部を収容するモータハウジング20と、モータハウジング20に収容され、溶接ガン制御装置100(図1参照)から供給された電力により、中空ロータ31を回転駆動するモータ30と、を備える。
モータハウジング20は、送りねじ機構40の先端側(図2に示す矢印A1側)を支持するケーシング21と、ケーシング21の基端側(図2に示す矢印A2側)に連結され、モータ30を収容するモータカバー22と、を備える。
ケーシング21は、ロボットアーム180(図1参照)の先端に設けられたガン支持部190(図1参照)の板体193に固着保持されている。
また、ケーシング21は、送りねじ機構40の中空ロッド43の先端側(図2に示す矢印A1側)を往復移動可能に支持するロッド支持部210を有する。中空ロッド43の一部は、このロッド支持部210と摺接するとともに、ロッド支持部210を貫通して、モータハウジング20を出入りする。
ロッド支持部210には、中空ロッド43が貫通するロッド支持部中空部211が形成されている。ロッド支持部210には、ロッド支持部中空部211を形成する内壁に、中空ロッド43が往復移動する方向に延びる複数のスプライン溝210aが形成されている。このスプライン溝210aは、後述する中空ロッド43に形成されたスプライン432aと往復移動可能に係合する。これにより、中空ロッド43はサーボモータ10に対して回転せずに往復移動する。
また、ケーシング21には、中空ロッド43の一部を往復移動可能に収容するケーシング中空部21aが形成されている。
モータカバー22は、ケーシング21の基端部(図2に示す矢印A2方向)の端部に接続され、ベアリング221を介してモータ30の中空ロータ31を回転可能に保持する。
また、モータカバー22は、アンギュラベアリング222を介して後述するボールネジ41のネジ軸41aを回転可能に保持する。
モータ30は、筒状に形成された中空ロータ31と、中空ロータ31の外周に固着された環状のマグネット32と、このマグネット32に対向する位置に配置された環状のコイル33と、を備える。すなわち、モータ30は、中空ロータ31を中心として、この中空ロータ31の外周にマグネット32が配置され、このマグネット32の外周に対向するようにコイル33が配置されて、モータカバー22に収容されている。
中空ロータ31は、先端(図2に示す矢印A1側)が開放された筒状体に形成され、基端(図2に示す矢印A2側)が遊星歯車減速機70の後述するサンギア71と一体に形成されている。さらに、中空ロータ31には、ロータ中空部31aが形成されており、このロータ中空部31aは、送りねじ機構40の中空ロッド43の一部を往復移動可能に収容する。ロータ中空部31aは、ケーシング21のケーシング中空部21aと連続的に繋がり一体となって、モータハウジング中空部25を形成する。すなわち、中空ロッド43の一部は、このモータハウジング中空部25において往復移動する。
コイル33は、溶接ガン制御装置100(図1参照)から供給された電流により通電されることで磁界を発生する。中空ロータ31は、このコイル33が発生した磁界と中空ロータ31に固着されたマグネット32の磁界との作用により、供給された電流の極性に対応した方向及び電力に対応した速度で回転する。
ここで、図2とともに図3及び図4を参照して遊星歯車減速機70の構成について説明する。
図3は、図2におけるA−A断面図である。
図4は、図2におけるB−B断面図である。
遊星歯車減速機70は、中空ロータ31と連結して形成されたサンギア71、プラネットギア72、リングギア73及びキャリア74とからなり、サンギア71は、プラネットギア72に噛合し、プラネットギア72は、サンギア71とリングギア73とに噛合している。
リングギア73は、内周面においてプラネットギア72と噛合しており、外周面がモータカバー22に固定されている。
プラネットギア72は、軸72aを介してキャリア74に連結されている。また、キャリア74は、その中心部で後述するボールネジ41のネジ軸41aに連結されている。
中空ロータ31が回転すると、中空ロータ31の回転に伴いサンギア71が回転する。プラネットギア72は、サンギア71の回転に伴い、軸72aを中心軸としてサンギア71の回転方向と反対方向に回転(自転)するとともに、サンギア71の回転軸を中心軸としてサンギア71の周囲を、サンギア71の回転方向と同方向に回転(公転)する。
さらに、プラネットギア72の公転に伴い、軸72aを介してキャリア74がサンギア71の回転方向と同方向に回転する。
これにより、ネジ軸41aがサンギア71の回転方向と同方向に回転し、ボールネジ41が回転する。
このように、遊星歯車減速機70を設けることで、サンギア71の回転速度が遊星歯車減速機70の所定の減速比に応じて減速され、キャリア74はこの減速された回転速度で回転する。したがって、中空ロータ31の回転力(トルク)が遊星歯車減速機70の所定の減速比に応じて増大され、この増大された回転力によりボールネジ41が回転する。
