JP2005349282A - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】水を用いたシンク作業及び生ごみ処理作業を同じ場所で行うことができ、また生ごみ処理のための容器の取付スペースをシンク下以外の別の箇所に特別に必要とせず、更に生ごみを無給水下で乾燥処理し得て、ディスポーザを用いた生ごみ処理のように排水浄化のための専用の排水処理槽を必要としない生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみ処理装置を、シンク底部14aの排水口16に連通してシンク14に設けられ、シンク14からの排水を通過可能な水抜孔52を複数有する生ごみの粉砕乾燥容器22と、生ごみの粉砕機48と、生ごみを加熱し乾燥する加熱装置66と、粉砕乾燥容器22底部の水抜孔52を開閉する排水開閉装置54と、排水路62とを含んで構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】生ごみ処理装置を、シンク底部14aの排水口16に連通してシンク14に設けられ、シンク14からの排水を通過可能な水抜孔52を複数有する生ごみの粉砕乾燥容器22と、生ごみの粉砕機48と、生ごみを加熱し乾燥する加熱装置66と、粉砕乾燥容器22底部の水抜孔52を開閉する排水開閉装置54と、排水路62とを含んで構成する。
【選択図】 図2
Description
この発明はキッチンで発生した生ごみを処理可能な生ごみ処理装置に関する。
従来より、キッチンで発生した生ごみを処理するための生ごみ処理装置として各種のものが提案されている。
ディスポーザと称される生ごみ処理装置はその代表的なものであって、このディスポーザはシンク底部の排水口に連通してキャビネット内に吊下する状態にシンクに取り付けられ、投入された生ごみを多量の給水下で粉砕室において固定刃と回転刃とで粉砕し、その生ごみの粉砕物を排水とともに排出口から排出する。
ディスポーザと称される生ごみ処理装置はその代表的なものであって、このディスポーザはシンク底部の排水口に連通してキャビネット内に吊下する状態にシンクに取り付けられ、投入された生ごみを多量の給水下で粉砕室において固定刃と回転刃とで粉砕し、その生ごみの粉砕物を排水とともに排出口から排出する。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4にこのようなディスポーザが開示されている。
図16はこの種ディスポーザの一例を設置状態で示している(図示のものは特許文献1に開示のもの)。
図16において200は流し台で、202は流し台200におけるキャビネット、204はシンク、206はカウンターで、このカウンター206上に流し台水栓208が設置されている。
図16はこの種ディスポーザの一例を設置状態で示している(図示のものは特許文献1に開示のもの)。
図16において200は流し台で、202は流し台200におけるキャビネット、204はシンク、206はカウンターで、このカウンター206上に流し台水栓208が設置されている。
シンク204の下側且つキャビネット202内には、ディスポーザ210がシンク204により吊持される状態で設けられている。
212はそのディスポーザ210における装置本体で、シンク204底部の排水口で開口する上端の投入口と粉砕室とを有している。
粉砕室には円筒状をなす固定刃と、回転刃とが設けられていて、その回転刃にモータ214が直結されており、モータ214にて回転刃が回転駆動されるようになっている。
212はそのディスポーザ210における装置本体で、シンク204底部の排水口で開口する上端の投入口と粉砕室とを有している。
粉砕室には円筒状をなす固定刃と、回転刃とが設けられていて、その回転刃にモータ214が直結されており、モータ214にて回転刃が回転駆動されるようになっている。
しかしながらこのディスポーザは多量の給水下で生ごみを粉砕し、その水とともに生ごみの粉砕物を排出することから、排水処理のために排水を生物化学的に浄化処理する高価な専用の排水処理槽(浄化槽)の設置を必要とし、更にまたその排水処理槽のメンテナンスのための費用もかかるといった問題がある。
またこのディスポーザの場合、生ごみの粉砕物を再資源化することが難しいといった問題がある。
生ごみの粉砕物には炭化水素が含まれており、水とともに搬送されて来た生ごみの粉砕物を適当に処理することによって有用な有機酸やメタンガスを生成させたり、発酵分解により堆肥化したり、また固形燃料化するといったことが可能であるが、生ごみの粉砕物が多量の水の中に混在した状態にあることからそうした再資源化を図ることが容易ではない。
生ごみの粉砕物には炭化水素が含まれており、水とともに搬送されて来た生ごみの粉砕物を適当に処理することによって有用な有機酸やメタンガスを生成させたり、発酵分解により堆肥化したり、また固形燃料化するといったことが可能であるが、生ごみの粉砕物が多量の水の中に混在した状態にあることからそうした再資源化を図ることが容易ではない。
一方生ごみ処理装置としては、生ごみを無給水下で粉砕した上、空気搬送路を通じて屋外の貯溜部へと搬送し、そこに貯溜するようになしたものも提案されている。
例えば下記特許文献5にこの種形式の生ごみ処理装置が開示されている。
図17はその一具体例を示している。
例えば下記特許文献5にこの種形式の生ごみ処理装置が開示されている。
図17はその一具体例を示している。
同図において220は流し台で、222はカウンター、224は流し台220に設けられた粉砕容器(収納容器)で、226はその投入口228を閉鎖する蓋である。
粉砕容器224には粉砕手段230が設けられており、粉砕容器224内に投入された生ごみが、回転手段232により回転駆動される粉砕手段230にて粉砕されるようになっている。
粉砕容器224には粉砕手段230が設けられており、粉砕容器224内に投入された生ごみが、回転手段232により回転駆動される粉砕手段230にて粉砕されるようになっている。
一方屋外には発酵分解槽234が設けられており、その発酵分解槽234と粉砕容器224とが、空気搬送路236で連絡されている。
ここで空気搬送路236には加熱手段238が設けられている。
ここで空気搬送路236には加熱手段238が設けられている。
240は生ごみの粉砕物を空気搬送するための空気供給手段で、この空気供給手段240は、吸気管242を通じて吸気した空気を、エジェクタ部244から空気搬送路236に向けて噴射する。
この生ごみ処理装置では、粉砕容器224で粉砕された生ごみが、含水状態のまま空気搬送路236を通じ空気搬送されて発酵分解槽234まで送られ、そこに貯溜される。
そして貯溜中に撹拌羽根246の撹拌を伴いながら、そこで微生物により発酵分解される。
また粉砕容器224で粉砕された生ごみは、空気搬送路236を通じて空気搬送される過程で加熱手段238による加熱作用を受け、搬送途中である程度乾燥が進行する。
そして貯溜中に撹拌羽根246の撹拌を伴いながら、そこで微生物により発酵分解される。
