JP4283700B2 - ディスポーザ - Google Patents

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Description

この発明は生ごみを給水下で破砕して排水とともに排出するディスポーザに関する。
従来、シンク下部且つキャビネット内に設けられ、投入口より投入された生ごみを破砕室において固定刃と回転刃とにより給水下で破砕し、そしてその破砕物を、破砕室を貫通して設けられた吐出孔から吐出し、装置本体の排出口から排水管へ排出するようになしたディスポーザが公知である。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4にはこのようなディスポーザが開示されている。
図7,図8はこの種ディスポーザの一例を具体的に示している(図示のものは特許文献1に開示のもの)。
図7において200は流し台で、202は流し台200におけるキャビネット、204はシンク、206はカウンターで、このカウンター206上に流し台水栓208が設置されている。
シンク204下部且つキャビネット202内にはディスポーザ210がシンク204により吊持される状態で設けられている。
212はそのディスポーザ210における装置本体で、図8に示しているようにその上端のシンク底部で開口する投入口214と、破砕室216とを有している。
破砕室216には円筒状をなす固定刃218と回転刃220とが設けられている。
固定刃218には、その周壁に沿って多数の破砕孔222が形成されている。ここで破砕孔222は破砕物を破砕室216から外部に吐出する吐出孔を構成すると同時に、その周縁が破砕刃を構成している。
一方回転刃220の上面には、その回転軸心から偏心した位置の軸回りに自由回転状態でハンマ224が設けられている。
尚この回転刃220にも破砕孔226が設けられている。
回転刃220にはモータ227が直結されており、回転刃220がモータ227にて回転駆動されるようになっている。
装置本体212には、破砕物を排水とともに排出するための排出口が設けられており、その排出口から生ごみの破砕物を排水とともに外部に排出するための排水管228が延び出している。
この排水管228には、図7に示しているように所定箇所にトラップ230が設けられている。
このディスポーザ210では、モータ227にて回転刃220を回転駆動して、破砕室216内部に投入された生ごみを給水下で回転刃220と固定刃218とで押し潰し或いはすり潰し、破砕する。
破砕された生ごみは水とともに多数の破砕孔222,226から排水とともに吐出され、続いて排出口から排水管228内部に流入して、その排水管228を通じ外部に排出される。
この種のディスポーザにおいて、破砕性の向上は常に求められているところであるが、従来にあっては刃形状の改良にその主眼が置かれており、排水性を高めることによって破砕性を向上させるものについては特に提案がなされていない。
即ち多量の水の供給下で生ごみの破砕を行うディスポーザにあっては、排水性の良し悪しは、単に排水性の良し悪しにとどまらず破砕性の良否にも影響を与える。
この種ディスポーザにあっては、破砕室216の吐出孔(上記では破砕孔222,226)が水で塞がれていなければ破砕室216とトラップ部230との間の空気、厳密には排出口とトラップ部230との間の排水管228内の空気は、排水管228内への排水の流れ込みの際、吐出孔を通じて破砕室216内に逃げることができる。このときには排水の流れはある程度円滑に行われる。
ところが破砕室216内に多量の水が流れ込んだときなどにおいて、破砕室216の吐出孔がその水で塞がれてしまうと、排出口とトラップ部との間の排水管内の空気は逃げ場がなくなって、そこに閉じ込められてしまう。
そうするとその閉じ込められた空気が障害となって、破砕室216から排水管228内に排水が円滑に流れ込まなくなってしまい、排水性が悪化する。
このときには破砕室216内には多量の水が充満した状態となって、その水の中に生ごみないし破砕途中のものが浮遊した状態となってしまい、このため生ごみないし破砕途中のものが十分に破砕刃によって破砕されなくなり、破砕性能も悪化してしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものである。
尚、本発明に一見類似すると思われる技術として下記特許文献5,特許文献6,特許文献7に開示されたものがあるが、このうち特許文献5,特許文献7に開示のものは、排水に際して排水管内に閉じ込められた空気を逃し得るものではなく、本発明と異なっている。
また特許文献6に開示のものは、トラップ部の上流側で排水管内に閉じ込められた空気をシンク内部に逃すことが可能とみられるが、この特許文献6に開示のものでは、オーバーフロー口付きの専用の特殊なシンクを備えたものにしか適用できない難点がある。
特開2002−45722号公報 特開2002−248368号公報 特開2003−211016号公報 特開2003−305379号公報 特開2002−172344号公報 特開2001−276642号公報 特開2000−84430号公報
本発明はこのような事情を背景とし、破砕室内の吐出孔が水で塞がれるようなことがあっても円滑な排水を確保でき、これにより良好な排水性能と破砕性能とを実現することができるとともに、シンクやカウンター等を加工したり専用のものを必要としたりすることのないディスポーザを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項のものは、投入口より投入された生ごみを破砕室において固定刃と回転刃とにより給水下で破砕するとともに、破砕物を該破砕室を貫通する吐出孔より吐出し、装置本体の排出口から排水管へ排出するようになしたディスポーザにおいて、
