JP2007203127A - 生ごみの乾燥処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単でしかも乾燥効率が高く、また排気管からの臭気の逆流の問題も生じることのない、生ごみの乾燥処理装置を提供する。
【解決手段】 生ごみの乾燥処理装置24において、外容器としての排水容器26に排出口30と給気口35とを設けて、排出口30に排水管32を、給気口35に給気管36を接続するとともに、側壁の上部に排気口40を設けて排気管42を接続する。また内容器28には底部28Aと側壁下部に排水通孔50と52とを、側壁の上部に通気孔54を設ける。そして内容器28を、通気孔54を排気口40に連通させて、給気口35からの乾燥用空気を内容器28内部を下から上に通過させて排気口40から排出させる下降位置と、側壁にて排気口40を閉鎖する上昇位置との間で上下移動可能となす。
【選択図】 図2
【解決手段】 生ごみの乾燥処理装置24において、外容器としての排水容器26に排出口30と給気口35とを設けて、排出口30に排水管32を、給気口35に給気管36を接続するとともに、側壁の上部に排気口40を設けて排気管42を接続する。また内容器28には底部28Aと側壁下部に排水通孔50と52とを、側壁の上部に通気孔54を設ける。そして内容器28を、通気孔54を排気口40に連通させて、給気口35からの乾燥用空気を内容器28内部を下から上に通過させて排気口40から排出させる下降位置と、側壁にて排気口40を閉鎖する上昇位置との間で上下移動可能となす。
【選択図】 図2
Description
この発明はキッチンのシンクの底部の排水口を通じて投入された生ごみを処理する装置に関し、詳しくは生ごみを粉砕せずに乾燥処理する装置に関する。
従来より、キッチンで発生した生ごみを処理するための生ごみの処理装置として各種のものが提案されている。
ハンマーミル式のディスポーザと称される生ごみの処理装置はその代表的なものであって、このディスポーザはキッチンのシンクの下側且つキャビネット内部に設けられ、投入された生ごみを給水下でハンマーによりすり潰して微粉砕し、そしてその粉砕物を排水とともに排出口から排出する。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4にこのようなディスポーザが開示されている。
ハンマーミル式のディスポーザと称される生ごみの処理装置はその代表的なものであって、このディスポーザはキッチンのシンクの下側且つキャビネット内部に設けられ、投入された生ごみを給水下でハンマーによりすり潰して微粉砕し、そしてその粉砕物を排水とともに排出口から排出する。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4にこのようなディスポーザが開示されている。
しかしながらこの生ごみの処理装置としてのディスポーザの場合、生ごみを微粉砕して排水とともに排出するため、その排水から生ごみの粉砕物を分離するための固液分離のための装置が大がかりなものとなり、また必ずしも十分に生ごみの粉砕物を排水から分離できず、排水が生ごみの粉砕物で汚れてしまって、これをそのまま放流すると水質を悪化させるといった問題がある。
一方このような固液分離によらないで、生ごみの粉砕物を含む排水を生物処理槽(排水処理槽)で処理し、浄化するといったことも行われている。
しかしながらその生物処理槽は装置価格が高いとともに、これを地中に埋設するための工事費用がかかり、またその他に生物処理槽の設置場所を確保することが必要であるとともに、その後においても汚泥の引抜き等のメンテナンスにコストがかかるといった問題がある。
しかしながらその生物処理槽は装置価格が高いとともに、これを地中に埋設するための工事費用がかかり、またその他に生物処理槽の設置場所を確保することが必要であるとともに、その後においても汚泥の引抜き等のメンテナンスにコストがかかるといった問題がある。
他方、キッチンで生じた生ごみを微粉砕しないで粗切り状態に切断(破砕)し処理する生ごみの処理装置も提案されている。
このように生ごみを粗切りして処理するようにすれば、微粉砕の際の押し潰しや磨り潰し等によって生じた生ごみ汁が排水に溶け込んで排水を汚してしまったりする問題を改善でき、また排水から生ごみを容易に固液分離することが可能である。
このように生ごみを粗切りして処理するようにすれば、微粉砕の際の押し潰しや磨り潰し等によって生じた生ごみ汁が排水に溶け込んで排水を汚してしまったりする問題を改善でき、また排水から生ごみを容易に固液分離することが可能である。
しかしながら何れにしてもこの種の生ごみの処理装置の場合、シンクの排水口を通じて投入された生ごみを破砕機構を用いて破砕するものであるために複雑な機構や装置が必要であり、全体としての設備が大掛りとなり且つ高コストとなる問題が避けられない。
一方、シンク底部の排水口から投入された生ごみを破砕しないで乾燥して処理する装置も各種提案されている。
例えば下記特許文献5,特許文献6,特許文献7等にこの種の生ごみの乾燥処理装置が開示されている。
このように生ごみを破砕しないで乾燥するだけであっても、乾燥生ごみを通常のごみと同様に扱うことが可能となり、キッチン内に生ごみが存在することによる各種の問題を解決することが可能である。
しかしながら従来提案されているこの種の生ごみの乾燥処理装置は、依然として構造が複雑なものであり、また生ごみの乾燥効率や排気管からの臭気の逆流の点でなお問題のあるものである。
例えば下記特許文献5,特許文献6,特許文献7等にこの種の生ごみの乾燥処理装置が開示されている。
このように生ごみを破砕しないで乾燥するだけであっても、乾燥生ごみを通常のごみと同様に扱うことが可能となり、キッチン内に生ごみが存在することによる各種の問題を解決することが可能である。
しかしながら従来提案されているこの種の生ごみの乾燥処理装置は、依然として構造が複雑なものであり、また生ごみの乾燥効率や排気管からの臭気の逆流の点でなお問題のあるものである。