図2に戻って、送りねじ機構40は、ボールネジ41と、このボールネジ41に螺合するボールナット42と、このボールナット42に固定された中空ロッド43と、を備える。
ボールネジ41は、基端(図2に示す矢印A2側)にネジ軸41aを有しており、このネジ軸41aは、遊星歯車減速機70のキャリア74に連結されている。
これにより、ボールネジ41は、中空ロータ31の回転に伴い遊星歯車減速機70を介して回転する。この際に、中空ロータ31の回転力(トルク)が遊星歯車減速機70の所定の減速比に応じて増大され、この増大された回転力によりボールネジ41が回転する。
ボールナット42は、ボールネジ41の回転に伴い、このボールネジ41の軸方向に、往復移動する。中空ロッド43は、ボールナット42の往復移動に伴い往復移動する。
なお、サーボモータ10、遊星歯車減速機70及びボールネジ41は、ネジ軸41aを中心軸とする同軸上に設置されている。
なお、ボールネジ41は、モータハウジング中空部25の略中心で延びている。
また、ボールナット42は、ロータ中空部31aの直径に対して僅かに小さい直径で形成され、中空ロッド43が固定される中空ロッド取付部421を有する。
中空ロッド43は、中空ロッド取付部421と略同一の直径で形成され、この中空ロッド取付部421に連結される中空ロッド基端部431と、この中空ロッド基端部431から延びてケーシング21のロッド支持部210を摺接するとともにロッド支持部210を貫通し、外部に突出する軸部432と、この軸部432の先端(図2に示す矢印A1側端部)に設けられ電極チップ60の可動電極チップ62が取付けられる可動電極チップ取付け部433と、を備える。
このように、送りねじ機構40は、中空ロッド取付部421及び中空ロッド基端部431がロータ中空部31aの直径に対して僅かに小さい直径で形成されている。
軸部432には、内部においてボールネジ41が延びるロッド中空部43aが形成されている。また、軸部432には、ロッド支持部210と摺接する部分に、ロッド支持部中空部211を形成する内壁に形成された複数のスプライン溝210aと係合するスプライン432aが形成されている。
このように、スプライン432aがスプライン溝210aとは、互いに係合している。これにより、中空ロッド43は、ボールネジ41の回転に伴い回転せずに、軸部432の軸方向に往復移動する。
中空エンコーダ50は、互いに対向する固定部分及び回転部分により構成され、固定部分はモータカバー22に、回転部分は中空ロータ31にそれぞれ接続されている。中空エンコーダ50は、中空ロータ31の回転角度を検出する。
電極チップ60は、ワークW1及びW2を挟持して溶接する一対の電極チップであり、固定電極チップ61及び可動電極チップ62を備える。
固定電極チップ61は、ケーシング21から延びる固定電極チップ取付け部212(図1参照)に着脱自在に取付けられている。
可動電極チップ62は、中空ロッド43の可動電極チップ取付け部433に着脱自在に取付けられ、中空ロッド43の往復移動により固定電極チップ61に対して開閉動作する。
ここで、電動式スポット溶接ガン1の動作について説明する。
電動式スポット溶接ガン1は、溶接ガン制御装置100(図1参照)からモータ30のコイル33に電流が供給されると、中空ロータ31が所定方向に回転する。この中空ロータ31の回転に伴い遊星歯車減速機70を介して送りねじ機構40のボールネジ41も回転する。このとき、中空ロータ31の回転速度が遊星歯車減速機70の所定の減速比で減速されることで中空ロータ31の回転力(トルク)が増大され、増大された回転力によりボールネジ41が回転する。ボールネジ41の回転に伴いボールナット42及び中空ロッド43がボールネジ41の先端側(図2に示す矢印A1側)に移動する。これにより、中空ロッド43の先端に取付けられた可動電極チップ62が固定電極チップ61に対して閉動作し、ワークW1、2が加圧保持される。この状態で、固定電極チップ61と可動電極チップ62との間に大電流が供給され、ワークW1、2がスポット溶接される。
次に、本発明の第2実施形態に係る電動式スポット溶接ガン1について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る電動式スポット溶接ガン1の縦断面図である。
図6は、図5におけるC−C断面図である。
図7は、図5におけるD−D断面図である。
図8は、図5におけるE−E断面図である。
図5に示すように、第2実施形態では、第1実施形態での遊星歯車減速機70に換えて、遊星歯車減速機80を採用している。よって、第2実施形態では、遊星歯車減速機80以外は前記第1実施形態とその構成が実質的に同一なので図面に同一符号を付してその説明を省略する。
遊星歯車減速機80は、中空ロータ31と連結して形成されたサンギア81、プラネットギア82,83、リングギア84及びキャリア85とからなり、サンギア81は、プラネットギア82に噛合し、プラネットギア83は、リングギア84に噛合している。
