JP2004298966A - 電動式スポット溶接ガン - Google Patents

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Hitoshi Shiobara
仁 塩原
Toru Ikeda
透 池田
Hitoshi Sasaki
仁志 佐々木
Hiroshi Iwasaki
宏史 岩崎
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】電動式スポット溶接ガン全体のコンパクト化を図ることを可能にする。
【解決手段】サーボモータ5は、ガン本体2に装着されるモータハウジング5aと、前記モータハウジング5a内に固定されるステータ5bと、前記モータハウジング5a内に回転自在に軸支される中空のロータ5cとを備え、前記中空のロータ5cは、複数のアンギュラベアリング5d、5eを介して前記モータハウジング5a内に軸支される。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対の電極チップを構成する一方の電極チップを、サーボモータの作用下に送りねじ機構を介して他方の電極チップに対し開閉動作させる電動式スポット溶接ガンに関する。
従来、この種の電動式スポット溶接ガンでは、サーボモータを構成するロータの回転角度を検出するためにエンコーダが設けられており、このエンコーダからの信号をガンコントローラに入力している。そして、ロータの回転速度と送りねじ機構のピッチとから、一方の電極チップの位置を割り出し、ワークのスポット溶接後に前記一方の電極チップを所要の開放位置に開き、また、電極チップのドレッシング後等に該一方の電極チップを他方の電極チップに接触するまで閉じ、このときの前記一方の電極チップの位置からチップ長さの変化を検出し得るようにしている。
本発明はこの種の電動式スポット溶接ガンに関してなされたものであり、容易にコンパクト化を図ることが可能な電動式スポット溶接ガンを提供することを目的とする。
本発明に係る電動式スポット溶接ガンでは、一対の電極チップを備え、サーボモータに連結された送りねじ機構の回転作用下に、一方の電極チップを他方の電極チップに対して開閉動作させるとともに、前記サーボモータは、ガン本体に装着されるモータハウジングと、前記モータハウジング内に固定されるステータと、前記モータハウジング内に回転自在に軸支される中空のロータとを備え、前記中空のロータは、複数のアンギュラベアリングを介して前記モータハウジング内に軸支されている。
また、中空のロータの上部には、上下一対のアンギュラベアリングが外装されることが好ましい。
本発明に係る電動式スポット溶接ガンは、軸方向に容易に短尺化されて全体構成のコンパクト化を図ることができるとともに、アンギュラベアリングの作用下に中空のロータの軸方向のガタを除去することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る電動式スポット溶接ガンGを搭載したロボットRの側面図である。ワークWの溶接を行うロボットRは、その動作端の手首Raにスポット溶接ガンGが取り付けられている。
スポット溶接ガンGは、ガン本体2を備えており、このガン本体2が、手首Raに固定されるガン支持ブラケット1に対しガイドバー1aを介して上下方向にイコライズ動作自在に支持されている。ガン本体2には、下方に延びるC形ヨーク3が取り付けられており、このC形ヨーク3の下部先端に固定電極チップである下チップ(他方の電極チップ)4が取り付けられている。
ガン本体2の上面には、サーボモータ5が搭載され、このサーボモータ5により後述する送りねじ機構6(図2参照)を介して上下動されるロッド7は、前記ガン本体2の下方に突出している。ロッド7の下端には、下チップ4に対向させて可動電極チップである上チップ(一方の電極チップ)8が取り付けられ、C形のスポット溶接ガンGを構成している。スポット溶接ガンGは、ロボットコントローラ9からガンコントローラ10を介して駆動制御される。
サーボモータ5は、図2に示すように、ガン本体2に立設したモータハウジング5aと、このモータハウジング5a内に固定したステータ5bと、前記モータハウジング5a内に軸支した中空のロータ5cとにより構成されている。ロッド7は、ガン本体2内のガイドスリーブ2aを通してロータ5c内に挿入されている。
ロッド7の上部は中空に形成されており、このロッド7の中空部には、ロータ5cの上端部に固定した螺杆6aが挿入されるとともに、前記ロッド7の上端部には、前記螺杆6aに螺合するナット6bが固定される。これら螺杆6aとナット6bとにより、ロータ5cの回転をロッド7の上下動に変換する送りねじ機構6が構成されている。
ロータ5cの上部には、上下一対のアンギュラベアリング5d、5eが外挿されており、前記ロータ5cには、下側のアンギュラベアリング5eのインナレースの下端面に当接する肩部5fが形成されるとともに、モータハウジング5aには、上側のアンギュラベアリング5dのアウタレースの上端面に当接する肩部5gが形成される。ロータ5cの上端部に締め付けナット5hが螺挿され、この締め付けナット5hによりアンギュラベアリング5d、5eが与圧されて、前記ロータ5cの軸方向のガタを除去している。
モータハウジング5aの上端部には、エンコーダ11がステイ11bを介して取り付けられており、このエンコーダ11の入力軸11aがロータ5cに連結され、前記ロータ5cの回転角度を検出し得るように構成されている。エンコーダ11の入力軸11aは、ロータ5cを介して作用する軸方向の衝撃を吸収するクッション部材12を介して前記ロータ5cに連結されている。
このように構成されるスポット溶接ガンGの動作について、以下に説明する。
まず、スポット溶接ガンGは、ロボットRの動作でワークWの各打点位置に移動される。スポット溶接ガンGが各打点位置に到着した際には、ロボットコントローラ9からガンコントローラ10に加圧指令が送信され、前記ガンコントローラ10によりサーボモータ5が制御される。これにより、上チップ8が所定の開放位置から下動され、前記上チップ8の下動により該上チップ8がワークWに当接すると、以後、当接反力によってガン本体2がガン支持ブラケット1に対して上動する。
このため、下チップ4がワークWに当接し、ワークWが上下の両チップ4、8間に挟まれて加圧される。この状態で、両チップ4、8間に通電されてワークWの各打点部がスポット溶接される。
一方、エンコーダ11の信号がガンコントローラ10に入力され、ロータ5cの回転角度と送りねじ機構6のピッチとから上チップ8の位置が割り出される。従って、スポット溶接後に上チップ8は、サーボモータ5の作用下に、所定の開放位置に合致する位置まで上動される。
本発明の実施形態に係る電動式スポット溶接ガンを搭載したロボットの側面図である。 図1のII−II線拡大断面図である。
符号の説明
2…ガン本体 4…下チップ
5…サーボモータ 5a…モータハウジング
5b…ステータ 5c…ロータ
5d、5e…アンギュラベアリング 6…送りねじ機構
6a…螺杆 6b…ナット
7…ロッド 8…上チップ
11…エンコーダ G…スポット溶接ガン
R…ロボット

Claims (2)

  1. 一対の電極チップを備え、サーボモータに連結された送りねじ機構の回転作用下に、一方の電極チップを他方の電極チップに対して開閉動作させる電動式スポット溶接ガンであって、
    前記サーボモータは、ガン本体に装着されるモータハウジングと、
    前記モータハウジング内に固定されるステータと、
    前記モータハウジング内に回転自在に収容される中空のロータと、
    を備えるとともに、
    前記中空のロータは、複数のアンギュラベアリングを介して前記モータハウジング内に軸支されることを特徴とする電動式スポット溶接ガン。
  2. 請求項1記載の電動式スポット溶接ガンにおいて、前記中空のロータの上部には、上下一対の前記アンギュラベアリングが外装されることを特徴とする電動式スポット溶接ガン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010042435A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Obara Corp 溶接装置の電動駆動装置
JP2011161455A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Honda Motor Co Ltd 溶接ガン

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