JP2007192461A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007192461A
JP2007192461A JP2006010921A JP2006010921A JP2007192461A JP 2007192461 A JP2007192461 A JP 2007192461A JP 2006010921 A JP2006010921 A JP 2006010921A JP 2006010921 A JP2006010921 A JP 2006010921A JP 2007192461 A JP2007192461 A JP 2007192461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
storage tank
water storage
refrigerant
heat pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006010921A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Nakatani
和人 中谷
Shinji Watanabe
伸二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006010921A priority Critical patent/JP2007192461A/ja
Publication of JP2007192461A publication Critical patent/JP2007192461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】貯湯タンクの放熱量を減ずることにより、使用性の向上と小型化を実現できる一体型のヒートポンプ式給湯機を提供すること。
【解決手段】圧縮機5、放熱器6、減圧手段7および蒸発器14を順次接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒サイクルと、前記放熱器6と熱交換を行う水−冷媒熱交換器18と、前記水−冷媒熱交換器18で加熱された温水を貯湯する貯湯タンク19と、温水を給湯端末へ通水するように接続した給湯管22とを一体の本体ユニット1内に配設し、前記蒸発器14を前記本体ユニット1の一方の側方側に配し、前記貯湯タンク19を前記本体ユニット1の他方側に配し、前記蒸発器14と前記貯湯タンク19とを区画するための仕切板23を設け、前記仕切板23の前記貯湯タンク19の対向面に断熱構成23aを配したもの。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ方式の給湯機に関するものである。
従来、給湯機としては、ガスや石油を燃料として用い、その燃焼熱で水道水を加熱する給湯機が使用されてきた。これらは、速湯性に優れているという利点がある半面、ガス、石油といった燃料が必要でその供給が不可欠であること、燃焼後の排気ガスが大気に放出され大気汚染を招くこと、燃焼させるので不安全性を常に内在していること、燃焼時の音が大きいことなどの課題があった。特に近年増えている、エネルギー源を全て電気で行うというオール電化の住宅やマンションでは、燃料を供給する方法がないため、使用できないケースも増えてきている。
そこで、貯湯タンクを備えた貯湯式のヒートポンプ式給湯機が開発されている。これは、燃焼による給湯機の問題を解決し、オール電化の住宅、マンションでも新たなインフラ整備を必要としないで手軽に設置することができ、ヒートポンプ式であるため、入力に対する能力は3倍以上確保することが可能となり熱効率が良く、運転に際しては安価な深夜電力を用いて、貯湯タンクに高温の湯を貯めることが可能となり、ランニングコストも安価となるなどと言う特長を持ち、徐々に普及してきている。
このような給湯機として、例えば図5に示すようなヒートポンプ式給湯機がある。このヒートポンプ式給湯機は、に、給湯サイクル71と冷媒サイクル72を備え、それぞれ別の本体ユニットである。給湯サイクル71を含む貯湯ユニットと冷媒サイクル72を含むヒートポンプユニットの二箱に入れられている。この給湯サイクル71は、底壁に設けられた給水口73と上壁に設けられた給湯口74を有する貯湯タンク75と、水熱交換路76と、水循環用ポンプ77とを備え、水熱交換路76と水循環用ポンプ77が、貯湯タンク75の取水口78と湯入口79とを連結する循環路80に介設されている。
また、冷媒サイクル72は、圧縮機81と、熱交換路76を構成する水−冷媒熱交換器82と、減圧機構83と、空気熱交換器として蒸発器84とを順に冷媒通路85で接続して構成する冷媒サイクルを備える。更に、給湯サイクル71と冷媒サイクル72は、室外側に配設されている連絡配管86、87にて連結される。そして、給水口73から給水し、水循環用ポンプ77にて循環路78に流出させた低温水を水−冷媒熱交換器82(即ち、水熱交換路76)で沸き上げ、給湯口74から出湯する構成となっている。
そして、このヒートポンプ式給湯機は、夜間の安価な電力を利用してエネルギー効率の良い冷媒サイクル(ヒートポンプ回路)72を運転し、貯湯タンク75内の水を水順間ポンプ77で循環させながら水−冷媒熱交換器82で所定の湯温になるまで温め、所定の湯温に達したことを検知して、冷媒サイクル72の運転を停止するようにしている。通常給湯口74で湯を使用する際には、貯湯タンク75内の湯温より低温の水道水と混合して、使用者の所望する適切な温度にして、温水を供給することになるので、貯湯タンク75に貯湯する湯の温度はできるだけ高くする方が良く、それにより温度を下げるために加える水道水の量を多くして、貯湯タンク75から取り出す湯の量を少なくするようにして、湯切れなどの不具合が生じにくいようにしている(例えば、特許文献1参照)。
その中で、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを一体型としたものも考案されており、例えば、図6は、そのようなヒートポンプ式給湯機の概略構成図を示している。
