JP2006255678A - 生ごみの粉砕処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生ごみ粉砕に際して生じた粉砕汁を搬送媒体から良好に分離し得て、搬送媒体が生ごみの粉砕汁で汚れるのを良好に防止し得、生ごみ粉砕物を粉砕汁とともに搬送媒体から良好に分離し得て排出処理することのできる生ごみの粉砕処理装置を提供する。
【解決手段】生ごみの粉砕処理装置20を、生ごみ粉砕器18と、水49よりも比重が軽く且つ水不溶性の液体からなる生ごみ粉砕物48の搬送媒体32と、生ごみ粉砕器18を通る循環路34に沿って搬送媒体32を循環流動させる搬送媒体32の循環手段36と、循環路34上に設けられ、搬送媒体32にて生ごみ粉砕器18から搬送されて来た生ごみ粉砕物48と水49とを搬送媒体32から比重差によって分離する分離槽40と、分離槽40で分離された生ごみ粉砕物48を水49とともに分離槽40から取り出す取出手段46,50を含んで構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は生ごみの粉砕処理装置に関する。
従来より、生ごみの粉砕処理装置としてハンマーミル式のディスポーザと称される生ごみ粉砕器を用いたものが広く使用されている。
このディスポーザと称される生ごみ粉砕器は、キッチンシンク(以下単にシンクとする)の下側且つキャビネット内に設けられ、投入された生ごみを給水下でハンマーによりすり潰して微粉砕し、そしてその粉砕物を排水とともに排出口から排出する。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4にこのようなディスポーザが開示されている。
しかしながらこの生ごみ粉砕器を用いた従来の生ごみの粉砕処理装置の場合、生ごみを微粉砕して排水とともに排出するため、その排水から生ごみ粉砕物を分離する(固液分離する)ための装置が大がかりなものとなり、また必ずしも十分に生ごみ粉砕物を排水から分離できず、排水が生ごみ粉砕物で汚れてしまって、これをそのまま放流すると水質を悪化させるといった問題がある。
一方このような固液分離によらないで、生ごみ粉砕物を含む排水を生物処理槽(排水処理槽)で処理し、浄化するといったことも行われている。
しかしながらその生物処理槽は装置価格が高いとともに、これを地中に埋設するための工事費用がかかり、またその他に生物処理槽の設置場所を確保することが必要であるとともに、その後においても汚泥の引抜き等のメンテナンスにコストがかかるといった問題がある。
従って集合住宅のように多世帯で使用し、所要コストを各世帯で分担できるケースでは比較的普及が進んでいるが、戸建住宅等では高コストとなり、また設置場所を確保することも必ずしも容易ではないといった問題がある。
これに対して生ごみ粉砕物の搬送媒体としての水を、生ごみ粉砕器を通る循環路に沿って循環流動させるようになした生ごみの粉砕処理装置が下記特許文献5に開示されている。
図4はその具体例を示している。
同図において200はシンク、202は生ごみ粉砕器、204はシンク200からの水とともに生ごみ粉砕器202から搬出された生ごみ粉砕物を処理する生ごみ粉砕物の処理部、206は処理部204のメッシュの底板208から下方に落下した排水を浄化する排水浄化部で、この排水浄化部206で浄化された水が、循環路210を通じて生ごみ粉砕器202へと戻されて、再び生ごみ粉砕物の搬送媒体として利用される。
212はその浄化された水を循環路210を通じて循環させるための循環ポンプである。
しかしながらこのように生ごみ粉砕物の搬送媒体としての水を循環させて繰り返し使用すると、生ごみの粉砕の際に生じた粉砕汁が搬送媒体としての水の中に多量に溶け込んでしまって搬送媒体としての水が汚れ、有機成分による腐敗臭や細菌,微生物の発生の問題が生じてしまう。
特に生ごみ粉砕器をシンクに連通して設けた生ごみの粉砕処理装置にあっては、かかる生ごみ粉砕器がこのような不衛生な状態となることは望ましくない。