前記排水管におけるトラップ部と前記排出口との間の部位から、該排水管内の該トラップ部と該排出口との間の空気を逃す通気管を延び出させて、その先端の通気口を前記破砕室に接続したことを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように請求項1のものは、通気口を備え、トラップ部と排出口との間の排水管内の空気を逃す通気管を排水管のトラップ部と排出口との間の部位から立ち上げたもので、本発明によれば、破砕室の吐出孔が多量の水によって塞がれた場合であっても、トラップ部と排出口即ち破砕室との間の排水管内の空気が逃げ場を失って閉じ込められてしまうことがなく、通気管の通気口を通じて良好に通気口外に逃げることができる。
従って本発明によれば、トラップ部と排出口との間に閉じ込められた空気が障害となって排水性が損なわれるといった問題を解決でき、破砕室内に多量の水が充満している場合であっても円滑な排水を確保することができる。
また排水を円滑に行えることから、破砕室内の過剰の水を速やかに排出し得て、生ごみの破砕を良好になすことができる。
即ち、多量の水の中に生ごみないし破砕途中のものが浮遊した状態となってしまって破砕刃と良好に接触破砕されず、これによって破砕性能が低下する問題を解決し得て、生ごみを効率高く破砕できるようになる。
本発明のディスポーザでは、排水管から立ち上げた通気管が粉砕室に接続されている
従って本発明では、排水管から延び出させた通気管をカウンターやシンク等と連結したりする必要がなく、通気のための機構がディスポーザ自体で完結していて、シンクその他として専用ないし特殊なものを必要としない
また本発明では、排水管内の空気を逃すために排水管から延び出させた通気管の先端の通気口を破砕室に接続してあることから、排水管内の排水が外部に漏出する恐れがない利点が得られる。
またこのように通気管の先端の通気口を破砕室に接続した場合、破砕室内に多量の水が供給されたときに、この通気管をオーバーフロー管として働かせ、破砕室内の過剰の水を速やかに排水管内に流出させて破砕室から除去することができる。これにより破砕室での破砕効率を高めることができる
次に本発明の実施形態を参考例とともに図面に基づいて詳しく説明する。
図1において10は流し台で、12は流し台10におけるキャビネット、14はシンク、16はカウンターで、このカウンター16上に流し台水栓18が設置されている。
20はシンク14下部且つキャビネット12内に設置された参考例としてのディスポーザで、22はその装置本体である。
装置本体22は、図2に示しているように破砕室24を有しており、その破砕室24に円筒形状をなす固定刃26と回転刃28とが設けられている。
回転刃28の上面には、その回転軸心から偏心した位置の軸回りに自由回転状態でハンマ30が設けられている。
一方固定刃26には、その上段に円孔から成る破砕孔32Aが円周面に沿って多数設けられている。また下段には上下に長孔状をなす破砕孔32Bが同じく円周面に沿って多数設けられている。
即ちここでは固定刃26の上段と下段とに、互いに種類の異なった2種の破砕孔32A,32Bが形成されている。
これら破砕孔32A,32Bは破砕物の吐出孔を構成すると同時に、その周縁が破砕刃を構成している。
回転刃28には駆動用のモータ34が直結されており、このモータ34によって回転刃28が回転駆動される。
36は装置本体22の排出口で、この排出口36から排水管38が延び出している。この排水管38にはトラップ部40が設けてある。
このにおいて、破砕室24で破砕された生ごみの破砕物は排水とともに排出口36から排水管38内に排出され、更にこの排水管38を通じて外部へと排出される。
この排水管38のトラップ部40と排出口36との間の部位からは、通気管42が上向きに立ち上がっている。
通気管42にはその上端にキャビネット12内で開口する通気口44が設けられており、その通気口44が、通気管42内の水位に連動して昇降するフロート弁46にて開閉されるようになっている。
尚図2において48はカバーである。
このフロート弁46は次のように作用する。
即ち図3(A)に示しているように通気管42内に排水が流れ込んでいないときには、フロート弁46は下降位置にあって通気口44は開放された状態にあり、従ってこのときには通気管42内の空気は、その通気口44を通じて良好に外部、即ちキャビネット12内に逃げることができる。
一方(B)に示すように通気管42内に排水が流れ込んで来てその水位が上昇したときには、フロート弁46が水位の上昇に連動して上昇し、通気口44を閉鎖する。
従って通気管42内に流れ込んで来た排水が通気口44を通じてキャビネット12内に溢出することはない。
こののディスポーザ20では、シンク底部で開口する投入口から破砕室24内部に投入された生ごみが、給水下でモータ34にて回転駆動される回転刃28と固定刃26とによって破砕される。
そしてその破砕物が排水とともに破砕孔32A,32Bを通って破砕室24外に吐出され、更に排出口36から排水管38内に流れ込んで、その排水管38を通じ外部に排出される。
このとき破砕孔32A,32Bが多量の水によって塞がれることがあっても、この例ではトラップ部40と排出口36即ち破砕室24との間で排水管38内に空気が逃げ場を失って閉じ込められてしまうことがなく、それらトラップ部40と排出口36との間の空気が、通気管42の通気口44を通じて良好に外部に逃げることができる。
