JPH0586737U - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

車両用ブレーキ液圧制御装置

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JPH0586737U
JPH0586737U JP2884192U JP2884192U JPH0586737U JP H0586737 U JPH0586737 U JP H0586737U JP 2884192 U JP2884192 U JP 2884192U JP 2884192 U JP2884192 U JP 2884192U JP H0586737 U JPH0586737 U JP H0586737U
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幸雄 須藤
雅彦 原
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホイールシリンダ内の減圧用の電磁開閉弁等
の開閉手段と、リザーバとを互いに近接配備して、装置
本体の小型化および構成の簡素化を図る。 【構成】 装置本体80のハウジング81の内部に、下
側小径部102Aと上側大径部102Bを有する収容孔
102を形成し、下側小径部102A内にスプリング4
21とピストン422を嵌装してリザーバ42を構成
し、上側大径部102B内に電磁流出弁52Cを組込ん
だ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のブレーキ液圧を制御してスリップの発生を防止するための車 両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の制御装置としては、例えば、特開昭59−11950号公報に 記載されたものが知られている。
【0003】 かかる制御装置は、制動時のスリップ制御(アンチロックブレーキ制御)のた めに装置本体内に減圧用の電磁開閉弁とリザーバを備えていて、車輪に備わるホ イールシリンダ内のブレーキ液圧を電磁開閉弁を介してリザーバ内に逃がすこと により、ホイールシリンダ内のブレーキ液圧を低下させて車輪のロック傾向を解 消するようになっている。この制御装置にあっては、前記の電磁開閉弁とリザー バのそれぞれが装置本体内の離間した位置に独立して構成されていて、前者の電 磁開閉弁の出力ポートと後者のリザーバのブレーキ液圧貯留室との間が屈曲した 液路によって連通されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の制御装置では、減圧用の電磁開閉弁とリザーバのそ れぞれが装置本体内にて離間して構成されているため、装置本体の大型化を招く おそれがあった。
【0005】 本考案の目的は、ホイールシリンダ内の減圧用の電磁開閉弁等の開閉手段と、 リザーバとを互いに近接配備して、装置本体の小型化および構成の簡素化を図る ことができる車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案の車両用ブレーキ液圧制御装置は、装置本体に、ブレーキ操作力に応じ たブレーキ液圧を出力するマスターシリンダと車輪に備わるホイールシリンダと の間に接続される第1の接続管路を開閉制御するための第1の開閉手段と、前記 ホイールシリンダに第2の接続管路を介して接続されてブレーキ液を貯留可能な リザーバと、前記第2の接続管路を開閉制御するための第2の開閉手段とを備え た車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記リザーバは、前記装置本体に形成 されて一方向側に開口部を有する孔と、該孔内に当該孔の開口部から摺動自在に 嵌装されて該孔内の開口部側にブレーキ液の貯留空間を形成するピストンとを有 し、前記第2の開閉手段は前記孔の開口部に備えられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の車両用ブレーキ液圧制御装置は、装置本体に形成した1つの孔内に、 ホイールシリンダ内の減圧用の電磁開閉弁等の開閉手段とリザーバとを組込むこ とにより、それら開閉手段とリザーバとを近接配備して、装置本体の小型化およ び構成の簡素化を可能とする。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 まず、ブレーキ液圧回路の構成を図1により説明する。