図6に示すヒートポンプ式給湯機は、冷媒サイクルや給湯サイクルを全て一つのユニット内に収納した一体型で構成されており、それぞれの配管の接続に関しては記載されていないが、冷媒サイクル110を構成する圧縮機112、放熱器である水−冷媒熱交換器113、蒸発器114、蒸発器に送風する送風ファン115を本体ユニットの左方に配し、給湯サイクル111を構成する貯湯タンク116、給水管117、給湯管118を右方に配した一体型で構成されている。また、水循環ポンプ119、120は、水−冷媒熱交換器113の下方に配され、冷媒サイクル110と給湯サイクル112を結び付けている。また、冷媒サイクル110と給湯サイクル112の間は、121で仕切られている(例えば、特許許文献2参照)。
特開2003−222392号公報 特開2005−114314号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、給湯サイクルと冷媒サイクルが分かれているので、それぞれが別個に必要であり、また、それぞれをユニット化した場合、それらのユニット寸法が大きく、かつ重量も重いために、設置場所が限られるという面があった。また、連絡配管を室外側に配設するので、凍結防水等が必要であり、施工性やコスト性に課題を有していた。
また、ファミリーで使用する場合を想定するとそのタンク湯量としては、65℃以上のお湯を370L以上貯湯することが必要となり、貯湯タンクの容量一杯に湯を貯めた場合を考えると、その質量は、貯湯ユニット、ヒートポンプユニット合わせて430kgを超える重さになるので、設置場所の基礎工こと、補強を行なって充分な強度を確保しなければならなかった。特にマンションのバルコニーに設置しようとすれば、バルコニーの耐荷重強度増さなくてはならず、マンションの建築費用が高くなることもあった。さらには、ヒートポンプ式給湯機を顧客の設置場所に運搬する際にも2個のユニットを運搬しなければならず、その費用や手間を多く要するものであった。また、連絡配管を室外側に配設するので、凍結防水等が必要であり、施工性やコスト性に課題を有していた。
さらに、貯湯タンク内の湯量が限られるため、人が多く集まった際などには使用湯量が多くなり、貯湯タンク内の湯量がなくなってしまう場合があり、その際には再度沸き上げを行うことが必要となるが、元来深夜電力を用いて、小能力で長時間かけて湯を貯めるという商品であるために、貯湯するまでに相当長い時間を要すること、さらに、昼間の電力を用いて運転を行うため、深夜電力利用のメリットがなくなり、電気代が多くかかることなど、使い勝手に課題があった。
また、特許文献2に示されるヒートポンプ式給湯機は、冷媒サイクル110や給湯サイクル111を全て一つのユニット内に収納した一体型で構成されており、配管接続が少ないなど施工性は優れているが、本体サイズを重視すると、貯湯タンク116の大きさをあまり大きくすることができないために、湯切れに対する耐力が不十分であり、一度に大量の湯を使用した際(例えば、風呂に湯を貼った後で、シャワーを使用するような場合)に、湯切れしてしまう可能性が高く、それを防ぐには、貯湯タンク114の大きさを大きくすることは、本体サイズを大きくすることにつながり、一体型としてコンパクトにするという本来趣旨とは異なる方向に進むことになっていた。
それを避けるために、冷媒サイクル110側を小さくまとめることは、ヒートポンプ能力の低下を意味しており、貯湯タンク116内の湯量がなくなってしまう場合に、再度沸き上げを行おうとしても、その能力不足で沸き上げが追いつかず、湯切れしてしまうという課題を内在させていた。それを防ぐには今度は、冷媒サイクルを大きくすることが必要
となり、本体寸法が大きくなってしまう。そのように、マンションのベランダ等への設置は非常に困難で、必ずしも一体型のメリットを発揮できるものではなかった。
さらに、冷媒サイクル110と給湯サイクルの間を121で仕切ってはいるが、この仕切が不十分であると、蒸発器114から送られる冷気によって、貯湯タンク116が冷却されて、貯湯タンク116内の湯温が低下してしまい、湯切れしやすくなるという課題も有していた。
したがって本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、貯湯タンクの放熱量を減ずることにより、使用性の向上と小型化を実現できる一体型のヒートポンプ式給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ式給湯機は、圧縮機、放熱器、減圧手段および蒸発器を順次接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒サイクルと、前記放熱器と熱交換を行う水−冷媒熱交換器と、前記水−冷媒熱交換器で加熱された温水を貯湯する貯湯タンクと、温水を給湯端末へ通水するように接続した給湯管とを一体の本体ユニット内に配設し、前記蒸発器を前記本体ユニットの一方の側方側に配し、前記貯湯タンクを前記本体ユニットの他方側に配し、前記蒸発器と前記貯湯タンクとを区画するための仕切板を設け、前記仕切板の前記貯湯タンクの対向面に断熱構成を配したことを特徴とするものである。
本発明によれば、貯湯タンクの放熱量を減ずることにより、使用性の向上と小型化を実現できる一体型のヒートポンプ式給湯機を提供できる。
第1の発明は、圧縮機、放熱器、減圧手段および蒸発器を順次接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒サイクルと、前記放熱器と熱交換を行う水−冷媒熱交換器と、前記水−冷媒熱交換器で加熱された温水を貯湯する貯湯タンクと、温水を給湯端末へ通水するように接続した給湯管とを一体の本体ユニット内に配設し、前記蒸発器を前記本体ユニットの一方の側方側に配し、前記貯湯タンクを前記本体ユニットの他方側に配し、前記蒸発器と前記貯湯タンクとを区画するための仕切板を設け、前記仕切板の前記貯湯タンクの対向面に断熱構成を配したもので、これにより本体ユニットに比し、貯湯タンクのサイズを極力大きくして、湯切れに対する耐力を向上させたとしても、実運転の際に、蒸発器からで送風ファンで送られてくる冷気に、貯湯タンクが冷却されることがなくなり、貯湯タンク内の湯温の低下による、湯切れ体力の低下を避けることができ、コンパクトで、使用性の良いヒートポンプ式給湯機とすることができる。
