JP2007179733A - 不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セル及びその駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1制御信号を受けて電源電圧を第1ノードに伝達する第1PMOSトランジスタ、一方のノードが第1ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第1ラッチ、ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に第2ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第1/第2データ信号が入力される第1/第2NMOSトランジスタ、第2制御信号を受けて接地電圧を第4ノードN4に伝達する第3NMOSトランジスタ、一方のノードが第4ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第2ラッチ、第3制御信号の入力ノードと第2/第3ノードの間に構成された第1/第2強誘電体キャパシタ、第2/第3ノードと電圧端の間に構成された第3/第4強誘電体キャパシタからなる。
【選択図】図4
Description
このような残留分極特性を利用することによって電界を除去してもデータが消えないようにすることができる。
図1は一般的な強誘電体のヒステリシスループを示す特性図である。
図1のように、強誘電体物質は電界によって誘起された分極が電界を除去しても残留分極(又は自発分極)の存在によって消滅されず、一定量(d,a)を保持している。
不揮発性強誘電体メモリセルはこの強誘電体物質のd、a状態を各々1、0に対応させて記憶素子で応用したものである。
図2は従来技術による不揮発性強誘電体メモリ装置の単位セルの構成図である。
図2に示すように、不揮発性強誘電体メモリ素子は、一方向に形成されたビットライン(B/L)と、ビットラインと交差する方向に形成されたワードライン(W/L)と、ワードラインに一定の間隔をおいてワードラインと同一の方向に形成されたプレートライン(P/L)と、ゲートがワードラインに連結されソースはビットラインに連結されるトランジスタ(T)と、二つの端子のうち、第1端子がトランジスタ(T)のドレインに連結され、第2端子はプレートライン(P/L)に連結される強誘電体キャパシタ(FC)とからなる。
図3は従来不揮発性強誘電体メモリ装置の冗長アルゴリズムを示すブロック構成図である。
図3に示すように全ての工程が終わった後、チップテストをおこなって欠陥セルのアドレスを見いだすフルアドレスメモリテストを行い、欠陥セルを分析する。
また、このように分析された欠陥セルのアドレスが修理回路によって冗長化することができれば、修理ヒューズブロック内の該当アドレスをコードするためにレーザビームを用いてヒューズを切断する。
ヒューズ切断が完了した後、その欠陥セルのアドレスが入力されると修理回路の活性化信号が発生して修理セルすなわち、冗長セルを活性化する。
欠陥セルのアドレスに該当するメインセルは修理回路からの非活性化信号によって非活性化される。
従って、欠陥セルのアドレスのメインセルは非活性化され修理セルが活性化される。
第一、欠陥セルが発生すると別途欠陥セルを分析する過程が必要となるので冗長を利用する方法が複雑であり、これによって欠陥修理時間を短縮するのに限界がある。
第二、欠陥となったセルを修理するためにレーザービームを用いてヒューズを切断する方法を用いているので、随時に冗長を変えたり追加することが容易ではない。
かかる欠陥セルは冗長セルを同一のチップに追加的に配置することによって修理できる。
本発明は欠陥セルが発生するとき不揮発性強誘電体メモリ装置に用いられる強誘電体キャパシタを用いて冗長コード化セルを作って列方向の冗長回路を構成したものである。
すなわち本発明は内部修理ロジックを含む不揮発性強誘電体メモリ装置に関するもので、テスト中に修理する欠陥セルを含むアドレスが発生するとヒューズを切断してコード化する方法ではなく、ロジックコード化方式を用いる列修理回路及びその修理方法に関する。
添付図面を参照のうえ本発明の不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セル及びその駆動方法と、前記不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セルを含む不揮発性強誘電体メモリ装置の列修理回路及びその修理方法に対して説明する。
図4は本発明による不揮発性強誘電体メモリ装置の列修理回路を示すブロック構成図である。
