JP4916170B2 - プログラマブル表示器、サーバおよびそれらのプログラム - Google Patents

プログラマブル表示器、サーバおよびそれらのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画面データの更新を容易に行うことができるプログラマブル表示器およびそのための画面データを保存したサーバに関するものである。
プログラマブル表示器は、ホストコントローラ(PLC、インバータ、温調計等)とのインタフェースを備えており、ホストコントローラに接続されたデバイスの稼働状況を表示したり、デバイスへの制御指示を与えるための操作入力を画面から受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示機能を有するので、操作盤、スイッチ、表示灯などを表示することができ、制御システムにおける操作端末としての役割を果たす。
このようなプログラマブル表示器で表示される画面は、制御システムの仕様に応じて、画面作成ソフトウェア(画面エディタ)をインストールしたコンピュータ(エディタコンピュータ)を用いてユーザ独自で作成できるようになっている。画面作成に際しては、ユーザが、パーソナルコンピュータ等において画面エディタによって提供される部品、描画機能等を用いて所望の画面を構成する。
上記の部品は、スイッチ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器等をそれぞれ表す画像であって、実際の部品のごとく組み合わせて扱えるように、予めライブラリ形式で作画ソフトに用意されている。また、上記の部品は、部品を表すイメージと、そのイメージの動的変化を画面上の指定された位置で表現するための設定データとが組み合わされて用いられる。その設定データは、画面のデータの一部としてプログラマブル表示器のメモリに記憶される。
作成された画面は、例えば、特許文献1に開示されたように、画面データとしてプログラマブル表示器(プログラム式表示装置)が解読可能なデータ形式としてプログラマブル表示器に転送(ダウンロード)される。そして、ホストコントローラの稼働時には、ホストコントローラに接続されたデバイスの状態に応じて、プログラマブル表示器の表示部に表示される画面上のメータ表示器等の出力部品が動的に変化する。また、スイッチ等の入力部品への画面上の入力操作が制御指示としてデバイスに与えられる。
また、画面データは、画面番号で呼び出し可能に管理されており、制御対象となるターゲットシステムについて一連の関連する複数の画面データとしてまとめて管理される。この点について、特許文献1には、1または複数の単位画面のファイルによってプロジェクトファイルを構成し、各画面を管理することが開示されている。
また、特許文献1には、画面番号毎にエディタコンピュータ(操作画面作成装置)における画面データのファイルの更新日付と、プログラマブル表示器に保存されている画面データのファイルの更新日付とを画面番号毎に比較して、前者のファイルの更新日付の方が新しければ、当該画面番号の画面データをエディタコンピュータからプログラマブル表示器に自動的に転送する。これにより、プロジェクトファイルにおける画面データのうち、更新された画面データのみを確実にダウンロードするとともに、ダウンロードに要する時間の短縮を図ることができる。
特開平10−105147号公報(1998年4月24日公開)
昨今の制御システムにおいては、FAの分野へのネットワーク化を背景に、複数のプログラマブル表示器をネットワークを介して管理用のコンピュータに接続する構成が実現されている。このような制御システムにおいては、ホストコントローラからのデータを対応するプログラマブル表示器を介してコンピュータに収集したり、コンピュータで作成された制御用のデータをプログラマブル表示器を介してホストコントローラに配信したりということが実用化されている。
ところが、上記のように、特許文献1に開示されたプログラマブル表示器では、エディタコンピュータで更新された画面データのみを自動的にプログラマブル表示器にダウンロードすることはできるが、プロジェクトファイルを新規に自動的にダウンロードすることはできない。具体的には、プログラマブル表示器が故障などにより交換する必要が生じた場合、交換前のプログラマブル表示器に保存されているプロジェクトファイルと同じプロジェクトファイルを交換されたプログラマブル表示器に自動的にダウンロードすることができない。このため、ユーザによる操作でダウンロードの作業が行われることになり、交換されたプログラマブル表示器の起動に時間がかかる。このため、制御システムの再起動が遅れ、生産などのスケジュールに支障を来すといった不都合が生じかねない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ネットワークに接続された複数のプログラマブル表示器において交換されたプログラマブル表示器が、交換前のプログラマブル表示器が用いていた画面データによって表示動作を可能にするまでの時間を短縮することを目的としている。
本発明に係るプログラマブル表示器は、画面データに基づいて画面を表示するプログラマブル表示器において、上記の課題を解決するために、ネットワークを介して前記画面データを複数のプログラマブル表示器毎に保存するサーバと通信可能に接続する接続手段と、プログラマブル表示器の起動時に、前記ネットワークに接続される複数のプログラマブル表示器を特定するために各プログラマブル表示器に付与された識別コードと対応付けられて前記サーバに保存された画面データのうち、起動したプログラマブル表示器の前記識別コードに対応する前記画面データの送信を前記サーバに要求する送信要求手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明のサーバは、複数のプログラマブル表示器を特定するために各プログラマブル表示器に付与された識別コードと対応付けて、各プログラマブル表示器で画面を表示するために供される画面データをプログラマブル表示器毎に保存する保存手段と、前記保存手段に保存された前記画面データのうち、プログラマブル表示器からの前記識別コードに対応する前記画面データの送信の要求に応じて前記保存手段から当該識別コードに対応する前記画面データを読み出して送信する読出制御手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成では、プログラマブル表示器がネットワークを介してサーバに接続されている状態で、プログラマブル表示器が起動されると、送信要求手段によって、サーバにおける画面データのうち、当該プログラマブル表示器の識別コードに対応する所望の画面データを送信するようにサーバに要求される。サーバでは、その要求に応じて、読出制御手段によって、保存手段から当該識別コードに対応する画面データが読み出され送信される。起動したプログラマブル表示器は、サーバから送信されてきた画面データを受信して取得する。
これにより、プログラマブル表示器を故障などによって交換する場合、交換前と同じ識別コードが付与されたプログラマブル表示器をネットワークに接続して起動するだけで、当該プログラマブル表示器に交換前のプログラマブル表示器で使用していた画面データを取得することができる。それゆえ、プログラマブル表示器の交換時にシステムが停止している期間を短縮することができる。
前記プログラマブル表示器において、前記送信要求手段は、プログラマブル表示器の起動時に、前記画面データと併せて前記プログラマブル表示器の動作を制御する制御プログラムを複数のプログラマブル表示器毎に保存している前記サーバから、起動したプログラマブル表示器の前記識別コードに対応する前記画面データおよび前記制御プログラムの送信を前記サーバに要求することが好ましい。
