JP2007179112A - プログラマブル表示器、制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プログラマブル表示器、制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画面データをプログラマブル表示器に転送することなく画面データのデバッグを行う。
【解決手段】プログラマブル表示器2は、画面エディタ31で作成された画面データと同じファイル形式の画面データに基づいて画面を表示する。エディタコンピュータ3においては、画面エディタ31にて編集されている画面データを作業メモリ23にテンポラリファイルとして定期的に書き替えて一時保存する。また、エディタコンピュータ3においては、画面エディタ31にて編集された画面データを記憶装置33に保存ファイルとして保存する。動作確認処理部211は、直接エディタコンピュータ3の作業メモリ23に一時保存されているテンポラリファイルの画面データ、または記憶装置33に保存されている保存ファイルの画面データを読み出して、その画面データに基づいて画面表示の動作確認処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画面データのデバッグを容易に行うことができるプログラマブル表示器、制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
プログラマブル表示器は、ホストコントローラ(PLC、インバータ、温調計等)とのインタフェースを備えており、ホストコントローラに接続されたデバイスの稼働状況を表示したり、デバイスへの制御指示を与えるための操作入力を画面から受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示機能を有するので、操作盤、スイッチ、表示灯などを表示することができ、制御システムにおける操作端末としての役割を果たす。
このようなプログラマブル表示器で表示される画面は、制御システムの仕様に応じて、画面作成ソフトウェア(画面エディタ)を用いてユーザ独自で作成できるようになっている。画面作成に際しては、ユーザが、パーソナルコンピュータ等において画面エディタによって提供される部品、描画機能等を用いて所望の画面を構成する。
上記の部品は、スイッチ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器等をそれぞれ表す画像であって、実際の部品のごとく組み合わせて扱えるように、予めライブラリ形式で作画ソフトに用意されている。また、上記の部品は、部品を表すイメージと、そのイメージの動的変化を画面上の指定された位置で表現するための設定データとが組み合わされて用いられる。その設定データは、画面のデータの一部としてプログラマブル表示器のメモリに記憶される。
作成された画面は、画面データとしてプログラマブル表示器に転送されて記憶される。そして、ホストコントローラの稼働時には、ホストコントローラに接続されたデバイスの状態に応じて、プログラマブル表示器の表示部に表示される画面上のメータ表示器等の出力部品が動的に変化する。また、スイッチ等の入力部品への画面上の入力操作が制御指示としてデバイスに与えられる。
また、作成された画面データは、例えば、特許文献1に開示されたように、プログラマブル表示器(プログラム式表示装置)が解読可能なデータ形式としてプログラマブル表示器に転送される。このようなデータ形式(ファイル形式)の変換は、通常、画面エディタで行われる。
特開平10−105147号公報(公開日:平成10年4月24日)
画面データのデバッグにおいては、画面データによって所望の表示/操作の動作が実行されるかを確認する必要がある。このため、簡易的には、画面エディタにおける擬似実行機能によって、画面データをプログラマブル表示器に転送しなくても、プログラマブル表示器において実行される当該画面データによる表示/操作の動作を擬似的に画面エディタで実現させて確認することができる。しかしながら、擬似実行機能によって実現される表示/操作の動作は、実際に画面データをプログラマブル表示器に転送した状態で実行される動作とは異なることがある。したがって、プログラマブル表示器における表示/操作の動作を正確に確認するには、画面データを転送して、プログラマブル表示器とホストコントローラとが通信可能な状態で上記の動作をさせる必要がある。
プログラマブル表示器での表示/操作の動作を確認した結果、エラーが発見された場合は、画面エディタにて画面データを再編集を行うことによってエラーを修正し、当該画面データを保存した後、再度プログラマブル表示器に転送して、その画面データについて表示/操作の動作を行う。デバッグには、このような一連の作業が伴うので、エラー修正のために複数回上記の作業を繰り返す必要が生じた場合、デバッグに多大な時間を要する。特に、画面データの転送に先立つ画面データの形式変換処理が比較的長い時間を要するだけでなく、画面データを転送したときにはプログラマブル表示器を初期化するだけでなく、ホストコントローラやこれに接続されるデバイスも同様に初期化する必要があるため、制御システム全体で再起動が行われることになる。このため、制御システムにおいてウォームアップが必要な機器があれば、それだけ制御システムの再起動が長引くことになる。したがって、上記の作業の繰り返しがデバッグの効率を低下させることになる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画面データをプログラマブル表示器に転送することなく画面データのデバッグを行うことを目的としている。
