JP2016078221A - 水平多関節ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】 水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)を別個に平行・配置して設計上の自由度を高めようとするものにおいて、上記水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離を小さくして小型化を図ることができる水平多関節ロボットを提供すること。【解決手段】 水平多関節機構と、上記水平多関節機構に回転可能に設置された水平回転軸(R軸)と、上記水平回転軸(R軸)に対して別個に平行・配置され上記水平回転軸(R軸)を上下動させる上下並進軸(Z軸)と、を具備した水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の軸受と上記上下並進軸(Z軸)の軸受を上下方向の異なる位置に配置し、その一部が水平方向に重合するように設置したことを特徴とするもの。【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、産業用ロボットとして用いられる水平多関節ロボットに係り、特に、水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)を別個に平行・配置して設計上の自由度を高めようとするものにおいて、水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離を短くして小型化を図ることができるように工夫したものに関する。
水平多関節ロボットの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2がある。
まず、特許文献1に記載された発明による旋回アームの上下動ヘッドには、ボールネジ軸である送りねじと、この送りねじに平行に配置されたスプライン軸である上下動軸が設置されている。上記送りねじにはナット部材が螺合されており、送りねじが上下動用モータによって回転駆動されることで上記ナット部材が上下動される。
上記上下動軸は上記ナット部材に一体に取り付けられており、よって、ナット部材の上下動により上記上下動軸が上下動する。また、上記上下動軸にはスプラインナットである筒状ガイドが係合されており、この筒状ガイドが上記上下動用モータとは別のモータによって回転駆動されることにより筒状ガイドひいては上下等軸が回転動作される。
次に、特許文献2であるが、実施例として次のような構成の2自由度駆動機構が記載されている。まず、上側がボールネジで下側がボールスプラインの作動軸が設置されている。上記作動軸のボールねじ部分にはボールねじナットである第1ナットが螺合されており、この第1ナットが直進用モータによって回転駆動されることにより作動軸が上下動される。また、上記作動軸のボールスプライン部分にはスプラインナットである第2ナットが係合されており、この第2ナットが旋回用モータによって回転駆動されることにより作動軸が回転動作される。
特許文献2には、その他に2つの従来技術が記載されている。
第1の従来技術の2自由度駆動機構には、固定フレームに対して上下移動可能な可動フレームが設置されていて、この可動フレームにはボールネジが螺合されている。そして、直進用モータによってボールネジを回転させることにより、上記可動フレームが上下移動される。上記可動フレームの先端には旋回用モータが設置されており、この旋回用モータの出力軸に作動軸が直結されている。
また、第2の従来技術の2自由度駆動機構には、ボールネジと、このボールネジと平行に設置された作動軸がある。上記ボールねじにはナットが螺合されており、このナットには上記作動軸の上端側が軸受を介して回転可能に設置されている。上記ボールねじが直進用モータによって回転されることにより上記作動軸が上下動される。また、上記作動軸の下端にはナット(スプラインナット)に係合されており、このナットが旋回用モータによって回転されることにより上記作動軸が回転される。
実公平3−44467号公報 特開昭63−163063号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
まず、特許文献2に実施例として記載されている2自由度駆動機構の場合には、上側がボールネジで下側がボールスプラインであるボールネジスプラインが作動軸として採用されており、ボールネジとボールスプラインを別個に平行・配置しない分構成の簡略化・コンパクト化を図ることができる。反面、設計上の自由度(ボールネジとボールスプラインの組み合わせの自由度)が低下してしまうという問題があった。
これは、特許文献2の第1の従来例の2自由度駆動機構の場合は、ボールネジとボールスプラインが同軸に配置されている分構成の簡略化・コンパクト化を図ることができるが、反面、構成が複雑化してしまうという問題があった。
