JP2007207551A - 非水電解液二次電池と、それを用いた電池パックと電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】非水電解液二次電池の放電カーブの形状を最適化することで、放電時の電池電圧の検出による残存容量検出機能の精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明では定電圧4.2V/定電流1C充電後の0.2C放電時の放電カーブを放電深度(DOD)0〜90%範囲において電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下とすることで、負荷電流が変化しやすい本体機器であっても信頼性の高い残存容量検出を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、一定の組成の正極活物質を用いた非水電解液二次電池が、電池電圧の検出による残容量検知機能に好適な放電カーブ形状を有し、非水電解液二次電池の残存容量を検出することができる回路を有する電池パック、および電子機器に関する。
近年、AV機器やパソコン等、電子機器のコードレス化やポータブル化に伴って、非水電解液を備える高エネルギー密度の非水電解液二次電池の代表であるリチウムイオン二次電池や、アルカリ電解質を備えるアルカリ蓄電池が採用されている。これら機器の高性能化、高機能化が進むのに伴い、電池には高容量かつ安全であることと同時に電池の残存容量が容易にわかることが望まれている。
例えば、携帯電話の場合、従来は通話機能のみであったが、近年のエレクトロニクスの進化によりインターネット機能、カメラ機能、音楽機能、テレビ機能など様々なアプリケーションが搭載されるようになってきた。各アプリケーションは負荷電流が異なるため、従来の通話機能のみの携帯電話の場合に比べ、電池の残存容量が推測でき難くなってきており、電池の残存容量に関する情報の重要性が高まっている。
そのような中、特開2001−176511公報では高容量で長寿命のリチウム二次電池の構成として、正極活物質がLiCoO2を基本骨格としこれにGe、Tiなどの元素を1種類固溶させ、0.2放電で放電深度(DOD)75〜95%の電圧の傾きが−0.02V/10%DOD以上であることが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、この発明は確かに高容量、長寿命に効果があるが、前述したような本体機器の負荷電流が大きく変化する場合には、電圧による電池の残存容量を検知することが難しくなり、使い勝手の良い電池とは言い難かった。
特開2001−176511号公報
このように前記従来の非水電解液二次電池では、正極活物質はLiCoO2をベースとし、これにGe、Tiなどを少なくとも1種類以上固溶させることでサイクル特性の良化を図っている。こうすることにより、放電電圧の低下を抑制し、高電力容量の要求を満たすことができる。しかし、放電に伴う電池電圧の変化が小さく、電池電圧で残容量を検知する場合は難しいという課題があった。
本発明はこれらの課題を解決するもので、高容量を維持しつつ残存容量を検知しやすい非水電解液二次電池を提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の非水電解液二次電池は、正極、負極、隔離膜および非水電解液からなり、正極活物質は一般式LixNi(1-y-z)Coyz2(xは充放電で変化する変数であり、0<x<1.1、0<y≦0.5、0≦z<0.5、Mは、Al、Mn、Mg、Ca、Fe、Ti、Zn、Sr、Ba、Zr、Y、B、およびTaからなる群から選ばれる少なくとも1種類の元素)で表され、室温で定電圧4.2V/定電流1C充電後の0.2C放電時の放電カーブが、放電深度(DOD)0〜90%範囲で電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下であることを特徴とする。
本発明によると定電圧4.2V/定電流1C充電後の0.2C放電時の放電カーブを放電深度(DOD)0〜90%範囲で電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下とすることで、負荷電流が変化し易い電子機器でも容易に電池電圧を検知して電池の残存容量検出が可能となる。
本発明の実施の形態における非水電解液二次電池は、正極、負極、隔離膜および非水電
解液からなり、室温で定電圧4.2V/定電流1C充電後の0.2C放電時の放電カーブが、放電深度(DOD)0〜90%範囲で電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下である。