また、前記サーバにおいて、前記保存手段は、プログラマブル表示器の動作を制御する制御プログラムを前記画面データとともに前記識別コードと対応付けて保存し、前記読出制御手段は、前記保存手段に保存された前記画面データおよび前記制御プログラムのうち、プログラマブル表示器からの前記識別コードに対応する前記画面データおよび制御プログラムの送信の要求に応じて前記保存手段から当該識別コードに対応する前記画面データおよび前記制御プログラムを読み出して送信することが好ましい。
これにより、制御プログラムがインストールされていないプログラマブル表示器で故障したプログラマブル表示器を交換しても、そのプログラマブル表示器に応じた機能を有する制御プログラムをプログラマブル表示器にダウンロードしてインストールすることができる。
前記プログラマブル表示器は、読み出された前記画面データ群を記憶する記憶手段を備えていることが好ましい。これにより、取得した画面データ群を記憶手段に記憶して利用するので、多数の機器が接続されて通信が制限されるネットワークを介した画面データ群の送信は1回でよいので、効率的に画面データ群を利用することができる。
前記プログラマブル表示器は、前記サーバに保存されるファイル形式の前記画面データ群に基づいて、画面の表示動作および当該画面に対して与えられた操作指示に応じた操作対応動作を実行する実行環境を有することが好ましい。これにより、画面データ群をプログラマブル表示器で解読できるファイル形式に変換する必要がなくなるので、サーバからプログラマブル表示器への画面データ群の送信に要する時間を短縮することができる。
本発明の制御プログラムは、前記プログラマブル表示器を実現するコンピュータを前記送信要求手段として機能させる。また、この制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
本発明のサーバプログラムは、前記サーバを実現するコンピュータを前記読出制御手段として機能させる。また、このサーバプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
これにより、前記のように、プログラマブル表示器の交換時にシステムが停止している期間を短縮することができる。
本発明に係るプログラマブル表示器は、以上のように、ネットワークを介して複数の前記画面データを保存するサーバと通信可能に接続する接続手段と、プログラマブル表示器の起動時に、前記ネットワークに接続される複数のプログラマブル表示器を特定するために各プログラマブル表示器に付与された識別コードと対応付けられて前記サーバに保存された前記画面データのうち、起動したプログラマブル表示器の前記識別コードに対応する前記画面データの送信を前記サーバに要求する送信要求手段とを備えている。これにより、プログラマブル表示器の交換時にシステムが停止している期間を短縮することができる。したがって、プログラマブル表示器を含むシステムの効率的な運用を実現することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態について図1ないし図3に基づいて説明すると、以下の通りである。
図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、複数のプログラマブル表示器2と、ダウンロードファイルサーバ3と、ネットワーク4と、PLC5と、ターゲットシステム6とを備えている。
各プログラマブル表示器2は、ネットワーク4を介してダウンロードファイルサーバ3と接続されている。ネットワーク4は、共通の通信プロトコル(共通通信プロトコル)で通信を行うことが可能なイーサネット(登録商標)などからなるローカルエリアネットワーク(LAN)を含むような通信ネットワークである。本実施の形態では、A局、B局、C局およびD局の4台のプログラマブル表示器2がネットワーク4に接続されている構成について説明する。
PLC5は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に、入力ユニットを介して入力用のデバイス7の状態を取り込むとともに、出力用のデバイス7に制御指示を与える。
入力用のデバイス7としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力用のデバイス7としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらのデバイス7は、製造ラインなどの各種のターゲットシステム6の所要各部に配置される。
なお、デバイス7は、後述するタッチパネル25などの入力装置から手動で入力されたデータを格納するためのデータメモリ(図示せず)における特定の領域であってもよい。また、デバイス7は、PLC5内のメモリにおける特定の領域であってもよい。
PLC5内のメモリ(デバイスメモリ)は、デバイス7の状態(デバイス7からの出力値やデバイス7への設定値)を示すデータ(ワードデータやビットデータ)を、デバイスアドレスで特定される領域に格納している。メモリにおいて、ワードデバイスは、入出力されるデータが数値のようなワードデータを格納する領域として設定され、ワードアドレス(デバイスアドレス)で指定される。また、ビットデバイスは、オン・オフ状態のようなビットデータを格納する領域として設定され、ビットアドレス(デバイスアドレス)で設定される。このような設定により、メモリ内の任意のワードデバイスまたはビットデバイスをデバイスアドレスを指定してアクセスするだけでデバイス7を制御し、またはその状態に関する情報を個別に取り出すことができる。
以降の説明では、デバイスアドレスを適宜、アドレスと称する。
プログラマブル表示器2は、CPUなどの演算処理装置を備えており、ユーザが作成した入力操作および表示用の画面データを表示することによりプログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータである。制御システム1のHMI機器として好適に使用されるプログラマブル表示器2は、後述する処理規定情報(タグ)を組み合わせて決定される画面データに基づいて、デバイス7の状態を画面表示する際の動作や、画面への操作に応じてデバイス7の状態を制御する際の動作を特定する。
このプログラマブル表示器2は、シリアルケーブル8を介したPLC5との通信により、PLC5を介して表示画面に状態を表示する各デバイス7の状態を取得し、例えば、後述のディスプレイ24に各デバイス7の状態を表示する機能を有する。また、プログラマブル表示器2は、後述のタッチパネル25への操作に応じて、デバイス7へデバイスの状態制御を指示する機能を有する。
なお、デバイス7の状態の取得/変更は、その都度指示してもよいし、プログラマブル表示器2内にキャッシュを用意し、取得/変更時には、キャッシュへアクセスするとともに、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎に通信してアドレスの実体と同期を取ってもよい。
プログラマブル表示器2は、上記の機能を実現するために、HMI制御部21と、データメモリ22と、作業メモリ23と、ディスプレイ24と、タッチパネル25と、インターフェース部(図中、I/F)26,27とを備えている。以下、プログラマブル表示器2の主要各部について詳細に説明する。