これに対して、特許文献1に記載されている旋回アームの上下動ヘッドの場合には、ボールネジとボールスプラインが別個に平行・配置されているので、設計上の自由度は向上することになるが、構成の簡略化・コンパクト化の点ではやはり不十分であった。特に、送りねじと上下動軸の軸間距離をある程度長くしなければならず、それが構成の簡略化・コンパクト化を阻害する大きな要因になっていた。
又、特許文献2の第2の従来例の2自由度駆動機構の場合も同様であり、ボールネジと作動軸の軸間距離をある程度確保しなければならず、構成の簡略化・コンパクト化を阻害する大きな要因になっていた。
本発明は、このような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)を別個に平行・配置して設計上の自由度を高めようとするものにおいて、上記水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離を小さくして小型化を図ることができる水平多関節ロボットを提供することにある。
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1による水平多関節ロボットは、水平多関節機構と、上記水平多関節機構に回転可能に設置された水平回転軸(R軸)と、上記水平回転軸(R軸)に対して別個に平行・配置され上記水平回転軸(R軸)を上下動させる上下並進軸(Z軸)と、を具備した水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の軸受と上記上下並進軸(Z軸)の軸受を上下方向の異なる位置に配置し、その一部が水平方向に重合するように設置したことを特徴とするものである。
又、請求項2による水平多関節ロボットは、請求項1記載の水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の軸受及び又は上記上下並進軸(Z軸)の軸受はその一部が上記上下並進軸(Z軸)及び又は上記水平回転軸(R軸)に重合するように設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による水平多関節ロボットは、請求項1又は請求項2記載の水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の駆動モータと上記上下並進軸(Z軸)の駆動モータが背中合わせの状態で設置されていることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1の水平多関節ロボットによると、水平多関節機構と、上記水平多関節機構に回転可能に設置された水平回転軸(R軸)と、上記水平回転軸(R軸)に対して別個に平行・配置され上記水平回転軸(R軸)を上下動させる上下並進軸(Z軸)と、を具備した水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の軸受と上記上下並進軸(Z軸)の軸受を上下方向の異なる位置に配置し、その一部が水平方向に重合するように設置したため、水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)を別個に平行・配置して設計上の自由度を高めようとするものにおいて、上記水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離を小さくして小型化を図ることができる。また、上記水平多関節機構の先端のアームを短くすることができ、上記アームの慣性モーメントを低減させることができる。
又、請求項2による水平多関節ロボットによると、請求項1記載の水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の軸受及び又は上記上下並進軸(Z軸)の軸受はその一部が上記上下並進軸(Z軸)及び又は上記水平回転軸(R軸)に重合するように設置されているため、上記水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離をさらに小さくして小型化を図ることができる。また、上記水平多関節機構の先端のアームをさらに短くすることができ、上記アームの慣性モーメントをさらに低減させることができる。
又、請求項3による水平多関節ロボットによると、請求項1又は請求項2に記載の何れかに記載の水平多関節ロボットにおいて、上記水平回転軸(R軸)の駆動モータと上記上下並進軸(Z軸)の駆動モータが背中合わせの状態で設置されているため、上記水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離の短縮と相まってさらに小型化することができる。また、上記水平多関節機構の先端のアームをさらに短くすることができ、慣性モーメント低減効果をさらに高めることができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、水平多関節ロボットの正面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、水平多関節ロボットの平面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図2のIII−III断面図である。 本発明の一実施の形態を示す図で、図3のIV部の拡大図である。
