JP2007168456A - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁弁とモータ、電子制御ユニットが基体に一体的に組み付けられている車両用ブレーキ液圧制御装置であって、コンパクトな車両用ブレーキ液圧制御装置を提供すること。
【解決手段】ブレーキ液の流路が形成されている基体2と、流路を開閉する電磁弁2,3と、ホイールシリンダから流出したブレーキ液を一時的に貯留するリザーバ4と、このリザーバ4に貯留されたブレーキ液をマスタシリンダ側に戻すポンプ5と、回転軸と回転子を有し、ポンプ5の動力源となるモータ6と、電磁弁2,3およびモータ5を覆うハウジング8と、を備え、電磁弁2,3、モータ6およびハウジング8が基体1の一面側に組み付けられており、電磁弁2,3がモータ6の周囲に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用のブレーキ液圧制御装置に関する。
自動二輪車、自動三輪車、オールテレーンビークル(ATV)などのバーハンドルタイプの車両(以下、単に「バーハンドル車両」という。)や自動四輪車に用いられる車両用のブレーキ液圧制御装置として、ブレーキ液の流路を内包する基体(ポンプボディ)に電磁弁やポンプなどを組み付けてなるものが知られているが、このような車両用ブレーキ液圧制御装置に対しては、その小型化・軽量化が要請されているところである(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許文献1に開示された車両用ブレーキ液圧制御装置では、ポンプの動力源となるモータの回転軸を取り囲むように複数の電磁弁を配置するとともに、当該電磁弁をモータのヨーク(回転子を収容するケース)で覆うことで、小型化・軽量化を図っている。また、特許文献2に開示された車両用ブレーキ液圧制御装置では、電磁力で駆動するソレノイド型ポンプ(電磁ポンプ)を採用して回転軸と回転子とを備えるモータを省略することで、小型化・軽量化を図っている。
特開平9−254758号公報 特開2000−43699号公報
特許文献1の車両用ブレーキ液圧制御装置では、モータの回転軸を取り囲むように複数の電磁弁を配置していることから、モータの回転軸に垂直な平面への投影面積は小さくなるものの、電磁弁と回転子との接触を防止するために回転軸を長尺にしていることから、回転軸に平行な平面への投影面積は小さくならない。
一方、特許文献2には、電磁弁や電子制御ユニットなどを基体と一体にした車両用ブレーキ液圧制御装置が開示されているが、回転軸等を備えるモータを基体と一体にするための方策は何ら開示されていない。また、ソレノイド型ポンプは、その吐出性能を向上させようとすると、ソレノイド自身を大型化しなければならず、小型化が難しい。
このような観点から、本発明は、電磁弁とモータが基体に一体的に組み付けられている車両用ブレーキ液圧制御装置であって、コンパクトな車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明に係る車両用ブレーキ液圧制御装置は、マスタシリンダとホイールシリンダとの間に介設される車両用ブレーキ液圧制御装置であって、ブレーキ液の流路が形成されている基体と、前記流路を開閉する電磁弁と、前記ホイールシリンダから流出したブレーキ液を一時的に貯留するリザーバと、前記リザーバに貯留されたブレーキ液を前記マスタシリンダ側に戻すポンプと、回転軸と回転子を有し、前記ポンプの動力源となるモータと、前記電磁弁および前記モータを覆うハウジングと、を備え、少なくとも前記電磁弁、前記モータおよび前記ハウジングが前記基体の一面側に組み付けられており、前記電磁弁が前記モータの周囲に配置されていることを特徴とする。
この車両用ブレーキ液圧制御装置によると、モータの周囲に電磁弁を配置しているので、モータの内部に電磁弁を収容するための余分な空間を確保する必要はなく、モータの回転軸を短尺にしても、モータの内部にある回転子などが電磁弁に接触することはない。すなわち、この車両用ブレーキ液圧制御装置によると、モータをコンパクトにすることが可能となり、ひいては、装置全体の小型化を実現することが可能となる。また、本発明においては、少なくとも電磁弁、モータおよびハウジングを基体の一面側に集約しているので、その組付作業を効率よく行うことが可能となる。
本発明に係る車両用ブレーキ液圧制御装置が、前記電磁弁と前記モータとを制御する電子制御ユニットを備えている場合には、前記電子制御ユニットを前記ハウジングの内部に収容するとよい。このようにすると、電子制御ユニットを収容するための収容ケースが不要となるので、部品点数を削減することが可能となる。
本発明においては、前記ハウジングと前記基体の前記装着面との間に無端状のシール材を介設するとよい。このようにすると、ハウジングを基体に組み付けるだけで、モータ内部のシールも完了することになるので、組付作業を効率よく行うことが可能となり、さらには、部品点数を削減することが可能になる。
ハウジングと基体との間にシール材を介設した場合には、前記モータに設けられた給電端子を前記ハウジング内に設けた給電端子に電気的に接続するとよい。このようにすると、給電端子に対するシールが不要となるので、組付作業をより一層効率よく行うことが可能となる。
なお、前記モータに設けられた給電端子と前記ハウジング内に設けられた給電端子とを、前記各給電端子に着脱可能なコネクタを介して電気的に接続するとよい。このようにすると、モータやハウジングの組付誤差をコネクタで吸収することが可能となるので、モータと電子制御ユニットとの接続作業を簡易迅速に行うことが可能となる。