表示手段としてのディスプレイ24は、プログラマブル表示器2を薄型に構成するために、液晶ディスプレイや、ELディスプレイや、プラズマディスプレイのような平板型ディスプレイが好適に用いられる。タッチパネル25は、ディスプレイ24の表示画面上でタッチ入力を行うために設けられている入力装置である。
インターフェース部26(接続手段)は、プログラマブル表示器2がダウンロードファイルサーバ3との間の通信を行うための通信制御部であり、ネットワーク4に接続されている。このインターフェース部26は、ダウンロードファイルサーバ3およびプログラマブル表示器2のIPアドレスに基づくネットワーク通信を行うことができるように構成される。
一方、インターフェース部27は、プログラマブル表示器2がPLC5との間のシリアル通信を行うための通信制御部であり、シリアルケーブル8に接続されている。また、インターフェース部27は、複数台のPLC5の接続が可能となるように、接続可能なPLC5の台数と同数の通信ポートを備えている。PLC5のメーカや機種名とPLC5が接続される通信ポートとの対応関係は、予めユーザによって接続機器データとして設定されている。また、PLC5には、接続される通信ポートに応じて、例えばPLC−A,PLC−B,PLC−C,…というような接続機器名が付与されており、この接続機器名も接続機器データに含まれる。前述のようなPLC5のビットデバイスやワードデバイスに対するデータの読み書きは、アドレスとともに接続機器名を指定して行われる。
インターフェース部27は、その接続機器データに基づいて、PLC5のメーカや機種に応じた通信プロトコルを用いて通信を行う。上記の接続機器データや通信プロトコルは、例えば、次に説明するデータメモリ22に格納される。
データメモリ22(識別情報記憶手段)は、ダウンロードファイル、上記の通信プロトコル、コンピュータ特定データ、識別コードなどを格納するためのメモリであり、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)が用いられる。FEPROMは、書き替え可能な読み出し専用のフラッシュメモリであるので、一般のパーソナルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
ダウンロードファイルは、プロジェクトファイルおよび後述するHMI制御プログラムを1まとめにしたファイルであり、プログラマブル表示器2にダウンロードするために予めファイルサーバ3にプログラマブル表示器2毎に用意されている。プロジェクトファイルは、プログラマブル表示器2に表示される1つ以上のユーザ画面(単位画面)のデータ(画面ファイル)である。プロジェクトファイルは、通常、ターゲットシステム6やターゲットシステム6で製造される製品などに応じた一連の関連する複数の画面データからなることが多い。このプロジェクトファイルは、後述する画面エディタ部31で作成されたプロジェクトファイルと異なるファイル形式(HMI制御部21が解読可能なファイル形式)で保存されている。ここでは、当該ファイル形式をメモリファイル形式と称する。
プログラマブル表示器2は、上記のプロジェクトファイルから各画面番号に付与される固有の画面番号に基づいて1つの画面データを選択して、その画面データに基づいてユーザ画面を表示する。
上記の画面データは、ディスプレイ24に表示すべきベース画面やパーツのデータおよび各パーツに付与された後述する処理規定情報などを含んでいる。この画面データは、図形データ部およびアドレスデータ部を含んでいる。図形データ部は、ユーザが作成したマークについての図形データや選択されたパーツを格納し、アドレスデータ部は、図形データ部に対応するように、入力されたマークやパーツについて、前記のアドレスおよびアドレスに対応するコメントを格納している。具体的には、図形データ部におけるマークやパーツの個々は、アドレスデータ部においてそれぞれ対応するコメントおよびアドレスと対応付けられている。
コメントとしては、デバイス7の動作状態(起動、停止等)のような事象名や、スイッチに対応するSWやランプに対応するLAMPのようなデバイス7に対応する符号や、操作指示や、制御対象となる物理量などが挙げられる。また、コメントは、変数として扱うこともできる。このように定義されるコメントは、デバイス7に対応する所望のデバイスアドレスに予め対応付けられている。
コンピュータ特定データは、プログラマブル表示器2が表示に用いるプロジェクトファイルを保存しているコンピュータを特定するためのデータ(識別符号)であり、このデータとして固有のIDなどが設定される。ここでは、エディタコンピュータ3を特定するためのIDがコンピュータ特定データとして格納されている。
識別コードは、各局のプログラマブル表示器2を特定するために各プログラマブル表示器2に付与された固有の符号であり、換言すれば、各局を特定するための符号である。この識別コードは、IDやIPアドレスなどを用いることができ、予め設定されている。識別コードの設定は、プログラマブル表示器2に表示される識別コード設定用の画面上で設定することもできるし、プログラマブル表示器2に設けられたディップスイッチから設定することもできる。
作業メモリ23(画面データ一時記憶手段)は、例えば、DRAMによって構成されており、表示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PLC5との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用いられる。特に、DRAMは、PLC5のメモリに格納されるデバイス7の状態(デバイスアドレスの内容)をPLC5のメモリとの間で受け渡しするための状態メモリ領域を有している。
HMI制御部21(HMI制御手段)は、HMI制御プログラムをプログラマブル表示器2が備えるCPUなどの演算処理手段に実行させることにより実現される機能ブロックである。上記のHMI制御プログラムは、後述するように、ファイルサーバ3からプロジェクトファイルとともにダウンロードされてプログラマブル表示器2に組み込まれるが、プログラマブル表示器2と分離可能に構成される記録媒体にも記録可能であり、その記録媒体からプログラマブル表示器2にインストールされてもよい。HMI制御プログラムは、プログラマブル表示器2の機種に応じた機能を発揮させるために、機種毎に個別に用意されている。
上記の記録媒体は、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好適である。その他、上記のプログラムメディアは、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、本制御システム1が、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能に構成されていれば、当該通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。ただし、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めプログラマブル表示器2に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
このHMI制御部21は、ユーザ画面の表示制御、ユーザ画面を介した入力操作の制御、PLC5などの接続機器との通信の制御といったHMI機能の中心的な制御動作を行う。
前述の画面データは、ユーザ画面に関連して行われる各種の処理を規定する処理規定情報(タグ)を含んでいる。この処理規定情報は、ベース画面上で実行されるべき事象毎に作成されており、基本的には、表示処理を実行すべきベース画面のファイル番号(画面番号)と、このベース画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各実行事象毎に参照される1または複数のデータからなる参照情報とを一組として備えている。