本発明の不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セルを含む不揮発性強誘電体メモリ装置の列修理回路は図4に示すように不揮発性メモリ素子40と、メモリテストロジック41と、カウンタ42とパワーアップ感知部43と、第1冗長制御部44と、冗長カウンタデコード制御部45と、冗長コード化部46から成る。冗長カウンタデコード制御部45と冗長コード化部46はそれぞれn個に分かれている。
また、メモリテストロジック41はその不揮発性強誘電体メモリ素子40をテストするためのもので、不揮発性強誘電体メモリ素子40とメモリテストロジック41はアドレスとデータ入/出力信号を互いにやりとりする。
これによっていずれかの列(一つの列)で発生した多数の欠陥セルを一つの列冗長回路で修理できる。
FIONパルスは図14の冗長IOコード化セルに記憶させ、該当欠陥IOバス番号が入ってくる時だけ該当欠陥IOバスを冗長列を用いて修理する。
もし、二つ以上のIOバスで欠陥セルが発見されればメモリテストロジック41はそのうち一つのIOバスを選択してハイパルスのFION<r>を出力する。
従って、同一の列アドレスで複数のIOバスに欠陥が発生しても全て修理できる。
カウンタ42は、冗長活性化パルス(RAP)の入力を受けて冗長ビット数に対応する計数値を出力するnビットのカウンタとして設計する。なお、この冗長ビット数とは冗長セルに格納されているデータのビット数を意味する。
すなわち冗長ビット数が4個であれば2ビット出力カウンタからなり、8個であれば3ビットの出力カウンタを構成し、16個であれば4ビット出力カウンタからなる。
例えば、冗長ビット数が8個の3ビットからなると、カウンタ42は図4のように‘000’から順に‘111’に増加し、‘111’から更に‘000’に行うようにして繰り返すように設計されている。
例えば、最初のカウンタの状態が‘111’であれば一つのRAPによってカウンタ42の出力は‘000’となり、このような‘000’コードによって冗長カウンタデコード制御部(RCDC)45の、RCDC<0>だけ活性化され、他のRCDC<n>は非活性化される。
この時、制御信号のうち、欠陥セルのアドレスコード化プログラム及び欠陥IOバスコード化に関与するENW信号は冗長カウンタデコード制御部(RCDC)45を調整する。
活性化された(ENW<n>)信号は冗長コード化部46から欠陥セルのアドレスと欠陥IOバスの番号を冗長コード化セルとIOバスコード化セルにそれぞれ対応するように記憶させて、以後記憶された欠陥セルのアドレスと欠陥IOバスの番号が入ってくると該当する冗長セルを活性化させる。
また、このような冗長コード化部46は第1、第2アドレス信号(ADD、ADDB)と、欠陥IOバス番号FION<i>(i=0〜r)とENW<i>(i=0〜n)信号とENN、ENP、EQN、CPL、PRECの制御信号を受けて冗長コード状態を読み取り、それぞれの冗長コード化部で欠陥セルのアドレスと欠陥IOバスを冗長コード化セルと冗長IOバスコード化セルに各々対応させ、欠陥セルのアドレスと欠陥IOバス番号が入ってくると欠陥を修理するために冗長セルを用いるようにする。
図5は図4の冗長カウンタデコード制御部(RCDC)45のブロック構成図である。
冗長カウンタデコード制御部45の構成を説明する前に、その一部であるカウンタ42から計数値を出力するためのカウンタ出力デコーダ50を説明する。
冗長カウンタデコード制御部45は一回のカウンタの計数値の変更時に一つのENW<i>だけを活性化させて一つの冗長コード化部をコード化する。
これによって一つの冗長コード化部だけが活性化される。
図6は本発明の冗長コード化部(RCBD)46とその周辺回路である。
それぞれの冗長コード化部46は冗長列アドレスコード部60と冗長IOバスマルチプレクサコード部61と第2冗長制御部62から構成される。
冗長コード化部46は、現在サイクルの列アドレスを冗長セルに記憶する。メモリテストロジック41でテストされた現在の列アドレスが欠陥セルを含んでいると、RAPが発生し、冗長コード化部46はその現在の列アドレスを記憶する。
冗長列アドレスコード部60は、図6と図8に示すように、第1冗長制御部44から出力されたENN、ENP、EQN、CPL、PREC信号と、冗長カウンタデコード制御部45から出力されたENW<n>信号と、メモリテストロジック41から出力された第1、第2アドレス信号(ADD、ADDB)とを入力として受けて動作する。
その冗長IOバスマルチプレクサコード部61は、RPUL<n>と、FION<r>と、ENN、ENP、EQN、CPL、PREC制御信号と、ENW<n>信号との入力を受けて該当欠陥IOバスを修理する。