第2の発明は、第1の発明のヒートポンプ式給湯機において、仕切板の貯湯タンクの対向面に、仕切板断熱材を設けたことを特徴とするもので、同じく本体ユニットに比し、貯湯タンクのサイズを極力大きくして、湯切れに対する耐力を向上させたとしても、実運転の際に、蒸発器からで送風ファンで送られてくる冷気に、貯湯タンクが冷却されることがなくなり、貯湯タンク内の湯温の低下による、湯切れ体力の低下を避けることができ、コンパクトで、使用性の良いヒートポンプ式給湯機とすることができるとともに、仕切板が圧縮機や送風ファンの振動で異常な音を発することがなく、低騒音のヒートポンプ式給湯機とすることができる。また、輸送時や、設置時等に機器に横方向の荷重がかかり、貯湯タンクに偏荷重がかかった際にも、この仕切板断熱材が緩衝材としての役割を有することでより、外装に打痕や傷の発生を抑えることが可能となり、施工性に優れたヒートポンプ式給湯機とすることができる。
第3の発明は、第1の発明のヒートポンプ式給湯機において、仕切板の貯湯タンクの対向面に、空気層を設けるように間隙を設けて、板金を配したことを特徴とするもので、同じく本体ユニットに比し、貯湯タンクのサイズを極力大きくして、湯切れに対する耐力を向上させたとしても、実運転の際に、蒸発器からで送風ファンで送られてくる冷気に、貯湯タンクが冷却されることがなくなり、貯湯タンク内の湯温の低下による、湯切れ体力の低下を避けることができ、コンパクトで、使用性の良いヒートポンプ式給湯機とすることができる。
第4の発明は、第1の発明のヒートポンプ式給湯機において、仕切板の貯湯タンクの対向面に、真空断熱材を設けたことを特徴とするもので、同じく本体ユニットに比し、貯湯タンクのサイズを極力大きくして、湯切れに対する耐力を向上させたとしても、実運転の際に、蒸発器からで送風ファンで送られてくる冷気に、貯湯タンクが冷却されることがなくなり、貯湯タンク内の湯温の低下による、湯切れ体力の低下を避けることができ、コンパクトで、使用性の良いヒートポンプ式給湯機とすることができるとともに、真空断熱材により、その容積を小さくすることができ、ひいては本体ユニットのコンパクト化にすることができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明のヒートポンプ式給湯機において、貯湯タンクに、タンク断熱材として高圧縮性真空断熱材を設けたことを特徴とするもので、貯湯タンクと仕切板の仕切板断熱材、あるいは空気層を設けた板金、あるいは真空断熱材との距離を短くすることができ、本体ユニットのコンパクト化、あるいは、本体ユニットの寸法を変えなければ、貯湯タンクの大型化ができ、前者では施工性、設置性の向上、後者では湯切れ耐力向上による、使用性の良化を図ることができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれかの発明のヒートポンプ式給湯機において、水−冷媒熱交換器で加熱された温水は、貯湯タンクに給湯されるとともに、前記貯湯タンクを介さずに給湯端末へ直接通水するように構成したことを特徴とするもので、リアルタイム給湯を可能とし、使用者が給湯したいときに給湯ができる速湯性能を確保することができ、使い勝手の良いヒートポンプ式給湯機を提供することができる。換言すれば、この速湯性能の確保によって、貯湯タンクの容量を貯湯式のヒートポンプ式給湯機のそれよりも小さいものとすることができ、設置性の大幅な向上、コストダウン、使用性の向上を実現できることにもなる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれかの発明のヒートポンプ式給湯機において、冷媒として炭酸ガスを用いて構成したもので、高温給湯の際の熱効率を高めるとともに、冷媒が外部に漏れても、地球温暖化に及ぼす影響を、一般的エアコンに用いられているR−410Aの冷媒に比して大幅に低減することができ、環境に優しく、リサイクル性にも優れたヒートポンプ式給湯機とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明のヒートポンプ式給湯機の概略斜視図、図2は回路構成図、図3は平面詳細内観図を示す。
図1より、本体ユニット1内には、冷媒サイクル2と給湯サイクル3が一体に収納して構成され、主に冷媒サイクル2は本体ユニット1の略左方に、給湯サイクル3は本体ユニット1の略右方に配設されている。
この冷媒サイクル2は、圧縮機、放熱器、減圧手段および空気−冷媒熱交換器を順次接続して閉回路が構成されており、本体ユニット1の底部にある基板4に、縦置き形の圧縮機5と、放熱器6が載置されている。また、減圧手段である電動膨張弁7が、圧縮機5と放熱器6の間に配置されており、圧縮機5、放熱器6、膨張弁7は本体ユニット1の左下方に配置されている。そして、放熱器6の上方には、上方から見てL字状であり、後方が幅広の形状となっている中間基板8があり、基板3とは一定の間隙が設けられている。この間隙を設けるために、中間基板8は、同じく略L字状となっている中間基板支え板9で支えられている。
圧縮機5は、中間基板支え板9の略L字状の内方に配されていることになり、この中間基板支え板9には、圧縮機5と相対する垂直面に防音材10が貼り付けられている。また、中間基板支え板9により、基板4と中間基板8は一定の間隙が設けられており、放熱器6を、略L字状の中間基板支え板9の外方、中間基板8の下方に配しており、放熱器6の位置規制と固定を行っている。また、冷媒サイクル2の各部品をつなぐ、冷媒配管の中で、放熱器への放熱器入口配管11と放熱器出口配管12も、中間基板支え板9に沿
って配管されており、過大な配管の振動が生じても、防音材10に当接することになり、配管への損傷を防ぐことができるようになっている。
また、圧縮機5は中間基板支え板9上方、つまり中間基板8よりも上方まで飛び出しており、その飛び出した圧縮機5や、冷媒サイクル2を構成する部品を覆うように、箱状の圧縮機カバー13が、中間基板8に載置されている。略L字状の中間基板8の上方には、冷媒サイクル3を構成する空気−冷媒熱交換器14が載置されており、同じく略L字状で構成されている。空気−冷媒熱交換器14の内方には、送風手段である送風ファン15があり、空気−冷媒熱交換器14から、風を吸引し、蒸発能力を高め、ヒートポンプ加熱能力を高めるようになっている。その際に、空気−冷媒熱交換器14は蒸発器となるために、冷風が排出されることになる。16は送風ファン15を回転させるためのファンモータであり、17は送風ファン15、ファンモータ16を保持しているファンモータ台であり、このファンモータ台17は、圧縮機カバー13に載置されている。
