JP2006312998A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
放熱性を向上させつつ2つのクラッチ部材におけるクラッチ板を同一形状とし得て共用化させ得るとともに、駆動力の伝達経路を簡素化して簡単な構成とすることができる動力伝達装置を提供する。
【解決手段】
第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4を第1出力軸7及び第2出力軸8の延設方向に並設させるとともに、当該第1クラッチ部材3と第2クラッチ部材4とが成すクラッチ群の両側における第1出力軸7及び第2出力軸8側から伝達部材5、6が延設され、これら伝達部材5、6間に第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4のそれぞれにおける駆動側クラッチ板3a、4a及び被動側クラッチ板3b、4bを選択的に圧接又は離間動作させる選択手段9が配設された動力伝達装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材の2つのクラッチ部材を具備した動力伝達装置に関するものである。
エンジンの駆動力を車輪側へ選択的に伝達又は遮断するための動力伝達装置として、手動にて変速操作させるマニュアルトランスミッション(MT)と、トルクコンバータにて自動的に変速操作させるオートマティックトランスミッション(AT)とが挙げられる。このうちATは、変速操作が容易であるものの、トルクコンバータの特性上、レスポンスが悪いという欠点があり、MTは、レスポンスが良好であるものの、大きな変速ショックを生じ易いという欠点があった。
こうした変速ショックの軽減及びレスポンス向上の観点から、クラッチ部材を複数具備したものが提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来の動力伝達装置は、エンジンの駆動力で回転する入力部材と、多板式の2つのクラッチ部材と、これら2つのクラッチ部材の外側(即ち、出力軸とは反対の側)から延びてそれぞれ出力軸に連結された伝達部材と、油圧にて制御されクラッチ部材における複数のクラッチ板を圧接又は離間させるための選択手段とを有して構成されていた。
そして、何れかのクラッチ部材を選択的に動作させると、そのクラッチ部材に対応する伝達部材を介して入力軸の駆動力が出力軸へ選択的に伝達され、その出力軸に対応する変速動作(車両が搭載するミッションによる変速)が可能とされている。尚、かかる動力伝達装置は、クラッチ部材の切替制御を車両速度に応じて自動に行わせるようになっており、変速ショックをあまり生じさせずに自動的な変速動作が行われるようになっている。
欧州特許出願公開第1195537号明細書
しかしながら、上記従来の動力伝達装置においては、伝達部材が2つのクラッチ部材の外側(出力軸とは反対の側)から延び、そこから内側の出力軸にそれぞれ連結されているので、当該伝達部材がクラッチ部材や選択手段等を覆うこととなってしまい、放熱性に乏しいという問題があった。また、一方の伝達部材の外側を覆って他方の伝達部材が形成されているため、クラッチ部材におけるクラッチ板(駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板)の大きさが異なるものとなっており、部品の共用化が困難となっている。更に、入力手段が動力伝達装置の外側から内側に回り込み、駆動力の伝達経路を構成しているため、選択手段を含めた構成が複雑となってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、放熱性を向上させつつ2つのクラッチ部材におけるクラッチ板を同一形状とし得て共用化させ得るとともに、駆動力の伝達経路を簡素化して簡単な構成とすることができる動力伝達装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、エンジンの駆動力により回転する入力部材と、駆動側クラッチ板及び被動側クラッチ板を交互に複数それぞれ有した第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材と、前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材を介して伝達された駆動力により回転する第1出力軸及び第2出力軸と、前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材から伝達された駆動力をそれぞれ前記第1出力軸及び第2出力軸に伝達する伝達部材と、前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材のそれぞれにおける駆動側クラッチ板及び被動側クラッチ板を選択的に圧接又は離間動作させる選択手段とを有するとともに、前記第1出力軸及び第2出力軸が前記入力部材の内側で互いに略平行に延び、前記選択手段で選択された第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材における駆動側クラッチ板及び被動側クラッチ板の圧接又は離間動作により、前記入力部材からの駆動力を第1出力軸又は第2出力軸へ選択的に伝達させ得る動力伝達装置において、前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材を前記第1出力軸及