WLRHRは冗長動作時に冗長アンプ64を制御する。
すなわち、アドレスが欠陥セルに該当するときには冗長経路を用いてリード/ライト動作を正常に動作させることができる。
しかし、セルが欠陥セルを有していないときにはライトモードを非活性化させて冗長セルにエラーデータが書き込まれることを防止する。
このようなコアセルアレイは冗長セルアレイ部70と、冗長列選択部71と、メインセルアレイ部72と、メイン列選択部73とを備え、その周辺に列選択制御部74が備えられている。
コアセルアレイ部を構成する冗長列選択部71は列デコーダの信号と関係なく全ての列ビットラインが活性される時活性化される。
従って、リードモードでは冗長セルデータが変えられないが、ライトモードでは冗長セルデータが変えられるので、非活性化された列アドレスでは冗長アンプをリードモードで作動させる。
冗長アンプ64はWLRHR<q>信号を受けて動作し、メインアンプ65は正常なWLRH信号を受けて動作する。
冗長列アドレスコード部60は強誘電体キャパシタを含んでいる冗長セルを用いたものである。
図8を参照すると、一つの冗長列アドレスコード部60は2種の冗長セルすなわち、冗長マスタセル80と冗長コード化セルからなり、また冗長コード化セルのオン/オフ状態による出力信号を受けて論理和して反転する第1ノアゲートNOR1と、第1ノアゲートの信号を反転する第1インバーターIN1と、第1インバーターIN1の信号を反転してRPUL<n>信号を出力する第2インバーターIN2と、列方向に連結された複数の冗長コード化セルの最終出力端に各々連結されたPMOSトランジスタが形成されている。
マスタ信号は、4個の冗長コード化セルの動作によるRS1とRS2の連結状態に応じて第1ノアゲートの一入力端に入る。
冗長マスタセル80は複数の冗長コード化セルの全体を活性化させるか又は非活性化させるかを決めるためのものである。
冗長マスタセル80と複数の冗長コード化セルは第1冗長制御部44(図4)から出力されるENN、ENP、EQN、CPL、PREC信号と冗長カウンタデコード制御部45から出力されるENW<n>信号を受けて動作する。
冗長マスタセル80がデフォルト状態の場合には非活性化状態で‘ハイ’レベルのマスタ信号が出力される。
冗長マスタセル80が活性化状態であれば‘ロー’レベルのマスタ信号が出力される。
このような冗長コード化セルは実際の欠陥列アドレスを記憶する役割を果たしている。
従って、全ての冗長コード化セルがオンされている時だけRPUL<n>信号が‘ハイ’レベルを出力でき、その以外には‘ロー’レベルを出力することになる。
‘ハイ’レベルのRPUL<n>信号は第2冗長制御部62を介してWLRHR<q>とRIODISを活性するのに用いられる。
ここでWLRHR<q>信号は該当欠陥セルアドレスで冗長経路(PATH)を用いる時リード/ライトモードを正常に動作させるためのものである。
また、RIODIS信号は冗長使用時には‘ロー’レベルとなって伝送ゲートを非活性化させ、正常な列動作時には‘ハイ’レベルとなって伝送ゲートを活性化させる制御信号である。
図9は図6の第2冗長制御部の回路構成図である。
第2冗長制御部62は図9に示すように複数の3入力ノアゲートから構成された第1ノアゲート部90と、第1ノアゲート部90を構成するノアゲートに一対一の対応で各ノアゲートの出力信号とWLRH信号を入力受けて論理和した後反転する2入力のノアゲートから構成された第2ノアゲート部91と、第2ノアゲート部91を構成するノアゲートに一対一に対応してその出力信号を各々反転して出力するインバーターから構成されたインバーター部92と、第1ノアゲート部90のノアゲートの各出力信号を入力受けて論理積の後反転して出力する第1ナンドゲートと、第1ナンドゲートの信号を反転してRIODIS信号を出力する第3インバーターIN3からなる。
すなわち、図9のようにRPUL<0>、RPUL<1>、RPUL<2>を一つのグループにして一つの欠陥IOバスに割当てて、RPUL<3>、RPUL<4>、RPUL<5>を一つのグループにして他の欠陥IOバスの一つに割り当てる。
なお、各々他のセルアレイ領域で一つずつIOバスを修理するか、或いは一つの列アドレスで一つずつIOバスを修理する場合には各々のIOバスは一つの冗長アンプと連結される。
図10は冗長IOバスマルチプレクサコード部の回路構成図である。