以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
この一実施の形態による水平多関節ロボット1は概略次のような構成になっている。まず、基部3があり、この基部3には第1アーム5がX・Y2次元平面内で旋回可能に設置されている。また、この第1アーム5には、第2アーム7がX・Y2次元平面内で旋回可能に設置されている。また、この第2アーム7の先端には、水平回転軸(R軸)としてのスプラインシャフト9とこのスプラインシャフト9を回転させるスプラインシャフト駆動機構11が設置されている。また、第2アーム7の先端には、上記スプラインシャフト9を上下動させるための上下並進軸(Z軸)としてのボールネジ軸13とこのボールネジ軸13を回転させるボールネジ軸駆動機構15が設置されている。
また、上記スプラインシャフト9の先端(図1中下側)には取付部16が設けられている。この取付部16には、図示しない治具、例えば、チャック等のワーク把持機構が取り付けられる。
以下、各部の構成を詳細に説明する。
図3に示すように、上記基部3にはベース17があり、このベース17には基部ハウジング19が立設されている。この基部ハウジング19の上端(図4中上側端)の開口部は、上側カバー21によって閉塞されている。上記基部ハウジング19内には、第1モータ23が設置されている。
また、上記第1モータ23の図3中下側には、エンコーダ25が設置されている。このエンコーダ25により、上記第1モータ23の回転が検出される。
また、上記第1モータ23の図3中上側には第1減速機27が設置されている。この第1減速機27は遊星歯車機構による減速機である。上記第1モータ23の図示しない出力軸は、上記第1減速機27の入力軸29に連結されている。
また、図3に示すように、上記第1減速機27の図3中上側端には、出力軸31が突出されており、この出力軸31に既に説明した第1アーム5が固着されている。このような構成により、上記第1モータ23によって、上記第1減速機27の出力軸31を介して、上記第1アーム5が旋回・駆動される。
また、上記基部ハウジング19の図3中右側には、制御基板収納部33が設置されている。この制御基板収納部33の内部に図示しない制御基板が内装されている。また、図1乃至図3に示すように、上記制御基板収納部33の図2中右側には、コネクタ35、コネクタ36、エア用配管ポート37、コネクタ39a、コネクタ39b、コネクタ41a、コネクタ41bが設置されている。
また、図1、図2に示すように、コネクタ39aにはケーブル43aが接続され、コネクタ39bにはケーブル43bが接続され、コネクタ41aにはケーブル45aが接続され、コネクタ41bには図示しないケーブル(図1中ケーブル45aの奥に配置されている。)が接続される。
また、上記エア用配管ポート37には、図示しないエア吸引用の配管が接続される。
また、上記制御基板収納部33と、第2アーム7間には自立ケーブルチューブ47が設置されている。この自立ケーブルチューブ47内に図示しないケーブルが貫通され、それにより、上記制御基板収納部33と上記第2アーム7間の配線が成される。
図4に示すように、上記第2アーム7には、まず、第2アームハウジング49がある。この第2アームハウジング49の図4中右端側には、第2モータ51が設置されている。
また、上記第2モータ51の図4中上側にも、前記したエンコーダ25が設置されており、これによって上記第2モータ51の回転が検出される。
また、上記第2モータ51の図4中下側には、第2減速機53が設置されている。この第2減速機53も前記第1減速機27と同様の構成を成す遊星歯車機構による減速機である。上記第2モータ51の図示しない出力軸は、上記第2減速機53の入力軸55に連結されている。
また、上記第2減速機53の図示しない出力軸は、ジョイント57を介して第1アーム5に固着されている。このような構成により、上記第2モータ51によって、上記第2アーム7が、上記第1アーム5に対して、旋回・駆動される。
また、図4に示すように、上記第2アームハウジング49には、前記ボールねじ軸駆動機構15が設置されている。このボールねじ軸駆動機構15は、次のような構成となっている。
まず、ボールねじ軸駆動用モータ59がある。このボールねじ軸駆動用モータ59の図4中下側にも、前記したエンコーダ25が設置されており、これによって上記ボールねじ軸駆動用モータ59の出力軸61の回転を検出する。
また、上記ボールねじ軸駆動用モータ出力軸61の上端側(図4上端側)には、タイミングプーリ63が固着されている。このタイミングプーリ63の外周側には歯部65が形成されている。