本発明においては、前記リザーバを、前記基体の一面側に組み付けるとともに、前記リザーバの少なくとも一部を、前記モータの回転子を収容するモータハウジングによって覆うとよい。デットスペースになり易い基体のモータに隣接する部位にリザーバを配置することで、より一層コンパクトな車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することが可能となる。
また、本発明においては、前記リザーバを、前記電磁弁と前記ポンプとの間に配置するとよい。このようにすると、基体内部に形成する流路の延長を短縮することができるので、加工手間を軽減することが可能となる。
本発明によれば、コンパクトな車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ブレーキ制御液圧装置(以下、「ブレーキ制御装置」という。)Uは、バーハンドル車両に好適に用いられるものであり、基体1と、電磁弁2,3と、リザーバ4と、ポンプ5と、モータ6と、電子制御ユニット7と、ハウジング8と、コネクタ9とを備えて構成されている。
ブレーキ制御装置Uは、図11に示す液圧回路を具現化したものである。図11に示すように、ブレーキ制御装置Uは、マスタシリンダMF,MRと車輪ブレーキBF,BRのホイールシリンダWF,WRとの間に介設されるものであり、二つのブレーキ系統F,Rを備えて構成されていて、前輪に装着された車輪ブレーキBFおよび後輪に装着された車輪ブレーキBRに付与する制動力(ブレーキ液圧)を適宜制御することによって、車輪ブレーキBF,BRの独立したアンチロックブレーキ制御が可能になっている。
ブレーキ系統Fは、前輪を制動するためのものであり、マスタシリンダMF側の入口ポート11から車輪ブレーキBF側の出口ポート17に至る系統である。なお、入口ポート11には、液圧源であるマスタシリンダMFに至る配管H1が接続され、出口ポート17には、前輪のホイールシリンダWFに至る配管H2が接続される。
ブレーキ系統Rは、後輪を制動するためのものであり、他方のマスタシリンダMR側の入口ポート11から車輪ブレーキBR側の出口ポート17に至る系統である。なお、入口ポート11には、マスタシリンダMFとは別の液圧源であるマスタシリンダMRに至る配管H1が接続され、出口ポート17には、後輪のホイールシリンダWRに至る配管H2が接続される。
このように、ブレーキ制御装置Uは、二つのブレーキ系統F,Rから構成されるが、各ブレーキ系統F,Rは同一の構成であるので、以下においては主として後輪のブレーキ系統Rについて説明し、適宜前輪側のブレーキ系統Fについて説明する。
なお、マスタシリンダMF,MRは、ブレーキ液を貯蔵するブレーキ液タンク室が接続された図示しないシリンダを有しており、シリンダ内にはブレーキ操作子であるブレーキレバーLF,LRの操作によりシリンダの軸方向へ摺動してブレーキ液を流出する図示しないロッドピストンが組み付けられている。
後輪のブレーキ系統Rには、制御弁手段V、リザーバ4、ポンプ5などが設けられている。
なお、以下では、入口ポート11から出口ポート17に至る流路(油路)を「出力液圧路A」と称し、出力液圧路Aからリザーバ4に至る流路を「開放路B」と称する。また、出力液圧路Aと開放路Bとを連通する流路を「戻し路C」と称する。
制御弁手段Vは、出力液圧路Aを開放しつつ開放路Bを遮断する状態、出力液圧路Aを遮断しつつ開放路Bを開放する状態および出力液圧路Aと開放路Bを遮断する状態を切り換える機能を有しており、入口弁となる電磁弁2、チェック弁2aおよび出口弁となる電磁弁3を備えて構成されている。
入口弁となる電磁弁2は、出力液圧路Aに設けられた常開型の電磁弁であり、開弁状態にあるときにマスタシリンダMR側から車輪ブレーキBR側へのブレーキ液の流入を許容し、閉弁状態にあるときに遮断する。電磁弁2は、その弁体を駆動させるための電磁コイルが電子制御ユニット7と電気的に接続されており、電子制御ユニット7からの指令に基づいて電磁コイルを励磁すると閉弁し、電磁コイルを消磁すると開弁する。
チェック弁2aは、入口弁となる電磁弁2を迂回するように設けられた流路に設けられており、車輪ブレーキBR側からマスタシリンダMR側へのブレーキ液の流入のみを許容する。
出口弁となる電磁弁3は、開放路Bに設けられた常閉型の電磁弁であり、閉弁状態にあるときに車輪ブレーキBR側からリザーバ4側へのブレーキ液の流入を遮断し、開弁状態にあるときに許容する。電磁弁3は、その弁体を駆動させるための電磁コイルが電子制御ユニット7と電気的に接続されており、電子制御ユニット7からの指令に基づいて電磁コイルを励磁すると開弁し、電磁コイルを消磁すると閉弁する。
リザーバ4は、出口弁となる電磁弁3が開放されることによって開放路Bを通って逃がされるブレーキ液(すなわち、ホイールシリンダから流出したブレーキ液)を一時的に貯留する機能を有している。
ポンプ5は、戻し路Cに設けられており、モータ6の回転力によって駆動し、リザーバ4に一時的に貯留されたブレーキ液を吸入して出力液圧路A側に吐出する。つまり、ポンプ5は、リザーバ4に貯留されたブレーキ液をマスタシリンダMR側に戻す役割を担っている。ポンプ5が作動すると、リザーバ4にブレーキ液を貯留することによって減圧された出力液圧路Aの圧力状態が回復される。ポンプ5は、その吸入側に、リザーバ4側から出力液圧路A側へのブレーキ液の流入のみを許容する吸入弁5aを備えており、その吐出側に、リザーバ4側から出力液圧路A側へのブレーキ液の流入のみを許容する吐出弁5bを備えている。また、戻し路Cには、吐出弁5bよりも出力液圧路A側に、ポンプ5から吐出されたブレーキ液の脈動を減衰させるオリフィス5cが設けられている。
モータ6は、前輪側のブレーキ系統Fにあるポンプ5および後輪側のブレーキ系統Rにあるポンプ5の共通の動力源であり、電子制御ユニット7からの指令に基づいて作動する。
