JP3209159U - ポータブルスポット溶接ガン - Google Patents

ポータブルスポット溶接ガン Download PDF

Info

Publication number
JP3209159U
JP3209159U JP2016005601U JP2016005601U JP3209159U JP 3209159 U JP3209159 U JP 3209159U JP 2016005601 U JP2016005601 U JP 2016005601U JP 2016005601 U JP2016005601 U JP 2016005601U JP 3209159 U JP3209159 U JP 3209159U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding gun
electrode
spot welding
screw shaft
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016005601U
Other languages
English (en)
Inventor
一誠 樋上
一誠 樋上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dengen Co Ltd
Original Assignee
Dengen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dengen Co Ltd filed Critical Dengen Co Ltd
Priority to JP2016005601U priority Critical patent/JP3209159U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3209159U publication Critical patent/JP3209159U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

【課題】狭所等での取扱いが容易で、大きな範囲で電極ビットの位置を変更できるポータブルスポット溶接ガンを提供する。【解決手段】溶接ガン本体1と、その外側面から前方に向けて配置されるアーム部2と、対向する一対の電極ビット15、20を備え、電極を圧縮エアで加圧するエア加圧式のポータブルスポット溶接ガンGにおいて、溶接ガン本体1とアーム部2との間に台座部3を備え、溶接ガン本体1には台座部3の移動を案内するスライドガイド部を備え、台座部3は、駆動用螺子軸5と、該駆動用螺子軸5が螺合する玉軸受部30と、スライドガイド部と摺動するガイド部を備え、一定位置で回転可能となる操作部を備えた。【選択図】図2