本発明は以上のような事情を背景とし、構造が簡単でしかも乾燥効率が高く、また排気管からの臭気の逆流の問題も生じることのない生ごみの乾燥処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、キッチンのシンクの下側に配設され、該シンクの排水口より投入された生ごみを乾燥処理する生ごみの乾燥処理装置であって、(イ)上端部の開口部を該シンクの底部の排水口に合致させる状態に該シンクの底部に連結された外容器としての排水容器と、(ロ)該排水容器の内部に上下方向に脱着可能に納められた内容器と、(ハ)該内容器の上端部の開口部を開閉する蓋と、(ニ)該排水容器内の排水を排出する排水管と、(ホ)生ごみ乾燥用空気を該排水容器内に供給する給気管と、(ヘ)該乾燥用空気を該給気管を通じて強制給気する給気手段と、(ト)該排水容器からの排気を排出する排気管と、を有しており、前記排水容器の下部には排水の排出口が設けられていて該排出口に前記排水管が接続されているとともに、該排水容器の下部の該排出口とは異なる位置に又は該排水管のトラップ部より上流側に該排水容器に連通する状態で給気口が設けられていて該給気口に前記給気管が接続されており、更に該排水容器の側壁の上部には排気口が設けられていて該排気口に前記排気管が接続されており、また前記内容器には底部に排水通孔が、側壁の上部には通気孔が設けられており、更に該内容器は、前記底部を前記給気口より上側に位置させて該給気口を開放状態にするとともに、前記通気孔を前記排気口に連通させて、該給気口から供給された乾燥用空気を該内容器内部を通過して該排気口から排出させる下降位置と、該給気口及び排出口を開放状態に維持しつつ前記通気孔を前記排気口より上側に位置させて、前記内容器における前記側壁の該通気孔より下側の部分で該排気口を閉鎖する上昇位置との間で上下移動可能とされているとともに、位置保持手段にて該下降位置と上昇位置とに位置保持されるように成してあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記内容器には、前記通気孔より下側位置且つ外周面にリング状凸部が設けられており、前記下降位置において該リング状凸部が前記排水容器の内周面に接触して、該内容器の外周面と該排水容器の内周面との間をシールするシール部を成していることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項2において、前記リング状凸部は掛止部も兼ねていて、前記内容器の上昇位置において該リング状凸部が前記排水容器に設けられた被掛止部に掛止することで該内容器が該上昇位置に保持されるように成してあり、該リング状凸部と該排水容器の被掛止部とが、該内容器を該上昇位置に位置保持する位置保持手段を構成していることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、前記被掛止部は前記排水容器の内周面に沿って環状に設けられており、前記内容器の前記上昇位置において前記リング状凸部が該被掛止部に全周に亘り接触することで、前記排気口の上側位置で該内容器の外周面と該排水容器の内周面との間をシールするシール部を成していることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項3において、前記内容器の上端部には全周に亘り外向きのフランジ部が設けられていて、該フランジ部が該内容器の前記下降位置において前記被掛止部に掛止することで該内容器が下降位置に位置保持されるように成してあり、該フランジ部と該被掛止部とが該内容器を下降位置に位置保持する位置保持手段を構成していることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項5において、前記被掛止部は前記排水容器の内周面に沿って環状に設けられており、該内容器の前記下降位置において該フランジ部が該被掛止部に全周に亘り接触することで、前記排気口の上側位置で該内容器の外周面と前記排水容器の内周面との間をシールするシール部を成していることを特徴とする。
請求項7のものは、請求項1〜6の何れかにおいて、前記排水容器には前記蓋にて閉鎖される前記内容器の前記開口部より上側且つ周囲に環状水路が設けられており、該蓋をセットした状態の下で前記シンクからの排水を該環状水路を通じて前記内容器をバイパスして外部に排出可能となしてあることを特徴とする。
請求項8のものは、請求項1〜7の何れかにおいて、前記排水容器の外周側には前記給気管が複数巻きに巻かれているとともに、該給気管に沿って線状ヒータが複数巻きに巻かれており、該給気管内で該ヒータにより加温された空気が前記排水容器内部に供給されるようになしてあることを特徴とする。
請求項9のものは、請求項8において、前記複数巻きに巻かれた給気管及び線状ヒータの更に外周側には、断熱材で形成したケーシングが設けられており、該ケーシングにてそれら複数巻きに巻かれた給気管及びヒータの巻回部分が囲われていることを特徴とする。
請求項10のものは、請求項1〜9の何れかにおいて、前記内容器の底部と前記排水容器の底部との間に、該内容器を上向きに付勢するばねが設けてあることを特徴とする。
以上のように本発明は、外容器としての排水容器の内部に内容器を納めて、その内容器を下降位置と上昇位置とに位置保持させるようになしたものである。
而して内容器は、下降位置に保持されているときには、内容器の上部の通気孔が外容器としての排水容器の排気口に連通した状態にあり、従って内容器の内部に生ごみを収容し且つその上端部の開口部を蓋にて閉鎖した状態で、給気管を通じ外容器である排水容器の下部又は排水管のトラップより上流側に設けられた給気口に乾燥用空気を供給すると、供給された乾燥用空気が内容器の底部の排水通孔を通じて内容器内部に流れ込み、更に内容器を上向きに通過して、内容器の上部の通気孔及び排水容器の上部の排気口、更に排気管を通じて外部に排気される。
そして内容器の内部を乾燥用空気が下から上に通過する過程で、内容器の内部に収容されている生ごみが乾燥処理される。
このように本発明では乾燥用空気が内容器の内部を下から上に向って流れ通過するため、内容器の下部に溜まった生ごみに対して乾燥用空気が効率的に当ることとなり、生ごみに対する乾燥効率が高い特徴を有する。
而して内容器は、下降位置に保持されているときには、内容器の上部の通気孔が外容器としての排水容器の排気口に連通した状態にあり、従って内容器の内部に生ごみを収容し且つその上端部の開口部を蓋にて閉鎖した状態で、給気管を通じ外容器である排水容器の下部又は排水管のトラップより上流側に設けられた給気口に乾燥用空気を供給すると、供給された乾燥用空気が内容器の底部の排水通孔を通じて内容器内部に流れ込み、更に内容器を上向きに通過して、内容器の上部の通気孔及び排水容器の上部の排気口、更に排気管を通じて外部に排気される。
そして内容器の内部を乾燥用空気が下から上に通過する過程で、内容器の内部に収容されている生ごみが乾燥処理される。
