JP2007196544A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブル配線材の配線構造を工夫することで、配線同士の間隔を狭くしないで高集積化できるインクジェットヘッドを提供する。
【解決手段】フレキシブル配線材40は、一端部をアクチュエータ30に重ねられ、その表面と平行でかつインクを吐出するノズル列25と直交する方向に引き出され、駆動ICチップ49を塔載している。アクチュエータ30の電圧印加用の複数の個別電極端子37に対応して、フレキシブル配線材40に複数の個別電極ランド60が互いに千鳥状に配列形成され、フレキシブル配線材40の引き出された方向側に配列されたブラックインク用の隣接する2つの列のうち、隣接する2つの個別電極ランド60Bの間隔が、他のインク用の個別電極ランド60M〜60Yの間隔よりも広くなっていて、直線部48bと屈曲部48cから成る配線パターン48が、各個別電極ランド60間を通って駆動ICチップ49に集積される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、インクジェット式記録ヘッドに係り、特にアクチュエータに給電するための配線材の接続構造に関するものである。
インクジェット式記録ヘッドは、特許文献1のように、複数枚のプレートを積層したキャビティユニットに、2列に配置した複数の圧力室が設けられ、各圧力室に対応するエネルギー発生部(特許文献1では活性部)を有するアクチュエータがキャビティユニットと接合されている。そして、アクチュエータの各エネルギー発生部に電圧印加するために、アクチュエータの上面に、その長手方向の両側縁に沿って各エネルギー発生部と対応した表面電極が設けられ、配線材の接合端子部とアクチュエータの端子とが重ねて接合される。配線材は、アクチュエータの長手方向の延長方向に長く形成され、その長手方向に2列の接合端子部に連接した各配線が、配線材の狭い幅の部分(長手方向と直交する方向の幅)に多数本形成され、外部に引き出され、各接合端子部からの各配線の幅は微細で、間隔が狭くなっている。
特許文献2では、フレキシブル配線材(特許文献2ではフレキシブル回路基板)を、片面に配線を有する複数の基板層の積層体にて構成し、その複数の基板層の少なくとも1つの開口部を有して、その後側に配置された基板層の配線を前記開口部を介して露出させて接合電極を形成し、これを個別電極用の表面電極に接合することで、配線の高集積化を実現することが考えられている。
また、特許文献3では、フレキシブル配線材(特許文献3ではフレキシブルフラットケーブル)の構成において、インクを吐出させるエネルギーをアクチュエータに与える複数のエネルギー発生部と個別に電気的に接続される複数の個別接合電極を千鳥状にかつ、段階差をつけて配列させることで、配線密度が高い箇所で、配線間の間隔を余り密にならないようにしている。
特開2003−159795号公報 特開平11-147311号公報 特開2005−161760号公報
近年、インクジェットプリンタは、小型化、高速化および印字品質の向上を兼ね備えた性能が要望され、インクジェット式記録ヘッドのノズル数を増やして高密度化することで高速化させたり、噴出されるインクの粒径を細かくすることにより印字品質の向上を図ってきた。特に高速化において、ノズル数が増えると、そのノズルに対応するアクチュエータのエネルギー発生部および表面電極数も増加し、また、それに対応してフレキシブル配線材の接合電極も増加し、配線パターン数が多くなる。特に特許文献3(図9)のような構成において、フレキシブル配線材に形成された複数の個別接合電極は、それぞれから駆動回路を備えた駆動ICチップが塔載された方向(フレキシブル配線材が引き出された方向)に平行に配線され、駆動ICチップに高集積化されて接続されるため、配線パターン数が増えるに伴い、フレキシブル配線材の幅を広くするか、配線を細かくかつ配線同士の間隔を狭くしなくてはいけない。しかし、配線の幅を広くすると大型化・コストアップしてしまい、配線を細かく、間隔を狭くすると製造上限界があり、また抵抗値が高くなったり、ショートを起こしやすくなるといった危険性があった。また、フレキシブル配線材を多層化させて配線パターン数を増やすこともできるが、コストが大幅に上がってしまう。