本発明に係るプログラマブル表示器は、表示手段と、画面データを作成する画面作成装置で作成された画面データを記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶された画面データに基づいて、画面を前記表示手段に表示させる表示動作および当該画面に対して与えられた操作指示に応じた操作対応動作を実行する実行手段とを備えているプログラマブル表示器において、上記の課題を解決するために、前記実行手段が、前記画面作成装置で作成されたファイル形式の画面データに基づいて前記表示動作および前記操作対応動作を実行する実行環境を有するとともに、前記画面データを保存する画面保存装置から指定された画面データを読み出す読出手段を有し、当該画面データに基づいて前記表示動作および前記操作対応動作を実行することを特徴としている。
上記の構成では、読出手段によって、指定された画面データが画面保存装置から読み出され、実行手段によって、当該画面データに基づいて表示動作および操作対応動作が実行される。ここで、実行手段が、前記画面作成装置で作成されたファイル形式の画面データに基づいて前記表示動作および前記操作対応動作を実行する実行環境を有しているので、読出手段によって読み出された画面データに基づいて実行手段による上記の動作を行うことが可能となる。これにより、画面データのデバッグのために、画面データをプログラマブル表示器に転送したり、画面データのファイル形式を変換したりする必要がなくなる。また、デバッグ時に画面データをプログラマブル表示器に転送する必要がないことから、プログラマブル表示器やそれに接続される機器の初期化が不要となる。それゆえ、デバッグに要する時間を短縮することができる。
前記プログラマブル表示器において、前記読出手段は、画面作成装置で作成されている画面データが一時的に保存されている画面保存装置から、指定された画面データを読み出すことが好ましい。このような構成では、作成途中(編集中)に随時一時保存される画面データが読出手段によって読み出されるので、画面データの作成途中で、表示された画面を確認し、与えた操作指示の実行状況を確認することができる。それゆえ、表示画面の確認および操作指示の実行状況の確認のために画面データの作成を終了して保存する必要がなくなり、画面データの作成途中に容易に上記の確認を行うことができる。
本発明の制御プログラムは、前記プログラマブル表示器を実現するコンピュータにを前記実行手段として機能させる。また、この制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。これにより、前記のように、画面データのデバッグのために、画面データをプログラマブル表示器に転送したり、画面データのファイル形式を変換したりする必要がなくなる。
本発明に係るプログラマブル表示器は、以上のように、前記実行手段が、画面作成装置で作成されたファイル形式の画面データに基づいて表示動作および操作対応動作を実行する実行環境を有するとともに、画面データを保存する画面保存装置から指定された画面データを読み出す読出手段を有し、当該画面データに基づいて表示動作および操作対応動作を実行する。これにより、画面データのデバッグのために、画面データをプログラマブル表示器に転送したり、画面データのファイル形式を変換したりする必要がなくなる。したがって、画面データのデバッグの効率を大幅に向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1に示すように、本実施形態に係るデバッグシステム1は、プログラマブル表示器2と、エディタコンピュータ3とを備えている。
プログラマブル表示器2は、USBケーブルなどからなる転送ケーブル4を介してエディタコンピュータ3と接続されている。転送ケーブル4は、後述するようにエディタコンピュータ3で作成された画面データをプログラマブル表示器2に転送するためのケーブルである。また、プログラマブル表示器2への画面データの転送は、上記の転送ケーブル4に限らない。例えば、プログラマブル表示器2が、ネットワークに接続可能であり、かつネットワークが敷設された環境に設置されていれば、プログラマブル表示器2への画面データの転送をネットワークケーブルを介して行ってもよい。
エディタコンピュータ3は、画面作成ソフトウエア(画面エディタ31)がインストールされており、後述するようにして作成された画面データを転送するときに転送ケーブル4を介してプログラマブル表示器2と接続されるが、プログラマブル表示器2とPLC5とが通信を行う運転時には、プログラマブル表示器2と切り離される。
PLC5は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に、入力ユニットを介して入力用のデバイス7の状態を取り込むとともに、出力用のデバイス7に制御指示を与える。
入力用のデバイス7としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力用のデバイス7としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらのデバイス7は、製造ラインなどの各種のターゲットシステム8の所要各部に配置される。
