JP2007177905A - ツインクラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同軸である第1および第2被動軸の軸線に沿って並列配置される第1および第2クラッチ作動機構と、第1クラッチ作動機構の断・接を切換える第1クラッチ断・接制御機構と、第2クラッチ作動機構の断・接を切換える第2クラッチ断・接制御機構とを備えるツインクラッチ装置を軸方向にコンパクト化する。
【解決手段】第2クラッチ断・接制御機構34が、第1および第2円筒部56a、63aの少なくとも一方に少なくとも一部を収容するようにして、第1および第2クラッチインナ56,63間に配置される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動回転部材に連なる第1クラッチアウタならびに第1円筒部を有して第1被動軸に相対回転不能に連結される第1クラッチインナを備える第1クラッチ作動機構と;前記駆動回転部材に連なる第2クラッチアウタならびに第2円筒部を有して第2被動軸に相対回転不能に連結される第2クラッチインナを備える第2クラッチ作動機構と;第1クラッチ作動機構の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構と;第2クラッチ作動機構の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構と;を含み、同軸である第1および第2被動軸の軸線に沿って第1および第2クラッチ作動機構が並列配置されるツインクラッチ装置に関する。
このようなツインクラッチ装置は、たとえば特許文献1によって既に知られている。
特開平8−277852号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたツインクラッチ装置では、軸方向に並ぶ第1および第2クラッチ作動機構の軸方向外方に第1および第2クラッチ断・接制御機構が配置されており、ツインクラッチ装置が軸方向に大型化してしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、軸方向にコンパクト化することを可能としたツインクラッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、駆動回転部材に連なる第1クラッチアウタならびに第1円筒部を有して第1被動軸に相対回転不能に連結される第1クラッチインナを備える第1クラッチ作動機構と;前記駆動回転部材に連なる第2クラッチアウタならびに第2円筒部を有して第2被動軸に相対回転不能に連結される第2クラッチインナを備える第2クラッチ作動機構と;第1クラッチ作動機構の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構と;第2クラッチ作動機構の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構と;を含み、同軸である第1および第2被動軸の軸線に沿って第1および第2クラッチ作動機構が並列配置されるツインクラッチ装置において、第2クラッチ断・接制御機構が、第1および第2円筒部の少なくとも一方に少なくとも一部を収容するようにして、第1および第2クラッチインナ間に配置されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、駆動回転部材に連なる第1クラッチアウタならびに第1円筒部を有して第1被動軸に相対回転不能に連結される第1クラッチインナを備える第1クラッチ作動機構と;前記駆動回転部材に連なる第2クラッチアウタならびに第2円筒部を有して第2被動軸に相対回転不能に連結される第2クラッチインナを備える第2クラッチ作動機構と;第1クラッチ作動機構の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構と;第2クラッチ作動機構の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構と;を含み、同軸である第1および第2被動軸の軸線に沿って第1および第2クラッチ作動機構が並列配置されるツインクラッチ装置において、第1および第2クラッチ断・接制御機構が、第1および第2円筒部の半径方向内方に配置されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、第1クラッチ断・接制御機構は、交互に重なって配置されるようにして第1クラッチ作動機構がそれぞれ備える複数枚ずつの第1および第2摩擦板を油圧室の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして前記油圧室に背面を臨ませるピストンと、該ピストンの前面を臨ませる付勢部材収容室に収容されて前記ピストンを後退方向に付勢する付勢部材とを備え、前記油圧室および前記付勢部材収容室が、第2クラッチ作動機構よりも軸方向外方に配置される第1クラッチ作動機構が備える第1クラッチインナの第1円筒部よりも半径方向内方に配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、第1および第2クラッチアウタが同軸にかつ一体に連結されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、第1および第2クラッチ断・接制御機構は、交互に重なって配置されるようにして第1および第2クラッチ作動機構がそれぞれ備える複数枚ずつの摩擦板を油圧室の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして前記油圧室に背面を臨ませるピストンと、該ピストンの前面を臨ませる付勢部材収容室に収容されて前記ピストンを後退方向に付勢する付勢部材とをそれぞれ備え、前記油圧室に供給されるオイルに作用する遠心力をキャンセルするために前記付勢部材収容室にオイルを導くオイル通路と、前記付勢部材収容室から外部にオイルを排出するオイル排出路とが、前記付勢部材収容室に少なくとも一部を臨ませる収容室形成部材に設けられることを特徴とする。
さらに請求項6記載の発明は、請求項3または5記載の発明の構成に加えて、前記第1および第2クラッチ断・接制御機構の油圧室に相互に独立して油圧を作用せしめるための第1および第2油圧路が、第1および第2クラッチ断・接制御機構を貫通する軸内に同軸に設けられることを特徴とする。