18は本体ユニット1の端部に配された給湯サイクル3に含まれる水−冷媒熱交換器(放熱器)であり、放熱器6と水−冷媒交換器18は一体形状となっている。この水−冷媒熱交換器18の右方には、中間基板支え板9があり、上方には中間基板8があり、前方、左方、後方には本体ユニット1を構成する筐体があり、水−冷媒熱交換器18は位置決めされており、保持されている。
本体ユニット1の右方には、水−冷媒熱交換器18を除く、主となる給湯サイクル3を構成する部品が設けられており、19は水−冷媒熱交換器18で加熱された水道水を貯めておくための貯湯タンクであり、缶体状になっている。この貯湯タンク19には保温性能を高めるために、タンク断熱材19a(詳細は図3で記載)が巻かれている。特に今回の発明では、本体ユニット1のサイズをよりコンパクトにするために、高圧縮性真空断熱材を巻き付けてあり、その厚みは10mm程度に抑えている。その高圧縮性真空断熱材で巻かれた貯湯タンクの19の前方には、給湯回路20が配されている。21は貯湯タンク19や水−冷媒熱交換器18に水道水を入水する入水管、22は貯湯タンク19や水−冷媒熱交換器18から温水を給湯端末(蛇口30aや風呂44、図2で図示)に給湯する給湯管である。
23は、空気−冷媒熱交換器14および送風ファン15と、高圧縮性真空断熱材で巻かれた貯湯タンク19、つまりは冷媒サイクル2と給湯サイクル3を仕切るための仕切板であり、後方は空気−冷媒熱交換器14に接続され、前方は本体ユニット1に接続されており、貯湯タンク19を外部にさらさない様に仕切っている。この仕切板23には、貯湯タンク19の対向面に、仕切板断熱材23a(斜線で記載)が貼ってあり、貯湯タンク19に巻かれたタンク断熱材と近接して配してある。
24は風呂のお湯を追い炊きするための風呂熱交換器であり、風呂と接続された浴槽入湯管25を介して、圧縮機5の前方に配された風呂循環水ポンプ26で風呂からお湯を引き込み、そのお湯と、貯湯タンク19から追炊きポンプ27で引き込んだ貯湯タンク19内の高温水とを熱交換して、浴槽出湯管28で風呂へ戻すことにより、風呂の追炊きを行う。つまり、風呂熱交換器24は、水−水熱交換器となっているわけである。風呂循環水ポンプ26は、入浴後で汚れている風呂のお湯を引き込むために、その動力は過大なものとなる。そのため、風呂循環水ポンプ26は動力の大きな水ポンプが使用される。それに対して、この風呂循環水ポンプ26も基板3に載置ており、強度面で十分な箇所に配していると共に、圧縮機5の手前であり、防音材10を貼付けたL字状の中間基板支え板9の内方に配してあり、風呂循環水ポンプ26の駆動音を防音し。本体ユニット1の外部へ大きな音が漏れてしまうことを防いでいる。また、圧縮機カバー13の内方にもあるので、圧縮機カバー13にて、音が外部へ漏れることを防いでいることになる。
また、この風呂熱交換器24は、仕切板23の上方に取り付けられており、貯湯タンク19のタンク断熱材とは間隙を設けて配されており、貯湯タンク19とはタンク配管19aだけで、つながっていることになっている。また、仕切板23の上方に取り付けられているのは、貯湯タンク19の上方の高温のお湯を、追炊きポンプ27で引き込むことにより、短時間で追炊きが行えるようにするためである。仕切板23の仕切板断熱材23aにて、風呂熱交換器保温されるようにもなっている。
追い炊きポンプ27は、風呂循環水ポンプ26の上方であり、風呂熱交換器24の近傍に配されている。また、浴槽出湯管28からは、貯湯タンク19からのお湯も供給され、風呂のお湯はりも行う。
次に、図2で、図1で示した各要素部品の回路構成図について詳しく説明する。図2に付与している番号は、図1と同じである
図2において、本実施の形態のヒートポンプ式給湯機は、本体ユニット1内に冷媒サイクル2と給湯サイクル3とを一体に収納して構成されている。
冷媒サイクル2は、本体ユニット1内部に配設された圧縮機5と、放熱器6と、例えば電動膨張弁から成る減圧手段7と、L字形状の空気−冷媒熱交換器14とが冷媒配管29で接続されて構成されている。また、空気−冷媒熱交換器14に風を当て、蒸発能力を高めるための送風ファン15が設けられている。
一方、給湯回路は、放熱器6と熱交換を行って水道水などを温水に変える水−冷媒熱交換器18(例えば、放熱器6と一体形状となっている二重管構造の熱交換器)と、水−冷媒熱交換器18にて得た温水を貯める貯湯タンク19と、貯湯タンク19や水−冷媒熱交換器18に水道水を入水する入水管21と、貯湯タンク19や水−冷媒熱交換器18から温水を蛇口30aやシャワー30bの給湯端末に給湯する給湯管22と、貯湯タンク19内の低温の水を送水する給湯循環水ポンプ31から構成されている。
更に、上記給湯回路の構成について説明する。
タンク入水管32は、入水管21から水道水を貯湯タンク19に送る配管であり、途中にタンク入水逆止弁33が設けられている。水道水供給管34は、入水管21から放熱器6(水−冷媒熱交換器18)に水道水を直接供給する配管であり、この水道水給水管34に逆止弁35が設けられている。熱交給水管36は、貯湯タンク19から水−冷媒熱交換器18に、給湯循環水ポンプ26の運転により、貯湯タンク19内の下方に貯まった低温水を送る配管であり、貯湯管37は、水−冷媒熱交換器18で暖めた水道水を、貯湯タンク19や、元混合弁38に送る配管であり、貯湯タンク側配管37aの途中には貯湯三方弁39が、また元混合弁側配管37bの途中には逆止弁A40が設けられている。
また、タンク給湯管41は、貯湯タンク19から高温水(通常は60℃〜90℃)を元混合弁38へ給湯する配管であり、元混合弁38は、貯湯管37(元混合弁側配管37b)とタンク給湯管41とから来る温水や水を混合させる弁であり、逆止弁A40は、元混合弁38手前に設けられた弁である。また、給湯混合弁42は、元混合弁33を通過した温水と、入水管21から供給される水道水とを混合し、適切な給湯温度を得、蛇口30aやシャワー30bに供給する弁であり、給湯混合弁42と入水管21の間には逆流防止の逆止弁B42a、42bが設けられている。
そして、給湯混合弁42にて最適温度となった温水が、給湯管22を介して、蛇口30aやシャワー30bに給湯される。