本発明は、上述したような問題に対し、フレキシブル配線材の配線構造を工夫することで、配線同士の間隔を狭くしないで高集積化できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、インクを噴射するための複数のエネルギー発生部を有していて、その表面に前記各エネルギー発生部への電圧印加用の複数の端子が列をなして有するアクチュエータと、そのアクチュエータの表面に一端部が重ねられ、その表面と平行でかつ前記列と直交する方向に引き出された配線材とを備え、前記配線材には、前記複数の端子と対応した複数のランドが列をなして設けられるとともにその複数のランドと接続した複数の配線パターンが設けられ、前記端子とランドとを対応させて接合されて成るインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記複数の端子は、隣接する列の端子同士が千鳥状に配列され、前記複数のランドは、前記複数の端子と対応して、千鳥状に配列されていて、前記複数の端子列のうち、前記配線材が引き出された側の少なくとも隣接する2つの端子列は、その端子列の間隔が、他の前記端子列の隣り合った端子列間の間隔よりも広く、前記ランド列のうち、前記端子と対応して、前記配線材が引き出された側の少なくとも隣接する2つのランド列は、そのランド列の間隔が、他の前記ランド列の隣合ったランド列間の間隔よりも広く形成されていて、前記配線パターンは、前記引き出された側のランド列のランドと、それと隣接するランド列で前記ランドと列方向に隣接するランドとの間を前記引き出された方向に対して角度を持って延びて配線されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記エネルギー発生部は、複数色のインクごとに列をなしていて、前記端子は、前記複数色のインクごとに複数の列をなし、かつ、隣接する列の端子同士が千鳥状に配列され、前記ランドは、前記端子と対応して、前記複数色のインクごとに複数の列をなし、かつ、隣接する列のランド同士が千鳥状に配列されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記各エネルギー発生部に対応して、インクを収容する複数の圧力室をさらに備え、その複数の圧力室のうち、前記引き出された側の端子に対応する圧力室は、前記引き出された方向の長さが他の圧力室の長さよりも長く、前記長い圧力室に対応する前記エネルギー発生部は、他の圧力室に対応するエネルギー発生部よりも、前記前記引き出された方向の長さが長いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記長い圧力室に収容されたインクがブラックインク、他の圧力室に収容されたインクが他のカラーインクであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記引き出された側の前記エネルギー発生部の1つの列に対応する前記端子は、列方向に隣接する端子同士が、前記引き出された方向に互いにずれて位置することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記引き出された側の前記エネルギー発生部の1つの列に対応して、前記アクチュエータの表面に1つの列の表面電極が形成され、その各表面電極は、前記引き出された方向に所定の長さを有し、前記端子は、前記表面電極の上に、それぞれが形成され、隣接する表面電極の上の端子が前記引き出された方向に互いにずれて位置することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記複数のランドは、その上に複数のバンプ電極を設けられ、前記複数のバンプ電極と前記複数の端子とが対応させて接合されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によると、アクチュエータは、その表面に複数のエネルギー発生部への電圧印加用の複数の端子が千鳥状に配列していて、配線材は、その端子に対応して千鳥状に配列した複数のランドと、各々のランドが接続された複数の配線パターンを有し、その一端部をアクチュエータの表面に重ね、その表面と平行でかつ端子列と直交する方向に引き出される。各端子と対応する各ランドは、配線材が引き出された側の少なくとも隣接する2つの端子列およびランド列の間隔が、他の端子列およびランド列の間隔よりも広く形成され、配線パターンは、引き出された側のランド列のランドと、それと隣接するランド列で前記ランドと列方向に隣接するランドとの間を引き出された方向に対して角度を持って延びるように配線されている。