また粉砕容器224で粉砕された生ごみは、空気搬送路236を通じて空気搬送される過程で加熱手段238による加熱作用を受け、搬送途中である程度乾燥が進行する。
この図17に示す生ごみ処理装置の場合、上記のディスポーザと異なって専用の排水処理槽を必要とせず、従ってその設置のための費用及びメンテナンスの費用を必要としないのに加えて、処理後の生ごみの再資源化も容易である。
一方でこの図17に示す生ごみ処理装置の場合、粉砕容器224内に水が入るのを嫌うことから、粉砕容器224をシンク底部に直接取り付けることができず、別途の箇所に取り付けることが必要で、そのためにシンク下とは別の特別の設置スペースを必要とする外、シンクでの炊事作業と生ごみの処理作業とを別々の場所で行わなければならず、作業に不便を伴う問題がある。
通常、シンク底部には排水口に続く下部に生ごみを一時的に溜めて収容する円筒状の生ごみ溜器が吊持状態に取り付けられていて、そこに網籠がセットされ、そこで生ごみが水切りされて生ごみ溜器の容器内に保持可能とされている。
生ごみ処理装置を設置するに際しては、この生ごみ溜器のスペースを利用して、そこに生ごみ処理のための容器を取り付けられるようにすることが望ましく、そのようにすれば生ごみ処理装置、詳しくは生ごみ処理のための容器の取付けのためのスペースを可及的に少なくし得るとともに、食器洗い等のシンクを使った炊事作業と生ごみの処理作業とを同じ場所で行い得、作業も楽である利点が得られる。
日常場面においては生ごみの処理作業と食器洗い等の炊事作業とは並行して行われる場合が多く、従って生ごみの投入及び粉砕と食器洗いその他の炊事作業とを同じシンクで行えるようにしておくことが望ましい。
しかしながら図17に示す生ごみ処理装置の場合、生ごみを乾燥しつつ空気搬送するものであることから、こうした要求に応えられない問題がある。
即ち生ごみを乾燥処理する生ごみ処理装置にあって、その処理のための容器をシンク底部の排水口に連結する形でシンク底部に取付可能とするためには、シンクからの排水が流れ込んだ場合であっても、支障なく生ごみ処理できるものであることが求められる。
即ち生ごみを乾燥処理する生ごみ処理装置にあって、その処理のための容器をシンク底部の排水口に連結する形でシンク底部に取付可能とするためには、シンクからの排水が流れ込んだ場合であっても、支障なく生ごみ処理できるものであることが求められる。
本発明は以上のような事情を背景とし、生ごみ処理のための容器をシンク底部の排水口に連結する形態で直接シンクに取付可能で、しかもシンクにおいて食器洗い等水を用いた炊事作業及び生ごみ投入を含む生ごみの処理作業とを同じ場所で行うことができ、従ってまた生ごみ処理のための容器の取付スペースを従来シンクに備えられている生ごみ溜器とは別の箇所に特別に必要とせず、容器の取付スペースを可及的に少なくし得るとともに、生ごみ処理のための容器が従来の生ごみ溜器としての機能も備えた、無給水下で乾燥により生ごみ処理する生ごみ処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(イ)シンク底部の排水口に連通して該シンクに設けられ、投入された生ごみを収容する、該シンクからの排水を通過可能な水抜孔を複数有する生ごみの粉砕乾燥容器と(ロ)該粉砕乾燥容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と(ハ)該粉砕乾燥容器内の生ごみを乾燥する乾燥手段と(ニ)前記水抜孔の全部若しくは一部又はは該水抜孔の外側の外室の排水部を開閉し、開状態で排水を行わせるとともに閉状態で生ごみの漏出を防止する排水開閉手段と(ホ)該排水部に連続して延び出した、前記シンクからの排水を排出する第1排水路とを有していることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記粉砕乾燥容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送する空気搬送手段を更に有していることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項請求項1,2の何れかにおいて、前記水抜孔が前記粉砕乾燥容器の周壁下部に設けてあり、前記排水開閉手段が、該粉砕乾燥容器の底部を該水抜孔を開放状態とする位置と閉鎖状態とする位置との間で昇降移動させるものであることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器の底部が前記水抜孔を有する内底とその下側の外底とを有しており、前記排水開閉手段が、該外底を開閉して該水抜孔を開放状態又は閉鎖状態とするものであることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が内容器と外容器とを有していて、それらの一方の周方向所定箇所に前記水抜孔を複数有する水抜部が、他方の対応する箇所に該水抜部を開放状態とする開口がそれぞれ部分的に設けてあり、前記排水開閉手段が、それら水抜部と開口とを周方向において一致させる位置と、不一致とさせる位置との間で該内容器及び外容器を相対回転させて、該水抜孔を開放状態又は閉鎖状態とするものであることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が外容器と前記水抜孔を有する内容器とを有していて、該内容器の底部が開閉可能となしてあり、該内容器内の粉砕乾燥後の生ごみを該底部を開くことで該外容器内に落下させるようになしてあり、前記空気搬送手段が該外容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送するものとなしてあることを特徴とする。
請求項7のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が外容器と前記水抜孔を有する内容器とを有していて、前記粉砕手段が、該内容器内の生ごみを該水抜孔よりも細かく粉砕して該水抜孔を通じて該外容器内に移行させるものとなしてあり、前記空気搬送手段が該外容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送するものとなしてあることを特徴とする。
請求項8のものは、請求項1〜7の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器の上端の投入口を開閉する蓋が設けてあるとともに、該蓋には前記シンクからの排水を該蓋を貫通して流す蓋通路が設けてあり、該蓋通路に連続して第2排水路が設けてあることを特徴とする。
以上のように本発明は、シンク底部の排水口に連通してシンクに設けられ、シンクからの排水を通過可能な水抜孔を複数有する生ごみの粉砕乾燥容器と、生ごみの粉砕手段及びこれを乾燥する乾燥手段と、更にその水抜孔の全部若しくは一部又は水抜孔の外側の外室の排水部を開閉する排水開閉手段と、排水部に連続し、シンクからの排水を排出する第1排水路と、を含んで生ごみ処理装置を構成したもので、本発明の生ごみ処理装置では、生ごみを乾燥処理することから、即ち無給水下で処理可能であることから、従来のディスポーザのように排水浄化のための専用の排水処理槽を必要とせず、その設置のための費用及びメンテナンスのための費用を省くことができる。