また図4に示しているように水を搬送媒体として、これを生ごみ粉砕器202を通る循環路210を通じて循環流動させるようになした場合、シンク200からの排水の処理が大きな問題となる。
特開2002−45722号公報 特開2002−248368号公報 特開2003−211016号公報 特開2003−305379号公報 特開平8−197038号公報
本発明はこのような事情を背景とし、生ごみの粉砕に際して生じた粉砕汁を搬送媒体から良好に分離し得て、搬送媒体が生ごみの粉砕汁で汚れるのを良好に防止し得、生ごみ粉砕物を粉砕汁とともに搬送媒体から良好に分離し得て排出処理することのできる生ごみの粉砕処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
また本発明の他の目的は、搬送媒体を循環流動させつつシンク排水を良好に排出処理できるようにすることにある。
而して請求項1のものは、(イ)生ごみ粉砕器と、(ロ)水よりも比重が軽く且つ水不溶性の液体からなる生ごみ粉砕物の搬送媒体と、(ハ)該生ごみ粉砕器を通る循環路に沿って該搬送媒体を循環流動させる該搬送媒体の循環手段と、(ニ)該循環路上に設けられ、前記搬送媒体にて前記生ごみ粉砕器から搬送されて来た生ごみ粉砕物と水とを該搬送媒体から比重差によって分離する分離槽と、(ホ)該分離槽で分離された生ごみ粉砕物を水とともに該分離槽から取り出す取出手段と、を有していることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記取出手段にて取り出した生ごみ粉砕物を乾燥する乾燥室を更に有していることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記循環路に上水を供給する上水供給手段を更に有していることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、前記上水供給手段は前記循環路の前記生ごみ粉砕器への前記搬送媒体の流入側に上水を供給するものであることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記生ごみ粉砕器はキッチンシンクの底部の排水口に内部を連通させる状態に該シンクの下側に配設されていることを特徴とする。
請求項6のものは、(a)上端部に生ごみの投入口を有し、該投入口をキッチンシンクの底部の排水口より離隔した下側に位置させ且つ該投入口を通じて内部を該排水口に連通させる状態に該シンクの下側に配置された生ごみ粉砕器と、(b)該排水口と投入口との間に形成された排水室より横向きに延び出した排水路と、(c)上段に前記排水口にセットされる、通水機能をもった排水蓋を、下段に前記生ごみ粉砕器の前記投入口を閉鎖する投入口蓋を有する蓋ユニットと、を備えていることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、水よりも比重が軽く且つ水不溶性の液体を生ごみ粉砕物の搬送媒体として用い、これを生ごみ粉砕器を通る循環路に沿って循環流動させるとともに、その循環路上に設けた分離槽で、生ごみ粉砕器から搬送されて来た生ごみ粉砕物を水とともに搬送媒体から分離し、これを分離槽外に取り出すようになしたもので、本発明の生ごみの粉砕処理装置の場合、生ごみの粉砕に際して生じた粉砕汁が搬送媒体に溶け込むのを防止して、その粉砕汁を生ごみ粉砕物とともに搬送媒体から良好に分離することができる。
従って本発明によれば、生ごみの粉砕汁が搬送媒体に溶け込むことによって搬送媒体が汚れ、また腐敗するのを良好に防止し得て、搬送媒体を長期に亘り清浄に保持し得て、搬送媒体を長期間繰り返し使用することが可能となる。
また本発明では生ごみ粉砕物と粉砕汁とを比重差によって搬送媒体から容易に分離することができ、従って分離のためのスクリーンや不織布のような複雑な濾過装置を特に必要とせず、設備に要するコストも安価となすことができる。