そのため、配線材が引き出された側において、複数のランドの列から延びる配線が集積されて密になるが、引き出された側の少なくとも隣接する2つのランド列のランド間を上述した角度を持って延びる複数の配線の間隔を従来よりも広く形成することができるため、引き出された方向の配線同士の間隔をあまり密にしないで、かつ、配線を高集積化でき、配線同士のショートを防ぐこともできる。また、配線パターンの製造がしやすくなるため、歩留まりを上げることができ、コストダウンできる。さらに、配線同士の間隔にゆとりがあるため、配線幅を太くして抵抗値を低くさせたり、さらに配線パターン数を増加、ひいてはノズル数の増加させることができ、インクジェットプリンタ装置の高速処理化に対応できる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、エネルギー発生部は、複数色のインクごとに列をなしていて、端子は複数色のインクごとに複数の列をなし、かつ、隣接する列の端子同士が千鳥状に配列され、ランドは端子と対応して、複数色のインクごとに複数の列をなし、かつ、隣接する列のランド同士が千鳥状に配列されているため、配線パターンを高密度に配線することができ、本発明の構成を容易に実現させることができる。
請求項3に記載の発明によると、請求項1または2に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、各エネルギー発生部に対応して、インクを収容する複数の圧力室をさらに備え、その複数の圧力室のうち、引き出された側の端子に対応する圧力室は、引き出された方向の長さが他の圧力室の長さよりも長く、長い圧力室に対応するエネルギー発生部は、他の圧力室に対応するエネルギー発生部よりも、引き出された方向の長さが長いため、長い圧力室に収容されたインクは、他の圧力室に収容されたインクと比べて、多くの体積のインクに大きなエネルギーが与えられ、他の圧力室から吐出されるインク滴よりも一回の動作でインク滴の体積を多く吐出させることができる。また、引き出された側のエネルギー発生部の長さが長いことで、端子の間隔を大きくでき、上記の配線どうしの間隔を広くできる。
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、長い圧力室に収容されたインクがブラックインク、他の圧力室に収容されたインクが他のカラーインクであるため、ブラックインク滴を他の圧力室に収容されたカラーインクのインク滴の体積よりも大きく吐出できる。例えば、ブラックインクに顔料インク、カラーインクに染料インクを使用したとき、被記録媒体上で顔料インクが染料インクに比して拡がりにくいことによるドット径の差を補償することができる。また、ブラックインクとカラーインクとが被記録媒体上で同等の拡がりを有している場合であっても、複数のカラーインクの重なりによりドット径が、単色のブラックインクのドット径よりも大きくなることを補償することができる。
請求項5に記載の発明によると、請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、引き出された側のエネルギー発生部の1つの列に対応する端子は、列方向に隣接する端子同士が、引き出された方向に互いにずれて位置するため、対応するランドも引き出された方向に互いにずれて位置され、エネルギー発生部の列が1つであっても、端子同士をずらせることで、配線パターンを高密度に配線することができ、本発明の構成を容易に実現させることができる。
請求項6に記載の発明によると、請求項5に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、引き出された側のエネルギー発生部の1つの列に対応して、アクチュエータの表面に1つの列の表面電極が形成され、その各表面電極は、引き出された方向に所定の長さを有し、端子は表面電極の上に、それぞれが形成されているため、ランドと端子との接続位置が確実になり、電気的接続の信頼性を向上させることができる。また、隣接する表面電極の上の端子が引き出された方向に互いにずれて位置し、対応するランドも互いにずれて位置するため、配線パターンを高密度に配線することができる。
請求項7に記載の発明によると、請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、複数のランドは、その上に複数のバンプ電極を設けられ、複数のバンプ電極と複数の端子とが対応させて接合されているため、バンプ電極を介してフレキシブル配線材とアクチュエータとの接合が可能になり、接合作業が容易になると共に、接合強度がよくなり、電気的接続の信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、インクを吐出する側を下面および下方向とし、その反対側を上面および上方向とする。また、添字M、C、B、Yは、それぞれマゼンタインク、シアンインク、ブラックインク、イエローインクに関するものであることを示す。
インクジェットプリンタ装置は、図示しないが、ガイド軸にキャリッジとして機能するヘッドホルダが取り付けられていて、ヘッドホルダには、その下面に形成されたノズル25からインクを吐出して記録用紙に記録する記録ヘッド1と、各色のインク、例えば、ブラックB、シアンC、マゼンタM、イエローYが収容されたインクタンクが塔載され、記録用紙に沿ってその幅方向(図1のX方向)に往復走査しながら、記録ヘッド1のアクチュエータ30が駆動されることで、印字がなされる。