本実施の形態に係るプログラマブル表示器2では、上記のタグとして、ベース画面上の領域(表示範囲)とその領域への表示に対応するデバイスのデバイスアドレスとの対応を示す表示タグ、および画面上の領域(入力範囲)とその領域へのタッチ入力に対応するアドレスとの対応を示すタッチ入力タグが規定されている。さらに、本実施形態では、各タグは、複数のユーザ画面の少なくとも1つと関連付けることができる。
HMI制御部21は、デバイス7の状態を取得してユーザ画面に表示する場合、PLC5内のメモリに設定される前述のビットデバイスまたはワードデバイスが示す状態情報のうち、必要な情報を適時に作業メモリ23に読み込む一方、上記の表示タグを繰り返し読み出して、表示タグで指定された表現形式のパーツを読み出した値に応じた形態で画面上の指定された領域へディスプレイ24に表示させる。これによって、ビットデバイスまたはワードデバイスの状態の変化に応じて変化する表示動作が実行され、PLC5から取得したデバイス7の状態がユーザ画面におけるパーツの表示状態に反映される。
また、HMI制御部21は、ユーザ画面上でのタッチパネル25を介した入力(タッチ入力や数値入力)によってデバイス7に制御指示を与える場合、前述の入力タグを繰り返し読み出して、入力タグにおける参照情報に含まれる、ユーザ画面の所定の領域における入力位置を特定するための範囲(入力が有効となる有効入力座標範囲)、およびタッチパネル25の操作(数値入力操作、ON/OFF操作など)を特定する事象名などで特定される内容の動作をPLC5内のメモリにビットデバイスまたはワードデバイスとして設定する。例えば、数値入力操作であれば、ワードデバイスに制御指示として数値データなどが書き込まれ、ON/OFF操作であれば、ビットデバイスに制御指示として新たなビットの状態が書き込まれる。これによって、PLC5において、設定された制御指示が上記の動作として実行され、デバイス7の状態が変化する。
ここで、HMI制御部21は、ダウンロード制御部211を含んでいる。このダウンロード制御部211は、プログラマブル表示器2が新たにネットワーク4に接続されて起動されると、当該プログラマブル表示器2に付与された前述の識別コードに基づいて、ダウンロードファイルサーバ3に保存されている対応するダウンロードファイルを自動的に当該プログラマブル表示器にダウンロードするように制御を行う。このダウンロード制御部211は、照合部212およびダウンロード要求部213を有している。
照合部212(照合手段)は、プログラマブル表示器2が起動(電源投入または初期化)されたとき、ダウンロードファイルサーバ3を含むネットワーク4に接続された全てのサーバコンピュータと通信し、各サーバコンピュータからの送信データに含まれるIDをデータメモリ22に格納されているIDと照合する。また、この照合部212は、両IDが一致したとき、当該IDを含む送信データを送信したサーバコンピュータが当該プログラマブル表示器2で使用すべきダウンロードファイルを保存しているコンピュータであることを認識する。ここでは、そのサーバコンピュータがダウンロードファイルサーバ3に該当する。
送信要求手段としてのダウンロード要求部213は、照合部212によって、ダウンロードファイルサーバ3が上記のコンピュータであることが認識されると、データメモリ22に格納されている識別コードに基づいて、ダウンロードすべきダウンロードファイルをダウンロード(送信)するようにダウンロードファイルサーバ3に要求する。また、ダウンロード要求部213は、上記の要求に応じてダウンロードファイルサーバ3から送信されたダウンロードファイルをデータメモリ22に書き込む。また、書込手段としてのダウンロード要求部213は、ダウンロードファイルサーバ3において保存されているダウンロードファイルにおけるプロジェクトファイルの更新日付をダウンロードファイルサーバ3から取得して、当該日付をデータメモリ22に保存されているダウンロードファイルのプロジェクトファイルの更新日付とを比較して、ダウンロードファイルサーバ3のプロジェクトファイルの更新日付の方が新しければ、当該ダウンロードファイルのダウンロードをダウンロードファイルサーバ3に要求する。
上記のHMI制御部21を機能させるためのHMI制御プログラムは、新たにネットワーク4に接続される状態(出荷時の状態)では、プログラマブル表示器2には組み込まれておらず、ダウンロード制御部211を機能させるダウンロード制御プログラムのみがインストールされている。このダウンロード制御プログラムは、HMI制御プログラムと異なり、プログラマブル表示器2の機種に依存せず共通に設けられる。
続いて、ダウンロードファイルサーバ3について説明する。ダウンロードファイルサーバ3は、一般の汎用パーソナルコンピュータと同様に、CPU、メモリ(RAM、ROMなど)、外部記憶装置(ハードディスクドライブ、MOドライブなど)、表示装置および入力装置(キーボード、マウスなど)を有している。また、ダウンロードファイルサーバ3は、画面エディタ部31、サーバ管理部32および記憶装置33を備えている。
画面エディタ部31は、ユーザ独自の画面であるユーザ画面を作成できるように、スイッチ、ランプ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示器、メータ表示器およびグラフ表示器)などのパーツ、各種のタグ設定機能、描画機能、テキスト入力機能などを備えている。パーツとしては、単一の機能を有するパーツだけでなく、複数の機能を有する、複合スイッチ、カウンタ、タイマといった複合機能を有するパーツが用意されている。パーツは、ユーザが容易に選択できるようにライブラリ形式で登録されており、パーツの機能に応じた入力タグや表示タグなどが予め付与されている。
画面エディタ部31は、ダウンロードファイルサーバ3を構成するコンピュータがアプリケーションプログラム(画面作成プログラム)を実行することによって実現される機能ブロックである。この画面作成プログラムは、ダウンロードファイルサーバ3と分離可能に構成される記録媒体に記録されるプログラムであって、この記憶媒体からプロジェクトファイルサーバ9にインストールすることが可能である。この記録媒体は、前述のHMI制御プログラムが記録される記録媒体と同様なコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、ダウンロードファイルサーバ3は、画面エディタ部31を備えることにより画面作成装置として機能する。
なお、画面エディタ部31は、ダウンロードファイルサーバ3と独立したコンピュータに設けられていてもよい。この場合、画面エディタ部31を有するコンピュータは、ネットワーク4を介してダウンロードファイルサーバ3と通信することにより、記憶装置33にアクセスしてプロジェクトファイルの保存や読み出しを行う。
このような画面エディタ部31を用いてユーザ画面を作成するとき、予めプロジェクトファイルを作成しておく。そして、ユーザが、プロジェクトファイルを指定して開いた画面編集ウインドウ(図示せず)に展開されるベース画面上で、パーツを所定の操作手順にしたがって配置位置を指定することで、ベース画面上にパーツが配置されていく。作成された個々の単位画面の画面データは、指定したプロジェクトファイルの画面として固有の画面番号が付与された状態で保存される。また、画面エディタ部31は、プロジェクトファイルの記憶装置への保存時に、作成したプロジェクトファイルを前述のメモリファイル形式に変換(コンパイル)する。