電子制御ユニット7は、図示しない前輪に固着されたパルサーギアの側面に対向して固定配置される前輪用の車輪速度センサSFおよび同じく図示しない後輪に固着されたパルサーギアの側面に対向して固定配置される後輪用の車輪速度センサSRからの出力に基づいて、電磁弁2,3およびモータ6の作動を制御する。
次に、図11の液圧回路を参照しつつ、電子制御ユニット7によって実現される通常のブレーキ制御およびアンチロックブレーキ制御について説明する。
(通常のブレーキ制御)
各車輪がロックする可能性のない通常のブレーキ制御時においては、電磁弁2,3を駆動させる電磁コイルは、いずれも電子制御ユニット7によって消磁させられる。つまり、通常のブレーキ制御においては、入口弁となる電磁弁2が開弁状態になっており、出口弁となる電磁弁3が閉弁状態になっている。
このような状態のときに運転者がブレーキレバーLRを操作すると、その操作力に起因して発生したブレーキ液圧は、出力液圧路Aを介してそのままホイールシリンダWRに伝達され、その結果、後輪が制動されることとなる。なお、ブレーキレバーLRの操作を解除すると、出力液圧路Aに供給されたブレーキ液は、マスタシリンダMRに戻される。
(アンチロックブレーキ制御)
アンチロックブレーキ制御は、車輪がロック状態に陥りそうになったときに実行されるものであり、ロック状態に陥りそうな車輪のホイールシリンダWF,WRに対応する制御弁手段Vを制御して、ホイールシリンダWF,WRに作用するブレーキ液圧を減圧、増圧あるいは一定に保持する状態を適宜選択することによって実現される。なお、減圧、増圧および保持のいずれを選択するかは、前輪用の車輪速度センサSFおよび後輪用の車輪速度センサSRから得られた車輪速度に基づいて、電子制御ユニット7によって判断される。
そして、電子制御ユニット7において後輪のホイールシリンダWRに作用するブレーキ液圧を減圧すべきであると判断された場合には、制御弁手段Vにより出力液圧路Aが遮断され、開放路Bが開放される。具体的には、電子制御ユニット7により電磁弁(入口弁)2を励磁して閉弁状態にするとともに、電磁弁(出口弁)3を励磁して開弁状態にする。このようにすると、出力液圧路Aのブレーキ液が開放路Bを通ってリザーバ4に流入し、その結果、後輪のホイールシリンダWRに作用していたブレーキ液圧が減圧される。
なお、アンチロックブレーキ制御を実行する場合には、電子制御ユニット7によりモータ6を駆動させる。モータ6が駆動すると、これに伴ってポンプ5が作動し、リザーバ4に貯留されたブレーキ液が戻し路Cを介して出力液圧路Aに還流される。また、ポンプ5が作動することにより戻し路C等に発生する脈動は、オリフィス5cの作用によって吸収・抑制されるので、ポンプ5を作動させてもブレーキレバーLRの操作フィーリングが阻害されることはない。
また、電子制御ユニット7において後輪のホイールシリンダWRに作用するブレーキ液圧を一定に保持すべきであると判断された場合には、制御弁手段Vにより出力液圧路Aおよび開放路Bがそれぞれ遮断される。具体的には、電子制御ユニット7により電磁弁(入口弁)2を励磁して閉弁状態にするとともに、電磁弁(出口弁)3を消磁して閉弁状態にする。このようにすると、ホイールシリンダWRと電磁弁2,3で閉じられた流路内にブレーキ液が閉じ込められることになり、その結果、ホイールシリンダWRに作用しているブレーキ液圧が一定に保持される。
さらに、電子制御ユニット7によって、後輪のホイールシリンダWRに作用するブレーキ液圧を増圧すべきであると判断された場合には、制御弁手段Vにより出力液圧路Aが開放され、開放路Bが遮断される。具体的には、電子制御ユニット7により電磁弁(入口弁)2を消磁して開弁状態にするとともに、電磁弁(出口弁)3を消磁して閉弁状態にする。このようにすると、前記した通常のブレーキ制御の場合と同様に、ホイールシリンダWRに作用するブレーキ液圧が増圧される。
次に、ブレーキ制御装置Uの具体的な構造を詳細に説明する。なお、以下の説明における「左右」「上下」は、図示の状態を基準として便宜的に定めたものであり、車両に取り付けた状態とは何ら関係はない。
まず、基体1の構成を、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。ここで、図1はブレーキ制御装置Uの分解斜視図である。また、図2は基体1に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、(a)は正面図、(b)は正面側から見た斜視図であり、図3は基体1に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、(a)は背面図、(b)は背面側から見た斜視図である。
図1に示すように、基体1は、略直方体を呈するアルミニウム合金製の部材であり、電磁弁2,3、リザーバ4、モータ6およびハウジング8が組み付けられる第一取付面10aと、ポンプ5が組み付けられる一対の第二取付面10b,10b(図1では片側のみを図示)と、図示せぬ配管(図11に示す配管H1,H2)が接続される接続面10cとを備えている。また、基体1の内部には、ブレーキ液の流路が形成されている(図2および図3参照)
第一取付面10aには、二つの入口弁装着穴12と、二つの出口弁装着穴13と、回転軸挿入穴16と二つのリザーバ穴14と、三つのモータ取付穴18と、四つのハウジング取付穴19とが開口している。本実施形態においては、入口ポート11,11、入口弁装着穴12,12、出口弁装着穴13,13、リザーバ穴14,14および出口ポート17,17は、各々、中心線Xを挟んで左右対称に配置されており、回転軸挿入穴16は、中心線X上(左右方向の中央)に配置されている。なお、回転軸挿入穴16の周囲には、これと同心の円環状凹部16aが形成されており、円環状凹部16aを取り囲むように入口弁装着穴12,12および出口弁装着穴13,13が配置されている。