び第2出力軸の延設方向に並設させるとともに、当該第1クラッチ部材と第2クラッチ部材とが成すクラッチ群の両側における前記第1出力軸及び第2出力軸側から前記伝達部材が延設され、これら伝達部材間に前記選択手段が配設されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の動力伝達装置において、前記選択手段は、前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材における駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させるための第1圧接部材及び第2圧接部材と、これら第1圧接部材及び第2圧接部材の間に位置する中央壁と、前記第1圧接部材及び第2圧接部材をそれぞれ前記中央壁側に付勢する付勢手段とを具備し、前記中央壁と第1圧接部材又は第2圧接部材との間に作動油を導入することにより、当該第1圧接部材又は第2圧接部材を前記付勢手段の付勢力に抗して摺動させ、駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、クラッチ群の両側における第1出力軸及び第2出力軸側から伝達部材が延設されているので、外側を開放状態とすることができて放熱性を向上させ得るとともに、2つのクラッチ部材におけるクラッチ板を同一形状とし得て共用化させることができる。また、外側の入力手段から内側の出力軸に向かって順次駆動力が伝達されるので、当該駆動力の伝達経路を簡素化して簡単な構成とすることができる。更に、伝達部材がクラッチ群の両側から第1出力軸及び第2出力軸まで延び、それら伝達部材間に選択手段が配設されたので、構成を更に簡素化することができるとともに、当該選択手段をアッセンブリ化して動力伝達装置の組み付け作業性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、中央壁と第1圧接部材又は第2圧接部材との間に作動油を導入することにより、当該第1圧接部材又は第2圧接部材を付勢手段の付勢力に抗して摺動させ、駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させるので、作動油の油圧に耐えるための壁を中央壁一つとすることができ、選択手段の構成を簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る動力伝達装置は、車両のエンジンによる駆動力を駆動輪に伝達するものであって、発進クラッチ及び変速クラッチを兼用させたものであり、図1及び図2に示すように、入力部材を構成するドライブプレート1及びガイドプレート2と、駆動側クラッチ板3a及び被動側クラッチ板3bを有する第1クラッチ部材3と、駆動側クラッチ板4a及び被動側クラッチ板4bを有する第2クラッチ部材4と、伝達部材5、6と、第1出力軸7と、第2出力軸8と、選択手段9、連動部材10、11とから主に構成されている。
ドライブプレート1とガイドプレート2とは、互いの歯による嵌合又は溶接等にて接続されており、車両が搭載するエンジン(不図示)の駆動力を受けて軸Lを中心として回転するよう構成されている。ガイドプレート2の内側には、第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4における複数の駆動側クラッチ板3a、4aが同図中左右方向(軸L方向)に対して摺動自在に形成されている。
また、伝達部材5及び6の外側には、第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4における複数の被動側クラッチ板3b、4bが同図中左右方向(軸L方向)に対して摺動自在に形成されており、かかる被動側クラッチ板3b(4b)と前述の駆動側クラッチ板3a(4a)とが交互に積層形成されている。これにより、隣り合う駆動側クラッチ板3a(4a)と被動側クラッチ板3b(4b)とが圧接又は離間可能となっている。尚、ここでいう離間とは、物理的離間に限らず、圧接が解かれた状態のことをいい、圧接状態にてガイドプレート2の駆動力が伝達部材5或いは6に伝達されるとともに、離間状態にて当該駆動力の伝達が遮断される。
然るに、駆動側クラッチ板3aと被動側クラッチ板3bとを有する第1クラッチ部材3、及び駆動側クラッチ板4aと被動側クラッチ板4bとを有する第2クラッチ部材4は、第1出力軸7及び第2出力軸8の延設方向(軸L方向)に併設されており、これらクラッチ部材が成すクラッチ群の両側における当該第1出力軸7及び第2出力軸8側(内側)からは伝達部材5、6が延設されている。
即ち、伝達部材5は、第1クラッチ部材3の同図中左端から内側に向かって延設されるとともに、伝達部材6は、第2クラッチ部材4の同図中右端から内側に向かって延設されている。また、伝達部材5の内側には、該伝達部材5と連動して軸Lを中心に回転し得る連動部材10が連結されている一方、伝達部材6の内側には、該伝達部材6と連動して軸Lを中心に回転し得る連動部材11が連結されている。尚、連動部材10には、選択手段9に作動油を供給するための油路10a、10bが形成されている。
第1出力軸7は、軸L方向に延設された円筒状部材から成り、その内部に円柱状部材から成る第2出力軸8が収容されている。かかる第1出力軸7と第2出力軸8とは互いに独立して回転可能とされ、第1出力軸7が連動部材10と、第2出力軸8が連動部材11とそれぞれスプライン嵌合されている。これにより、伝達部材5が回転すると、その回転力が連動部材10を介して第1出力軸7に伝達される一方、伝達部材6が回転すると、その回転力が連動部材11を介して第2出力軸8に伝達される。