Description

本考案は、主として溶接作業者が被溶接箇所に対して直接溶接作業を行うのに適したポータブルスポット溶接ガンに関する。
ポータブルスポット溶接ガンの一般的な構成として、溶接ガン本体と、該溶接ガン本体の外側面から前方に向けて配置されるアーム部と、前記溶接ガン本体及びアーム部の先端の相互に対向する一対の電極ビット(以下、溶接ガン本体側の電極ビットを第一電極ビット、アーム先端側の電極ビットを第二電極ビットという。)を備えるもの(例えば、特許文献1参照。)が公知である。このようなポータブルスポット溶接ガンは、前記一対の電対で溶接対象物を挟み、溶接ガン本体内のピストンを移動させ、ピストンに固着された第一電極ビットを前方へ移動させて溶接対象物を加圧しつつ溶接を行うものである。
一般的に車両等の板金・修理等において用いられるポータブルスポット溶接ガンは、作業者が当該ポータブルスポット溶接ガンを保持し、溶接作業を行う。この際には、狭い場所や手の届き難い場所等について溶接作業を行うこともあり、適正に前記一対の電極ビットを用いて溶接を行うためには、当該第一電極ビット、第二電極ビット間の距離をその状況に応じて調節する必要がある。このため、アームの形状、長さを異なるものへ変更することや、第一電極ビットの長さ等を交換すること等により、適宜調節がなされる。
しかしながら、第一電極ビットはピストンストロークによって限定された範囲でしか移動できず、これを補助すべく異なる形状のアームへの切り替えを行うことは非常に煩雑であり、作業性の低下を招来するものであった。
ここで、当該第一電極ビット、第二電極ビット間の距離の微調節を行うものとしては、第一電極ビットの調節を行うものと、第二電極ビットの調節を行うものがある。
第一電極ビットの調節を行うものとしては、例えば、凹条溝を有してチャネル状に形成された軌道レールと、この軌道レールの一端に固定された支持プレートと、この支持プレートによってのみ回転自在に支承された送りねじと、上記支持プレートを介して軌道レールに固定されたモータと、このモータの回転を上記送りねじに伝達する動力伝達手段と、多数のボールを介して前記軌道レールの凹条溝内に組み付けられ、かかる凹状溝内において前記送りねじと螺合すると共に、この送りねじの回転に伴い軌道レールの内側面に案内されて前記凹条溝内を移動するスライド部材と、先端が前記軌道レールの凹条溝の一端から突出する一方、後端が前記スライド部材に対して片持ち状に固定され、前記スライド部材の移動に応じて進退する作動ロッドとから構成されることを特徴とする電動シリンダが公知である(例えば、特許文献1参照。)。
また第二電極ビットの調節を行うものとしては、例えば、移動用キャスターで支持した溶接機本体に立設した支柱の上端部から水平方向に張出して、上下方向のスイング制御又は該スイング制御と支柱回りの回動制御の両方を行うようにしたスイングアームの先端部に、直接又は中間アームを介して設けたガン懸吊具を設け、これに懸吊するようにしたスポット溶接ガンであって、流体圧力により直線進退するように主電極棒の基端部を取付けたガンヘッドに、前記主電極棒と対峙する副電極棒を先端部に保持固定したガンアーム部の基端部を連結し、前記主電極棒と副電極棒との先端相互間にワークを挟着してこれを溶接するようにした構成のポータブルスポット溶接装置用のスポット溶接ガンにおいて、前記ガンヘッドと結合するガンアーム部が主電極棒の直上に位置する状態を基準として、前記ガンヘッドに連結固定するガンアーム部を、先端部に副電極棒を固定するようにしたハンドアームとガンヘッドに固定するアーム取付け基体部とで構成し、前記ガンアーム部が、主電極棒と副電極棒との先端が対峙する位置として拘束される回動始端とし、アーム取付け基体部において水平又は垂直のいずれかの方向に選択的に回動固定可能としたジョイント手段部により結合され、溶接作業環境に応じて、主電極棒と副電極棒との電極先端の間隔を、水平回動による変位間隔、垂直方向回動による変位間隔のいずれかに選択設定し変更した後、回動始端の位置に戻して、ワークの打点溶着位置において前記主電極棒と副電極棒とを対峙させ、該ワークを溶接するようにしたことを特徴とするスポット溶接ガンが公知である(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3515396号公報 特開2002−224845号公報
上記特許文献1に係るポータブルスポット溶接ガンは、調節機構が溶接ガン本体に内蔵された構成であること、及び第一電極ビット側は第二電極ビット側までの延設を最大範囲とすることから、大きな調節は基本的には行えず、微調整を行うものとなる。
また、調節範囲に一定の長さを得ようとする場合には、上記特許文献1の第9図に示すように後方へ大きく張り出した形状となることから、狭所等での取り扱いが不便である上、当該後方の張り出し部分が、作業者に当たる虞もあり、安全上の面からも問題がある。
また特許文献2に係るポータブルスポット溶接ガンは、第二電極ビット側を調節可能な構成であるが、溶接作業環境に応じて、主電極棒と副電極棒との電極先端の間隔を、水平回動による変位間隔、垂直方向回動による変位間隔のいずれかに選択設定し変更した後、回動始端の位置に戻して、ワークの打点溶着位置において前記主電極棒と副電極棒とを対峙させるものであるため、溶接ガンから近い位置にある障害物の回避には適するものの、調節可能な範囲は比較的狭いため、より調節可能な範囲を拡大することが求められていた。
本考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、狭所等であっても取り扱いが容易であり、且つ微調節の範囲にとどまらず大きな範囲で電極ビットの位置を変更できるポータブルスポット溶接ガンの提供を、考案が解決しようとする課題とする。
本考案は、溶接ガン本体と、該溶接ガン本体の外側面から前方に向けて配置されるアーム部と、前記溶接ガン本体に設けられる第一電極ビットと、アーム部の先端に設けられる第二電極ビットの相互に対向する一対の電極ビットを備え、電極を圧縮エアで加圧するエア加圧式のポータブルスポット溶接ガンにおいて、溶接ガン本体と前記アーム部との間に台座部を備え、溶接ガン本体には前記台座部の移動を案内するスライドガイド部を備え、前記台座部は、駆動用螺子軸と、該駆動用螺子軸に対応する玉軸受部と、前記スライドガイド部と摺動するガイド部を備え、前記駆動用螺子軸を回転させるための操作部であって、一定位置で移動せずに回転可能となる操作部を備えたことを特徴とするポータブルスポット溶接ガンを、上記課題を解決するための手段とする。