尚、本発明においては粉砕処理装置のスイッチをオンにすることで生ごみ粉砕器による粉砕を開始させ、これに連動して搬送媒体を循環流動させるようになすことができる。
一方、生ごみ粉砕器の停止時において自動的且つ間欠的に搬送媒体を循環路に沿って循環流動させるようになすこともできる。
この場合、自動的且つ間欠的に搬送媒体が循環路を循環流動させられることで、循環路に堆積,付着した生ごみ粉砕物が取り除かれ、搬送路が洗浄される効果が得られる。
特に卵の殻や骨類,貝等の比重の大きな生ごみ粉砕物は循環路、特に生ごみ粉砕器からの流出路の側で堆積し易いが、間欠的に搬送媒体を循環流動させることで、これらを流出路から洗い流して流出路の閉塞の恐れを無くすことができる。
本発明においては、上記取出手段にて取り出した生ごみ粉砕物を乾燥する乾燥室を更に備えておくことができる(請求項2)。
この場合、生ごみの粉砕処理に加えて乾燥処理を併せて行うことができ、その後の生ごみ粉砕物の取扱いが容易となる。
本発明においてはまた、循環路に上水を供給する上水供給手段を更に備えておくことができる(請求項3)。
この場合、循環路に上水を供給することで循環路をその上水にてフラッシング即ち洗浄することができ、これにより生ごみ粉砕器からの流出路を含む循環路に付着している汚れを効果的に除去し得て循環路を常に清浄に保つことができる。
加えて上水の供給により、分離槽内の底に生ごみ粉砕物とともに沈んでいる水が不足することによって分離槽内の搬送媒体が生ごみ粉砕物とともに外部に除去されてしまうのを防ぐことができる。
例えば分離槽内に沈んでいる生ごみ粉砕物を排出ポンプ等の取出手段にて分離槽外に取り出す場合、分離槽内に沈んでいる水がその取出しの際の搬送媒体として働く。
しかしながらその取出しを繰り返すと分離槽内の底部に沈んでいる水が漸次少なくなり、場合によって無くなってしまうことがある。
その状態で排出ポンプにて生ごみ粉砕物を外部に排出すると、分離槽内の搬送媒体が外部に同時に排出されてしまい、搬送媒体の量がその取出しによって少なくなってしまって、その補給が必要となる。
しかるに本発明に従って上水を供給するようにすれば、分離槽の底部に常に必要量の水を沈んだ状態で存在させておくことができ、分離槽から生ごみ粉砕物を排出ポンプで排出しても、分離槽内の搬送媒体がそれによって減少してしまうのを防止でき、従って定期的に且つ頻繁に搬送媒体を補給するといった面倒な手間を省くことが可能となる。
この場合において上水の供給は、循環路における生ごみ粉砕器への搬送媒体の流入側に行うようになすのが望ましい(請求項4)。
このようにしておけば、その流入側を含む循環路及び生ごみ粉砕器の内部を上水にて洗浄することができるとともに、併せて分離槽内の底部に必要量の水を沈んだ状態で存在させておくことができる。
本発明においては、上記生ごみ粉砕器としていわゆるディスポーザを用いることができる。
即ち、生ごみ粉砕器をキッチンシンクの底部の排水口に内部を連通させる状態にシンクの下側に配設しておくことができる(請求項5)。
この場合、シンク作業をしながら同時に同じ場所で生ごみを投入してその処理を行わせることができ利便性が高い。
ところで生ごみ粉砕器をキッチンシンクの下側に配設して、その内部をシンクの底部の排水口に連通させる状態で設けた場合、シンク作業をしながらその場で生ごみを生ごみ粉砕器に投入して処理できる利点が得られるが、一方でこのようにした場合、上記のように搬送媒体を生ごみ粉砕器を通る循環路を通じて循環流動させて生ごみ粉砕物をその搬送媒体で排出するようになすと、キッチンシンクからの排水の処理が大きな問題となる。
ここにおいて請求項6は、生ごみ粉砕器の投入口をキッチンシンクの底部の排水口から離隔した下側に位置させて、シンクの底部の排水口と投入口との間に排水室を形成し、そしてその排水室から横向きに排水路を延び出させるとともに、生ごみの粉砕処理装置に蓋ユニット、即ち上段に排水口にセットされる、通水機能を持った目皿等の排水蓋を、下段に生ごみ粉砕器の投入口を閉鎖する投入口蓋を有する蓋ユニットを備えたもので、このようにしておけば、その蓋ユニットをセットしておくことで、生ごみ粉砕器にて生ごみの粉砕を行うと否とに拘らずシンク排水が生ごみ粉砕器の内部に流入してしまうのを防いでシンク排水をその排水路を通じて良好に排出することができる。