このように本発明では乾燥用空気が内容器の内部を下から上に向って流れ通過するため、内容器の下部に溜まった生ごみに対して乾燥用空気が効率的に当ることとなり、生ごみに対する乾燥効率が高い特徴を有する。
一方内容器を外容器である排水容器内で上昇位置に保持した状態では、排水容器の排気口が内容器の側壁にて閉鎖された状態となり、排気管からの臭気が内容器の内部を通ってシンク上方に逆流するのが有効に防止される。
即ちこのとき、内容器は排気口を閉鎖する弁体としての働きもなし、生ごみの乾燥処理を行っていない通常時においては、かかる内容器の弁体としての働きにより、臭気の逆流が自動的に阻止される。
従って本発明によれば、通常時において排気管からの臭気の逆流を防止するための別途の弁装置を省略することができ、装置の構成を単純化することができる。
即ちこのとき、内容器は排気口を閉鎖する弁体としての働きもなし、生ごみの乾燥処理を行っていない通常時においては、かかる内容器の弁体としての働きにより、臭気の逆流が自動的に阻止される。
従って本発明によれば、通常時において排気管からの臭気の逆流を防止するための別途の弁装置を省略することができ、装置の構成を単純化することができる。
また内容器を上昇位置に保持した状態とすることで、かかる内容器を、通常シンクに設置されている水切り用の網篭と同様に用いることができる。即ちキッチンで生じた生ごみを、この内容器に投入してそこに貯めておくことができる。
このとき内容器内部に生ごみとともに入り込んだ水は、内容器底部の排水通孔を通じて外容器としての排水容器内部に流出し、更に排水容器下部の排出口から排水管を通じて外部へと良好に排出される。
このとき内容器内部に生ごみとともに入り込んだ水は、内容器底部の排水通孔を通じて外容器としての排水容器内部に流出し、更に排水容器下部の排出口から排水管を通じて外部へと良好に排出される。
請求項2は、内容器の上記通気孔より下側位置且つ外周面にリング状凸部を設け、内容器の下降位置においてこのリング状凸部を排水容器の内周面に接触させて、内容器の外周面と排水容器の内周面との間を、このリング状凸部にてシールするようになしたもので、この請求項2によれば、給気管及び給気口を通じて排水容器内に供給された乾燥用空気が、内容器の外周面と排水容器の内周面との間の隙間を通じて排気口から排気管に流出すること、即ち内容器をバイパスして排気口から逃げてしまうのを良好に防止することができ、給気口から供給された乾燥用空気の全体を内容器内を通過させ得て、生ごみに対する乾燥効率をより高めることができる。
この場合においてリング状凸部に掛止部も兼用させ、内容器の上昇位置において、このリング状凸部を排水容器に設けた被掛止部に掛止することで内容器を上昇位置に保持させ、かかるリング状凸部と排水容器の被掛止部とで、内容器を上昇位置に位置保持する位置保持手段を構成せしめることができる(請求項3)。
尚、この請求項3においてはリング状凸部の外径を、排水容器の内径よりもわずかに大きくしておくことが望ましい。
この請求項3によれば、リング状凸部が位置保持手段の一部を兼ねていることから、装置構成をより単純化することができる。
尚、この請求項3においてはリング状凸部の外径を、排水容器の内径よりもわずかに大きくしておくことが望ましい。
この請求項3によれば、リング状凸部が位置保持手段の一部を兼ねていることから、装置構成をより単純化することができる。
更にこの場合において上記の被掛止部を、排水容器の内周面に沿って環状に設けておき、内容器の上昇位置においてリング状凸部をこの被掛止部に全周に亘り接触させることで、排気口の上側位置で内容器の外周面と排水容器の内周面との間をシールするようになしておくことができる(請求項4)。
このようにしておけば、内容器を上昇位置に保持した状態の下で、排気口からの臭気が内容器の外周面と排水容器の内周面との間の隙間を通じてシンク上方に逆流するのを有効に防止することができる。
このようにしておけば、内容器を上昇位置に保持した状態の下で、排気口からの臭気が内容器の外周面と排水容器の内周面との間の隙間を通じてシンク上方に逆流するのを有効に防止することができる。
次に請求項5は、内容器の上端部に全周に亘り外向きのフランジ部を設けて、そのフランジ部を、内容器の下降位置において排水容器の上記被掛止部に掛止させ、これにより内容器を下降位置に位置保持するようになしたもの、即ちフランジ部と被掛止部とで内容器を下降位置に位置保持する位置保持手段を構成したもので、この請求項5によれば、内容器を下降位置に保持する位置保持手段を簡単な構造で構成することができる。
またこの場合においても、排水容器の被掛止部をその内周面に沿って環状に設けておき、内容器の下降位置においてフランジ部を被掛止部に全周に亘り接触させることで、排気口の上側位置で内容器の外周面と排水容器の内周面との間をシールするようになすことができる(請求項6)。
内容器が下降位置にあるときには、内容器の上端部の開口部に通常蓋がセットされており、内容器の下降位置において上部の通気孔が排水容器の排気口と連通していても、排気管からの臭気が内容器の内部を通じて逆流するのは防止されるが、内容器の外周面と排水容器の内周面との間の隙間の部分を通じて、排気口から臭気がシンク上方に逆流する恐れがある問題が残っている。
しかるにこの請求項6によれば、こうした問題も良好に解決することができる。
しかるにこの請求項6によれば、こうした問題も良好に解決することができる。
本発明では、内容器の下部、詳しくは排水通孔の設けられた底部よりも上側位置、側壁の、その底部に近い位置にも排水通孔が設けられている場合においてはその側壁の排水通孔よりも上側位置で、内容器の外周面にも第2のリング状凸部を設け、内容器の上昇位置において第2のリング状凸部を、排水容器の内周面に接触させて、内容器の外周面と排水容器の内周面との間をシールするようになしておくことができる。
このようにしておけば、内容器の上昇位置において排気管内の臭気が排気口から内容器の外周面と排水容器の内周面との間の隙間に入り込んで来ることがあっても、その臭気は第2のリング状凸部によるシール作用によって内容器の下部の排水通孔までは達せず、従ってその隙間に侵入した臭気が内容器の下部の排水通孔を通じて内容器内部に入り込み、更に内容器を通じてシンク上方へと逆流するのを有効に防止することができる。
このようにしておけば、内容器の上昇位置において排気管内の臭気が排気口から内容器の外周面と排水容器の内周面との間の隙間に入り込んで来ることがあっても、その臭気は第2のリング状凸部によるシール作用によって内容器の下部の排水通孔までは達せず、従ってその隙間に侵入した臭気が内容器の下部の排水通孔を通じて内容器内部に入り込み、更に内容器を通じてシンク上方へと逆流するのを有効に防止することができる。