サーバ管理部32は、記憶装置33に記憶されたダウンロードファイルを管理している。このサーバ管理部32(読出制御手段,送信手段)は、ダウンロード制御部211からの要求に応じて、ダウンロードファイルサーバ3のIDを要求先のプログラマブル表示器2に送信したり、ダウンロード制御部211からの要求に応じて、ダウンロードファイルを要求先のプログラマブル表示器2にダウンロードしたりする。このように、サーバ管理部32は、ネットワーク4に接続されたプログラマブル表示器2などとの通信の管理も行う。また、サーバ管理部32は、画面エディタ部31からのプロジェクトファイルの保存時に、画面エディタ部31で指定されたIDに基づいて、予めHMI制御プログラムとIDとが対応付けられているダウンロードファイルの一部として、IDが一致するプロジェクトファイルを保存する。
サーバ管理部32は、ダウンロードファイルサーバ3を構成するコンピュータがアプリケーションプログラム(サーバ管理プログラム)を実行することによって実現される機能ブロックである。このサーバ管理プログラムは、ダウンロードファイルサーバ3と分離可能に構成される記録媒体に記録されるプログラムであって、この記憶媒体からダウンロードファイルサーバ3にインストールすることが可能である。この記録媒体は、前述のHMI制御プログラムが記録される記録媒体と同様なコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、ダウンロードファイルサーバ3は、サーバ管理部32を備えることによりサーバとして機能する。
保存手段としての記憶装置33は、例えば、ハードディスクドライブによって構成されており、画面エディタ部31による編集が完了したプロジェクトファイルおよび前述のHMI制御プログラムを1まとまりのダウンロードファイルとして保存する。記憶装置33には、保存形式のファイル(保存ファイル)として上記のプロジェクトファイルが保存されている。また、記憶装置33は、各局のダウンロードファイルと、各ダウンロードファイルをダウンロードすべきプログラマブル表示器2を特定する識別コードとを対応付けて格納している。画面エディタ部31は、ユーザが編集処理を行うときに、指定されたダウンロードファイルを記憶装置33から読み出す。
ダウンロードファイルサーバ3は、上記の記憶装置33を備えることにより、画面データおよびHMI制御プログラムを保存するサーバとして機能する。
ここで、上記のように構成される制御システム1におけるダウンロードファイルの自動ダウンロードの動作について説明する。
まず、A局のプログラマブル表示器2が故障したことにより交換が必要になったとする。そして、交換する新たなプログラマブル表示器2のデータメモリ22には、予め故障したプログラマブル表示器2のデータメモリ22に格納されていた識別コードと同一の識別コードを書き込んでおく。
上記の新たなプログラマブル表示器2がネットワーク4に接続された状態で起動(電源投入または初期化)されると、当該プログラマブル表示器2のダウンロード制御部211において、照合部212が、ネットワーク4に接続されているサーバコンピュータに、それぞれのサーバコンピュータのIDを送信するように要求する。これに応じて、プロジェクトファイルサーバ9のサーバ管理部32は、ダウンロードファイルサーバ3のIDをプログラマブル表示器2に送信する。
照合部212は、ダウンロードファイルサーバ3(サーバ管理部32)を含む各サーバコンピュータから送信されてきたIDをそれぞれデータメモリ22に格納されているID(コンピュータ特定データ)と照合する。照合部212は、照合の結果、両者が一致したとき、当該IDに基づいて当該プログラマブル表示器2にダウンロードファイルを送信すべきサーバコンピュータとしてダウンロードファイルサーバ3を特定する。
ダウンロード要求部213は、照合部212によって特定されたダウンロードファイルサーバ3に識別コードを添えて当該識別コードで特定されるダウンロードファイル(A局)の読み出しをサーバ管理部32に要求する。サーバ管理部32は、この要求を受けて、記憶装置33から当該識別コードに基づいてA局のダウンロードファイルを読み出して、A局のプログラマブル表示器2に送信する。すると、ダウンロード要求部213は、送信されてきたダウンロードファイルをデータメモリ22に書き込む。HMI制御部21は、データメモリ22に書き込まれたダウンロードファイルにおけるプロジェクトファイルの画面データに基づいて、前述の表示動作および操作対応動作を行う。
このように上記の制御システム1においては、交換されたプログラマブル表示器2に交換前のプログラマブル表示器2と同じ識別コードを付与しておき、交換後のプログラマブル表示器2の起動時に、照合部212で特定されたダウンロードファイルサーバ3から識別コードで特定されるダウンロードファイルが記憶装置33から読み出されて交換後のプログラマブル表示器2のデータメモリ22に自動的にダウンロードされる。
これにより、プログラマブル表示器2の故障や機種変更などにより、プログラマブル表示器2を交換しても、交換後のプログラマブル表示器2に交換前のプログラマブル表示器2に保存されていたダウンロードファイルと同じダウンロードファイルをユーザによる操作を必要とすることなくダウンロードすることができる。それゆえ、プログラマブル表示器の交換時におけるダウンロードに要する時間を短縮することができる。したがって、プログラマブル表示器2の交換に伴う制御システム1の停止期間を短縮することが可能となる。
続いて、図2に基づいて、本実施の形態の他の構成である制御システム11について説明する。
図2に示すように、この制御システム11は、制御システム1と同様、複数のプログラマブル表示器2と、ネットワーク4と、PLC5と、ターゲットシステム6と、プロジェクトファイルサーバ9とを備えている。
プログラマブル表示器2におけるデータメモリ22は、図1に示すデータメモリ22に格納されているダウンロードファイルを格納するための領域が設定されていない。
プログラマブル表示器2における作業メモリ23は、図1に示す作業メモリ23と異なり、さらにプロジェクトファイルを格納する領域が設定されている。この作業メモリ23には、後述する記憶装置93に保存されているプロジェクトファイルと同じファイル形式(保存ファイル形式)でプロジェクトファイルが読み出されて、プログラマブル表示器2が停止するまで保存される。
プログラマブル表示器2のHMI制御部21は、上記の保存ファイル形式のプロジェクトファイルを解読することができ、そのプロジェクトファイルの画面データを表示する。つまり、HMI制御部21は、保存ファイル形式のプロジェクトファイルにおける画面データに基づいて、画面をディスプレイ24に表示させる表示動作および当該画面に対する操作に応じた動作を行う操作対応動作を実行する実行環境を有している。
またHMI制御部21は、前述のダウンロード制御部211に代えて、読出制御部214を含んでいる。この読出制御部214は、照合部215および読出要求部216を有している。HMI制御部21は、前述の図1に示すHMI制御部21と異なって、予めプログラマブル表示器2にインストールされている。
照合部215は、基本的には、制御システム1における照合部212と同様に、各サーバコンピュータからの送信データに含まれるIDをデータメモリ22に格納されているIDと照合し、両IDが一致したとき、当該IDを含む送信データを送信したサーバコンピュータが当該プログラマブル表示器2で使用すべきプロジェクトファイルを保存しているコンピュータであることを認識する。ただし、照合部215は、プログラマブル表示器2が起動(電源投入または初期化)されたときだけでなく、プログラマブル表示器2に表示されている画面の切り替え指示を受けたときや、ユーザによるタッチパネル25を介して画面上のタッチ操作による指示を受けたときも上記の照合処理を行う。