なお、デバイス7は、後述するタッチパネル25などの入力装置から手動で入力されたデータを格納するためのデータメモリ(図示せず)における特定の領域であってもよい。また、デバイス7は、PLC5内のメモリにおける特定の領域であってもよい。
PLC5内のメモリ(デバイスメモリ)は、デバイス7の状態(デバイス7からの出力値やデバイス7への設定値)を示すデータ(ワードデータやビットデータ)を、デバイスアドレスで特定される領域に格納している。メモリにおいて、ワードデバイスは、入出力されるデータが数値のようなワードデータを格納する領域として設定され、ワードアドレス(デバイスアドレス)で指定される。また、ビットデバイスは、オン・オフ状態のようなビットデータを格納する領域として設定され、ビットアドレス(デバイスアドレス)で設定される。このような設定により、メモリ内の任意のワードデバイスまたはビットデバイスをデバイスアドレスを指定してアクセスするだけでデバイス7を制御し、またはその状態に関する情報を個別に取り出すことができる。
以降の説明では、デバイスアドレスを適宜、アドレスと称する。
プログラマブル表示器2は、CPUなどの演算処理装置を備えており、ユーザが作成した入力操作および表示用の画面データを表示することによりプログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータである。制御システム1のHMI機器として好適に使用されるプログラマブル表示器2は、後述する処理指示語(タグ)を組み合わせて決定される画面データに基づいて、デバイス7の状態を画面表示する際の動作や、画面への操作に応じてデバイス7の状態を制御する際の動作を特定する。
このプログラマブル表示器2は、シリアルケーブル9を介したPLC5との通信により、PLC5を介して表示画面に状態を表示する各デバイス7の状態を取得し、例えば、後述のディスプレイ24に各デバイス7の状態を表示する機能を有する。また、プログラマブル表示器2は、後述のタッチパネル25への操作に応じて、デバイス7へデバイスの状態制御を指示する機能を有する。
なお、デバイス7の状態の取得/変更は、その都度指示してもよいし、プログラマブル表示器2内にキャッシュを用意し、取得/変更時には、キャッシュへアクセスするとともに、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎に通信してアドレスの実体と同期を取ってもよい。
プログラマブル表示器2は、上記の機能を実現するために、HMI制御部21と、データメモリ22と、作業メモリ23と、ディスプレイ24と、タッチパネル25と、インターフェース部(図中、I/F)26,27とを備えている。以下、プログラマブル表示器2の主要各部について詳細に説明する。
表示手段としてのディスプレイ24は、プログラマブル表示器2を薄型に構成するために、液晶ディスプレイや、ELディスプレイや、プラズマディスプレイのような平板型ディスプレイが好適に用いられる。タッチパネル25は、ディスプレイ24の表示画面上でタッチ入力を行うために設けられている入力装置である。
インターフェース部26は、プログラマブル表示器2がエディタコンピュータ3との間の通信を行うための通信制御部であり、転送ケーブル4に接続されている。なお、インターフェース部26は、プログラマブル表示器2がネットワークを介してエディタコンピュータ3と接続される場合、ネットワーク通信を行うことができるように構成される。
一方、インターフェース部27は、プログラマブル表示器2がPLC5との間のシリアル通信を行うための通信制御部であり、シリアルケーブル9に接続されている。また、インターフェース部27は、複数台のPLC5の接続が可能となるように、接続可能なPLC5の台数と同数の通信ポートを備えている。PLC5のメーカや機種名とPLC5が接続される通信ポートとの対応関係は、予めユーザによって接続機器データとして設定されている。また、PLC5には、接続される通信ポートに応じて、例えばPLC−A,PLC−B,PLC−C,…というような接続機器名が付与されており、この接続機器名も接続機器データに含まれる。前述のようなPLC5のビットでバイスやワードデバイスに対するデータの読み書きは、アドレスとともに接続機器名を指定して行われる。
インターフェース部27は、その接続機器データに基づいて、PLC5のメーカや機種に応じた通信プロトコルを用いて通信を行う。上記の接続機器データや通信プロトコルは、例えば、次に説明するデータメモリ22に格納される。
データメモリ22は、画面データ、上記の通信プロトコル、コンピュータ指定データなどを格納するためのメモリであり、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)が用いられる。FEPROMは、書き替え可能な読み出し専用のフラッシュメモリであるので、一般のパーソナルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
画面データは、プログラマブル表示器2に表示されるユーザ画面のデータであり、後述する画面エディタ31で作成された画面データと同じファイル形式で保存されている。画面データは、通常、ターゲットシステム8やターゲットシステム8で製造される製品などに応じた一連の関連する複数の画面データからなるひとまとまりのプロジェクトファイルという形態でデータメモリ22に保存される。