【0010】 図1において、10は第1および第2の液圧発生室を有するマスターシリンダ であり、ブレーキ液を貯留するリザーバ11を備え、ブレーキペダル12の踏込 み量に応じて液圧を発生する。20は各車輪21に備えられたホイールシリンダ であり、以下右前輪21FRのホイールシリンダを20FR,左前輪21FLの ホイールシリンダを20FL,右後輪21RRおよび左後輪21RLのホイール シリンダをそれぞれ20RRおよび20RLと称す。
【0011】 本実施例においては、後輪21RRおよび21RLが駆動輪、前輪21FRお よび21FLが従動輪であり、前後輪には各々車輪の回転数を検出する車輪速度 センサ22Aおよび22Bが設けられている。マスターシリンダ10の第1液圧 発生室は、第1通路31とこれから分岐する第1分岐通路31Aおよび31Bと を介してそれぞれ左右後輪のホイールシリンダ20RLおよび20RRと接続さ れている。また、マスターシリンダ10の第2液圧発生室は、第2通路32とこ れから分岐する第2分岐通路32Aおよび32Bとを介してそれぞれ左右前輪の ホイールシリンダ20FLおよび20FRと接続されている。
【0012】 さらに、第1の通路31から分岐する第1の循環通路33には第1のリザーバ 41が接続され、また第2の分岐通路32Aおよび32Bからそれぞれ分岐する 第2の循環通路34Aおよび34Bには第2のリザーバ42が接続されている。 第1の通路31と第1の循環通路33との分岐部近傍には、駆動輪である後輪の ホイールシリンダ20RLおよび20RRの液圧を制御する第1電磁流入弁51 Aおよび第1電磁流出弁52Aが備えられている。また、第2分岐通路32Aお よび32Bと第2の循環通路34Aおよび34Bとの分岐部近傍には、前輪ホイ ールシリンダ20FLおよび20FRのそれぞれの液圧を制御する第2電磁流入 弁51B,第2電磁流出弁52Bおよび第3電磁流入弁51C,第3電磁流出弁 52Cが設けられている。上記第1,第2および第3の電磁流入弁51A,51 Bおよび51Cは、それぞれのポート間にチェックバルブ36A,36Bおよび 36Cが接続された常開の2ポート2位置電磁弁、第1ないし第3の電磁流出弁 52A〜52Cは常閉の2ポート2位置電磁弁であり、それぞれ後述するコント ローラ60からの信号により制御される。なお、各電磁流入弁および電磁流出弁 をそれぞれ一体化して3ポート3位置電磁弁として構成してもよいことはもちろ んである。
【0013】 次に、70Aおよび70Bはモータ71によって駆動される、例えばプランジ ャ型の第1および第2のポンプであり、それぞれの吸入側は、チェックバルブ7 2Aおよび72Bを介して第1および第2のリザーバ41および42に接続され 、第1のポンプ70Aの吐出側は、チェックバルブ72Cを介して第1通路31 に接続され、また第2ポンプ70Bの吐出側は、チェックバルブ72Dを介して 第2通路32に接続されている。さらに、それぞれのチェックバルブ72Cおよ び72Dの上流側には第1および第2のダンパー73Aおよび73Bが接続され ている。また、モータ71もコントローラ60からの信号により制御される。
【0014】 コントローラ60はマイクロコンピュータにより構成され、ブレーキペダルス イッチ23によるブレーキ作動検知時に、車輪速度センサ22Aおよび22Bに て検出されたデータを制御プログラムに従って、入力および演算し、第1ないし 第3の電磁流入弁51A〜51C,電磁流出弁52A〜52Cおよびモータ71 を駆動制御する。
【0015】 次に、このような構成のブレーキ液圧回路による動作について説明する。
【0016】 (1)通常ブレーキ動作時 アンチロック制御が行われない通常ブレーキ動作時においては、第1ないし第 3の電磁流入弁51A〜51Cは開,第1ないし第3の電磁流出弁52A〜52 Cは閉の状態にあり、マスターシリンダ10に対して、駆動輪である後輪のホイ ールシリンダ20RRおよび20RLと、従動輪である前輪のホイールシリンダ 20FRおよび20FLとが連通されている。
【0017】 従って、ブレーキペダル12が踏込まれると、第1液圧発生室の液圧は、第1 通路31および第1分岐通路31A,31Bを介してそれぞれ後輪のホイールシ リンダ20RLおよび20RRに、また第2液圧発生室の液圧は、第2通路32 および第2分岐通路32A,32Bを介してそれぞれ前輪のホイールシリンダ2 0FLおよび20FRに、それぞれ独立性を保って及ぼされる。