冗長IOバスマルチプレクサコード部61は、図6と図10に示すように、複数の冗長IOバスコード化セル(RIOC0〜RIOCr)と第4インバータとからなる。それぞれの冗長IOバスコード化セル(RIOC0〜RIOCr)はENW<n>が入力されるとともにNMOSイネーブル信号ENN、PMOSイネーブル信号ENP、等化信号EQN、プレートライン制御信号CPL、さらにPRECが入力され、かつRPUL<n>とその反転信号RPULB<n>、さらにはFION<r>が入力され、IOバス<r>バスをMIOバス<r>バス又はRIOバス<q>バスのいずれかに連結させるように機能する。いうまでもなく、第4インバーターIN4はRPUL<n>を反転してRPULB<n>を出力する。
RIOバス<q>はバス幅qの冗長IOバスである冗長データバスである。
また、IOバス<r>はデータ入/出力バスでその幅がrでMIOバス<r>幅と同じである。
冗長IOバスマルチプレクサコード部61は‘q’のRIOバスのうち一つのRIOバスが冗長用として用いられる基本IOバスマルチプレクサである。すなわち、r本のMIOバス<r>のうち一つがRIOバス<q>に切り替えられてIOバス<r>と連結される機能を果たしている。
このような冗長IOバスマルチプレクサコード部61は欠陥列アドレスが入った場合に動作するが、正常な列アドレスが入るとRPUL<n>が‘ロー’レベルとなって全てのRIOバス<q>とMIOバス<r>はIOバス<r>と切断された状態となって非活性化状態となる。
図11aは正常モード動作を行う正常IO経路部の構成図であり、図11bは図11aの伝送ゲートの回路図である。
正常IO経路部67は図11aと図11bに示すようにRIODIS信号とその反転信号であるRIODISB信号の入力を受けてMIOバス<r>バスとIOバス<r>バスの連結可否を決める複数の伝送ゲートと、RIODIS信号を反転させるための第5インバーターIN5からなっている。
各伝送ゲートはRIODIS信号の入力を受けるNMOSトランジスタとRIODIS信号を反転させたRIODISB信号の入力を受けるPMOSトランジスタから構成され、各ソース端とドレイン端は接続されており、ソース端とドレイン端は各々IOバス<r>バスとMIOバス<r>バスに連結されている。
このRIODISB信号は冗長動作時には‘ロー’レベルとなって伝送ゲートを非活性化させ、正常な列動作時には‘ハイ’レベルとなって伝送ゲートを活性化させてMIOバス<r>バスとIOバス<r>バスを連結させる。
欠陥セルのアドレスデータ記録部120はPMOSイネーブル信号ENPを受けて電源電圧VCCを第1ノードN1に伝える第1PMOSトランジスタPM1と、一方のノードは第1ノードN1に連結され他方のノードが第2,第3ノードN2,N3に連結された第1ラッチ122と、等化信号EQNを受けて第2,第3ノードN2,N3の連結可否を制御する第1NMOSスイッチS1と、ゲート端にENW<n>信号が入力されソース端では第2ノードの信号が伝えられ、ドレイン端では第1アドレス信号ADDが入力される第1NMOSトランジスタNM1と、ゲート端ではENW<n>信号が入力されソース端では第3ノードN3の信号が伝えられドレイン端では第2アドレス信号ADDBが入力される第2NMOSトランジスタNM2と、NMOSイネーブル信号ENNを受けて接地電圧VSSを第4ノードN4に伝える第5NMOSトランジスタNM5と、一方のノードは第4ノードN4に連結され他方のノードは第5,第6ノードN5,N6に連結された第2ラッチと、CPL信号入力端と第5ノード間に構成された第1強誘電体キャパシタFC1と、CPL信号入力端と第6ノードN6の間に構成された第2強誘電体キャパシタFC2と、第5ノードN5と接地電圧VSS端の間に構成された第3強誘電体キャパシタFC3と、第6ノードN6と接地電圧VSS端の間に構成された第4強誘電体キャパシタFC4からなっている。
第3NMOSトランジスタNM3と第6NMOSトランジスタNM6がターンオンされるか、第4NMOSトランジスタNM4と第7NMOSトランジスタNM7がターンオンされるとRS1とRS2が連結される。
第1、第2強誘電体キャパシタFC1、FC2にはいつも互いに反対のデータが記憶され、第3、第4強誘電体キャパシタFC3,FC4は記憶されたデータを更にセンシングして読み込む時必要なキャパシタへ充電するための素子としての役割を果たす。
例えば、欠陥セルのアドレスが‘ハイ’の場合にはADDが‘ハイ’であり、ADDBが‘ロー’となる。
ENW<n>信号によって第1、第2NMOSトランジスタNM1、NM2がターンオンするとFC1、FC2に各々‘ハイ’データと‘ロー’データが記憶される。
また、この冗長コード化後、記憶された欠陥セルのアドレスが入ってくると第5ノードN5とADDが‘ハイ’レベルとなって第3NMOSトランジスタNM3と第6NMOSトランジスタNM6をターンオンさせてRS1とRS2とは互いに電気的に連結される状態となる。