第二取付面10bには、ポンプ穴15、後記する第二流通孔102、第四流通孔104などが開口している。また、接続面10cには、二つの入口ポート11,11、二つの出口ポート17,17、後記する第六流通孔106、第七流通孔107などが開口している。
基体1には、二つのブレーキ系統F,R(図11参照)に対応する二つの流路構成部1F,1Rが形成されている。具体的には、第一取付面10a側から見て基体1の右半分(図中に付した中心線Xよりも右側にある領域)に前輪側のブレーキ系統Fに対応する流路構成部1Fが形成されており、基体1の左半分(図中に付した中心線Xよりも左側にある領域)に後輪側のブレーキ系統Rに対応する流路構成部1Rが形成されている。なお、図示は省略するが、基体1の右半分に後輪側のブレーキ系統Rに対応する流路構成部を形成し、左半分に前輪側のブレーキ系統Fに対応する流路構成部を形成しても差し支えない。また、流路構成部1F,1Rは、本実施形態では、その内部構成も含めて実質的に左右対称になっているので、図2および図3においては、流路構成部1Fの図示を省略することとする。
入口ポート11は、図2および図3にも示すように、有底円筒状の穴であり、第一流通孔101、第二流通孔102および第三流通孔103により形成された流路を介して入口弁装着穴12と連通している。第一流通孔101は、入口ポート11の底面から流路構成部1Rの下面10d(接続面10cと対向する面)に向かって穿設された縦孔であり、ポンプ穴15の浅部(吐出側)にまで達している。第三流通孔103は、入口弁装着穴12の底面に穿設された横孔であり、第二流通孔102は、第一流通孔101と交差し、かつ、第三流通孔103に達するように流路構成部1Rの第二取付面10bから穿設された横孔からなる。なお、第二流通孔102の開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。
入口弁装着穴12は、入口弁となる常開型の電磁弁2(図1参照)が装着される有底の段付き円筒状の穴であり、入口ポート11の下方に形成されている。入口弁装着穴12は、第四流通孔104によって形成された流路を介して出口弁装着穴13と連通している。第四流通孔104は、入口弁装着穴12の側壁を左右方向に貫通し、かつ、出口弁装着穴13の側壁に達するように第二取付面10bから穿設された横孔からなる。なお、第四流通孔104の開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。
出口弁装着穴13は、出口弁となる常閉型の電磁弁3(図1参照)が装着される有底の段付き円筒状の穴であり、入口弁装着穴12よりも中心線X寄りに形成されており、さらに、本実施形態においては、その略半径分だけ、入口弁装着穴12よりも接続面10c寄りに形成されている。出口弁装着穴13は、第五流通孔105と第六流通孔106とによって形成された流路を介してリザーバ穴14と連通している。第五流通孔105は、出口弁装着穴13の底面に穿設された横孔からなり、第六流通孔106は、第五流通孔105と交差し、かつ、リザーバ穴14の側面に達するように接続面10cから下面10dに向かって穿設された縦孔からなる。なお、第六流通孔106の開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。
リザーバ穴14は、リザーバ4(図1、図11参照)が装着される有底円筒状の穴であり、入口弁装着穴12および出口弁装着穴13の下方(下面10d側)で、かつ、ポンプ穴15および回転軸挿入穴16の上方(接続面10c側)に形成されている。言い換えれば、リザーバ穴14の周囲に、入口弁装着穴12、出口弁装着穴13、ポンプ穴15および回転軸挿入穴16が位置していることになる。リザーバ穴14は、第七流通孔107によって形成された流路を介してポンプ穴15の深部と連通している。第七流通孔107は、リザーバ穴14の側面を貫通し、かつ、ポンプ穴15の深部(吸入側)に達するように接続面10cから下面10dに向かって穿設された縦孔からなる。なお、第七流通孔107の開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。
ポンプ穴15は、ポンプ5(図1、図11参照)が装着される段付き円筒状の穴であり、その中心線が回転軸挿入穴16の中心を通るように形成されている。
回転軸挿入穴16は、モータ6の回転軸64の先端部が挿入される有底の段付き円筒状の穴である。回転軸挿入穴16の側面には、ポンプ穴15が開口している。なお、回転軸挿入穴16の周囲に形成された円環状凹部16aには、モータ6が装着される。
出口ポート17は、有底円筒状の穴であり、第八流通孔108によって形成された流路を介して出口弁装着穴13と連通している。第八流通孔108は、出口弁装着穴13の側面に達するように出口ポート17の底面から穿設された縦孔からなる。
次に、基体に組み付けられる各種部品の構成を説明する。
図1に示す電磁弁2は、基体1の内部に形成された流路を開閉する常開型の電磁弁であり、電子制御ユニット7からの指令に基づいて電磁コイル85(図7参照)を励磁させたときに、内部の流路が遮断された状態(閉弁状態)になり、電磁コイル85を消磁させたときに、その内部の流路が連通した状態(開弁状態)になる。