また処理後の生ごみを容易に再資源化することができる。
また処理後の生ごみを容易に再資源化することができる。
また本発明では、生ごみ処理のための粉砕乾燥容器をシンクに且つシンク底部の排水口に連結する形で、また従来シンクに備えられている生ごみ溜器に置き換える形で取付可能であり、粉砕乾燥容器取付けのためのスペースをシンク下以外の他の特別の箇所に余分に必要とすることもなく、しかも食器洗い作業等水を使った炊事作業と併せて生ごみの処理作業を同じシンクで即ち同じ場所で行うことができ、それらの作業が楽になる利点も得られる。
しかも本発明の粉砕乾燥容器は、シンクからの排水を受け入れた上で排水路に排水する機能を有しているため、生ごみ処理を行っていないときには、かかる粉砕乾燥容器をそのまま従来の生ごみ溜器として働かせることができる。
即ち本発明では、粉砕乾燥容器に水切機能を持たせることで、かかる粉砕乾燥容器を従来の生ごみ溜器と置き換える形でシンク底部に取り付けることが可能となり、またその粉砕乾燥容器に生ごみ溜器としての機能も持たせることが可能となる。
そしてまたこのことによって、水を用いた炊事作業と生ごみの処理作業とを同じ場所で楽に行えるようになる。
そしてまたこのことによって、水を用いた炊事作業と生ごみの処理作業とを同じ場所で楽に行えるようになる。
一方で本発明の生ごみ処理装置は、粉砕乾燥容器の水抜孔の全部若しくは一部又はその水抜孔の外側の外室の排水部を開閉する排水開閉手段を設けていることから、生ごみ処理を行う際には、排水開閉手段を閉動作させることで粉砕乾燥後の生ごみがその水抜孔或いは排水部を通じて排水路側に漏出するのを良好に防止することができる。即ち水抜孔の存在にも拘わらず生ごみの粉砕乾燥物を排水路側に漏出させることなく、良好に生ごみの粉砕乾燥処理を行うことができる。
尚ここで水抜孔の一部を開閉するとは、生ごみの粉砕乾燥処理の際に粉砕乾燥した生ごみが漏出する恐れのない水抜孔については、敢えてそこを開閉しなくても良いとの趣旨である。
具体的には粉砕乾燥容器の上部に設けてある水抜孔については、粉砕乾燥により生ごみの嵩が小さくなった後にはそこから粉砕乾燥後の生ごみが漏出する恐れがなく、同部分の水抜孔については特にこれを開閉しなくても良い。
具体的には粉砕乾燥容器の上部に設けてある水抜孔については、粉砕乾燥により生ごみの嵩が小さくなった後にはそこから粉砕乾燥後の生ごみが漏出する恐れがなく、同部分の水抜孔については特にこれを開閉しなくても良い。
本発明では、粉砕乾燥後の生ごみを外部に搬送する手段として空気搬送手段を好適に用いることができる(請求項2)。
このようにすれば、特に場所を選ばず好きなところを搬送先として、また途中の搬送経路を自由に選定しながら生ごみの粉砕乾燥物の搬送を行うことができる。
この場合においてその空気搬送手段は、粉砕乾燥後の生ごみに吸引力を作用させて空気搬送するものとなしておくことができる。
このようにすれば、特に場所を選ばず好きなところを搬送先として、また途中の搬送経路を自由に選定しながら生ごみの粉砕乾燥物の搬送を行うことができる。
この場合においてその空気搬送手段は、粉砕乾燥後の生ごみに吸引力を作用させて空気搬送するものとなしておくことができる。
次に請求項3は、上記水抜孔を粉砕乾燥容器の周壁下部に設けておき、排水開閉手段を、粉砕乾燥容器の底部を昇降移動させてその水抜孔を開放状態とし又は閉鎖状態とするようになしたもので、このようにすれば簡単な構造で水抜孔を開閉することが可能となる。
一方請求項4のものは、粉砕乾燥容器の底部として水抜孔を有する内底とその下側の外底とを設け、そして排水開閉手段を、その外底を開閉して水抜孔を開放又は閉鎖状態とするようになしたもので、この場合においても簡単な構造で排水開閉手段を構成することができ、また水抜きを行う際には効率的にこれを行うことができる。
次に請求項5は、粉砕乾燥容器を内容器と外容器とで構成し、それらの一方の周方向所定箇所に複数の水抜孔を有する水抜部を、他方の対応する箇所に水抜部を開放状態とする開口をそれぞれ部分的に設け、そして排水開閉手段を、それら内容器と外容器とを相対回転させて水抜部と開口とを一致させ又は不一致とさせて、水抜部を開放又は閉鎖状態とするようになしたもので、この場合においても簡単な構造で排水開閉手段を構成することができ、また水抜きと閉鎖状態での生ごみの粉砕乾燥とをともに良好に行うことができる。
本発明においては、粉砕乾燥容器を外容器と水抜孔を有する内容器とで構成して、その内容器の底部を開閉可能となしておき、内容器内の粉砕乾燥後の生ごみを、その底部を開くことで外容器内に落下させた上、空気搬送手段にて外容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送するようになしておくことができる(請求項6)。
或いはまた本発明では、粉砕乾燥容器を外容器と水抜孔を有する内容器とで構成するとともに、粉砕手段を、内容器内の生ごみを水抜孔よりも細かく粉砕してこれを水抜孔を通じて外容器に移行させるものとなし、外容器内の粉砕乾燥後の生ごみを空気搬送手段にて外部に搬送するようになしておくことができる(請求項7)。
次に請求項8は、粉砕乾燥容器の上端の投入口を開閉する蓋に、シンク内に開口して蓋を貫通する蓋通路を設け、シンクからの排水をその蓋通路を流通させて、これに続く第2排水路を通じて排水するようになしたもので、この請求項8によれば、生ごみの粉砕乾燥処理を行いながら、同時に水を使った炊事作業を行うことが可能となる。
即ちシンクに水を流しながら同時に粉砕乾燥容器内で生ごみの粉砕乾燥処理及び粉砕乾燥後の生ごみの搬送処理を行うことが可能となる。
尚、第2排水路は途中で第1排水路に合流させるようになしておくこともできる。
即ちシンクに水を流しながら同時に粉砕乾燥容器内で生ごみの粉砕乾燥処理及び粉砕乾燥後の生ごみの搬送処理を行うことが可能となる。
尚、第2排水路は途中で第1排水路に合流させるようになしておくこともできる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンの流し台で、12はカウンター、14はシンク、16はシンク底部14aの排水口で、18はカウンター12上に立設された流し台水栓である。
20はカウンター12の下部のキャビネットで、22は本実施形態の生ごみ処理装置における粉砕乾燥容器であり、シンク底部14aの排水口16に連結される形でシンク底部14aに取り付けられている。
図1において、10はキッチンの流し台で、12はカウンター、14はシンク、16はシンク底部14aの排水口で、18はカウンター12上に立設された流し台水栓である。
20はカウンター12の下部のキャビネットで、22は本実施形態の生ごみ処理装置における粉砕乾燥容器であり、シンク底部14aの排水口16に連結される形でシンク底部14aに取り付けられている。