記録ヘッド1は、特開2003−80709号公報に記載の公知のものと同様で、図1に示すように、複数のノズル25がY方向に配列されたノズル面を下面に有するキャビティユニット20の上に、キャビティユニット20内のインクに選択的に吐出圧力を与えるプレート型のアクチュエータ30を接着シートを介して接合し、更にその上面に可撓性のフレキシブル配線材40が、その一端をアクチュエータ30と接合して電気的に接続され、他端はその表面に平行でかつX方向に引き出され、さらに駆動回路を内装する駆動ICチップ49を塔載した構造をしている。
キャビティユニット20は、図2のように複数の薄いプレート21を積層し、接着剤で接合して構成されていて、その最下面のプレート21には複数のノズル25がキャビティユニット20の長手方向(Y方向)に千鳥配列状に配列され、かつ、それと直交する方向(X方向)に適宜間隔で複数列設けられている。実施例では、複数のノズル25は微小間隔で複数個形成され、フレキシブル配線材40が引き出され、駆動ICチップ49が塔載された方向(X方向、図1、図2の右手方向)から順に、ブラックインク用のノズル列25B、マゼンタインク用のノズル列25M、図示しないが、シアンインク用のノズル列25C、イエローインク用のノズル列25Yが2列ずつ設けられている。複数のノズル25は微小径で、ブラックインク用のノズル25Bは、20μm程度で、その他のインク用のノズル25M、25C、25Yは、18μm程度であり、ブラックインク用のノズル25Bが他のカラーインク用のノズル25M〜25Yに比べて大径で、ブラックインクが、カラーインクよりも一インク滴の体積が多く吐出される。
また、最上面のプレート21には、複数の圧力室23が平面視細長形状に形成され、その長手方向(X方向)の一端部が複数のノズル25と連通し、他端部が後述するマニホールド流路22と連通して形成されている。複数の圧力室23は、図1のように隣接する列の圧力室23に対して、キャビティユニット20の長手方向(Y方向)に千鳥配列状に形成され、かつ、それと直交する方向(X方向)に複数列配列している。実施例では、複数のノズル列25B、25M、25C、25Yに対応して、圧力室23B、23M、23C、23Yがインク色ごとX方向から2列ずつ配列されていて、また、ブラックインク用の圧力室23Bは、その長手方向(X方向)の長さ23Bwが、他のインクの圧力室の長手方向(X方向)の長さ23Mw、23Cw、23Ywよりも長くなっていて、23Bwは1.4mm程度の長さで、23Mw〜23Ywは1.1mm程度の長さであり、ブラックインク用の圧力室23Bが、他のカラーインク用の圧力室23M〜23Yに比べて、長手方向(X方向)の長さが長くなっている。このため、ブラックインクが他のカラーインクに比べて、吐出するための圧力を多く受けるため、一インク滴が持つ吐出エネルギーが大きく、他の圧力室23M〜23Yから吐出されるインク滴より体積を大きく吐出させることができる。なお、各圧力室23の幅(Y方向)は、すべて同じに形成されている。
また、キャビティユニット20の上面には図1のようにインク供給口17B、17M、17C、17Yがインク色別に設営され、インクタンク(図示せず)から供給された各インクが各インク供給口17B〜17Yに供給され、その各々から延びるキャビティユニット20中のマニホールド流路22B、22M、22C、22Y(22C、22Yは図示しない)に流入したインクは、プレート21を貫通する連通孔を介して複数の圧力室23B〜23Yにインク色別に分配され、各圧力室23B〜23Yから対応する各ノズル25B〜25Yに至る構成である。実施形態では、キャビティユニット20の薄いプレート21は、50〜150μm程度の厚さを有し、複数のノズル25を有するプレート21はポリイミド等の合成樹脂製で、その他のプレート21は42%ニッケル合金鋼板製である。