従来の電池を放電した場合も放電に伴い放電電圧が低下する。しかし、電子機器によっては電池電圧を検出して電池の残存容量を算出するのに十分な放電電圧変化ではない。それに対し本発明の電池は、残存容量を検出するための電圧を検知する回路部品の精度、コスト、サイズを加味して放電電圧の変化を最適化したものである。また、意図的に正極活物質の組成を限定することにより、このような放電電圧並びに安全性・サイクル特性などその他電池として重要な性能を達成するようにしたものである。これは発明者らが誠心誠意研究を重ねた結果見出したものである。
なお、放電深度(DOD)とは、2.5Vまで放電した時の放電容量(mAh)を100%として計算した放電割合のことである。
また、放電深度(DOD)0〜90%範囲での電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下とは、放電深度(DOD)0%と90%における電圧値を直線で結んだ時の傾きが−0.08V/(10%DOD)となることを意味している。
本発明の好ましい実施の形態における非水電解液二次電池は、正極活物質が一般式LixNi(1-y-z)Coyz2(xは充放電で変化する変数であり、0<x<1.1、0<y≦0.5、0≦z<0.5、Mは、Al、Mn、Mg、Ca、Fe、Ti、Zn、Sr、Ba、Zr、Y、B、およびTaからなる群から選ばれる少なくとも1種類の元素)であることが好ましい。
上述した本発明の非水電解液二次電池を用いて、電池パックに内蔵された回路が電池の残在容量の検出をするものである。または電子機器に内蔵された回路が電池の残存容量の検出をするものである。
その方式としては、予め電池電圧と電池容量の関係が求められており、電池電圧を測定することによって残存容量を算出するものである。その機能は電池パックに内蔵されていても機器本体に内蔵されていてもどちらでもよい。
本発明の非水電解液二次電池は、正極と負極とを、隔離膜を介して渦巻き状に捲回した電極群を備えている。電極群は、非水電解液と共に、所定形状の電池ケースに収容される。電池ケースの形状は特に限定されないが、円筒状や角形が一般的である。電池ケースが円筒状である場合には、電極群は円柱状に形成される。電池ケースが角形である場合には、電極群は横断面が略楕円状になるように形成される。
正極は、正極合剤層とこれを担持する正極集電体とを含む。正極集電体には、帯状の金属箔、例えばアルミニウム箔などが好ましく用いられる。正極合剤層は、正極集電体の両
面に担持させる。ただし、正極集電体の一部は、リード接続部もしくは集電部を形成する。リード接続部や集電部には、正極合剤層が形成されておらず、集電体が露出している。電池の小型化や軽量化の観点から、集電体の厚さは5〜25μmが一般的である。正極合剤層は、正極活物質と、結着剤とを含む。また、正極合剤層は、正極活物質および結着剤以外の成分、例えば導電材等を含むこともできる。
正極の導電材は、正極材料の充放電電位において、化学変化を起こさない電子伝導性材料であれば何でもよい。例えば、天然黒鉛(鱗片状黒鉛など)、人造黒鉛などのグラファイト類、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、およびサーマルブラック等のカ−ボンブラック類、炭素繊維、金属繊維などの導電性繊維類、フッ化カーボン、アルミニウム等の金属粉末類、酸化亜鉛、チタン酸カリウムなどの導電性ウィスカー類、および酸化チタンなどの導電性金属酸化物あるいはポリフェニレン誘導体などの有機導電性材料などを単独又はこれらの混合物として含ませることができる。これらの導電材のなかで、人造黒鉛、アセチレンブラックが特に好ましい。導電材の添加量は、特に限定されないが、正極材料に対して1〜50重量%が好ましく、特に、1〜30重量%が好ましい。カーボンやグラファイトの場合は2〜15重量%が特に好ましい。
正極の結着剤は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれであってもよい。好ましい材料はポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が挙げられる。
負極板と正極板の構成は、少なくとも正極合剤面の対向面に負極合剤面が存在していることが好ましい。
負極活物質は、主成分が黒鉛材料、難黒鉛化性炭素質材料、合金や金属化合物などが挙げられ、これらを単独もしくは2種以上を混合して用いることができる。前記合金は、ケイ素、スズ、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム、チタン、およびニッケルよりなる群から選択される少なくとも一種の元素からなるのが好ましい。また、前記金属化合物はケイ素、スズ、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム、チタン、およびニッケルの酸化物や炭化物よりなる群から選択される少なくとも一種である。負極活物質の平均粒径は、特に限定されないが、1〜30μmが好ましい。