読出要求部216は、照合部215によって、プロジェクトファイルサーバ9が上記のコンピュータであることが認識されると、データメモリ22に格納されている識別コードに基づいて、読み出すべきプロジェクトファイルをプロジェクトファイルサーバ9に要求する。また、読出要求部216は、上記の要求に応じてプロジェクトファイルサーバ9から送信されたプロジェクトファイルを作業メモリ23に書き込む。
プロジェクトファイルサーバ9は、画面エディタ部91と、サーバ管理部92と、記憶部93とを有している。画面エディタ部91は、前述の画面エディタ部31とほぼ同等の画面作成機能を有しているが、画面エディタ部31と異なり、前述のメモリファイル形式に変換しない保存ファイル形式でプロジェクトファイルを記憶装置93に保存する。
サーバ管理部92は、記憶装置93に記憶されたプロジェクトファイルを管理している。このサーバ管理部92は、読出制御部214からの要求に応じて、プロジェクトファイルサーバ9のIDを送信したり、読出制御部214からの要求に応じて、プロジェクトファイルを要求先のプログラマブル表示器2に送信したりする。このように、サーバ管理部92は、ネットワーク4に接続されたプログラマブル表示器2などとの通信の管理も行う。
サーバ管理部92は、前述のサーバ管理部32と同様、プロジェクトファイルサーバ9を構成するコンピュータがアプリケーションプログラム(サーバ管理プログラム)を実行することによって実現される機能ブロックである。このサーバ管理プログラムは、プロジェクトファイルサーバ9と分離可能に構成される記録媒体に記録されるプログラムであって、この記憶媒体からプロジェクトファイルサーバ9にインストールすることが可能である。この記録媒体は、前述のHMI制御プログラムが記録される記録媒体と同様なコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。また、プロジェクトファイルサーバ9は、サーバ管理部92を備えることによりサーバとして機能する。
保存手段としての記憶装置93は、例えば、ハードディスクドライブによって構成されており、画面エディタ部91による編集が完了したプロジェクトファイルを前述の保存ファイル形式で保存する。また、記憶装置93は、各局のプロジェクトファイルと、各プロジェクトファイルを読み出すべきプログラマブル表示器2を特定する識別コードとを対応付けて格納している。画面エディタ部91は、ユーザが編集処理を行うときに、指定されたプロジェクトファイルを記憶装置93から読み出す。
プロジェクトファイルサーバ9は、上記の記憶装置93を備えることにより、画面データを保存するサーバとして機能する。
ここで、上記のように構成される制御システム11におけるプロジェクトファイルの自動読み出しの動作について説明する。
まず、A局のプログラマブル表示器2が故障したことにより交換が必要になったとする。そして、交換する新たなプログラマブル表示器2のデータメモリ22には、予め故障したプログラマブル表示器2のデータメモリ22に格納されていた識別コードと同一の識別コードを書き込んでおく。
上記の新たなプログラマブル表示器2がネットワーク4に接続された状態で起動されると、当該プログラマブル表示器2の読出制御部214において、照合部215が、ネットワーク4に接続されているサーバコンピュータに、それぞれのサーバコンピュータのIDを送信するように要求する。これに応じて、プロジェクトファイルサーバ9のサーバ管理部92は、プロジェクトファイルサーバ9のIDをプログラマブル表示器2に送信する。
照合部215は、プロジェクトファイルサーバ9(サーバ管理部92)を含む各サーバコンピュータから送信されてきたIDをそれぞれデータメモリ22に格納されているID(コンピュータ特定データ)と照合する。照合部215は、照合の結果、両者が一致したとき、当該IDに基づいて当該プログラマブル表示器2にプロジェクトファイルを送信すべきサーバコンピュータとしてプロジェクトファイルサーバ9を特定する。
送信要求手段としての読出要求部216は、照合部215によって特定されたプロジェクトファイルサーバ9に識別コードを添えて当該識別コードで特定されるプロジェクトファイル(A局)の読み出し(送信)をサーバ管理部92に要求する。サーバ管理部92は、この要求を受けて、記憶装置93から当該識別コードに基づいてA局のプロジェクトファイルを読み出して、A局のプログラマブル表示器2に送信する。すると、読出要求部216は、送信されてきたプロジェクトファイルを作業メモリ23に書き込む。
HMI制御部21は、作業メモリ23に書き込まれたプロジェクトファイルの画面データに基づいて、前述の表示動作および操作対応動作を行う。制御システム11の停止に伴ってプログラマブル表示器2が停止(電源遮断)したり、プログラマブル表示器2が初期化されたりすると、作業メモリ23に格納されているプロジェクトファイルは失われる。プログラマブル表示器2の初期化によって再び上記の処理が繰り返される。また、プログラマブル表示器2が再び起動されても、再び上記の処理が繰り返される。
このように上記の制御システム11においては、交換されたプログラマブル表示器2に交換前のプログラマブル表示器2と同じ識別コードを付与しておき、交換後のプログラマブル表示器2の起動時に、照合部215で特定されたプロジェクトファイルサーバ9から識別コードで特定されるプロジェクトファイルが記憶装置93から読み出されて交換後のプログラマブル表示器2の作業メモリ23に自動的に書き込まれる。これにより、プログラマブル表示器2の故障や機種変更などにより、プログラマブル表示器2を交換しても、交換後のプログラマブル表示器2に交換前のプログラマブル表示器2に保存されていたプロジェクトファイルと同じプロジェクトファイルに基づいて前述の表示動作および操作対応動作を行うことができる。また、前述の制御システム1と異なり、プロジェクトファイルのファイル形式の変換やプロジェクトファイルのダウンロードを行わないので、プログラマブル表示器2の交換に伴う制御システム11の停止期間をより一層短縮することが可能となる。
上記のように、プロジェクトファイルサーバ9で各プログラマブル表示器2で使用するプロジェクトファイルを保存・管理するので、プロジェクトファイルをプログラマブル表示器2で保存・管理する構成(データメモリ22の記憶容量は通常数MB〜数十MB)に比べて、圧倒的に多くのプロジェクトファイルを集中的に保存・管理することができる。これにより、多数の画面やデータ量の多い画面(ビットマップや動画)もプロジェクトファイルサーバ9で保存・管理することができる。
なお、制御システム11において、読出要求部216は、プロジェクトファイルを送信するようにサーバ管理部92に要求するが、画面データ単位での送信を要求してもよい。この場合、読出要求部216は、プロジェクトファイルを識別コードによって指定して、さらに、当該プロジェクトファイルにおける画面データを画面番号によって指定する。これに対し、サーバ管理部92は、指定されたプロジェクトファイルにおいて指定された画面番号の画面データを読み出して、プログラマブル表示器2に送信する。これにより、データ量の多いプロジェクトファイルのために作業メモリ23の記憶容量が不足することを回避できる。