【0018】 (2)アンチロック制御時 アンチロック制御は左および右前輪と後輪とが各々独立して行われる。前後輪 共同様の制御であるから代表的に後輪につき説明する。
【0019】 ブレーキペダル12を踏込んだブレーキ動作時に、つまり、ブレーキペダルス イッチ23がブレーキペダル作動を検知した時に、車輪速度センサ22Aおよび 22Bからの入力に基づくコントローラ60での判断の結果、アンチロック制御 を行う必要があるとされたときには、コントローラ60は第1電磁流入弁51A を閉とし、第1電磁流出弁52Aを開として、後輪のホイールシリンダ20RL および20RRのブレーキ液を第1のリザーバ41に抜き減圧すると共に、モー タ71を駆動し、第1のポンプ70Aによってダンパー73Aにブレーキ液を蓄 圧して再増圧にそなえる。
【0020】 そして、後輪のホイールシリンダ20RLおよび20RRの液圧を保持すると きには、第1電磁流入弁51Aを閉のまま、第1電磁流出弁52Aをも閉とする 。また、再増圧のときには、第1の電磁流入弁51Aを開、第1の電磁流出弁5 2Aを閉とすることにより、第1のダンパー73Aに蓄圧されたブレーキ液を第 1通路31に戻して、後輪のホイールシリンダ20RLおよび20RRを再増圧 する。
【0021】 かくて、上記の減圧,保持および再増圧の動作が繰返されアンチロック制御が 行われる。
【0022】 (3)アンチロック制御中のブレーキ動作解除 アンチロック制御中にブレーキ動作が解除されると、アンチロック制御は中止 される。つまり、後輪に対する制御を代表して説明すると、第1の電磁流入弁5 1Aは開、第2の電磁流出弁52Aは閉の通常ブレーキ可能状態となる。このと き、リザーバ41にブレーキ液が残っていると、該残液は、マスターシリンダ1 0におけるピストンの戻りストロークによってそのマスターシリンダ10に戻さ れる。
【0023】 次に、図2,図3および図4を用いて、ブレーキ液圧制御装置の本体主要部の 構成について説明する。本例の装置本体80は、ハウジング81とカバー82と の結合によって成り、その内部には、図1中に示すブレーキ液圧回路中の2点鎖 線で囲んだ回路構成部品(モータ71を除く)が組込まれている。
【0024】 カバー82は、ボルト83(図2参照)によってハウジング81の上部に結合 されており、そのハウジング81の一側部には、マスターシリンダ10の第1お よび第2の液圧発生室に対する第1および第2の接続ポートP1 およびP2 が設 けられている。また、カバー82の上部には、右前輪,左前輪および後輪(左右 の後輪)のホイールシリンダに対する第3,第4および第5の接続ポートP3 , P4 およびP5 が設けられている。
【0025】 図2は、図1中の第3電磁流入弁51C、第3電磁流出弁52Cおよび第2リ ザーバ42の構成を示す。電磁流入弁51Cはハウジング81に形成された収容 孔101内にて構成され、また電磁流出弁52Cおよび第2リザーバ42はハウ ジング81に形成された収容孔102内にて構成されている。
【0026】 収容孔102の下側小径部102Aには、その上方側からスプリング421お よびピストン422が挿入され、そのスプリング421は、小穴102Cが形成 された収容孔102の底部とピストン422との間に介在されている。ピストン 422は下側小径部102A内にて上下方向摺動自在に嵌装され、その上側外周 部および下側スカート部分の外周部には、Oリング(シール部材)423および 低摩擦係数の摺動部材424が嵌合されている。これにより、ピストン422の 上方空間をブレーキ液の貯留室Rとするリザーバ42が構成されている。
【0027】 貯留室Rを形成する収容孔102の側部にはポンプ70B(図1参照)に連通 する通路孔104(図1中の「第2の循環路34A」の一部に相当)が形成され 、また収容孔101の底面部には、マスターシリンダ10(図1参照)との接続 用の接続ポートP2 に連通する通路孔103(図1中の「第2の分岐通路32A 」の一部に相当)が形成されている。