上記の画面データは、ディスプレイ24に表示すべきベース画面やパーツのデータおよび各パーツに付与された後述する処理規定情報などを含んでいる。この画面データは、図形データ部およびアドレスデータ部を含んでいる。図形データ部は、ユーザが作成したマークについての図形データや選択されたパーツを格納し、アドレスデータ部は、図形データ部に対応するように、入力されたマークやパーツについて、前記のアドレスおよびアドレスに対応するコメントを格納している。具体的には、図形データ部におけるマークやパーツの個々は、アドレスデータ部においてそれぞれ対応するコメントおよびアドレスと対応付けられている。
コメントとしては、デバイス7の動作状態(起動、停止等)のような事象名や、スイッチに対応するSWやランプに対応するLAMPのようなデバイス7に対応する符号や、操作指示や、制御対象となる物理量などが挙げられる。また、コメントは、変数として扱うこともできる。このように定義されるコメントは、デバイス7に対応する所望のデバイスアドレスに予め対応付けられている。
コンピュータ指定データは、プログラマブル表示器2が画面データに基づいて表示動作および操作に対応した動作(操作対応動作)の確認処理を後述する動作確認処理部211によって行うときに、動作確認処理に供する画面データを保存しているコンピュータを特定するための識別番号であり、固有のIDなどが設定される。ここでは、エディタコンピュータ3を特定するためのIDがコンピュータ指定データとして格納されている。
作業メモリ23は、例えば、DRAMによって構成されており、表示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PLC5との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用いられる。特に、DRAMは、PLC5のメモリに格納されるデバイス7の状態(デバイスアドレスの内容)をPLC5のメモリとの間で受け渡しするための状態メモリ領域を有している。
また、作業メモリ23は、エディタコンピュータ3に保存されている上記の動作確認処理に供する画面データを特定する画面番号を格納している。この画面番号は、画面データ毎に付与されている固有の番号であり、エディタコンピュータ3の画面エディタ31(動作確認指示部31a)から送信されてくる。
また、作業メモリ23は、エディタコンピュータ3に保存される画面データのファイル形式を格納している。このファイル形式は、画面データが記憶装置33に保存された状態のファイル形式と、画面データが編集作業中に一時的に作業メモリ32に保存されるテンポラリファイルの状態のファイル形式が指定できる。
さらに、作業メモリ23は、動作確認処理のために動作確認処理部211によってエディタコンピュータ3から読み出された画面データを一時的に格納する。
HMI制御部21は、HMI制御プログラムをプログラマブル表示器2が備えるCPUなどの演算処理手段に実行させることにより実現される機能ブロックである。上記のHMI制御プログラムは、プログラマブル表示器2と分離可能に構成される記録媒体に記録可能であり、その記録媒体からプログラマブル表示器2にインストールされる。
上記の記録媒体は、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好適である。その他、上記のプログラムメディアは、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、本デバッグシステム1が、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能に構成されていれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。ただし、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めプログラマブル表示器2に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
このHMI制御部21は、ユーザ画面の表示制御、ユーザ画面を介した入力操作の制御、PLC5などの接続機器との通信の制御といったHMI機能の中心的な制御動作を行う。
前述の画面データは、ユーザ画面に関連して行われる各種の処理を規定する処理規定情報(タグ)を含んでいる。この処理規定情報は、ベース画面上で実行されるべき事象毎に作成されており、基本的には、表示処理を実行すべきベース画面のファイル番号と、このベース画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各実行事象毎に参照される1または複数のデータからなる参照情報とを一組として備えている。
本実施の形態に係るプログラマブル表示器2では、上記のタグとして、ベース画面上の領域(表示範囲)とその領域への表示に対応するデバイスのデバイスアドレスとの対応を示す表示タグ、および画面上の領域(入力範囲)とその領域へのタッチ入力に対応するアドレスとの対応を示すタッチ入力タグが規定されている。さらに、本実施形態では、各タグは、複数のユーザ画面の少なくとも1つと関連付けることができる。