次に、アクチュエータ30について説明する。アクチュエータ30は、図2のように、各複数の圧力室23B〜23Yを覆う最下層のセラミックス層を含んだ複数枚のセラミックス層31を、キャビティユニット20の圧力室23側からその複数の圧力室23の配列面と直角方向に積層して構成されている。1枚のセラミックス層の厚さは30μm程度で、PZTなどの圧電セラミックスである。各セラミックス層31のうち下から偶数段目のセラミックス層31bの上面(広幅面)には、キャビティユニット20における各々の圧力室23に対応した箇所に細幅の個別電極33が形成され、キャビティユニット20のY方向に千鳥配列状に形成され、かつ、それと直交する方向(X方向)に複数列配列している。個別電極33のX方向の長さは、圧力室23B〜23Yにほぼ対応しているため、ブラックインク用の圧力室23Bに対応した個別電極33Bは、他のインク用の圧力室23M〜23Yに対応した個別電極33M、33C、33YのX方向の長さよりも長く形成されている。また下から奇数段目のセラミックス層31aの上面(広幅面)には、複数の圧力室23に対して共通のコモン電極32が形成され、グランド電位に接続されている。個別電極33とコモン電極32とは、最下層のセラミックス層を除いて、少なくとも1つのセラミックス層31を挟んで交互に配置され、互いに対向している。そして、アクチュエータ30における各々の個別電極33と、キャビティユニット20における各々の圧力室23を対向させて、キャビティユニット20とアクチュエータ30が接着・固定される。
また、アクチュエータ30は、複数枚のセラミックス層31の積層方向に対向する個別電極33とコモン電極32間のセラミックス層31の部分をエネルギー発生部とし、後述する駆動ICチップ49が、選択的に個別電極33とコモン電極32との間に電圧を印加させることにより、その印加された個別電極33に対応したエネルギー発生部を、積層方向に歪ませ、この変位が圧力室23の容積を変化させ、インクを吐出する圧力と圧力波を発生させ、インクをノズル25から吐出させる。
つまり、エネルギー発生部は、圧力室23の数と同一の数で、同一の列に対応して列方向(Y方向)に配列されている。また、エネルギー発生部は、X方向に圧力室23の長手方向に長く形成され、かつ隣接するエネルギー発生部も圧力室23の配置と同様であって、千鳥状配列され、インク色ごとにX方向に2列ずつ配列されている。また、エネルギー発生部のX方向の長さは、圧力室23B〜23YのX方向の長さと対応するため、ブラックインク用の圧力室23Bに対応するエネルギー発生部が他のインク用の圧力室23M〜23Yに対応するエネルギー発生部よりも長く形成される。そのため、他のカラーインクに比べて、ブラックインクを吐出するための圧力を多く供給することができ、ブラックインクの吐出インク滴体積を多くすることができる。
さらに、アクチュエータ30の最上層の上面には、図1,図3のように個別電極33およびコモン電極32とに対応する個別表面電極36およびコモン表面電極34が形成されている。各表面電極36,34は前記特開2003−80709号公報に記載の公知の構成と同様に、積層されたセラミックス層31の積層方向に貫通したスルーホール(図示せず)に充填された導電性材料を介してそれぞれ個別電極33およびコモン電極32と導通されている。個別表面電極36は、個別電極33と略平行で、かつ、ほぼ同形状の細幅の矩形状をしているが、個別電極33のX方向の長さよりも短い。また、ノズル列25B〜25Y(圧力室列23B〜23Y)と同様に、アクチュエータ30の長手方向(Y方向)に沿ってインク色ごとにX方向に2列ずつ設けられ、対となる2列がそれぞれ千鳥状となるように列設されている(個別表面電極列36B〜36Y)。個別表面電極列36B〜36Yは、個別電極列33B〜33Yに対応しているため、ブラックインク用の個別電極列33Bに対応した個別表面電極列36Bは、他のインク用の個別電極列33M〜33Yに対応した個別表面電極36M〜36YのX方向の長さよりも長く形成されている。また、コモン表面電極34は、アクチュエータ30の最上面のうちY方向の最両端の外周に沿って帯状に形成されている。
個別表面電極36およびコモン表面電極34の上には、アクチュエータ30に接合されるフレキシブル配線基板40の接合面(下面)に形成される、後述する個別電極ランド60およびコモン電極ランド61と対応して、個別電極端子37およびコモン電極端子35がそれぞれ設けられている。個別電極端子37は、個別表面電極36と同じ細幅の矩形状で、個別表面電極36の1つの列(図3Y方向の1列)において、各個別表面電極36の長手方向(X方向)の一端寄りまたは他端寄りに、交互に配列されている。つまり、図3に示すように個別表面電極列36の1つの列において、個別電極端子37は、Y方向に延びて配列された列が隣接して2列形成され、その隣接した2列の各個別電極端子37同士が千鳥状に配置されていることになる。よって、アクチュエータ30のX方向にインク色ごとに8列配列形成されている個別表面電極列36B〜36Yに対して、個別電極端子列37B〜37Yは、X方向にインク色ごとに4列ずつ配列形成されている。