24は生ごみ処理装置における屋外機で密閉の槽26を有しており、その内部に貯溜タンク28と吸引機30とが収容されている。
そして密閉の槽26に、粉砕乾燥容器22から延び出して床下を通る後述の空気搬送路80(図2)を構成する空気搬送管32が接続されている。
尚この実施形態では、吸引機30と後述の空気搬送路80とが空気搬送手段を構成している。
そして密閉の槽26に、粉砕乾燥容器22から延び出して床下を通る後述の空気搬送路80(図2)を構成する空気搬送管32が接続されている。
尚この実施形態では、吸引機30と後述の空気搬送路80とが空気搬送手段を構成している。
吸引機30は吸引ファンを有しており、空気搬送路を80を通じて粉砕乾燥容器22内に吸引力を作用させ、粉砕乾燥容器22内の生ごみの処理物、即ち粉砕乾燥処理後の生ごみを空気搬送路80を通じて屋外まで吸引し空気搬送する。空気搬送された粉砕乾燥後の生ごみは貯溜タンク28に貯溜される。
尚34は貯溜タンク28にセットされたごみ袋である。
尚34は貯溜タンク28にセットされたごみ袋である。
図2に示しているように、粉砕乾燥容器22はその上端に排水口16に合致した投入口36を有しており、その投入口36が蓋38にて開閉されるようになっている。
ここで蓋38は、ロック装置40にて閉状態にロック可能とされている。
ここで蓋38は、ロック装置40にて閉状態にロック可能とされている。
粉砕乾燥容器22は、外容器42と内容器(収納容器)44とを有しており、その内容器44内部且つ底部44b近傍に、粉砕羽根46を有する生ごみの粉砕機(粉砕手段)48が設けられていて、この粉砕機48がモータ50にて回転させられ、投入された生ごみを粉砕するようになっている。
内容器44の周壁44aにおける上部には多数の水抜孔52が形成されており、また底部44bにおいても水抜孔52が設けられており、投入口36を通じて流入したシンク14からの排水が、これら水抜孔52を通じて内容器44外に流出可能となしてある。
54は底部44bの水抜孔52を開閉する排水開閉手段としての排水開閉装置で、上下移動により底部44bの水抜孔52を開閉する開閉棒56と、これを上下移動させるアクチュエータ58とを有している。
外容器42内部且つ内容器44の下側は外室60とされていて、その外室60の排水部から排水路(第1排水路)62が延び出している。この排水路62上には排水トラップ64が設けられている。
外容器42内部且つ内容器44の下側は外室60とされていて、その外室60の排水部から排水路(第1排水路)62が延び出している。この排水路62上には排水トラップ64が設けられている。
66は粉砕乾燥容器22内の生ごみを加熱し乾燥するための加熱装置(乾燥手段)で吸気口68と、ファン(送風ファン)72と、ヒータ70と、ヒータ70にて加熱された空気を粉砕乾燥容器22内に供給する供給路73とを有している。
粉砕乾燥容器22からはまた、乾燥の際に発生した水蒸気を臭気とともに排出する排気路74が延び出しており、その排気路74上に脱臭装置76が設けられている。
この脱臭装置76で脱臭された排気は排気口78から放出される。
この脱臭装置76で脱臭された排気は排気口78から放出される。
粉砕乾燥容器22からは、詳しくは内容器44の底部44b近傍からは空気搬送路80が延び出している。
この空気搬送路80は、前述のように屋外機24に繋がっていて、屋外機24の吸引機30による吸引力が粉砕乾燥容器22内に作用せしめられ、粉砕乾燥後の生ごみが、この空気搬送路80を通じて屋外へと搬送されるようになっている。
この空気搬送路80の粉砕乾燥容器22への接続部近傍位置には開閉バルブ81が設けられている。
この空気搬送路80は、前述のように屋外機24に繋がっていて、屋外機24の吸引機30による吸引力が粉砕乾燥容器22内に作用せしめられ、粉砕乾燥後の生ごみが、この空気搬送路80を通じて屋外へと搬送されるようになっている。
この空気搬送路80の粉砕乾燥容器22への接続部近傍位置には開閉バルブ81が設けられている。
尚本実施形態において、粉砕乾燥容器22は従来シンク底部14aから垂下する状態で取り付けられていた生ごみ溜器に置き換わる形で設けられており、その取付スペースも生ごみ溜器とほぼ同等程度のものである。
また本実施形態において、粉砕乾燥容器22における内容器44は脱着可能とされており、投入口36を通じてシンク14上方へと取り出し得るようになっている。
また本実施形態において、粉砕乾燥容器22における内容器44は脱着可能とされており、投入口36を通じてシンク14上方へと取り出し得るようになっている。
上記粉砕乾燥容器22の投入口36を開閉する蓋38には、これを貫通する蓋通路82が設けられており、その蓋通路82から排水路(第2排水路)84が延び出している。
この排水路84にもその途中に排水トラップ64が設けられている。
この排水路84は、排水トラップ64の下流において上記第1排水路としての排水路62に合流させるようになしておくことができる。
蓋通路82は、シンク14内に開口する形態で設けられており、従って蓋38で投入口36を閉じた状態の下でも、シンク14からの排水を排水路84を通じて排出可能である。
この排水路84にもその途中に排水トラップ64が設けられている。
この排水路84は、排水トラップ64の下流において上記第1排水路としての排水路62に合流させるようになしておくことができる。
蓋通路82は、シンク14内に開口する形態で設けられており、従って蓋38で投入口36を閉じた状態の下でも、シンク14からの排水を排水路84を通じて排出可能である。
次に本実施形態の装置の作用を生ごみの処理手順と併せて以下に説明する。
図3(I)は生ごみ処理を行っていない状態を表しており、このときシンク14内の水は蓋38を開いた状態の下でシンク底部14aの排水口16から、即ち粉砕乾燥容器22の投入口36からその内部に流入可能である。
流入したシンク14からの排水は、粉砕乾燥容器22の水抜孔52を通じて内容器44外に流出し、更に外室60を経て排水路62へと流れ込み、排水路62を通じて外部に排出される。
図3(I)は生ごみ処理を行っていない状態を表しており、このときシンク14内の水は蓋38を開いた状態の下でシンク底部14aの排水口16から、即ち粉砕乾燥容器22の投入口36からその内部に流入可能である。
流入したシンク14からの排水は、粉砕乾燥容器22の水抜孔52を通じて内容器44外に流出し、更に外室60を経て排水路62へと流れ込み、排水路62を通じて外部に排出される。
本実施形態において、粉砕乾燥容器22は水抜孔52を備えていることによって通常の生ごみ溜器としても使用可能で、生ごみを粉砕乾燥容器22内に投入して、そこに一時的に溜めておくこともできる。
但し粉砕乾燥容器22内に投入した生ごみを投入後直ちに処理するようにしても良い。
この場合の手順は次のようになる。
但し粉砕乾燥容器22内に投入した生ごみを投入後直ちに処理するようにしても良い。
この場合の手順は次のようになる。
先ず図3(II)に示しているように、蓋38を閉じてロック装置40によりロックするとともに、排水開閉装置54を閉動作させて、即ち開閉棒56を図中上向きに押し出して、内容器44における底部44bの水抜孔52をこれら開閉棒56で閉鎖する。