なお第1および第2実施例の第1メインシャフト7が本発明の第1被動軸に対応し、第1および第2実施例の第2メインシャフト8が本発明の第2被動軸に対応し、第1実施例の第1および第2円筒体26,81が請求項5記載の発明の収容室形成部材に対応し、第1実施例のクラッチばね74が請求項3記載の発明の付勢部材に対応し、第1実施例のクラッチばね74,78が請求項5記載の発明の付勢部材に対応する。
請求項1記載の発明によれば、第2クラッチ断・接制御機構が、同軸に並ぶ第1および第2クラッチ作動機構がそれぞれ備える第1および第2クラッチインナ間に配置され、第1および第2クラッチインナの一部である第1および第2円筒部の少なくとも一方に第2クラッチ断・接制御機構の少なくとも一部が収容されるので、第1および第2円筒部と、第1および第2被動軸間のデッドスペースを有効に利用して、第2クラッチ断・接制御機構を配置することができ、ツインクラッチ装置を軸方向にコンパクト化することができる。
また請求項2記載の発明によれば、第1および第2クラッチ断・接制御機構が、同軸に並ぶ第1および第2クラッチ作動機構がそれぞれ備える第1および第2クラッチインナの一部である第1および第2円筒部の半径方向内方に配置されるので、第1および第2円筒部と、第1および第2被動軸との間に形成されるデッドスペースを有効に利用して第1および第2クラッチ断・接制御機構を配置することができ、ツインクラッチ装置を軸方向によりコンパクト化することができるとともに、ツインクラッチ装置の慣性マスを低減することができ、応答性の低下を招くことがないようにして駆動源からの動力を伝達することができる。
請求項3記載の発明によれば、第2クラッチ作動機構よりも軸方向外方に配置される第1クラッチ作動機構の断・接を切換える第1クラッチ断・接制御機構の油圧室および付勢部材収容室が、第1クラッチインナの第1円筒部よりも半径方向内方に配置されるので、ツインクラッチ装置を軸方向にさらにコンパクト化することができる。
請求項4記載の発明によれば、第1および第2クラッチ作動機構でクラッチアウタを共用するので部品点数を低減することができる。
請求項5記載の発明によれば、付勢部材収容室にオイルを供給することで油圧室に供給されるオイルに作用する遠心力をキャンセルすることが可能となり、付勢部材収容室から排出されるオイルを第1および第2クラッチ作動機構の潤滑油として利用することができるので、第1および第2クラッチ作動機構の潤滑のための専用のオイル通路が不要となり、加工工数を低減することができる。
さらに請求項6記載の発明によれば、第1および第2クラッチ断・接制御機構の油圧室に油圧を作用せしめるための油圧路の構造を簡略化することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はエンジンの一部を示す縦断面図、図2は図1の要部拡大図である。
先ず図1において、たとえば自動二輪車に搭載されるエンジンが備えるクランクケース5内には、選択的に確立可能な複数変速段の歯車列たとえば第1〜第4速用歯車列G1,G2,G3,G4を備える変速機6が収納されており、第1速用歯車列G1は、第1メインシャフト7に一体に設けられる第1速用駆動歯車10と、第1メインシャフト7と平行なカウンタシャフト9に回転自在に支承されて第1速用駆動歯車10に噛合する第1速用被動歯車11とから成り、第2速用歯車列G2は、第1メインシャフト7と同軸である第2メインシャフト8に一体に設けられる第2速用駆動歯車12と、前記カウンタシャフト9に回転自在に支承されて第2速用駆動歯車12に噛合する第2速用被動歯車13とから成り、第3速用歯車列G3は、第1メインシャフト7に固定される第3速用駆動歯車14と、前記カウンタシャフト9に回転自在に支承されて第3速用駆動歯車14に噛合する第3速用被動歯車15とから成り、第4速用歯車列G4は、第2メインシャフト8に固定される第4速用駆動歯車16と、前記カウンタシャフト9に回転自在に支承されて第4速用駆動歯車16に噛合する第4速用被動歯車17とから成る。
第1および第3速用被動歯車11,15間でカウンタシャフト9には第1シフタ18がスプライン結合されており、第1シフタ18の軸方向移動により、第1および第3速用被動歯車11,15をカウンタシャフト9に対して自由に回転させる状態と、第1および第3速用被動歯車11,15のいずれかをカウンタシャフト9に相対回転不能に結合する状態とを切換可能である。また第2および第4速用被動歯車13,17間でカウンタシャフト9には、第2シフタ19がスプライン結合されており、第2シフタ19の軸方向移動により、第2および第4速用被動歯車13,17をカウンタシャフト9に対して自由に回転させる状態と、第2および第4速用被動歯車13,17のいずれかをカウンタシャフト9に相対回転不能に結合する状態とを切換可能である。
円筒状に形成される第2メインシャフト8の中間部は、前記クランクケース5を回転自在に貫通するものであり、クランクケース5および第2メインシャフト8間にはボールベアリング22が介装される。また第1メインシャフト7は、第2メインシャフト8との軸方向相対位置を一定としつつ第2メインシャフト8を相対回転可能に貫通するものであり、第1メインシャフト7および第2メインシャフト8間には複数のローラベアリング23…が介装される。しかも第1メインシャフト7の一端部には、第1筒体26が嵌装、固定されており、第1筒体26と、クランクケース5に結合されるカバー24との間にボールベアリング25が介装される。また第1メインシャフト7の他端部はクランクケース5にローラベアリング27を介して回転自在に支承される。
カウンタシャフト9の一端部はローラベアリング28を介してクランクケース5に回転自在に支承され、カウンタシャフト9の他端部は、ボールベアリング29および環状のシール部材30を前記クランクケース5との間に介在させて該クランクケース5を回転自在に貫通し、クランクケース5からのカウンタシャフト9の突出端部には、図示しない後輪に動力を伝達するためのチェーン31が巻き掛けられるようにして駆動スプロケット32が固定される。
ところでエンジンが備えるクランクシャフト35の動力は、一次減速装置36およびダンパスプリング37を介して駆動回転部材38に入力されるものであり、この駆動回転部材38と、第1被動軸である第1メインシャフト7ならびに第2被動軸である第2メインシャフト8との間に本発明に従うツインクラッチ装置39が設けられる。
図2を併せて参照して、一次減速装置36は、前記クランクシャフト35に一体に設けられる駆動歯車40と、第2メインシャフト8に相対回転可能に支承されて駆動歯車40に噛合する第1被動歯車41と、駆動歯車40および第1被動歯車41間のバックラッシを吸収すべく第1被動歯車41との制限された範囲での相対回転を可能として第1被動歯車41に支承されるとともに前記駆動歯車40に噛合される第2被動歯車42とから成る。