また本考案は、上記考案の構成を前提として、前記台座部は、前記駆動用螺子軸の後退を規制するリアストッパを備え、前記駆動用螺子軸の後端は縮径した柱状部を備え、該柱状部は前記リアストッパに形成した貫通穴を貫通しその後端に操作部となる摘み部を備えた構成としたポータブルスポット溶接ガンを、上記課題を解決するための手段とする。
また本考案は、上記考案の構成を前提として、台座部には、当該台座部の位置を固定するためのクランプ部を備えたことを特徴とするポータブルスポット溶接ガンを、上記課題を解決するための手段とする。
また本考案は、上記いずれかの考案の構成を前提として、溶接ガン本体内にポテンショメータを備えたことを特徴とするポータブルスポット溶接ガンを、上記課題を解決するための手段とする。
本考案によれば、溶接ガン本体と前記アーム部との間に台座部を備え、溶接ガン本体には前記台座部の移動を案内するスライドガイド部を備え、前記台座部は、駆動用螺子軸と、該駆動用螺子軸に対応する玉軸受部と、前記スライドガイド部と摺動するガイド部を備え、前記駆動用螺子軸を回転させるための操作部であって、一定位置で回転可能となる操作部を備えたことから、操作部を回転させるだけで、簡単に台座部を前後方向へ大きく移動させることができる。
そして、操作部を回転しても不必要に当該操作部が後方へ移動しないことから、操作部と他物との干渉を抑制することができ、狭所等における取り扱い性を向上させることができる。
また、台座部にはアーム部の基端が接続されているため、アーム部の位置を大きく前方へ移動させることができる上に、台座部に対するアーム部の角度を変更することで、一時的に障害物を回避できるため、従来に比べて飛躍的に利便性を向上させることができる。
また本考案は、上記考案の構成を備えた上で、前記駆動用螺子軸の後退を規制するリアストッパを備え、前記駆動用螺子軸の後端は縮径した柱状部を備え、該柱状部は前記リアストッパに形成した貫通穴を貫通しその後端に操作部となる摘み部を備えた構成としたことから、上記考案の作用効果を発揮できる上に、操作部である摘み部を、同じ位置において指で摘んで回転させるだけでよく、更に優れた操作性を得ることができる。
また、本考案は、上記いずれかの考案の構成を前提として、上記構成について台座部にはクランプ部を備えたことにより、上記いずれかの考案の作用効果を生ずる上に、台座部の不慮のずれが確実に防止できるから、より溶接品質の安定化を実現できる。
また、上記いずれかの考案の構成を前提として、溶接ガン本体内にポテンショメータを備えることで、上記作用効果を奏する上に、より様々な箇所の溶接において、ポテンショメータによる抵抗値の計測を行うことで、第一電極ビット・第二電極ビット間の最適な距離を確保できる。また、台座部にクランプ部を備えた構成とともにポテンショメータを備えた構成とすることで、第一電極ビット・第二電極ビット間の最適な距離を安定的に保持でき、更なる溶接品質の安定化を実現できる。
本考案の実施例に係るポータブルスポット溶接ガンにおける溶接ガン本体とスライドガイド部とを分離した状態を示す右側面図である。 本考案の実施例に係る溶接ガンの一部断面とした説明図である。 本考案の実施例に係る溶接ガンにおける本体筒部と台座部との関係を示す説明図であって(a)本体筒部と台座部とを分離した状態を示す説明図、(b)本体筒部と台座部を組み合わせた状態を示す説明図である。 本考案の実施例に係る溶接ガンにおける操作レバーを省略した台座部を示す(a)正面図、(b)背面図、(c)右側面図、(d)平面図、(e)A−A断面図である。
以下に本考案の実施例に係るポータブルスポット溶接ガンを説明する。尚、本考案は以下に示す実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の範囲において、種々の変形、設計変更等が含まれる。
本考案の実施例に係るポータブルスポット溶接ガンは、図示されない溶接機本体と当該溶接機本体に接続され、電力及びエアを供給される溶接ガンGを備えるものである。溶接機本体には、制御回路が含まれており、溶接機本体におけるタイマーやセンサー等、各機器類の制御が可能である。
本考案の実施例に係る溶接ガンGは、図1及び図2に示すように、溶接ガン本体1と、アーム部2と、当該溶接ガン本体1の上部においてアーム部2を保持する台座部3を備える。
溶接ガン本体1は、筒状の本体筒部11とその前端側に設けられる前側フランジ10と、後端側に設けられる後側フランジ12とを有する。本体筒部11の前方及び後方には雌螺子を設けてある。前記前側フランジ10及び後側フランジ12は夫々雄螺子を設けてある。
当該雄螺子及び雌螺子を螺合させることで溶接ガン本体1が構成される。
また、前記前側フランジ10は、ピストンPが摺動する貫通穴101及びシール100を中央に備える。
また、前記後側フランジ12には、その後面120の中央に貫通穴121、他の位置に雌螺子穴形成部122が穿設してある。
当該雌螺子穴形成部122にはエアホースナット13を外側(後方側)から螺合するための雌螺子と、ポテンショメータ7へリード線4を案内する案内路124を有する。前記エアホースナット13はエアホース9との接続を行うためのものである。
前記ピストンPのセンタには絶縁板18を介してビットホルダー14と該ビットホルダー14に保持される第一電極ビット15を備える。第一電極ビット15はビットホルダー14を介して電力ケーブル16と電気的に接続されている。
当該溶接ガン本体1の内部後端側の軸中心位置にアルミ製のケース7aに格納されたポテンショメータ7を備えている。該ポテンショメータ7のケース7aの外周位置にピストンPが配置される。前記ケース7aは、後側フランジ12の後方から固定ボルト123を貫通し、当該ケース7aと当該固定ボルト123とを螺合することで固定されている。ポテンショメータ7はケース7a内において図示されない螺子で固定してある。
前記ポテンショメータ7は本体部7bと該本体部7bの先端側に検出手段であるセンサーロッド70を備えている。センサーロッド70はケース7aから前方へ突出している。
該センサーロッド70の先端部は、ピストンPの凹部内に固定されている。また、センターロッド70はコイルスプリング72を挿通した構成としてある。当該コイルスプリング72は、ポテンショメータ7のケース7aの前端面に対してその後端が当接し、前端はセンサーロッド70の側面に固定されている。このため当該構成によって、センサーロッド70は前方、即ちピストンPの内部の前記凹部に対して押圧された状態が保持されている。
またケース7a内には、当該センサーロッド70を周囲から囲む環状のシール部材71を設けてある
そして、図3に示すように、溶接ガン本体1の本体筒部11の上部には、スライドガイド部110を有する。