その状態で粉砕機48を作動させて、粉砕乾燥容器22内に投入された生ごみを粉砕する。このとき粉砕乾燥容器22内に熱風を吹き込んで生ごみの乾燥も併せて行う。
その状態で粉砕機48を作動させて、粉砕乾燥容器22内に投入された生ごみを粉砕する。このとき粉砕乾燥容器22内に熱風を吹き込んで生ごみの乾燥も併せて行う。
尚、生ごみの乾燥と粉砕とは別々に行っても良く、その場合の順序としては先ず粉砕を行った後、熱風の吹付けによって乾燥を行っても良いし、或いは逆に熱風により乾燥を行った上で粉砕機48にて粉砕するようになしても良い。
この生ごみの粉砕乾燥処理によって生ごみの嵩は小さくなる。
この生ごみの粉砕乾燥処理によって生ごみの嵩は小さくなる。
本実施形態では、内容器44の上部の水抜孔52は粉砕乾燥処理を行うに際しても開放状態のままである。
但しこれら水抜孔52は内容器44の上部に設けられているため、粉砕乾燥後の生ごみがこれら水抜孔52を通じて内容器44外に漏出するといった問題は生じない。
但しこれら水抜孔52は内容器44の上部に設けられているため、粉砕乾燥後の生ごみがこれら水抜孔52を通じて内容器44外に漏出するといった問題は生じない。
この生ごみの粉砕乾燥処理に際しては粉砕乾燥容器22内で水蒸気が発生するが、その水蒸気は生ごみから発生した臭いとともに排気路74を通じ排気口78から放出される。その際粉砕乾燥容器22から発生した臭いは、排気路74上に設けられた脱臭装置76にて脱臭され、臭いのない状態で排気口78から排気される。
以上のようにして生ごみの粉砕乾燥処理が済んだところで、空気搬送路80の開閉バルブ81を開くとともに、屋外機24の吸引機30を作動させて、粉砕乾燥容器22内の生ごみに対し吸引力を作用させる。
ここにおいて粉砕乾燥後の生ごみが、空気搬送路80を通じて屋外まで搬送され、貯溜タンク28へと収容される。
ここにおいて粉砕乾燥後の生ごみが、空気搬送路80を通じて屋外まで搬送され、貯溜タンク28へと収容される。
図4(III)に示しているように、本実施形態では蓋38に蓋通路82が設けられていることから、蓋38で投入口36を閉じた状態の下でも、シンク14からの排水を排水路84を通じて支障なく外部に排出することができる。
従って本実施形態では、生ごみの粉砕乾燥処理を行いながら併せて食器洗い等の水を使った炊事作業も同時に行うことが可能である。
従って本実施形態では、生ごみの粉砕乾燥処理を行いながら併せて食器洗い等の水を使った炊事作業も同時に行うことが可能である。
以上のような本実施形態の生ごみ処理装置では、生ごみを乾燥処理することから、即ち無給水下で処理可能であることから、従来のディスポーザのように排水浄化のための専用の排水処理槽を必要とせず、その設置のための費用及びメンテナンスのための費用を必要としない。
また処理後の生ごみを容易に再資源化することができる。
また処理後の生ごみを容易に再資源化することができる。
また本実施形態では、生ごみ処理のための粉砕乾燥容器22をシンク14に且つシンク底部14aの排水口16に連結する形で、また従来シンク14に備えられている生ごみ溜器に置き換える形で設けていることから、粉砕乾燥容器22取付けのためのスペースをシンク14下以外の他の特別の箇所に余分に必要とせず、しかも食器洗い作業等水を使った炊事作業と併せて生ごみの処理作業を同じシンク14で即ち同じ場所で行うことができ、それらの作業が楽になる利点が得られる。
しかも本実施形態の粉砕乾燥容器22は、シンク14からの排水を受け入れた上で排水路62に排水する機能を有しているため、生ごみ処理を行っていないときには、かかる粉砕乾燥容器22をそのまま従来の生ごみ溜器として働かせることができる。
即ち本実施形態では、粉砕乾燥容器22に水切機能を持たせることで、かかる粉砕乾燥容器22を従来の生ごみ溜器と置き換える形でシンク底部14aに取り付けることが可能となり、またその粉砕乾燥容器22に生ごみ溜器としての機能も持たせることが可能となる。
そしてまたこのことによって、水を用いた炊事作業と生ごみの処理作業とを同じ場所で楽に行えるようになる。
即ち本実施形態では、粉砕乾燥容器22に水切機能を持たせることで、かかる粉砕乾燥容器22を従来の生ごみ溜器と置き換える形でシンク底部14aに取り付けることが可能となり、またその粉砕乾燥容器22に生ごみ溜器としての機能も持たせることが可能となる。
そしてまたこのことによって、水を用いた炊事作業と生ごみの処理作業とを同じ場所で楽に行えるようになる。
一方で本実施形態の生ごみ処理装置は、生ごみ処理を行う際には、排水開閉装置54を閉動作させることで、粉砕乾燥後の生ごみが水抜孔52を通じて排水路62に漏出するのを良好に防止することができる。即ち水抜孔52の存在にも拘わらず、粉砕乾燥後の生ごみを排水路62に漏出させることなく良好に生ごみの粉砕乾燥処理を行うことができる。
また本実施形態では、粉砕乾燥後の生ごみを外部に搬送する手段として空気搬送手段を用いていることから、屋外の所望の場所に且つ途中の搬送経路を自由に選定しながら、粉砕乾燥後の生ごみを良好に搬送することができる。
更に本実施形態では蓋38に蓋通路82を設け、シンク14からの排水をその蓋通路82を流通させて、これに続く排水路84を通じて排水するようにしていることから、生ごみの粉砕乾燥処理を行いながら、同時に水を使った炊事作業(シンク作業)を行うことが可能となる。
即ちシンク14に水を流しながら、同時に粉砕乾燥容器22内で生ごみの粉砕乾燥処理及び粉砕乾燥後の生ごみの搬送処理を行うことができる。
即ちシンク14に水を流しながら、同時に粉砕乾燥容器22内で生ごみの粉砕乾燥処理及び粉砕乾燥後の生ごみの搬送処理を行うことができる。
図5〜図7は本発明の他の実施形態を示している。
この実施形態は、円筒状の容器から成る内容器44の底部44bと周壁44aとの周方向所定箇所に、多数の水抜孔52を備えた水抜部90-1,90-2,90-3及び90-4,90-5,90-6を設ける一方、それらに対応する位置において円筒状をなす外容器42の底部42bと周壁42aとに、それら水抜部90-1〜90-6をそれぞれ開放状態とし又は閉鎖状態とする開口92-1,92-2,92-3及び92-4,92-5,92-6を設け、外容器42に対し内容器44を相対回転させることで水抜孔52を開閉するようになした例である。
この実施形態は、円筒状の容器から成る内容器44の底部44bと周壁44aとの周方向所定箇所に、多数の水抜孔52を備えた水抜部90-1,90-2,90-3及び90-4,90-5,90-6を設ける一方、それらに対応する位置において円筒状をなす外容器42の底部42bと周壁42aとに、それら水抜部90-1〜90-6をそれぞれ開放状態とし又は閉鎖状態とする開口92-1,92-2,92-3及び92-4,92-5,92-6を設け、外容器42に対し内容器44を相対回転させることで水抜孔52を開閉するようになした例である。
尚外容器42には熱風の供給路73及び空気搬送路80及び排気路74を接続するための筒状の接続口94,96,98が設けられている。