HMI制御部21は、デバイス7の状態を取得してユーザ画面に表示する場合、PLC5内のメモリに設定される前述のビットデバイスまたはワードデバイスが示す状態情報のうち、必要な情報を適時に作業メモリ23に読み込む一方、上記の表示タグを繰り返し読み出して、表示タグで指定された表現形式のパーツを読み出した値に応じた形態で画面上の指定された領域へディスプレイ24に表示させる。これによって、ビットデバイスまたはワードデバイスの状態の変化に応じて変化する表示動作が実行され、PLC5から取得したデバイス7の状態がユーザ画面におけるパーツの表示状態に反映される。
また、HMI制御部21は、ユーザ画面上でのタッチパネル25を介した入力(タッチ入力や数値入力)によってデバイス7に制御指示を与える場合、前述の入力タグを繰り返し読み出して、入力タグにおける参照情報に含まれる、ユーザ画面の所定の領域における入力位置を特定するための範囲(入力が有効となる有効入力座標範囲)、およびタッチパネル25の操作(数値入力操作、ON/OFF操作など)を特定する事象名などで特定される内容の動作をPLC5内のメモリにビットデバイスまたはワードデバイスとして設定する。例えば、数値入力操作であれば、ワードデバイスに制御指示として数値データなどが書き込まれ、ON/OFF操作であれば、ビットデバイスに制御指示として新たなビットの状態が書き込まれる。これによって、PLC5において、設定された制御指示が上記の動作として実行され、デバイス7の状態が変化する。
また、HMI制御部21は、画面エディタ31で作成された画面データと同じファイル形式の画面データを解読することができ、その画面データを表示する。つまり、HMI制御部21は、画面エディタ31で作成されたファイル形式の画面データに基づいて、画面をディスプレイ24に表示させる表示動作および当該画面に対する操作に応じた動作を行う操作対応動作を実行する実行環境を有している。
ここで、HMI制御部21は、エディタコンピュータ3に保存されている画面データによる表示動作および操作対応動作を確認する処理を行う動作確認処理部211を含んでいる。この動作確認処理部211は、照合部212、読出部213および実行部214を有している。動作確認処理部211が行う動作確認処理とは、エディタコンピュータ3に保存されている画面データに基づいて、上記の表示動作と操作対応動作とを確認する処理をいう。
照合部212は、エディタコンピュータ3の動作確認指示部31aによる動作確認処理の開始指示、あるいはプログラマブル表示器2における動作確認処理の開始トリガを受けて、エディタコンピュータ3と通信し、エディタコンピュータ3の送信データに含まれるIDとデータメモリ22に格納されているIDとを比較して、両者が一致したとき、エディタコンピュータ3が動作確認処理を行う画面データを保存しているコンピュータであることを認識する。上記の開始トリガとしては、例えば、プログラマブル表示器2の起動やプログラマブル表示器2に表示されている画面上で画面切り替えの操作が行われたことなどが挙げられる。
読出部213は、照合部212によってエディタコンピュータ3が動作確認処理を行う画面データを保存しているコンピュータであることが認識されると、エディタコンピュータ3にアクセスして、予め作業メモリ23に格納されているか、あるいは上記のエディタコンピュータ3との通信時に動作確認指示部31aから送信されて作業メモリ23に書き込まれた画面番号およびファイル形式に基づいて、作業メモリ32または記憶装置33のいずれかに格納されている画面データを読み出して、作業メモリ23に一時的に格納する。
実行部214は、作業メモリ23に読み出された画面データに基づいて、動作確認指示部31aの指示にしたがってユーザ画面を表示し、かつその表示を変化させたり操作入力を状態メモリ領域のデータに反映させたりする。また、実行部214は、作業メモリ23に読み出された画面データに基づいて、表示されたユーザ画面上でユーザが行う操作に対しても当該画面の表示を変化させたり操作入力を状態メモリ領域のデータに反映させたりする。実行部214は、このような動作確認処理部を実行するために、前述のHMI制御部21の表示タグおよび入力タグによる表示動作およびデータの書き替えを行う。
続いて、エディタコンピュータ3について説明する。エディタコンピュータ3は、一般の汎用パーソナルコンピュータと同様に、CPU、メモリ(RAM、ROMなど)、外部記憶装置(ハードディスクドライブ、MOドライブなど)、表示装置および入力装置(キーボード、マウスなど)を有している。また、エディタコンピュータ3は、画面エディタ31を備えている。また、エディタコンピュータ3は、メモリとして作業メモリ32を備え、外部記憶装置として記憶装置33を備えている。
作業メモリ32は、例えば、DRAMによって構成されており、画面エディタ31を含むアプリケーションプログラムの実行等における演算処理時の作業用に用いられる。作業メモリ32は、特に、画面エディタ31による画面データの編集を行うために画面データが展開され、画面エディタ31が画面データを定期的に書き替えて一時保存するためのテンポラリファイルの形式でも画面データを保存する。また、作業メモリ32には、動作確認処理において書き替えるデータ(ビットデータまたはワードデータ)を格納しておく特定の書替領域が設けられている。当該データは、この書替領域に格納され、後述する動作確認指示部31aによって適宜書き替えられる。