また、上記第2アームハウジング49には、軸受67、67を介して、前記ボールネジ軸13が回転可能に立設されている。上記ボールネジ軸13は、その外周面に螺旋溝69が形成されたボールネジ軸本体71と、このボールネジ軸本体71の図4中下側に形成された下側縮径部73と、このボールネジ軸本体71の図4中上側に形成された上側縮径部75とから構成されている。上記ボールネジ軸13の下側縮径部73が上記軸受67、67の内周側に圧入されている。
また、上記ボールねじ軸駆動用モータ59の図4中左側には、電磁ブレーキ79が設置されている。この電磁ブレーキ79には、まず、図4中上側に電磁ブレーキケース81があり、この電磁ブレーキケース81の図4中下側には、軸受収納部83が設置されている。
上記軸受収納部83内には、軸受85、85が設置されている。これら軸受85、85の内周側に、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75が圧入されている。これにより、上記ボールネジ軸13は、上記軸受85、85によっても、回転可能に支持されている。
また、上記電磁ブレーキケース81内には、電磁ブレーキ本体87が設置されている。この電磁ブレーキ本体87には、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75が貫通している。また、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75の、上記軸受85、85より図4中上側には、ハブ91が固着されている。
上記電磁ブレーキ本体87内には電磁石93が内装されている。また、上記電磁ブレーキ本体87には複数(本実施の形態の場合には3本)のネジ95が立設されており、このネジ95によりサイドプレート97が上記電磁ブレーキ本体87の図4中下側に離間されて固定されている。また、サイドプレート97と電磁ブレーキ本体87との間には、アーマチュア99が設置されており、このアーマチュア99の図4中下側にはブレーキ板101が設置されている。
なお、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75は、上記サイドプレート97、上記アーマチュア99、上記ブレーキ板101を貫通している。
また、上記電磁ブレーキ本体87内には上記ボールネジ軸13の上側縮径部75に貫通されたコイルバネ103が設置されている。また、上記電磁ブレーキ本体87の図4中上側にはバネ押え105が設置されており、上記コイルバネ103は上記バネ押え105と上記アーマチュア99との間に介挿されている。
上記アーマチュア99は、常時は上記コイルバネ103の弾性力によって図4中下側に付勢されている。このときは、上記コイルバネ103は上記アーマチュア99を介して上記ブレーキ板101をハブ91に押し付けており、上記ボールネジ軸13の回転が規制されている。しかし、上記電磁石93に通電を行うと、上記コイルバネ103の弾性力に抗して上記アーマチュア99が図4中上側に移動し、上記ハブ91と上記ブレーキ板101との接触が解除される。これにより、上記ボールネジ軸13の回転の規制が解除される。
なお、上記ボールネジ軸13の回転を規制することで、スプラインシャフト9のZ軸方向(図4中上下方向)の位置を維持するようにしている。
また、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75の図4中上端側は、上記電磁ブレーキケース81に対して、軸受107を介して回転可能に支持されている。上記ボールネジ軸13の上側縮径部75の図4中上端側は上記軸受107の内周側に圧入されている。また、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75の図4中上端は上記軸受107を貫通し、上記電磁ブレーキ79の図4中上側に突出されている。
また、上記ボールネジ軸13の上側縮径部75の上端側(図4上端側)には、タイミングプーリ109が固着されている。このタイミングプーリ109の外周側には歯部111が形成されている。また、前記タイミングプーリ63と上記タイミングプーリ109との間にはタイミングベルト113が巻回されている。
また、上記ボールネジ軸13には、ボールねじナット115が螺合されている。このボールねじナット115には、まず、ボールねじナット本体117がある。このボールねじナット本体117の内周面には螺旋溝119が形成されている。また、上記ボールねじナット本体117内には図示しない無負荷循環路が形成されている。上記ボールねじナット本体117の両端にはエンドキャップ121a、121bが設置されている。これらエンドキャップ121a、121b内には、それぞれ図示しないリターン路が形成されている。
上記ボールネジ軸13の螺旋溝69と上記ボールねじナット本体117の螺旋溝119との間の空間、上記エンドキャップ121aの図示しないリターン路、上記ボールねじナット本体117の図示しない無負荷循環路、及び、上記エンドキャップ121bの図示しないリターン路には、複数のボール123が転動・循環している。
また、上記ボールねじ軸駆動機構15の図4中左側には、前記スプラインシャフト駆動機構11が設置されている。まず、前記ボールねじ軸駆動用モータ59と略同軸上であって背中合わせの状態で(図4中下側に)スプラインシャフト駆動用モータ125が設置されている。