また内容器44には、それら接続口94,96,98に対応する位置にそれぞれ開口100,102,104が設けられている。
また内容器44と外容器42とのそれぞれの底部44b,42bの中心部には、内部の粉砕機48に対してモータ50からの駆動力を伝達する軸の挿通孔106が設けられている。
また内容器44には、それら接続口94,96,98に対応する位置にそれぞれ開口100,102,104が設けられている。
また内容器44と外容器42とのそれぞれの底部44b,42bの中心部には、内部の粉砕機48に対してモータ50からの駆動力を伝達する軸の挿通孔106が設けられている。
この実施形態の場合、図7(I)に示す状態、即ち内容器44の水抜部90-1〜90-6を外容器42の開口92-1〜92-6に一致させた状態では、各水抜部90-1〜90-6が開放状態となって、粉砕乾燥容器22内に流入したシンク14からの排水を、それら水抜部90-1〜90-6を通じて排出することができる。
一方図7(II)に示しているように内容器44を回転させてその水抜部90-1〜90-6を外容器42の開口92-1〜92-6に対して不一致とした状態の下では、各水抜部90-1〜90-6が閉鎖された状態となる。
生ごみの粉砕乾燥処理は、この図7(II)に示した状態の下で行われる。
尚この実施形態において、外容器42の側に多数の水抜孔を備えた水抜部を、また内容器44の側にこれに対応した開口を設けておくといったことも場合により可能である。
生ごみの粉砕乾燥処理は、この図7(II)に示した状態の下で行われる。
尚この実施形態において、外容器42の側に多数の水抜孔を備えた水抜部を、また内容器44の側にこれに対応した開口を設けておくといったことも場合により可能である。
この実施形態において、粉砕乾燥容器22内の水は外容器42の開口92-1〜92-6から外部に排出され、この場合において排水路62を直接それら開口92-1〜92-6に繋げておくこともできるし、或いはまた外容器42の更に外側に第2の外容器を設けて、流出した排水をその第2の外容器内で受けるようにし、図2に示すような構造でその第2の外容器内に受けた水を排水路62を通じて外部に排出するようになすこともできる。
図8は本発明の更に他の実施形態を示している。
この実施形態では、粉砕乾燥容器22の底部22bが内底110と外底112とを有しており、その内底110はメッシュにて構成されていて、そのメッシュにより水抜孔52が形成されている。
尚22aは粉砕乾燥容器22の周壁を表している。
この実施形態では、粉砕乾燥容器22の底部22bが内底110と外底112とを有しており、その内底110はメッシュにて構成されていて、そのメッシュにより水抜孔52が形成されている。
尚22aは粉砕乾燥容器22の周壁を表している。
一方外底112は、一対の半体114,114に2分割されていて、それらが図8(A),(B)中左右方向に開閉可能とされている。
尚この外底112は、(C)に示しているように各半体114を軸116の回りに回転運動させることによって開閉動作させるようになすこともできる。
尚この外底112は、(C)に示しているように各半体114を軸116の回りに回転運動させることによって開閉動作させるようになすこともできる。
この実施形態では、シャッタとして構成された外底112を開いた状態としておくことで、シンク14から粉砕乾燥容器22内に流入した排水を、水抜孔52及び排水路62を通じて外部に良好に排出することができる。
一方外底112を閉じておくことで、粉砕乾燥容器22内で生ごみの粉砕乾燥処理を行うことができる。
尚ここではファン72が、上記実施形態の送風ファンとは異なって吸引ファンとして排気口78近くに設けられている。
一方外底112を閉じておくことで、粉砕乾燥容器22内で生ごみの粉砕乾燥処理を行うことができる。
尚ここではファン72が、上記実施形態の送風ファンとは異なって吸引ファンとして排気口78近くに設けられている。
図9は本発明の更に他の実施形態を示している。
ここでは粉砕乾燥容器22の周壁22aにおける下部118がメッシュにて構成されていて、そのメッシュの隙間部が水抜孔52を形成している。
粉砕乾燥容器22の底部22bは昇降移動可能とされていて、その底部22bの上側に、粉砕羽根46を有する粉砕機48が底部22bと一体に昇降可能に設けられている。
この底部22b及び粉砕機48には、底部22bを昇降移動させ、また粉砕機48を回転駆動する駆動装置120が作動的に連結されている。
ここでは粉砕乾燥容器22の周壁22aにおける下部118がメッシュにて構成されていて、そのメッシュの隙間部が水抜孔52を形成している。
粉砕乾燥容器22の底部22bは昇降移動可能とされていて、その底部22bの上側に、粉砕羽根46を有する粉砕機48が底部22bと一体に昇降可能に設けられている。
この底部22b及び粉砕機48には、底部22bを昇降移動させ、また粉砕機48を回転駆動する駆動装置120が作動的に連結されている。
図9において、122は粉砕乾燥容器22内の生ごみを加熱し乾燥するための加熱装置(乾燥手段)で、ケーシング124の内部にヒータ70とファン(送風ファン)72とを備えており、吸気口68から吸気した空気をそれらにより加熱した上、供給路73を通じて粉砕乾燥容器22内に供給する。
尚供給路73の粉砕乾燥容器22への接続部には、開閉バルブ81が設けられている。
この実施形態では、粉砕乾燥容器22の上部から延び出した排気路74が排水路62に連絡されている。即ち排気口78が排水路62で開口している。
尚供給路73の粉砕乾燥容器22への接続部には、開閉バルブ81が設けられている。
この実施形態では、粉砕乾燥容器22の上部から延び出した排気路74が排水路62に連絡されている。即ち排気口78が排水路62で開口している。
粉砕乾燥容器22の周りには、ドーナツ環状をなす排水用の通路126が形成されていて、この通路126が排水路62に連通させられている。
このドーナツ環状の通路126の上端開口には水切網128が設けられている。
このドーナツ環状の通路126の上端開口には水切網128が設けられている。
この実施形態の生ごみ処理装置では図10(I)に示すように粉砕乾燥容器22の底部22bを下降させた状態の下で、粉砕乾燥容器22内に流入した排水をメッシュから成る下部118の水抜孔52を通じて排水路62へと流出させることができる。
一方生ごみを粉砕乾燥処理するに際しては、図10(II)に示しているように粉砕乾燥容器22内に生ごみを投入した状態の下で蓋38を閉じるとともに、底部22bをメッシュから成る下部118の上端まで上昇させる。
この状態では、粉砕乾燥容器22の水抜孔52が実質的に粉砕乾燥容器22内部に対して閉鎖された状態となり、従ってこの状態で生ごみの粉砕乾燥処理を行ったとき、粉砕乾燥後の生ごみがメッシュの水抜孔52を通じて排水路62へと漏出することはない。
図10(III)は粉砕乾燥を終えた後の状態を表しており、この状態で開閉バルブ81を開いて粉砕乾燥容器22内に屋外機24、具体的には吸引機30の吸引力を作用させることで、粉砕乾燥後の生ごみを空気搬送路80を通じて屋外へと搬送することができる。