前記駆動回転部材38は、第2被動歯車42とは反対側から第1被動歯車41に当接するものであり、この駆動回転部材38の周方向複数箇所に突設される連結ボス38a…が、周方向に長く延びるようにして第1および第2被動歯車41,42に設けられる長孔43…に挿通される。また第1被動歯車41とは反対側で第2被動歯車42に対向する保持板47が前記連結ボス38a…の端面に当接されており、各連結ボス38a…を貫通するリベット44…で保持板43が連結ボス38a…の端面に当接される。しかも保持板47および第2被動歯車42間には前記駆動回転部材38を第1被動歯車41に当接させるばね力を発揮する皿ばね45が設けられる。
また前記各長孔43…とは周方向にずれた複数箇所で第1および第2被動歯車41,42には、周方向に長く延びる保持孔46…が設けられており、各保持孔46…には、第1および第2被動歯車41,42を相対回転させるばね力を発揮するダンパスプリング37が、前記駆動回転部材38および保持板43と第1および第2被動歯車41,42との間に介装されるようにして収容される。
ツインクラッチ装置39は、駆動回転部材38および第1メインシャフト7間に設けられる第1クラッチ作動機構51と、前記駆動回転部材38および第2メインシャフト8間に設けられる第2クラッチ作動機構52と、第1クラッチ作動機構51の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構51に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構53と、第2クラッチ作動機構52の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構52に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構54とを備え、第1および第2クラッチ作動機構51,52は、同軸である第1および第2メインシャフト7,8の軸方向に沿って第1クラッチ作動機構51を外方位置とするようにして並列配置される。
図2に注目して、第1クラッチ作動機構51は、第1メインシャフト7を同軸に囲繞する円筒状に形成されて駆動回転部材38に連なる第1クラッチアウタ55と、第1クラッチアウタ55で同軸に囲繞される第1円筒部56aに一体に連なるリング状の第1連結板部56bを有する第1クラッチインナ56と、第1クラッチアウタ55に相対回転不能に係合される複数枚の第1摩擦板57…と、第1クラッチインナ56の第1円筒部56aに相対回転不能に係合されるとともに第1摩擦板57…と交互に配置される複数枚の第2摩擦板58…と、相互に重なって配置される第1および第2摩擦板57…,58…のうち前記駆動回転部材38側の端部に配置される摩擦板(この実施例では第1摩擦板57)に対向して第1円筒部56aに相対回転不能に係合される受圧板59と、第1および第2摩擦板57…,58…を前記受圧板59との間に挟む押圧リング60とを備え、第1円筒部56aには、第1および第2摩擦板57…,58…とは反対側から受圧板59の内周に当接、係合する止め輪61が装着される。
第1クラッチインナ56の第1連結板部56bは第1円筒部56aの内周の軸方向中間部から半径方向内方に張り出すものであり、この第1連結板部56bの内周部は、第1メインシャフト7に嵌装、固定される第1円筒体26に溶接、結合される。すなわち第1連結板部56bは第1円筒体26を介して第1メインシャフト7に相対回転不能に連結される。
第2クラッチ作動機構52は、第1クラッチ作動機構51および駆動回転部材38間に配置されるものであり、第2メインシャフト8を同軸に囲繞する円筒状に形成されて駆動回転部材38に連なる第2クラッチアウタ62と、第2クラッチアウタ62で同軸に囲繞される第2円筒部63aに一体に連なるリング状の第2連結板部63bを有する第2クラッチインナ63と、第2クラッチアウタ62に相対回転不能に係合される複数枚の第3摩擦板64…と、第2クラッチインナ63の第2円筒部63aに相対回転不能に係合されるとともに第3摩擦板64…と交互に配置される複数枚の第4摩擦板65…と、相互に重なって配置される第3および第4摩擦板64…,65…のうち前記駆動回転部材38側の端部に配置される摩擦板(この実施例では第3摩擦板64)に対向して第2円筒部63aに相対回転不能に係合される受圧板66と、第3および第4摩擦板64…,65…を前記受圧板66との間に挟む押圧リング67とを備え、第2円筒部63aには、第3および第4摩擦板64…,65…とは反対側から受圧板66の内周に当接、係合する止め輪68が装着される。
第2クラッチアウタ62は駆動回転部材38に一体に連設されるものであり、第2クラッチアウタ62に第1クラッチ作動機構51の第1クラッチアウタ55が同軸にかつ一体に連設される。すなわち駆動回転部材38、第1クラッチアウタ55および第2クラッチアウタ62は、駆動回転部材38を端壁とした有底円筒状に形成される。
また第2クラッチインナ63の第2連結板部63bは第2円筒部63aの内周の軸方向中間部から半径方向内方に張り出すものであり、この第2連結板部63bの内周部は、第2メインシャフト8に相対回転不能にかつ軸方向相対位置を一定として連結される。
第1クラッチ断・接制御機構53は、第1クラッチ作動機構51が備える複数枚ずつの第1および第2摩擦板57…,58…を第1油圧室71の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして第1油圧室71に背面を臨ませる第1ピストン72と、第1ピストン72の前面を臨ませる第1付勢部材収容室73に収容されて第1ピストン72を後退方向に付勢する付勢部材としての第1クラッチばね74とを備える。
第1油圧室71は、第1円筒体26と、第1円筒体26の外周に液密に嵌装される端壁部材79と、第1ピストン72とで形成されるものであり、第1油圧室71とは反対側から端壁部材79の内周部に当接、当接係合する止め輪80が第1円筒体26の外周に装着される。また第1ピストン72は、第1円筒体26の外周を液密に嵌合せしめる円筒状の第1嵌合筒部72aと、端壁部材79の外周を液密に嵌合せしめる円筒状の第2嵌合筒部72bと、第1クラッチインナ56の第1円筒部56aに液密に嵌合する円筒状の第3嵌合筒部72cとを一体に有してリング状に形成されるものであり、第2嵌合筒部72bの内径は、第1クラッチ作動機構51の第1クラッチインナ56における第1円筒部56aの内径とほぼ同一に設定されており、第1油圧室71は、第1クラッチインナ56の第1円筒部56aよりも半径方向内方に配置されることになる。