次に請求項7は、排水容器の上部詳しくは蓋にて閉鎖される内容器の開口部より上側且つ周囲に環状水路を設け、蓋を内容器にセットした状態の下で、シンクからの排水をその環状水路を通じ内容器をバイパスして外部に排出可能となしたもので、この請求項7によれば、内容器に蓋をセットして生ごみを乾燥処理している場合であっても、水を使った通常のシンク作業を支障なく行うことができる。即ちシンクからの排水を支障なくシンク底部の排水口より流すことができる。
次に請求項8は、排水容器の外周側に給気管を複数巻きに巻くとともに、その給気管に沿って線状ヒータを複数巻きに巻いておき、給気管内で乾燥用空気をヒータにて加温するようになしたものである。
この場合、給気管内で加温された乾燥用空気が排水容器内部、詳しくは内容器の内部の生ごみに供給されるとともに、内容器そのものが排水容器とともに、その外側の給気管を流通する加温空気にて全体的に加温されるため、生ごみに対する乾燥効率が効果的に高められる。
この場合、給気管内で加温された乾燥用空気が排水容器内部、詳しくは内容器の内部の生ごみに供給されるとともに、内容器そのものが排水容器とともに、その外側の給気管を流通する加温空気にて全体的に加温されるため、生ごみに対する乾燥効率が効果的に高められる。
この場合において、それら複数巻きに巻いた給気管及び線状ヒータの更に外周側に断熱材で形成したケーシングを設けて、そのケーシングにて複数巻きに巻回した給気管及びヒータを囲っておくことができる(請求項9)。
このようにすることで熱効率を効果的に高めることができる。
このようにすることで熱効率を効果的に高めることができる。
次に請求項10は、内容器の底部と排水容器の底部との間に内容器を上向きに付勢するばねを設けたもので、このようにしておけば、ばねの付勢効果によって下降位置にある内容器を容易に上昇位置に押し上げることができ、或いはまた下降位置にある内容器を容易にシンク上方に取り出すことができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンの流し台で、12はシンク、14はカウンター、18はカウンター14の下側のキャビネットであり、20はカウンター14上に起立状態に設置された流し台の水栓である。
キャビネット18の内部且つシンク12の下側には、シンク12の底部12Aの排水口22(図2〜図4参照)を通じて投入された生ごみを乾燥処理する生ごみの乾燥処理装置24が設けられている。
図1において、10はキッチンの流し台で、12はシンク、14はカウンター、18はカウンター14の下側のキャビネットであり、20はカウンター14上に起立状態に設置された流し台の水栓である。
キャビネット18の内部且つシンク12の下側には、シンク12の底部12Aの排水口22(図2〜図4参照)を通じて投入された生ごみを乾燥処理する生ごみの乾燥処理装置24が設けられている。
図2〜図4に示しているように、この生ごみの乾燥処理装置24は、外容器としての排水容器26と、その内部に上下に脱着可能に収められた内容器28とを有している。
ここで排水容器26は、底部26Aを有する有底円筒形状をなしており、また内容器28も底部28Aを有する有底の円筒状をなしている。これら排水容器26と内容器28との間には、微小な環状の隙間Sが生じている。
排水容器26には、その側壁且つ下部、詳しくは底部26Aに続く上側位置に、排水の排出口30が設けられており、そこに排水管32が接続されている。
ここで排水容器26は、底部26Aを有する有底円筒形状をなしており、また内容器28も底部28Aを有する有底の円筒状をなしている。これら排水容器26と内容器28との間には、微小な環状の隙間Sが生じている。
排水容器26には、その側壁且つ下部、詳しくは底部26Aに続く上側位置に、排水の排出口30が設けられており、そこに排水管32が接続されている。
図1に示しているように、この排水管32の途中個所にはトラップ部34が設けられている。
排水容器26にはまた、排出口30とは周方向の異なった位置、ここでは180°異なった位置において側壁の下部に、詳しくは底部26Aに続く上側位置に給気口35が設けられており、そこに生ごみ乾燥用空気の給気管36が接続されている。
この給気管36の端部には、エアポンプ等の乾燥用空気を給気管36を通じて排水容器26内部に強制給気する給気手段38が設けられている。
排水容器26にはまた、排出口30とは周方向の異なった位置、ここでは180°異なった位置において側壁の下部に、詳しくは底部26Aに続く上側位置に給気口35が設けられており、そこに生ごみ乾燥用空気の給気管36が接続されている。
この給気管36の端部には、エアポンプ等の乾燥用空気を給気管36を通じて排水容器26内部に強制給気する給気手段38が設けられている。
この排水容器26には、図4に示しているように更にその上部且つ側壁に、排気を排出する排気口40が設けられていて、そこに排気管42が接続されている。
この排気管42は、図1に示しているように他端部が排水管32におけるトラップ部34の2次側(下流側)に接続され、排気口40からの排気が、排水管32のトラップ部34の下流部へと導かれるようになっている。
この排気管42は、図1に示しているように他端部が排水管32におけるトラップ部34の2次側(下流側)に接続され、排気口40からの排気が、排水管32のトラップ部34の下流部へと導かれるようになっている。
一方内容器28は、図5に詳しく示しているように上端部に開口部44を有しており、この開口部44が図2及び図3に示す蓋46にて開閉されるようになっている。
内容器28への生ごみの投入は、この上端部の開口部44を通じて行われる。
尚、内容器28の上端部には外向きのフランジ部48が全周に亘って環状に形成されている。
内容器28への生ごみの投入は、この上端部の開口部44を通じて行われる。
尚、内容器28の上端部には外向きのフランジ部48が全周に亘って環状に形成されている。
図5(B)に示しているように、この内容器28の底部28Aには全面に亘って小孔から成る多数の排水通孔50が設けられている。
更に側壁においても、その下部詳しくは底部28Aに続く上側に、同じく小孔から成る多数の排水通孔52が全周に亘って設けられている。
一方側壁の上部には、小孔から成る多数の通気孔54が全周に亘って設けられている。