そのため、図3のように、個別表面電極36の1つの列(図3中Y方向の1列)に対して、隣接し2列配置された個別電極端子列37において、それぞれが隣接した個別電極端子37同士の間隔は、個別表面電極36の長手方向(X方向)の長さと対応する。よって、上述したように、ブラックインク用の個別表面電極36Bの1列の上に形成された個別電極端子列37Bにおいて、Y方向に各隣接した個別電極端子37同士の間隔37Bwが、他のインク用の個別電極端子列37M〜37Yにおいて、Y方向に各隣接した個別電極端子間隔(37Mw、37Cw、37Yw)よりも広くなっている。また、コモン電極端子35は、個別電極端子37と同形状の細幅の矩形状で、帯状のコモン表面電極34上に沿って、インク色ごとに2箇所ずつX方向に配列されている(34B〜34Y)。個別表層電極36およびコモン表層電極34は、銀―パラジウム系の導電部材をスクリーン印刷形成することにより行われ、個別電極端子37およびコモン電極端子35は、個別表層電極36およびコモン表層電極34上に銀を印刷して形成されている。
次に、複数の個別電極端子37およびコモン電極端子35に電気的に接合するための配線基板の一例として、フレキシブル配線材40について説明する。図1のように外部からの制御信号を伝達するための複数の配線パターン47、48を配設したフレキシブル配線材40が、その一端をアクチュエータ30の最上層の上面と接合して電気的に接続され、他端は端子37の列と直交する方向(X方向)に引き出され、その引き出された方向のフレキシブル配線材40上に駆動ICチップ49を搭載している。駆動ICチップ49は、印字データにもとづいて個別電極33とコモン電極32の間に選択的に電圧を印加するもので、その電圧の印加によって前述のようにインクをノズル25から吐出させる。
フレキシブル配線材40は、図4(b)のように、電気絶縁性を有し可撓性の合成樹脂材(例えば、ポリイミド樹脂)からなる帯状のベース材50の片面には、後述する銅箔からなる複数の個別電極ランド60および複数のコモン電極ランド61、そして複数の配線パターン46、47、48がフォトレジスト等により形成されていて、これらの表面を、電気絶縁性を有し可撓性の合成樹脂(例えば、ポリイミド樹脂)からなるカバーレイ51にて被覆させている。また、ベース材50の上面には、フレキシブル配線材40が引き出された方向(X方向)に駆動ICチップ49が搭載されていて、駆動ICチップ49の入力側に配線パターン47と出力側に配線パターン48およびコモン電極導線46が接続されている。個別電極ランド60およびコモン電極ランド61は、それぞれ個別電極端子37およびコモン電極端子35と対応する位置に形成され、配線パターン48およびコモン電極導線46の端部と接続されている。配線パターン47およびコモン電極導線46は、フレキシブル配線材40の引き出された方向の最外端の接続端子52と接続される。さらに、ベース材50は、島状の個別電極ランド60およびコモン電極ランド61に対応する部位に孔53(開口部)を開けてランド60および61を露出させ、そのランド60および61上にバンプ電極63を固着している(図6)。
複数の島状に形成された個別電極ランド60とコモン電極ランド61は、アクチュエータ30の個別電極端子37とコモン電極端子35に対応して形成され、個別電極ランド60は、Y方向に延びて配列されるとともに各列間にX方向に間隔をおき、インク色ごとに4列ずつ配列されている。つまり、アクチュエータ30の個別表面電極列36の1つの列に形成されたY方向に延びる隣接する2列の個別電極端子列37に対応して、Y方向に延びる隣接する2列の個別電極ランド列60が形成され、各々の各個別電極ランド60同士が千鳥状に配置されている(60B〜60Y)。
例えば、図5のように個別電極ランド60に番号を振り、ブラックインク用の個別電極ランド列60Bの駆動ICチップ49側に配置された個別電極ランド列60Bを第1列とすると、第1列[007]、〔022〕・・・[359]、[374]、第2列[015]、[030]・・・[367]、第3列[003]、[023]・・・[355]、[375]、第4列[008]、[031]・・・[360]のように配列される。そして、Y方向に隣接する各個別電極ランド列60Bが、例えば、第1列と第2列、第3列と第4列の個別電極ランド60同士がY方向に対して千鳥状に配列されている。同様にして、他のインク用の個別電極ランド列60M〜60Yもそれぞれ4列ずつ配列されていて、全体ではX方向に適宜間隔で16列の個別電極ランド60の列が配置され、隣り合った個別電極ランド列の個別電極ランド60が、千鳥状に配列される。なお、図5において、個別電極ランド60に付された番号[000]、[001]・・・は、その個別電極ランド60が接続される駆動ICチップ49の出力端子の一方の端からの順番を示している。