また第1付勢部材収容室73は、第1円筒体26と、第1ピストン72と、第1クラッチインナ56とで形成されるものであり、第1付勢部材収容室73の外周は、第1クラッチインナ56の第1円筒部56aの内周と、第1円筒部56aに液密に嵌合される第3嵌合筒部72cとで規定されるものであるので、第1付勢部材収容室73も第1クラッチインナ56の第1円筒部56aよりも半径方向内方に配置されることになる。
また第1クラッチ作動機構51の押圧リング60は、第1ピストン72の外周に一体に連設されており、第1ピストン72が、第1油圧室71への油圧作用によって第1油圧室71の容積を増大する側に前進移動したときに、第1および第2摩擦板57…,58…が受圧板59および押圧リング60間に挟圧されることになり、第1および第2摩擦板57…,58…が摩擦係合することで第1クラッチアウタ55および第1クラッチインナ56間、すなわち駆動回転部材38および第1メインシャフト7間で動力が伝達されることになる。
而して第1油圧室71の油圧が解放されている状態では、第1ピストン72は第1クラッチばね74のばね力により、第1油圧室71の容積を縮小する側に移動しており、この状態では、第1および第2摩擦板57…,58…は摩擦係合せず、駆動回転部材38および第1メインシャフト7間の動力伝達は遮断されている。
第2クラッチ断・接制御機構54は、第2クラッチ作動機構52が備える複数枚ずつの第3および第4摩擦板64…,65…を第2油圧室75の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして第2油圧室75に背面を臨ませる第2ピストン76と、第2ピストン76の前面を臨ませる第2付勢部材収容室77に収容されて第2ピストン76を後退方向に付勢する付勢部材としての第2クラッチばね78とを備える。
第2油圧室77は、第2メインシャフト8との軸方向相対位置を一定に定めて第2クラッチインナ63の第2連結板部63bに係合しつつ第2メインシャフト8の外周に嵌装される第2円筒体81と、第1クラッチ作動機構51側で第2円筒体81に一体に連なって半径方向外方に張り出す円板状の端壁部81aと、第2ピストン76とで形成される。第2ピストン76は、第2円筒体81の外周を液密に嵌合せしめる円筒状の第3嵌合筒部76aと、端壁部81aの外周を液密に嵌合せしめる円筒状の第4嵌合筒部76bとを一体に有してリング板状に形成される。
ところで第2クラッチ作動機構52の押圧リング67は、第2ピストン76の外周から第4嵌合筒部76bと反対方向に延びる円筒状に形成されて第2ピストン76の外周に一体に連設されるものであり、第2付勢部材収容室77は、第2円筒体81と、第2ピストン76と、第2円筒体81の外周に嵌装されるとともに前記押圧リング67に液密に嵌合される端壁部材82と、前記押圧リング67とで形成され、第2円筒体81には、第2付勢部材収容室77とは反対側から端壁部材82の内周に当接、係合する止め輪83が装着される。
このようにして第2クラッチ断・接制御機構54は、第1および第2クラッチインナ56,63がそれぞれ備える第1および第2円筒部56a,63aの少なくとも一方に少なくとも一部を収容するようにして第1および第2クラッチインナ56,63間に配置されることになり、この実施例では、第2クラッチ断・接制御機構54が備える第2円筒体81の第1クラッチ作動機構51側の一部を第1円筒体56a内に収容するとともに、第2円筒体81の第2クラッチ作動機構52側の一部および端壁部材82の一部を第2円筒部63a内に収容するようにして、第2クラッチ断・接制御機構54が第1および第2クラッチインナ56,63間に配置される。
而して第2ピストン76が、第2油圧室75への油圧作用によって第2油圧室75の容積を増大する側に前進移動したときに、第3および第4摩擦板64…,65…が受圧板66および押圧リング67間に挟圧されることになり、第3および第4摩擦板64…,65…が摩擦係合することで第2クラッチアウタ62および第2クラッチインナ63間、すなわち駆動回転部材38および第2メインシャフト8間で動力が伝達されることになる。
また第2油圧室75の油圧が解放されている状態では、第2ピストン76は第2クラッチばね78のばね力により、第2油圧室75の容積を縮小する側に移動しており、この状態では、第3および第4摩擦板64…,65…は摩擦係合せず、駆動回転部材38および第2メインシャフト8間の動力伝達は遮断されている。
ところで第1円筒体26は第1メインシャフト7の一端部にスプライン嵌合されるものであり、第1円筒体26の内端に当接、係合する止め輪84が第1メインシャフト7の外周に装着され、第1円筒体26の外端部には、第1メインシャフト7の一端を貫通させる貫通孔85を中央部に有するキャップ86が嵌合される。しかもキャップ86からの第1メインシャフト7の一端には前記キャップ86に当接するナット87が螺合されており、ナット87を締めつけることにより、第1円筒体26およびキャップ86が第1メインシャフト7に固定される。
一方、クランクケース5に結合されるカバー24には、前記キャップ86を嵌合せしめる嵌合孔88が第1メインシャフト7と同軸に設けられており、前記キャップ86の嵌合部よりも外方で嵌合孔88の中間部には外方に臨む段部89が形成される。而して前記段部89に外周部を当接させるようにして円板状の隔壁部材90が嵌合孔88に液密に嵌合され、該隔壁部材90より外方で嵌合孔88に液密に嵌合する蓋部材91が複数のボルト92…でカバー24に取付けられる。
第1メインシャフト7には、閉塞端を第2クラッチ断・接制御機構54にほぼ対応させた有底穴93が一端側から同軸に設けられており、この有底穴93には、内端を第1クラッチ断・接制御機構53にほぼ対応させた円筒状の筒部材94が同軸に挿入され、筒部材94の内端外周および有底穴93の内周間には環状のシール部材95が挟まれる。これにより、第1メインシャフト7内には、第1クラッチ断・接制御機構53にほほ対応した位置まで延びる環状の第1油圧路96が第1メインシャフト7および筒部材94間に形成され、第2クラッチ断・接制御機構54にほほ対応した位置まで延びる第2油圧路97が有底穴93の内端寄りの部分および筒部材94で形成される。すなわち第1および第2クラッチ断・接制御機構53,54を貫通する軸である第1メインシャフト7内に第1および第2油圧路96,97が同軸に設けられることになる。
第1油圧路96は、キャップ86および隔壁部材90間で嵌合孔88内に形成される第1油圧供給室98に連通し、カバー24には、第1油圧供給室98を図示しない油圧制御手段に接続せしめる通路99が設けられる。