次に欠陥セルのアドレスが‘ロー’の場合にはADDが‘ロー’であり、ADDBは‘ハイ’である。
したがって、‘ハイ’レベルで活性されたENW<n>が入ってくると第1,第2NMOSトランジスタNM1,NM2がターンオンし、FC1、FC2に各々‘ロー’と‘ハイ’データが記憶される。
冗長コード化後、欠陥セルのアドレスが入ってくると第6ノードN6とADDBが‘ハイ’となって第4、第7NMOSトランジスタNM4,NM7はターンオンされてRS1とRS2は互いに電流が通じることができる低抵抗状態となる。
従って、欠陥セルのアドレスをコード化できる。
図13は図8に示している冗長マスタセル80の回路構成図である。
冗長マスタセルは図13に示すようにENN、ENP、EQN、CPL、PREC、ENW信号を受けてマスタ信号の出力を決めるものである。
第3ラッチ130は二つはPMOSトランジスタから構成され、第4ラッチ131は二つのNMOSトランジスタから構成される。
前記説明のように第5、第6強誘電体キャパシタFC5、FC6はいつも反対のデータが記憶され、第7、第8、第9強誘電体キャパシタFC7、FC8、FC9は記憶されたデータを更にセンシングして読み出す時必要なキャパシタへ充電する素子としての役割を果たす。
冗長マスタセルは冗長コード化セルに用いられた共通の信号ENN、ENP、EQN、CPL、ENW<n>を受けて動作する。PREC信号とマスタ信号経路は異なる。
また、第8NMOSトランジスタNM8のドレイン端にはいつもVCCが伝えられ、第9NMOSトランジスタNM9のドレイン端にはいつもVSSが伝えられるので、冗長動作時には第11ノードには‘ハイ’が第12ノードには‘ロー’が記憶される。
第11ノードの容量を大きくするためにFC7とFC8の全体サイズがFC9より大きくなるように設計する。
すなわち、FC5の高い電荷が第11ノードN11に供給されると第11ノードN11が第12ノードN12よりキャパシタンス容量が大きくても、電圧レベルは第11ノードN11の方が第12ノードより大きくなるようにする。
図14は本発明の冗長IOバスコード化セルの回路構成図である。
図14に示すように冗長IOバスコード化セルはIOバス記録部140と欠陥IOバススイッチ部141からなり、ENN、ENP、EQN、CPL、ENW<n>、FION<r>、FIONB<r>信号を受けてMIOバス<r>とRIOバス<q>の連結可否を決めるものである。
まず、欠陥IOバス記録部140はPMOSイネーブル信号ENPを受けて電源電圧VCCを第13ノードN13に加える第3PMOSトランジスタPM3と、一方のノードは第13ノードに連結され他方のノードは第14,第15ノードに連結された第5ラッチ142と、等化信号EQNを受けて第14、第15ノードの連結可否を制御する第3NMOSスイッチS3と、ゲート端にENW<n>信号が入力され、ソース端に第14ノードN14の信号が伝えられ、ドレイン端に欠陥IOバス信号FION<r>が入力される第13NMOSトランジスタNM13と、ゲート端にENW<n>信号が入力されソース端に第15のノード信号が伝えられ、ドレイン端にFIONB<r>信号が入力される第14NMOSトランジスタNM14と、NMOSイネーブル信号を受けて接地電圧を第16ノードに連結する第17NMOSトランジスタNM17と、一方のノードは第16ノードN16に連結され他方のノードは第17,第18ノードN17、N18に連結された第6ラッチ143と、CPL信号入力端と第17ノード間に構成された第10強誘電体キャパシタFC10と、CPL信号入力端と第18ノードの間に構成された第11強誘電体キャパシタFC11と、第17ノードと接地電圧VSS端の間に構成された第12強誘電体キャパシタFC12と、第18ノードと接地電圧VSS端の間に構成された第13強誘電体キャパシタFC13からなっている。
前記第15NMOSトランジスタと第16NMOSトランジスタは常にオフ状態にあり、また、第4PMOSトランジスタと第5PMOSトランジスタも常にオフ状態にある。
又第5ラッチ142は二つのPMOSトランジスタからなり、第6ラッチ143は二つのNMOSトランジスタからなっている。
前記説明のように、第10、第11強誘電体キャパシタには常に反対のデータが記憶され、第12、第13強誘電体キャパシタは記憶されたデータを更にセンシングして読み出す時必要なキャパシタへ充電する素子の役割を果たしている。
