JP2017178109A - 液圧発生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記した液圧発生装置としては、マスタシリンダ、ストロークシミュレータおよびスレーブシリンダを一つの基体に設けているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このように、従来の液圧発生装置では、複数の電磁弁とシリンダ穴の底部とを同じ面に配置しているため、基体の側面が大きくなるともに、基体の左側面に取り付けられたハウジング内のレイアウト性が低いという問題がある。
この構成では、基体に対して一方向から両シリンダ穴を加工することができるとともに、両シリンダ穴に対して一方向から各種部品を組み付けることができるため、液圧発生装置の製造効率を高めることができる。
この構成では、制御基板の熱が密封部材を通じて効率良くハウジングに伝わるため、制御基板の熱を密封部材を通じて十分に放熱することができる。
この構成では、制御基板の熱が放熱部を通じて効率良く基体に伝わるため、制御基板の熱を基体を通じて十分に放熱することができる。
本実施形態では、本発明の液圧発生装置を車両用ブレーキシステムに適用した場合を例として説明する。
両第一ピストン12a,12bは、ブレーキペダルBPの踏力を受けて第一シリンダ穴11内を摺動し、底側圧力室16a内および開口側圧力室16b内のブレーキ液を加圧する。
ストロークシミュレータ40では、マスタシリンダ10の開口側圧力室16bで発生したブレーキ液圧によって、ストロークシミュレータ40の第三ピストン42がコイルばね43a,43bの付勢力に抗して移動し、付勢された第三ピストン42によってブレーキペダルBPに擬似的な操作反力が付与される。
なお、蓋部材44と第三ピストン42との間に形成された背圧室47は、リザーバタンク連通路9を介してリザーバタンク80に連通している。
モータ24は、基体100のフランジ部103の前側の面に取り付けられている(図5参照)。出力軸24aは、フランジ部103に形成された挿通穴103cに挿通されており、フランジ部103の後方に突出している。出力軸24aの後端部には、駆動側プーリー24bが取り付けられている。
駆動伝達部25は、ロッド25aと、ロッド25aを取り囲んでいる筒状のナット部材25bと、ナット部材25bの全周に設けられた従動側プーリー25cと、従動側プーリー25cと駆動側プーリー24bとに掛けられた無端状のベルト25dと、カバー部材25eと、を備えている。
ロッド25aの後部の外周面と、ナット部材25bの内周面との間には、ボールねじ機構が設けられている。また、ナット部材25bは、ベアリングを介して基体100に固定されている。
ロッド25aが前方に移動したときには、第二ピストン22がロッド25aからの入力を受けて第二シリンダ穴21内を摺動し、圧力室26内のブレーキ液を加圧する。
二つのメイン液圧路2a,2bは、図1に示すように、マスタシリンダ10の第一シリンダ穴11を起点とする液圧路である。
第一メイン液圧路2aは、マスタシリンダ10の底側圧力室16aから液圧制御装置30を介して二つの車輪ブレーキBR,BRに通じている。
第二メイン液圧路2bは、マスタシリンダ10の開口側圧力室16bから液圧制御装置30を介して他の二つの車輪ブレーキBR,BRに通じている。
第一連通路5aは、第二シリンダ穴21内の圧力室26から第一メイン液圧路2aに至る流路であり、第二連通路5bは、圧力室26から第二メイン液圧路2bに至る流路である。
第一切替弁51が図1に示す第一ポジションの状態では、第一メイン液圧路2aの上流側(マスタシリンダ10側)と下流側(車輪ブレーキBR側)とが連通し、第一メイン液圧路2aと第一連通路5aとが遮断される。
第一切替弁51が第二ポジションの状態では、第一メイン液圧路2aの上流側と下流側とが遮断され、第一連通路5aと第一メイン液圧路2aの下流側とが連通する。
第二切替弁52が図1に示す第一ポジションの状態では、第二メイン液圧路2bの上流側(マスタシリンダ10側)と下流側(車輪ブレーキBR側)とが連通し、第二メイン液圧路2bと第二連通路5bとが遮断される。
第二切替弁52が第二ポジションの状態では、第二メイン液圧路2bの上流側と下流側とが遮断され、第二連通路5bと第二メイン液圧路2bの下流側とが連通する。
第二連通路5bには、第二遮断弁62が設けられている。第二遮断弁62は常開型電磁弁である。第二遮断弁62が通電時には閉弁すると、第二遮断弁62において第二連通路5bが遮断される。
第一圧力センサ6は、第一切替弁51よりも上流側に配置されており、マスタシリンダ10で発生したブレーキ液圧を検知する。