尚、図11に示しているように粉砕乾燥容器22の周壁22aにおける下部118に周方向に沿って所定ピッチでスリットを設けて、これらスリットにて水抜孔52を形成するとともに、昇降移動可能な底部22bに、各スリットに上下に摺動可能に噛み合う歯130を設けて、それら各歯130をスリット内で摺動させつつ底部22bを昇降移動させ、図11(II)に示しているようにスリットから成る水抜孔52を実質的に粉砕乾燥容器22内部に対して閉鎖状態としたり開放状態としたりすることもできる。
本実施形態によれば簡単な構造で水抜孔52を開閉することができる。
本実施形態によれば簡単な構造で水抜孔52を開閉することができる。
図12は本発明の更に他の実施形態を示している。
この実施形態は、粉砕乾燥容器22を外容器42と内容器44とで構成するとともに、その内容器44に水抜孔52を設け、更に内容器44の底部44bを一対の半体132,132に分割して、それらを開閉可能となしたものである。
この実施形態は、粉砕乾燥容器22を外容器42と内容器44とで構成するとともに、その内容器44に水抜孔52を設け、更に内容器44の底部44bを一対の半体132,132に分割して、それらを開閉可能となしたものである。
この実施形態ではまた、内容器44下部の外室60における排水部を開閉するシャッタ134が設けられている。
シャッタ134は一対の半体136,136に2分割されていて、それらが図12中左右方向(図8(C)のように回転方向であっても良い)に開閉可能とされている。
尚このシャッタ134は、外容器42の底部自体と考えることもできる。即ち底部がシャッタとして構成されていると考えることもできる。
シャッタ134は一対の半体136,136に2分割されていて、それらが図12中左右方向(図8(C)のように回転方向であっても良い)に開閉可能とされている。
尚このシャッタ134は、外容器42の底部自体と考えることもできる。即ち底部がシャッタとして構成されていると考えることもできる。
この実施形態では、図13(I)に示しているようにシャッタ134を開いておくことで、粉砕乾燥容器22内に流入した排水を支障なく排水路62へと流すことができる。
一方生ごみの粉砕乾燥処理を行うに際しては、内容器44に生ごみを投入した後、シャッタ134を閉じた状態とした上で蓋38を閉鎖し、その状態で粉砕機48を作動させて生ごみを粉砕するとともに、加熱装置66にて熱風を粉砕乾燥容器22内に供給して生ごみの乾燥を行う。図13(II)はこのようにして生ごみの粉砕乾燥を終えた状態を表している。
一方生ごみの粉砕乾燥処理を行うに際しては、内容器44に生ごみを投入した後、シャッタ134を閉じた状態とした上で蓋38を閉鎖し、その状態で粉砕機48を作動させて生ごみを粉砕するとともに、加熱装置66にて熱風を粉砕乾燥容器22内に供給して生ごみの乾燥を行う。図13(II)はこのようにして生ごみの粉砕乾燥を終えた状態を表している。
本実施形態では、その後内容器44の底部44bの一対の半体132を開いて、内容器44内の粉砕乾燥後の生ごみを外容器42内に落下させる。
その後図13(III)に示しているように開閉バルブ81を開いて、粉砕乾燥後の生ごみを空気搬送路80を通じて外部へと搬送する。
その後図13(III)に示しているように開閉バルブ81を開いて、粉砕乾燥後の生ごみを空気搬送路80を通じて外部へと搬送する。
尚粉砕乾燥後の生ごみは小粒化しており、水抜孔52を通過して一部が外容器42内に移行することもあるが、このようにして移行した粉砕乾燥後の生ごみは、その後の空気搬送により内容器44内に溜まっていた粉砕乾燥後の生ごみと一緒に空気搬送路80を通じて外部へと搬送される。
図14は本発明の更に他の実施形態を示している。
この実施形態は、粉砕乾燥容器22を外容器42と内容器44とで構成するとともに、その内容器44の周壁44a全体をメッシュにて構成して、そこに水抜孔52を設ける一方、外容器42の底部42bを一対の半体138,138に2分割して、それらを開閉するようになしたものである。
この実施形態は、粉砕乾燥容器22を外容器42と内容器44とで構成するとともに、その内容器44の周壁44a全体をメッシュにて構成して、そこに水抜孔52を設ける一方、外容器42の底部42bを一対の半体138,138に2分割して、それらを開閉するようになしたものである。
この底部42bを構成する一対の半体138,138の開閉は、例えば図14(B)に示しているように形状記憶合金から成る開閉部材140にて行うようになすことができる。
ここで形状記憶合金から成る開閉部材140は、通常時は(B)(イ)に示す状態にあって、これにより底部42bは開いた状態にあり、一方開閉部材140に通電を行ってこれを加熱し、記憶形状に戻すことで開閉部材140がくの字状に開いた状態から略直角に折れ曲がった状態となって、一対の半体138即ち底部42bを閉状態とする。
ここで形状記憶合金から成る開閉部材140は、通常時は(B)(イ)に示す状態にあって、これにより底部42bは開いた状態にあり、一方開閉部材140に通電を行ってこれを加熱し、記憶形状に戻すことで開閉部材140がくの字状に開いた状態から略直角に折れ曲がった状態となって、一対の半体138即ち底部42bを閉状態とする。
この実施形態では、図15(I)に示しているように外容器22の底部42bを開いておくことで、シンク14からの排水を粉砕乾燥容器22内に流入させた上、排水路62へと流すことができる。
一方外容器42の底部42bを閉じた状態の下で、粉砕乾燥容器22内部において、そこに投入した生ごみの粉砕乾燥処理を行うことができる。
一方外容器42の底部42bを閉じた状態の下で、粉砕乾燥容器22内部において、そこに投入した生ごみの粉砕乾燥処理を行うことができる。
但しこの実施形態では、粉砕機48は生ごみを水抜孔52よりも細かく粉砕するものとなしてあり、従って粉砕乾燥後の生ごみは、それら水抜孔52を通過して漸次内容器44から外容器42内へと移行し、外容器42内に収容される。
生ごみの粉砕乾燥処理を終えたところで、上記の実施形態と同様に開閉バルブ81を開いて粉砕乾燥容器22内、詳しくは外容器42内の粉砕乾燥後の生ごみを、空気搬送路80を通じて外部に搬送する。
この場合において粉砕乾燥後の生ごみの一部が内容器44内に残っている場合には、それらが吸引機30による吸引力によって内容器44の水抜孔52を通過して外部に吸い出される。
その際、加熱装置122から粉砕乾燥容器22における外容器42の周壁42aに沿って旋回させるようにして熱風を粉砕乾燥容器22内に吹き出せば、内部のパウダ状の粉砕乾燥後の生ごみが舞い上がってそれらが良好に内容器44の網目即ち水抜孔52を通じて外容器42に移行させられ、更にその外容器42から空気搬送路80内へと良好に吸い出されて行く。