図15は冗長コード化セルと冗長マスタセルとIOバスコード化セルのパワーアップモード時の動作タイミングであり、図16は冗長コード化セルと冗長マスタセルと冗長IOバスコード化セルRIOCの欠陥セルプログラムの動作タイミングであり、図17はFION<r>の発生のための動作タイミングである。
第一、電源供給モードは図15に示すようにパワーアップモードがハイレベルである時動作する。
すなわち、電源供給モードは冗長セルに記憶されたデータをセンシングする過程でパワーアップモードによって行われる。
先ず、電源供給モードでは図15に示すようにパワーアップ電源が安定したレベルに至るとパワーアップパルス(PUP)が発生し、PUPが発生するとEQNを‘ハイ’レベルから‘ロー’レベルに遷移させてCPLを‘ロー’レベルから‘ハイ’レベルに遷移させる。
これによって図12の第1,第2強誘電体キャパシタ(FC1、FC2)に記憶されていた電荷が第3,第4強誘電体キャパシタによってセルの両端のノードすなわち、第5,第6ノードに電圧差を発生させる。
さらに、図14の第10、第11FC10、FC11に記憶されていた電荷が第12、第13強誘電体キャパシタのキャパシタによってセルの両端ノードすなわち、第17,第18ノードに電圧差を発生させる。
セルの両端データの増幅が完了するとCPLを更に‘ロー’レベルに遷移させて破壊されたFC1またはFC2の‘ハイ’データを復旧させる。
この時ENW<n>は‘ロー’レベルとして非活性化されているので外部データが書き込まれるのを防止する。
以下図4、図16、図17を参照して説明する。不揮発性メモリ素子40をテストして欠陥セルが発生すると、メモリテストロジック41で冗長活性化パルス(RAP)とFION<r>が発生する。
この時、ENNは‘ハイ’レベル、ENPは‘ロー’レベル、EQNは‘ロー’レベルを引き続き出力している。
また、メモリテストロジック41から欠陥が発生しているというRAP信号を受けたカウンタ42は、カウンタ出力コード化バス51(図5)にカウント値を出力する。
第1冗長制御部44からENW信号とカウンタ42からカウンタ信号を入力受けた冗長カウンタデコード制御部45は、該当する冗長コード化部46に‘ハイ’レベルのENW<n>信号を出力する。
‘ハイ’レベルのENW<n>信号が発生している間、セルの両端、すなわち第5、第6ノードN5,N6と第17、第18ノードN17、N18の既存のデータをトランジスタNM1,NM2およびNM13、NM14を介して該当欠陥列アドレスのデータと該当欠陥IOバスのFION<r>のデータに変える。
この時、冗長マスタセル80と複数のコード化セルと冗長IOバスコード化セルRIOCは、第1冗長制御部44から‘ハイ’レベルのENN、CPL信号と‘ロー’レベルのENP、EQN信号とADD、ADDBを受けて該当冗長カウンタデコード制御部45から一定幅を有する‘ハイ’レベルのENW<n>信号を受けて動作する。
欠陥セルが発生して冗長コード化セルと冗長IOバスコード化セルの既存のデータを該当欠陥列アドレスデータと該当欠陥IOバスデータのFION<r>に変える時に、図8と図12の冗長コード化セルに欠陥列アドレス情報を記憶させ、図13に示した回路を用いて冗長マスタセルを活性化させ、図14の冗長IOバスコード化セルRIOCを用いてRIOバス<q>バスをMIOバス<r>バスと連結させる。
したがって、‘ハイ’レベルのENW<n>信号によって第1,第2NMOSトランジスタ(図12)がターンオンされると第1,第2強誘電体キャパシタFC1,FC2に各々‘ハイ’データと‘ロー’データが記憶される。
また、この時冗長コード化後、欠陥セルのアドレスが入ってくると第5ノードN5が‘ハイ’であって、ADDが‘ハイ’レベルとなるので第3NMOSトランジスタNM3と第6NMOSトランジスタNM6をターンオンさせてRS1とRS2は互いに電流が通じる低抵抗状態となる。
これに対して該当欠陥セルのアドレスでないアドレスの場合、第5ノードは‘ハイ’であるが、ADDは‘ロー’であるので、第6NMOSトランジスタはターンオンであるが、第3NMOSトランジスタはターンオフであるのでRS1とRS2は互いに電流が通じない高抵抗状態となる。
‘ハイ’レベルのENW<n>信号が入ってくると第1,第2NMOSトランジスタNM1、NM2がターンオンされてFC1、FC2に各々‘ロー’と‘ハイ’データが記憶される。
冗長コード化後、その欠陥セルのアドレスが入ってくると第6ノードN6とADDBが‘ハイ’となって、第4、第7NMOSトランジスタはターンオンされてRS1とRS2は互いに電流が通じる低抵抗状態となる。
このような動作によって欠陥列アドレスをコード化できる。
冗長マスタセルは冗長コード化セルで用いられる共通の信号ENN、ENP、EQN、CPL、ENW<n>を受けて動作する。PREC信号とマスタ信号経路は異なる。