図4、図5のように、隣接する2列の個別電極ランド列60のうち、Y方向に隣接した2つの個別電極ランド60同士の間隔(隣り合った奇数列と偶数列のY方向に隣り合ったランド60同士の間隔)は、個別電極端子45同士の間隔と対応して、ブラックインク用の個別電極ランド列60Bのランド60同士の間隔60Bw(例えば[007]と[015]、[015]と[022]の間隔)が、他のインク用の個別電極ランド列60のランド間隔60Mw(例えばマゼンタインク用の個別電極ランド列60Mの[004]と[009]、[009]と[016]の間隔)よりも広くなっている。シアンインク用の個別電極ランド列60Cおよびイエローインク用の個別電極ランド列60Yもマゼンタインクと同様である。
また、複数の個別電極ランド60のそれぞれは配線パターン48と接続され、各配線パターン48は、複数の個別電極ランド60同士の間隔を通って適宜間隔を持ってX方向に延び、駆動ICチップ49に接続される。配線パターン48は、X方向に略平行な略直線部48bと、隣接する2つの個別電極ランド60間をX方向に対して角度を持って伸びる屈曲部48cから成る。配線パターン同士の間隔は、配線パターン数と個別電極ランド列60同士の間隔によって決まる。そのため、最も引き出された方向側(駆動ICチップ49に配線パターンが集積される側)になるに従い狭く、細かくなる。つまり、ブラックインク用の隣接する個別電極ランド列60Bのうち、最も駆動ICチップ49に近い第1列[007]と第2列[015]の、各Y方向に隣接する個別電極ランド60同士の間を通る配線パターン48の屈曲部48cの間隔が最も狭く、細くなる。
本発明では、配線パターン48が通る個別電極ランド60の間隔のうち、最も配線パターン48が高集積化されるブラックインク用の個別電極ランド60同士の間隔60Bwが、他の箇所よりも広くなっているため、配線パターン48の屈曲部48cをあまり細かくない配線パターン間隔48a1で、多く配線させることができる。
また、コモン電極ランド61は、駆動ICチップ49からX方向に延び、かつ、フレキシブル配線材40のY方向の最両端の外周に沿って形成されたコモン電極導線46上にインク色ごとに2個ずつ(61B〜61Y)X方向に配列して形成されている。コモン電極導線46は、アクチュエータ30のコモン表面電極34に対応して略平行に重ねられるように帯状に形成されている。
個別電極ランド60およびコモン電極ランド61上に設けられているバンプ電極63は、ハンダ等の導電性ろう材を溶融させて付着されている。そして、アクチュエータ30の個別電極端子37およびコモン電極端子35と対応して、フレキシブル配線材40の個別電極ランド60およびコモン電極ランド61上のバンプ電極63が、それぞれ重ねられ、加熱かつ押圧されることでバンプ電極63が溶融され、対応するランド60、61と端子37、35とが電気的および機械的に接続される。
本実施例では、ブラックインクは顔料インクを用い、カラーインクは染料インクを用いた。そのため、各インクを吐出させて被記録媒体に印字したときにブラックインクの方が紙に対して拡がりにくく、両者のインク滴体積を同じとすると、一インク滴のドット径がカラーインクよりもブラックインクは小さくなるなどの印字品質に影響を与えるが、ブラックインクを吐出するノズル25Bwが他のノズル径よりも大きく、また、ブラックインクを供給しているキャビティユニット20中の圧力室23Bが、他の圧力室23M〜23Yよりも大きく、さらに対応するエネルギー発生部も大きくしているため、吐出させるためのエネルギーが大きく、一回の動作で吐出させるインク滴に対してブラックインクの体積を多くさせることができる。これにより被記録媒体上でのドット径をカラーインクとブラックインクとでほぼ揃え、印字品質を向上することができる。また、上記のようにブラックインクの体積が他のカラーインクよりも大きいことは、ブラックインクとカラーインクとがともに同種の顔料または染料インクで、被記録媒体上で同等の拡がりを有している場合であっても、複数のカラーインクの重なりによりドット径が、単色のブラックインクのドット径よりも大きくなることを補償することができる。
また、本実施例では、インク色ごとにエネルギー発生部列が形成され、それに伴い個別電極ランド列60がインク色ごとに形成され、ブラックインク用の個別電極ランド列60Bの隣接する2つのランド間隔が広く形成されているが、特にインク色ごとに分ける必要はなく、駆動ICチップ49に配線パターン48が集積される側の2つの個別電極ランド列60のY方向に隣接する2つの個別電極ランド60同士の間隔が広くなっていればよい。
記録ヘッド1の分解斜視図である。 記録ヘッド1のA−A断面図である。 アクチュエータ30の最上面の平面図である。 (a)フレキシブル配線材40の下面の平面図、(b)フレキシブル配線材40の側面図である。 (a)各個別電極ランド60から接続される配線パターン48を示す図、(b)その一部拡大図である。 端子部とバンプ電極63を接続する様子を示す断面図である。
