JP2010064675A - 液圧ユニット及びバーハンドル車用液圧ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に通路が形成されたハウジング2と、ホイルシリンダから流入する作動液を貯留するリザーバ12fと、リザーバ12fに貯留した作動液をマスタシリンダ側に環流させ、吸入弁14fと吐出弁15fを備えたピストンポンプと、ハウジング2に穿設されピストンポンプPfのピストン17fが収容されるピストン収容孔40fと、ピストン収容孔40fに接続してピストンポンプの吸入弁14f及び吐出弁15fが設けられた貫通孔と、を有し、吸入弁14f及び吐出弁15fは、ピストン収容孔40fを挟んだ位置に配置させるとともに、吸入弁14f及び吐出弁15fを同一軸線上で同一方向に開弁するようにした。
【選択図】図6
Description
図1は本発明の液圧ユニット1を適用したブレーキシステムの配管図である。
図2は液圧ユニット1のハウジング2の斜視図である。以下の説明では、図2においてマスタシリンダポート4f,4rが開口している面を前面2a、前面2aの背面を後面2b、ホイルシリンダポート19f,19rが開口している面を上面2c、上面2cの背面を下面2d、残りの2面を側面2eと記載する。
ハウジング2は概直方体であって、前面2a側に回転式モータMが取り付けられ、後面2b側に流入弁7、流出弁11、回転式モータMを駆動する電気ユニットが取り付けられる。
ハウジング2の前面2aにはマスタシリンダM/Cと接続するマスタシリダポート4f,4rと、回転式モータMの電源シャフトが挿入される電源シャフト孔30と、偏心カム18を収容する偏心カム収容孔31とが形成されている。
ハウジング2の側面2eにはピストンポンプPのピストン17を収容するピストン収容孔40f,40rと、油路6f,6rの一部である油路6fb,6rbが形成されている。
吸入弁装着孔36と吐出弁装着孔37とはピストン収容孔40を挟んだ位置に配置させ、吸入弁装着孔36と吐出弁装着孔37を構成する貫通孔38は一直線状に形成されている。吸入弁14はリザーバ12からピストンポンプP側へのブレーキ液の流れに対して開弁し、吐出弁15はピストンポンプPから油路5へのブレーキ液の流れに対して開弁する。そのため、吸入弁14と吐出弁15とは同一軸線上で同一方向に開弁することとなる。
油路6fc,6rc、油路10fa,10ra及び油路10fb,10rbの中心線は、貫通孔38の中心線と略平行になるように形成され、すなわち連通孔41と貫通孔38とは略平行となるように形成されている。
図6は液圧ユニット1のハウジング2の部分断面図である。ピストンポンプPとリザーバ12の構成は前輪系統も後輪系統も同じ構成であるため、図6では前輪系統を記載している。
偏心カム収容孔31に偏心カム18を収容した後、シリンダ16にピストン17、樹脂部材22、スプリング20を挿入する。その後、ピストン収容孔40の開口部にボール21を挿入し、開口部をかしめて固定する。
リザーバ12は、リザーバピストン27f,27rと、リザーバピストン27を付勢するリザーバスプリング29f、29rと、リザーバ収容孔39を封止する封止部材28とを有する。
実施例1のブレーキシステムではABSの要求液圧に応じて液圧制御を行う。車輪のロック傾向を検出すると、流入弁7を閉弁して流出弁11を開弁し、ホイルシリンダW/Cのブレーキ液を油路10を介してリザーバ12に排出する。これにより車輪の制動力を抑制し、車輪のロックを回避する。
リザーバ12に貯留されたブレーキ液は、ピストンポンプPの駆動によってマスタシリンダM/Cに環流する。
自動四輪車両で用いられていたABSがバーハンドル車両にも適用されるようになったため、自動四輪車両の液圧ユニットのハウジングをバーハンドル車両にも用いている。
この構成により、ハウジング2のピストン収容孔40の軸方向長さを小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。また、吸入弁14と吐出弁15とを同一直線上に配置することで、吸入弁14と吐出弁15とを装着する貫通孔を一方向からの加工によって形成することができ加工性を向上することができる。また、吸入弁14及び吐出弁15を一つの開口部からから装着することができるため、組み付け作業性を向上することができる。
この構成により、デッドスペースを小さくすることが可能となり、ハウジング2を小型化することができる。
この構成により、連通孔41と貫通孔38の距離を大きくとることが可能となるため、連通孔41と貫通孔38の肉厚を確保しつつ、ハウジング2を小型化することができる。
この構成により、流入弁7、流出弁11及び回転式モータMを集約することが可能となるため、電気ユニットを小型化することができる。
この構成により、流入弁7、流出弁11及び回転式モータMを集約することが可能となるため、電気ユニットを小型化することができる。
この構成により、油路10fb,10rb、油路13f,13rを短く形成することが可能となるため、管路抵抗を小さくすることができ、ピストンポンプPの吸入性能を向上することができる。