43は風呂注湯混合弁であり、同じく元混合弁38を通過した温水と、入水管21から供給される水道水とを混合し、適切な給湯温度を得、風呂44に注湯する弁であり、風呂注湯混合弁43と入水管21の間には逆流防止の逆止弁C43bが設けられている。風呂注湯混合弁43にて最適温度となった温水が、風呂注湯管45を介し、逆流防止弁45aを通過して、風呂44に注湯され、風呂に湯をはることになる。
24は風呂熱交換器であり、風呂注湯混合弁43から風呂44へとお湯が向かう際に通過することになる。風呂熱交換器24は、風呂44内のお湯を追炊きする際に用いる熱交換器であり、風呂44から、浴槽出湯管25を介して、風呂循環水ポンプ26で風呂からお湯を引き込み、そのお湯と、貯湯タンク19から追炊きポンプ27で引き込んだ貯湯タンク19内の高温水とを熱交換して、浴槽入湯管28で風呂へ戻すことにより、風呂44の温度を一定に保つ保温運転や、風呂44の湯量を足さなくても湯温を上昇させる追炊き運転を行う。つまり、風呂熱交換器24は、水−水熱交換器となっているわけである。
また、46は入水流量計であり、入水流量を測定する計器であり、給湯流量計47は給湯流量を測定する計器である。排出弁48は、寒冷地等にて長期間使用しない場合に、凍結防止等でタンク内の水を抜くために用いる弁であり、制御弁49は入水流量を制御する弁である。50aは貯湯タンク19の圧力逃がし弁、50bは貯湯タンク19の缶体保護弁である。
また、制御装置51は、冷媒サイクルの高圧側の冷媒温度を検出し、その温度の高低から冷媒サイクルの立ち上がり状態を判定し、元混合弁38や給湯混合弁42、風呂注湯混合弁43の開度を制御する手段である。
これらの部品を本体ユニット内に配したのが図1の概略斜視図である。
図3で、図1、図2で示したヒートポンプ式給湯機の上面内観図であり、図3に付与している番号は、図1、図2と同じである。
本体ユニット1内の左方には、冷媒サイクル2が配されており、圧縮機5と、放熱器6
(水−冷媒熱交換器18)が載置されており、その圧縮機5と放熱器6と、減圧手段である電動膨張弁7と、L字状の空気−冷媒熱交換器14が環状に結ばれ、冷媒サイクル2を構成している。放熱器6と一体化された水−冷媒熱交換器18の上方には、略L字状の中間基板8があり、この中間基板に空気−冷媒熱交換器14が載置されている。
本体ユニット1の右方には、主となる給湯サイクル3を構成する部品が設けられており、19は貯湯タンク、19aは貯湯タンク19に巻かれたタンク断熱材であり、斜め格子斜線で記載されている。このタンク断熱材19aは、高圧縮性真空断熱材であり、その厚みは10mm程度に抑えている。そのため、本体ユニット1のサイズに比して、貯湯タンク19の容積を可能な範囲で大きくすることが可能となっている。
高圧縮性真空断熱材であるタンク断熱材19aで巻かれた貯湯タンクの19の前方には、給湯回路20が配されている。23は、冷媒サイクル2内の、空気−冷媒熱交換器14と、給湯サイクル3内の貯湯タンク19を区画するための仕切板であり、仕切板23の、貯湯タンクの対向面には、仕切板断熱材23a(斜線で記載)が貼られている。
以下、図面に基づいて、上記ヒートポンプ式給湯機の動作を説明する。
圧縮機5を運転すると、高圧まで圧縮されて吐出された冷媒は、放熱器5(水−冷媒熱交換器18)に送られ、水道水供給管34を通ってきた水道水と熱交換して放熱する。
これにより、貯湯管37、元混合弁38に流れる水道水は高温に加熱される。放熱器6(水−冷媒熱交換器18)から流出する冷媒は、減圧手段7にて減圧膨張され、空気−冷媒熱交換器14に送られ、送風ファン15にて送られた空気と熱交換して、空気−冷媒熱交換器14を通過する間に、蒸発してガス化する。このガス化した冷媒は、再度圧縮機5に吸入され、再度圧縮される過程を繰り返し、徐々に加熱された水道水は、元混合弁側配管37b、元混合弁31を通り、蛇口30a、シャワー30bに給湯したり、風呂44に注湯される。
そして、冷媒サイクル2は立ち上がりが遅く、速湯性に劣っているため、貯湯タンク19によってその立ち上がりの悪さを補っている。すなわち、冷媒サイクル2が立上り、所定の給湯温度となるまでの間は、高温に保たれた貯湯タンク19からタンク給湯管41を通過してきた温水と、まだ立ち上がっていない水−冷媒熱交換器18を通過してきた水(徐々に温度が上がり高温となる水)とを、元混合弁38で混合し、さらに給湯混合弁42、風呂注湯混合弁43で入水管21を通ってきた水道水と混合して、所定の温度の給湯あるいは注湯を行う。
次に冷媒サイクルが立ち上がってくると、元混合弁38の開度を調整し、貯湯タンク19からの高温の温水と、水−冷媒熱交換器18からの温水を適温に混合し、給湯混合弁42や、風呂注湯混合弁43に送り、給湯混合弁42や風呂注湯混合弁43で入水管21を通ってきた水道水と混合して給湯する。
最終的には、元混合弁38の開度を調整して、タンク給湯管31側を閉じて、貯湯タンク19からタンク給湯管41を通過してきた温水は用いず、入水管21、水道水供給管34、逆止弁35を通ってきた水道水を冷媒サイクル2の水−冷媒熱交換器18で加熱して得た温水を、元混合弁38を介して、給湯混合弁42、風呂注湯混合弁43へ送り、入水管21を通ってきた水道水と、混合し、所定の温度を得て、蛇口30a、シャワー30bへの給湯や、風呂44への注湯を行う。即ち、制御装置51によって、冷媒サイクル2の立ち上がり状態を把握し、元混合弁38や給湯混合弁42、風呂注湯混合弁43の開度を調整し、所定温度の温水を給湯端末に供給する制御が行われる。
また、使用者が、蛇口30a、シャワー30bを閉じるか、あるいは風呂44に適量のお湯が溜まって給湯する必要がなくなると、給湯循環水ポンプ31を駆動させ、三方弁39を開き、次回の給湯運転のために、貯湯タンク19に高温の温水を貯湯する貯湯運転が行われる。
このように冷媒サイクル2の立ち上がり状態に応じて、貯湯タンク19に貯めた温水を用いて給湯端末(蛇口30a、シャワー30b、風呂44)へ給湯、注湯したり、貯湯タンク19を介さずに水−冷媒熱交換器18で加熱して得た温水を給湯端末へ直接給湯したりすることができる構成としている。これにより本実施の形態では、リアルタイム給湯を可能とし、使用者が給湯したいときに給湯ができる速湯性能を確保することができ、使い勝手の良いヒートポンプ式給湯機を提供することができる。換言すれば、この速湯性能の確保によって、貯湯タンク19の容量を貯湯式のヒートポンプ式給湯機のそれよりも小さいものとすることができ、設置性の大幅な向上、コストダウン、使用性の向上を実現できることにもなる。