【0028】 電磁流入弁51Cおよび電磁流出弁52Cはそれぞれ有底筒状のケーシング5 11および521を備え、先端側内部の小径部位511Aおよび521Aに、略 円筒状のバルブシート512および522と、該バルブシートの上端側段差部の 上面に当接したブッシュ513および523が圧入固定されている。ブッシュ5 13の上方には磁性材で形成された筒状のステータ514が圧入固定されている 。上記バルブシート512,522は、内部軸方向にポート部たる段差状の油通 路515,525が貫通形成されていると共に、該油通路の内部孔縁に円錐状の シート面が形成されている。上記油通路515,525は、上記小径部位511 A,521Aと連通する通孔511B,521Bを介して、それぞれマスターシ リンダ10(図1参照)に連通する通路孔103および貯留室Rに連通している 。
【0029】 さらに、ケーシング511および521にはその外周部に、軸線方向に沿って 切欠き溝511Cおよび521Cが対峙関係で形成されると共に、該切欠き溝5 11Cおよび521Cに開口する半径方向孔511Dおよび521Dが形成され ている。また、図中516および526はケーシング511および521の他端 開口にカシメ固定された磁性材のバルブカバーであって、バルブカバー526は ステータをも兼用している。これらのバルブカバー516および526には、そ の上部内周にアッパーブッシュ517および527が装着されている。一方、バ ルブカバー516の下部内周には下端部が上記ステータ514の上部外周に圧入 された非磁性材の円筒部材518が固定されている。ステータをも兼用したバル ブカバー516にあっては、その下部外周に非磁性材の円筒部材528が固定さ れている。519および529は、上記ステータの内部に上下動可能に配置され た長軸状のステンレス鋼からなる弁体であり、これらの弁体において、ブッシュ 513および523の孔内に摺動自在に支持された先端側には、上記シート面に 離着座して油通路515および525を開閉する球面状の弁部519Aおよび5 29Aが形成されている。
【0030】 そして、常開の電磁流入弁51Cにあっては、上記円筒部材518内を摺動す る筒状のアーマチュア519Bが後端部付近に圧入固定されており、常閉の電磁 流出弁52Cにあってはアーマチュア529Bが弁部529Aの近傍に圧入固定 されている。また、弁体519および529の後端部519Cおよび529Cが 、上記アッパーブッシュ517および527の中空部517Aおよび527A内 に摺動自在に支持されている。また、弁体519は、アーマチュア519Bとブ ッシュ513との間に弾装された圧縮スプリング5120によって開方向に付勢 され、弁体529は、アーマチュア529Bとブッシュ527との間に弾装され た圧縮スプリング5220によって閉方向に付勢されている。さらに上記ケーシ ング511および521内には、上記ステータを励磁する電磁コイル5121お よび5221がそれぞれ収納されている。
【0031】 なお、5122は通孔511Bの入口に設けられたフィルタ、5123および 5223はウェーブワッシャである。
【0032】 このように、電磁流入弁51Cは、ケーシング511およびバルブカバー51 6の内部にて構成され、そして収容孔101内に嵌装されて、収容孔101の段 差部101Cとカバー82との間にて挾持されている。同様に、ケーシング52 1およびバルブカバー526の内部にて構成された電磁流出弁52Cは、収容孔 102内に嵌装され、そして収容孔102の段差部102Cとカバー82との間 にて挾持されて、リザーバ42の上方に位置する。
【0033】 さらに、前述の切欠き溝511Cおよび512Cと、電磁流入弁51Cおよび 電磁流出弁52Cのバルブカバー516および527の上端開口のそれぞれは、 図示しない連通路を介して前述の第3の接続ポートP3 に連通されている。
【0034】 しかして、このような電磁流入弁51Cと電磁流出弁52Cとの組合わせにな る切換制御手段は、そのエア抜きに際し、ペダル12(図1参照)の踏込みを行 うとマスターシリンダ10からのブレーキ液は電磁流入弁51Cの油通路515 へ流入し、ステータ514の中を通り、アッパーブッシュ517の中空部517 Aへ流出する。そして、図示しない連通路および第3の接続ポートP3 (図1参 照)を経てホイールシリンダ20FRへ抜ける。従って、電磁流入弁51C内部 のエアも、この通りにホイールシリンダ20FR側へ抜ける。さらに、マスター シリンダ10からのブレーキ液は、半径方向孔511D,切欠き溝511C,図 示しない連通路,および第3の接続ポートP3 (図1参照)を通ってもホイール シリンダ20FRへ抜ける。ゆえに、電磁流入弁51Cの外周部にはエアだまり ができない。