この構成により、ピストン収容孔40とリザーバ収容孔39との間の幅を小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。
この構成により、流入弁7をホイルシリンダポート19の近くに、流出弁11をリザーバ12の近くに配置することが可能となるため、油路6fc,6rc、油路10fb,10rbを短くすることができ、管路抵抗を小さくすることができる。
以下に実施例1の効果を列記する。
(1)内部に通路が形成されたハウジング2と、ホイルシリンダW/Cから流入する作動液を貯留するリザーバ12と、リザーバ12に貯留した作動液をマスタシリンダM/C側に環流させ、吸入弁14と吐出弁15を備えたピストンポンプPと、ハウジング2に穿設されピストンポンプPのピストン17が収容されるピストン収容孔40と、ピストン収容孔40に接続してピストンポンプPの吸入弁14及び吐出弁15が設けられた貫通孔38と、を有し、吸入弁14及び吐出弁15は、ピストン収容孔40を挟んだ位置に配置させるとともに、吸入弁14及び吐出弁15を同一軸線上で同一方向に開弁するようにした。
よって、デッドスペースを小さくすることが可能となり、ハウジング2を小型化することができる。
よって、流入弁7、流出弁11及び回転式モータMを集約することが可能となるため、電気ユニットを小型化することができる。
よって、流入弁7、流出弁11及び回転式モータMを集約することが可能となるため、電気ユニットを小型化することができる。
よって、ハウジング2のピストン収容孔40の軸方向長さを小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。
よって、デッドスペースを小さくすることが可能となり、ハウジング2を小型化することができる。
よって、流入弁7、流出弁11及び回転式モータMを集約することが可能となるため、電気ユニットを小型化することができる。
よって、ハウジング2のピストン収容孔40の軸方向長さを小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。
よって、油路10fb,10rb、油路13f,13rを短く形成することが可能となるため、管路抵抗を小さくすることができ、ピストンポンプPの吸入性能を向上することができる。
よって、ピストン収容孔40とリザーバ収容孔39との間の幅を小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。
よって、ハウジング2のピストン収容孔40の軸方向長さを小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。
よって、ピストン収容孔40とリザーバ収容孔39との間の幅を小さくすることが可能となり、ハウジング2の小型化を図ることができる。
よって、連通孔41、貫通孔38の加工性を向上することができる。
よって、流入弁7、流出弁11及び回転式モータMを集約することが可能となるため、電気ユニットを小型化することができる。
よって、連通孔41の加工性を向上することができる。
よって、連通孔41と貫通孔38の距離を大きくとることが可能となるため、連通孔41と貫通孔38の肉厚を確保しつつ、ハウジング2を小型化することができる。また、連通孔41と貫通孔38の軸線とピストン収容孔40の軸線とが直交するため、デッドスペースを小さくすることが可能となり、ハウジング2を小型化することができる。
以上、本願発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
2 ハウジング
3 ブレーキ液圧回路
4 マスタシリンダポート
7 流入弁
11 流出弁
12 リザーバ
14 吸入弁
15 吐出弁
17 ピストン
19 ホイルシリンダポート
32 流入弁装着孔
33 流出弁装着孔
36 吸入弁装着孔
37 吐出弁装着孔
38 貫通孔
39 リザーバ収容孔
40 ピストン収容孔
41 連通孔
Claims (20)
- 内部に通路が形成されたハウジングと、
ホイルシリンダから流入する作動液を貯留するリザーバと、
該リザーバに貯留した作動液をマスタシリンダ側に環流させ、吸入弁と吐出弁を備えたピストンポンプと、
前記ハウジングに穿設され前記ピストンポンプのピストンが収容されるピストン収容孔と、
前記ピストン収容孔に接続して前記ピストンポンプの前記吸入弁及び前記吐出弁が設けられた貫通孔と、
を有し、
前記吸入弁及び前記吐出弁は、前記ピストン収容孔を挟んだ位置に配置させるとともに、前記吸入弁及び前記吐出弁は同一軸線上で同一方向に開弁することを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項1に記載の液圧ユニットにおいて、
前記同一軸線は前記ピストン収容孔の軸線と直交していることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項2に記載の液圧ユニットにおいて、
前記ハウジングに形成されホイルシリンダに連通するホイルシリンダポートと、