特に貯湯タンク19の貯湯量を多くすることができれば、低温時の際に、ヒートポンプ加熱能力が減じたとしても、湯切れすることがなくなり、使用性の良いヒートポンプ式給湯機とすることが可能となる。
この際に、図3で分かるように、本発明のヒートポンプ式給湯機は、冷媒サイクル2内の特に空気−冷媒熱交換器14の大きさと、給湯サイクル3内の、冷媒サイクルで加熱された温水を貯めるための、貯湯タンク19の大きさで本体ユニット1のサイズが概略決まってしまっている。能力を上げつつ、貯湯量を増やすには、本体ユニット1内で、空気−冷媒熱交換器14を大きくしつつ、貯湯タンク19を極限まで大きくすることが必要となる。
そのため、貯湯タンク19には、タンク断熱材19aとして高圧縮性真空断熱材を巻き付けており、貯湯タンク19と仕切板23の距離を短くすることができ、本体ユニット1のコンパクト化、あるいは、本体ユニット1の寸法を変えなければ、貯湯タンク19の大型化ができ、本体ユニット1のコンパクト化にては設置自由度の向上による施工性の向上をや、搬送性の向上を実現できる。また、貯湯タンク19の大型化ができれば、湯切れ耐力の向上を図ることが可能となり、使用性の向上を図ることができる。
また、圧縮機5などを運転して、冷媒サイクル1を動作させた時は、空気−冷媒熱交換器14は蒸発器となるために、送風ファン15からは、本体ユニット1外へ冷風が吹出されることとなる。その際に、空気−冷媒熱交換器14と接しており、送風ファン15の側方にある仕切板23は冷却されることになる。そのため、その仕切板23の近傍にある、貯湯タンク19も冷やされてしまい、内部の湯温が低下する恐れがある。これは、本体ユニット1を大きくして、仕切板23と貯湯タンク19を離しておけば防ぐことは可能であるが、本体ユニット1が大きくなるか、貯湯タンク19の容量が小さくなるかの犠牲を伴ってします。
それに対して、仕切板23に仕切板断熱材23aを貼っておけば、冷却された仕切板23から、貯湯タンク19への熱伝導が遮断され、貯湯タンク19が冷却されることはなくなり、貯湯タンク19内の湯温の低下を防ぐことができ、本体ユニット1のコンパクト化、あるいは、本体ユニット1の寸法を変えなければ、貯湯タンク19の大型化ができ、本体ユニット1のコンパクト化にては設置自由度の向上による施工性の向上をや、搬送性の向上を実現できる。また、貯湯タンク19の大型化ができれば、湯切れ耐力の向上を図ることが可能となり、特に低温時の使用性の向上を図ることができる。
また、仕切板23に仕切板断熱材23を貼ることにより、送風ファン15や圧縮機5の振動によって生じる仕切板23の振動を軽減することができ、本体ユニット1の振動低減、ひいては異常音の発生防止による低騒音化を図ることができる。さらに、本体ユニット1を搬送する際に、貯湯タンク19に巻かれたタンク断熱材19aは高圧縮性真空断熱材であるが、これが仕切板23と接触、あるいは擦れにより、真空が破壊されるような不具合を防ぐために、仕切板断熱材23aがクッションの役割を果たすこともできる。
図4で示しているヒートポンプ式給湯機の上面内観図は、仕切板23に、仕切板板金23bをスポット溶接などで一体にしたものであり、仕切板23と仕切板板金23bの間に、断熱空気層を設けている。このような構成としても、今まで記載してきたものと同じ効果が得られる。
また、仕切板断熱材23aを、タンク断熱材と同じく真空断熱材とすれば、その厚さを小さくすることができるので、貯湯タンク19との距離を短くでき、本体ユニット1のサイズをよりコンパクトにすることができる。
また、本実施の形態では、冷媒として炭酸ガスを用いたヒートポンプ式給湯機としている。これにより冷媒循環回路は、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界冷媒循環回路であり、臨界圧力以上に昇圧された冷媒により冷媒−水熱交換器の水流路の流水を加熱する構成となり、冷媒−水熱交換器の放熱器を流れる冷媒は、圧縮機で臨界圧力以上に加圧されているので、冷媒−水熱交換器の水流路の流水により熱を奪われて温度が低下しても凝縮することがなく、冷媒−水熱交換器全域で冷媒と水とに温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くできる。
加えて、炭酸ガスであるので、万一冷媒が外部に漏れたとしても、地球温暖化に及ぼす影響を、一般的エアコンに用いられているR−410Aの冷媒に比して大幅に低減することができ、環境に優しいヒートポンプ式給湯機とすることができる。
本発明のヒートポンプ式給湯機は、蒸発器である空気−冷媒熱交換器、送風ファンと貯湯タンクを区画するための仕切板を設け、この仕切板の貯湯タンクの対向面を、仕切板断熱材を貼る、あるいは空気層を設けるように間隙を設けて断熱したことにより、本体ユニットの寸法を小型化しつつ、貯湯タンクの容量を大きくすることが可能となり、実使用の際に湯切れが生じなくなり、使い勝手の良い給湯機とすることができる。特に、運転の際の貯湯タンクの放熱量を減ずることにより、湯切れに対する耐力を向上することが可能となり、使用性に優れたヒートポンプ式給湯機を提供することが可能となる。
以上のように、本発明は、ヒートポンプサイクルで温水を生成して給湯するヒートポンプ式給湯機に適用され、例えば、家庭用の瞬間湯沸し器や、業務用の給湯装置などに適している。
本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ式給湯機の斜視図 同ヒートポンプ式給湯機の回路構成図 同ヒートポンプ式給湯機の上面内観図 同ヒートポンプ式給湯機の上面内観図 従来のヒートポンプ式給湯機の回路構成図 従来のヒートポンプ式給湯機の斜視図
符号の説明
1 本体ユニット
2 冷媒サイクル
3 給湯サイクル
5 圧縮機
6 放熱器(水−冷媒熱交換器)
7 減圧装置(電動膨張弁)
14 蒸発器(空気−冷媒熱交換器)
15 送風ファン
18 水−冷媒熱交換器
19 貯湯タンク
19a タンク断熱材
21 入水管
22 給湯管
23 仕切板
23a 仕切板断熱材

Claims (7)