そして内容器28の側壁の外周面には、通気孔54の直下の位置においてリング状凸部(第1のリング状凸部)56が一体に設けられている。また排水通孔52の直上位置においてもリング状凸部(第2のリング状凸部)58が一体に設けられている。
ここでリング状凸部56,58は、何れも図5の部分拡大図に示しているように断面形状が部分円形状ないし山形状をなしている。
更に側壁においても、その下部詳しくは底部28Aに続く上側に、同じく小孔から成る多数の排水通孔52が全周に亘って設けられている。
一方側壁の上部には、小孔から成る多数の通気孔54が全周に亘って設けられている。
そして内容器28の側壁の外周面には、通気孔54の直下の位置においてリング状凸部(第1のリング状凸部)56が一体に設けられている。また排水通孔52の直上位置においてもリング状凸部(第2のリング状凸部)58が一体に設けられている。
ここでリング状凸部56,58は、何れも図5の部分拡大図に示しているように断面形状が部分円形状ないし山形状をなしている。
本実施形態において、内容器28は図2に示す下降位置と、図3に示す上昇位置とに位置保持されるようになっている。
而して図2に示す下降位置においては、内容器28の底部28Aが排水容器26に設けた給気口35よりも上側位置にあって給気口35を開放し、また上部の通気孔54が排水容器26における上部の排気口40と同じ高さ位置、即ち通気孔54と排気口40とを連通させる状態となる。
そのように内容器28の底部28A及び通気孔54の位置が定められている。
而して図2に示す下降位置においては、内容器28の底部28Aが排水容器26に設けた給気口35よりも上側位置にあって給気口35を開放し、また上部の通気孔54が排水容器26における上部の排気口40と同じ高さ位置、即ち通気孔54と排気口40とを連通させる状態となる。
そのように内容器28の底部28A及び通気孔54の位置が定められている。
この下降位置においては、内容器28の上端部のフランジ部48が排水容器26に設けられた断面角形状の被掛止部70に掛止し、その掛止作用によって内容器28が下降位置に位置保持される。即ちここではフランジ部48が掛止部を成していて、このフランジ部48と被掛止部70とによって、内容器28を下降位置に位置保持する位置保持手段が構成されている。
この下降位置においてはまた、上側のリング状凸部56の先端部が排水容器26の内周面に圧接した状態となって、内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間を気密にシールする。即ちリング状凸部56は、図2の排気口40及び通気孔54の下側で環状の隙間Sを遮断するシール部としての働きをなす。
この上側のリング状凸部56は、その外径が排水容器26の内径よりも僅かに大きい径とされている。リング状凸部56はその寸法差に基づいて図2の下降位置で排水容器26の内周面に圧接状態で接触し、隙間Sをシールする。
尚、下側のリング状凸部58はその外径が排水容器26の内径とほぼ同径とされている。
この下降位置においてはまた、上側のリング状凸部56の先端部が排水容器26の内周面に圧接した状態となって、内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間を気密にシールする。即ちリング状凸部56は、図2の排気口40及び通気孔54の下側で環状の隙間Sを遮断するシール部としての働きをなす。
この上側のリング状凸部56は、その外径が排水容器26の内径よりも僅かに大きい径とされている。リング状凸部56はその寸法差に基づいて図2の下降位置で排水容器26の内周面に圧接状態で接触し、隙間Sをシールする。
尚、下側のリング状凸部58はその外径が排水容器26の内径とほぼ同径とされている。
従って内容器28内部に生ごみを収容し且つその上端部の開口部44を蓋46で閉鎖した状態の下で、排水容器26の給気口35を通じて排水容器26内部に乾燥用空気を供給すると、図6(A)に示しているように供給された乾燥用空気は、内容器28の底部28Aの多数の排水通孔50及びその側壁下部の排水通孔52を通じて内容器28内部に流入し(本例では排水通孔50,52が通気孔も兼ねている)、そして内容器28内部を下から上に向ってこれを通過し、上部の通気孔54から排水容器26における上部の排気口40から排気管42を通じて排気される。
そしてこの内容器28を下から上に通過する乾燥用空気の流れによって、内容器28内部に収容された生ごみが乾燥せしめられる。
そしてこの内容器28を下から上に通過する乾燥用空気の流れによって、内容器28内部に収容された生ごみが乾燥せしめられる。
そしてこのとき、上側のリング状凸部56のシール作用によって、給気口35から排水容器26内部に供給された乾燥用空気が、環状の隙間Sを通じて直接排気口40から排気されてしまうことがなく、即ち内容器28をバイパスして排気口40へと流出することがなく、給気口35を通じて供給された乾燥用空気の全体が、内容器28を強制的に通過させられて、内容器28の下部に溜まった生ごみに対して乾燥用空気が効率的に当ることとなり、内容器28内部の生ごみを効率高く乾燥する。
尚この下降位置においては、図2及び図7(I)に示しているように内容器28の上端部のフランジ部48が、排水容器26の被掛止部70に全周に亘り接触状態に掛止しており、かかるフランジ部48と排水容器26の内周全周に亘って形成された被掛止部70とによって、環状の隙間Sの上端がシールされた状態となる。
即ちこの実施形態において、フランジ部48は被掛止部70への接触によって内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間をシールするシール部としての働きも有している。
従って図2に示す下降位置において、排気管42内の臭気が排気口40及び環状隙間Sを通じて上方に逆流するのが防止される。
尚、生ごみとともに内容器28内部に入り込んだ水は、内容器28の下部の排水通孔52及び底部28Aの排水通孔50を通じて内容器28から流出し、更に排水容器26の排出口30及び排水管32を通じて外部に排出される。
即ちこの実施形態において、フランジ部48は被掛止部70への接触によって内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間をシールするシール部としての働きも有している。
従って図2に示す下降位置において、排気管42内の臭気が排気口40及び環状隙間Sを通じて上方に逆流するのが防止される。
尚、生ごみとともに内容器28内部に入り込んだ水は、内容器28の下部の排水通孔52及び底部28Aの排水通孔50を通じて内容器28から流出し、更に排水容器26の排出口30及び排水管32を通じて外部に排出される。