スライドガイド部110は台座部3と接続するための部分である。当該スライドガイド部110は、当該溶接ガン本体1の上面11aの左右において、前方から後方へ連続する起立枠110aの上端から内側へ向けて鍔状のガイド枠110bを連続形成した構成である。
当該スライドガイド部110の後端位置には、図2に示すように駆動用螺子軸5の後退を規制するリアストッパ111を備える。リアストッパ111は中央に貫通穴111aを有している。
アーム部2は、先端側が下方へ屈曲され、その先端部には溶接ガン本体1に向けて取着される第二電極ビット20を備える。アーム部2の基端側から先端側に亘る側面には凹部22を有している。当該凹部22に電力ケーブル21を沿わせ、当該電力ケーブル21の一端を前記第二電極ビット20に接続させた構成としている。またアーム部2の基端には、台座部3と接続するための位置決め用切欠部24a、24bを有する。
台座部3は、前記溶接ガンGのスライドガイド部110、及び、アーム部2の基端と接続されるものであり、スライドガイド部110との相対的な位置を変更することで、アーム部2の位置を大きく変更可能とするためのものである。
本実施例に係る台座部3は、アーム2と接続するための接続部3aと、駆動用螺子軸5と、該駆動用螺子軸5と対応する玉軸受部30と、前記スライドガイド部110と摺動するガイド部を備える。
前記接続部30は、左右に対向して配置される側壁部31(左側壁部31a及び右側壁部31b)と該側壁部31の概ね中央から後端側にかけて当該側壁部31を一体としてブロック状に形成される接続部本体32とを一体として備える。
前記接続部本体32の下方前面中央から後面へと貫通するボール軸穴(前記玉軸受部30)を備える。
また当該接続部本体32の後面側部から側壁部の前方へ向けて水平にガイド溝34を備える。
前記左側壁部31a及び右側壁部31bの前方位置及び中央位置の夫々対向する面には軸穴を備えており、当該前方位置間及び中央位置間において、アーム部2を保持するための第一軸部35及び第二軸部36が架設される。前方位置となる第一軸部35は径方向断面視略半円輪郭を有し、当該第一軸部35の一端に設けた操作レバー37を回転させることで当該第一軸部35の回転操作が可能な構成としてある。
接続部本体32の上面から下方へ向けてクランプ部38を螺合してある。クランプ部38の上部に設けたクランプレバー380を回転させてクランプ部38を下方へ移動させ、溶接ガン本体1のスライドガイド部110の上面11aに強く当接させることによって、台座部3の前後方向の移動を不可能な状態として、当該台座部3を固定する構成である。
前記駆動用螺子軸5の後端は縮径した柱状部50を備える。柱状部50は溶接ガン本体1の後方側に形成したリアストッパ111の貫通穴111aを貫通し、その端部に摘み部39を設けたものとしている。
摘み部39は、右回転されることで台座部3を前方へ移動させる。また左回転されることで台座部3を後方へ移動させる。
前記リアストッパ111の貫通穴111aが縮径した柱状部50の貫通を許容するが当該貫通穴111aはリアストッパ111の最大径より小さく設定されているため、左回転をさせても駆動用螺子軸5の螺子部はリアストッパ111よりも後方へ移動することはなく、これによって摘み部39自体が後退しない構成となっている。
以上の構成を有する本考案に係るスポット溶接ガンの第一電極ビット15と第二電極ビット20を密着させ、その状態で通電することによって、ポテンショメータ7の基準抵抗値を得ることができる。
この際の台座部3の位置をクランプ部38によって固定することで、台座部3と固定されたアーム部2の基準位置を確定することができる。
次に当該第一電極ビット15と第二電極ビット20との間に被溶接物を挟み、所定の加圧を行い通電すると、ポテンショメータ7の抵抗値の差を示す数値(抵抗値)が得られる。当該抵抗値を用いて、図示されない溶接機の処理部において、これに応じて設定される被溶接物のである鋼板の枚数、加圧力と電流値、タイマーを用いた所定時間の条件を用いて、被溶接物の厚みに応じた適切な溶接を行える。
基準抵抗値を設定した後の具体的な溶接手順を説明する。先ず、ピストンPが後退した状態で作業を開始する。
エアホース9から溶接ガン本体1の後側フランジ12に接続されるエアホースナット8を通して溶接ガン本体1の圧縮室へエアを導入し、当該ピストンPを前方へ移動させるように加圧する。
当該エアの圧力により、第一電極ビット15及び第二電極ビット20間には、前記加圧によって得られた押圧力が印加され、安定した溶接が行われる。
当該溶接ガン本体1の側面に備えた前記エア供給口17から前記設定された動作設定に応じてエアを導入することによって、圧縮室及びエア供給穴17側を高圧として、ピストンPの位置を後退させ、初期位置へ復帰させることができる。
尚、本考案は、上記実施例においてエア配管内にリード線4を通したものを用いたが、本考案は当該構成に限定されるものではなく、リード線4をエア配管内に通すことなく配線する構成とすることもできる。
また本考案は、上記実施例においてピストンPをシングルタイプのピストンPとしたが、ダブルピストン機構等、複数のピストンを備えた溶接ガンに対して適用することもできる。
また本考案は、上記実施例においてポテンショメータ7を用いた溶接ガンとして例示したが、当該構成に限定されるものではなく、ポテンショメータ7の有無にかかわらず、構成することができる。
また、本考案は、上記実施例において操作部を摘み部として構成するものとしたが、本考案は当該構成に限定されるものではなく、回動軸から一定距離をもって回動可能となる操作部や、折り畳み機構を有する操作部等、操作部の形状、構造、組み合わせは種々の公知の適用可能な操作部を用いることができる。
G 溶接ガン
P ピストン
1 溶接ガン本体
10 前側フランジ
100 シール
101 貫通穴
11 本体筒部
11a 上面
110 スライドガイド部
110a 起立枠
110b ガイド枠
111 リアストッパ
111a 貫通穴
12 後側フランジ
120 後面
121 貫通穴
122 雌螺子穴形成部
123 固定ボルト
124 案内路(配線用通路)
13 エアホースナット
14 ビットホルダー
15 第一電極ビット
16 電力ケーブル
17 エア供給口(リターンエア)
18 絶縁板
2 アーム部
20 第二電極ビット
21 電力ケーブル
22 凹部
24a 位置決め用切欠部
24b 位置決め用切欠部
3 台座部
3a 接続部
30 玉軸受部
31 側壁部
31a 左側壁部
31b 右側壁部
32 接続部本体
34 ガイド溝
35 第一軸部
36 第二軸部
37 操作レバー
38 クランプ部
39 摘み部
4 リード線
5 駆動用螺子軸
50 柱状部
7 ポテンショメータ
7a ケース
70 センサーロッド
71 シール部材
72 コイルスプリング
9 エアホース