換言すればシンクに水を流しながら、その蓋ユニットを閉めておくことで搬送媒体を循環させつつ生ごみ粉砕器にて生ごみを粉砕し且つその後の処理を行うことが可能となる。
尚この請求項6においては搬送媒体として様々なものを用いることも可能である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンの流し台で、12はキッチンシンク(以下単にシンクとする)、14はキャビネット、15はカウンターで、このカウンター15上に流し台水栓16が設置されている。
18はディスポーザと称される生ごみの粉砕処理装置20における生ごみ粉砕器で、その内部をシンク12の底部の排水口に連通させる状態でシンク12により吊持されている。
この生ごみ粉砕器18は、図2に示しているように上部に生ごみの投入口21を有している。
この投入口21は、シンク12の底部の排水口よりも所定距離下側に位置しており、この投入口21と排水口との間に排水室22が形成されている。
そしてこの排水室22から横向きに排水路24が延び出している。
26は蓋ユニットであって、上段にシンク12の底部の排水口にセットされる網目状の目皿(排水蓋)28を、下段に投入口21を閉鎖する投入口蓋30を有しており、それらが一体に構成されている。
この実施形態では、蓋ユニット26を取り外すと投入口21が開放され、また蓋ユニット26を閉じると投入口21が投入口蓋30にて閉鎖されるとともに、シンク12の底部の排水口に目皿28がセットされる状態となる。
図1に示しているように32は水よりも比重が軽く且つ水不溶性の、例えば流動パラフィン等から成る搬送媒体で、34はこの搬送媒体32を循環させる生ごみ粉砕器18を通る循環路で、36はその循環路34上に設けられた循環ポンプ(循環手段)である。
尚34Aは循環路34の一部を成す部分であって、搬送媒体32を生ごみ粉砕器18に流入させる流入路である。
また34Bは同じく循環路34の一部を成す部分であって、生ごみ粉砕器18からの生ごみ粉砕物を搬出させる搬送媒体32の流出路である。
搬送媒体32は、この生ごみ粉砕器18を通る循環路34を循環流動させられ、そして生ごみ粉砕器18内の生ごみ粉砕物をこれから搬出する。
38は生ごみ粉砕器18から搬出された生ごみ粉砕物を処理するための処理槽で分離槽40,乾燥室42及び上水貯溜室44を有している。
ここで分離槽40は、分離槽40に運ばれて来た生ごみ粉砕物48を水49とともに搬送媒体32から分離する槽であって、排出ポンプ46及び排出管路50がそこに設けられている。
排出ポンプ46は、分離槽40の底部に沈んだ生ごみ粉砕物48を水49とともに排出管路50を通じて乾燥室42に排出する。
本実施形態においてはこの排出ポンプ46と排出管路50とを含んで取出手段が構成されている。
乾燥室42には加熱手段52が設けられており、乾燥室42に取り出された生ごみ粉砕物48が乾燥処理される。
乾燥処理された生ごみ粉砕物48は、蓋54を開くことによって処理槽38外に取り出される。
尚分離槽40の底面51は排出ポンプ46に向かって下向きに傾斜する傾斜面とされている。
58は上水の供給管路で、この供給管路58を通じて供給された上水が上水貯溜室44に貯溜されるようになっている。
ここに貯溜された上水は、更に循環ポンプ36によって吸上管路60を通じて吸い上げられ、循環路34に供給される。詳しくは循環路34における流入路34Aに供給される。
56は分離槽40内の搬送媒体32を吸い上げる吸上管路で、この吸上管路56を通じて吸い上げられた搬送媒体32が、流入路34Aを通じて生ごみ粉砕器18へと供給される。
この吸上管路56は循環路34、詳しくは流入路34Aの一部を成している。
尚、上水の供給管路58,上水の吸上管路60,搬送媒体32の吸上管路56のそれぞれには、開閉弁としての電磁弁61,62,64が設けられている。