上記ボールねじ軸駆動用モータ59と上記スプラインシャフト駆動用モータ125を略同軸上であって背中合わせに配置することにより、装置の小型化を図らんとするものである。
また、上記スプラインシャフト駆動用モータ125の図4中上側にも、前記第1モータ23で説明したエンコーダ25と同じ構成のエンコーダ25が設置されており、これによって上記スプラインシャフト駆動用モータ125の回転を検出する。
また、上記スプラインシャフト駆動用モータ125の出力軸127の下端側(図4下端側)には、タイミングプーリ129が固着されている。このタイミングプーリ129の外周側には歯部131が形成されている。
また、上記ボールネジ軸13の図4中左側には、上記ボールネジ軸13と平行に前記スプラインシャフト9が設置されている。上記第2アームハウジング49の図4中左端側には、タイミングプーリ133が軸受135を介して回転可能に設置されている。上記タイミングプーリ133の外周側には歯部137が形成されている。また、上記軸受135は、クロスローラタイプの軸受で、上記タイミングプーリ133の下端部が、その内周側に圧入されている。
また、上記タイミングプーリ129と上記タイミングプーリ133との間にはタイミングベルト139が巻回されている。
また、上記タイミングプーリ129の内側には、スプラインナット141が固着されている。上記スプラインナット141には貫通孔143が形成されており、この貫通孔143の内周面に一部が開口された転動路145、147が形成されており、上記転動路145内を複数のボール153が転動しており、上記転動路147内を複数のボール155が転動している。
また、上記スプラインシャフト9の側面には図4中上下方向に延長されたスプライン溝149、151が形成されており、上記スプラインナット141のボール153は上記スプライン溝149に係合されており、上記スプラインナット141のボール155は上記スプライン溝151に係合されている。
また、前記ボールねじ軸駆動機構15のボールねじナット115には、連結部材157が固着されている。上記スプラインシャフト9の図4中上端側は、上記連結部材157に対して、軸受159、159を介して、回転可能に支持されている。
また、上記ボールねじ軸13の軸受67と上記スプラインシャフト9の軸受135は、図4中上下方向の異なる位置に配置されており、上記軸受67と上記軸受135とが水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に干渉しないようになっている。そして、上記軸受67と上記軸受135はその一部が水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に重合するように設置されている。さらに、この実施の形態の場合には、上記ボールネジ軸13と上記軸受135の一部が水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に重合するようになっている。このように構成することにより上記ボールネジ13とスプラインシャフト9の軸間距離を短くして第2アームを短縮させ装置の小型化を図らんとするものである。
次に、この一実施の形態による水平多関節ロボット1の作用について説明する。
まず、第1モータ23が回転・駆動されると、第1アーム5が基部3に対してX・Y2次元平面内で旋回動作される。また、第2モータ51が回転・駆動されると、第2アーム7が上記第1アーム5に対してX・Y2次元平面内で旋回動作される。これにより、スプラインシャフト9の先端が、X・Y2次元平面内の任意の位置に移動される。
また、ボールねじ軸駆動用モータ59が回転駆動されると、ボールねじナット115ひいてはスプラインシャフト9がZ軸方向(図4中上下方向)に移動される。また、スプラインシャフト駆動用モータ125が回転駆動されると、上記スプラインシャフト9が回転される。そして、スプラインシャフト9の先端の取付部16に、例えば、チャック等のワーク把持機構を取り付けた場合には、このワーク把持機構によってワークが把持され、そのワークが任意の場所から任意の場所に移動され、且つ、その向きが任意に変更される、といった作業が行われることになる。
また、上記軸受67と上記軸受135はその一部が水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に重合するようになっており、さらに、上記ボールネジ軸13と上記軸受135もその一部が水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に重合するようになっているので、上記ボールネジ軸13と上記スプラインシャフト9の軸間距離の短縮が図られている。
また、上記ボールネジ軸13と上記スプラインシャフト9の軸間距離が短縮されたことにより、上記第2アーム7の長さ(図4中左右方向の大きさ)が短くなっており、上記第2アーム7を旋回動作される際の慣性モーメントが低減されるようになっている。