Claims (4)

  1. 溶接ガン本体と、該溶接ガン本体の外側面から前方に向けて配置されるアーム部と、前記溶接ガン本体に設けられる第一電極ビットと、アーム部の先端に設けられる第二電極ビットの相互に対向する一対の電極ビットを備え、電極を圧縮エアで加圧するエア加圧式のポータブルスポット溶接ガンにおいて、
    溶接ガン本体と前記アーム部との間に台座部を備え、
    溶接ガン本体には前記台座部の移動を案内するスライドガイド部を備え、
    前記台座部は、駆動用螺子軸と、該駆動用螺子軸に対応する玉軸受部と、前記スライドガイド部と摺動するガイド部を備え、
    前記駆動用螺子軸を回転させるための操作部であって、一定位置で回転可能となる操作部を備えたことを特徴とするポータブルスポット溶接ガン。
  2. 前記台座部は、前記駆動用螺子軸の後退を規制するリアストッパを備え、
    前記駆動用螺子軸の後端は縮径した柱状部を備え、該柱状部は前記リアストッパに形成した貫通穴を貫通しその後端に操作部を備えた構成としたポータブルスポット溶接ガン
  3. 台座部には当該台座部の位置を固定するためのクランプ部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のポータブルスポット溶接ガン。
  4. 溶接ガン本体内にポテンショメータを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のポータブルスポット溶接ガン。
JP2016005601U 2016-11-22 2016-11-22 ポータブルスポット溶接ガン Active JP3209159U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005601U JP3209159U (ja) 2016-11-22 2016-11-22 ポータブルスポット溶接ガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016005601U JP3209159U (ja) 2016-11-22 2016-11-22 ポータブルスポット溶接ガン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3209159U true JP3209159U (ja) 2017-03-09