【0035】 また、電磁流入弁51Cを閉止しかつ電磁流出弁52Cを開放し、電磁流出弁 52Cを介してホイールシリンダ20FRとリザーバ42の貯留室Rとを連通さ せると、貯留室R内は低圧であるから、ホイールシリンダ20FRのブレーキ液 は貯留室R側へ流入する。このとき、電磁流出弁52Cおよび貯留室R内のエア は、油通路525より円筒部材528とアーマチュア529Bとの間、およびバ ルブカバー526内を通ってブッシュ527の中空部527Aへ流出する。そし て、図示しない連通路および第3の接続ポートP3 (図1参照)を経てホイール シリンダ20FRへ抜ける。一方、半径方向孔521D,切欠き溝521C,図 示しない連通路,および第3の接続ポートP3 (図1参照)からもホイールシリ ンダ20FR側へ抜けて行く。ゆえに、電磁流出弁52Cの外周部にもエアだま りができない。
【0036】 ところで、リザーバ42と電磁流出弁52Cが同一の収容孔102の下側小径 部102A内と上側大径部102B内にて構成されて、電磁流出弁52Cの通孔 521Bが直接的にリザーバ42の貯留室R内と連通しているため、それらリザ ーバ42と電磁流出弁52Cとを近接配備して、装置全体の小型化が可能となる 。しかも、リザーバ42のピストン422が収容孔102の図4中上方から嵌装 されて、スプリング421の下端部が収容孔102の底部に当接しているため、 その収容孔102の底部がスプリング421のストッパーとしての機能を果たす ことになる。つまり、装置本体80のハウジング81の一部がスプリング421 のストッパーとなり、スプリング421の圧縮時の力が剛性の高いハウジング8 1によって確実に受けられることになる。ちなみに、従来にあっては、スプリン グ421の端部に当接するプラグ(ストッパー部材)がボルト等によってハウジ ング81に固定されており、装置全体の構成の複雑化および大型化を招くと共に 、プラグとして強度が高くて信頼性のあるものを採用しなければならないために 装置全体の高価格化を招くという問題があった。
【0037】 なお、他の電磁流入弁51A,51Bおよび電磁流出弁52A,52B(図1 参照)は、それぞれ前述した電磁流入弁51Cおよび電磁流出弁52Cと同様に 構成され、また、電磁流出弁52Aの下方位置に、前述したリザーバ42と同様 のリザーバ41が構成されている。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の車両用ブレーキ液圧制御装置は、装置本体に形 成された1つの孔内に、ホイールシリンダ内の減圧用の電磁開閉弁等の開閉手段 とリザーバとを組込んだ構成であるから、それら開閉手段とリザーバとを近接配 備して、装置本体の小型化および構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を説明するためのブレーキ液
圧回路の構成図である。
【図2】本考案の一実施例を説明するための装置本体の
断面図である。
【図3】図2のIII 矢視図である。
【図4】図2の部分拡大図である。
【符号の説明】
42 リザーバ 421 スプリング 422 ピストン 51C 電磁流入弁(第1の開閉手段) 52C 電磁流出弁(第2の開閉手段) 80 装置本体 81 ハウジング 82 カバー 102 収容孔 102A 下側小径部 102B 上側大径部 R 貯留室(貯留空間)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に、ブレーキ操作力に応じたブ
    レーキ液圧を出力するマスターシリンダと車輪に備わる
    ホイールシリンダとの間に接続される第1の接続管路を
    開閉制御するための第1の開閉手段と、前記ホイールシ
    リンダに第2の接続管路を介して接続されてブレーキ液
    を貯留可能なリザーバと、前記第2の接続管路を開閉制
    御するための第2の開閉手段とを備えた車両用ブレーキ
    液圧制御装置において、 前記リザーバは、前記装置本体に形成されて一方向側に
    開口部を有する孔と、該孔内に当該孔の開口部から摺動
    自在に嵌装されて該孔内の開口部側にブレーキ液の貯留
    空間を形成するピストンとを有し、 前記第2の開閉手段は前記孔の開口部に備えられている
    ことを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。
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