記憶装置33は、例えば、ハードディスクドライブによって構成されており、画面エディタ31による編集が完了した画面を保存する。記憶装置33には、保存形式のファイル(保存ファイル)として画面データに保存される。
エディタコンピュータ3は、上記の作業メモリ32および記憶装置33を備えることにより、画面データを保存する画面保存装置として機能する。
画面エディタ31は、ユーザ独自の画面であるユーザ画面を作成できるように、スイッチ、ランプ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示器、メータ表示器およびグラフ表示器)などのパーツ、各種のタグ設定機能、描画機能、テキスト入力機能などを備えている。パーツとしては、単一の機能を有するパーツだけでなく、複数の機能を有する、複合スイッチ、カウンタ、タイマといった複合機能を有するパーツが用意されている。パーツは、ユーザが容易に選択できるようにライブラリ形式で登録されており、パーツの機能にに応じた入力タグや表示タグなどが予め付与されている。
画面エディタ31は、エディタコンピュータ3と分離可能に構成される記録媒体に記録されるアプリケーションプログラム(画面作成プログラム)であって、この記憶媒体からエディタコンピュータ3にインストールすることが可能である。この記録媒体は、前述のHMI制御プログラムが記録される記録媒体と同様なコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、エディタコンピュータ3は、画面エディタ31を備えることにより画面作成装置として機能する。
このような画面エディタ31を用いてユーザ画面を作成するとき、ユーザが、ベース画面の選択によって画面ウインドウ(図示せず)に表示されたベース画面上で、パーツを所定の操作手順にしたがって配置位置を指定することで、ベース画面上にパーツが配置されていく。
画面エディタ31は、上記のような画面作成・編集の機能以外に、作成・編集したユーザ画面によるプログラマブル表示器2での表示動作および操作対応動作を確認するための指示を与える動作確認指示部31aを有している。
動作確認指示部31aは、例えば図2に示すような動作確認操作ウインドウ100をユーザインターフェースとして提供する。
図2に示すように、動作確認操作ウインドウ100は、開始ボタン101、停止ボタン102、画面番号入力部103と、ファイル形式選択部104と、デバイス情報表示部105とを有している。
開始ボタン101は、動作確認処理部211に動作確認処理の開始を指示するための操作ボタンである。停止ボタン102は、動作確認処理部211に動作確認処理の停止を指示するための操作ボタンである。
画面番号入力部103は、動作確認処理に供する画面データに付与された画面番号を入力するために設けられている。ファイル形式選択部104は、画面データが、前述の作業メモリ32に保存されるテンポラリファイルのファイル形式であるか、前述の記憶装置33に保存される保存ファイルのファイル形式であるかを選択するために設けられており、例えばスピンボックスによって構成される。
デバイス情報表示部105は、動作確認処理において、ユーザが参照する情報、および動作確認処理部211が必要とする情報を表示および入力するために設けられている。このデバイス情報表示部105は、コメント入力欄105aと、デバイスアドレス入力欄105bと、デバイス状態表示欄105cと、状態変更部105dとを有している。
コメント入力欄105aは、デバイス7に対応する前述のコメントを入力するために設けられている。デバイスアドレス入力欄105bは、状態を変化させるデータ(ビットデータまたはワードデータ)の格納領域を指定するデバイスアドレス(ビットアドレスまたはワードアドレス)を入力するために設けられている。デバイス状態表示欄105cは、現在のデータの状態を表示するために設けられている。動作確認指示部31aは、上記のコメント、画面番号およびファイル形式を作業メモリ32の特定の領域に書き込む。
状態変更部105dは、データの状態を変更するために設けられている。この状態変更部105dにおいては、ビットデータに対してスイッチアイコンISが表示され、ワードデータに対してキーボードアイコンIKが表示される。
ユーザがスイッチアイコンISをクリック操作すると、動作確認指示部31aは、ビットデータの状態が切り替わるように作業メモリ32における書替領域のビットを書き替える(OFFからONまたはONからOFFへの切り替え)。また、ユーザがキーボードアイコンIKをクリック操作すると、動作確認指示部31aは、図3に示すキーボード200をポップアップ表示させる。ユーザがキーボード200によってワードデータ(数値)を入力すると、動作確認指示部31aは書替領域のワードの数値を書き替える。
ここで、上記のように構成されるデバッグシステム1における動作確認処理の動作について説明する。
まず、動作確認指示部31aが起動しており、画面エディタ31の動作モードが動作確認処理モードである状態で、ユーザが開始ボタン101をクリック操作すると動作確認処理が開始する。動作確認処理の開始時、動作確認指示部31aは、動作確認処理を開始することをプログラマブル表示器2の動作確認処理部211に通知する。このとき、動作確認指示部31aは、動作確認指示部31aによって動作確認操作ウインドウ100を用いて指定された画面番号およびファイル形式に、動作確認処理開始の指示コマンドとエディタコンピュータ3のIDとを付加した送信データを作成して動作確認処理部211に送信する。