第二圧力センサ7は、第二切替弁52よりも下流側に配置されており、両連通路5a,5bと両メイン液圧路2a,2bの下流側とが連通しているときには、スレーブシリンダ20で発生したブレーキ液圧を検知する。
分岐補給路73aには、リザーバタンク80側から共通液圧路4側へのブレーキ液の流入のみを許容するチェック弁73bが設けられている。
通常時は、スレーブシリンダ補給路73を通じてリザーバタンク80からスレーブシリンダ20にブレーキ液が補給される。
また、吸液制御時には、スレーブシリンダ補給路73、分岐補給路73aおよび共通液圧路4を通じて、リザーバタンク80からスレーブシリンダ20にブレーキ液が吸液される。
液圧制御装置30は、ホイールシリンダWに作用する液圧(以下、「ホイールシリンダ圧」という)を増圧、保持または減圧させることができる。液圧制御装置30は、入口弁31、出口弁32、チェック弁33を備えている。
入口弁31は、常開型の比例電磁弁(リニアソレノイド弁)であり、入口弁31のコイルに流す電流値に応じて、入口弁31の開弁圧を調整可能となっている。
入口弁31は、通常時に開弁していることで、スレーブシリンダ20から各ホイールシリンダWへ液圧が付与されるのを許容している。また、入口弁31は、車輪がロックしそうになったときに電子制御装置90の制御により閉弁し、各ホイールシリンダWに付与される液圧を遮断する。
出口弁32は、通常時に閉弁されているが、車輪がロックしそうになったときに電子制御装置90の制御により開弁される。
電子制御装置90は、図1に示すように、両圧力センサ6,7やストロークセンサ(図示せず)などの各種センサから得られた情報や予め記憶させておいたプログラム等に基づいて、モータ24の作動や各弁の開閉を制御する。
図1に示す車両用ブレーキシステムAでは、システムが起動されると、両切替弁51,52が励磁されて、前記した第一ポジションから第二ポジションに切り替わる。
これにより、第一メイン液圧路2aの下流側と第一連通路5aとが通じるとともに、第二メイン液圧路2bの下流側と第二連通路5bとが通じる。そして、マスタシリンダ10と各ホイールシリンダWとが遮断されるとともに、スレーブシリンダ20とホイールシリンダWとが連通する。
そして、ストロークシミュレータ40の圧力室45の液圧が大きくなり、第三ピストン42がコイルばね43a,43bの付勢力に抗して蓋部材44側に移動することで、ブレーキペダルBPのストロークが許容され、擬似的な操作反力がブレーキペダルBPに付与される。
電子制御装置90は、スレーブシリンダ20の発生液圧(第二圧力センサ7で検出された液圧)と、ブレーキペダルBPの操作量に対応した要求液圧とを対比し、その対比結果に基づいてモータ24の回転速度等を制御する。
このようにして、車両用ブレーキシステムAではブレーキペダルBPの操作量に応じて液圧を昇圧させる。そして、スレーブシリンダ20で発生した液圧は液圧制御装置30に入力される。
それでも第二圧力センサ7の検出値が上昇しない場合には、両遮断弁61,62よりもスレーブシリンダ20側の経路においてブレーキ液の減少が生じている可能性があるため、電子制御装置90は、マスタシリンダ10から各ホイールシリンダWに液圧が直接作用するように各弁を制御する。
その結果、第二圧力センサ7の検出値が上昇した場合には、第一メイン液圧路2aにおいてブレーキ液が減少している可能性があるため、電子制御装置90は、第二メイン液圧路2bにおいてスレーブシリンダ20による液圧の昇圧を継続する。
その結果、第二圧力センサ7の検出値が上昇した場合には、第二メイン液圧路2bにおいてブレーキ液が減少している可能性があるため、電子制御装置90は、第一メイン液圧路2aにおいてスレーブシリンダ20による液圧の昇圧を継続する。
例えば、入口弁31が開弁し、出口弁32が閉弁した通常状態では、ブレーキペダルBPを踏み込めば、スレーブシリンダ20で発生した液圧がそのままホイールシリンダWへ伝達してホイールシリンダ圧が増圧する。
また、入口弁31が閉弁し、出口弁32が開弁した状態では、ホイールシリンダWから戻り液路74側へブレーキ液が流出し、ホイールシリンダ圧が減少して減圧する。
さらに、入口弁31と出口弁32がともに閉となる状態では、ホイールシリンダ圧が保持される。
なお、以下の説明では、液圧発生装置1を車両に搭載した状態における各装置の配置について説明する。
第一シリンダ穴11は有底円筒状の穴である。第一シリンダ穴11の軸線L1は、図9に示すように、前後方向に延在している。第一シリンダ穴11の後端部は、上部101の後面101bに開口している。つまり、第一シリンダ穴11は、後方に向けて開口している。