また第1メインシャフト7および第1円筒体26には、第1油圧路96を第1油圧室71に連通させる第1連通路100が、第1メインシャフト7および第1円筒体26間では前記連通路100の両側をシールするようにして形成される。すなわち第1油圧供給室98から第1油圧路96および第1連通路100を経て第1油圧室71に油圧が作用することになる。
前記蓋部材91の内面中央部には凹部104が設けられており、筒部材94の外端は隔壁部材90を液密に貫通して前記凹部104に嵌合され、隔壁部材90および蓋部材91間には前記筒部材94を囲繞する環状のシール部材105が挟まれる。而して隔壁部材90および蓋部材91間で嵌合孔88内には、前記凹部104に通じる第2油圧供給室103が前記シール部材105を囲む環状に形成されており、カバー24には、第2油圧供給室103を図示しない油圧制御手段に接続せしめる通路106が設けられる。
また第1メインシャフト7、第2メインシャフト8および第2円筒体81には、第2油圧路97を第2油圧室75に連通させる第2連通路107が、第1および第2メインシャフト7,8間、ならびに第2メインシャフト8および第2円筒体8間では第2連通路107の両側をシールするようにして形成される。すなわち第2油圧供給室103から第2油圧路97および第2連通路107を経て第2油圧室75に油圧が作用することになる。
このようにして第1メインシャフト7内には、第1油圧供給室98および第1油圧室71に通じる第1油圧路96と、第2油圧供給室103および第2油圧室75に通じる第2油圧路97とが、相互に独立して同軸に設けられることになる。
第1クラッチ断・接制御機構53の第1付勢部材収容室73に少なくとも一部を臨ませる収容室形成部材である第1円筒体26には、第1付勢部材収容室73にオイルを導く複数のオイル通路112…が設けられ、軸線に沿って延びるようにして第1円筒体26に設けられる複数の通路113…の内端に前記オイル通路112…が連通する。しかも前記各通路113…の外端部には絞り部材114…が装着されており、第2円筒体28、キャップ86およびカバー24には、前記絞り部材114…を介して通路113…に通じるオイル供給路115が設けられる。
而して第1クラッチ断・接制御機構53において、端壁部材79および第1ピストン72は第1クラッチインナ56とともに回転するものであり、第1油圧室71内のオイルには遠心力が作用するのであるが、第1ピストン72に関して第1油圧室71とは反対側の第1付勢部材収容室73にもオイルが供給されることにより、第1油圧室71内のオイルに作用する遠心力は、第1付勢部材収容室73内のオイルに作用する遠心力でキャンセルされることになる。
また第1円筒体26には、第1付勢部材収容室73から外部にオイルを排出するオイル排出路116が第2クラッチ断・接制御機構54側に向けて開口するようにして設けられ、該オイル排出路116から逃がされたオイルは、第1クラッチ作動機構51における第1クラッチインナ56の第1円筒部56a側に飛散する。而して第1円筒部56aには、オイル排出路116から排出されて飛散したオイルを外周側に導くための複数の導油孔121…が設けられる。
第2クラッチ断・接制御機構54の第2付勢部材収容室77に少なくとも一部を臨ませる収容室形成部材である第2円筒体81には、第2付勢部材収容室77にオイルを導く複数のオイル通路117…が設けられる。一方、第1メインシャフト7には、第2クラッチ断・接制御機構54にほぼ対応した位置を閉塞端とした有底の通路118が同軸に設けられており、第1メインシャフト7、第2メインシャフト8および第2円筒体81には、前記通路118を前記オイル通路117…に通じさせる通路119が形成されている。
而して第2クラッチ断・接制御機構54において、第2円筒体81および第2ピストン76は第2メインシャフト8とともに回転するものであり、第2油圧室75内のオイルには遠心力が作用するのであるが、第2ピストン76に関して第2油圧室75とは反対側の第2付勢部材収容室77にもオイルが供給されることにより、第2油圧室75内のオイルへの遠心力は、第2付勢部材収容室77内のオイルに作用する遠心力でキャンセルされることになる。
また第2円筒体81には、第2付勢部材収容室77から外部にオイルを排出するオイル排出路120が第2クラッチインナ63の第2連結板部63b側に向けて開口するようにして設けられ、該オイル排出路120から逃がされたオイルは、第2クラッチインナ63の第2円筒部63a側に飛散する。而して第2円筒部63aにはオイル排出路120から排出されて飛散したオイルを内周側に導くための複数の導油孔122…が設けられる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、第1および第2クラッチ作動機構51,52は、同軸である第1および第2メインシャフト7,8の軸線に沿って並列配置されており、第2クラッチ作動機構52に、その断・接を切換える制御力を及ぼす第2クラッチ断・接制御機構54は、第1および第2クラッチ作動機構51,52の第1および第2クラッチインナ56,63がそれぞれ備える第1および第2円筒部56a,63aの少なくとも一方に少なくとも一部を収容するようにして、第1および第2クラッチインナ56,63間に配置されている。
したがって第1および第2円筒部56a,63aと、第1および第2メインシャフト7,8間のデッドスペースを有効に利用して、第2クラッチ断・接制御機構54を配置することができ、ツインクラッチ装置39を軸方向にコンパクト化することができる。
また第1クラッチ断・接制御機構53は、交互に重なって配置されるようにして第1クラッチ作動機構51が備える複数枚ずつの第1および第2摩擦板57…,58…を第1油圧室71の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして第1油圧室71に背面を臨ませる第1ピストン72と、第1ピストン72の前面を臨ませる第1付勢部材収容室73に収容されて第1ピストン72を後退方向に付勢する第1クラッチばね74とを備えるのであるが、第1油圧室71および第1付勢部材収容室73が、第2クラッチ作動機構52よりも軸方向外方に配置される第1クラッチ作動機構51が備える第1クラッチインナ56の第1円筒部56aよりも半径方向内方に配置されるので、ツインクラッチ装置39を軸方向にさらにコンパクト化することができる。
特に自動二輪車等の小型車両にあっては、ツインクラッチ装置39を軸方向にコンパクト化することにより他の補機類の配置自由度が向上するものであり、自動二輪車の場合はツインクラッチ装置39がバンク角の設定を阻害する要因とならないので有効である。