次に本実施形態の生ごみの粉砕処理装置の作用を説明する。
この実施形態の生ごみの粉砕処理装置では、蓋ユニット26を取り外してシンク12の底部の排水口及び投入口21を通じて生ごみを生ごみ粉砕器18内部に投入する。
そしてメインスイッチをオン操作した状態で蓋ユニット26を閉操作すると、ここにおいて図示を省略する蓋スイッチがオン動作して生ごみの粉砕処理装置20が作動開始する。
詳しくは生ごみ粉砕器18が粉砕開始し、投入された生ごみを粉砕する。
このとき循環ポンプ36も同時に作動して、搬送媒体32を循環路34を通じて循環流動させる。
従って生ごみ粉砕器18で粉砕された生ごみ粉砕物は、その搬送媒体32によって生ごみ粉砕器18から搬出され、流出路34Bを通じて分離槽40へと投入される。
搬送媒体32によって分離槽40に投入された生ごみ粉砕物48は、図3(I)に示しているように生ごみ粉砕の際に生じた粉砕汁とともに比重差で分離槽40の底部に沈み込んで、分離槽40内で搬送媒体32と分離される。
分離槽40の底部に沈んだ生ごみ粉砕物48は、図3(II)に示しているように粉砕汁等の水49とともに、排出ポンプ46にて排出管路50を通じ隣りの乾燥室42へと排出される。即ち乾燥室42へと取り出される。
そしてここに取り出された生ごみ粉砕物48はそこで乾燥された上、蓋54を開けて処理層38の外部に取り出される。
尚、搬送媒体32を循環路34を通じて循環流動させる際には、搬送媒体32の吸上管路56上の電磁弁64だけを開状態としておき、上水の供給管路58,吸上管路60上の電磁弁61,62については閉状態としておく。
尚この生ごみの粉砕処理装置20では、蓋ユニット26を取り外すと、そこにおいて蓋スイッチがオフ動作して生ごみの粉砕処理のための作動がそこで自動的に停止する。
但し本実施形態の生ごみの粉砕処理装置20では、生ごみの粉砕処理を行っていないとき、即ち生ごみ粉砕器18が稼動していないときに、自動的に且つ間欠的に搬送媒体32が循環路34を通じて循環流動させられる。
その目的は、搬送媒体32を自動的且つ間欠的に循環路34を通じて循環流動させることで、循環路34、特に流出路34Bに付着した生ごみ粉砕物を搬送除去し、洗浄するためである。
これにより循環路34内に卵の殻や骨類,貝等の比重の大きな生ごみ粉砕物が残っていても、これらを良好に循環路34から取り除いて分離槽40へと投入することができ、循環路34特に流出路34Bの閉塞を効果的に防止することができる。
本発明においてはまた、図3(III)に示しているように必要に応じて上水貯溜室44内に貯溜してある上水を間欠的に一定量(例えば50mlから1000ml程度)循環路34に供給して、循環路34を流動させる。
循環路34を流動した上水は、分離槽40に最終的に投入されてその底部に沈んだ状態となる。
このように上水を間欠的に或いは必要なときに循環路34に供給することで、循環路34内を上水にて洗浄(フラッシング)することができ、循環路34に付着していた生ごみ粉砕物や搬送媒体32を、その上水の流れによって循環路34から取り除き、分離槽40へと排出することができる。
またこのような上水の供給によって分離槽40内に水が補給されることとなり、排出ポンプ46にて生ごみ粉砕物48を粉砕汁等とともに排出する際に、分離槽40内における水の不足によって内部の搬送媒体32が吸い出されてしまうのを良好に防止することができる。
このように本例の生ごみの粉砕処理装置20では、生ごみの粉砕に際して生じた粉砕汁が搬送媒体32に溶け込むのを防止して、その粉砕汁を生ごみ粉砕物48とともに搬送媒体32から良好に分離することができる。
そのため本例によれば、生ごみの粉砕汁が搬送媒体32に溶け込むことによって搬送媒体32が汚れ、また腐敗するのを良好に防止し得て、搬送媒体32を長期間繰り返し使用することが可能となる。