負極には特性改善のために導電材を用いることもでき、電子伝導性材料であれば何でもよい。例えば、天然黒鉛(鱗片状黒鉛など)、人造黒鉛、および膨張黒鉛などのグラファイト類、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック、およびサーマルブラック等のカ−ボンブラック類、炭素繊維、金属繊維などの導電性繊維類、銅、ニッケル等の金属粉末類およびポリフェニレン誘導体などの有機導電性材料などを単独又はこれらの混合物として含ませることができる。これらの導電材のなかで、人造黒鉛、アセチレンブラック、および炭素繊維が特に好ましい。導電材の添加量は、特に限定されないが、負極活物質に対して1〜30重量%が好ましく、特に1〜10重量%が好ましい。
負極の結着剤は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれであっても良く、好ましい結着剤は、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン−アクリル酸共重合体または前記材料の(Na+)イオン架橋体、エチレン−メタクリル酸共重合体または前記材料の(Na+)イオン架橋体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体または前記材料の(Na+)イオン架橋体、およびエチレン−メタクリル酸メチル共重合体または前記材料の(Na+)イオン架橋体の単独又は混合物を挙げることができる。
負極の集電体は、電池の充放電反応において安定な電子伝導体であれば何でも良く、銅
、チタンなどを用いることができる。厚みは、特に限定されないが、5〜25μmのものが用いられる。
隔離膜は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの有機微多孔膜あるいは、無機微多孔膜を用いてもよい。有機微多孔膜の厚さは10〜40μmが好ましい。無機微多孔膜は、例えば、アルミナやシリカなどの無機フィラーと、無機フィラーを結着させるための有機系バインダーを結着剤として混合した膜である。無機微多孔膜は正極と負極との間に介在していればよい。正極と負極との間に無機微多孔膜を介在させる方法として、正極の表面に無機微多孔膜を形成させたり、負極の表面に無機微多孔膜を形成させてもよく、両極の表面に無機微多孔膜を形成させてもよい。無機微多孔膜の厚さは1〜20μmが好ましい。また、無機微多孔膜と有機微多孔膜との両方を用いてもよい。無機微多孔膜と有機微多孔膜の両方を用いた場合の無機微多孔膜の厚みは、1〜10μmが好ましい。
非水電解液は、特に限定されず、従来から非水電解液二次電池に用いられている非水電解液を用いてもよい。一般的には、非水電解質塩を溶解した非水溶媒からなる非水電解液が好ましい。非水電解質塩としては、例えば、六フッ化リン酸リチウム(以下、LiPF6と略す)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)などが用いられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。
非水溶媒としては、エチレンカーボネート(以下、ECと略す)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(以下、DECと略す)、およびエチルメチルカーボネート(以下、EMCと略す)などが用いられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。
非水電解液には、過充電に対する耐性を高める添加剤を含ませてもよい。添加剤には、フェニル基およびそれに隣接する環状化合物基からなるベンゼン誘導体を用いることが好ましい。このようなベンゼン誘導体として、ビフェニル、シクロヘキシルベンゼン、ジフェニルエーテル、およびフェニルラクトンなどが挙げられる。
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施形態として非水電解液二次電池の概略縦断面図である。
極板群は、帯状の正極2と帯状の負極3とを、隔離膜として厚さ16μmの微多孔性ポリエチレン樹脂製セパレータ4を介して、渦巻き状に捲回して作製されている。このような極板群は有底電池ケース5に挿入されている。有底電地ケース5に挿入した極板群には非水電解液が注入されている。正極2に正極リードを溶接により接続され、負極3に負極リードを溶接により接続されている。極板群の上端部には上部絶縁板が配置され、これらには非水電解液が注入されている。有底電池ケース5の開口部と封口板6は、レーザーを用いて封口されている。このようにして厚み5.2mm、幅34mm、高さ50mmの非水電解液二次電池を作製する。
負極は以下のように作製する。まず、平均粒径が約20μmになるように粉砕、分級した鱗片状黒鉛と結着剤のスチレン/ブタジエンゴム3重量部を混合した後、黒鉛に対しカルボキシメチルセルロースが1%となるようにカルボキシメチルセルロ−ス水溶液を加え、撹拌混合しペースト状負極合剤とする。厚さ10μmの銅箔を集電体とし、その両面にペースト状の負極合剤を塗布し、乾燥後、圧延ローラーを用いて圧延を行い、所定寸法に