  1. 圧縮機、放熱器、減圧手段および蒸発器を順次接続して閉回路を構成し、冷媒を循環させる冷媒サイクルと、前記放熱器と熱交換を行う水−冷媒熱交換器と、前記水−冷媒熱交換器で加熱された温水を貯湯する貯湯タンクと、温水を給湯端末へ通水するように接続した給湯管とを一体の本体ユニット内に配設し、前記蒸発器を前記本体ユニットの一方の側方側に配し、前記貯湯タンクを前記本体ユニットの他方側に配し、前記蒸発器と前記貯湯タンクとを区画するための仕切板を設け、前記仕切板の前記貯湯タンクの対向面に断熱構成を配したことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  2. 仕切板の貯湯タンクの対向面に、仕切板断熱材を設けたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
  3. 仕切板の貯湯タンクの対向面に、空気層を設けるように間隙を設けて、板金を配したことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
  4. 仕切板の貯湯タンクの対向面に、真空断熱材を設けたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
  5. 貯湯タンクに、タンク断熱材として高圧縮性真空断熱材を配したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒートポンプ式給湯機。
  6. 水−冷媒熱交換器で加熱された温水は、貯湯タンクに給湯されるとともに、前記貯湯タンクを介さずに給湯端末へ直接通水するように構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヒートポンプ式給湯機。
  7. 冷媒として炭酸ガスを用いたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のヒートポンプ式給湯機。
JP2006010921A 2006-01-19 2006-01-19 ヒートポンプ式給湯機 Pending JP2007192461A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010921A JP2007192461A (ja) 2006-01-19 2006-01-19 ヒートポンプ式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006010921A JP2007192461A (ja) 2006-01-19 2006-01-19 ヒートポンプ式給湯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007192461A true JP2007192461A (ja) 2007-08-02

Family

ID=38448307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006010921A Pending JP2007192461A (ja) 2006-01-19 2006-01-19 ヒートポンプ式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007192461A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103355A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Corp 貯湯式給湯機
JP2009121791A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Panasonic Corp ヒートポンプ給湯機
CN102809185A (zh) * 2011-05-31 2012-12-05 松下电器产业株式会社 热泵式热水供暖装置
EP2589884A3 (en) * 2011-08-26 2015-03-25 Panasonic Corporation Heat pump hot water apparatus
JP2016020786A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 積水化学工業株式会社 建物用設備設置構造
JP2019070463A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 株式会社コロナ ヒートポンプ熱源機
JP2020118395A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127446A (ja) * 1984-07-18 1986-02-06 Takara Standard Kk 電気温水器
JPH05133617A (ja) * 1991-11-13 1993-05-28 Sanyo Electric Co Ltd 給湯機
JP2000205658A (ja) * 1999-01-05 2000-07-28 Gastar Corp 燃焼機器
JP2002243277A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Eiken Industries Co Ltd 液体加熱装置
JP2002310499A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Hitachi Air Conditioning System Co Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP2005164158A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯機
JP2005226965A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯タンク
JP2006002919A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd グラスウールボード及び真空断熱材

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127446A (ja) * 1984-07-18 1986-02-06 Takara Standard Kk 電気温水器