また、上記の構成では、プロジェクトファイルや画面データを作業メモリ23に一旦読み込んで表示にHMI制御部21による供するようにしているが、これに限らない。例えば、読出要求部216は、識別コードに基づいてプロジェクトファイルと予めデータメモリ22などに設定されている画面番号とで画面データを指定して、サーバ管理部92に記憶装置93から該当するプロジェクトファイルの画面データを読み出させ、取得した画面データを作業メモリ23に読み込まずに直接表示に供するようにしてもよい。
また、読出要求部216は、現在表示されている画面における画面切り替えの操作などによって画面番号が指定されると、その画面番号の画面データの読出をサーバ管理部92に要求する。サーバ管理部92は、その要求に応じて、該当する画面番号の画面データをプロジェクトファイルから読み出して要求元のプログラマブル表示器2に送信する。これにより、例えば、プロジェクトファイルの最上位に設けられるメニュー画面などを最初に作業メモリ23に読み込むことによって、このメモニュー画面から順次、記憶装置93における画面データをプログラマブル表示器2に呼び出すことができる。
なお、前述の制御システム1,11におけるプログラマブル表示器2は、PLC5と通信してデバイス7の制御状態を表示したり制御状態を変更したりするが、プログラマブル表示器2がPLC5の制御機能そのものを備えていてもよい。このようなプログラマブル表示器2は、デバイス7とデータのやり取りをするためのI/Oや、デバイス7のデータを格納するデバイスメモリなどを備える。
続いて、前述の制御システム11のプロジェクトファイルサーバ9におけるプロジェクトファイルの管理形態について説明する。
ここでは、図3に示すように、各局に用意されているプロジェクトファイルが単一ではなく、複数の3つのプロジェクトファイルによって構成されている。具体的に、A局について説明すれば、上記の3つのプロジェクトファイルは、オペレーション用プロジェクトファイル、メンテナンス用プロジェクトファイルおよびシステム管理用プロジェクトファイルである。図示はしないが、B局〜D局についても同様に3つのプロジェクトファイルが用意される。
オペレーション用プロジェクトファイルは、通常のユーザ画面による前述の表示動作および操作対応動作を行うための画面データを主に含むプロジェクトファイルである。このオペレーション用プロジェクトファイルは、一般のオペレータが使用するために設けられている。
メンテナンス用プロジェクトファイルは、保守用の画面による保守管理を行うための画面データを主に含むプロジェクトファイルである。保守用の画面としては、プログラマブル表示器2の各機能の自己診断を行う自己診断画面や、制御システム1の運転において生じたアラーム内容を表示するアラーム画面などがある。このメンテナンス用プロジェクトファイルは、保守管理担当者が使用するために設けられている。
システム管理用プロジェクトファイルは、プログラマブル表示器2の基本設定を行うための画面データを主に含んでいる。基本設定としては、プログラマブル表示器2を運転するために必要な設定や、オプションの設定などが用意されており、例えば、表示に関する設定(輝度設定など)、通信に関する設定(通信方式、伝送速度など)、印刷に関する設定(プリンタ機種設定)などが挙げられる。このシステム管理用プロジェクトファイルは、システム管理担当者が使用するために設けられている。
オペレーション用プロジェクトファイル、メンテナンス用プロジェクトファイルおよびシステム管理用プロジェクトファイルには、前述のプロジェクトファイルと同様、記憶装置93において、識別コードと対応付けられている。例えば、A局に対応するオペレーション用プロジェクトファイル、メンテナンス用プロジェクトファイルおよびシステム管理用プロジェクトファイルには、それぞれA1,A2,A3の識別コードが対応付けられる。これにより、プログラマブル表示器2の起動時に、前述と同様にして、各識別コードA1,A2,A3に基づいて各プロジェクトファイル(画面番号を指定した場合は画面データ)が作業メモリ23に読み出される。
なお、このとき、読出要求部216が、起動時には、通常運転時に必要なオペレーション用プロジェクトファイルのみを識別コードA1に基づいて読み出すようにし、画面上でタッチパネル25の特定の箇所をタッチ操作すると、その指示を受けて、メンテナンス用プロジェクトファイルやシステム管理用プロジェクトファイルを識別コードA2や識別コードA3に基づいて読み出すようにしてもよい。これにより、必要に応じて、メンテナンス用プロジェクトファイルやシステム管理用プロジェクトファイルをプログラマブル表示器2に読み出すことができる。
従来のプロジェクトファイルでは、通常のオペレータ用の画面データ、メンテナンス用の画面データおよびシステム管理用の画面データが全て含まれていたので、画面構成が複雑であった。また、メンテナンス用の画面やシステム管理用の画面は、一般のオペレータが誤った操作をしないために、パスワードの入力が設定されており、入力したパスワードが認証されなければ、表示あるいは操作できないように制限が設けられていたので、そのような管理や運用(パスワードの設定や管理)に煩わしさが伴う。また、プロジェクトファイルにおいてオペレータ用の画面データを追加した場合には、この画面がメンテナンス用の画面データおよびシステム管理用の画面データと関連していれば、その管理が複雑になる。
これに対し、上記のようにプロジェクトファイルを使用する担当者用に個別に用意することにより、各プロジェクトファイルの画面構成が簡素化されるかまた、それぞれのプロジェクトファイルを使用するときにパスワードによる認証が不要となるので、プロジェクトファイルの管理が容易になる。しかも、プロジェクトファイルサーバ9で各プロジェクトファイルをパスワードで管理することが可能となるので、運用時におけるプロジェクトファイルの変更や登録が容易になるので、セキュリティレベルを向上させることができる。
なお、上記の構成では、プログラマブル表示器2がネットワーク4に接続された例について説明したが、これに限らず、プロジェクトファイルサーバ9が画面データを転送する転送ケーブルを介して直接1台のプログラマブル表示器2に接続される構成でも、上記のプロジェクトファイルの管理形態を適用することができる。また、上記のような形態のプロジェクトファイルを記憶装置93に保存する以外に、メモリカードなどの携帯可能な記録媒体に保存してもよい。これにより、ネットワーク4に接続されていないプログラマブル表示器2に対しても、上記の形態のプロジェクトファイルを利用することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のプログラマブル表示器は、ネットワークに複数接続され、それぞれに固有の識別コードが付与されており、起動時に交換されたときに、サーバに識別コードと対応付けられて保存されたプロジェクトファイル(画面データ群)をプログラマブル表示器の識別コードに基づいて、サーバから当該プログラマブル表示器へダウンロードしたり、サーバから当該プログラマブル表示器へ読み出したりするので、プログラマブル表示器の交換によるプログラマブル表示器の停止時間を短縮することがができ、プログラマブル表示器を用いる制御システムなどに好適に利用できる。
本発明の実施形態に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る他の制御システムの構成を示すブロック図である。 図2の制御システムにおけるプロジェクトファイルの一保存形態を示す図である。
符号の説明
1,11 制御システム
2 プログラマブル表示器
3 ダウンロードファイルサーバ(サーバ)
4 ネットワーク
9 プロジェクトファイルサーバ(サーバ)