前記ハウジングに形成され前記ホイルシリンダの入口側に設けられた流入弁が装着される流入弁装着孔と出口側に設けられた流出弁が装着される流出弁装着孔と、
前記ハウジングに形成され、前記リザーバを収容するリザーバ収容孔と、
前記ホイルシリンダポートと前記流入弁装着孔と前記流出弁装着孔及び前記リザーバ収容孔を連通する連通孔と、
を有し、
前記連通孔と前記貫通孔とはそれぞれ中心線が略平行になるように形成されていることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項3に記載の液圧ユニットにおいて、
前記ピストンポンプを駆動し前記ハウジングの一側面に取り付けられた回転式モータを有し、
前記ハウジングを前記回転式モータ取付面から投影したときに、前記連通孔は前記貫通孔より前記回転式モータの回転中心寄りに配置されていることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項2に記載の液圧ユニットにおいて、
前記ピストンポンプを駆動し前記ハウジングの一側面に取り付けられた回転式モータを有し、
前記ハウジングを前記回転式モータ取付面から投影したときに、前記流入弁装着孔及び前記流出弁装着孔は前記貫通孔より前記回転式モータの回転中心寄りに配置されていることを特徴とする液圧ユニット。 - 内部に通路が形成されたハウジングと、
該ハウジングに形成されホイルシリンダに連通するホイルシリンダポートと、
前記ハウジングに形成され前記ホイルシリンダの入口側に設けられた流入弁が装着される流入弁装着孔と出口側に設けられた流出弁が装着される流出弁装着孔と、
前記ホイルシリンダから流入する作動液を貯留するリザーバと、
前記ハウジングに形成され、前記リザーバを収容するリザーバ収容孔と、
該リザーバに貯留した作動液をマスタシリンダ側に環流させ、吸入弁と吐出弁を備えたピストンポンプと、
前記ハウジングに穿設され前記ピストンポンプのピストンが収容されるピストン収容孔と、
前記ホイルシリンダポートと前記流入弁装着孔と前記流出弁装着孔及び前記リザーバ収容孔を連通する連通孔と、
前記ピストン収容孔に接続して前記ピストンポンプの前記吸入弁及び前記吐出弁が設けられた貫通孔と、
を有し、
前記連通孔と前記貫通孔とはそれぞれの中心線が略平行になるように形成されていることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項6に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁及び前記吐出弁は、同一軸線上であって、前記ピストン収容孔を挟んだ位置に配置させることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項6に記載の液圧ユニットにおいて、
前記中心線はそれぞれ前記ピストン収容孔の軸線と直交していることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項6に記載の液圧ユニットにおいて、
前記ピストンポンプを駆動し前記ハウジングの一側面に取り付けられた回転式モータを有し、
前記ハウジングを前記回転式モータ取付面から投影したときに、前記連通孔は前記貫通孔より前記回転式モータの回転中心寄りに位置することを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項9に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁及び前記吐出弁は、同一軸線上であって、前記ピストン収容孔を挟んだ位置に配置させることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項10に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁の装着部及び前記流出弁装着孔は、前記ピストン収容孔と前記リザーバ収容孔との間に形成されていることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項11に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁の装着部及び前記流出弁装着孔は、前記ピストン収容孔の軸線方向に並列に設けられていることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項6に記載の液圧ユニットにおいて、
前記ピストンポンプを駆動し前記ハウジングの一側面に取り付けられた回転式モータを有し、
前記ハウジングを前記回転式モータ取付面側から投影したときに、前記ピストン収容孔の軸線と略直交して、前記ピストン収容孔の一側に前記ピストン収容孔から前記流入弁装着孔、ホイルシリンダポートが形成され、他側に前記ピストン収容孔から流出弁装着孔、リザーバ収容孔が形成されることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項13に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁及び前記吐出弁は、同一軸線上であって、前記ピストン収容孔を挟んだ位置に配置させることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項14に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁の装着部及び前記流出弁装着孔は前記ピストン収容孔の軸線方向に並列に設けられていることを特徴とする液圧ユニット。 - 請求項6に記載の液圧ユニットにおいて、