次に、この一実施の形態による水平多関節ロボット1の効果について説明する。
まず、水平回転軸(R軸)としてのスプラインシャフト9と上下並進軸(Z軸)としてのボールネジ軸13の軸間距離を短くすることができ、それによって、上記第2アーム7の長さが短くなり装置の小型化を図ることができる。これは、ボールねじ軸駆動機構15の軸受67とスプラインシャフト駆動機構11の軸受135を図4中上下方向の異なる位置に配置して水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に干渉しないようにし、且つ、上記軸受67と上記軸受135をその一部が水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に重合するように配置したことによる。
特に、本実施の形態の場合には、上記ボールねじ軸駆動機構15のボールネジ軸13と、上記スプラインシャフト駆動機構11の軸受135も水平方向(図4中左右方向及び紙面垂直方向)に一部重合するように配置されているので、水平回転軸(R軸)としてのスプラインシャフト9と上下並進軸(Z軸)としてのボールネジ軸13の軸間距離を大幅に短くすることができ、これにより第2アーム7ひいては水平多関節ロボット1を大幅に小型化することができる。
また、上記第2アーム7の長さ(図4中左右方向の大きさ)を短くすることにより、上記第2アーム7が旋回動作される際の慣性モーメントを低減させることができ、それによって、精度の向上、動作の迅速化を図ることができる。
更に、ボールねじ軸駆動用モータ59とスプラインシャフト駆動用モータ125を略同軸状に上下に重ねて背中合わせの状態で配置しているので、そのことによっても、上記水平多関節ロボット1を小型化することができる。また、これによっても、上記第2アーム7の長さ(図4中左右方向の大きさ)が短くなり、上記第2アーム7が旋回動作される際の慣性モーメントを低減させることができる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されない。
例えば、前記一実施の形態の場合には、軸受67と軸受135をその一部が水平方向に重合するように配置したが、それ以外の軸受85、107、軸受159についても、相互に同様の構成を採用することが考えられる。
また、前記一実施の形態では、上下並進軸(Z軸)としてのボールねじ軸が水平回転軸(R軸)の軸受と水平方向に重合するようになっているが、水平回転軸(R軸)が、上下並進軸(Z軸)の軸受と水平方向に重合するようにしてもよいし、その両方でもよい。
また、前記一実施の形態における水平多関節機構は第1アームと第2アームとから構成されているが、第1アームのみの場合、3つ以上のアームが連結されている場合、等様々な構成が想定される。
その他図示した構成は一例でありそれに限定されるものではない。
本発明は、例えば、産業用ロボットとして用いられる水平多関節ロボットに係り、特に、水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)を別個に平行・配置して設計上の自由度を高めようとするものにおいて、水平回転軸(R軸)と上下並進軸(Z軸)の軸間距離を小さくして小型化を図ることができるように工夫したものに関し、例えば、工場の生産ラインで用いられる産業用ロボットに好適である。
1 水平多関節ロボット
5 第1アーム
7 第2アーム
9 スプラインシャフト(水平回転軸(R軸))
13 ボールネジ軸(上下並進軸(Z軸))
59 ボールネジ駆動用モータ(上下並進軸(Z軸)の駆動モータ)
67 軸受(上下並進軸(Z軸)の軸受)
125 スプラインシャフト駆動用モータ(水平回転軸(R軸)の駆動モータ)
135 軸受(水平回転軸(R軸)の軸受)

Claims (3)

  1. 水平多関節機構と、
    上記水平多関節機構に回転可能に設置された水平回転軸(R軸)と、上記水平回転軸(R軸)に対して別個に平行・配置され上記水平回転軸(R軸)を上下動させる上下並進軸(Z軸)と、
    を具備した水平多関節ロボットにおいて、
    上記水平回転軸(R軸)の軸受と上記上下並進軸(Z軸)の軸受を上下方向の異なる位置に配置し、その一部が水平方向に重合するように設置したことを特徴とする水平多関節ロボット。
  2. 請求項1記載の水平多関節ロボットにおいて、
    上記水平回転軸(R軸)の軸受及び又は上記上下並進軸(Z軸)の軸受はその一部が上記上下並進軸(Z軸)及び又は上記水平回転軸(R軸)に重合するように設置されていることを特徴とする水平多関節ロボット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の水平多関節ロボットにおいて、
    上記水平回転軸(R軸)の駆動モータと上記上下並進軸(Z軸)の駆動モータが背中合わせの状態で設置されていることを特徴とする水平多関節ロボット。
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