符号の説明
1 記録ヘッド
20 キャビティユニット
23 圧力室
30 アクチュエータ
33 個別電極
35 コモン電極端子
36 個別表層電極
37 個別電極端子
40 フレキシブル配線材
48 配線パターン
49 駆動ICチップ
60 個別電極ランド
61 コモン電極ランド

Claims (7)

  1. インクを噴射するための複数のエネルギー発生部を有していて、その表面に前記各エネルギー発生部への電圧印加用の複数の端子が列をなして有するアクチュエータと、
    そのアクチュエータの表面に一端部が重ねられ、その表面と平行でかつ前記列と直交する方向に引き出された配線材とを備え、
    前記配線材には、前記複数の端子と対応した複数のランドが列をなして設けられるとともにその複数のランドと接続した複数の配線パターンが設けられ、
    前記端子とランドとを対応させて接合されて成るインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記複数の端子は、隣接する列の端子同士が千鳥状に配列され、
    前記複数のランドは、前記複数の端子と対応して、千鳥状に配列されていて、
    前記複数の端子列のうち、前記配線材が引き出された側の少なくとも隣接する2つの端子列は、その端子列の間隔が、他の前記端子列の隣り合った端子列間の間隔よりも広く、
    前記ランド列のうち、前記端子と対応して、前記配線材が引き出された側の少なくとも隣接する2つのランド列は、そのランド列の間隔が、他の前記ランド列の隣合ったランド列間の間隔よりも広く形成されていて、
    前記配線パターンは、前記引き出された側のランド列のランドと、それと隣接するランド列で前記ランドと列方向に隣接するランドとの間を前記引き出された方向に対して角度を持って延びて配線されていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記エネルギー発生部は、複数色のインクごとに列をなしていて、
    前記端子は、前記複数色のインクごとに複数の列をなし、かつ、隣接する列の端子同士が千鳥状に配列され、
    前記ランドは、前記端子と対応して、前記複数色のインクごとに複数の列をなし、かつ、隣接する列のランド同士が千鳥状に配列されていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記各エネルギー発生部に対応して、インクを収容する複数の圧力室をさらに備え、
    その複数の圧力室のうち、前記引き出された側の端子に対応する圧力室は、前記引き出された方向の長さが他の圧力室の長さよりも長く、
    前記長い圧力室に対応する前記エネルギー発生部は、他の圧力室に対応するエネルギー発生部よりも、前記前記引き出された方向の長さが長いことを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  4. 請求項3に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記長い圧力室に収容されたインクがブラックインク、他の圧力室に収容されたインクが他のカラーインクであることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記引き出された側の前記エネルギー発生部の1つの列に対応する前記端子は、列方向に隣接する端子同士が、前記引き出された方向に互いにずれて位置することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  6. 請求項5に記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記引き出された側の前記エネルギー発生部の1つの列に対応して、前記アクチュエータの表面に1つの列の表面電極が形成され、その各表面電極は、前記引き出された方向に所定の長さを有し、
    前記端子は、前記表面電極の上に、それぞれが形成され、隣接する表面電極の上の端子が前記引き出された方向に互いにずれて位置することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット式記録ヘッドにおいて、
    前記複数のランドは、その上に複数のバンプ電極を設けられ、前記複数のバンプ電極と前記複数の端子とが対応させて接合されることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。

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