JPH05133617A (ja) * 1991-11-13 1993-05-28 Sanyo Electric Co Ltd 給湯機
JP2000205658A (ja) * 1999-01-05 2000-07-28 Gastar Corp 燃焼機器
JP2002243277A (ja) * 2001-02-21 2002-08-28 Eiken Industries Co Ltd 液体加熱装置
JP2002310499A (ja) * 2001-04-11 2002-10-23 Hitachi Air Conditioning System Co Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP2005164158A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒートポンプ給湯機
JP2005226965A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯タンク
JP2006002919A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd グラスウールボード及び真空断熱材

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103355A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Panasonic Corp 貯湯式給湯機
JP2009121791A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Panasonic Corp ヒートポンプ給湯機
CN102809185A (zh) * 2011-05-31 2012-12-05 松下电器产业株式会社 热泵式热水供暖装置
JP2012247175A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Panasonic Corp ヒートポンプ式温水暖房装置
EP2589884A3 (en) * 2011-08-26 2015-03-25 Panasonic Corporation Heat pump hot water apparatus
JP2016020786A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 積水化学工業株式会社 建物用設備設置構造
JP2019070463A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 株式会社コロナ ヒートポンプ熱源機
JP2020118395A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置
JP7257799B2 (ja) 2019-01-25 2023-04-14 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4349312B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
WO2006030903A1 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2007192461A (ja) ヒートポンプ式給湯機
WO2007004460A1 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP5082536B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP2008057794A (ja) タンクユニット
JP2007155257A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2008196777A (ja) 水用熱交換装置
JP4045354B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP3772894B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP3825439B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2006234350A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2006200777A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2006046817A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4228976B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2011163617A (ja) 給湯装置および給湯システム
JP4899510B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP4203663B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP5313318B2 (ja) タンクユニット
JP4274103B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4396544B2 (ja) ヒ−トポンプ給湯機
JP2013224819A (ja) タンクユニット及びこのユニットを備えたユニット本体及び貯湯タンク用断熱成形体。
JP2005226858A (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP2010007934A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP4274109B2 (ja) ヒ−トポンプ給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025