第8NMOSトランジスタのドレイン端に常にVCCが加えられ、第9NMOSトランジスタNM9のドレイン端には常にVSSが加えられているので、冗長を用いるときのENW<n>信号が‘ハイ’レベルになると第11ノードには‘ハイ’が、第12ノードには‘ロー’が記憶される。したがって第11NMOSトランジスタNM11はターンオンされる。
前述したように冗長を用いるときにはトランジスタNM11がONであるので、PRECの信号によってマスタ信号が‘ロー’レベルとなったり‘ハイ’レベルとなり得る。
従って、マスタ信号は‘ロー’レベルにならない。
図16,17に示すように、PREC信号はチップイネーブル信号CSBが‘ロー’レベルのアクティブ区間では‘ハイ’レベルで第12NMOSトランジスタNM12を活性化させるが、フリーチャージ区間ではPREC信号が‘ロー’レベルを示して第12NMOSトランジスタが非活性化される。
すなわちチップイネーブル信号が‘ロー’レベルのアクティブ区間では冗長動作時にはNM11とNM12とがいずれもターンオンされることによってマスタ信号は‘ロー’レベルを示し、冗長コード化セルに欠陥が発生された列アドレスデータをコード化することができる。
図6と図10と図14と図17に示すようにメモリテストロジック41で該当欠陥IOバスが発生すると、該当欠陥IOバスのFION<r>とFIONB<r>(FION<r>と反対の極性を有する)を冗長IOバスマルチプレクサコード部61の冗長IOバスコード化セルに入力する。
この時FION<r>は‘ハイ’レベルを示し、FIONB<r>は‘ロー’レベルを示す。
また、FION<r>及びFIONB<r>が入力された状態で‘ハイ’レベルのENW<n>が発生すると、第13、第14NMOSトランジスタNM13,NM14を介して第17と第18ノードN17,N18NFION<r>及びFIONB<r>に伝えられ、CPL信号によって第10、第11強誘電体キャパシタFC10、FC11に‘ハイ’と‘ロー’データが記憶される。
これによってRIOバス<q>データ経路だけが活性化される。
また、欠陥列アドレスの時RPUL<n>は‘ハイ’レベルであり、RPULB<n>は‘ロー’レベルであるので図14の伝送ゲートが活性化される。
これによってRIOバス<q>バスとIOバス<q>バスが連結される。
このように変えられた欠陥セルのアドレスデータをFC1,FC2に記憶し、欠陥IOバスデータをF10,F11に記憶するために図12、図14,図16と図17に示すようにCPLをENW<n>のように‘ハイ’レベルに遷移させた後、更にENW<n>信号が‘ロー’レベルに遷移した後一定時間後に更にCPLを‘ロー’レベルに遷移させる。
このような動作は1サイクルのうち該当欠陥セルのアドレスと欠陥IOバスのデータが有効な間になされるべきである。
Claims (6)
- 不揮発性メモリ装置のコード化セルにおいて、
前記コード化セルは、
第1制御信号ENPを受けて電源電圧を第1ノードに伝達するための第1PMOSトランジスタと、
一方のノードが前記第1ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第1ラッチと、
ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に前記第2ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第1データ信号が入力される第1NMOSトランジスタと、
ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に前記第3ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第2データ信号が入力される第2NMOSトランジスタと、
第2制御信号を受けて接地電圧を第4ノードN4に伝達するための第3NMOSトランジスタと、
一方のノードが前記第4ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第2ラッチと、
第3制御信号の入力ノードと前記第2ノードの間に構成された第1強誘電体キャパシタと、
前記第3制御信号の入力ノードと前記第3ノードの間に構成された第2強誘電体キャパシタと、
前記第2ノードと電圧端の間に構成された第3強誘電体キャパシタと、
前記第3ノードと電圧端の間に構成された第4強誘電体キャパシタと
から構成されることを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セル。 - 不揮発性メモリ装置のコード化セルにおいて、