選択手段9は、第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4のそれぞれにおける駆動側クラッチ板3a、4a及び被動側クラッチ板3b、4bを選択的に圧接又は離間動作させるもので、伝達部材5と6の間に配設されている。この選択手段9は、第1圧接部材12と、第2圧接部材13と、中央壁14と、側壁15,16と、付勢手段としての板ばね17,18と、案内部材19とから主に構成されている。
第1圧接部材12は、第1クラッチ部材3の同図中右端近傍に位置する圧接部12aを有するとともに、案内部材19及び側壁15の端面にて案内されて同図左右方向に摺動自在とされており、その摺動動作に伴い、第1クラッチ部材3の駆動側クラッチ板3aと被動側クラッチ板3bとを圧接又は離間させ得るよう構成されている。即ち、第1圧接部材12が同図左側へ摺動させると、圧接部12aがクラッチ板を押圧して圧接させ、右側へ摺動させると、その圧接が解かれるようになっている。
同様に、第2圧接部材13は、第2クラッチ部材4の同図中左端近傍に位置する圧接部13aを有するとともに、案内部材19及び側壁16の端面にて案内されて同図左右方向に摺動自在とされており、その摺動動作に伴い、第2クラッチ部材4の駆動側クラッチ板4aと被動側クラッチ板4bとを圧接又は離間させ得るよう構成されている。これら第1圧接部材12及び第2圧接部材13の間には中央壁14が位置し、この中央壁14により第1圧接部材12の摺動空間(作動室)と第2圧接部材13の摺動空間(作動室)とが隔成されている。
また、第1圧接部材12と側壁15、及び第2圧接部材13と側壁16の間には板ばね17、18がそれぞれ介装されており、当該第1圧接部材12及び第2圧接部材13をそれぞれ中央壁14側に付勢するよう構成されている。一方、案内部材19には、連動部材10の油路10aに接続された油路19aと、油路10bに接続された油路19bとが形成されている。
そして、作動油を油路10aへ供給すると、その作動油が第1圧接部材12の作動室(中央壁14と第1圧接部材12の間)に至り、その油圧で当該第1圧接部材12が板ばね17の付勢力に抗して摺動し、第1クラッチ部材3の駆動側クラッチ板3aと被動側クラッチ板3bとを圧接させるよう構成されている。また、作動油の供給を停止すれば、板ばね17の付勢力にて第1圧接部材12が元の位置まで摺動し、駆動側クラッチ板3aと被動側クラッチ板3bとの圧接が解かれる。
同様に、作動油を油路10bへ供給すると、その作動油が第2圧接部材13の作動室(中央壁14と第2圧接部材13の間)に至り、その油圧で当該第2圧接部材13が板ばね18の付勢力に抗して摺動し、第2クラッチ部材4の駆動側クラッチ板4aと被動側クラッチ板4bとを圧接させるよう構成されている。また、作動油の供給を停止すれば、板ばね18の付勢力にて第2圧接部材13が元の位置まで摺動し、駆動側クラッチ板4aと被動側クラッチ板4bとの圧接が解かれる。
しかして、作動油を油路10a又は10bへ選択的に供給すれば、任意のタイミングで第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4を動作(駆動力の伝達と遮断)させることができる。即ち、油路10a側へ作動油を供給すれば、ドライブプレート1及びガイドプレート2に入力されたエンジンの駆動力は、第1クラッチ部材3を介して伝達部材5、連動部材10へ伝達され、第1出力軸7を回転させる一方、油路10b側へ作動油を供給すれば、入力された駆動力が第2クラッチ部材4を介して伝達部材6、連動部材11へ伝達され、第2出力軸8を回転させるので、エンジンの駆動力を選択的に第1出力軸7及び第2出力軸8へ伝達させることができる。
第1出力軸7及び第2出力軸8は、例えば車両が搭載するミッションの偶数段と奇数段とにそれぞれ接続可能とされており、一方の出力軸を介して動力伝達がなされている間に、他方の出力軸が他の段(ミッションにおける出力系)に接続した状態とされ、スムーズな変速を行わせるようになっているのである。尚、かかる動力伝達装置は、クラッチ部材の切替制御(油路10a、10bへの選択的な供給)を車両速度に応じて自動に行わせるようになっており、変速ショックをあまり生じさせずに自動的な変速動作が行われるようになっている。
本実施形態によれば、第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4が成すクラッチ群の両側における内側(第1出力軸7及び第2出力軸8側から伝達部材5、6が延設されているので、外側を開放状態とすることができて放熱性を向上させることができる。即ち、本動力伝達装置によれば、伝達部材がクラッチ群の外側から延設される従来のものに比べ、当該伝達部材を内側から出力軸側へ略直線状に延設させ、外側を開放させて、生じた熱を発散し易い構造としているのである。
また、上記構成により、第1クラッチ部材3と第2クラッチ部材4におけるクラッチ板(駆動側クラッチ板3a、4a、及び被動側クラッチ板3b、4b)を同一形状(特に、径を略同一とすることができる)とし得て、これらを共用化させることができる。従って、製造工程における部品管理を容易とすることができるとともに、製造コストを低減させることができる。