また第2クラッチ断・接制御機構54は、交互に重なって配置されるようにして第2クラッチ作動機構52が備える複数枚ずつの第3および第4摩擦板64…,65…を第2油圧室75の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして第2油圧室75に背面を臨ませる第2ピストン76と、第2ピストン76の前面を臨ませる第2付勢部材収容室77に収容されて第2ピストン76を後退方向に付勢する第2クラッチばね78とを備えており、第1および第2付勢部材収容室73,77に少なくとも一部を臨ませている第1および第2円筒体26,81には、第1および第2付勢部材収容室73,77にオイルを導くオイル通路112,117が設けられている。このため、第1および第2油圧室71,75内に供給されるオイルに作用する遠心力は、第1および第2付勢部材収容室73,77に前記オイル通路112,117から供給されるオイルに作用する遠心力によってキャンセルされることになる。
しかも第1および第2円筒体26,81には、第1および第2付勢部材収容室73,77からオイルを排出するオイル排出路116,120が設けられており、第1および付勢部材収容室73,77から排出されるオイルを第1および第2クラッチ作動機構51,52の潤滑油として利用することができるので、第1および第2クラッチ作動機構51,52の潤滑のための専用のオイル通路が不要となり、加工工数を低減することができる。
また第1および第2クラッチ断・接制御機構53,54が備える第1および第2油圧室71,75に相互に独立して油圧を作用せしめるための第1および第2油圧路96,97が、第1および第2クラッチ断・接制御機構53,54を貫通する第1メインシャフト7内に同軸に設けられるので、第1および第2油圧室71,75に油圧を作用せしめるための油圧路の構造を簡略化することができる。
さらに第1および第2クラッチ作動機構51,52がそれぞれ備える第1および第2クラッチアウタ55,62が、同軸にかつ一体に連結されるので、第1および第2クラッチ作動機構51,52でクラッチアウタを共用するようにして部品点数を低減することができる。
図3は本発明の第2実施例を示すものであり、図1および図2で示した第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみで詳細な説明は省略する。
第2メインシャフト8との軸方向相対位置を一定としつつ第2メインシャフト8を相対回転可能に貫通する第1メインシャフト7の一端部には、第1筒体126が嵌装、固定されており、第1筒体126と、クランクケース5(第1実施例参照)に結合されるカバー124との間にボールベアリング125が介装される。
クランクシャフト35の動力は、一次減速装置36およびダンパスプリング37を介して駆動回転部材38に入力されるものであり、この駆動回転部材38と、第1被動軸である第1メインシャフト7ならびに第2被動軸である第2メインシャフト8との間に本発明に従うツインクラッチ装置129が設けられる。
ツインクラッチ装置129は、駆動回転部材38および第1メインシャフト7間に設けられる第1クラッチ作動機構131と、前記駆動回転部材38および第2メインシャフト8間に設けられる第2クラッチ作動機構132と、第1クラッチ作動機構131の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構131に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構133と、第2クラッチ作動機構132の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構132に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構134とを備え、第1および第2クラッチ作動機構131,132は、同軸である第1および第2メインシャフト7,8の軸方向に沿って第1クラッチ作動機構131を外方位置とするようにして並列配置される。
第1クラッチ作動機構131は、駆動回転部材38に連なる第1クラッチアウタ55と、第1クラッチアウタ55で同軸に囲繞される第1円筒部135aに一体に連なるリング状の第1連結板部135bを有する第1クラッチインナ135と、第1クラッチアウタ55に相対回転不能に係合される複数枚の第1摩擦板57…と、第1クラッチインナ135の第1円筒部135aに相対回転不能に係合されるとともに第1摩擦板57…と交互に配置される複数枚の第2摩擦板58…と、相互に重なって配置される第1および第2摩擦板57…,58…のうち前記駆動回転部材38側の端部に配置される摩擦板(この実施例では第1摩擦板57)に対向して第1円筒部135aに相対回転不能に係合される受圧板59と、第1および第2摩擦板57…,58…を前記受圧板59との間に挟む押圧リング136とを備え、第1円筒部135aには、第1および第2摩擦板57…,58…とは反対側から受圧板59の内周に当接、係合する止め輪61が装着される。
第1クラッチインナ135の第1連結板部135bは第1円筒部135aの内端から半径方向内方に張り出すものであり、この第1連結板部135bの内周部は、第1メインシャフト7に嵌装、固定される第1円筒体126の内端に一体に連設される。すなわち第1クラッチインナ135は第1円筒体126と一体に形成されるものであり、第1連結板部135bは第1円筒体126を介して第1メインシャフト7に相対回転不能に連結される。
第2クラッチ作動機構132は、第1クラッチ作動機構131および駆動回転部材38間に配置されるものであり、第1クラッチアウタ55に一体に連なるとともに駆動回転部材38に一体に連なる第2クラッチアウタ62と、第2クラッチアウタ62で同軸に囲繞される第2円筒部137aの内周に一体に連なるリング状の第2連結板部137bを有する第2クラッチインナ137と、第2クラッチアウタ62に相対回転不能に係合される複数枚の第3摩擦板64…と、第2クラッチインナ137の第2円筒部137aに相対回転不能に係合されるとともに第3摩擦板64…と交互に配置される複数枚の第4摩擦板65…と、相互に重なって配置される第3および第4摩擦板64…,65…のうち前記駆動回転部材38側の端部に配置される摩擦板(この実施例では第3摩擦板64)に対向して第2円筒部137aに相対回転不能に係合される受圧板66と、第3および第4摩擦板64…,65…を前記受圧板66との間に挟む押圧リング138とを備え、第2円筒部137aには、第3および第4摩擦板64…,65…とは反対側から受圧板66の内周に当接、係合する止め輪68が装着される。