一方、図3及び図7(II)に示しているように内容器28が上昇位置にあるときには、上側のリング状凸部56が排水容器26の被掛止部70に全周に亘り接触した状態で掛止し、その掛止作用によって内容器28が上昇位置に位置保持される。
このとき、内容器28における上部の通気孔54は被掛止部70よりも上側に位置した状態となり、またリング状凸部56が内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間を排気口40の上側位置でシールした状態となる。
このとき、内容器28における上部の通気孔54は被掛止部70よりも上側に位置した状態となり、またリング状凸部56が内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間を排気口40の上側位置でシールした状態となる。
更に下側のリング状凸部58が、排水容器26の内周面に対し全周に亘り接触した状態となって、この下側のリング状凸部58もまた、排気口40の下側で内容器28の外周面と排水容器26の内周面との間をシールした状態となる。
従ってこの図3に示す内容器28の上昇位置において、排気管42からの臭気は、図7(II)に示しているように上側のリング状凸部56のシール作用によって図中上方に逆流することはなく、また下側のリング状凸部58のシール作用によって環状の隙間Sを通じ内容器28下部の排水通孔52、更には底部28Aの排水通孔50に達し更にこれらを通じて内容器28内部に入り込むことによって、かかる内容器28の内部を通じて上方に逆流するといったことも有効に防止される。
従ってこの図3に示す内容器28の上昇位置において、排気管42からの臭気は、図7(II)に示しているように上側のリング状凸部56のシール作用によって図中上方に逆流することはなく、また下側のリング状凸部58のシール作用によって環状の隙間Sを通じ内容器28下部の排水通孔52、更には底部28Aの排水通孔50に達し更にこれらを通じて内容器28内部に入り込むことによって、かかる内容器28の内部を通じて上方に逆流するといったことも有効に防止される。
この図3に示しているように、内容器28が上昇位置にある状態は、生ごみの乾燥処理を行わない通常時の状態であり、このとき内容器28は生ごみ溜器としての働きを有するもので、シンク12から投入された生ごみがこの内容器28に溜められる。そしてこの内容器28によって生ごみの水切りが行われる。
この生ごみから水切りされた水、更にはシンク12から流下したシンク排水は、図6(B)に示しているようにこの内容器28を通じて、詳しくは底部28Aの排水通孔50、更には側壁下部の排水通孔52を通じて、内容器28から排水容器26側に流出し、更に排出口30及び排水管32を通じて外部に排出される。
この生ごみから水切りされた水、更にはシンク12から流下したシンク排水は、図6(B)に示しているようにこの内容器28を通じて、詳しくは底部28Aの排水通孔50、更には側壁下部の排水通孔52を通じて、内容器28から排水容器26側に流出し、更に排出口30及び排水管32を通じて外部に排出される。
図2〜図4に示しているように、外容器としての排水容器26は、その上端部に外向きのフランジ部60を有していて、そのフランジ部60がシンク底部12Aの排水口22に取り付けられている。
排水容器26にはまた、このフランジ部60の下側位置且つ下降位置にある内容器28の上端部の開口部44、即ち蓋46にて閉鎖される開口部44の上側位置に、径方向外向きに突出した環状水路62が設けられており、そしてこの環状水路62の内周部が多数の通水孔64を有する目皿部66にて構成されている。
そしてこの環状水路62から排水導管68が延び出しており、この排水導管68の途中には図1に示しているようにトラップ部78が設けられ、その下流側の他端部が排水管32のトラップ部34の2次側、即ち下流部に接続され、環状水路62に流れ込んだシンク排水が、この排水導管68を通じて排水管32へと排出されるようになっている。
排水容器26にはまた、このフランジ部60の下側位置且つ下降位置にある内容器28の上端部の開口部44、即ち蓋46にて閉鎖される開口部44の上側位置に、径方向外向きに突出した環状水路62が設けられており、そしてこの環状水路62の内周部が多数の通水孔64を有する目皿部66にて構成されている。
そしてこの環状水路62から排水導管68が延び出しており、この排水導管68の途中には図1に示しているようにトラップ部78が設けられ、その下流側の他端部が排水管32のトラップ部34の2次側、即ち下流部に接続され、環状水路62に流れ込んだシンク排水が、この排水導管68を通じて排水管32へと排出されるようになっている。
本実施形態では、このような環状水路62を設けてあるため、図2及び図6(A)に示す内容器28の下降位置において生ごみの乾燥処理を行っている場合であっても、シンク12からの排水を支障なく環状水路62及び排水導管68を通じて排水することができる。
即ちシンク12を用いた水洗い作業その他のシンク作業を、生ごみの乾燥処理中においても支障なく行うことができる。
即ちシンク12を用いた水洗い作業その他のシンク作業を、生ごみの乾燥処理中においても支障なく行うことができる。
本例の生ごみの乾燥処理装置24において、生ごみの乾燥処理を行う際には、図3に示す上昇位置にある内容器28の内部にシンク12の排水口22を通じて生ごみを投入し、図6(A)に示しているように、その後内容器28に蓋をセットしてその状態で内容器28を下向きに押し下げる。
すると給気手段38が作動開始して給気を行い、その給気によって内容器28内部に収容されている生ごみが乾燥処理される。
尚、蓋46の外周部にマグネットを設けておくとともに、排水容器26の外側にリードスイッチ等からなる蓋スイッチを設けておき、蓋46の押込みによって蓋46のマグネットをリードスイッチに対向させ、これによって蓋スイッチをオン動作させることによって、自動的に給気を開始させるようになすことができる。
すると給気手段38が作動開始して給気を行い、その給気によって内容器28内部に収容されている生ごみが乾燥処理される。
尚、蓋46の外周部にマグネットを設けておくとともに、排水容器26の外側にリードスイッチ等からなる蓋スイッチを設けておき、蓋46の押込みによって蓋46のマグネットをリードスイッチに対向させ、これによって蓋スイッチをオン動作させることによって、自動的に給気を開始させるようになすことができる。