また本例では生ごみ粉砕物48と粉砕汁とを比重差によって搬送媒体32から分離するものであるため、分離のためのスクリーンや不織布のような複雑な濾過装置を特に必要とせず、設備に要するコストも安価となすことができるとともに分離も容易に行うことができる。
本例においては、生ごみ粉砕器18としていわゆるディスポーザを用い、その内部をシンク12の底部の排水口に連通させる状態にシンク12の下側に配設しているため、シンク作業をしながら同時に同じ場所で生ごみを投入してその処理を行わせることができる。
一方でシンク12の底部の排水口と投入口21との間に排水室22を形成して、その排水室22から横向きに排水路24を延び出させるとともに、生ごみの粉砕処理装置20に蓋ユニット26、即ち上段に排水口にセットされる目皿28を、下段に投入口蓋30を有する蓋ユニット26を具備させているため、蓋ユニット26をセットしておくことで、生ごみ粉砕器18にて生ごみの粉砕を行いつつ、シンク排水を排水路24を通じて良好に排出することができる。
即ちシンク12に水を流しながら蓋ユニット26を閉めておくことで、搬送媒体32を循環させつつ生ごみ粉砕器18にて生ごみを粉砕し、且つその後の処理を行うことが可能となる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の生ごみの粉砕処理装置を示す図である。 図1の要部を示す図である。 同実施形態の生ごみの粉砕処理装置の作用説明図である。 従来の生ごみの粉砕処理装置の一例を示す図である。
符号の説明
12 シンク
18 生ごみ粉砕器
20 生ごみの粉砕処理装置
21 投入口
22 排水室
24 排水路
26 蓋ユニット
28 目皿(排水蓋)
30 投入口蓋
32 搬送媒体
34 循環路
34A 流入路
34B 流出路
36 循環ポンプ
40 分離槽
42 乾燥室
46 排出ポンプ(取出手段)
48 生ごみ粉砕物
49 水
50 排出管路(取出手段)
58 供給管路
60 吸上管路

Claims (6)

  1. (イ)生ごみ粉砕器と
    (ロ)水よりも比重が軽く且つ水不溶性の液体からなる生ごみ粉砕物の搬送媒体と
    (ハ)該生ごみ粉砕器を通る循環路に沿って該搬送媒体を循環流動させる該搬送媒体の循環手段と
    (ニ)該循環路上に設けられ、前記搬送媒体にて前記生ごみ粉砕器から搬送されて来た生ごみ粉砕物と水とを該搬送媒体から比重差によって分離する分離槽と
    (ホ)該分離槽で分離された生ごみ粉砕物を水とともに該分離槽から取り出す取出手段と
    を有していることを特徴とする生ごみの粉砕処理装置。
  2. 請求項1において、前記取出手段にて取り出した生ごみ粉砕物を乾燥する乾燥室を更に有していることを特徴とする生ごみの粉砕処理装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記循環路に上水を供給する上水供給手段を更に有していることを特徴とする生ごみの粉砕処理装置。
  4. 請求項3において、前記上水供給手段は前記循環路の前記生ごみ粉砕器への前記搬送媒体の流入側に上水を供給するものであることを特徴とする生ごみの粉砕処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記生ごみ粉砕器はキッチンシンクの底部の排水口に内部を連通させる状態に該シンクの下側に配設されていることを特徴とする生ごみの粉砕処理装置。
  6. (a)上端部に生ごみの投入口を有し、該投入口をキッチンシンクの底部の排水口より離隔した下側に位置させ且つ該投入口を通じて内部を該排水口に連通させる状態に該シンクの下側に配置された生ごみ粉砕器と
    (b)該排水口と投入口との間に形成された排水室より横向きに延び出した排水路と
    (c)上段に前記排水口にセットされる、通水機能をもった排水蓋を、下段に前記生ごみ粉砕器の前記投入口を閉鎖する投入口蓋を有する蓋ユニットと
    を備えていることを特徴とする生ごみの粉砕処理装置。
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