裁断して負極板とする。
そして、厚さ16μmの微多孔性ポリエチレン樹脂製セパレータ4を介して、以下で述べる作製方法により作製した帯状の正極と上述のように作製した帯状の負極とを渦巻き状に捲回する。
非水電解液は以下のようにして調整する。体積比がEC:EMC:DEC=3:5:2の非水溶媒に、非水電解質塩としてLiPF6を1mol/Lの濃度になるように調整する。
(実施例1)
正活物質にはLiNi0.8Co0.15Al0.052を用いた。
この正極活物質100重量部に、導電材としてアセチレンブラック3重量部、結着剤としてポリフッ化ビニリデンが5重量部になるようにポリフッ化ビニリデンのN−メチルピロリジノン溶液を調整し、撹拌混合してペースト状正極合剤を得た。次に、集電体として厚さ15μmのアルミニウム箔の両面にペースト状正極合剤を塗布し、乾燥後、圧延ローラーで圧延を行い、所定寸法に裁断して正極板とした。このようにして作製した電池を電池Aとした。
(比較例1)
正極活物質にLiCoO2のみを使用した以外は本発明の実施例1と同様にして電池を作製し、電池Bとした。
(実施例2)
また正極活物質に一般式LixNi(1-y-z)Coyz2に基づき、MをAl、Z=0.05と一定として種々のNiとCoの比率の粉末を作製した。これらの粉末を用いて実施例1と同様な方法で電池を作製した。これら電池を実施例の電池C、D、E、およびFとした。
このようにして作製した電池A、Bを室温で定電圧4.2V/定電流1C充電を行い、その後電流値0.2Cで放電した時の放電カーブを図2に示す。
図2の結果から、電池Aは、電池Bに対して明らかに放電時の電圧変化が大きく、より正確に電圧を検出することが可能である。つまり放電深度(DOD)に対する放電電圧の変化としては0〜90%範囲で電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下であることで、本実施例では0.2C放電での放電カーブを例に挙げたが、負荷電流(放電電流値)の変化が大きな場合でも正確に電圧を検知し、残存容量の検出が可能である。
また電池C、D、E、およびFについて同様な方法で定電圧4.2V/定電流1C充電を行い、その後電流値0.2Cで放電した時の放電カーブからDOD=0〜90%範囲の電圧の傾きを求めた結果を表1に示す。Co比率が高くなるにつれて電圧の傾きの絶対値が小さくなる。すなわち放電電圧の変化が小さくなり、電圧を検出して残存容量を検知することが難しくなる。
なお、0〜90%範囲における電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下は、残存容量を検出するための電圧を検知する回路部品の精度、コスト、サイズの面で優れている。さらに正極活物質はCo比率よりNi比率が高い方が電池容量が大きく、コストも安くなる。以上のことを考慮し得られた値、つまり0〜90%範囲における電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下である。
本発明によれば、非水電解液二次電池は残存容量を検出しやすい電池であり、この非水電解液二次電池を有する電池パックは有用である。携帯電話、ノートパソコン、デジタルスチルカメラ、ビデオムービー、オーディオプレーヤー、および電動工具などに代表される電子機器に対して、残存容量の検出し易いものとして有用である。
本発明の一実施の形態における非水電解液二次電池の概略縦断面図 室温で定電圧4.2V/定電流1C充電後の0.2C放電時の放電カーブを示す図
符号の説明
1 角形電池
2 正極
3 負極
4 微多孔性ポリエチレン樹脂製セパレータ
5 有底電池ケース
6 封口板


Claims (4)

  1. 正極、負極、隔離膜および非水電解液からなる非水電解液二次電池において、
    室温で定電圧4.2V/定電流1C充電後の0.2C放電時の放電カーブが、放電深度(DOD)0〜90%範囲で電圧の傾き−0.08V/(10%DOD)以下である非水電解液二次電池。
  2. 前記正極の活物質が、一般式LixNi(1-y-z)Coyz2(xは充放電で変化する変数であり、0<x<1.1、0<y≦0.5、0≦z<0.5、Mは、Al、Mn、Mg、Ca、Fe、Ti、Zn、Sr、Ba、Zr、Y、B、およびTaからなる群から選ばれる少なくとも1種類の元素)で表される請求項1記載の非水電解液二次電池。
  3. 請求項1または2に記載の非水電解液二次電池を用いて、前記非水電解液二次電池の残在容量の検出をすることができる回路を有する非水電解液二次電池用の電池パック。
  4. 請求項1または2に記載の非水電解液二次電池を用いて、前記非水電解液二次電池の残存容量の検出をすることができる回路を有する電子機器。


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