前記連通孔の軸心は、前記ハウジングを前記回転式モータ取付面側から投影したときに同一線上にあるとともに、前記貫通孔の軸心は同一線上に一つであることを特徴とする液圧ユニット。 - ブレーキ操作装置とホイルシリンダとの間に配置された液圧ユニットであって、
前記液圧ユニットのハウジングに形成され減圧したブレーキ液が流入するリザーバを収容するリザーバ収容孔と、
該リザーバと前記ホイルシリンダの流出側とを連通する通路に設けられた流出弁が装着される流出弁装着孔と、
前記ブレーキ操作装置と前記ホイルシリンダの流入側とを連通する通路に設けられた流入弁が装着された流入弁装着孔と、
前記リザーバと前記ブレーキ操作装置とを連通する通路に設けられたピストンポンプのピストンが収納されるピストン収容孔と、
前記ピストン収容孔に接続して前記ピストンポンプの吸入弁及び吐出弁が設けられた貫通孔と、
を各ブレーキ系統は系統毎に一つ有し、
前記ピストンポンプを駆動し前記ハウジングの一側面に取り付けられた回転式モータを有し、
前記ハウジングを前記回転式モータ取付面から投影したときに、前記流入弁装着孔及び前記流出弁装着孔は前記貫通孔より前記回転式モータの回転中心寄りに配置されていることを特徴とするバーハンドル車用液圧ユニット。 - 請求項17に記載のバーハンドル車用液圧ユニットにおいて、
前記流入弁装着孔と前記流出弁装着孔及び前記リザーバ収容孔を連通する連通孔を有することを特徴とするバーハンドル車用液圧ユニット。 - 請求項18に記載のバーハンドル車用液圧ユニットにおいて、
前記連通孔と前記貫通孔とはそれぞれの中心線が略平行になるように形成され、
前記中心線はそれぞれ前記ピストン収容孔の軸線と直交していることを特徴とするバーハンドル車用液圧ユニット。 - 請求項19に記載の液圧ユニットにおいて、
前記吸入弁及び前記吐出弁は前記ピストン収容孔を挟んだ位置に配置し、前記吸入弁の装着部及び流出弁装着孔は前記ピストン収容孔とリザーバ収容孔との間に形成されていることを特徴とするバーハンドル車用液圧ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008234584A JP2010064675A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 液圧ユニット及びバーハンドル車用液圧ユニット |
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JP2008234584A JP2010064675A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 液圧ユニット及びバーハンドル車用液圧ユニット |
Publications (1)
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JP2010064675A true JP2010064675A (ja) | 2010-03-25 |
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ID=42190631
Family Applications (1)
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JP2008234584A Pending JP2010064675A (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 液圧ユニット及びバーハンドル車用液圧ユニット |
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JP (1) | JP2010064675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114813A (ja) * | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Robert Bosch Gmbh | 媒体を制御するための装置 |
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-
2008
- 2008-09-12 JP JP2008234584A patent/JP2010064675A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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