更に、外側の入力手段から内側の出力軸に向かって駆動力が順次伝達されるので、当該駆動力の伝達経路を簡素化して簡単な構成とすることができる。また更に、伝達部材5、6がクラッチ群の両側から第1出力軸7及び第2出力軸8まで延び、それら伝達部材5,6間に選択手段9が配設されたので、構成を更に簡素化することができるとともに、当該選択手段9をアッセンブリ化して動力伝達装置の組み付け作業性を向上させることができる。
特に、本実施形態によれば、中央壁14と第1圧接部材12又は第2圧接部材13との間に作動油を導入することにより、当該第1圧接部材12又は第2圧接部材13を板ばね17、18の付勢力に抗して摺動させ、駆動側クラッチ板3a、4aと被動側クラッチ板3b、4bとを圧接させるので、作動油の油圧に耐えるための壁を中央壁14一つとすることができ、選択手段9の構成を簡素化することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば油圧にて動作する選択手段9に代えて、第1クラッチ部材3及び第2クラッチ部材4のそれぞれにおける駆動側クラッチ板3a、4a及び被動側クラッチ板3b、4bを選択的に圧接又は離間動作させ得る他の形態の手段としてもよい。また、選択手段9における板ばね17、18に代えて、第1圧接部材12及び第2圧接部材13をそれぞれ中央壁14に付勢する他の付勢手段としてもよい。
第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材を第1出力軸及び第2出力軸の延設方向に並設させるとともに、当該第1クラッチ部材と第2クラッチ部材とが成すクラッチ群の両側における第1出力軸及び第2出力軸側から前記伝達部材が延設され、これら伝達部材間に選択手段が配設された動力伝達装置であれば、外観形状や各構成部品の形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたものにも適用することができる。
本発明の実施形態に係る動力伝達装置を示す縦断面図 同動力伝達装置を一部破断した斜視図
符号の説明
1 ドライブプレート(入力部材)
2 ガイドプレート(入力部材)
3 第1クラッチ部材
3a 駆動側クラッチ板
3b 被動側クラッチ板
4 第2クラッチ部材
4a 駆動側クラッチ板
4b 被動側クラッチ板
5、6 伝達部材
7 第1出力軸
8 第2出力軸
9 選択手段
10、11 連動部材
12 第1圧接部材
13 第2圧接部材
14 中央壁
15、16 側壁
17、18 板ばね
19 案内部材
L 軸

Claims (2)

  1. エンジンの駆動力により回転する入力部材と、
    駆動側クラッチ板及び被動側クラッチ板を交互に複数それぞれ有した第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材と、
    前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材を介して伝達された駆動力により回転する第1出力軸及び第2出力軸と、
    前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材から伝達された駆動力をそれぞれ前記第1出力軸及び第2出力軸に伝達する伝達部材と、
    前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材のそれぞれにおける駆動側クラッチ板及び被動側クラッチ板を選択的に圧接又は離間動作させる選択手段と、
    を有するとともに、前記第1出力軸及び第2出力軸が前記入力部材の内側で互いに略平行に延び、前記選択手段で選択された第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材における駆動側クラッチ板及び被動側クラッチ板の圧接又は離間動作により、前記入力部材からの駆動力を第1出力軸又は第2出力軸へ選択的に伝達させ得る動力伝達装置において、
    前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材を前記第1出力軸及び第2出力軸の延設方向に並設させるとともに、当該第1クラッチ部材と第2クラッチ部材とが成すクラッチ群の両側における前記第1出力軸及び第2出力軸側から前記伝達部材が延設され、これら伝達部材間に前記選択手段が配設されたことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記選択手段は、
    前記第1クラッチ部材及び第2クラッチ部材における駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させるための第1圧接部材及び第2圧接部材と、
    これら第1圧接部材及び第2圧接部材の間に位置する中央壁と、
    前記第1圧接部材及び第2圧接部材をそれぞれ前記中央壁側に付勢する付勢手段と、
    を具備し、前記中央壁と第1圧接部材又は第2圧接部材との間に作動油を導入することにより、当該第1圧接部材又は第2圧接部材を前記付勢手段の付勢力に抗して摺動させ、前記第1クラッチ部材又は第2クラッチ部材の駆動側クラッチ板と被動側クラッチ板とを圧接させることを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置。
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