前記コード化セルは、
第1制御信号を受けて電源電圧を第1ノードに伝達するための第1PMOSトランジスタと、
一方のノードが前記第1ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第1ラッチと、
ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に前記第2ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第1データ信号が入力される第1NMOSトランジスタと、
ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に前記第3ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第2データ信号が入力される第2NMOSトランジスタと、
第2制御信号を受けて接地電圧を第4ノードに伝達するための第3NMOSトランジスタと、
一方のノードが前記第4ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第2ラッチと、
第3制御信号の入力ノードと前記第2ノードの間に構成された第1強誘電体キャパシタと、
前記第3制御信号の入力ノードと前記第3ノードの間に構成された第2強誘電体キャパシタと、
前記第2ノードと電圧端の間に並列に構成された第3強誘電体キャパシタ及び第4強誘電体キャパシタと、
前記第3ノードと前記電圧端の間に構成された第5強誘電体キャパシタと
から構成されることを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セル。 - 不揮発性メモリ装置のコード化セルにおいて、
前記コード化セルは、
一方のノードが前記第1ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結された第1ラッチと、
ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に前記第2ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第1データ信号が入力される第1NMOSトランジスタと、
ゲート端にライト制御信号が入力され、ソース端に前記第3ノードの信号が伝達され、ドレイン端にライトする第2データ信号が入力される第2NMOSトランジスタと、
前記第2,第3ノードノードの信号を受けて駆動するスイッチ部と、
一方のノードが前記第4ノードに連結され、他方のノードが第2,第3ノードに連結されたNMOS第2ラッチと、
第1制御信号の入力ノードと前記第2ノードの間に構成された第1強誘電体キャパシタと、
前記第1制御信号の入力ノードと前記第3ノードの間に構成された第2強誘電体キャパシタと、
前記第2ノードと電圧端の間に構成された第3強誘電体キャパシタと、
前記第3ノードと前記電圧端の間に構成された第4強誘電体キャパシタと
から構成されることを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セル。 - 前記コード化セルは、前記第2,第3ノードの間に等化部を更に含むことを特徴とする請求項1記載の不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セル。
- パワーアップモード時にパワーアップ感知パルス信号を用いて、前記第1,第2強誘電体キャパシタに貯蔵された前記第1,第2データを前記第3,第4強誘電体キャパシタを用いて電圧差を引き起こしてセンシングし、
前記第3制御信号CPLがロジックハイ電圧レベルである場合、前記第1データを前記第1強誘電体キャパシタに再貯蔵し、
前記第3制御信号が接地電圧レベルである場合、前記第2データを前記第2強誘電体キャパシタに再貯蔵することを特徴とする請求項1記載の不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セルの駆動方法。 - ライトプログラムモード時に前記ライト制御信号がハイ電圧レベルであり、前記第3制御信号CPLがハイ電圧レベルである場合、第3データを前記第1又は第2強誘電体キャパシタに記録し、
前記第3制御信号CPL及び前記ライト制御信号が接地電圧レベルである場合、第4データを前記第1又は第2強誘電体キャパシタに記録することを特徴とする請求項5記載の不揮発性強誘電体メモリ装置のコード化セルの駆動方法。
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