第2メインシャフト8を同軸に囲繞する第2円筒体139が、第2メインシャフト8に固定される。また第2クラッチインナ137の第2連結板部137bは第2円筒部137aの内端から半径方向内方に張り出すものであり、この第2連結板部137bの内周部は、第2円筒体139の内端に一体に連設される。すなわち第2クラッチインナ137は第2円筒体139と一体に形成されるものであり、第2クラッチインナ137は第2円筒体139を介して第2メインシャフト8に相対回転不能に連結される。
第1クラッチ断・接制御機構133は、第1クラッチ作動機構131が備える複数枚ずつの第1および第2摩擦板57…,58…を第1油圧室141の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして第1油圧室141に背面を臨ませる第1ピストン142と、第1ピストン142の前面を臨ませる第1付勢部材収容室143に収容されて第1ピストン142を後退方向に付勢する付勢部材としての第1クラッチばね144とを備える。
第1油圧室141は、第1円筒体126と、第1ピストン142から離反する方向の移動を規制されて第1ピストン142に対向する位置で第1円筒体126の外周に液密に嵌装される端壁部材145と、内周に第1円筒体126を液密に嵌合せしめる第1ピストン142とで形成される。第1ピストン142は、第1円筒部135aの半径内方に配置されて前記端壁部材145の外周を液密に嵌合せしめる円筒部142aを一体に備えるものであり、この円筒部142aは、押圧リング136に一体に連設される。すなわち第1ピストン142および押圧リング136は一体に形成される。
また第1付勢部材収容室143は、第1円筒体126と、第1ピストン142と、第1クラッチインナ135の第1連結板部135bとで形成されるものであり、第1連結板部135bには前記円筒部142aに液密に嵌合する嵌合筒部135cが一体に突設される。
このような第1クラッチ断・接制御機構133では、第1ピストン142および押圧リング136と一体である円筒部142aが、第1クラッチインナ135の第1円筒部135aよりも小径に形成されており、第1クラッチインナ135の第1円筒部135aよりも半径方向内方に第1クラッチ断・接制御機構133が配置されることになる。
而して第1メインシャフト7内に形成されている第1油圧路96は、第1メインシャフト7および第1円筒体126に形成されている第1連通路146を介して第1油圧室141に連通する。
第2クラッチ断・接制御機構134は、第2クラッチ作動機構132が備える複数枚ずつの第3および第4摩擦板64…,65…を第2油圧室150の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして第2油圧室150に背面を臨ませる第2ピストン151と、第2ピストン151の前面を臨ませる第2付勢部材収容室152に収容されて第2ピストン151を後退方向に付勢する付勢部材としての第2クラッチばね153とを備える。
第2油圧室150は、第2円筒体139と、第2ピストン151から離反する方向の移動を規制されて第2ピストン151に対向する位置で第2円筒体139の外周に液密に嵌装される端壁部材154と、内周に第2円筒体139を液密に嵌合せしめる第2ピストン151とで形成される。第2ピストン151は、第2円筒部137aの半径内方に配置されて前記端壁部材154の外周を液密に嵌合せしめる円筒部151aを一体に備えるものであり、この円筒部151aは、押圧リング138に一体に連設される。すなわち第2ピストン151および押圧リング138は一体に形成される。
また第2付勢部材収容室152は、第2円筒体139と、第2ピストン151と、第2クラッチインナ137の第2連結板部137bとで形成されるものであり、第2連結板部137bには前記円筒部151aに液密に嵌合する嵌合筒部137cが一体に突設される。
このような第2クラッチ断・接制御機構134では、第2ピストン151および押圧リング138と一体である円筒部151aが、第2クラッチインナ137の第2円筒部137aよりも小径に形成されており、第2クラッチインナ137の第2円筒部137aよりも半径方向内方に第2クラッチ断・接制御機構134が配置されることになる。
而して第1メインシャフト7内に形成されている第2油圧路97は、第1メインシャフト7、第2メインシャフト8および第2円筒体139に形成されている第2連通路155を介して第1油圧室141に連通する。
この第2実施例によれば、第1および第2クラッチ断・接制御機構133,134が、、同軸である第1および第2メインシャフト7,8の軸線に沿って並列配置された第1および第2クラッチ作動機構131,132がそれぞれ備える第1および第2クラッチインナ135,137の第1および第2円筒部135a,137aよりも半径方向内方に配置されるので、第1および第2円筒部135a,137aと、第1および第2メインシャフト7,8との間に形成されるデッドスペースを有効に利用して第1および第2クラッチ断・接制御機構133,134を配置することができ、ツインクラッチ装置129を軸方向により一層コンパクト化することができるとともに、ツインクラッチ装置129の慣性マスを低減することができ、応答性の低下を招くことがないようにして駆動源からの動力を伝達することができる。
ところで変速段の切換時には、第1および第2クラッチ作動機構131,132の断・接状態を交互に切換えるとともに、変速機6における第1〜第4速用歯車列G1〜G4の確立状態を第1および第2シフタ18,19の移動によって順次切換えるものであり、たとえば第1変速段の変速時には、第1クラッチ作動機構131が接続状態にあるのに対して第2クラッチ作動機構132は遮断状態にある。この際、第1変速段から第2変速段に切換えるためには、第2シフタ19を第2速用被動歯車13に係合する側に移動させるのであるが、第2シフタ19は、カウンタシャフト9とともに回転しているのに対し、第2速用被動歯車13は、第2クラッチ作動機構132が遮断状態にあるので第1クラッチ作動機構131の回転に伴うつれ回りの状態にあり、第2シフタ19および第2速用被動歯車19間には回転数差が生じている。このため第2クラッチ作動機構132の慣性マスが大きいと、第2シフタ19の第2速用被動歯車13への係合時に発生するエネルギーが大きく、変速ショックが生じるのであるが、上述のように、ツインクラッチ装置129における回転部の重量を軽減して慣性マスを低減しているので、第1および第2シフタ18,19の移動に伴う変速ショックを低減することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、第1クラッチアウタ55および第2クラッチアウタ62を一体に形成し、第1および第2クラッチ作動機構51,131;52,132で共用化しているが、特許文献1である特開平8−277852号公報で開示されるように、第1および第2クラッチ作動機構のクラッチアウタが内、外で二重化される構成のツインクラッチ装置にも本発明を適用することができる。