車体取付面104の中央部には、図7に示すように、第一シリンダ穴11の開口部11bが開口している。また、車体取付面104の上下左右の四隅には、四本のスタッドボルト105が立設されている。
第三シリンダ穴41は有底円筒状の穴である。第三シリンダ穴41の軸線L3は、図9に示すように、前後方向に延在している。
第三シリンダ穴41の軸線L3は、第一シリンダ穴11の軸線L1に平行である。このように、第一シリンダ穴11と第三シリンダ穴41とは平行かつ並列に配置されている。
第三シリンダ穴41の軸線L3と、第一シリンダ穴11の軸線L1とは、図8に示すように、水平な基準面S1(仮想平面)上において左右に並んでいる。
第一シリンダ穴11と第三シリンダ穴41との間隔は、第一シリンダ穴11の半径よりも小さく設定されており、第一シリンダ穴11と第三シリンダ穴41とは左右方向に隣接している。なお、第一シリンダ穴11の直径は、第三シリンダ穴41の直径よりも小さく形成されている。
第三シリンダ穴41の周壁部の略左半分は、図4に示すように、上部101の左側面101cから左方に突出している。
下部102の後面102bは、図9に示すように、上部101の後面101b(車体取付面104)よりも前方にオフセットされている。また、下部102の前部102aは、上部101の前面101aよりも前方に突出している。
第二シリンダ穴21は、有底円筒状の穴である。第二シリンダ穴21の軸線L2は、図9に示すように、前後方向に延在している。
第二シリンダ穴21は、図8に示すように、第一シリンダ穴11および第三シリンダ穴41よりも下方に配置されており、第二シリンダ穴21は、第一シリンダ穴11の右斜め下方に配置されている。
第二シリンダ穴21は、基体100の下部102の後面102bに開口している。つまり、第二シリンダ穴21は、後方に向けて開口している。
フランジ部103の駆動伝達部取付面103bは、下部102の後面102bに連続して形成されており、同一平面を構成している。そして、駆動伝達部取付面103bは、下部102の後面102bと同様に、上部101の後面101bよりも前方にオフセットされている。つまり、駆動伝達部取付面103bは、上部101の車体取付面104よりも前方に配置されている。
したがって、モータ24をフランジ部103に取り付けると、出力軸24aは、図7に示すように、第一シリンダ穴11および第三シリンダ穴41よりも下方で、第一シリンダ穴11の左斜め下方に配置される。
出力軸24aの軸線L4は、各シリンダ穴11,21,41の軸線L1,L2,L3に平行である。このように、各シリンダ穴11,21,41と、出力軸24aとは平行かつ並列に配置されている。
また、出力軸24aの軸線L4と第二シリンダ穴21の軸線L2とは、図7に示すように、左右方向に水平に並んで配置される。
図5に示すように、駆動伝達部25のカバー部材25eの後端部が上部101の車体取付面104よりも後方に突出しないように、車体取付面104に対する下部102の後面102bおよびフランジ部103の駆動伝達部取付面103bの前方へのオフセット量が設定されている。
したがって、基体100の車体取付面104をダッシュボードBに取り付けたときに、ダッシュボードBの前面と、基体100のフランジ部103の駆動伝達部取付面103bとの間に駆動伝達部25が収まる。
また、第三シリンダ穴41およびモータ24(出力軸24a)は、第一シリンダ穴11を含む鉛直な基準面S2(仮想平面)よりも左方に配置されている。さらに、第二シリンダ穴21は、第一シリンダ穴11を含む鉛直な基準面S2よりも右方に配置されている。
したがって、液圧発生装置1を前後方向から見たときに、第一シリンダ穴11の中心点(軸線L1)、第二シリンダ穴21の中心点(軸線L2)および出力軸24aの中心点(軸線L4)を結んだ線が三角形となる位置関係に配置されている。つまり、液圧発生装置1を前後方向から見たときに、第一シリンダ穴11(マスタシリンダ10)を三角形の頂点として、その三角形の底辺の左右端部に第二シリンダ穴21(スレーブシリンダ20)および出力軸24a(モータ24)が配置されている。
基体100の右側面101dには、図9に示すように、複数の装着穴110が開口している。本実施形態では、十五個の装着穴110が縦五列、横三列に略等間隔に並べられている。各装着穴110は、第一シリンダ穴11よりも上方となる領域(右側面101dの上半分の領域)に配置されている。
なお、図3は、制御装置90のハウジング91から蓋部材94および制御基板95を取り外した状態を示している。
各装着穴110に装着された各電磁弁Vおよび各圧力センサPの先端部は、図6に示すように、右側面101dから突出している。
ハウジング91は、周壁部91aと、周壁部91aの右側の開口部を密封している蓋部材94(特許請求の範囲における「密封部材」)と、を備えている。周壁部91aは、右側面101dに取り付けられている(図2参照)。