図6(A)に示しているように、このようにして生ごみの乾燥処理を行っているときでも、シンク12からの排水は環状水路62及び排水導管68を通じて排水可能である。
尚、図3及び図6(B)に示しているように、内容器28を上昇位置に保持した状態では、内容器28の通気孔54が環状水路62及び目皿部66と同じ高さ位置、即ちそれらに対向した状態となる。そのように環状水路62及び目皿部66の位置が定められている。
従ってシンク12からの排水は、この内容器28の通気孔54を通じて環状水路62へと流れ込むことができ(本例では通気孔54が排水孔も兼ねている)、かかる環状水路62及び排水導管68を通じても外部へと排出可能である。
尚、図3及び図6(B)に示しているように、内容器28を上昇位置に保持した状態では、内容器28の通気孔54が環状水路62及び目皿部66と同じ高さ位置、即ちそれらに対向した状態となる。そのように環状水路62及び目皿部66の位置が定められている。
従ってシンク12からの排水は、この内容器28の通気孔54を通じて環状水路62へと流れ込むことができ(本例では通気孔54が排水孔も兼ねている)、かかる環状水路62及び排水導管68を通じても外部へと排出可能である。
以上のように本実施形態によれば、乾燥用空気が内容器28の内部を下から上に向って流れ通過するため、内容器28の下部に溜まった生ごみに対して乾燥用空気が効率的に当ることとなり、生ごみに対する乾燥効率が高い。
また内容器28を外容器である排水容器26内で上昇位置に保持した状態では、排水容器26の排気口40が内容器28の側壁にて閉鎖された状態となり、排気管42からの臭気が内容器28の内部を通ってシンク12上方に逆流するのが有効に防止される。
また内容器28を外容器である排水容器26内で上昇位置に保持した状態では、排水容器26の排気口40が内容器28の側壁にて閉鎖された状態となり、排気管42からの臭気が内容器28の内部を通ってシンク12上方に逆流するのが有効に防止される。
また内容器28を上昇位置に保持した状態とすることで、かかる内容器28を、通常シンク12に設置されている水切り用の網篭として用いることができる。即ちキッチンで生じた生ごみをこの内容器28に投入してそこに貯めておくことができる。
このとき内容器28内部に生ごみとともに入り込んだ水は、内容器底部28A及び側壁の排水通孔50,52を通じて外容器としての排水容器26内部に流出し、更に排水容器26下部の排出口30から排水管32を通じて外部へと良好に排出される。
尚本実施形態では、給気口35は排水容器26の側壁の下部に設けられているが、この給気口35は排水管32のトラップ部34より、より上流側に排水容器26に連通する状態で設けても構わない。
このとき内容器28内部に生ごみとともに入り込んだ水は、内容器底部28A及び側壁の排水通孔50,52を通じて外容器としての排水容器26内部に流出し、更に排水容器26下部の排出口30から排水管32を通じて外部へと良好に排出される。
尚本実施形態では、給気口35は排水容器26の側壁の下部に設けられているが、この給気口35は排水管32のトラップ部34より、より上流側に排水容器26に連通する状態で設けても構わない。
図8は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、内容器28の底部28Aと排水容器26の底部26Aとの間にばね(ここでは金属コイルばね)72を配設して、このばね72により内容器28を上向きに付勢するようになした例である。
このようにしておくことで、ばね72の付勢効果によって下降位置にある内容器28を容易に上昇位置に押し上げることができ、或いはまた下降位置にある内容器28を容易にシンク12上方に取り出すことができる。
この例は、内容器28の底部28Aと排水容器26の底部26Aとの間にばね(ここでは金属コイルばね)72を配設して、このばね72により内容器28を上向きに付勢するようになした例である。
このようにしておくことで、ばね72の付勢効果によって下降位置にある内容器28を容易に上昇位置に押し上げることができ、或いはまた下降位置にある内容器28を容易にシンク12上方に取り出すことができる。
次に図9は本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態では、給気管36が排水容器26の外周側において複数巻に巻かれており、更にこの給気管36に沿って線状ヒータ74が複数巻に巻かれており、かかる線状ヒータ74にて給気管36内を通過する乾燥用空気が加温されるようになっている。
更にまた、これら複数巻に巻かれた給気管36及び線状ヒータ74の外周側には、断熱材からなるケーシング76が設けられており、ケーシング76と排水容器26とでそれら複数巻に巻かれた給気管36及び線状ヒータ74の巻回部分が囲われている。
この実施形態では、給気管36が排水容器26の外周側において複数巻に巻かれており、更にこの給気管36に沿って線状ヒータ74が複数巻に巻かれており、かかる線状ヒータ74にて給気管36内を通過する乾燥用空気が加温されるようになっている。
更にまた、これら複数巻に巻かれた給気管36及び線状ヒータ74の外周側には、断熱材からなるケーシング76が設けられており、ケーシング76と排水容器26とでそれら複数巻に巻かれた給気管36及び線状ヒータ74の巻回部分が囲われている。
この場合、給気管36内で加温された空気が排水容器26内部、詳しくは内容器28の内部の生ごみに乾燥用空気として供給されるとともに、内容器28そのものが排水容器26とともに、その外側の給気管36を流通する加温空気にて全体的に加温されるため、生ごみに対する乾燥効率が効果的に高められる利点が得られる。
以上本発明の実施形態を詳述したこれはあくまで一例示である。
例えば上記内容器28に、これを下降位置から上昇位置へと引上げ、或いは内容器28をシンク外に上方に取り出すための取手を設けておくことができるし、また内容器28の内部に撹拌羽根を設けて、その撹拌羽根の撹拌作用により内容器28の内部の生ごみの乾燥を促進するようになすこともできる。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
例えば上記内容器28に、これを下降位置から上昇位置へと引上げ、或いは内容器28をシンク外に上方に取り出すための取手を設けておくことができるし、また内容器28の内部に撹拌羽根を設けて、その撹拌羽根の撹拌作用により内容器28の内部の生ごみの乾燥を促進するようになすこともできる。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