その際、加熱装置122から粉砕乾燥容器22における外容器42の周壁42aに沿って旋回させるようにして熱風を粉砕乾燥容器22内に吹き出せば、内部のパウダ状の粉砕乾燥後の生ごみが舞い上がってそれらが良好に内容器44の網目即ち水抜孔52を通じて外容器42に移行させられ、更にその外容器42から空気搬送路80内へと良好に吸い出されて行く。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
14 シンク
14a シンク底部
16 排水口
22 粉砕乾燥容器
22a 周壁
22b 底部
30 吸引機(空気搬送手段)
38 蓋
42 外容器
44 内容器
44b 底部
48 粉砕機(粉砕手段)
52 水抜孔
54 排水開閉装置(排水開閉手段)
60 外室
62 排水路(第1排水路)
66,122 加熱装置(乾燥手段)
80 空気搬送路(空気搬送手段)
82 蓋通路
84 排水路(第2排水路)
90-1,90-2,90-3,90-4,90-5,90-6 水抜部
92-1,92-2,92-3,92-4,92-5,92-6 開口
110 内底
112 外底
14a シンク底部
16 排水口
22 粉砕乾燥容器
22a 周壁
22b 底部
30 吸引機(空気搬送手段)
38 蓋
42 外容器
44 内容器
44b 底部
48 粉砕機(粉砕手段)
52 水抜孔
54 排水開閉装置(排水開閉手段)
60 外室
62 排水路(第1排水路)
66,122 加熱装置(乾燥手段)
80 空気搬送路(空気搬送手段)
82 蓋通路
84 排水路(第2排水路)
90-1,90-2,90-3,90-4,90-5,90-6 水抜部
92-1,92-2,92-3,92-4,92-5,92-6 開口
110 内底
112 外底
Claims (8)
- (イ)シンク底部の排水口に連通して該シンクに設けられ、投入された生ごみを収容する、該シンクからの排水を通過可能な水抜孔を複数有する生ごみの粉砕乾燥容器と
(ロ)該粉砕乾燥容器内の生ごみを粉砕する粉砕手段と
(ハ)該粉砕乾燥容器内の生ごみを乾燥する乾燥手段と
(ニ)前記水抜孔の全部若しくは一部又は該水抜孔の外側の外室の排水部を開閉し、開状態で排水を行わせるとともに閉状態で生ごみの漏出を防止する排水開閉手段と
(ホ)該排水部に連続して延び出した、前記シンクからの排水を排出する第1排水路と
を有していることを特徴とする生ごみ処理装置。 - 請求項1において、前記粉砕乾燥容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送する空気搬送手段を更に有していることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記水抜孔が前記粉砕乾燥容器の周壁下部に設けてあり、前記排水開閉手段が、該粉砕乾燥容器の底部を該水抜孔を開放状態とする位置と閉鎖状態とする位置との間で昇降移動させるものであることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器の底部が前記水抜孔を有する内底とその下側の外底とを有しており、前記排水開閉手段が、該外底を開閉して該水抜孔を開放状態又は閉鎖状態とするものであることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が内容器と外容器とを有していて、それらの一方の周方向所定箇所に前記水抜孔を複数有する水抜部が、他方の対応する箇所に該水抜部を開放状態とする開口がそれぞれ部分的に設けてあり、前記排水開閉手段が、それら水抜部と開口とを周方向において一致させる位置と、不一致とさせる位置との間で該内容器及び外容器を相対回転させて、該水抜孔を開放状態又は閉鎖状態とするものであることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が外容器と前記水抜孔を有する内容器とを有していて、該内容器の底部が開閉可能となしてあり、該内容器内の粉砕乾燥後の生ごみを該底部を開くことで該外容器内に落下させるようになしてあり、前記空気搬送手段が該外容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送するものとなしてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器が外容器と前記水抜孔を有する内容器とを有していて、前記粉砕手段が、該内容器内の生ごみを該水抜孔よりも細かく粉砕して該水抜孔を通じて該外容器内に移行させるものとなしてあり、前記空気搬送手段が該外容器内の粉砕乾燥後の生ごみを外部に空気搬送するものとなしてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
- 請求項1〜7の何れかにおいて、前記粉砕乾燥容器の上端の投入口を開閉する蓋が設けてあるとともに、該蓋には前記シンクからの排水を該蓋を貫通して流す蓋通路が設けてあり、該蓋通路に連続して第2排水路が設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
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JP2004171813A Pending JP2005349282A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 生ごみ処理装置 |
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JP (1) | JP2005349282A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007086344A1 (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-02 | Max Co., Ltd. | 生ごみ処理装置 |
JP2012122322A (ja) * | 2011-09-13 | 2012-06-28 | Takeshi Abe | 生ゴミ処理機用の熱風誘導口付き排水受け蓋 |
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KR101523759B1 (ko) * | 2014-02-10 | 2015-05-28 | 김갑태 | 음식물 쓰레기 분쇄 감량 건조기 |
KR20160097899A (ko) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 주식회사 제이씨코퍼레이션 | 음식물쓰레기 처리장치 |
CN109092857A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-12-28 | 赵菲 | 环保餐厨垃圾处理装置 |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004171813A patent/JP2005349282A/ja active Pending
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