動作確認処理部211において、照合部212は、その送信データから画面番号およびファイル形式を取り出して作業メモリ23に書き込むとともに、送信データから取り出したIDとデータメモリ22に格納されたID(コンピュータ指定データ)とを比較する。
照合部212が、その比較の結果、両者が一致したことを確認すると、読出部213は、エディタコンピュータ3から指定された画面データを読み出す。このとき、読出部213は、ファイル形式がテンポラリファイルであれば作業メモリ32において画面番号に基づいて画面データを選択して読み出し、また、ファイル形式が保存ファイルであれば記憶装置33において画面番号に基づいて画面データを選択して読み出して、作業メモリ23に保存する。
実行部214は、作業メモリ23に保存された画面データを表示させる。この状態で、ユーザが動作確認操作ウインドウ100において状態変更部15dのスイッチアイコンISまたはキーボードアイコンIKを操作すると、動作確認指示部31aは、書替領域において操作されたスイッチアイコンISまたはキーボードアイコンIKに対応するデータの状態を書き替える。実行部214は、定期的に作業メモリ32の書替領域にアクセスしており、書替領域におけるデータの状態が書き替えられていれば、そのデータを読み出して状態メモリ領域における対応するデータを同様に書き替える。そして、実行部214は、状態メモリ領域において上記のように書き替えられたデータに基づいて、表示された画面においてデータが書き替えられたパーツがあれば、そのパーツの表示状態をデータに応じて変更する。
すると、PLC5は、状態メモリ領域において書き替えられたデータに応じて、メモリにおけるビットでバイスまたはワードデバイスのデータを書き替える。
このような動作確認処理部211の一連の処理によって、エディタコンピュータ3に保存されている画面データによる表示動作および操作対応動作が正しく実行されているか否かを確認することができる。
なお、動作確認処理は、動作確認指示部31aからの指示だけではなく、プログラマブル表示器2における開始トリガによっても開始されてもよい。
例えば、照合部212は、プログラマブル表示器2の起動時または表示されている画面が切り替えられる操作が行われたときに、エディタコンピュータ3と通信して動作確認指示部31aが起動していることを確認すると、前述の送信データを送信するように動作確認指示部31aに要求する。照合部212は、その要求に応じて動作確認指示部31aから送信された上記の送信データを受けると、以降は上記の場合と同様にしてIDの照合を行う。また、照合後の読出部213および実行部214の動作は、上記の場合と同様である。
また、動作確認処理は、動作確認指示部31aにおいてユーザによって行われた操作だけではなく、プログラマブル表示器2に表示された画面上でのタッチパネル25を介したユーザによる操作でも実行可能である。
例えば、画面にスイッチのパーツが含まれている場合、ユーザがスイッチを操作してON/OFFを切り替えると、実行部214は、それに応じて状態メモリ領域におけるスイッチに設定されたビットアドレスのビットデータを書き替える一方、書き替えられた当該ビットデータを上記のビットアドレスとともに動作確認指示部31aに送信する。動作確認指示部31aは、これを受けて作業メモリ32の書替領域において該当するビットデータを書き替えるとともに、動作確認操作ウインドウ100におけるデバイス状態表示欄105cの表示も当該ビットデータに応じて変更する。
あるいは、画面に設定値表示器およびキーボードのパーツが含まれている場合、ユーザがキーボードを操作して数値を入力すると、実行部214は、それに応じて状態メモリ領域における設定値表示器に設定されたワードアドレスのワードデータを書き替えて、設定値表示器に入力された数値を表示する一方、書き替えられた当該ワードデータを上記のビットアドレスとともに動作確認指示部31aに送信する。動作確認指示部31aは、これを受けて作業メモリ32の書替領域において該当するワードデータを書き替えるとともに、動作確認操作ウインドウ100におけるデバイス状態表示欄105cの表示も当該ワードデータに応じて変更する。
このようにして、ユーザは、データを変更して画面の表示動作および操作対応動作を確認した結果、これらの動作に不具合を発見すると、画面エディタ31にて画面データを修正するための編集を行う。このとき、ファイル形式をテンポラリファイルに指定しておけば、作業メモリ32から読み出されたテンポラリファイルの画面データが動作確認処理部211によって表示されるので、編集の後にテンポラリファイルとして一時保存された画面データの表示状態をプログラマブル表示器2に表示される画面が反映される。これにより、編集しながら、画面データの表示状態を確認することができる。
このようにして、デバッグが終了した画面データは、記憶装置33に保存され、プログラマブル表示器2に転送されてデータメモリ22に保存される。
以上に述べたように、本実施の形態のデバッグシステム1において、プログラマブル表示器2は、画面エディタ31で作成された画面データと同じファイル形式の画面データに基づいてユーザ画面を表示することを前提としている。そして、動作確認処理部211が、直接エディタコンピュータ3に保存されている画面データを読み出して、その画面データに基づいて、表示動作および操作対応動作を確認する処理を実行する。これにより、これらの動作確認のために、画面データをプログラマブル表示器2に転送することや、プログラマブル表示器2やPLC5を初期化することが不要となる。したがって、デバッグ作業の効率を大幅に向上させることができる。