Family

ID=58232514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016005601U Active JP3209159U (ja) 2016-11-22 2016-11-22 ポータブルスポット溶接ガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3209159U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111906435A (zh) * 2020-07-28 2020-11-10 郑明增 一种稳定性好的手持光纤激光切割机
CN115365824A (zh) * 2022-09-19 2022-11-22 淮阴工学院 旋耕刀杆的自动焊接生产线

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111906435A (zh) * 2020-07-28 2020-11-10 郑明增 一种稳定性好的手持光纤激光切割机
CN111906435B (zh) * 2020-07-28 2021-11-09 济南多维光电设备有限公司 一种稳定性好的手持光纤激光切割机
CN115365824A (zh) * 2022-09-19 2022-11-22 淮阴工学院 旋耕刀杆的自动焊接生产线
CN115365824B (zh) * 2022-09-19 2023-09-19 淮阴工学院 旋耕刀杆的自动焊接生产线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5346899B2 (ja) 水平型自動溶接装置
JP5032783B2 (ja) 抵抗スポット溶接機
JP3209159U (ja) ポータブルスポット溶接ガン
RU2741430C1 (ru) Сварочная головка для электрической сварки сопротивлением с электродами, расположенными с одной стороны
KR102315757B1 (ko) 와이어 송급 기구
KR20140102320A (ko) 전동 클램프 장치
JP2017209721A (ja) 水平型自動溶接装置
WO2015170512A1 (ja) 溶接ガン
KR101503015B1 (ko) 볼트 자동 조립 장치
JP2002086381A (ja) 産業用ロボットにおけるケーブル案内装置
JP5091203B2 (ja) Tig溶接装置
US20230050221A1 (en) Resistance Multi Purpose Welder Attachment
KR20150125369A (ko) 선박용접용 오토캐리지의 백래시 조정장치
KR101688783B1 (ko) 4면입체클램프 및 측방평면롤러를 구비한 밴딩장치
JP6101148B2 (ja) 抵抗溶接装置
JP5083643B2 (ja) 軸状部品をパイプ部材に溶接する溶接装置
US20220040778A1 (en) Welding devices
JP5570318B2 (ja) 溶接機のイコライズ装置
JP2020189321A (ja) 走行台車
CN209439639U (zh) 一种用于寻位跟踪的激光装置和一种工业机器人
CN107283081B (zh) 一种摆角可调的复合焊接组件
JP3885212B2 (ja) 溶接ユニット装置
JP6086990B2 (ja) 溶接ガン
JP2010030265A (ja) 印刷機におけるインキつぼ装置
KR200363627Y1 (ko) 용접기용 미니 케리저의 용접각도 조절장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3209159

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250