第1実施例のエンジンの一部を示す縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 第2実施例のツインクラッチ装置の要部縦断面図である。
符号の説明
7・・・第1被動軸である第1メインシャフト
8・・・第2被動軸である第2メインシャフト
26,81・・・収容室形成部材である円筒体
38・・・駆動回転部材
39,129・・・ツインクラッチ装置
51,131・・・第1クラッチ作動機構
52,132・・・第2クラッチ作動機構
53,133・・・第1クラッチ断・接制御機構
54,134・・・第2クラッチ断・接制御機構
55・・・第1クラッチアウタ
56,135・・・第1クラッチインナ
56a,135a・・・第1円筒部
56b,135b・・・第1連結板部
57,58,64,65・・・摩擦板
62・・・第2クラッチアウタ
63,137・・・第2クラッチインナ
63a,137a・・・第2円筒部
63b,137b・・・第2連結板部
71,75・・・油圧室
72,76・・・ピストン
73,77・・・付勢部材収容室
74,78・・・付勢部材であるクラッチばね
96・・・第1油圧路
97・・・第2油圧路
112,119・・・オイル通路
116,120・・・オイル排出路

Claims (6)

  1. 駆動回転部材(38)に連なる第1クラッチアウタ(55)ならびに第1円筒部(56a)を有して第1被動軸(7)に相対回転不能に連結される第1クラッチインナ(56)を備える第1クラッチ作動機構(51)と;前記駆動回転部材(38)に連なる第2クラッチアウタ(62)ならびに第2円筒部(63a)を有して第2被動軸(8)に相対回転不能に連結される第2クラッチインナ(63)を備える第2クラッチ作動機構(52)と;第1クラッチ作動機構(51)の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構(51)に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構(53)と;第2クラッチ作動機構(52)の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構(52)に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構(54)と;を含み、同軸である第1および第2被動軸(7,8)の軸線に沿って第1および第2クラッチ作動機構(51,52)が並列配置されるツインクラッチ装置において、第2クラッチ断・接制御機構(54)が、第1および第2円筒部(56a,63a)の少なくとも一方に一部を収容するようにして、第1および第2クラッチインナ(56,63)間に配置されることを特徴とするツインクラッチ装置。
  2. 駆動回転部材(38)に連なる第1クラッチアウタ(55)ならびに第1円筒部(56a)を有して第1被動軸(7)に相対回転不能に連結される第1クラッチインナ(56)を備える第1クラッチ作動機構(51)と;前記駆動回転部材(38)に連なる第2クラッチアウタ(62)ならびに第2円筒部(63a)を有して第2被動軸(8)に相対回転不能に連結される第2クラッチインナ(63)を備える第2クラッチ作動機構(52)と;第1クラッチ作動機構(51)の断・接を切換える制御力を第1クラッチ作動機構(51)に及ぼす第1クラッチ断・接制御機構(53)と;第2クラッチ作動機構(52)の断・接を切換える制御力を第2クラッチ作動機構(52)に及ぼす第2クラッチ断・接制御機構(54)と;を含み、同軸である第1および第2被動軸(7,8)の軸線に沿って第1および第2クラッチ作動機構(51,52)が並列配置されるツインクラッチ装置において、第1および第2クラッチ断・接制御機構(133,134)が、第1および第2円筒部(135a,137a)の半径方向内方に配置されることを特徴とするツインクラッチ装置。
  3. 第1クラッチ断・接制御機構(53)は、交互に重なって配置されるようにして第1クラッチ作動機構(51)が備える複数枚ずつの第1および第2摩擦板(57,58)を油圧室(71)の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして前記油圧室(71)に背面を臨ませるピストン(72)と、該ピストン(72)の前面を臨ませる付勢部材収容室(73)に収容されて前記ピストン(72)を後退方向に付勢する付勢部材(74)とを備え、前記油圧室(71)および前記付勢部材収容室(73)が、第2クラッチ作動機構(52)よりも軸方向外方に配置される第1クラッチ作動機構(51)が備える第1クラッチインナ(56)の第1円筒部(56a)よりも半径方向内方に配置されることを特徴とする請求項1記載のツインクラッチ装置。
  4. 第1および第2クラッチアウタ(55,62)が同軸にかつ一体に連結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のツインクラッチ装置。
  5. 第1および第2クラッチ断・接制御機構(53,54)は、交互に重なって配置されるようにして第1および第2クラッチ作動機構(51,52)がそれぞれ備える複数枚ずつの摩擦板(57,58,64,65)を油圧室(71,75)の油圧増加に応じて挟圧する方向に前進作動するようにして前記油圧室(71,75)に背面を臨ませるピストン(72,76)と、該ピストン(72,76)の前面を臨ませる付勢部材収容室(73,77)に収容されて前記ピストン(72,76)を後退方向に付勢する付勢部材(74,78)とをそれぞれ備え、前記油圧室(71,75)に供給されるオイルに作用する遠心力をキャンセルするために前記付勢部材収容室(73,77)にオイルを導くオイル通路(112,119)と、前記付勢部材収容室(73,77)から外部にオイルを排出するオイル排出路(116,120)とが、前記付勢部材収容室(73,77)に少なくとも一部を臨ませる収容室形成部材(26,81)に設けられることを特徴とする請求項1記載のツインクラッチ装置。
  6. 前記第1および第2クラッチ断・接制御機構(53,54;133,134)の油圧室(71,75;141,150)に相互に独立して油圧を作用せしめるための第1および第2油圧路(96,97)が、第1および第2クラッチ断・接制御機構(53,54;133,134)を貫通する軸(7)内に同軸に設けられることを特徴とする請求項3または5記載のツインクラッチ装置。
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