電磁弁2は、図4に示すように、段付き円筒状の固定コア21と、この固定コア21の基端側の内部に装着された弁座22と、同じく固定コア21の先端側の内部に摺動自在に装着された弁体23と、この弁体23を押圧する可動コア24とを主に備えている。固定コア21の側壁には、ブレーキ液の出入口となる貫通孔21aが形成されており、弁座22の中央にも、ブレーキ液の出入口となる貫通孔22aが形成されている。そして、電磁コイル85(図7参照)を励磁すると、固定コア21に吸引されて可動コア24が移動するのに伴って、弁体23が弁座22に着座して貫通孔22aを閉塞し、その結果、電磁弁2の内部の流路が遮断された状態になる。また、電磁コイル85を消磁すると、可動コア24と固定コア21とが離間するのに伴って、弁体23が可動コア24側に移動して弁座22の貫通孔22aを開放し、その結果、電磁弁2の内部の流路が連通する。
なお、弁座22には、貫通孔22aと並列して貫通孔22bが形成されており、貫通孔22bの一端側には、チェック弁2a(図11参照)となる球体25が配置されている。球体25は、弁座22の貫通孔22a側の液圧が固定コア21の貫通孔21a側の液圧よりも高いときには貫通孔22aを閉塞し、逆に、固定コア21の貫通孔21a側の液圧が弁座22の貫通孔22a側の液圧よりも高いときには貫通孔22aを開放する。
図1に示す電磁弁3は、基体1の内部に形成された流路を開閉する常閉型の電磁弁であり、電子制御ユニット7の指令に基づいて電磁コイル85(図7参照)を励磁させたときに、内部の流路が連通した状態(開弁状態)になり、電磁コイル85を消磁させたときに、その内部の流路が遮断された状態(閉弁状態)になる。
リザーバ4は、図1に示すように、リザーバ穴14に装着される略有底円筒状のリザーバピストン41と、このリザーバピストン41をリザーバ穴14の底面側に付勢するリザーバばね42と、リザーバ穴14の開口部を塞ぐ略有底円筒状のばね受け部材43とを備えて構成されている。図5に示すように、リザーバピストン41は、その外周面がリザーバ穴14の内周面に当接していて、ホイールシリンダWRから流出したブレーキ液が第六流通孔106(図3参照)を介してリザーバ穴14に流入したときに、ばね受け部材43側に摺動してこのブレーキ液を貯留する空間を形成する。なお、ばね受け部材43は、円環状凹部16aよりも奥まった位置に配置されている。
ポンプ5は、図6に示すように、ポンプ穴15に挿入される筒状のポンプハウジング51と、このポンプハウジング51の内部に摺動自在に装着され、一端がポンプハウジング51の一方の開口部から突出するプランジャ52と、ポンプハウジング51の他方の開口部を覆うように配置される有底円筒状のばね受け部材53と、ポンプハウジング51等のポンプ穴15からの抜け出しを防止する蓋部材54と、プランジャ52のばね受け部材53側の端面に設置される吸入弁体55と、ばね受け部材53の底壁に形成された開口部53aに設置される吐出弁体56と、吸入弁体55を覆うように配置されたリテーナ57と、プランジャ52とばね受け部材53との間にある空間に圧縮状態で配置され、その復元力によりプランジャ52をボールベアリング69c側に押圧する戻しばね58とを備えて構成されている。
ポンプハウジング51の蓋部材54側の端部は、ばね受け部材53に嵌挿されており、その反対側の端部は、ポンプ穴15の深部に嵌挿されている。ポンプハウジング51の側壁には、内部へ通じる貫通孔51aが形成されている。プランジャ52の内部には、その側面と端面とに開口する流路52aが形成されている。蓋部材54には、ばね受け部材53が嵌挿される大径凹部54aと、この大径凹部54aの中央部に形成された小径凹部54bとが形成されており、さらに、大径凹部54aの内面に沿ってブレーキ液の流路となる凹溝54cが形成されている。凹溝54cは、図11に示すオリフィス5cとして機能する。吸入弁体55は、図11に示す吸入弁5aとして機能するものであって、プランジャ52の流路52aを塞ぐように配置されており、リテーナ57の内側に圧縮状態で設けられた吸入弁ばね55aの復元力によりプランジャ52側に付勢されている。吐出弁体56は、図11に示す吐出弁5bとして機能するものであって、蓋部材54の小径凹部54bの内側に圧縮状態で設けられた吐出弁ばね56aの復元力によりばね受け部材53側に付勢されている。
そして、ボールベアリング69cの偏心運動に起因してプランジャ52が往復動することによって、ポンプハウジング51の貫通孔51aを介して吸入されたブレーキ液が、プランジャ52の流路52a、ばね受け部材53の開口部53aおよび蓋部材54の凹溝54cを通って第一流通孔101へ吐出される。
モータ6は、基体1の第一取付面10aに一体的に固着される。図7に示すように、モータ6は、ヨーク61、カバー62、固定子63、回転軸64、回転子65、コンミュテータ(整流子)66、ブラシ67、ブラシホルダ68などを備えている。
ヨーク61は、略有底円筒状を呈しており、ヨーク61の開口部に覆設されるカバー62とともに回転子65などを収容するモータハウジングを形成する。ヨーク61の底部の中央部には、折り曲げ加工により回転子65側に突出させてなるベアリング保持部61aが形成されている。ベアリング保持部61aには、回転軸64の端部を回転自在に支持するボールベアリング69aが固定されている。また、ヨーク61の開口部側の縁部には、フランジ61bが形成されている。
カバー62は、ヨーク61に嵌め込まれる本体部62aと、この本体部62aの中央を基体1側に膨出させてなるベアリング保持部62bとを備えている。本体部62aの周壁は、ヨーク61の内周面に嵌合されている。本体部62aは、ヨーク61のフランジ61bよりも僅かに基体1側に突出していて、モータ6を基体1の第一取付面10aに組み付けたときに、円環状凹部16aに入り込む。ベアリング保持部62bには、回転軸64を回転自在に支持するボールベアリング69bが固定されている。
固定子63は、ヨーク61の内周面に固定された複数の磁性体からなり、所要の磁極数(本実施形態においては、四極)に着磁されている。