なお、本実施の形態では、エディタコンピュータ3(画面作成装置)に保存された画面データをプログラマブル表示器2から読み出して動作確認処理に供しているが、画面データを保存する画面データサーバ(画面保存装置)から画面データを読み出して動作確認処理に供するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、動作確認処理部211に指示する操作としてデータの書き替えについて説明したが、そのような操作としては、データ書き替えに限定されない。例えば、画面の表示切り替えの操作も動作確認処理部211に指示する操作に含まれる。
画面表示切り替えを動作確認処理部211に指示する場合、動作確認操作ウインドウ100に画面表示切り替えのボタンと切り替え先の画面番号を入力する部分とを設けておき、動作確認指示部31aが、上記のボタンがクリック操作されたら、指定された画面番号に表示を切り替えるように動作確認処理部211に指示する。動作確認処理部211の実行部214は、これを受けて、作業メモリ32または記憶装置33から指定された切り替え先の画面番号の画面データを検索して読み出すことにより、その画面データに基づいて画面表示の切り替えを行う。
あるいは、プログラマブル表示器2に表示された画面上での操作によって、動作確認処理部211に画面表示切り替えの指示を与えてもよい。この場合、表示されている画面に設けられた画面表示切り替え用のスイッチがユーザによってタッチ操作されると、実行部214が、そのスイッチに設定されている切り替え先の画面番号に基づいて、作業メモリ32または記憶装置33から当該画面番号の画面データを検索して読み出すことにより、その画面データに基づいて画面表示の切り替えを行う。
なお、本実施の形態において、プログラマブル表示器2は、PLC5と通信してデバイス7の制御状態を表示したり制御状態を変更したりするが、プログラマブル表示器2がPLC5の制御機能そのものを備えていてもよい。このようなプログラマブル表示器2は、デバイス7とデータのやり取りをするためのI/Oや、デバイス7のデータを格納するデバイスメモリなどを備える。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のプログラマブル表示器は、画面作成装置で作成した画面データと同じファイル形式の画面データを表示し、画面作成装置に保存された画面データを読み出して、その画面データに基づいて表示動作を行うので、画面データをプログラマブル表示器に転送することなく、作成・編集した画面データによる表示動作を確認することができ、プログラマブル表示器を用いる制御システムなどに好適に利用できる。
本発明の一実施形態に係るデバッグシステムの構成を示すブロック図である。 上記デバッグシステムにおけるエディタコンピュータの動作確認指示部がユーザインターフェースとして提供する動作確認操作ウインドウを示す図である。 上記動作確認操作ウインドウ上に表示されるワードデータ入力用のキーボード示す図である。
符号の説明
1 デバッグシステム
2 プログラマブル表示器
3 エディタコンピュータ(画面作成装置,画面保存装置)
21 HMI制御部(実行手段)
22 データメモリ(記憶手段)
23 作業メモリ
24 ディスプレイ(表示手段)
31 画面エディタ
31a 動作確認指示部
32 作業メモリ
33 記憶装置
100 動作確認操作ウインドウ
211 動作確認処理部
212 照合部
213 読出部(読出手段)
214 実行部

Claims (4)

  1. 表示手段と、画面データを作成する画面作成装置で作成された画面データを記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記憶された画面データに基づいて、画面を前記表示手段に表示させる表示動作および当該画面に対して与えられた操作指示に応じた操作対応動作を実行する実行手段とを備えているプログラマブル表示器において、
    前記実行手段は、
    前記画面作成装置で作成されたファイル形式の画面データに基づいて前記表示動作および前記操作対応動作を実行する実行環境を有するとともに、
    前記画面データを保存する画面保存装置から指定された画面データを読み出す読出手段を有し、
    当該画面データに基づいて前記表示動作および前記操作対応動作を実行することを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 前記読出手段は、画面作成装置で作成されている画面データが一時的に保存されている前記画面保存装置から、指定された画面データを読み出すことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブル表示器。
  3. 請求項1または2に記載のプログラマブル表示器を実現するコンピュータを前記実行手段として機能させるための制御プログラム。
  4. 請求項3に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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