21 HMI制御部(HMI制御手段)
22 データメモリ(識別情報記憶手段)
23 作業メモリ(画面データ一時記憶手段)
26 インターフェース部(接続手段)
32,92 サーバ管理部(読出制御手段,送信手段
33,93 記憶装置(保存手段)
211 ダウンロード制御部
212 照合部(照合手段)
214 読出制御部
213 ダウンロード要求部(送信要求手段,書込手段
216 読出要求部(読出要求手段)

Claims (8)

  1. 画面データを記憶しておき、プログラマブルロジックコントローラから取得したデバイスの状態を表示するために前記画面データに基づいて画面をディスプレイに表示するとともに、タッチパネルへの操作に応じて前記デバイスの制御をプログラマブルロジックコントローラを介して指示するプログラマブル表示器において、
    ネットワークを介して前記画面データを複数のプログラマブル表示器毎に保存するサーバと通信可能に接続する接続手段と、
    プログラマブル表示器が表示に用いる前記画面データを保存している前記サーバを特定するサーバ特定データおよび前記ネットワークに接続される複数のプログラマブル表示器を特定するために各プログラマブル表示器に付与された識別コードを記憶する識別情報記憶手段と、
    前記画面を前記ディスプレイに表示する表示動作および前記タッチパネルへの操作に応じて前記デバイスを制御する操作対応動作を実行するHMI制御手段とを備え、
    前記HMI制御手段は、プログラマブル表示器の起動時に、各サーバに対してそれぞれのサーバ特定データを送信するように要求し、各サーバから受信した当該サーバ特定データと、前記識別情報記憶手段に記憶された前記サーバ特定データとを照合し、両者が一致したサーバを起動したプログラマブル表示器のための前記画面データを保存しているサーバとして特定する照合手段と、
    前記照合手段により特定された前記サーバに前記識別コードと対応付けられて保存された画面データのうち、起動したプログラマブル表示器の前記識別コードに対応する前記画面データの送信と併せて、前記プログラマブル表示器の動作を制御する制御プログラムを複数のプログラマブル表示器毎に保存している前記サーバから、起動したプログラマブル表示器の前記識別コードに対応する前記制御プログラムの送信を前記サーバに要求する送信要求手段とを有し、
    前記サーバから受信した前記制御プログラムと、前記サーバから受信した前記画面データとに基づいて、前記表示動作および前記操作対応動作を実行することを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 画面データを記憶しておき、プログラマブルロジックコントローラから取得したデバイスの状態を表示するために前記画面データに基づいてディスプレイに画面を表示するとともに、タッチパネルへの操作に応じて前記デバイスの制御をプログラマブルロジックコントローラを介して指示するプログラマブル表示器において、
    ネットワークを介して前記画面データを複数のプログラマブル表示器毎に保存するサーバと通信可能に接続する接続手段と、
    プログラマブル表示器が表示に用いる前記画面データを保存している前記サーバを特定するサーバ特定データおよび前記ネットワークに接続される複数のプログラマブル表示器を特定するために各プログラマブル表示器に付与された識別コードを記憶する識別情報記憶手段と、
    前記画面データをプログラマブル表示器の動作時のみ記憶する画面データ一時記憶手段と、
    前記画面を前記ディスプレイに表示する表示動作および前記タッチパネルへの操作に応じて前記デバイスを制御する操作対応動作を実行するHMI制御手段とを備え、
    前記HMI制御手段は、プログラマブル表示器の起動時に、各サーバに対してそれぞれのサーバ特定データを送信するように要求し、各サーバから受信した当該サーバ特定データと、前記識別情報記憶手段に記憶された前記サーバ特定データとを照合し、両者が一致したサーバを起動したプログラマブル表示器のための前記画面データを保存しているサーバとして特定する照合手段と、
    前記照合手段により特定された前記サーバに前記識別コードと対応付けられて保存された画面データのうち、起動したプログラマブル表示器の前記識別コードに対応する前記画面データの送信を前記サーバに要求する読出要求手段と、
    前記サーバから受信した前記画面データを前記画面データ一時記憶手段に書き込む書込手段とを有し
    予め組み込まれている制御プログラムと、画面データ一時記憶手段に記憶された前記サーバに保存されるファイル形式の前記画面データに基づいて、前記表示動作および前記操作対応動作を実行することを特徴とするプログラマブル表示器。
  3. 前記照合手段は、表示されている画面の切り替え指示を受けたとき、または前記タッチパネルによるタッチ操作による指示を受けたときに、各サーバに対してそれぞれのサーバ特定データを送信するように要求し、各サーバから受信した当該サーバ特定データと、前記識別情報記憶手段に記憶された前記サーバ特定データとを照合し、両者が一致したサーバを起動したプログラマブル表示器のための前記画面データを保存しているサーバとして特定することを特徴とする請求項2に記載のプログラマブル表示器。
  4. コンピュータを請求項に記載のプログラマブル表示器として機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを前記照合手段および前記送信要求手段として機能させるためのプログラム。
  5. コンピュータを請求項2または3に記載のプログラマブル表示器として機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを前記照合手段および前記読出要求手段として機能させるためのプログラム。
  6. 複数のプログラマブル表示器を特定するために各プログラマブル表示器に付与された識別コードと対応付けて、各プログラマブル表示器で画面を表示するために供される画面データをプログラマブル表示器毎に保存する保存手段と、
    起動したプログラマブル表示器からの要求に応じて、自身を特定するサーバ特定データを当該プログラマブル表示器に送信する送信手段と、
    前記保存手段に保存された前記画面データのうち、当該プログラマブル表示器のための前記画面データを保存しているサーバとして、起動したプログラマブル表示器により前記サーバ特定データに基づいて特定されたときに、当該プログラマブル表示器からの前記識別コードに対応する前記画面データの送信の要求に応じて前記保存手段から当該識別コードに対応する前記画面データを読み出して送信する読出制御手段とを備えていることを特徴とするサーバ。
  7. 前記保存手段は、プログラマブル表示器の動作を制御する制御プログラムを前記画面データとともに前記識別コードと対応付けて保存し、
    前記読出制御手段は、前記保存手段に保存された前記画面データおよび前記制御プログラムのうち、プログラマブル表示器からの前記識別コードに対応する前記画面データおよび制御プログラムの送信の要求に応じて前記保存手段から当該識別コードに対応する前記画面データおよび前記制御プログラムを読み出して送信することを特徴とする請求項に記載のサーバ。
  8. コンピュータを請求項6または7に記載のサーバとして機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを前記送信手段および前記読出制御手段として機能させるためのプログラム。
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