12 シンク
12A,26A,28A 底部
22 排水口
24 生ごみの乾燥処理装置
26 排水容器
28 内容器
30 排出口
32 排水管
34 トラップ部
35 給気口
36 給気管
38 給気手段
40 排気口
42 排気管
44 開口部
46 蓋
48,60 フランジ部
50,52 排水通孔
54 通気孔
56 第1のリング状凸部
58 第2のリング状凸部
62 環状水路
70 被掛止部
72 ばね
74 線状ヒータ
76 ケーシング
12A,26A,28A 底部
22 排水口
24 生ごみの乾燥処理装置
26 排水容器
28 内容器
30 排出口
32 排水管
34 トラップ部
35 給気口
36 給気管
38 給気手段
40 排気口
42 排気管
44 開口部
46 蓋
48,60 フランジ部
50,52 排水通孔
54 通気孔
56 第1のリング状凸部
58 第2のリング状凸部
62 環状水路
70 被掛止部
72 ばね
74 線状ヒータ
76 ケーシング
Claims (10)
- キッチンのシンクの下側に配設され、該シンクの排水口より投入された生ごみを乾燥処理する生ごみの乾燥処理装置であって、
(イ)上端部の開口部を該シンクの底部の排水口に合致させる状態に該シンクの底部に連結された外容器としての排水容器と、(ロ)該排水容器の内部に上下方向に脱着可能に納められた内容器と、(ハ)該内容器の上端部の開口部を開閉する蓋と、(ニ)該排水容器内の排水を排出する排水管と、(ホ)生ごみ乾燥用空気を該排水容器内に供給する給気管と、(ヘ)該乾燥用空気を該給気管を通じて強制給気する給気手段と、(ト)該排水容器からの排気を排出する排気管と、を有しており、
前記排水容器の下部には排水の排出口が設けられていて該排出口に前記排水管が接続されているとともに、該排水容器の下部の該排出口とは異なる位置に又は該排水管のトラップ部より上流側に該排水容器に連通する状態で給気口が設けられていて該給気口に前記給気管が接続されており、更に該排水容器の側壁の上部には排気口が設けられていて該排気口に前記排気管が接続されており、また前記内容器には底部に排水通孔が、側壁の上部には通気孔が設けられており、
更に該内容器は、前記底部を前記給気口より上側に位置させて該給気口を開放状態にするとともに、前記通気孔を前記排気口に連通させて、該給気口から供給された乾燥用空気を該内容器内部を通過して該排気口から排出させる下降位置と、該給気口及び排出口を開放状態に維持しつつ前記通気孔を前記排気口より上側に位置させて、前記内容器における前記側壁の該通気孔より下側の部分で該排気口を閉鎖する上昇位置との間で上下移動可能とされているとともに、位置保持手段にて該下降位置と上昇位置とに位置保持されるように成してあることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。 - 請求項1において、前記内容器には、前記通気孔より下側位置且つ外周面にリング状凸部が設けられており、前記下降位置において該リング状凸部が前記排水容器の内周面に接触して、該内容器の外周面と該排水容器の内周面との間をシールするシール部を成していることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項2において、前記リング状凸部は掛止部も兼ねていて、前記内容器の上昇位置において該リング状凸部が前記排水容器に設けられた被掛止部に掛止することで該内容器が該上昇位置に保持されるように成してあり、該リング状凸部と該排水容器の被掛止部とが、該内容器を該上昇位置に位置保持する位置保持手段を構成していることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項3において、前記被掛止部は前記排水容器の内周面に沿って環状に設けられており、前記内容器の前記上昇位置において前記リング状凸部が該被掛止部に全周に亘り接触することで、前記排気口の上側位置で該内容器の外周面と該排水容器の内周面との間をシールするシール部を成していることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項3において、前記内容器の上端部には全周に亘り外向きのフランジ部が設けられていて、該フランジ部が該内容器の前記下降位置において前記被掛止部に掛止することで該内容器が下降位置に位置保持されるように成してあり、該フランジ部と該被掛止部とが該内容器を下降位置に位置保持する位置保持手段を構成していることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項5において、前記被掛止部は前記排水容器の内周面に沿って環状に設けられており、該内容器の前記下降位置において該フランジ部が該被掛止部に全周に亘り接触することで、前記排気口の上側位置で該内容器の外周面と前記排水容器の内周面との間をシールするシール部を成していることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項1〜6の何れかにおいて、前記排水容器には前記蓋にて閉鎖される前記内容器の前記開口部より上側且つ周囲に環状水路が設けられており、該蓋をセットした状態の下で前記シンクからの排水を該環状水路を通じて前記内容器をバイパスして外部に排出可能となしてあることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項1〜7の何れかにおいて、前記排水容器の外周側には前記給気管が複数巻きに巻かれているとともに、該給気管に沿って線状ヒータが複数巻きに巻かれており、該給気管内で該ヒータにより加温された空気が前記排水容器内部に供給されるようになしてあることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項8において、前記複数巻きに巻かれた給気管及び線状ヒータの更に外周側には、断熱材で形成したケーシングが設けられており、該ケーシングにてそれら複数巻きに巻かれた給気管及びヒータの巻回部分が囲われていることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
- 請求項1〜9の何れかにおいて、前記内容器の底部と前記排水容器の底部との間に、該内容器を上向きに付勢するばねが設けてあることを特徴とする生ごみの乾燥処理装置。
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