従ってこの例によれば、トラップ部40と排出口36との間で空気が閉じ込められた状態となって排水性が損なわれるといったことがなく、破砕室24内に多量の水が充満している場合であっても排水管38への円滑な排水を確保することができる。
また排水を円滑に行えることから、破砕室24内の過剰の水を速やかに排出し得て、生ごみの破砕を良好になすことができる。
この例では、排水管38から立ち上げた通気管42がキャビネット12内空間に収まっていて、排水管38内の空気をキャビネット12内部に逃すようにしているため、排水管38から延び出させた通気管42をカウンター16やシンク14等と連結したりする必要がなく、通気のための機構をディスポーザ20自体で完結させることができる。
また通気管42には水位に連動して通気口44を開閉するフロート弁46が設けてあるため、排水管38内の空気を通気口44から逃すことができる一方で、排水の溢出を防止し得て、その溢出水がキャビネット12内を濡らしてしまう問題も生じない。
図4は実施形態を示している。
図示のようにこの実施形態では、通気管42を途中で回曲させてその先端の通気口44を破砕室24の上部に接続している。詳しくは固定刃26よりも上側の位置において破砕室24に接続している。
このようにしておくことで、排水管38内の空気を逃すことができるとともに、この実施形態では排水管38内の排水が外部に漏出する恐れがないため、上述のようなフロート弁46を設けなくても良い利点が得られる。
またこのように通気管42の先端の通気口44を破砕室24に接続した場合、破砕室24内に多量の水が供給されたときに、この通気管42をオーバーフロー管として働かせ、破砕室24内の過剰の水を速やかに排水管38内に除去し得て、破砕室24での破砕効率を高めることができる。
図5は本発明の更に他の実施形態を示している。
この実施形態では、図4の実施形態において通気管42から分岐管50を分岐させ、その先端の開口52を通気口44より下側の位置において、詳しくは固定刃26の上下中間位置であって上段の破砕刃32Aと下段の破砕刃32Bとの間の位置において破砕室24に接続し、且つその分岐管50上にこれを開閉する開閉弁(電磁弁)54を設けた例である。
この実施形態ではまた、モータ34にかかる負荷に応じて開閉弁54の開閉を作動制御する制御部56が設けられている。
ここで制御部56は、生ごみ破砕時におけるモータ34の電流値を検出してモータ34にかかる負荷を検出し、負荷が小さければ開閉弁54を開弁させて分岐管50を開放状態とする。
このときには破砕室24内の水位は分岐管50の開口52よりも低い水位となり、従って破砕室24内に投入された生ごみは少ない水量の下で、主として下段の破砕孔32Bによって破砕される。
即ち生ごみないし破砕途中のものが低い水位の水中に集約して、狭いスペース内で破砕孔32Bにより効率高く破砕される。
一方モータ34にかかる負荷が大きいとき、即ち生ごみの量が多かったり比重が大きかったりするときには、制御部56が開閉弁54を閉弁させて分岐管50を遮断状態とする。
このときには破砕室24内における最大水位が通気口44までの高さとなり、従って生ごみ及び破砕途中のものは下段の破砕孔32Bと上段の破砕孔32Aとの両方とによって、即ち破砕室24内の全体の破砕孔32B,32Aによって効率高く破砕される。
図6は本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態は、破砕室24に逆テーパ形状の跳上り防止形状部58を設け、更に通気口44に、通気管42内への破砕物の進入を阻止し、水及び空気のみの通過を許容するフィルタ60を設けた例である。
ここでフィルタ60には、φ0.5〜3mmの丸孔又は幅0.5〜3mmの長孔が設けられている。
このようにしておくことで、生ごみの破砕に際して破砕物が上方に跳ね上がって通気口44から通気管42内に進入するのを有効に防止することが可能となる。
またフィルタ60を設けることで、通気管42内への破砕物の進入を有効に防止することが可能となる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
参考例のディスポーザを流し台に設置した状態で示す図である。 図1のディスポーザを一部切り欠いて示す図である。 参考例の作用説明図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明の更に他の実施形態を示す図である。 従来のディスポーザを流し台への設置状態で示す図である。 従来のディスポーザの一部切欠斜視図である。
12 キャビネット
14 シンク
20 ディスポーザ
24 破砕室
34 モータ
36 排出口
38 排水管
40 トラップ部
42 通気管
44 通気口
46 フロート弁
50 分岐管
52 開口
54 開閉弁
56 制御部
58 跳上り防止形状部
60 フィルタ

Claims (1)

  1. 投入口より投入された生ごみを破砕室において固定刃と回転刃とにより給水下で破砕するとともに、破砕物を該破砕室を貫通する吐出孔より吐出し、装置本体の排出口から排水管へ排出するようになしたディスポーザにおいて、
    前記排水管におけるトラップ部と前記排出口との間の部位から、該排水管内の該トラップ部と該排出口との間の空気を逃す通気管を延び出させて、その先端の通気口を前記破砕室に接続したことを特徴とするディスポーザ。
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