ハウジング91は、右側面101dから突出した各電磁弁Vおよび各圧力センサPを覆った状態で、右側面101dに取り付けられている。
ハウジング91の周壁部91aに形成された取付穴に挿入したボルトを右側面101dのねじ穴に螺合させることで、ハウジング91が右側面101dに固着されている。
制御基板95は、各種センサから得られた情報や、予め記憶させておいたプログラムなどに基づいて、各電磁弁Vおよびモータ24の作動を制御する。
制御基板95は、図3に示すように、電子回路がプリントされた略長方形の基板本体95aに複数の電子部品96を取り付けたものである。
図6に示すように、基板本体95aにおいて、部品取付領域95bの裏側(左側)の面には、モータ用FET(Field Effect Transistor)や電流検出用抵抗部品などの複数の電子部品96が取り付けられている(図3参照)。
部品取付領域95bに取り付けられた各電子部品96は、各電磁弁Vおよび各圧力センサPよりも下方に配置されている。
蓋部材94の内面(左側の面)には、右側面101d側に向けて突出した放熱部94aが形成されている。放熱部94aは、蓋部材94の一部を左側(基体100側)に向けて突出させた金属製の突出部である。
外部接続用コネクタ92は、外部配線ケーブル(図示せず)の端部に設けられたコネクタが接続される部位である。外部接続用コネクタ92は、上部101の前面101aの前方に延在している。
モータ接続用コネクタ93は、外部接続用コネクタ92の下方に配置されている。モータ接続用コネクタ93は、ケーブル(図示せず)を介してモータ24のモータ用コネクタ24cに接続される部位である。
また、本実施形態の液圧発生装置1では、各電磁弁Vおよび各圧力センサPが第一シリンダ穴11よりも上方に全て集約されている。これにより、各電磁弁Vおよび各圧力センサPを、第一シリンダ穴11や第二シリンダ穴21の位置に影響されることなく、基体の右側面101dに配置することができる。
したがって、本実施形態の液圧発生装置1では、ハウジング91内に各電磁弁Vおよび各圧力センサPを効率良くレイアウトすることができ、各電磁弁Vおよび各圧力センサPを基体1の右側面101dにコンパクトに配置することができるため、基体100を小型化することができる。
これにより、液圧発生装置1では、基体100に対して一方向(後方)から各シリンダ穴11,21,41を加工することができる。また、液圧発生装置1では、各シリンダ穴11,21,41および出力軸24aに対して一方向(後方)から各種部品を組み付けることができる。
このように、液圧発生装置1では、基体100への各シリンダ穴11,21,41の加工性や各種部品の組み付け性を向上させることができるため、液圧発生装置1の製造効率を高めることができる。
特に、本実施形態では、モータ用FETや電流検出用抵抗部品などの電子部品96が取り付けられた部品取付領域95bに放熱部94aが当接している。したがって、電子部品96の熱が放熱部94aに直接的に伝わるため、制御基板95の熱を効率良く蓋部材94に伝えることができる。
本実施形態の液圧発生装置1では、図3に示すように、電磁弁Vおよび圧力センサPが第一シリンダ穴11よりも上方に全て集約して配置されているが、電磁弁Vおよび圧力センサPを第一シリンダ穴11よりも下方に全て集約して配置してもよい。
例えば、駆動伝達部25の後方にモータ24を配置し、モータ24から前方に向けて突出した出力軸24aを駆動伝達部25に接続してもよい。このように、スレーブシリンダ20、駆動伝達部25およびモータ24を直線状に配置してもよい。
図10の制御基板95では、基板本体95aの部品取付領域95bの表側にモータ用FETや電流検出用抵抗部品などの電子部品96が取り付けられており、その部品取付領域95bの裏側に放熱部150の先端面が当接している。
これにより、制御基板95の熱を放熱部150を通じて効率良く基体100に伝えることができる。
また、本実施形態の液圧発生装置1では、スレーブシリンダ20がシングルピストン型のシリンダであるが、タンデムピストン型のシリンダによってスレーブシリンダ20を構成してもよい。
2a 第一メイン液圧路
2b 第二メイン液圧路
3 分岐液圧路
4 共通液圧路
5a 第一連通路
5b 第二連通路
6 第一圧力センサ
7 第二圧力センサ
8 常閉型電磁弁
10 マスタシリンダ
11 第一シリンダ穴
12a 底面側の第一ピストン
12b 開口側の第一ピストン
16a 底面側圧力室
16b 開口側圧力室
20 スレーブシリンダ
21 第二シリンダ穴
22 第二ピストン
24 モータ
24a 出力軸
24b 駆動側プーリー