回転軸64は、ボールベアリング69a,69bに回転自在に支持される主軸部64aと、この主軸部64aの端面に突設された偏心軸部64bとを備えている。偏心軸部64bには、図6に示すポンプ5のプランジャ52に当接するボールベアリング69cが嵌め込まれていて、偏心軸部64bとボールベアリング69cとでプランジャ52に往復運動をさせるための偏心カムが構成されている。
回転子65は、回転軸64の主軸部64aに嵌め込まれたコア65aと、このコア65aを覆うインシュレータ65bと、コア65aに形成されたスロットに巻き付けられたマグネットワイヤ(電機子巻線)65cとを備えている。なお、回転子65は、固定子63の内周側に位置している。
コンミュテータ66は、回転子65とボールベアリング69bの間において主軸部64aに嵌め込まれていて、主軸部64aとともに回転する。
ブラシ67は、付勢部材たるばね67aによりコンミュテータ66側に付勢された状態でブラシホルダ68に保持されていて、先端面がコンミュテータ66の外周面に接触する。
ブラシホルダ68は、コンミュテータ66を取り囲むように配置される円環状の部材からなり、カバー62の本体部62aに嵌め込むことで固定される。ブラシホルダ68は、図1および図9の(a)に示すように、ヨーク61の外側に突出するソケット68aを備えている。ソケット68aは、ハウジング8側が開口する有底円筒を呈しており、その底面から給電端子68bが突出している。給電端子68bには、後記するコネクタ9の一端が接続される。
電子制御ユニット7は、電子回路がプリントされた基板に半導体チップ等が搭載されてなるものであり、車輪速度センサSF,SR(図11参照)などから得られた情報やあらかじめ記憶させておいたプログラム等に基づいて、電磁弁2,3の開閉やモータ6の作動を制御する。電子制御ユニット7は、本実施形態では、ハウジング8の内部に収容されている。
ハウジング8は、図1に示すように、電磁弁2,3とモータ6とを覆うように基体1の第一取付面10aに一体的に固着されるコントロールケース81と、このコントロールケース81の開口部を密閉するコントロールカバー82と、コントロールケース81の側面に一体的に形成された端子ケース83と、コントロールケース81の基体1側の周縁に装着された無端状のシール材84とを備えている。
図7に示すように、コントロールケース81の内部空間は、仕切壁81aによって、モータ6および電磁弁2,3を覆う第一収容空間81Aと、電子制御ユニット7を収容する第二収容空間81Bとに分けられている。第一収容空間81Aは、基体1に装着されたモータ6を囲繞可能な寸法形状を備えている。仕切壁81aには、バスバー81bが埋設されている。仕切壁81aの基体1側の面には、基体1に装着された電磁弁2,3を駆動させるための電磁コイル85が取り付けられている。電磁コイル85の接続端子は、バスバー81bに接続される。また、図9の(a)に示すように、仕切壁81aの基体1側の面には、ソケット81cが突設されている。ソケット81cは、モータ6のソケット68aと対向する位置に形成されていて、基体1側が開口する有底円筒を呈しており、その底面から給電端子81dが突出している。給電端子81dには、後記するコネクタ9の他端が接続される。
コントロールカバー82は、コントロールケース81の第二収容空間81Bを覆い隠すものであり、コントロールケース81の周縁に固着されている。
図1に示す端子ケース83は、基体1側が開口していて、その内部には、図示せぬ電源や車輪速度センサとの接続端子が収容されている。
シール材84は、図7に示すように、コントロールケース81の基体1側の周縁に形成された溝に嵌め込まれていて、ハウジング8を基体1に組み付けたときに、基体1の第一装着面に密着する(図8参照)。
コネクタ9は、図9の(a)および(b)に示すように、モータ6に設けられた給電端子68bとハウジング8内に設けられた給電端子81dとを電気的に接続するための部材であり、給電端子68b,81dに着脱可能に取り付けられる。コネクタ9は、棒状の基材91と、この基材91を挟んで対向する一対の導電部92,92とを備えて構成されている。基材91は、その一端がモータ6のソケット68aに嵌挿され、他端がハウジング8のソケット81cに嵌挿される。導電部92の両端には、給電端子68b,81dを把持可能な把持部92aが形成されている。
以上のように構成されたブレーキ制御装置Uを組み立てるには、基体1に電磁弁2,3、リザーバ4およびポンプ5を組み付けたうえで、基体1にモータ6を組み付け、その後、電磁弁2,3およびモータ6を覆うようにハウジング8を組み付ければよい。
ここで、モータ6は、基体1の円環状凹部16aに組み付けられ、電磁弁2,3は、それぞれ円環状凹部16aの外側にある入口弁装着穴12および出口弁装着穴13に組み付けられる。すなわち、電磁弁2,3は、図10に示すように、モータ6の周囲(より詳細には、回転子63の上方)に配置されることになる。
また、前記したように、リザーバ穴14は、入口弁装着穴12および出口弁装着穴13の下方(下面10d側)で、かつ、ポンプ穴15の上方(接続面10c側)に形成されているので、リザーバ穴14に装着されるリザーバ4は、電磁弁2,3とポンプ5との間に配置されることになる。
なお、モータ6を基体1に組み付けるには、図8に示すように、回転軸64の偏心軸部64b、ボールベアリング69cおよびカバー62のベアリング保持部62bを基体1の回転軸挿入穴16に挿入し、カバー62の本体部62aを基体1の円環状凹部16aに嵌め込むとともにヨーク61のフランジ61bを基体1の第一取付面10aに当接させ、図1に示すように、フランジ61bに形成された挿通孔61cと第一取付面10aに形成されたモータ取付穴18との位置を合せたうえで、挿通孔61cに挿通した図示せぬネジをモータ取付穴18に螺合すればよい。