プラネットギア82,83は、互いに軸82aに連結されることにより一体となっている。さらに、軸82aは、モータカバー22によりベアリング223を介して回転可能に保持されている。プラネットギア82,83の回転は軸82aを中心とした自転であり、サンギア81の周囲を公転することはない。これにより、プラネットギア82,83は、回転方向及び回転速度が同一となる。
リングギア84は、前述のとおりその内周面においてプラネットギア83と噛合しているとともに、キャリア85に連結され一体として形成されている。また、キャリア85は、その中心部でボールネジ41のネジ軸41aに連結されている。
中空ロータ31が回転すると、中空ロータ31の回転に伴いサンギア81が回転する。プラネットギア82,83は、サンギア81の回転に伴い、軸82aを中心軸としてサンギア81の回転方向と反対方向に回転(自転)する。
さらに、プラネットギア83の回転に伴い、キャリア85がサンギア81の回転方向と反対方向に回転する。
これにより、ネジ軸41aがサンギア81の回転方向と反対方向に回転し、ボールネジ41が回転する。
なお、サンギア81の径よりリングギア84の径が大きい、また、プラネットギア82,83は軸82aを介して一体となっており、かつ、同径である。よって、サンギア81の回転速度が遊星歯車減速機80の所定の減速比に応じて減速され、キャリア85はこの減速された回転速度で回転するので、中空ロータ31の回転力(トルク)が増大されてボールネジ41に伝わることになる。
ボールネジ41は、基端(図2に示す矢印A2側)にネジ軸41aを有しており、このネジ軸41aは、遊星歯車減速機80のキャリア85に連結されている。
これにより、ボールネジ41は、中空ロータ31の回転に伴い遊星歯車減速機80を介して回転する。この際に、中空ロータ31の回転力(トルク)が遊星歯車減速機80の所定の減速比に応じて増大され、この増大された回転力によりボールネジ41が回転する。
なお、サーボモータ10、遊星歯車減速機70及びボールネジ41は、ネジ軸41aを中心軸とする同軸上に設置されている。
第1実施形態及び第2実施形態によれば、以下のような作用効果がある。
(1)第1実施形態及び第2実施形態によれば、サーボモータ10の出力軸とボールネジ41との間に遊星歯車減速機70(遊星歯車減速機80)を取付けた。
これにより、モータトルクを遊星歯車減速機70(遊星歯車減速機80)部分で増大することでボールネジ41に減速機の機能を持たせる必要がなくなりボールネジ41のリードを大きくできるので、高負荷に耐えることが可能となる。
また、遊星歯車減速機70(遊星歯車減速機80)を取り付けたことで減速比を確保できるので、サーボモータ10を小さくしても高出力(高加圧)とすることができるため、電動式スポット溶接ガン1の小型化を図ることができる。
(2)第1実施形態及び第2実施形態によれば、サーボモータ10、遊星歯車減速機70(遊星歯車減速機80)及びボールネジ41を同軸上に設置した。
これにより、上記(1)の効果に加えて、幅または奥行き方向における電動式スポット溶接ガン1のコンパクト化を図ることができる。
なお、本発明は前記第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記第1実施形態では、遊星歯車減速機70のプラネットギア72の数が4個の場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、5個以上、3個、2個、1個でもよい。
上記第2実施形態では、遊星歯車減速機80のプラネットギア82,83の数が3つの場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、4個以上、2個、1個でもよい。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、駆動源としてサーボモータを採用したものについて説明したが、これに限るものではなく、ステッピングモータ、インバータモータ、リラクタンスモータ等の適宜のモータを採用してもよい。
1 電動式スポット溶接ガン
10 サーボモータ
41 ボールネジ
42 ボールナット
43 中空ロッド
62 可動電極チップ
70 遊星歯車減速機
80 遊星歯車減速機

Claims (2)

  1. 中空モータを駆動源とする溶接ガンにおいて、
    電極チップを進退させる加圧軸と、
    前記加圧軸に連結されたボールナットと、
    前記ボールナットと螺合するボールネジと、を備え、
    前記中空モータの出力軸に減速機を取り付け、
    前記減速機の出力軸に前記ボールネジを取り付けたことを特徴とする溶接ガン。
  2. 前記中空モータ、前記減速機及び前記ボールネジを同軸上に設置したことを特徴とする請求項1に記載の溶接ガン。
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