25 駆動伝達部
25a ロッド
25b ナット部材
25c 従動側プーリー
25d ベルト
25e カバー部材
26 圧力室
30 液圧制御装置
31 入口弁
32 出口弁
40 ストロークシミュレータ
41 第三シリンダ穴
42 第三ピストン
44 蓋部材
45 圧力室
51 第一切替弁
52 第二切替弁
61 第一遮断弁
62 第二遮断弁
73 スレーブシリンダ補給路
73a 分岐補給路
73b チェック弁
74 戻り液路
80 リザーバタンク
90 電子制御装置
91 ハウジング
91a 周壁部
92 外部接続用コネクタ
93 モータ接続用コネクタ
94 蓋部材(密封部材)
94a 放熱部
95 制御基板
95a 基板本体
95b 部品取付領域
96 電子部品
100 基体
101 上部
101d 右側面
102 下部
103 フランジ部
103a モータ取付面
103b 駆動伝達部取付面
103c 挿通穴
105 スタッドボルト
A 車両用ブレーキシステム
B ダッシュボード
BR 車輪ブレーキ
BP ブレーキペダル
R ロッド
W ホイールシリンダ
Claims (8)
- 基体と、
前記基体に取り付けられたモータと、
ブレーキ操作子に連結された第一ピストンによってブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダと、
前記モータを駆動源とする第二ピストンによってブレーキ液圧を発生させるスレーブシリンダと、を備え、
前記基体は、
前記第一ピストンが挿入される有底の第一シリンダ穴と、
前記第二ピストンが挿入される有底の第二シリンダ穴と、を有し、
前記第一シリンダ穴の軸線、前記第二シリンダ穴の軸線および前記モータの出力軸の軸線が並列に配置されており、
前記基体の第一側面に複数の電磁弁が取り付けられ、
前記第一シリンダ穴は、前記第一側面に隣接する前記基体の第二側面に開口しており、
前記各電磁弁は、前記第一シリンダ穴よりも上方または下方の一方に全て集約して配置されていることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項1に記載の液圧発生装置であって、
前記第一シリンダ穴および前記第二シリンダ穴は前記基体の前記第二側面に開口していることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項1または請求項2に記載の液圧発生装置であって、
前記第二シリンダ穴および前記出力軸は、前記第一シリンダ穴よりも下方に配置されていることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液圧発生装置であって、
前記第二シリンダ穴および前記出力軸は、前記第一シリンダ穴の軸線を含む鉛直な基準面の左右に配置されていることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の液圧発生装置であって、
前記基体の前記第一側面には、前記モータを制御する電子制御装置が取り付けられており、
前記電子制御装置に設けられた電子部品は、前記各電磁弁よりも下方に配置されていることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項5に記載の液圧発生装置であって、
前記電子制御装置は、
前記基体の前記第一側面に取り付けられたハウジングと、
前記ハウジング内に収容された制御基板と、を備え、
前記ハウジングの開口部を密封している密封部材には、前記制御基板に当接している放熱部が設けられていることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項5に記載の液圧発生装置であって、
前記電子制御装置は、
前記基体の前記第一側面に取り付けられたハウジングと、
前記ハウジング内に収容された制御基板と、を備え、
前記基体の前記第一側面には、前記制御基板に当接している放熱部が設けられていることを特徴とする液圧発生装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の液圧発生装置であって、
付勢された第三ピストンによって前記ブレーキ操作子に擬似的な操作反力を付与するストロークシミュレータを備え、
前記基体は、前記第三ピストンが挿入される有底の第三シリンダ穴を有し、
前記第三シリンダ穴の軸線は、前記第一シリンダ穴の軸線に並列に配置されており、
前記第一シリンダ穴、前記第二シリンダ穴および前記第三シリンダ穴は前記基体の前記第二側面に開口していることを特徴とする液圧発生装置。
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