モータ6を基体1に組み付けると、図10に示すように、リザーバ4の一部が、モータハウジングを構成するカバー62(図7参照)によって覆われる。
ハウジング8を基体1に組み付けるには、図8に示すように、ハウジング8を電磁弁2,3(図8参照)およびモータ6に覆い被せるとともに、シール材84を基体1の第一取付面10aに当接させ、図1に示すように、コントロールケース81に形成された挿通孔81eと第一取付面10aに形成されたハウジング取付穴19との位置を合せたうえで、挿通孔81eに挿通した図示せぬネジをハウジング取付穴19に螺合すればよい。なお、ハウジング8を組み付ける前に、コネクタ9の一端をモータ6のソケット68aに差し込んでおき、ハウジング8をモータ6等に覆い被せる際に、コネクタ9の他端をハウジング8のソケット81c(図9の(a)参照)に差し込めばよい。また、ハウジング8をモータ6等に覆い被せる際には、電磁弁2,3を電磁コイル85(図7および図8参照)に挿通させる。
続いて、通常のブレーキ制御およびアンチロックブレーキ制御を行った場合のブレーキ液の実際の流れを詳細に説明する。
(通常のブレーキ制御)
通常のブレーキ制御においては、前記したように、入口弁装着穴12に装着された電磁弁2が開弁状態にあるので、図2の(b)において実線の矢印で示すように、入口ポート11から流入したブレーキ液は、第一流通孔101、第二流通孔102および第三流通孔103を通って入口弁装着穴12の底部に流入し、開弁状態にある電磁弁2(図4参照)の内部を通って第四流通孔104に流入する。第四流通孔104に流入したブレーキ液は、出口弁装着穴13を通って第八流通孔108に流入し、出口ポート17を通ってホイールシリンダWRに至る。つまり、通常のブレーキ制御においては、運転者がブレーキレバーLR(図11参照)を操作することによってマスタシリンダMRで発生したブレーキ液圧は、入口ポート11、第一流通孔101、第二流通孔102、第三流通孔103、入口弁装着穴12、第四流通孔104、出口弁装着穴13、第八流通孔108および出口ポート17を介してホイールシリンダWRに作用することとなる。なお、通常のブレーキ制御においては、出口弁装着穴13に装着される電磁弁3は、閉弁状態にあるので、出口弁装着穴13に流入したブレーキ液が第五流通孔105(すなわち、リザーバ穴14)に流入することはない。
(アンチロックブレーキ制御)
アンチロックブレーキ制御によってホイールシリンダWRに作用するブレーキ液圧を減圧する場合には、前記したように、入口弁となる電磁弁2が閉弁状態にされ、出口弁となる電磁弁3が開弁状態にされるので、ホイールシリンダWRに作用していたブレーキ液は、図2の(b)および図3の(b)において点線の矢印で示すように、出口ポート17および第八流通孔108を通って出口弁装着穴13の側部に流入し、さらに、開弁状態にある電磁弁3の内部を通って第五流通孔105に流入し、最終的にはリザーバ穴14に流入する。なお、入口弁装着穴12に装着した電磁弁2が閉弁状態にあることから、ブレーキ液が第三流通孔103に流入することはない。なお、アンチロックブレーキ制御を実行する場合には、電子制御ユニット7の指令に基づいてモータ6(図1参照)が作動されてポンプ5(図7参照)が駆動され、その結果、リザーバ14(リザーバ4)に流入したブレーキ液は、第七流通孔107を介してポンプ穴15に吸入され、ポンプ5の働きにより第一流通孔101へ吐出される。
また、アンチロックブレーキ制御によってホイールシリンダWRに作用するブレーキ液圧を一定に保持する場合には、前記したように、入口弁となる電磁弁2および出口弁となる電磁弁3が閉弁状態にされるので、第三流通孔103からのブレーキ液の流入も第五流通孔105へのブレーキ液の流出も起こらない。
また、アンチロックブレーキ制御によって車輪ブレーキBRに作用するブレーキ液圧を増圧する場合には、前記したように、入口弁となる電磁弁2が開弁状態にされ、出口弁となる電磁弁3が閉弁状態にされるので、ブレーキ液の流れは、図2の(b)中の実線の矢印と同じになる。
以上説明した本実施形態に係るブレーキ制御装置Uによると、モータ6の周囲に電磁弁2,3を配置しているので、モータ6の内部に電磁弁2,3を収容するための余分な空間を確保する必要はなく、モータ6の回転軸64を短尺にしても、モータ6の内部にある回転子65などが電磁弁2,3に接触することはない。すなわち、このブレーキ制御装置Uによると、モータ6をコンパクトにすることが可能となり、ひいては、装置全体の小型化を実現することが可能となる。また、ブレーキ制御装置Uによると、電磁弁2,3、リザーバ4、モータ6およびハウジング8を基体1の第一取付面10a側に集約しているので、その組付作業を効率よく行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るブレーキ制御装置Uによると、基体1とハウジング8との間に無端状のシール材84を介設したので、モータ6においてヨーク61とカバー62との間のシールを省略することが可能となる。つまり、本実施形態に係るブレーキ制御装置Uにおいては、ハウジング8を基体1に組み付けるだけで、モータ6の内部のシールも完了することになるので、組付作業を効率よく行うことが可能となり、さらには、部品点数を削減することが可能になる。
また、本実施形態においては、モータ6に設けた給電端子68bとハウジング8に設けた給電端子81dとコネクタ9とが、水密な空間であるハウジング8の内部に配置されているので、給電端子68b,81dおよびコネクタ9に対するシールが不要となり、その結果、組付作業をより一層効率よく行うことが可能となる。
しかも、本実施形態では、コネクタ9を介して給電端子68b,81dを接続する構成としたので、モータ6やハウジング8の組付誤差をコネクタ9で吸収することが可能となる。
また、本実施形態においては、リザーバ4を、電磁弁2,3とポンプ5との間に配置するとともに、リザーバ4の一部を、モータハウジングを構成するカバー62で覆うことで、デットスペースになり易い基体1のモータ6に隣接する部位を有効に利用することに成功している。
さらに、本実施形態に係るブレーキ制御装置Uでは、リザーバ4を、電磁弁2,3とポンプ5との間に配置しているので、基体1の内部に形成する流路の延長が短く、加工手間がかからない。
また、基体1の第一取付面10aに円環状凹部16aを設け、この円環状凹部16aにモータ6のカバー62の本体部62aを嵌め込む構成としたので、モータ6を基体1に組み付ける際の位置決めが容易になり、組付精度も向上する。
さらに、本実施形態においては、図1に示すように、二つの入口弁装着穴12,12と二つの出口弁装着穴13,13とを一列に整列させずに、上下にずらして配置したので、これらを一列に整列させた場合に比べて流通孔を密に配置することが可能となり、その結果、ブレーキ制御装置Uの小型化に成功している。
本実施形態においては、前後の車輪ブレーキBF,BRの各々に対してアンチロックブレーキ制御が可能であるように、基体1の流路構成部1F,1Rの各々に電磁弁2,3、リザーバ4およびポンプ5を装着したが、前後の車輪ブレーキBF,BRの一方についてのみアンチロックブレーキ制御を可能とする場合には、図示は省略するが、基体1の左右の流路構成部1F,1Rの一方にのみ電磁弁2,3、リザーバ4およびポンプ5を装着すればよい。
本実施形態においては、バーハンドル車両に好適に用いられるブレーキ制御装置Uを例示したが、前記した技術的事項を自動四輪車に用いられるブレーキ制御装置に適用しても差し支えない。
本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の分解斜視図である。 流路構成部に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、(a)は正面図、(b)は正面側から見た斜視図である。 流路構成部に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、(a)は背面図、(b)は背面側から見た斜視図である。 常開型の電磁弁の断面図である。 リザーバの断面図である。 ポンプの断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の断面図であって、図1の中心線Xにおける分解断面図である。 基体にモータとハウジングとを組み付けた状態を示す断面図である。 (a)は図10のY−Y線断面図であってコネクタを接続する前の状態を示す分解断面図、(b)はコネクタを接続した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置の液圧回路である。
符号の説明
U 車両用ブレーキ液圧制御装置
1 基体
2 電磁弁(入口弁)
3 電磁弁(出口弁)
4 リザーバ
5 ポンプ
6 モータ
7 電子制御ユニット
8 ハウジング
9 コネクタ

Claims (7)

  1. マスタシリンダとホイールシリンダとの間に介設される車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
    ブレーキ液の流路が形成されている基体と、
    前記流路を開閉する電磁弁と、
    前記ホイールシリンダから流出したブレーキ液を一時的に貯留するリザーバと、
    前記リザーバに貯留されたブレーキ液を前記マスタシリンダ側に戻すポンプと、
    回転軸と回転子を有し、前記ポンプの動力源となるモータと、
    前記電磁弁および前記モータを覆うハウジングと、を備え、
    少なくとも前記電磁弁、前記モータおよび前記ハウジングが前記基体の一面側に組み付けられており、
    前記電磁弁が前記モータの周囲に配置されていることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記電磁弁と前記モータとを制御する電子制御ユニットをさらに備え、
    前記電子制御ユニットが前記ハウジングの内部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記ハウジングと前記基体との間に無端状のシール材が介設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  4. 前記モータに設けられた給電端子が、前記ハウジング内に設けられた給電端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  5. 前記モータに設けられた給電端子と前記ハウジング内に設けられた給電端子とが、前記各給電端子に着脱可能なコネクタを介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  6. 前記リザーバが、前記基体の一面側に組み付けられており、
    前記リザーバの少なくとも一部が、前記モータの回転子を収容するモータハウジングによって覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
  7. 前記リザーバが、前記電磁弁と前記ポンプとの間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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